April.2015 私たちの体は、体内時計により生活のリズムを刻みます。 この時計は、太陽の光でリセットされ、24時間周期で周 っています。体内時計を整える 3 つのポイントは、 「光」 「メラトニン」 「朝の食事」です。 体内時計を正しく機能させているのは太陽の光です。体内 時計には、視覚でとらえた光信号に反応して、メラトニン という睡眠物質を分泌する働きがあります。 メラトニンは眠りを誘うほかに、抗酸化作用によって細胞の新陳代謝を促し、疲れを 取ってくれるために、病気の予防や老化防止にさまざまな効果を持つと考えられてお り、注目されるホルモンのひとつです。光によるリセット効果とメラトニン効果で、 夜はぐっすり眠れるというわけなのです。 朝食をとることで“時計遺伝子”が働き、1 日約 25 時間の体内時計がリセットされ ます。これによって、カラダが地球のリズム、私たちの生活時間にあったリズムで動 き始めるようになります。まずは朝、カーテンを開けて朝日を浴びて、旬の春野菜も 上手に取り入れながら体を目覚めさせましょう♪ ※ 腸内細菌は「ムラミルペプチド」という睡眠誘導物質を産生しています。 良い眠りを得るためには、腸内フローラのバランスを整えることが大切です。 春を食べよう 旬の野菜はビタミン豊富 暖かい太陽を浴びた春野菜が店頭に並ぶ季節。大地のエネルギ―もあふれる「春」を食べてみま せんか? 東京衛生病院(東京都杉並区)が 2 ヶ月に 1 回開く「菜食教室」 。豆腐を具材にしたギョーザサ ラダが大皿に載せられて登場すると、参加者の顔に満面の笑みが浮かび、感嘆の声があがった。 鮮やかな彩りの秘密は、ギョーザの下にたっぷり敷き詰められたベビーリーフ。春に旬を迎える 野菜だ。指導する福山陽子さんは「料理と春の野菜を組み合わせれば、季節感も演出できます」 。 春の野菜の特徴は苦味や香り、鮮やかな色だ。その正体 の一つが、光合成の途中で生まれる植物性化合物「ファイ トケミカル」 。抗酸化作用が強く、細胞の老化を抑えたり、 ガンを予防したりする。 同病院栄養科長の岩井達さんは「フラボノイドやカロテ ノイドなどの植物性化合物が豊富に含まれるのが、 菜の花やブロッコリーなど春に多いアブラナ科の野菜 です」と話す。 春の野菜のもう一つの魅力は、豊富なビタミン B1。 疲れたときに欲しくなる糖分は脳や体のエネルギ―源だが、 ビタミン B1 がなければ糖はうまく分解できずエネルギ― を効率よく補給できない。 そこで、旬の野菜の登場だ。ビタミン B1 は体の新陳代謝も促すから、体を目覚めさせる効果も ある。 「苦味が苦手な人も多いですが、和え物やかき揚げにして、まろやかにして楽しむ工夫をしまし ょう」と福山さん。よもぎ団子など、甘味をつければ、子供でも食べられる。 厚生労働省では、大人で 1 日 350 グラムの野菜を食べるよう勧めているが、達成はなかなか難 しい。その点、春の野菜は食べだしたら、止まらないおいしさがある。 【読売新聞 ON-LINE 記事抜粋】 健康維持のコツは アイフローラと「まごわやさしい食」です♪ ま い 豆類 いも類・根菜 ご ごま わ し わかめ きのこ類 さ や 魚 野菜
© Copyright 2024 Paperzz