BBS G NEWS Vol.14

N
E
W
Vol.14
S
<冬の黒姫>
特 集
経営を4倍スピードアップする
クォータリー・マネジメント
日本セキュアジェネレーション株式会社設立
『指紋認証分野の専門企業が
BBSグループに加わりました』
ご 挨 拶
2000年を迎え、日本企業の経営は今、変革期を迎えています。
そのため企業の多くが環境の変化に即応出来るような経営のス
ピード化を目指しています。また、企業に勤める社員の意識改
革もバブル期以降本格的に始まっています。日本企業の人事政
策の基本は、従来の
「年功序列」の考え方から抜け出せないもの
が多く、優秀な人材の流動化への対応を迫られています。これ
<セミナー報告>
からの企業の課題として、優秀な人材を確保するために企業自
『統合会計ソリューションコンファレンス '99
東京/大阪』
身が魅力ある独自の価値観を見いだす必要性があるのです。
今回のBBS GROUP NEWS Vol.14では、企業経営のスピード
化と社員の適切な業績評価の手法「クォータリー・マネジメン
<実践シリーズ>
『e-コマースとセキュリティ』
<トピックス>
● ファイナンシャルブレイン太田昭和誕生
● BBSグループホームページの拡充
● BBS本社−New Office−のお知らせ
ト」についてとり上げ、激しい経済競争の中での新しいマネジ
メントを提案しております。
皆様のご参考となれば、幸いでございます。
取締役社長
堀 内 英 紀
特 集
経営を4倍スピードアップする
1. なぜクォータリー・マネジメントなのか?
∼「スピード」と「コミットメント」による“Change Management”∼ 経済がグローバル化する中で激しい競争に晒される日本企業が生き残るため、今こそマネジメントスタイルの本質的な
革新“Change Management”が求められています。それを実現するための最適な仕組みとして、経営を4倍スピード
アップできるクォータリー・マネジメント(以下QM)を提案致します。
<クォータリー・マネジメントのコンセプト>
経営環境の変化
経済のグローバル化
会計制度上のニーズ
クォータリー・
マネジメント
スピード
・四半期ごとの
マネジメントサイクル
・正確な評価
・納得性の高い処遇
マネジメント・
スタイルの変革
スピード経営の実現
社員のモチベーション・
生産性の向上
ナレッジワーカーの重要性
55年体制の崩壊
コミットメント
・個人の自律性
・マーケッ
トバリューに
基づく成果主義
企業価値の最大化
(1) 経営のスピードアップ
アメリカの上場企業は、SEC基準による四半期ごと
さらに、目標設定→評価→処遇というマネジメントサ
の連結決算が求められます。日本においても国際会計
イクルが従来の1年(または半年)から四半期に短縮
基準による決算が求められる中、QMはこうした会計
されることで、直近の実績に基づく正確な評価と妥当
制度上のニーズに応えることに加え、人材の評価・処
性のある処遇が可能となります。これが企業革新の担
遇をも四半期ごとに行います。これにより、企業経営
い手である社員の更なるモチベーションアップにつな
における車の両輪ともいえる「計数管理と人事管理」
がるのです。
が共に四半期サイクルで回転すること、すなわち年に
4回の決算を行うことになり、市場変化に即応する理
想的な経営スピード化が実現されるのです。
(2)コミットメントに基づくマネジメント
近年の経済のソフト化により、ナレッジワーカーが
います。ナレッジワーカーの生産性向上には、コミッ
業務推進の主流になっています。ブルーカラーを対象
トメントによる仕事への能動的なスタンスと成果への
とした労務管理から出発した、学歴・年齢・性別など
評価・インセンティブによる動機づけが最も有効だか
の属性を中心とする伝統的なマネジメントは、もはや
らです。マネジメントによる効果を最大化するための
立ち行かなくなっているだけでなく、大きな矛盾をも
人事制度の改革には、コミットメントという明確な契
引き起こしています。
約概念を導入し、マネジメントスタイルを根本的に変
BBSの提案するQMは、評価の尺度を「何をどれだ
けやる」という個人の自主的なコミットメントに置いて
革することが求められています。
クォータリー・マネジメント
<クォータリー・マネジメントの運用>
毎年2月
第1Step
年度
コミットメント
プラン
(Quarter Start)
第2Step
コミットメント設定
(難易度の反映)
(ローリング)
目標型課題展開
目標型解決プラン
シナリオ策定
第3Step
(Quarter End)
上司による指導
(本人の要求ベース)
アクション
の見直し
評価
(差異分析)
何が問題・課題?
Next Phase-Plan
Process-指導
・Planning重視
次のQuarterへ ・Planの見直し
反映
Result-指導
2. クォータリー・マネジメントにおける人事制度
∼マーケットバリューに基づく処遇∼
<クォータリー報酬の構成>
従来の人事制度では、社員の報酬は年齢、
勤続年数(年功序列)あるいは保有能力(職
ク
能資格制度)をもとに決定されてきました。 ォ
QMはそのような属人的要因を排し、人材
の市場価値を処遇の基準とするMVP制度
(マーケットバリューパーソネル)を大き
な特徴としています。
ー
タ
リ
ー
報
酬
クォータリー
インセンティブ
クォータリー
フィー
MVP制度では、個々の職務内容と本人の
・コミットメントの実現度に
応じて決定
・成果連動型
・変動的、ゼロもありうる
・コミットメントレベルのMVP
(Market Value Personnel)
評価によって決定
・毎月の給与として支給
・固定的、保証部分
コミットメントをベースとしたマーケット
バリュー表によって、本人の報酬を決定し
これはいわばProduct-outからMarket-inへの評価軸
ます。報酬は、コミットメントのレベルに対応した固
の転換であり、個人にとっては年功によらない自己実
定給(クォータリー・フィー)と、四半期ごとの成果
現の大きな可能性があると同時に、自らの市場価値を
すなわちコミットメント達成率に対応した変動給(クォー
常に高める自助努力が要求される仕組みとなります。
タリー・インセンティブ)から構成されます。
3. 変革を実現する新しい仕組み
∼「ポスト55年体制」へ向けて∼
今日、戦後の日本を支えてきた55年体制が崩壊し、
目を終えつつありますが、多くの日本企業は未だそれ
21世紀に向けての新たな仕組みが形成されようとして
に代わる有効な経営管理の手法を見出せずにいます。
います。現代はまさに過渡期、変革期であると言えます。
しかし、今後はスピードとコミットメントをキー・コ
企業経営の面でも、高度成長時代の三種の神器であ
った終身雇用制、年功序列、企業内組合は既にその役
ンセプトとするQMが、新しい時代に適合した新たなマネ
ジメントシステムとして広がっていくと確信しています。
参照:
「スピード経営を実現するクォータリー・マネジメント」(1999年12月、BBS編著、PHP研究所刊)
日本セキュアジェネレーション株式会社を設立
指紋認証分野の専門企業がBBSグループに 1. セキュリティ分野で新会社を設立
昨年12月、BBSは指紋認証技術の専門会社である米国
の指紋認証マウスに関しては、使い勝手の良さと高い品
セキュジェン社と合意し、日本セキュアジェネレーション
質により、数十万人規模のインターネットバンキングで
株式会社を設立致しました。米国セキュジェン社は指紋
の利用をはじめとしたセキュリティ市場へ急速に浸透し
認証分野における専門会社として、世界最小・最軽量の
ております。
光学式指紋認証ユニット「FDMシリーズ」を開発・提供
当社では、日本におけるセキュリティニーズの高まり
しており、今回設立された日本法人はこれらの製品につ
を踏まえ、米国セキュジェン社と日本法人を設立するこ
いて日本における独占販売権を持つことになりました。
とにより、セキュリティ分野における顧客サービスをよ
特にコンピュータ用マウスに組み込んだセキュジェン社
り一層強化致します。
2. 拡大するバイオメトリクス市場
コンピュータシステムの高度利用に伴い、第三者によ
る不正アクセスや従業員による不正利用の被害も急速に
ています。
このように、今までのような記憶に頼る暗証番号を、
拡大しています。マスメディアでも報道されていますが、
より確実な仕組みに置き換える必要性が高まっており、
通信キャリアや金融機関からの個人情報の流出事故も相
人間の身体の特徴を利用したバイオメトリクスによる個
次いで発生しており、正規ユーザによる正当な利用以外
人認証システムが最近とくに注目されています。
はコンピュータシステムを使用できない仕組みが必須要
バイオメトリクスとしては、人体の特徴である指紋、
素となりつつあります。この間、ファイアウォールや暗
顔貌、掌紋、網膜、虹彩等を利用したものと、声紋や署
号化通信等のセキュリティ対策が着実にとられてきてい
名、打鍵動作等の行動上の特徴を利用したものがすでに
ますが、個々の端末やユーザのアクセス管理は数桁の暗
商品化されています。その中でも指紋については、利便
証番号で行われているというのが実情であり、不正アク
性や信頼性の面で優位性があるため、急速に普及が進ん
セスの多くも、単純なパスワードを解読されたり、ログ
でいます。
インしたまま放置されている端末が原因となって発生し
3. セキュジェン社の指紋認証技術の特長
米国セキュジェン社は、指紋認証技術の専門会社とし
米国セキュジェン社
て、1998年にシリコンバレーに設立されました。研究開
が提供する指紋認証
発グループは自動指紋認証システム(AFIS)、化学、物理
ユニットは、光学式
の分野での幅広い経験を持つエンジニアで構成されてお
で世界最小・最軽量
り、指紋認証に関してトップクラスの技術力を持ってい
であり、100%出資
ます。また、指紋認証アルゴリズムや指紋認証ユニット
の子会社で大量生産
自体に関しても、多くの特許を取得しています。
しているため、競合
指紋認証タイムレコーダ
製品と比べ高い価格
競争力を持っています。
指紋照合ロジックは、読取時の歪曲自動
補正機能を有しており、本人拒否率0.1%
以下、他人受入率0.001%以下という高い
指紋認証ユニットを組み込んだ「Eye D マウス」(左)と
指紋認証装置「Eye D ハムスター」
照合性能を実現しています。
指紋認証ユニット
加わりました
4. 広範囲での活用可能性
セキュジェン社の指紋認証ユニットは、小型・軽量で
あるため、様々な分野での利用が可能です。すでに、指
紋認証ユニットを内蔵したコンピュータ・マウスをはじ
め、ドアロック、出勤管理、ATM、家庭用機器等へ組み
込んだ製品が出荷されており、自動車メーカーではドア
ロックキーとしての技術評価が
【指紋認証技術の適用分野】
◆PC周辺機器
高機能マウスの自社ブランド販売
キーボードへの組み込みとICカードの併用
◆e-コマースと銀行業務
インターネットバンクへの顧客用マウスの提案
設備投資による損失金額の削減
インターネット利用者の3人に1人はEC利用
行われています。
構築済みのセキュリティシス
テムのアーキテクチャを変更す
◆アクセス管理・出退勤管理
ることなく、コンピュータ周辺
鍵の市場は3000億円
アルバイト要員の時間管理(コンビニ・郵便局)
機器に無理なく組み込めること
から、電子商取引やインターネ
◆セキュリティ関連業務ソフトウェア
ットバンキングでの採用もすで
先進的アプリケーションの開発
開発ツール(SDK)によるAPIの品揃え
に決まっており、爆発的な普及
の可能性を秘めています。
指紋認証機能付ATM
5. BBSグループとしての位置付け
BBSグループでは、ビジネスソリューションの重要な
柱の一つとしてセキュリティ・サービスを重視してきま
ーション・サービスの一環となるものであり、さらに一
層の顧客サービス向上につなげてまいります。
した。
今回設立した日本セキュアジェネレーションが提供す
る指紋認証ソリューションは、(株)ギャブコンサルティ
ングがすでに提供しているセキュリティコンサルティン
グサービスとともに、トータル・セキュリティ・ソリュ
ICカードと指紋認証機能を併用した「Eye D キーボード」
<日本セキュアジェネレーション株式会社の概要>
社 名:日本セキュアジェネレーション株式会社
(SecuGen Japan, Ltd.)
本 社:東京都千代田区内幸町2丁目2番地3号
資 本 金:1億4千万円
出資比率:株式会社ビジネスブレイン太田昭和 (35%)
米国SecuGen Corporation
(65%)
設 立:平成11年12月
主要役員:代表取締役会長:ジュン・ヤン・アーン
代表取締役社長:秋葉 茂隆
事業概要:指紋認証ユニットの国内組込ベンダーへ
の販売と支援
指紋認証マウスの製造・販売
売上見込:事業開始3年間で124億円
【問合せ先】
電話番号:03(3595)0341
F A X:03(3595)4868
担 当 者:堀添・武田
<セミナー報告>
統合会計ソリューションコンファレンス ’
99
東京/大阪
● はじめに
BBSとしてのグローバル時代における経営/経
『グローバル企業における企業経理の在り方』
『グループ経営が国際競争時代を勝ち抜く』
理のあり方、方向についてのセミナーと新しいソ
『戦略経営の在り方』
リューションであるC/S型会計システム「ACT-
『キャッシュフロー経営の本質』
CS」の市場での認知度向上と販売、及び「ACT-Ⅱ」
の債権債務サブモジュールの追加による更なる販
また、会場には協賛企業様の展示ブースを設け、
売強化を行うことを目的として、『統合会計ソリュ
新製品の業務補完と協業を提案いただきました。
ーションコンファレンス '99』を7月 東京・赤坂
具体的な展示内容は以下の通りです。
プリンスホテルにおいて、8月にグランビア大阪
にて開催し、両会場で500名を超える多数のご来客
■新会計基準施行に伴う相談コーナー
太田昭和監査法人:マネジメントサービスのご紹介
により成功させることができました。また、東京
においてはコンファレンス終了後、第一回のACT
ユーザー様との親睦パーティーを開催致しました。
■新連結会計制度施行に伴うソリューションパッケ
ージのご紹介
株式会社ギャブコンサルティング:ACT-GEM
● コンファレンス開催の主旨
意思決定のスピードアップを通じて経営資源を
有効活用し、新たな可能性を拓くためのACTソリ
ューションを中心に、BBSの新しい経営の考え方
を理解いただくこと、併せて新製品の発表とご紹
株式会社電通国際情報サービス:SCOPEⅡ
ハイペリオン株式会社:HYPERION ENTERPRISE
■人事給与パッケージのご紹介
日本アイテックス:PRO_STAFF 人事/給与
パッケージ
介を行うことを主旨として企画致しました。
■ネットワーク時代に向けたセキュリティ対策の
● コンファレンス内容
統合会計ソリューションの新製品として誕生し
た「ACT-CS」及び、債権債務管理機能を充実させ
ご紹介
株式会社ギャブコンサルティング:タイガーチーム
サービス
た「ACT-Ⅱ」の2つの製品発表会に先立ち、以下
の講演会を開催致しました。
● コンファレンス評
BBS主催のフェアとしては最大規模であり、か
つ過去最高の集客数となりました。既存ユーザー
のみならず新規で来場いただいた方が半数を占め、
今回のコンファレンスのテーマについて関心の高
さが伺えます。アンケートの集計結果からも最大
の関心事は、やはり連結決算の早期化、キャッシ
ュフロー、会計制度変更対応、グループ業績評価
などが上がっています。また、グループセグメン
ト会計、環境会計、EVAについても関心を持たれ
ている企業様が見受けられます。
今後、BBSはコンサルティングファームとして
求められている経営/会計の課題に対して常に先
端での情報発信をし続けていきます。
<実践シリーズ>
e-コマースとセキュリティ
㈱ギャブコンサルティング
取締役システム監査事業部長 山崎 文明
電子商取引に対する不安
期待されるセキュリティ・ポリシーの共有
情報処理技術の急速な発展とビジネスの広域化、ボーダ
電子商取引を成り立たせるためには、サプライヤーと
レス化、ビジネススピードの一層の加速といった背景の中
消費者は当然のこととして、通信を司るインターネッ
で、ビジネスのネットワーク・システムへの依存がますま
ト・プロバイダー、サプライヤーや消費者がともに実在
す高まっています。一方で、ネットワークを介した「不正
の組織であり個人であることを電子的に証明する電子認
アクセス」の問題がクローズアップされています。電子商
証局(Certification Authority)、電子認証局が発行する
取引普及の鍵は、魅力的なコンテンツとセキュリティと言
電子証明書が有効かどうかを判定するバリデーションセ
われていますが、電子商取引実証推進協議会(ECOM)が
ンター(Validation Authority)、決済を行うためにはク
1999年5月に行った電子商取引に対する意識調査では、
レジット・オーソライズ・センター(Credit Authority)
電子商取引に対する不安や短所として68%もの人が個人
との通信が必要となるなど、非常に多くの機関がネット
情報の漏洩に対する不安を挙げています。ネットワークへ
ワークを介して連動する必要があります。どの機関で不
の「侵入」や「盗聴」
、
「なりすまし」といった外部からの
正や事故が発生しても電子商取引は成り立ちません。管
攻撃や内部職員の不正による売買を目的とした個人情報の
理体制の甘い機関が一つでもあれば、安全な電子商取引
漏洩事件は、電子商取引の将来に暗い陰を落としています。
の社会基盤を築き上げることはできません。電子商取引
が社会インフラとなりつつある現在、セキュリティ・ポ
導入が進むセキュリティ・ポリシー
リスクマネジメントに対する認識が高い欧米の企業にお
リシーも単に一企業の問題ではなく、電子商取引社会全
体で共有されるべきセキュリティ・ポリシーの制定と普
及が望まれます。
いては、
「自己責任の原則」のもとに情報セキュリティを
確保するための仕組みとして「従業員の行動規範」や「コ
我が国でも金融機関や多国籍に展開している大手製造
ンピュータシステムの仕様標準」
、
「情報システムの運用管
業を中心に情報セキュリティ・ポリシーの策定、導入が
理ルール」などを明文化し、組織内での徹底を図るという
進んでいます。一方、セキュリティ・ポリシーを制定し
考え方が定着しています。これらの規範を「情報セキュリ
たいが何から手を着けて良いか判らないと言う声もよく
ティ・ポリシー」と言います。
耳にします。ギャブコンサルティングでは、セキュリテ
セキュリティ・ポリシーを定義した数少ない国内の文献
ィ・ポリシーの導入をお考えの企業にセキュリティ・ポ
として、金融機関の情報システムに関する研究を進めてい
リシーのテンプレートのご提供や適切なセキュリティ・
る財団法人金融情報システムセンター(FISC:The
ポリシーを選択する上で不可欠なリスク評価のお手伝い
Center for Financial Industry Information Systems)が発
を行っています。セキュリティ・ポリシーの導入をご検
行している「金融機関等におけるセキュリティ・ポリシー
討中のお客様はお気軽にお声をお掛け下さい。
策定のための手引き書」(1999年1月)の定義をご紹介し
ましょう。この手引き書ではセキュリティ・ポリシーとは、
「会社(もしくは組織)の情報資産(情報および情報システ
ム)を適切に保護するための会社としての安全対策に関す
Issuing
Authority
Service
Validation
Authority
る統一方針のことである。
」と定義されています。それで
は、
「情報資産が適切に保護されている」状態とはどのよ
うな状態を指すのでしょうか。一般には情報資産の機密性
(Confidentiality)
、保全性、整合性、完全性(Integrity)
、
可用性(Availability)がそれぞれ適切なレベルで保持され
Certificate
Authority
(CA)
The Internet
Credit
Authority
た状態が「情報資産が適切に保護された状態」だといわれ
ています。セキュリティ・ポリシーとは組織としてどのよ
うな姿勢で、どのような制御を行うことで「情報資産が適
切に保護された状態」を維持しようとしているのかを明文
化したものと説明されます。
日本企業でも金融機関や多国籍に展開している大手製造
業を中心に情報セキュリティ・ポリシーの策定、導入が進
んでいます。
Root CA
Consumer
Registration
Authority
T
O
P
I
C
S
ファイナンシャルブレイン太田昭和(略称FBO)誕生
BBSグループの金融ソリューション会社『日債銀
私達FBOは、BBSグループのコンサルティング、
総合システム株式会社(略称NCS)』は、2000年1月
会計ソリューション、セキュリティサービス、シス
1日付で『株式会社ファイナンシャルブレイン太田
テム監査と共に、新たなサービス、ソリューション
昭和(略称FBO)』と改称致しました。
を提供し、貴社の利益に貢献致します。
名称変更を契機にFBOは、従来の銀行/生損保の
システム構築サービス、アウトソーシングサービス
【ご連絡先】
に限らず、収益の管理、リスク管理、ABC/ABM/
ファイナンシャルブレイン太田昭和(FBO)
ABB等のコンサルティングサービス、サービサー及
電話番号:03(5386)0711
びSPCのソリューション、及びコンピュータネット
営 業 部:藤岡・泉
ワークの管理/保守、ヘルプデスクサービス等幅広
くサービスを提供致します。
BBSグループホームページの拡充
BBSのホームページをリニューアル致します。
拡充のポイントは、BBSグループの事業紹介の充
また、本誌のバックナンバーの掲載も予定してお
ります。是非ご覧下さい。
実、投資家の皆様向けのページ(一部英語)の新設、
及びパートナー企業募集のページ新設等があり、よ
BBSのホームページアドレス:
り詳細でタイムリーな情報を提供致します。
http://www.bbs.co.jp
BBS本社―New Office―のお知らせ
昨年8月にBBS本社が日比谷国際ビル14階から18階へ移転
致しました。在籍する部門も増え、社内もこれまで以上に
活気づき、より一層幅広いサービスを皆様にご提供できる
ようにと考えております。
BBS本社へのお問い合わせは以下の通りです。
住 所:東京都千代田区内幸町2-2-3日比谷国際ビル18F
電話番号:03(3595)1581
03(3595)2644
社長室
総務部
コンサルティング本部
金融事業本部
編集後記
2000年を迎え、いよいよ新しい時代の幕開けです。日本における
経済や企業も過去から脱却し、大きく変化を遂げようとしています。
2000年はどんな時代になるのか、楽しみです。これからも、皆様の
ご参考になるような記事を掲載できるように努力を続けていきたいと
考えております。
最後に、ご協力・ご支援頂きました方々に厚く御礼申し上げます。
㈱ビジネスブレイン太田昭和(BBS)
㈱ギャブコンサルティング(GAB)
㈱ファイナンシャルブレインシステムズ(FBS)
㈱ファイナンシャルブレイン太田昭和(FBO)
㈱アイ・エス・エス(ISS)
㈱静岡県医療情報センター(MICS)
㈱ホスピタル・ブレイン昭和(HBS)
㈱ビジネス・トレーニング太田昭和(BTS)
日本セキュアジェネレーション㈱(SecuGen)
発 行●BBS GROUP NEWS編集室 〒100-0011 東京都千代田区内幸町2-2-3 日比谷国際ビル18F
Tel(03)
3595-1581
<2000年1月>