第 1 回 6 月 京大本番レベル模試 採点基準 (2013 年 6 月 9 日実施) 世界史 ※ 以下の加点ポイントは目安です。実際は個々の答案の状況に応じて採点しています。 Ⅰ オスマン帝国とムガル帝国の支配体制について(20 点) ※ 6 行目(101 字以上)に入っている答案を採点対象とする。 【オスマン帝国】 ※10 点まで加点 1.非ムスリムの大半はキリスト教徒(とユダヤ教徒)で構成されていたこと ・・・1 点 2.シャリーア(イスラーム法)に基づく統治が行われていたこと ・・・1 点 3.カーヌーン(世俗法)も施行されていたこと ・・・1 点 4.非ムスリムはミッレトを形成したこと ・・・1 点 5.ミッレトは共同体であったこと ・・・1 点 6.非ムスリムは貢納(ジズヤ,人頭税)を義務づけられたこと ・・・1 点 7.非ムスリムは信仰の自由を保障されたこと ・・・1 点 8.非ムスリムは自治を許されたこと ・・・1 点 9.デウシルメを施行したこと ・・・1 点 10.デウシルメがキリスト教徒の子弟を集める制度であったこと ・・・1 点 11.デウシルメで集められた人びとはイスラームに改宗させられたこと 12.デウシルメで集められた人びとはイェニチェリになれたこと 13.イェニチェリは常備歩兵軍団であること ・・・1 点. ・・・1 点 14.デウシルメで集められた人びとは官僚になれたこと 【ムガル帝国】 ・・・1 点 ・・・1 点 ※10 点まで加点 1.北インドに拡大したこと ・・・1 点 2.支配者はムスリムであったこと ・・・1 点 3.非ムスリムの大半はヒンドゥー教徒で構成されていたこと ・・・1 点 4.アクバルが融和政策を進めたこと ・・・1 点 5.ラージプート諸侯(ヒンドゥー教徒)との通婚を進めたこと ・・・1 点 6.ジズヤ(人頭税)を廃止したこと ・・・1 点 7.アウラングゼーブは抑圧策に転じたこと ・・・1 点 8.ヒンドゥー教寺院を破壊したこと ・・・1 点 9.ジズヤを復活したこと ・・・1 点 10.シク教徒(ラージプート族・マラーター族など)を弾圧したこと 11.シーア派を弾圧したこと ・・・1 点 ・・・1 点 【論理構成点】 ・両者の支配体制について,住民構成の特徴や異教徒の処遇について各2点以上とりあげながら,分量のバラン ス良く論じられているもの・・・1点 1/3 Ⅱ 江南経済史/古代イラン史(30 点) A b 「建康」「南京」 不可 (3)(イ) 「環王」「林邑」 (5)(イ) 「澳門」可 不可 B j 「シャープール」 k 「クシャン」 l 「アヴェスタ」 不可 可 可 (6)(ア) 「サルディス」 (7)(ア) 「セレウコス」「セレウコス朝シリア」可 (イ) 可 「バクトリア王国」可 (8) 「ヴァレリアヌス帝」可 (9)(イ) 「アルビジョワ派」「アルビジョア派」 (10) Ⅲ 「ワレリアヌス」許容 可 「ユスティヌアヌス 1 世」 「ユスティニアヌス大帝」 可 アテネ民主制の盛衰(20 点) 【ペルシア戦争まで】 ① ソロンの改革(財産政治)があったこと ・・・1 点 ② ①は富裕な平民が支配層にいたことが背景にあること ・・・1 点 ③ クレイステネスの改革(オストラシズム・部族制改革)があったこと ④ ③でアテネ民主政の基礎が確立されたこと ⑤ 平民が重装歩兵(密集隊形の重装歩兵)となったこと ⑥ ⑤により平民が政治参加できるようになったこと ⑦ (ポリスでは)参戦(国防への参加)は参政権の獲得を意味すること ⑧ マラトンの戦いでの平民の重装歩兵によるアテネの勝利 ⑨ サラミスの海戦の勝利 ⑩ テミストクレスの指導でサラミスの海戦に勝利したこと ・・・1 点 ⑪ ⑨で船の漕ぎ手として無産(下層)市民が活躍したこと ・・・1 点 ⑫ ⑪により無産市民の発言権が増したこと ・・・1 点 ・・・1 点 ・・・1 点 ・・・1 点 ・・・1 点 【ペロポネソス戦争後まで】 ① アテネは戦後強大な海軍国となったこと ② アテネはデロス同盟の盟主,中心となったこと ③ ペリクレス時代であったこと ・・・1 点 ④ アテネ民主政の完成・・・1点 ⑤ アテネ民主政の特徴:直接民主政 ・・・1 点 ・・・1 点 2/3 ・・・1 点 ・・・1 点 ・・・1 点 ⑥ 最高議決機関は民会であったこと ・・・1 点 ⑦ ⑥は成年男性市民で構成されたこと ⑧ くじで役職が決定されたこと ⑨ アテネ民主政の特徴:奴隷制があったこと ⑩ 女性や奴隷に参政権がなかったこと ⑪ ペロポネソス戦争がアテネを衰退させたこと ⑫ デマゴーゴスが出現したこと ⑬ ⑫の代表的人物として平民出身のクレオン ⑭ ⑫により民主主義が衆愚政治へと没落していったこと ⑮ (戦争後に)貧富の差が拡大したこと ⑯ 傭兵が流行したこと ・・・1 点 ・・・1 点 ・・・1 点 ・・・1 点 ・・・1 点 ・・・1 点 ・・・1 点 ・・・1 点 ・・・1 点 ・・・1 点 【論理構成点】 民主政の完成と変貌について,古代ポリス共同体の兵制と関連させながら,ペリクレスや直接民主政などを 意識して具体的に論じられていること・・・1点 Ⅳ キリスト教史/19 世紀文化史/アメリカ合衆国の領土的膨張(30 点) A a 「ディオクレティアヌス帝」 可 (1) 「プリンキパトス」「プリンキパートゥス」可 「元首制」 不可 (2) 「カラカラ勅令」 可 「カラカラ」許容 (4) 「メロビング朝」 可 (6) 「ウォルムス協約」「ウォルムスの協約」 可 B (17) ① パレスチナにユダヤ人国家を建設しようとする運動・・・1 点 ② (パレスチナは)ユダヤ人の故郷であったこと・・・1 点 ③ (第 1 回)シオニスト大会以降始まったこと・・・1 点 C c (24) ジェファーソン ヘイ トマス=ジェファソン 可 可 以上 3/3
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