新聞の良さを考える - NIE 教育に新聞を

NIE実践報告
1.タイトル:新聞に親しみ、新聞の良さを考える
2.学校名
東京都北区立滝野川第三小学校
3.実践者名(代表者名)
清水 隆志
4.学年
第4学年
5.教科・領域名および受講児童・生徒数
総合的な学習の時間・37名
6.単元(本時の学習課題)名
新聞の良さを考えよう
7.目標(狙い)
テレビニュース、インターネット、新聞の特性を比較することで、新聞の良さについて考える。
8.評価の視点
テレビニュース、インターネット、新聞の比較を通して、新聞のもっている良さについて気づいている。
9.年間指導計画における本単元の位置づけと時数
(または、単元展開および時数と本時の位置づけ)
・新聞に親しもう:大きい文字・小さい文字探し(1時間)、新聞スクラップ作り(4時間∼不定期実施)
・新聞の良さを考えよう:なぜ新聞を取っているのか(1時間)、新聞の良さを考えよう(2時間)
10.単元(本時)の学習展開(含む時数)と留意点
①自分の家では新聞をとっているか調べる。
∼「新聞をとっていないのは変」といった認識が広がらないようにし、とっていない家庭の児童へ配慮する
②自分の家では、なぜ新聞を(とっているのか・いないのか)予想する。
③自分の家で、新聞を(とっている・とっていない)理由を調査する(インタビュー:宿題)
④新聞を(とる・とらない)理由について報告し合い、クラス全体で共有する。
∼「インターネットでニュースを見れるから」などの児童の発表から、新聞以外の情報源について話題を広
げ、⑤の活動との接続を計る
⑤同じ事象(箱根駅伝)についての、テレビニュース・インターネットのウェブサイト・新聞を見て、それぞ
れの特性について考える。
⑥テレビ・インターネットと比べ、新聞にはどのような良さがあるか考え、発表する。
⑦学習を通して感じたことや考えたことを書く。
11.児童・生徒の反応、感想・意見
新聞の良さ:・新聞には、繰り返し読める良さがある ・新聞には、わかりやすい説明(解説)がついている
・記事の大きさで、重要さがわかる ・ニュースよりも詳しい ・とっておくことができる
感想:新聞をとっていなかったので、こんなに便利な物だとは知らなかった
12.成果と課題
【成果】①NIEへの取り組みを通して、それまで新聞を読んでいなかった児童が読むようになったり、読ん
でいた児童も読む記事のジャンルが広がったりと、新聞に対する興味・関心を高めることができた。②新聞ス
クラップを繰り返す内に、「文章の大事な所はどこか」を意識しながら読む児童が増え、要約の質が上がって
きた。③新聞やテレビなどのメディアの特性について理解し、情報を選択していく基礎を養うことができた。
【課題】①小学生新聞を中心に活用したので、一般紙も積極的に活用したい。②新学習指導要領の実施前だっ
たので、NIEに取り組む時間の確保が難しかった。③日頃から新聞を読み、教材となる記事を集めておく。