教 科 国 語 科 目 古 単 位 数 2単位 学年・学級 3年1~8組 典 1 科目の目標等 ■学習の到達目標 1 古文・漢文が好きになること。 2 様々なジャンルの作品に数多く触れ、古典の面白さを味わうこと。 3 古文や漢文を読み、我が国の文化と伝統に対する関心を深めること。 4 生涯にわたって古典に親しむ態度を培うこと。 ■授業方法 1 1週間に2時間(2単位)、授業を行う。 2 教科書の他に、授業プリント・副教材・辞書などを活用する。 3 生徒の活動として、本文の音読と暗誦を重視する。 ■教科書・副教材等 1 教科書 『精選 古典 改訂版』(大修館書店) 2 副教材 ①『新訂 最新国語便覧』(浜島書店) ②『新訂 最新国語便覧 確認ノート』(浜島書店) ③『古文読解のための標準古典文法 三版三訂』(第一学習社) ④『書き込みながら覚える古典文法ワークノート』(第一学習社) ⑤『わかる・読める・解ける 古文単語 330』(いいずな書店) *⑤以外は、2年次に使用したものの継続使用です。 3推奨古語辞書『全訳古語辞典 第三版(小型版)』(旺文社) これ以外の紙辞書でも構いませんし、電子辞書でも構いません。 ■古典読解のためのアドバイス 1(音読)古典に限りませんが、本文を1回でも多く音読することが、内容理解につながります。 1、2回読んで、「読んだ」と思っていませんか。「読んだ」とは、暗唱するくらい数多く音 読することです。理解のためには、「学問に王道なし」です。現代の作品でも、好きな作家や筆 者の作品は何度も読むうちに暗記してしまうのと同じことです。 2(文法)古典文法は自習が基本です。文法の学習法も、文法書を繰り返し読み、問題を解くこと の繰り返しに尽きます。「習うより慣れよ」です。 3(古語の力)副教材の『わかる・読める・解ける 古文単語 330』を利用して、特徴ある古語の 語彙力をつけることで、確実な読解力を身につけることができます。 ■成績評価方法 1 評定(5段階)は、基準点を算出し、換算点で付けます。定期考査(年3回)の素点が80%、 平常点が20%の比率です。 2 平常点には、小テスト・定期考査ごとのノート提出などを含みます。 評価の観点及び内容 評価方法 ■ 関心・意欲・態度 1.古典を進んで学習する意欲や態度が見られるか。 1.授業への取り組み状況。 2.課題点検。 3.授業ノート。 ■ 思考・判断 1.人間・社会・自然などに対する様々な時代の人々 のものの見方・感じ方・考えを的確に読み取り、自 らの生活や人生について考えることができるか。 1.発言内容・質問への解答状況。 2.課題点検。 3.授業ノート。 ■ 技能・表現 1.古文や漢文に用いられている語句の意味や用法を 理解できるか。 2.古文や漢文の調子などを味わいながら、音読・朗 読ができるか。 1.古文単語小テスト等。 2.課題点検。 3.定期考査。 4.授業ノート。 5.本文の音読・暗唱。 ■ 知識・理解 1.古典の理解に役立てるための音声・文法・表記・ 語句・語彙・漢字等を理解し、知識を身に付けてい るか。 1.定期考査。 2.古文単語小テスト等。 3.課題点検。 2 学習計画 ■ 前期 月 学習内容(教科書) ●オリエンテーション(授業開き) 4 ●史話 史記「鴻門の会」 『古文単語 330』小テスト① 5 『古文単語 330』小テスト② 6 ●日記 更級日記「あこがれ」 『古文単語 330』小テスト③ 中 間 考 備 考 ・繰り返し音読する。単語集を利用して語彙力を身に付 ける。古語辞典を活用する。暗唱する。 ・漢文訓読のリズムを読み味わう。 ・本文を訓点に従って正しく読み、書き下し文に改 める。 ・句形の読みと意味について理解し、それに即して 口語訳する。 ・項羽と劉邦の人物像をつかみ、場面の展開を正確 に理解する。 8時間 ・当時の人々の生き方、生活や文化、ものの見方や考え 方などについて認識を深める。 ・仮名文の日記が生まれた背景、作品と社会的な背景と の関わりを考え、理解する。 ・物語作品などへのあこがれと夢を抱く作者の心情を理 解する。 ・平安貴族社会に浸透していた仏教思想について認識す る。 7時間 査 1時間 ●和歌 万葉集 7 学習のねらい 『古文単語 330』小テスト④ 8 ●随筆 方丈記「安元の大火」 9 ●漢文 文章「桃花源記」(陶潜) ・万葉集の表現技法、韻律の特色を理解し、読み味 わう。 ・皇族・貴族・庶民までの万葉人の心に触れる。 6時間 ・作者の思想の基調を理解する。 ・対句的表現や比喩などの修辞技巧を理解し、的確な描 写とその表現効果について考える。 6時間 『古文単語 330』小テスト⑤ 『古文単語 330』小テスト⑥ 期 末 考 ・散文表現の特色を理解する。 ・作品に表れる作者の社会観、自然観を読み取り、自己 の感じ方や考え方を豊かにする。 査 6時間 1時間 ■ 後期 月 学習内容(教科書) ●物語 曽根崎心中「道行」 10 学習のねらい ・文章のリズムに注意し、朗読の方法を工夫する。 ・作品の内容を理解し、古典芸能への関心を高める。 ・作品の表現上の特色を理解し、優れた表現に親しむ。 備 考 9時間 『古文単語 330』小テスト⑦ 11 ●漢詩 「桃夭」 『古文単語 330』小テスト⑧ 「飲酒」(陶潜) 「石壕吏」(杜甫) 12 ・古体詩を繰り返し音読し、独特の口調に習熟する。 ・古詩の形式や表現・技法について理解を深める。 ・作者の人生観・社会観・自然観についての理解を深め る。 15時間 「売炭翁」(白居易) 『古文単語 330』小テスト⑨ 学 1 年 末 考 査 1時間 考査返却、自主教材 『古文単語 330』小テスト⑩ 2時間
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