5号(PDF:335KB)

萱瀬の地から
~萱瀬の力2~
萱瀬中学校
校訓
自主・創造・健康
大村市立萱瀬中学校 学校便り NO5
平成28年7月7日(木) 校長 富永秀樹
6月14日(火)~16日(木)
2年生
職場体験学習
「総合的な学習の時間」の取組として、下のように2年生が職場体験学習を行いました。
【目的】
①社会生活のマナーや働くことの喜び、苦労などを実感させ、学びや進路選択の目標を明
確にさせる。
②自己を見つめ生き方を追求するする姿勢や奉仕と友愛の精神を育む。
③市内の産業や職場に親しみ、地域を愛する心を育てる。
【体験事業所】 ご指導・ご協力ありがとうございました。
黒木小学校 萱瀬小学校 萱瀬保育園 池田保育園 ユニクロ ワーキングヒルズ
いしむら大村店 農林技術開発センター
カフェ・フォーミー 藤井動物病院
大村消防署 ハッピーステップ 大村ケーブルテレビ シュルクボア 琴花園
ヒマラヤスポーツ ミスタードーナッツ
生徒達は事前指導を受け、事業所の方へアポイントを取るために電話をかけました。一社
会人としての電話のかけ方を学び、一人で担当の方と電話のやりとりをするときの生徒達の
緊張した様子。電話一本でも日常と違った経験をしたことはとても良かったと思います。
各事業所を回って様子を見てきた先生方から、「よく頑張っていました」「事業所の方から
褒められました」と聞き、この体験学習が成果を上げていることをとても嬉しく思いました。
【生徒の振り返りから】キーワードのみですが紹介します。
「人生に残る大切な3日間」「自分に自信が持てたと感じることができた」
「たくさん驚き、たくさん感動した職場体験」 「もっと夢をかなえたいと思った」
「充実した3日間、将来の夢への第一歩」
「自分の目標としていた『習ったこと・学んだことはメモを取る』ができたのでよかった。」
【保護者の方から一言】子どもを思う保護者の方々の暖かいコメントに感動しました。
「あなたのために3日間、時間を作ってもらっていることを忘れないように。挨拶・笑顔・返事」 「失敗を恐れずチャレンジしてほしい」
「○○、一生懸命頑張れ」 「好きなことを学ぶよいチャンスです。仕事の大変なところ、楽しいところをみつけてみよう」
6月3日(金)生徒総会
萱瀬中学校生徒会規約第8条に、「生徒総会は本会の最高決議機
関であって生徒会長が招集し、年1回開催することを原則とする」
と示されています。この総会の成功に向けて、本部役員や各専門
委員長は何度も会議を持ち万全の準備をしてきました。学校のリ
ーダーとしての責任あるその取組に敬意を表したいです。各学級
から出された質問や意見に適切に回答していました。
学級討議で出た意見「頭髪の決まり:女子のお団子結びや編み
込み、横結びなども禁止してはどうか?」、「規律ある学校生活:
8時05分までに登校→8:00までにしてはどうか?」、「身体
と服装:中間服は長袖(ベスト可)→ベスト着用にしてはどうか?」
の3点について討議をしました。提案理由をしっかり述べながら、
堂々と意見を出していたのは立派でした。
6月27日(月)~7月1日(金) 長崎っこの心を見つめる教育週間
ご来校、ありがとうございました。
6/27(月)8:05~8:20 校長講話
「この世における皆さんの存在理由と今後の生き方について考えよう」という内容で講話をし
ました。
はじめに、自分の命の営みを感じるために「脈」を取りました。他の人の命も感じ取ろうと「他
者の脈」を取り「心臓の鼓動」を聞きました。次いで、お互いの動きを感じ取らせるために「割
り箸を人差し指で支え合い、目を閉じて落とさないようにしながら一人は寝転び、そして起き上
がる」運動をしました。自分の命、相手の命、そして相手の動きを感じ合って欲しかったのです。
講話の内容は次の通りです。
脈の動き 心臓の働き 仲間のいのちが「しっかり生きて動いている」ことを感じましたか。
私たちは生きています。そして、お互いに「自分のいのちも、他の人も命も感じ取り、支えあ
いながら生活しています」
悲しい事件 平成15年7月1日
長崎市で中学生が当時4歳の幼稚園児を殺害
16年6月1日
佐世保市小学校6年生が学校内で同級生を殺害
26年7月26日 佐世保市高校1年生が同級生を自宅で殺害
4歳の子どもさんは17歳、小学校6年生は24歳に、高校1年生は3年生です。
それぞれが青春のまっただ中だったはずです。それぞれに夢や希望があったと思います。どん
なに生きていたかったことでしょうね。
家族の皆さんも、どれほど悲しまれていることでしょうね。
この「長崎っこの心を見つめる強調月間は」この悲しい事件後、いのちについてしっかり考
えるための取組です。
今日は「この世における皆さんの存在理由と今後の生き方について考える」話をします。
太古の昔、地球に誕生した生命はやがて骨格(骨組み)を持ち、尾びれ、胸びれを付けた
魚から両生類、は虫類、鳥類、ほ乳類へと進化し、生命が受け継がれて人間としての私や皆さ
んがいます。過去から受け継がれ父母からいただいた命は自分の責任において未来へと鎖のよ
うにつなぎ、与えられた命を使い切ること。これが皆さんの使命です。
では 命を何のために使い切ればいいのでしょうか?ミツバチは花から花へ飛び回り、花粉
を運んで植物の実を結ばせます。ライオンはサバンナで獲物を追い、肉を食べ、食物連鎖の頂
点にいて生態系の維持に貢献しいます。
このように、この世に生きるすべての命は「存在理由」があるのです。
他の命と互いに関連し合って全体が調和するよう役割が方向付けられているのです。
みなさんひとりひとりが、この世に、この宇宙になくてはならない存在なのです。そして、
調和とは「自分を含めた周囲全体が幸せになること」ですから、そう考えれば皆さん一人一人
が周囲を幸せにするためにこの世に、この宇宙に存在している。と言えるのです。
家族にとっては 皆さんが存在してくれていること自体が喜びであり、皆さんの笑顔や健や
かな成長でどれほど幸せになれるでしょう。
クラスの中で、先ほどのように共に生活しながら、命を感じ会える仲間がいることってどん
なに幸せなことでしょう。
皆さんの命を中心として、幸せの範囲が友達や近所の人、更に広がって国や世界の人へ及ぶ
のか、人類や地球全体に及ぶのか。どこまで及ぶかは分かりません。しかし、あなたの隣の仲
間や家族、萱瀬の地域に及んでいる。これは間違いがないことです
いずれにしても皆さんは将来、働いたり家族を支えたり、地域の一員として活動することに
よって社会に貢献し周囲を幸せにしなければなりません。
将来、自分を必要としてくれている人、必要としてくれている仕事や社会に巡り会います。
そのことを信じて、命が自然に尽きるまで自分を磨き続け、生きてほしいと思います。
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