天使のひと言 12月 ☆ どんぐり落ちないかな? 八幡の子ども動物園でどんぐり拾いをしていました。 風が吹くと、たくさんどんぐりが落ちてくるので、木の下で待って いました。 すると、TくんとYくんは、木の下から「ふー」と 息を吹きかけていました。 (三歳児) ☆ 住んでいるところは? あるとき「京都!」という答えを期待して 「みんなの住んでいるとこはどこかな?」と言うと、 Nちゃんは「幼稚園!」と張り切って答えてくれました。 Nちゃんは幼稚園が大好きなんですね。 (三歳児) ☆ 落ち葉じゃんけん 幼稚園からの帰り道、落ち葉がたくさん落ちていました。 すると、息子と娘が落ち葉でじゃんけんを始めました。 よく見てみると、葉が五本指のように破れているのを“パー”、 2つに破れているのを“チョキ”、破れていない葉を“グー”に していました。 おもしろいじゃんけんだなと思いました。 (三歳児) ☆ パンはパンでも? さくら組の次にふじ組がパン作りなので、S先生が絵本を借りに 来られました。 「 『ぼくのパン、わたしのパン』の本、貸してください」 「どうぞ。 『カラスのパンやさん』もあるよ」と手渡すと、 側にいた子どもが「これもあるよ」と気を利かせて 『うずまきパン』という絵本をとって渡しました。 それを見ていたKくんは「これもあるで」と 『ふらいぱんじいさん』の絵本を絵本棚から取り出していました。 パンはパンでも…ですが、連想ゲームのようでおもしろかったです。 (五歳児) ☆ 年上? 誕生日がきて6歳になったYくんが同じクラスの お友達ともめている様子。 「どうしたの?」と尋ねると、 「Rちゃんがぼくの言うこと聞かあらへん。 年上の言うことは聞かなあかんねんで」と言うYくん。 三人兄弟の末っ子なので家で言われている言葉なんだろうなぁ と思いつつ、 「じゃあ、4月生まれのお友達はクラスで一番年上だからみんなは 言うことを聞かなくちゃならないのかな?」と言うと、 Yくんは下を向いていました。 (五歳児) ☆ ベルちゃんのごはん 年中組の縄跳び大会を見に来ていたRくんがウサギのベルちゃんに レタスの葉を持って来てくれました。 帰り際「Rちゃん、ありがとう。ベルちゃんが“ごちそうさまでした” って言ってたよ」と声をかけると、 「いいえ」と即座に返してくれました。さすが!と感心しました。 (二歳児) ☆ 鞄をお尻に? 部屋でブルーシートをしいて、お弁当を食べようとしたときのこと。 私が「お鞄はお尻(後ろ)に置いておいてね」と声を掛けると、 Yくんは鞄をお尻にしいてきちんと待っていました。 (三歳児) ☆ 速く走れますように! 亀の絵を描いているときに、足を何本も描いている子どもがいました。 その理由を聞いてみますと、 「亀さんが走るの速くなるように、いっぱい足描いてあげたんやで」 と嬉しそうに話してくれました。 きっとムカデのように足がたくさんあると速く走れると 思ったのでしょうね。 とてもかわいらしく素敵な絵ができました。 (三歳児) ☆ 逆立ちしたぞうさん? ゾウの絵を描いていたときのこと。 ゾウが逆立ちをしているように見えたので、 「逆立ちしているの?」と聞くと、 「ううん。ぼくの方に近づいて来てくれているねんで」 と嬉しそうに話してくれました。 子どもの表現はすばらしいです。 (四歳児) ☆ ふたりぼっち…? 担任の先生に付いて職員室に来たNちゃんが扉の向こうで待って いました。 「T先生、ひとりぼっち?」と聞いたNちゃんでしたが、 座って仕事をしている私に気づき「2人ぼっちか…」と言いました。 (四歳児) ☆ 五重と50 梅小路機関車館へ向かうバスの中でのこと。 車中から見えるさまざまな風景を子どもたちと歓声をあげながら 見ていました。東寺の五重塔が見えたので、子どもたちに伝えますと、 Rくんは「50と言えども5階建てやなぁ」と言いました。 (五歳児)
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