牛乳アレルギーにおけるアレルゲンタンパク質の解析

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牛乳アレノレギー におけるアレノレゲンタンパク質の解析
@加 藤由 理人 曽川拳 1人 佐藤守 到 、三 田 明弘 1\ 下量直樹 "
野村文夫 "
1)麻布大学生命環境科学部生化学研究室、 2) 千葉大学大学院医学研究院分子荊態解析学、
3) 千葉大学大学幌医学研究院小児病態学
[ 背景 ・ 目 的 I 食物アレルギー患者の割合は近年増加
しており、厚生労働省の 2 00 8 年の調査では、全年齢
を通して 1 .......2% と推定されている 。 牛乳は、卵に IX い
IX抗体にプロッキングパッファーで 20 倍希釈した牛乳
アレルギー血者血清、 二 位抗体に Humall I
gE a
nt
i
bod
y
( 1 0同倍
Fitzgerald 社)、三位抗体に Rabbit ant i- mo田e
で 2 番目にアレルギー症状の原因となる頻度の高い 食
immuIl oglobl山lslHRP ( 1 叩0 倍
品である 。 牛乳のアレルゲンタンパク質は 11 種類(Bo s
は Pierc e We
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e(
ThennoSc ien紅白c 社)
d 2-12)報告されている。主要アレルゲンは、
を用いた。 LighトCa pture I
I (アトー株式会社)で、バン
ト ラク
トグロプリン ・ α カゼインである ロ 診断は血清輯 I gE
ドを検出した 。
Da ko 社)を用い、検出
ウエスタンプロット法で検出したタンパ
および牛乳特異的 I g E を行っているが、数値結果と臨
ク質は SD S -PAGE 桂、 C BB 染色を行い、パンドを切り出
床症状と合わないことがしばしば遭遇する 。 今回我々
し、
は、患者血清を用いて主要アレルゲンタンパク質の頗
トリプシン禍化桂、 LC -MSぶ四により同定した 。
[ 成績 I
ウエスタンプロット法にてアレルギー血者で 2
度、牛乳アレノレゲンタンパク質の傑軍及び低減化を試
パンド検出された。 1 つのパンドは 9 症鰍 100%) で検出さ
みた。
れ、もう
I 方法 I 千葉大学医学部附属病院小児科に受診した牛
乳アレルギー患者 9 名及びアレルギ
を 持たない健常
方は 4 症例(44 .4 %)で検出された 。 健常者 1 症
例からは、アレルギー患者で検出された 2 バンドは全例
で検 出されなかった。現在同定を進めている。また、キ
者 1 名の血清検体を用いた。 すべての曲者から同意を
クイ
得た上で行った。
量で混合させる事により主要アレルゲンのひとつである
牛乳アレルギーのアレルゲンタンパク質を検出するた
カゼインの分解が認められたが、マンゴーの果汁では認
めにウエスタンプロット法で行った。牛乳 2 ~{L を
められなかった 。
S D S - PAGE 、 PVDF 膜に転写1!i,プロッキングをした 。
パイナップル ー メロンそれぞれの果汁を牛乳と等