科 目 名 医療概論 科目コード N20001 対 象 学 年 1年 開 講 学 期 前期 必修・選択 必修 単 1 単位 授 業 形 態 講義 時間割(学生記入) 担 当 教 員 吉岡 利忠 位 数 15 時間 将来、看護職として医療に携わる際に必要とされる、医学・医療の現 状について理解する。生物学の基礎、生体の機能、医学発達の歴史、現 概 要 在の医療体系とその問題点、医学と看護学の連携や共通点・相違点など について学習する。 分子・細胞・組織・臓器レベルで生体の形態・機能の概略を知り、疾 到 達 目 標 病との関連性について学ぶ。科学の進歩、現代医学・医療、疾病構造の 変化などについて知る。 1. 生体の誕生 2. 生体のしくみ 3. 健康の概念 4. 体力と健康 5. 生活習慣病 授 業 内 容 6. 遺伝情報と遺伝子病 7. 医療分析器械の発達 8. 看護師の裁量権の問 評 価 方 法 および 課題レポートによる評価および講義中の質問などに対する返答評価など 評 価 基 準 教 材 ・教 科 書 プリントを配布する。 留 意 点 科 目 名 人体の構造Ⅰ 科目コード N20002 対 象 学 年 1年 開 講 学 期 前期 必修・選択 必修 単 1 単位 授 業 形 態 講義 時間割(学生記入) 担 当 教 員 位 数 30 時間 千葉 正司 看護の対象となる人体の構造についての基礎知識を習得する。 身体の部位、器官の位置・方向についての表現法、人体を構成する各器 官や臓器の正しい名称と相互の位置関係を学ぶ。 概 要 個体を構成するすべて の器官系(運動器、消化・呼吸器、泌尿・生殖器、内分泌器、循環器、神 経系、感覚器)について基本構造を学び、必要な用語を理解する。 人体の内部にある各器官を、自分自身の身体の各部分に投射し対比させ 到 達 目 標 ることによって、これらの器官の相互の位置関係を理解する。 人体の各部位の表し方、臓器や器官の名称とその位置、それぞれの器官 の構造について基礎知識を修得する。 すべての器官系(運動器、消化・呼吸器、泌尿・生殖器、内分泌器、循 環器、神経系、感覚器)について基本構造を学び、必要な用語を理解する。 各器官系を学生自身が各自の身体の部分に投影させて対比し、相互の位 置関係を修得できるようにする。 1. 序論、細胞・組織・器官系、人体の区分・断面と方向用語 2. 骨学総論、さらし骨、交連骨格 3. 関節の総論、関節の構造と運動 4. 筋の総論、体幹の主な筋と作用 5. 四肢の主な筋と作用 内臓学総論、消化管の一般構造 6. 口腔と咽頭、腹膜、消化管・肝臓・膵臓の外形・内景と働き 7. 呼吸器系(鼻腔、喉頭、気管~肺胞)の構造と働き 授 業 内 容 8. 循環器総論、心臓の外形・内景と冠状動静脈、刺激伝導系 9.肺循環と体循環、内臓の血管、深静脈と皮静脈 10. リンパとリンパ節、中間試験 11. 胸腺・脾臓、泌尿器系(腎、尿管、膀胱) 、男性生殖器 12. 女性生殖器、内分泌系 13. 神経学の総論、脳と脳幹の構造と働き 14. 脊髄の構造と働き、末梢神経(脳神経) 15. 末梢神経(脊髄神経、自律神経) 、感覚器 16.感覚器(皮膚) 、定期試験 評 価 方 法 および 課題・レポート提出 40%、中間試験と定期試験 60%によって評価する。 評 価 基 準 (1) 藤田恒夫著「入門人体解剖学 改訂第5版」(南江堂) 教 材 ・教 科 書 (2) 千葉正司著「線描骨学実習 第二版」(考古堂) (3) 千葉正司著「線描人体解剖学 増補第三版」 (考古堂) 留 意 点 教科書を熟読し、予習・復習を行うこと。 解剖用語を言葉にして、何回も友達と 話すこと。 課題は期日までに提出すること。 色鉛筆(12 色、上質)を用意する。 科 目 名 人体の構造Ⅱ 科目コード N20003 対 象 学 年 1年 開 講 学 期 後期 必修・選択 必修 単 1 単位 授 業 形 態 講義 時間割(学生記入) 担 当 教 員 千葉 正司 概 要 到 達 目 標 授 業 内 容 位 数 30 時間 看護の対象となる人体の構造について、前期授業の「人体の構造Ⅰ」で の知識を反復し、解剖学の広範で必須の基礎知識を習得する。 「線描人体解剖学」にカラー着色しながら、すべての器官系(運動器、 消化・呼吸器、泌尿・生殖器、内分泌器、循環器、神経系、感覚器)につ いて、局所解剖学的に復習し、更なる人体構造の理解に努める。 組織プレパラートの検鏡とスケッチ、人体模型標本の観察とスケッチ、 実習体のカラースライド映写を通して、人体を構成する組織像、各臓器の 正しい名称・構造と相互の位置的関係を学ぶ。 前期授業の「人体の構造Ⅰ」での知識を反復し、解剖学の広範で必須の 基礎知識を習得する。 「線描人体解剖学」にカラー着色し、すべての器官系(運動器、消化・ 呼吸器、泌尿・生殖器、内分泌器、循環器、神経系、感覚器)について、 局所解剖学的に復習し、必須の基礎知識を隣接器官との関係から理解する。 人体模型標本を用いて、また、自分自身の身体各部を動かして、骨格や 筋肉を自分に投影・対比させて、骨・筋の位置関係や血管走行を理解する。 組織プレパラートを検鏡し、器官の組織構築を体験・理解する。 1. 人体の発生(初期発生) 、授業進行と自主課題(模型と検鏡スケッチ) 2. 頭部(頭蓋・関節・筋・血管、脳神経・脳底動脈) 、スケッチ① 3. 頚部(脊柱・関節・筋・内臓・血管・リンパ節・神経)、スケッチ① 4. 胸部(胸郭・筋・心嚢・肺門・縦隔・血管・リンパ節・神経) 、スケッチ② 5. 上肢(骨・筋・関節・動静脈・リンパ節・腕神経叢) 、スケッチ② 6. 腹部(骨・筋・関節・腹膜・内臓・血管・リンパ節・神経) 、スケッチ③ 7. 骨盤(骨・筋・関節・腹膜・内臓・血管・リンパ節・神経) 、 スケッチ③ 8. 下肢(骨・関節・血管・リンパ節、腰・仙骨神経叢) 、スケッチ④ 9. 後胸・腹壁と体幹後面(骨・筋・関節・血管・神経) 、スケッチ④ 10. 脳と脳幹・脊髄(髄膜と脳室系) 、感覚器(眼・耳・鼻) 11. 感覚器(舌・皮膚・乳腺)、中間試験 12. 人体模型標本/組織標本のスケッチのスキャン 13. 人体模型標本/組織標本のスケッチの発表会 14. 組織標本/人体模型標本のスケッチのスキャン 15. 組織標本/人体模型標本のスケッチの発表会 16.定期試験 (2 月下旬に実習体見学実習を予定) 評 価 方 法 および 課題・スケッチの提出 50%、中間試験と定期試験 50%によって評価する。 評 価 基 準 (1) 藤田恒夫著「入門人体解剖学 改訂第 5 版」 (南江堂) 教 材 ・教 科 書 (2) 千葉正司著「線描骨学実習 第二版」(考古堂) (3) 千葉正司著「線描人体解剖学 増補第三版」 (考古堂) 留 意 点 色鉛筆(12 色、上質)と B4 ケント紙 4 枚、B4 封筒・ボードを各自用意する。 着色 は丁寧に行う。 課題は期日までに提出する。 「入門人体解剖学」を熟読する。 科 目 人体の機能Ⅰ 名 科目コード N20004 対 象 学 年 1年 開 講 学 期 前期 必修・選択 必修 単 1 単位 授 業 形 態 講義 時間割(学生記入) 担 当 教 員 宇田 宗弘 位 数 30 時間 適切な看護を行なうには、人体の構造と機能や病気について十分な知 識を身につける必要があります。人体は多数の器官で構成され、それら の器官が互いに連携しながら正常な機能を維持し、健康な身体を支えて います。「人体の機能 I」では生命を維持するために必要な細胞や体液、 概 要 血液、循環器系、呼吸器系、泌尿器系、消化器系の正常な機能について 詳しく学びます。人体の内部環境の恒常性(ホメオスタシス)がどのよ うな機構で保たれているかを理解できるでしょう。いろいろな疾病は正 常な機能が破綻した状態であり、正常な機能を理解することによって疾 病の発症原因を理解することができます。 1. 細胞、体液、血液、循環器系、呼吸器系、消化器系、泌尿器系について 到 達 目 標 の基本的な機能を理解し、説明することができる。 2. 人体の機能と看護技術や疾病の発症原因とのかかわりを理解する。 授 業 内 容 1. 人体の生理機能とは。 2. 基礎化学、細胞 3. 体液、ホメオスタシス・内部環境の恒常性 4. 血液 Ⅰ 5. 血液 Ⅱ 6. 循環器系 Ⅰ 7. 循環器系 Ⅱ 8. 循環器系 Ⅲ 9. 呼吸器系 Ⅰ 10. 呼吸器系 Ⅱ 11. 消化器系 Ⅰ 12. 消化器系 Ⅱ 13. 泌尿器系 Ⅰ 14. 泌尿器系 Ⅱ 15. まとめ 評 価 方 法 各章が終わる毎に「小テスト」を行います。小テスト(30%)、期末試験 および (60%)、課題(10%)を対象として総合評価します。小テスト、期末テスト、 評 価 基 準 課題では人体の機能についての基本的な理解を問う問題を出します。 教科書:系統看護学講座 能 専門基礎分野 解剖生理学 人体の構造と機 ① 医学書院 教 材 ・教 科 書 参考書: 「ヒューマンボディ―からだの不思議がわかる解剖生理学」 第 3版 片桐康雄ら監訳 エルゼビア・ジャパン 2013 講義では使用するスライドと同じ内容のプリントを配布します。 留 意 点 出席は厳守すること。教科書を熟読し、予習・復習を行うこと。 科 目 人体の機能Ⅱ 名 科目コード N20005 対 象 学 年 1年 開 講 学 期 後期 必修・選択 必修 単 1 単位 授 業 形 態 講義 時間割(学生記入) 担 当 教 員 宇田 宗弘 位 数 30 時間 「人体の機能 Ⅱ」では体温調節機能、免疫機能、内分泌系、神経系、 筋・骨格系、感覚器系、生殖器系の正常な機能について学び、感覚情報 概 要 の伝達や運動がどのような生理機構で発揮されるのか、また、生体機能 の調節が常に複数の系の協調によって行われることを学びます。また生 殖のしくみと各器官系の成長と老化による変化を学びます。 1. 体温調節、免疫、内分泌系、神経系、感覚系、筋・骨格系、生殖器系につ いての基本的な機能を理解し、また成長と老化による各機能の変化を理 到 達 目 標 解し説明することができる。 2. 人体の機能と看護技術や疾病の発症原因とのかかわりを理解する。 授 業 内 容 1. 体温調節 2. 免疫 3. 内分泌系 Ⅰ 4. 内分泌系 Ⅱ 5. 神経系 Ⅰ 6. 神経系 Ⅱ 7. 神経系 Ⅲ 8. 感覚系 Ⅰ 9. 感覚系 Ⅱ 10. 筋・骨格系 Ⅰ 11. 筋・骨格系 Ⅱ 12. 生殖器系 Ⅰ 13. 生殖器系 Ⅱ 14. 成長と老化 15. まとめ 評 価 方 法 各章が終わる毎に「小テスト」を行います。小テスト(30%)、期末試験 および (60%)、課題(10%)を対象として総合評価します。小テスト、期末テスト、 評 価 基 準 課題では人体の機能についての基本的な理解を問う問題を出します。 教科書:系統看護学講座 能 専門基礎分野 解剖生理学 人体の構造と機 ① 医学書院 教 材 ・教 科 書 参考書: 「ヒューマンボディ―からだの不思議がわかる解剖生理学」 第 3版 片桐康雄ら監訳 エルゼビア・ジャパン 2013 講義では使用するスライドと同じ内容のプリントを配布します。 留 意 点 出席は厳守すること。教科書を熟読し、予習・復習を行うこと。 科 目 名 病理学 科目コード N20006 対 象 学 年 2年 開 講 学 期 前期 必修・選択 必修 単 2 単位 授 業 形 態 講義 時間割(学生記入) 担 当 教 員 鬼島 宏 ・ 呉 雲燕 概 要 到 達 目 標 位 数 30 時間 「病理学」という学問領域は、(1)病気の原因を追究して、(2)病気に伴い 患者の身体の中で、どのような変化が生じているのかを明らかにして、疾 病の成り立ちを理解する分野である。さらにこれらをもとに、(3) 患者の 病気を診断する(病理診断)、(4) 病気の予防に貢献する、という医療分野 の役目も担っている。このような病理学の本質と役割を理解するための授 業を行う。 「病理学」の授業では、代謝障害・循環障害・炎症・免疫異常・腫瘍など の総論に加えて、循環器・呼吸器・造血器・消化器・泌尿生殖器・運動器・ 神経系などの各臓器における主要な疾病(疾患)の成り立ちを理解し、こ れらを習得することを目標とする。 病理学総論7回と、各臓器における主要な疾病(疾患)の成り立ち8回および試 験より構成される 授 業 内 容 第1回 病理学の概説、病理組織細胞診断 第2回 細胞・組織の損傷と修復・再生 第3回 代謝障害、循環障害 第4回 炎症、免疫機能の異常 第5回 感染症 第6回 腫瘍 第7回 遺伝子異常、先天異常 第8回 循環器・内分泌器の疾患 第9回 呼吸器の疾患 第 10 回 造血器・リンパ組織の疾患 第 11 回 女性生殖器・乳腺の疾患 第 12 回 消化管の疾患 第 13 回 肝・胆・膵の疾患 第 14 回 泌尿器・男性生殖器・皮膚の疾患 第 15 回 運動器・神経系の疾患 定期試験 100% 評 価 方 法 到達目標に対応して、疾患の基本概念を理解することを前提に、病態に対 および する洞察力を試す問題を出す。答案の構成や論理性を重点的に評価する。 評 価 基 準 定期試験により評価し、授業への参加度を加味する場合もある。 試験で成績不良の学生に対しては、再試験を行う可能性がある。 教 材 ・教 科 書 わかりやすい病理学(改訂第 5 版) 岩田隆子監修 南江堂 病理学」は、疾患の治療や看護の基盤となる分野で、しっかりと身につけ 留 意 点 てほしい。 講義では、病態理解のため模式図を用いるので、色鉛筆の用意が望ましい。 薬理学 科目コード N20007 対 象 学 年 2年 開 講 学 期 前期 必修・選択 必修 単 2 単位 授 業 形 態 講義 時間割(学生記入) 科 目 名 担 当 教 員 位 数 30 時間 元村 成 薬理学とは単に薬の名前と何の病気に効くのかを覚えれば良い科目ではな。 薬をどうやったら効かせることができ、薬はその病気にどうやって効くのかを知り、 そのためにはその病気がどうやって起こるのかを知る必要がある。その薬は化学 概 要 物質であり、ヒトの体の中でどのような形で存在し、どのくらいの量が必要で、副 作用とはどういうことで、薬の飲み合わせではどんなことが起こり、それを防ぐため にはどうしたら良いのか等々を、薬力学、薬物動態学、薬物遺伝学、臨床薬理 学、毒科学といった科学的なEBMに則った薬物治療学を学習する。 ・現代の医療はチーム医療である。特に看護師は患者と一番面と向かう職種で ある。患者と医師の橋渡しの役割も要求される。そんな時、間違った薬の知識、 到 達 目 標 科学的EBMに基づかない憶測の薬の知識で患者に接することは許されない。 薬の投与にあたっては、常に何故なのかを考え、いつも患者を慎重に観察し、副 作用を早期に見つけ出し、最善の薬物治療を担うチーム医療の一員としての最 低限の薬の知識を身に付ける。 授 業 内 容 1.薬理学入門:薬とは?薬力学:薬物の作用点、受容体・生理活性物質 2.薬理学的解析;薬は用量である、用量反応曲線、治療係数 3.薬物動態学:吸収・分布・代謝・排泄、治療薬物モニタリング 4.薬物遺伝学;個体差、薬物代謝酵素の遺伝子多型、薬物相互作用 5.自律神経系作用薬:アドレナリン作動薬、アドレナリン受容体拮抗薬 6.ムスカリン受容体拮抗薬、神経節遮断薬、筋弛緩薬、局所麻酔薬 7.循環器系作用薬:利尿薬、抗高血圧薬、抗不整脈薬、抗狭心症薬、 心不全治療薬、血液作用薬 8.前半まとめ+中間試験 9.中枢神経系作用薬:全身麻酔薬、催眠・抗不安薬、抗痙攣薬 10.抗精神病薬、抗うつ薬、パーキンソン病治療薬、麻薬性鎮痛薬 11.抗アレルギー薬、抗炎症薬、免疫治療薬、副腎皮質ステロイド 12.呼吸器・消化器系作用薬:気管支喘息治療薬、胃潰瘍治療薬 13.内分泌系・物質代謝作用薬:ホルモン、ビタミン、抗糖尿病薬 14.抗菌薬、抗ウイルス薬、消毒薬、抗生物質各論 15.抗悪性腫瘍薬、漢方薬、後半まとめ+試験 8回目の授業で前半のまとめと中間試験を行い、後半は15回目まで講義 を行い、後半7回分の期末試験は別途行う。中間期末試験とも筆記試験で および 行う。点数配分は中間40 点、期末40 点とし、それに毎回講義後に提出す 評 価 基 準 るレポート評価点 20 点を加えて合計 100 点とし、60 点を以って合格とす る。 ・系統看護学講座・専門基礎分野「疾病の成り立ちと回復の促進[3] 薬理学 教 材 ・教 科 書 吉岡充弘・泉剛・井関健著、2015 年1月 日発行 第 13 版第 2 刷、 医学書院 ・パワーポイントで作成の講義資料を配布する。 評 価 方 法 留 意 点 授業の進度が速いので、しっかり予習・復習をすること。 1年次に学習した解剖学(形態学)、生理学(機能学)をきちんと復習すること。 科 目 名 栄養代謝学 科目コード N20008 対 象 学 年 2年 開 講 学 期 後期 必修・選択 必修 単 2 単位 授 業 形 態 講義 時間割(学生記入) 担 当 教 員 三村 概 要 到 達 目 標 位 数 30 時間 純正 ヒトが健康を維持し、活動していくためには栄養素の摂取が必要です。 栄養素の種類や役割、摂取された栄養素の消化・吸収・代謝の仕組みに ついて学びます。また、肥満や糖尿病、高脂血症などの代謝性疾患の原 因について学び、健康、医療における栄養学の重要性について理解を深 めます。最近よく目にする機能性食品やサプリメントなどについても言及し ます。 1. 2. 3. 4. 1. 栄養素や生体を構成する物質の種類や役割を理解する。 栄養素や生体内物質の代謝の仕組みを理解する。 代謝の異常によって起こる様々な疾患・病態の発症機構を理解する。 医療、実生活において栄養学がどのように活用されているか理解する。 栄養代謝学概論・生化学の基礎知識 2. 生体を構成する物質(1) 糖質 3. 生体を構成する物質(2) 脂質 4. 生体を構成する物質(3) タンパク質・核酸 5. 生体を構成する物質(4) 水と無機質・血液と尿 6. 生体を構成する物質(5) ホルモンと生理活性物質 7. 生体内の物質代謝(1) 酵素・ビタミンと補酵素 授 業 内 容 8. 生体内の物質代謝(2) 糖質代謝1 9. 生体内の物質代謝(3) 糖質代謝2・脂質代謝1 10. 生体内の物質代謝(4) 脂質代謝2 11. 生体内の物質代謝(5) タンパク質代謝 12. 生体内の物質代謝(6) 核酸、ポルフィリン代謝 13. 生体内の物質代謝(7) 代謝の異常 14. 遺伝情報とその発現 遺伝情報・先天性代謝異常 15. まとめ 評 価 方 法 および 評 価 基 準 教 材 ・教 科 書 期末試験(80点)と出席状況・授業中の問題への解答(20点)から総合的に 評価します。 (1) 系統看護学講座 専門基礎分野 生化学 人体の構造と機能[2] 医学書院 (2) 系統看護学講座 専門基礎分野 栄養学 人体の構造と機能[3] 医学書院 ♦ (1)の教科書の内容に沿って講義、試験を行います。(2)の教科書は参考 留 意 点 書とします。 ♦ 復習として、前回の講義で学習した章のゼミナールを解いてくること。 ♦ 毎回、授業中に問題(一問)を出します。(出席確認を兼ねる) 科 目 名 微生物と感染症 科目コード N20009 対 象 学 年 1年 開 講 学 期 後期 必修・選択 選択 単 2 単位 授 業 形 態 講義 時間割(学生記入) 担 当 教 員 小野 久弥 位 数 30 時間 感染症患者の看護に必要な生体防御機構と免疫機構およびこれらと関 係の深い感染症の病態、症状、治療について学びます。とくにこの講義 概 要 では、エイズ、SARS、インフルエンザなどの新興感染症の症状や治療、 院内感染症などについて触れ、これらの疾患について治療や看護、感染 予防に対する理解を深めます。 1. 感染源・感染経路・感受性者を理解できる 2. 新興感染症と再興感染症を理解できる 到 達 目 標 3. 感染症の病態を理解できる 4. 感染に対する生体防御機構を理解できる 5. 感染症の予防・治療法を理解できる 6. 院内感染とその対策について理解できる 1. 微生物と感染症 2. 細菌学総論 3. 細菌学各論(1) 4. 細菌学各論(2) 5. ウイルス学総論 6. ウイルス学各論(1) 7. ウイルス学各論(2) 授 業 内 容 8. 真菌学・寄生虫学 9. 感染症に対する防御機構(1) 10. 感染症に対する防御機構(2) 11. 感染症の予防と滅菌・消毒 12. 代表的な感染症(1) 13. 代表的な感染症(2) 14. 代表的な感染症(3) 15. まとめ 評 価 方 法 および 評 価 基 準 到達目標 1 から 6 までを試験(90%)によって評価します。ただし、授業への参 加度(10%)を評価に反映します。詳細は、授業開始時に説明します。 教 材 ・教 科 書 小熊恵二、堀田博編「コンパクト微生物学改訂第3版」(南江堂) 留 意 点 普段から感染症に広く興味を持つことを強く希望します。
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