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1485.ドイツ:脱ユーロ新党結成 総選挙に影響も
毎日新聞 2013.4.1.
ベルリンで記者会見する「ドイツのための選択肢」広報担当のルッケ氏。
同党は4月中に最初の総会を開催する予定だ=2013年3月18日、ロイター
(傍線:吉田祐起引用)
【ベルリン篠田航一】9月に連邦議会選(総選挙)を控える ドイツで、欧州共通通貨ユーロから
の脱退と旧通貨マルクへの回帰を訴える新党が結成された。経済大国ドイツでは、自らの税金
が財政危機国支援に次々に使われることへの不満も根強く、2月の世論調査では3割超がマル
ク復活を望んでいる。
新党はユーロ問題にほぼ特化しているため、国政での議席獲得に必要な「得票率5%以上」
を達成できるかは微妙だが、ユーロに懐疑的な票が流れれば、選挙の「台風の目」になる可能
性もある。
新党は「ドイツのための選択肢」。党名には「ユーロ維持こそ唯一の選択肢」と言い続けるメル
ケル首相への反発の意味も込められている。有力紙フランクフルター・アルゲマイネの元編集
者、ドイツ産業連盟の元会長、実業家や学者ら約5000人が支援者に名を連ね、2月に結成さ
れた。4月中に正式な党大会を開催する。
ドイツには現在、ユーロ脱退を掲げる主要政党はなく、新党の広報担当ベルント・ルッケ氏は
独誌に「ユーロは欧州を崩壊させている。だがユーロを批判する政党がドイツにないのは、まる
で思想統制のようだ」と語る。
9月の総選挙では、メルケル首相率いる連立与党の中道右派陣営に、野党の中道左派陣営
が挑む構図。だが両陣営とも現段階では過半数確保は難しい見通しで、この「脱ユーロ新党」
の得票次第で選挙結果が左右される可能性もある。新党の基盤は保守層が多いため、保守系
与党のキリスト教民主・社会同盟のフォルカー・カウダー議員団長は「ドイツの豊かさは、団結し
た欧州の上に成り立っている。この新党が有権者を説得できるとは思えない」と述べ、「保守票
切り崩し」に危機感を強めている。
イタリアでは2月の総選挙で反ユーロ姿勢の新興政治団体が第3勢力に躍進した。
ヨシダコメント:
通貨ユーロが誕生したのは1999年1月。欧州10カ国でスタートしました。当時のヨシダは人生
三毛作とばかり、「総合物流・経営コンサルタント」として再出発して6年目。統一通貨が誕生す
る以前の共同体そのものが誕生した当時は別として、通貨まで統一されるという情報が流れた
時代のこと、会合の名称は何だったか記憶はありませんが、大勢の人の前で大見栄を切って偉
そうに声高で言った(放言)したものです。「ユーロとか、統一通貨がヨーロッパでできるなんて、
考えられない。物価も賃金も異なる巨大な地域で統一通貨なんてできる筈はない!」と。後年、
大恥をかいたものでした。でも、ここにきて、何だがユーロ崩壊への半歩、一歩が心配されます。
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