利府町漁港管理計画(案)に対する意見・回答 パブリックコメント実施期間

利府町漁港管理計画(案)に対する意見・回答
◆パブリックコメント実施期間 平成28年10月5日から同年11月4日まで
◆意見提出状況 意見提出者2名(内容については、次の表のとおり)
№
箇
所
意
見
「漁船や漁船以外の船舶ともに、
また漁業者や漁業者以外の者とも
回
答
目的は、お寄せいただいた意見を
参考に「漁船やそのほかの船舶、ま
に」は「漁船や一般の船舶ともに、 た、漁業者やそのほかの利用者が、
1
1
また漁業者や釣り、散策など親水空
浜田漁港及び須賀漁港の適切な利
間を親しむ一般利用者ともに」とす
用等ができるよう漁港運営管理計
べきではないでしょうか。
画を定め、それに基づき漁港管理条
例を改正し漁港の適切な運営及び
管理を行います。」に修正します。
2
8
ヨット、モーターボートは相続、
漁港の適切な管理のため、譲渡売
合併以外の知人、友人、同好者間の
買による所有権の移転についての
譲渡売買が一般的です。権利の継
場合は、新たな所有権者が新たな許
続、譲渡は認めていただきたい。
可申請をすることになります。
船舶検査証書の有効期間ですが、
いかなる事情があっても、許可申
諸事情(病気、ケガ、修理等の予算
請時において船舶検査証書の有効
不足等)により、放置ではなく、更
期間外の船舶については、漁船以外
新を延期している所有者もいます。 の船舶の使用許可の対象外とする
3
6(7)
したがって、条件付き許可でも良い
と思うのですが。※有効期限切れで
方針です。
漁港の適切な管理のため一時的
も、所有権は存在していますから。 に当該船舶を自ら航行することに
よる移動を命ずる場合もあります
ので、許可の条件にしております。
プレジャーボートにおいて損害
航行中の万が一の事故による損
賠償保険に加入することは望まし
害に対する賠償への備えは必須で
いことです。しかしながら、加入は、 あると考えますので、許可の条件に
個人の自由であり、現時点での強制
加入は、プレジャーボート発展にブ
4
6(8)
レーキをかけるものと考えられま
す。加入は長期的計画で考えて頂き
たい。
しております。
船舶所有者が船舶操縦士の免許
漁港の適切な管理のため、一時的
を受けていないケースは、多々ある
にでも当該船舶の自走により移動
と思います。実際の運航は、免許を
を命ずる場合もありますので、許可
受けている者が、操縦するため、問
の条件にしております。
題は無いと思うのですが
しかしながら、そのような場合を
想定し、「ただし、許可を受けよう
とする者が当該船舶の所有者でな
5
6(9)
く使用する者である場合は、所有者
が指定する特定の者が当該船舶を
運航する者である証明及び当該使
用者が当該船舶の移動を要すると
きは速やかにその船舶を操縦し移
動することを確約する書類を提出
した場合を除く。」と計画案の6(1
0)に追記修正します。
6
※
その他
岸壁の一部にプレジャーボート
岸壁の一部にプレジャーボート
の一時係留エリアを設けて頂きた
の一時係留エリアを設けるための
い。荷物の上げ下ろし、女性や子供、 スペースを確保するのは物理的に
年配者の乗船は結構大変なもので
困難であると考えているため、一時
す。
係留エリアは設けません。
この表に記載しなかった一般的な指定管理者の制度、使用料及び運用の取り扱いにつ
いて提出されたご質問等につきましては、今後の事業展開の参考にさせていただきます。
利府町漁港運営管理計画
1
目的
漁船やそのほかの船舶、また、漁業者やそのほかの利用者が、浜田漁港及び須賀漁港の適切な利
用等ができるよう漁港運営管理計画を定め、それに基づき漁港管理条例を改正し漁港の適切な運営
及び管理を行います。
2
漁港管理者(町長)が行うことは次のとおりです。




漁港の適正な維持管理を行うこと
利用の調整を行うため必要があるときは船舶等の所有者等に移動を命ずること
物件を指定し放置等を禁止する区域を定めること
漁港施設の利用を著しく阻害するとき又はそのおそれがあると認めるとき、その所有者等
に除去等を命ずること(事前の立ち入り調査を要するときは行うことができるようにしま
す。)
3
放置等を禁止する区域及びその物件を指定します。
 漁港区域内の水域に対しては、漁船以外の船舶について放置すること等を禁止する区域、
漁船について放置すること等を禁止する区域、全ての船舶について放置すること等を禁止
する区域を別紙のとおり指定します。
 漁港区域内の土地については、現在、施工中の工事が終了次第、車輛等について放置する
こと等を禁止する区域を定めます。
4
漁船の利用と漁船以外の船舶の漁港施設等の使用について定めます。
 漁船が漁港施設を利用しようとする場合は届出することとします。
 漁船以外の船舶を停係泊又は陸上での保管をさせるための区域を指定することができるこ
ととし、使用する場合は申請のうえで許可を要することとします。
5
漁港区域内の土地及び水域の占用等について定めます。
 占用等の行為については、申請のうえで許可を要することとします。
6
各許可の条件を定めます。
 次の事項のひとつでも当てはまる場合は、占用等の行為の許可を認めないこととします。
(1)漁港の利用上、工作物等の設置、増設若しくは改良又は漁港施設の形状を変更することが必
要不可欠であり、かつ、他の方法によることが困難であると認められないとき。
(2)工作物等の設置、増設若しくは改良又は漁港施設の形状を変更することにより漁港施設等の
一般使用が阻害されるおそれがあるとき。
(3)工作物等の設置、増設若しくは改良又は漁港施設の形状を変更することが漁港の維持運営に
関する計画の趣旨に適合していないと認められるとき。
(4)占用等の行為の許可を受けようとする者が、当該規定の行為の許可の取消しを受け、その取
消しのあった日から起算して2年を経過しないとき。
(5)許可を受けようとする行為について漁業法(昭和24年法律第267号)第6条第2項に規
定する区画漁業権及び共同漁業権についての漁業協同組合の了承を得ていないとき。
 次の事項のひとつでも当てはまる場合は、漁船以外の船舶の使用の許可を認めないこととしま
す。
(1)総トン数10トン以上の停係泊の外、漁港施設等の能力に照らし適切でないとき。
(2)漁港施設等が損傷又は汚損されるおそれがあるとき。
(3)漁港施設等の目的及び用途を妨げるおそれがあるとき。
(4)その他漁港の開発、利用又は保全に支障を与えるおそれがあるとき。
(5)使用の許可を受けようとする者が、当該規定の使用の許可の取消しを受け、その取消しのあ
った日から起算して2年を経過しないとき。
(6)許可を受けようとする者の所在及び連絡先が不明であるとき。
(7)許可を受けようとする申請の日が許可を受けようとする当該船舶の船舶安全法(昭和8年法
律第11号)第9条第1項に規定する船舶検査証書の有効期間内でないとき。
(8)許可を受けようとする当該船舶が損害賠償保険に加入していないとき。
(9)許可を受けようとする者が船舶職員及び小型船舶操縦者法(昭和26年法律第149号)第
23条の2第1項に規定する小型船舶操縦士の免許を受けていないとき。
(10)許可を受けようとする者が許可を受けようとする船舶の小型船舶の登録等に関する法律
(平成13年法律第102号)第3条に規定する小型船舶登録原簿に登録されている所有者で
ないとき。ただし、許可を受けようとする者が当該船舶の所有者でなく使用する者である場合
は、所有者が指定する特定の者が当該船舶を運航するものである証明及び当該使用者が当該船
舶の移動を要するときは速やかにその船舶を操縦し移動することを確約する書類を提出した
場合を除く。
7
許可を受けた者から使用料等を徴収します。
 許可に対し、使用料等を徴収します。
8
許可により生ずる権利の扱いについて定めます。
 許可により生ずる権利は、他人に譲渡し、担保に供し、又は、転貸してはならないものと
します。(相続や合併を除く。)
9
条例の規定等に違反する者に対して、5万円以下の過料に処します。
10
漁港の維持管理について計画を策定します。
11
指定管理者制度を導入し、漁港の適切な運営管理を行います。
 漁港の秩序を維持するほか、漁港の適切な運営管理を行うことができる指定管理者を公募
及び審査のうえで選考します。
 料金徴収及び指定管理者制度の導入は、周知期間を置いてから行います。
12
施行
 料金徴収及び指定管理者制度を除き平成 28 年 12 月をめどに一部施行し、平成 29 年 10
月をめどに完全施行を予定しています。