ソルフェージュ4 ソルフェージュは音楽の 「読み・書き・そろばん」 専門 / 演習 / 2単位 成本理香 ◆授業の到達目標およびテーマ 学生が、エンターテインメントの現場において、即対応できる音楽能 力を身に付ける。また様々な場面で、具体的な音楽的理解をもとに、 創造力を発揮できる人材となることを目標とする。スコアリーディン グに必要なハ音記号の復習、クラリネットなどの移調楽器などについ ても学習する。オーケストラで使われている様々な楽器の音色をしっ かり把握して、応用力を身に付けることが目標である。 ◆授業の概要 オーケストラのスコアを見て、音色、実音が理解できるように、楽器 別の理解を深めるための授業を行う。これまでの授業の理解が基本と なり、更に幅広い知識が持てるためのソルフェージュの授業である。 折にふれて確認のための小テストを実施し、学生自身が自分の弱点が どこにあるか自覚させ、積極的な受講姿勢を促す授業を進めていく。 ◆授業計画と内容 1回目 2回目 3回目 4回目 5回目 6回目 7回目 8回目 9回目 10回目 11回目 12回目 13回目 14回目 15回目 授業の進め方についての説明 楽器の音色1―ピアノ、パイプオルガン、チェンバロ 楽器の音色2―弦楽器 楽器の音色3―木管楽器 楽器の音色4―金管楽器と打楽器 小テスト 音色聴き取りによる楽器当てテスト 移調楽器について―記譜音と実音の違い ハ音記号を用いる楽器について 弦楽四重奏曲のアンサンブル 移調楽器を用いた曲のアンサンブル 小テスト オーケストラ・スコアの見方 オーケストラ曲を聴きながらスコアリーディング まとめと試験 ◆履修にあたっての準備学習(事前学習) 授業は、アンサンブルで用いられる、弦・管・打楽器についての知識 を深め、それらの楽器を用いて書かれたスコアを読めるようにするこ とを前提として進行する。エンターテインメントを学習する上で、作 品を音源だけで理解するのでなく、視覚的な面からも取り組むことが 重要である。 ◆成績評価の方法と基準 授業時の平常点(授業への参加態度、学ぼうとする姿勢) 、および半 年間の授業内容の修得の度合いをみるために行われる最後の総合的な 試験で評価する。また復習や予習を行っているか判断するための、授 業内容に関する質疑応答の評価も判断の対象に加える。 ◆教科書 書名①:音楽家への第一歩 入門コース第2巻B 著者名:ジャン−ピエール・クーロ 出版社:パリ・A. ルデュック社 書名②:名曲で学ぶ音楽の基礎Ⅱ 著者名:舟橋三十子 出版社:音楽之友社 ◆参考書・参考資料等 特になし。
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