獣医放射線学B(旧カリ) 4年次/ 2 単位 必修 後期集中 中山 智宏【教授】/高橋 朋子【専任講師】 学科・クラス 獣医学科 指 定 等 代表的な疾患のX線診断法の基本が理解出来るようにする。さらに、各種画像診断機器による画像の違いを理解する。放射線治療が適応される疾患につい て理解する。 学習目標 学 び の 腫瘍と放射線、放射線治療、LINAC(直線加速器)、4R、分割照射、放射線障害、X線解剖、X線読影 キーワード 獣医放射線学Aおよび獣医解剖学(マクロ解剖)の講義内容の復習 準備学習及び復習 の内容・履修条件 講義、参考資料配付、パワーポイント教材を用いる。 授業方法 定期試験(以下の授業内容の基本事項について理解していれば、合格とする(60点))。 成績評価 基 準 参考書:大学間連携共同教育推進事業(Vet4U)のウェブサイト、犬と猫の臨床X線・総合画像診断(インターズー)、犬と猫のX線解剖アトラス(インターズー) 、オフィスアワー:水曜日、12-13時、9号館放射線学研究室 備 考 回 数 授 業 内 容 獣医腫瘍学における放射線治療の役割:腫瘍の診断、治療の概説と、他の治療(外科手術や抗がん剤治療)との比較について 1 放射線治療の理論:放射線治療が効果を示す機序や放射線障害(急性、晩発性)について 2 放射線治療の実際:放射線治療が適応となる腫瘍、実際の治療スケジュールなどについて 3 読影1:食道と気管のX線解剖と読影(巨大食道症、食道狭窄、異物、気管虚脱) 4 読影2:胸部のX線解剖と読影(胸部のX線撮影、胸水、気胸、肺胞、間質、気管支、血管パターン、縦隔腫瘤、縦隔洞気腫) 5 読影3:心臓のX線解剖と読影:弁膜症、犬糸状虫症、心筋症、心膜水腫、先天性心疾患、ドプラ心エコー法 6 7 読影4:横隔膜のX線解剖と読影:横隔膜ヘルニア 時間、幽門流出障害、胃拡張捻転、消化管造影 肝臓と胃のX線解剖と読影:肝腫大、小肝症、門脈体循環シャント、撮影ポジションと胃の所見、胃空虚 読影5:膵臓、脾臓と腸のX線解剖と読影:膵臓腫瘍・膿瘍、脾臓腫瘍、イレウス、ニボー、腸重責 8 9 読影6:後腹膜腔臓器のX線解剖と読影 腫大、子宮蓄膿症 腎臓のX線解剖と読影:静脈性尿路造影法、水腎症、腎結石、腎腫瘍 泌尿生殖器のX線解剖と読影:尿石症、前立腺 読影7:頭部のX線解剖と読影:鼻腔内腫瘍、耳道疾患、水頭症、脳腫瘍、後頭骨形成不全 10 読影8:脊椎および脊髄のX線解剖と読影:椎間板ヘルニア、ウォブラー症候群、脊椎・脊髄腫瘍 11 12 読影9:長骨(四肢)のX線解剖と読影:骨膜反応、骨肉腫、肥大性骨異栄養症、肥大性骨症、汎骨炎、骨粗鬆症、骨折と癒合不全、骨端軟骨早期閉鎖、 離断 性骨軟骨炎 読影10:関節(前肢)のX線解剖と読影:細菌性関節炎、リウマチ性関節炎、虚血性大腿骨頭壊死、股関節異形成、前十字靭帯断裂、膝蓋骨脱臼 13 読影11:歯牙のX線解剖と読影 14 定期試験 15
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