な で し こ だ よ り 4月号

な で し こ だ よ り 7月号
ともだちいっぱい げんきいっぱい
なでしこようちえん
ホームページアドレス
平成28年6月27日
江東区立なでしこ幼稚園
http://www.koto.ed.jp/nadeshiko-yo/
「どうして?」
「なぜ?」を大切に
園 長
仲 田
恵
保護者の皆様のご協力で組み立てていただいたプールを前にプール開きをしたものの、雨や曇りの日が
続き、なかなかプールに入れなかった 6 月。7 月こそ夏の太陽の光をあびてプールでたくさん遊べることを
楽しみにしている毎日です。
さて、園生活の中で毎日必ず取り組む活動の一つとして“片付け”があります。時々、積木をあるだけ
出して家や乗物を作ったり、
ままごと道具を全部テラスに出したりして遊んだ後、
片付けが嫌になってきて、
片付けに身が入らなくなる時があります。そのような時、
「片付けないとお弁当をたべられなくなるよ」と
どうしてなのかを先に言うのではなく、
「どうして片付けないといけないのかな」
「なぜ片付けるんだろうね」
と片付けの必要性や意味をこどもたちに問い掛けます。
先日、テレビで林修先生(塾講師)が大学生に「社会に出て必要な力は“解決力”と“創造力”である」
とお話されていました。
“解決”する力を付けるには、今のこどもの「どうして片付けなくちゃいけないの」
「なぜトマトは赤いの」
「なぜ鳥は飛ぶの」等々、大人に聞いてくる質問を大切にしなくてはならないという
ことです。そんなこと聞かれても分からない、そんなこと聞かなくても分かるでしょ、と思うこともたくさ
んあると思います。しかし、
「先生も分からないから一緒に調べてみようか」
「〇ちゃんはどうしてだと思う」
というように全てに回答を出してあげるのではなく、こども自身が調べたり、考えたりできるような返事を
することが“解決力”を身に付けていくことにつながっていくと思います。
「〇ちゃんはどうしてだと思う」と問い掛けた時、大人では考えられないような答えを言うことがありま
す。それに対して「そんなはずないでしょ」と言ってしまっては、こどもが次に考える意欲を失ってしまい
ます。
「そうかもしれないね。お母さんはこんな風に思うよ」といろいろな考え方を知らせることで“創造力”
にもつながっていくのではないでしょうか。是非、お子さんから「どうして」
「なぜ」という言葉が出てきた
時は、チャンスと思って一緒に考えてみましょう。
年少組 指導のポイント
年長組 指導のポイント
・友達と一緒に同じ場にいることの楽しさを感じ始め
・蒸し暑い日が続いています。プール遊びを楽しみ
ています。遊びの中で自分の思いや考えを主張でき
にしていた子も多く、友達と一緒に水の心地よさ
るようになってきました。一人一人が自分の思って
を感じています。自分なりに課題をもってやって
いることを言葉にして伝えられるように、教師が仲
みようという気持ちをもてるように、水に顔を付
介して言い方を伝えたり、言葉を補ったりして友達
けたり浮いたりと様々なことに挑戦する姿を励ま
と一緒に遊ぶことを楽しめるようにしていきます。
し、できた嬉しさに共感していきます。
・これまで砂場や土山で水を使って遊ぶ楽しさをたく
・遊びの中で盆踊りや提灯づくりを楽しんでいるこ
さん感じてきました。いよいよ楽しみにしていたプ
どもたち。イメージしたものを再現する楽しさを
ールが始まりました。水で遊ぶ心地よさを感じられ
感じながら自分たちでやり遂げた達成感を味わえ
るように、水鉄砲で遊んだり、プールの中でいろい
るように、友達と相談したり作ったりする姿を認
ろな遊びをしたりして水に親しめるようにしてい
め、学級の一体感をもてるようにしていきます。
きます。
・もうすぐ夏休みがやってきます。年長組として心
・夏休みが近付いてきました。これまで生活してきた
も体も成長した喜びを感じられるように、4月か
保育室の大掃除をしたり、遊んだ遊具を片付けたり
らの生活を振り返り、それぞれの頑張りを認めて
して、夏休み以降の生活も楽しみにできるようにし
いきます。また、生活の場の掃除をして夏休み以
ていきます。
降の生活に期待がもてるようにしていきます。