11年間(1995~2005)の商工会回想 前会長 橋本 徳男 三春町商工会

11年間(1995~2005)の商工会回想
前会長
橋本
徳男
三春町商工会設立65周年記念誌の作成にあたり、一筆啓上いたします。
私は、平成7年より平成17年まで、会長職を務めさせていただきました。
11年間、会員の皆様、役職員の皆様には大変お世話になりました。心より感謝申し上げ
ます。
平成7年5月、第35回通常総代会により、私は会長職を突然指名されました。時は、
三春ダム、磐越自動車道路、国民体育大会の会場と大きな事業が盛んに取り組まれていた
時期でありました。総会間近に、32年間会長職を務められていた前石橋会長に、後進に
道をとお話を申し上げましたところ、了承を頂きまして、或るお方にお願いすることで、
4人程度で日夜訪問致しました。結果、話は不調に終わってしまい、総会当日となってし
まいました。長時間の役員改選の結果、私が引き受ける事になり、空に舞い上がる思いで
あったことを思い出します。
その時期、町内では、大町地区の中心市街整備事業「二核一軸構想」の基に、まちづく
りが進んでいまして、すでに情報交流の一核はほぼ出来上がっていました。今後は、交流
館「まほら」から四つ角、三つ角、下大町へと事業をすすめて行く計画であり、商工会の
役割も重大な時でありました。各委員会を設立し、各方面の先進地視察を実施し、まちづ
くりに精力的に取り組んでまいりました。
商工会も補償金が決まり、全面新築か一部改築にするかで、委員会を立上げて議論を重
ねた結果、一部改築と決定し平成11年10月14日に地鎮祭を経て12年2月には完成
を見ることが出来ました。
又、街並みの軸の中心建物となる「みはる壱番館」も完成、平成15年春には大町街路
整備事業完成、4月には三春交流館「まほら」が完成となるなど、「小さな城下町三春」が
つくりあがる方向が見えてきました。
町の活気を創出する事業として、磐州市や三春産業祭、さくら湖マラソンなどが実施さ
れてまいりました。又、三春町の集客力としては、春の「滝桜」が一番でありますが、今
後は年間を通し集客が図られるよう、町内観光にもみじやアジサイの植栽が進められてい
ます。長い年月が経過し、大きな成果が出てくることと思います。
今後は、商業交流核が大きな事業として大型店を核として中町地区のにぎわいが課題に
なると思います。そして、裏町通りを流れる桜川の改修工事がどのようにされるか、三春
町の歴史に残る最大の事業となることと思います。
次世代の皆様におかれましても、三春町の今後を人ごとではなく自分のこととして、真
剣に考えて頂くことを心よりお願いをしまして、私のことばと致します。