開講学科 ライフデザイン総合学科 キャリアデザインコース 配当年次・開講期別 2年次・前期 必修選択の別 単位数 選択・2単位 コンピュータ会計 大佛 健一 授業概要 授業の到達目標 現在多くの企業では、業務データはコンピュータシステムにて一元管理され業務効率化が図られている。会計についても、 仕訳入力から決算報告書までの一連の会計業務を支援するシステムが活躍している。 この授業は、簿記の基本的な技法を用いて、「会計のしくみ」を理解することが目的である。最初は個人や家庭の会計を例 にあげて解説する。基本的な考え方は、企業会計と変わらないのである。 会計のしくみを理解するツールとして、次の手法を活用する。 ①パン小売業(架空企業)をモデルにする ②会計ソフト(弥生会計)と、表計算ソフトを活用する 会計が解ると、企業のしくみが見えてくる。 ①簿記の基本的な技法を用いて、会計のしくみを理 解すること ②会計ソフトを活用して、財務諸表を作成できること ③会計をとおして企業のしくみを考察できること 授業計画 1 コンピュータ会計の概要 オリエンテーション。小遣い張から学ぶ簿記会計 2 個人の会計(家計簿)(1) 個人の会計と企業の会計の比較 3 個人の会計(家計簿)(2) 個人の会計の「仕訳」から損益計算書と貸借対照表の作成(机上演習) 4 コンピュータ会計ソフトの基本操作 事業所・勘定科目・開始残高の登録。仕訳伝票入力と帳票の作成 5 コンピュータ会計ソフトの運用 実習問題を用いた演習 6 パン小売業(架空企業)の商業会計(1) 商業会計の机上演習 7 パン小売業(架空企業)の商業会計(2) 3分法、商品有高帳、試算表・精算表 8 商業会計とコンピュータ会計ソフトの運用(1) 事業所・勘定科目・開始残高の登録。仕訳伝票入力と帳票の作成 9 商業会計とコンピュータ会計ソフトの運用(2) 実習問題を用いた演習 10 商業会計の復習 仕訳∼精算表の作成までの全体復習 11 表計算ソフトによる商業会計モデルの作成(1) 残高試算表、精算表の作成 12 表計算ソフトによる商業会計モデルの作成(2) 売掛金・買掛金管理 13 パン製造業(架空企業)の工業会計(1) 工業会計の特徴、製造原価計算書、損益計算書 14 パン製造業(架空企業)の工業会計(2) 工業会計の机上実習 15 学習のまとめと授業内試験。試験結果の解説。 テキスト 成績評価の方法 プリントを配布する 平常点:30% レポート課題:20% 授業内試験:50% 参考書 他科目との関連、 受講に際しての注意等 必要に応じて授業の中で紹介する。 ・簿記の初心者可。但し、「簿記会計Ⅰ」を受講することが望ましい。 ・授業は、机上演習(1/3)、コンピュータを用いた演習(2/3)。 ・演習を主体とするため、欠席せず能動的な取組みを期待する。復習はプリント教材を利 用すること。
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