日露戦争 法則化中学/紫音 田中繁一(E-mail:[email protected]) ロシアを地図で確認する。 2月のロシアの港の写真を提示する。 発問1「ロシアの港が抱えている弱点とは何ですか。 」 冬は海が凍るために一年中港が使えない。 説明1「ロシア皇帝・ニコライ1世です。 『貿易を盛んにするためには、温かい不凍港が必要 だ』と、彼は考えます。 」 発問2「ロシアは、東西南北どの方向に進んだと思いますか。 」 南 東アジアの地図を逆転させる。 発問3「ロシアが南に進むとなると、どうしても邪魔になる国があります。どこですか。書 きなさい。 」 日本 発問4「こうして始まった戦争を何といいますか。教科書から読み取ってノートに書きなさ い。」 日露戦争 当時の風刺画(フランスの雑誌に掲載)を提示する。 発問5「日本はどこにいますか。 」 発問6「ロシアはどこにいますか。 」 発問7「どちらが勝つと思われていましたか。 」 ロシア ここで、ロシアと日本の戦力比を提示する。 風刺画を提示する。 発問8「しかし、日本には味方がいました。どことどこですか。絵から読み取り、ノートに 書きなさい。」 アメリカ・イギリス ここで、日英同盟を確認していてもよい。 説明2「こうした助けもあって、予想に反して日本は善戦します。 」 説明3「当時の皇帝・ニコライ2世は怒ります『本気になったロシアを見せてやる黄色い猿 を叩きのめせ』。 」 発問9「黄色い猿とは、どこの国のことですか。 」 日本 説明4「こうして、当時世界でも最も大きな勢力を持っていた艦隊のひとつ、バルチック艦 隊が出発します。 」 バルチック艦隊の航行ルートを地図で示す。 発問 10「でも、もっと近道がありましたよね。どこですか。 」 やんちゃな子を指名して、前で示させても面白い。 当時のイギリスの海外領土を示す。 発問 11「理由はこの地域を支配していた国です。どこの国ですか。」 イギリス ここで、もう一度日英同盟を確認してもよい。 説明3「そのため、バルチック艦隊は遠回りしてへとへとになりました。一方日本は、しっ かり訓練をして、しっかり休養も取って、ロシア艦隊を待ち受けました。 」 発問 12「こうして行われた海戦を漢字5文字で何といいますか。教科書から読み取ってノー トに書きなさい。 」 日本海海戦 説明4「これで勝負が決まりました。アメリカの勧めもあり、ニコライ2世は、講和を申し 出ます。 」 発問 13「こうして結ばれた講和条約を何といいますか。教科書から読み取ってノートに書き なさい。 」 ポーツマス条約 最後に、孫文(中国) ・ネルー(インド)・ムスタファ=ケマル(トルコ)のエピソードを話 して授業を終える。 孫文「アジアの全民族は、大きな驚きと喜びを感じ、とても大きな希望を抱いたのでありま す。」 ネルー「日本の勝利は私の心を沸き立たせ、新しい情報を見るため、毎日、新聞を待ち焦が れた。 」 ムスタファ=ケマル「私が言いたいのはただ一つ、日本の人達よ、ありがとうということだ。 」
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