第2学年2組 算数科学習指導案 日時 平成25年6月24日(月)第5校時 指導者 石山 場所 児童数 1.単元名 愛梨 視聴覚室 男子13名 女子11名 計24名 「100より大きい数をしらべよう」 2.単元について (1)教材観 本単元で扱う3位数は、学習指導要領には次のように位置づけられている。 第2学年 A数と計算 (1) 数の意味や表し方について理解し、数を用いる能力を伸ばす。 ア 同じ大きさの集まりにまとめて数えたり、分類して数えたりすること。 イ 4 位数までについて、十進位取り記数法による数の表し方及び数の大小や順序について理解すること。 ウ 数を十や百を単位としてみるなど、数の相対的な大きさについて理解すること。 エ 一つの数をほかの数の積としてみるなど、ほかの数と関係づけてみること。 〔算数的活動〕 (1) ア 身の回りから、整数が使われている場面を見付ける活動 第 1 学年では、100までの数について、10まで、20まで、100までと少しずつ数範囲を拡張しながら、 その読み方、書き方、及び数の系列、順序、大小について学習してきた。また、簡単な3位数(100程度)に ついて、おもに数えたり、数を唱えたりすることを中心に指導がなされてきている。第2学年では、数の範囲を 10000(一万)まで拡張する、本単元では10000までの数を扱い、10000までの数については第1 4単元で指導する。 本単元では、数範囲を1000まで拡張し、数の読み方、書き方、及び数の系列、順序、大小について理解を 深めること、数の相対的な大きさや数の構成の理解を深めること、さらに、数の式の大小、相等関係を不等号、 等号を用いて表せるようになることをねらいとしている。数の相対的な大きさの理解については、十、百を単位 として「百を2こ集めた数を二百」ということや「百を10こ集めた数を千」ということについて指導していく。 また、実際に具体物を用いた活動をすることにより、数についての感覚を豊かにしてく。加えて、数の相対的な 大きさや数の構成の理解を深めることを意図して、何十、何百の計算も取り上げている。 (2)児童の実態 ① 算数が好きですか 算数の勉強は好きですか ※( )内は内訳人数 好き(15) どちらかと言え ば好き(8) どちらかと言え ば嫌い(0) 嫌い(1) <好きな理由> <嫌いな理由> ・計算が楽しいから。 ・計算問題は好きだが、 ・答えが分かると嬉しいか ら。 ・発表するのが好きだか ら。 ・100点だと嬉しいか ら。 ・頭がよくなるから。 ・すぐ分かるから。 文章問題は嫌いだか ら。 ・難しいから。 ② 文章問題は好きですか。 算数の文章問題は好きですか 好き(19) <好きな理由> <嫌いな理由> ・お話みたいだから。 ・式を上手く作れないか ・大事なところに線を引く のが楽しいから。 どちらかと言え ば好き(4) どちらかと言え ば嫌い(1) ・想像できるから。 ら。 ・足し算か引き算かわか らないから。 ・言葉があると式が作れる から。 嫌い(0) ③ 自分の考えを発表することは好きですか 自分の考えを発表することは 好きですか。 好き(16) <好きな理由> <嫌いな理由> ・間違ってないと嬉しいから。 ・間違えるのが怖いから。 ・自分の考えを発表するとす ・発表するのが恥ずかし っきりするから。 ・みんなに聞いてもらえると どちらかと言え ば好き(5) どちらかと言え ば嫌い(1) 嫌い(3) 嬉しいから。 ・発表していると先生になっ いから。 ・みんなと答えが違った 時にどうしようと思う から。 たみたいだから。 ・当たっていなくても発表は 楽しいから。 レディネステスト 5 月 30 日実施 24 名 1 ①10 のまとまりは何個ありますか。 ②□は全部で何個ありますか。 2 ①十の位が3、一の位が6の数は□です。 ※( )は正答者数の割合 (100%) (8.3%) (100%) ②20の十の位の数字は□、一の位の数字は□です。 (100%) 3 どちらがおおきいでしょうか。 4 5 ① (41,47) (100%) ② (73,67) (100%) □にあてはまる数を書きましょう。 ① 96-97-□-99-□ (100%) ② 20-40-□―□―100 (91.6%) ③ 108-109-□―□―112 (95.8%) 色紙は全部で何枚ありますか。 (87.5%) 算数に関する意識調査から、本学級の児童は算数が好き・どちらかと言えば好きと答えた児童が全体の 87.5%いる。また、文章問題に対しても苦手意識を持つ児童がほとんどおらず、算数に対しての意識は決 して低くはない。しかし、自分の考えを発表することに関しては苦手意識を持つ児童が16%おり、嫌い・ど ちらかと言えば嫌いと答えた児童4人のうち3人は「嫌い」と答えている。普段の児童の実態を見ても、積極 的に発表する児童は一部に限られている。また、発表をしたときに理由を説明できない児童も多くいる。伝え 合い・学び合う力の育成のためには、自分考えを相手に伝えられることが必要不可欠であると考える。 レディネステストから見えてきた問題としては、1-②の正答率が8.3%という結果である。これは 問題の意図が読み取れていないことが原因であると考えられる。そこで、何を求めなくてはいけないのか を常に意識させ、問題文を正しく読み取る力をつけさせたい。また、10のまとまりは、バラ(1つのブ ロック)が10個分であることを再確認し、「○は◆が△個分集まった数」という考え方を常に意識させ る指導をしていきたい。 未履修問題についての正答率は87.5%と本学級の児童24人中21人が問題の内容を理解している ことが分かる。しかし、構成の仕組みについては理解していない児童も少なくないだろう。そこで、10 0のまとまりについても意識させながら本単元では扱っていきたいと考える。 (3) 指導観 本学級は、自分の意見に確信がないと発表できない児童が少なくない。アンケートでは発表することが 好き・どちらかと言えば好きと答えた中でも、「間違えることは怖い。」「みんなと違う意見だったらどう しようと思う。 」という不安を持っている児童もいることがわかった。そこで、2つの視点からアプロー チしていく。まずは、違いを認める学級づくりである。ペア学習で自分との考えの共通点、相違点を見つ けて伝え合う活動を取り入れることによって、考え方には違いがあっていいことを指導していきたい。ま た、間違いを学習の糧として取り上げ、間違った原因を探っていくことで間違いから学ぶことの大切さに 気付かせたい。 次に、質問・発問の工夫をする。様々な難易度の質問・発問を設定するとともに、既習事項の活用や具 体物の活用を通して質問・発問することで、児童に見通しを持たせ、「きっとこうなるだろう。」「たぶん こうだろう。 」という新たな性質や考え方を見出させていく。このことが、研究主題「自ら進んで考え、 解決しようとする児童の育成」につながると考える。 本単元では、1000までの数について、意味や表し方を習得させ、数についての概念を深めるととも に、数を用いる能力を伸ばしていく。児童が自ら進んで考えるために、具体物(クリップ・お金・色紙) や半具体物(数カード)を用い、実際の数や量の大きさを確かめる体験活動を取り入れる。そうした中で、 数についての感覚を豊かにさせるとともに、算数は楽しい、算数は面白い、算数は素晴らしいといった、 算数的活動の楽しさにも気付かせていきたい。また、第1学年で学習してきた「10のまとまり」「10 が10こで100」という数の相対的な大きさと結び付けて、学習対象を1000までの数に拡張する。 それによって、位を単位とする数が10になると次の位に進み、10に満たないは数がそれぞれの位の数 字として表わされることと、位置によってその単位の大きさを表す数が示されるという十進取り記数法の 有用性、簡素性に気付かせていきたい。 本時では、具体物として、提示したクリップの個数を予想させ、今まで学習してきた2位数や簡単な3 位数では表せない数を表したいという児童の興味・関心を引き付ける。具体物を操作することによって、 数についての感覚を豊かにするとともに、大きな数を数えるためには、どのように工夫して数えたらよい かを考えさせたい。そこで、第1学年から学習してきているように、まとまりに分けることで落ちや重な りがなく、分かりやすいということについても改めて指導していく。 また、10個入り卵パックをクリップの容れ物とすることで、数の相対的な大きさについての理解を深 められるようにした。10のまとまりが10こあつまると100のまとまりになるということが分かりや すくなると考える。 学習形態については、2人学びから4人グループの学び、そして、全体の学びにつなげていくことで、 本時の狙いである、より良い工夫を全体で考えさせる活動を取り入れる。いずれの形態においても、話を するときは「相手を見て話す・確認しながら話す・わけを説明する」こと、聞くときは「うなずきながら 聞く・自分の考えと比較する・分からないことを質問する」ことを意識させ、伝え合い、学び合っていく ことを確認する。座席についても配慮をし、算数が苦手な児童が友達と共に学ぶことのできる場の設定を した。 本時での主題に迫るアプローチ法 3 研究主題と指導について <研究主題> 自ら進んで考え、解決しようとする児童の育成 <解説> 【仮説①】 導入・発問を大切にした授業展開をしていけば、目的意識を持って学ぶことができるであろう。 【仮説に対する手立て】 ・課題提示の工夫 ・具体物を用いることによって、目的意識を持って学ばせる。 ・はっきりとした見通しを持たせることによって、自力解決につなげていく。 【仮説②】 伝え合い・学び合う活動を積極的に取り入れることで算数的活動の充実が図れるだろう。 【仮説に対する手立て】 ・ペア学習において、互いの考え方の共通点・相違点を見つけて伝え合うことで、算数的活動の 充実を図る。 ・本時の問題は教科書では、とても簡単に取り上げられている。そこで、実際のクリップを提示し、教師 の提示したクリップの個数を数えさせることで、活動意欲を高められるよう工夫した。 ・具体物(クリップ)を活用し、作業しながら答えを導き出せるように自力解決の手助けとする。 ・課題に対する見通しを持たせること 【本研究に関わる日常の取り組み】 ①自力解決の十分に確保し、自分の考えをノートにまとめさせる。 ②今まで学習や身の回りで経験したことを用いて、1年生にもわかるように説明するつもりで発 表させる。 ③自分と友達の意見の共通点、相違点について考えさせる。 ④課題に沿った振り返りを行い、本時の学習について整理させる。 4 単元の目標 1000までの数について、その意味や表し方を理解し、数の概念について理解を深めるとともに、数を 用いる能力を伸ばす。 (1)10や100のまとまりにして数える良さに気付き、十進位取り記数法と関連付けてとらえたり、計算 の仕方に活用したりしようとする。 (算数への関心・意欲・態度) (2)十進位取り記数法の仕組みを考え表現したり、数を相対的な大きさからとらえたりすることができる。 (数学的な考え方) (3)3位数について、書いたり読んだりするとともに、数や式の大小・相等関係を、不等号や等号を用いて 表すことができる。 (数量や図形についての技能) (4)3位数について、数の読み方や表し方、数の構成や大小、順序、数の相対的な大きさを理解する。 (数量や図形についての知識・理解) 5 単 元 の 評 価 規 準 学 習 活 動 に お け る 具 体 の 評 価 規 準 評価規準 ア 算数への関心・ 意欲・態度 10や100のまとま りにして数える良さに 気付き、十進位取り記数 法と関連付けてとらえ たり、計算の仕方に活用 したりしようとする。 ①クリップの数を10 や100のまとまり にして数えようとし ている。 イ 数学的な考え方 十進位取り記数法の仕 組みを考え表現したり、 数を相対的な大きさか らとらえたりすること ができる。 ①230などの数を、1 0を単位としてとら えることができる。 ウ 数量や図形につい ての技能 3位数について、書いた り読んだりするととも に、数や式の大小・相等 関係を、不等号や等号を 用いて表すことができ る。 ① 3位数を読んだり、 書いたりすることが できる。 ② 1 0 0 0 ま で の 数 の ② 3位数の構成を等式 ②学習内容を適切に活 多様な見方について で表すことができ 用して、活動に取り組 考え、説明している。 る。 もうとしている。 ③何十±何十、何百±何 ③ 数直線状に表された 百などの計算の仕方 数を読んだり、数を を、数の構成に着目し 数直線用に表したり て考え、説明してい することができる。 る。 ④何十±何十、何百±何 百などの計算ができ る。 ⑤数の大小関係を不等 号を用いて式に表す ことができる。 ⑥数や式の大小、相等関 係を不等号、等式を用 いて式に表すことが できる。 エ 数量や図形につい ての知識・理解 3位数について、数の読 み方や表し方、数の構成 や大小、順序、数の相対 的な大きさを理解する。 ①3位数の読み方や表 し方を理解している。 ②3位数の各位の数字 はそれぞれ100、1 0、1の単位の個数を 示し、10以上の数が 入らないことを理解 している。 ③百を10こ集めた数 を「千」と言い、「1 000」と書くこと、 及び、1000付近の 数を理解している。 ④不等号「>」「<」の 意味を理解している。 ⑤基本的な学習内容を 身に付けている。 6 指導計画(13時間扱い 本時1時間目) 時 目標 学習活動 数のあらわし方としくみ 1 3位数の読み方や表し方 ・写真を見て、235個のクリップの数を工夫して を理解する。 数える。 ・235の数の構成と命数法、記数法を知る。 ・クリップの数を数字で表す。 ・用語「百の位」を知る。 2 ・206個のブロックの数を数字で表す。 ・鉛筆や色紙の数を数字で表す。 ・3位数を書いたり読んだりする。 3 4 数カードを並べて数を表 すことを通して、3位数 の位どりの仕組みや数の 構成を理解する。 5 数の相対的な大きさを理 解する。 6 数直線の読み取りを通し て、3位数の大小、順序 を理解する。 1000の構成、数の読 み方、書き方及び100 0付近の数を理解する。 7 8 おもな評価規準 ◆アの① ◆ウの① ◆エの① ・課題に取り組む様子 や態度の観察。 ・ノートやプリントの 観察。 ・発表やつぶやき機の 観察。 ・位取り板と数カードを使って、各くらいの数を読 ◆ウの② み取ったり、3位数を数カードで表したりする。 ◆エの② ・ノートの観察。 ・3位数の構成をもとにした表し方(合成・分解) ・机間指導による観察。 を練習する。 ・3位数の構成を、等式を使って表す。 ・10円玉が14枚でどれだけになるかを、10を ◆イの① 単位にして考える。 ・ノートの考察。 ・230円は10円玉で何枚になるかを、10を単 ・発表の観察。 位にして考える。 ・数直線を見て指示された目盛の数を読んだり、数 ◆ウの③ 直線上に表したりする。 ・ノートの観察。 ・机間指導による観察。 ・図の●の数を工夫して数え、百を10こ集めた数 ◆エの③ を「千」といい、 「1000」と書くことを知る。 ・発表やつぶやきの観 察。 ・机間による観察。 ・780を、いろいろな表し方で表す。 ◆イの② ・50とびで数を数えたり、大きい数から小さい数 ・ノートやプリントの へ順に2とびで唱えたりする活動に取り組む。 考察。 1000までの数の構成 を多面的にとらえ、数の 見方を豊かにする。 何十、何百の計算 1 何十±何十、何百±何百 ・10枚の束の色紙の絵を見て、50+70、12 などの計算の仕方を理解 0-30の計算の仕方を考える。 し、その計算ができる。 ・100枚の束の色紙の絵を見て、300+200、 600-200乃計算の仕方を考える。 ・数の構成(100がいくつ)に基づいて、計算の 仕方を考える。 ・数の構成(何百といくつ)に基づいて、500+ 30などの計算の仕方を考える。 数の大小 1 不等号「>」 「<」を知り、 ・3つの学校の児童数の大小を比較する。 数の大小関係を式に表す ・不等号「>」「<」を用いた式の表し方を知り、 ことができる。 数の大小を不等号を用いて表す。 ◆イの③ ◆ウの④ ・ノートやプリント考 察。 ・発表やつぶやきの観 察。 ◆ウの⑤ ◆エの④ ・ノートやプリントの 観察。 ・発表やつぶやきの観 察。 2 数や式の大小、相等関係 ・問題を読み、150円で買える品物を調べる。 を不等号、等号を用いて、 ・数と式の大小、相等関係の表し方を知る。 式に表すことができる。 まとめ 1 算数的活動を通して学習 ・[やってみよう]以下の活動に取り組む。 内容の理解を深め、数に ・身の回りから3位数までの数が使われている場面 ついての興味を広げる。 を探し、数には、物の大きさを表しているものと、 表していないものがあることを知る。 ・数比べゲームに取り組む。 2 学習内容の定着を確認 ・ 「しあげのもんだい」に取り組む。 し、理解を確実にする。 6 ◆ウの⑥ ・ノートやプリントの 観察。 ・発表やつぶやきの観 察。 ◆アの② ・課題に取り組む様子 や態度の観察。 ◆エの⑤ ・ノートやプリントの 観察。 ・発表やつぶやきの観 察。 本時の学習指導(1/13) (1)目標 3位数の読み方や表し方を理解する。 (2)評価規準 ・クリップの数を10や100のまとまりにして、数えようとしている。 (算数への関心・意欲・態度) (3)展開 学習活動 1 本時の問題を知 る。 ○主な発問 ・予想される児童の反応 ◎指導の留意点 ☆支援 ◆評価の観点と方法 ★草加っ子の基礎基本 クリップはなんこありますか。 ○クリップは何個くらいあ ◎意欲づけに、導入を工夫し、教師が提示したクリ るでしょうか。 ップの個数を予想させる。 ・100個より多い。 ◎教師が提示するクリップは、数の多さを強調する ・200個くらいありそう。 ために大きめのクリップを扱う。一方、児童に操 作させるクリップは場所、操作性の点から小さい ものにする。 ◎予想の根拠を説明させる。 ◎今まで学習してきた120くらまでの数より大き い事を意識させ、一つずつ数えていくには時間が かり、落ちや重なりが出る可能性があることをお さえる。 ◎数の予想で、120以上の数が出た場合、未習内 容であるため、導入ではあまり深く扱わず、児童 に概念を問う程度とする。 2 本時の学習課題 を把握する。 時間 クリップの数をくふうして数えよう。 ◎課題を全員で読み上げ、問題、課題をノートに書 かせる。 ★正しい鉛筆の持ち方、書くときの正しい姿勢の徹 底を図る。 3 3 3.問題解決の見通 しを持つ。 ○どのように工夫して数え ればよいでしょうか。 ・5のまとまりを作る。 ・10のまとまりを作る。 ・2ずつ数える。 4.自力解決をする。 ○工夫して、クリップの数 を数えましょう。数え終 わった人は、どのように 工夫して数えたかをノー トにまとめましょう。 ・1つずつ指で動かして数 える。 ・2ずつ数える。 ・5ずつ数える。 ・10の山を作って数える。 ・100の山を作って数え る。 ◎既習事項を生かし、10のまとまりを作りながら、 数えると正確で、分かりやすいことに気付かせる。 ◎ペア学習の時間を十分確保する。 3 ◎落ちや重なりのないように数えることを確認す る。 ◎机の上を整理させる。 ◎235個集めたクリップを2人1セットずつ配布 する。 15 ☆具体物の操作 評価場面 ◆アの① 評価方法【発表・観察・ノート】 A 既習事項をもとに、位取りを意識して、100、 10のまとまり、バラに分けて進んで数えようと している。 B 100、10のまとまり、バラに分けて数えよう としている。 ・B規準に達した児童への支援 既習事項(位取り)を想起させ、どのようにしたら 見やすくなるか更に工夫させるように支援する。 ・B基準に達していない児童への支援 10、100のまとまりを意識して、2人で協力し て数えるように支援する。 5 それぞれの考え を発表し、練り上 げをする。 6 本時のまとめを する。 ○ペアの考えをグループで 発表し合い、考え方で同 じところや違うところを 見つけ、たくさん工夫で きた数え方を決めましょ う。 ○みんなで話し合いましょ う。 ◎自分たちの考えと比較しながら聞くことを意識さ せる。 ◎グループの中でよりよい考えはどれかを考えさせ る。 ○課題に戻ります。どのグ ループの考え方が1番工 夫されているでしょう か。 ◎位取りにつなげられるよう、10、100のまと まりのよさについて考えさせる。 ◎児童が操作した考えをホワイトボードに投影し、 全体の思考の手助けとする。 10や100のまとまりをつくると、数えやすくなる。 ◎読み方、書き方、まとめをノートに書かせる。 ○百を2こ集めた数を二百 と言います。 ○二百と三十五を合わせた 数を二百三十五と言いま す。 ○二百三十五は、235と 書きます。 ◎全員で二百三十五の読み方・書き方を確認し、読 み上げる。 9 7 7 本時のふり返り を行う。 ○今日分かったことや学習 の感想をノートに書きま しょう。 ◎振り返りの視点 「わかったこと・気づいたこと・友達の考え方でよ かったところ・わからなかったところ・もっと学 習したいこと」ついて確認する。 ◎時間があれば、本時の課題に沿った振り返りを発 表させる。 5 (4)板書計画 6月24日 50ページ もんだい クリップはなんこあります か。 かだい クリップの数をくふ Bに達した Aに達した考 Bに達してい 考え方 え方 ない考え方 10のまと 100のまと まとまりがな まりが23 まりが2個1 い 個バラが5 0が3個バラ 個 が5個 うして数えよう。 まとめ 10や100のまとまりをつくると、数えやす い。 百を2こあつめた数を二百といいます。 二百と三十五を合わせた数を二百三十五といいま す。 二百三十五は235と書きます。 座席表 100が2こ 10が3こ 1が5こ
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