活動35年。 影絵を通して物語のすばらしさ、 楽しさを 人吉影絵劇サークル まつぼっくり 代表 梶原 伸 所在地 〒868-0303 球磨郡錦町西1340 TEL 090-6639-9559 会員数 16名 活動拠点 人吉市 発足年 1973年3月 ―備考― ・第42回久留島武彦文化賞 (2002年) ・第2回くまもと県民文化賞 (1992年) ・熊本日日新聞社・緑のリボン賞 (1988年) ・人吉市制施行60周年功労賞 (2002年) 他 美しいカラーの影絵劇で、 子どもの心に 「童話や民話の楽しさを伝えたい」 と、 35年前、 大 学、 高校生6人で発足。 活動は社会人に継がれ、 これまで、 県内外で530回 (平成20年12月現 在) の上演を記録。 今後も、 「人を思いやる、 やさしい心」 を育む作品に取り組み、 地道な活動を続けたいと思っ ています。 「無理をしないで楽しもう」 がモットー。 資金面の苦労もありますが、 子どもたちの歓声や 歌声をエネルギーに、 40周年を目指したいと思います。 ○毎年5月の定期自主公演で、 新作3本を発表し、 翌年2月までに各地を巡回。 ○年間15公演ほどをこなす。 ○その他、 保育士や学生を対象にした影絵講習会、 各種イベント出演、 テレビ影絵劇の製作な どを行っています。 ― 112 ― 原作の持ち味を大切にしながら、 影絵の効果をより生かせるよう配慮して脚本化することが 一番大切です。 その脚本をもとに、 音楽やセリフで、 ドラマチックな作品になるように工夫を 重ねます。 特に、 音楽の効果は大きいものです。 美しい影絵と音楽が相まって、 物語の神髄が、 さらに新鮮になります。 21年度の新作は、 ごんぎつね (原作・新美南吉)。 発表から70余年の時代を超え 「大人に なっても忘れたくない」 永遠の名作童話として読み続けられています。 きつねと人間の心の交 流とすれ違いが生み出す 「やさしさ」 を、 影絵劇ならではの世界で、 子どもたちに伝えようと、 目下準備中です。 ( ごんぎつね の上演は、 2009年5月∼2010年2月の予定です) 舞台装置 アマチュアでは、 日本最大のスクリーン (8M×3M) ごんぎつね 上演の様子 大人の感覚で、 「これは良い本だから」 と、 押しつけないことが大事。 素晴らしいお話を見抜く心を、 子どもは必ず持っていると思います。 ― 113 ―
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