現場 ブ レ ー古 カい ー電 や気 ス機 イ器 ッは チ 計 も 画 老 的 朽 な 化 交 ? 換 を ! 10 電気と保安 記録 から 昇が発生するためです。 もう 1 つは、クランプ式電流計 中村 雅浩 千葉事業本部 ● を使用して負荷電流や漏えい電流 を 測 定します。これにより実 際 の 電力の使用状況や、漏電の有無を 確認・判定します。 たち保安協会では、使 り機器が発する温度を測定し、負 用中の電気設備を点検 荷電流(実際の使用状況)と発生 し、異常を発見する方 温度との関係により異常がないか 予定の点検を実施することをお伝 法として大きく 2 種類の測定を行 を判定します。これは、電気設備 えし、 キュービクル の 鍵をお 借り なっています。 の 容 量に対し、 5 0 % 以 下 程 度で しました。 1 つは、使用中の電気機器の温 あれば、あまり温度上昇はありませ さあ 点 検しようと、 キュービク 度を確認するため、放射温度計を んが、容量いっぱいまで使用すると、 ルの扉を開けた時、校舎照明コン 使用しています。放射温度計によ 正常な状態でもある程度の温度上 セント 回 路 用 の 主 幹 刃 型 開 閉 器 私 R相 スイッチ ON スイッチ OFF 2009年11・12月号 月 次 点 検に、 ある小 学 T相 変 色 し て い た 部 分 校を訪問した時のこと です。教頭先生に、 ( ナイフスイッチ) のR相とT相 上 下 な の に 過 熱してしまって い る、 し、 至 急 手 続きをしていただくよ 部に高熱を発したような変色の跡 と推測されました。受け刃が広が うお願いいたしました。 を 発 見しました ( 左 下 のイラスト ってしまうことで 刃と受 け 刃との 参照)。 接触面積が小さくなったため、抵 これは変だと思い、携行してい 抗が大きくなり、 過 熱してい たよ る放 射 温 度 計で 主 幹 ナイフスイッ うです。 の良いブレーカーへの交換改修工 チの変色している部分を測定して 導電性接点グリスを使って応急 事が数日後に全館を停電して行な みると、 7 5℃の 熱 が 発 生してい 処置を実施、発熱温度が下がるか われました。 ました。今度はクランプ式電流計 どうか様子を見ることにしました。 今回は放射温度計の有効性を感 で負荷電流を測定すると、定格電 暫らくすると発 熱 温 度 が 4 0℃に じるとともに、デ ータだけ で なく 流 1 0 0 アンペ アのところ 3 5 ア 下がりました ので、交換工事まで 些細なことでも目で見て色の変化 ンペア程度しか流れておらず、過 2、3 日は大丈夫であると判断し、 などを見逃さないことの大事さを 熱するほどの 電流ではありません 関係箇所 へ の連絡を行うことにし 痛感する出来事でした。また、ス でした 。 さらに 主 幹 ナイフスイッ ました。 イッチやブレーカーにも他 の 電 気 チの受け刃に異常があるのではな 電話で上司に状況を連絡し、教 製品などと同じように寿命がありま いか観察してみると、変色部分の 育委員会へ 至急改修していただく す。 今 回 のように経 年 劣 化により 受け 刃が通 常よりもひろがってい よう依頼をお願いしました。また、 接触不良などが発生することもあ て、薄黒色に変色しているのが見 教頭先生には応急処置を実施した ります。更新推奨時期を超えるも て 取 れました 。どうやらこれが 原 こと、 ナイフスイッチ の 交 換 工 事 のは計画的な機器更新をお客さま 因で接触不良となり、定格電流以 が大至急必要であることをご説明 に提案していきたいと思います。 教 頭先生の迅速な対応 のおかげもあり、ナイ フスイッチをより性 能 2009年11・12月号 電気と保安 11
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