こちら - 東京大学大学院農学生命科学研究科・東京大学農学部

平成26(2014)年度 農学部 授業等日程[修正版]
【冬学期】
○授業日程
12月25日(木)
10月 3日(金)
授 業 前 半
~
10月 3日(金)
10月17日(金)
履修登録期間
~
12月26日(金)
1月 2日(金)
冬 季 休 業
~
1月30日(金)
1月 5日(月)
授 業 後 半
~
2月 2日(月)
2月 6日(金)
定期試験期間
~
○授業休止日
11月27日(木) 午後
総長選挙
○振替日
10月15日(水)は、水曜日の授業は行わずに、月曜日の授業を行う。
11月21日(金)は、金曜日の授業は行わずに、月曜日の授業を行う。
12月25日(木)は、木曜日の授業は行わずに、月曜日の授業を行う。
1月16日(金)午後は、金曜日の授業は行わずに、火曜日の授業を行う。
1月27日(火)午後は、火曜日の授業は行わずに、金曜日の授業を行う。
○行事予定
3月25日(水)
○授業日
月
火
水
木
金
AM
PM
AM
PM
AM
PM
AM
PM
AM
PM
卒業式
第1週
第2週
第3週
第4週
第5週
第6週
第7週
10/6
〃
10/7
〃
10/8
〃
10/9
〃
10/3
〃
10/15
〃
10/14
〃
10/22
〃
10/16
〃
10/10
〃
10/20
〃
10/21
〃
10/29
〃
10/23
〃
10/17
〃
10/27
〃
10/28
〃
11/5
〃
10/30
〃
10/24
〃
11/10
〃
11/4
〃
11/12
〃
11/6
〃
10/31
〃
11/17
〃
11/11
〃
11/19
〃
11/13
〃
11/7
〃
11/21 12/1
12/8 12/15 12/22 12/25
1/5
1/19
1/26
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
11/18 11/25 12/2
12/9 12/16
1/6
1/13
1/20
1/27
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
1/16
1/20
11/26 12/3 12/10 12/17 12/24
1/7
1/14
1/21 1/28
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
11/20 11/27 12/4 12/11 12/18
1/8
1/15
1/22 1/29
〃
〃12/4 〃12/11 〃12/18 〃1/8 〃1/15 〃1/22 〃1/29 〃―
11/14 11/28 12/5 12/12 12/19
1/9
1/16
1/23 1/30
〃
〃
〃
〃
〃
〃
1/23
1/27
〃
第8週
第9週 第10週 第11週 第12週 第13週 第14週 第15週
平成26(2014)年度 教養学部前期課程 授業等日程 [修正版]
【冬(2・4)学期】
○授業日程
10月 6日(月)
授 業 前 半
~ 12月22日(月)
12月24日(水) ~
1月 2日(金)
冬 季 休 業
1月 28日(水)
1月 5日(月)
授 業 後 半
~
○授業休止日
10月7日(火) 全日
東京大学秋季入学式
11月21日(金) 全日
駒場祭(準備)
11月27日(木) 午後
総長選挙
1月16日(金) 午後
大学入試センター試験準備
○振替日
10月15日(水) は、水曜日の授業は行わずに、月曜日の授業を行う。
1月27日(火) 午後は、火曜日の授業は行わずに、金曜日の授業を行う。
○補講日
1月28日(水) 午後
1月22日(木) 全日午前 1月27日(火) 午前
○授業日
月
火
水
木
金
AM
PM
AM
PM
AM
PM
AM
PM
AM
PM
第1週
10/6
〃
10/14
〃
10/8
〃
10/9
〃
10/10
〃
第2週
10/15
〃
10/21
〃
10/22
〃
10/16
〃
10/17
〃
第3週
10/20
〃
10/28
〃
10/29
〃
10/23
〃
10/24
〃
第4週
10/27
〃
11/4
〃
11/5
〃
10/30
〃
10/31
〃
第5週
11/10
〃
11/11
〃
11/12
〃
11/6
〃
11/7
〃
第6週
11/17
〃
11/18
〃
11/19
〃
11/13
〃
11/14
〃
第7週 第8週 第9週 第10週 第11週
12/1
12/8 12/15 12/22
1/5
〃
〃
〃
〃
〃
11/25 12/2
12/9 12/16
1/6
〃
〃
〃
〃
〃
11/26 12/3 12/10 12/17
1/7
〃
〃
〃
〃
〃
11/20 11/27 12/4 12/11 12/18
〃
〃12/4 〃12/11 〃12/18 〃1/8
11/28 12/5 12/12 12/19
1/9
〃
〃
〃
〃
〃
第12週
1/19
〃
1/13
〃
1/14
〃
1/8
〃1/15
1/16
1/23
第13週
1/26
〃
1/20
〃
1/21
〃
1/15
〃1/22
1/23
1/27
※農学部の授業時間は次のとおり。弥生キャンパスで行う教養学部第4学期の授業もこの授業時間で行う。
1限 8:40~10:10 2限 10:30~12:00 3限 13:00~14:30 4限 14:50~16:20 5限 16:40~18:10
【参考】教養学部前期課程 授業時間
1限 9:00~10:30 2限 10:40~12:10 3限 13:00~14:30 4限 14:50~16:20 5限 16:30~18:00
- 1 -
平成26(2014)年度 冬学期
履 修 登 録 期 間 及 び注 意 事 項
カリキュラムは、進学時点で定められたカリキュラムが卒業
間内に問い合わせること。
まで適用され、進学年度によって異なるので注意が必要である。
授業科目の履修に際しては、進学時に配られる農学部便覧に掲
(2)パソコンの環境
載された東京大学農学部規則で自分に適用されるカリキュラム
パソコンの環境の違いにより、UT-mate がうまく動作しない場
を確認の上、授業時間割(本冊子)をよく検討し、以下のこと
合があるので、事前に使用予定のパソコンで UT-mate にログイ
に注意して履修すること。
ンできることを確認しておくこと。また、履修登録は期間に余
裕を持って行うこと。
1.履修登録期間と注意事項
自宅でパソコンが使用できない場合は、学内の端末を利用す
ること。インターネットカフェ等はセキュリティ面に問題があ
るので、使用は避けること。
(1)対象科目
平成 26(2014)年度冬学期/年度跨ぎ開講の農学部・他学部科目
(3)ユーザ名・パスワード
ユーザ名・パスワードは各自で大切に保管すること。悪用を
(2)登録期間(確認・修正も含む)
防ぐため電話・メールでの問い合わせには応じないので、万が
一紛失したり忘れた場合は、速やかに申し出ること。
平成26年10月3日(金)
~10月17日(金)23:00<厳守>
3.その他注意事項
※この期間内に全ての登録を完了すること。
(1)他学部聴講
他学部科目の履修登録は、農学部科目と同様に行うこと。た
(3)登録方法、注意事項
・各自パソコンで UT-mate にログインし、履修登録期間内に他
だし、農学部規則で履修及び卒業単位への算入について特段の
定めがある専修は、その指示に従うこと。
学部科目を含む履修を希望する全ての科目を履修登録するこ
と。履修科目の登録を行わなければ、単位を取得することは
できない。UT-mate の操作方法は、
「利用の手引き」を参照の
こと。
・履修登録が完了したら、科目が正しく登録されていることを
必ず確認し、履修科目控をプリントし保存しておくこと。履
修登録期間終了後は、新たな科目の追加・変更は受け付けな
い。
・同一時限に2科目以上の科目を重複して履修登録することは
できない。例外的に重複登録を認めている科目(授業時間割
に記載)同士を同一時限に登録することは可能である。
・通年科目について、やむを得ない理由により履修登録の取り
消しを希望する場合は、冬学期の履修登録期間内に申し出る
こと。
・専修専門科目(実験・実習・演習)は、所属専修以外の学生・
他学部生は履修することはできない。ただし、科目担当教員
の許可を得た場合は認めることがあるので申し出ること。
・各科目は履修年次が定められているので、それに従って履修
(2)カリキュラム変更に伴う科目読替え措置
カリキュラムは進学時に配付された「農学部便覧」に掲載さ
れているものが適用される。進学した翌年度以降にカリキュラ
ム変更(科目の新設・廃止、科目名変更等)があっても、農学
部を卒業するためにどの科目を何単位取得しなければならない
か(以下、卒業単位数)については在学中に変更されることは
ないので、進学時に配付された「農学部便覧」に掲載されてい
ない科目(以下、新カリキュラム科目)は履修しても卒業単位
数には含まれないので注意が必要である。
ただし、
“科目読替え”措置を行う科目については、例外的に
新カリキュラム科目でも卒業単位数に含めることができる場合
があるので、新カリキュラム科目の履修希望者は「授業科目読
替表」
(教務課で配付)で“科目読替え”措置及び自分の卒業単
位数に含まれるかをよく確認すること。履修登録に際しては、
UT-mate での通常の履修登録の他に、履修登録期間内に教務課で
科目読替えの申請手続きを行うこと。手続きを行っていない場
合は履修登録を認めないので注意すること。
すること。原則として、在学している学年の上級年次に配置
されている科目は履修することはできない。
※履修登録に関する担当・問い合わせ先
農学系教務課学生支援チーム(学部学生担当)
2.UT-mate での履修登録に関する注意事項
電話 03-5841-5008、5009
農3号館1階
平日 9:00~12:00、13:00~17:00
(1)登録に関する質問
科目の取り方が分からない、科目を登録しようとしてもエラ
ーが出て登録できない、など困ったことがあれば、履修登録期
- 2 -
■UT-mate について
‘UT-mate(ユーティーメイト)
’は学部後期課程および大学院共通の学務システムです。前期課程の‘UTask-Web’と
ほぼ同様のシステムですが、異なる部分もありますので、
「利用の手引き」をよく読んで使用してください。
履修登録
夏冬の履修登録や、
履修中の科目を確
認できます
シラバス
各科目の授業内容が閲
覧できます
休 講
休講、補講、教室変更
などを確認できます
連絡先
最新の住所・連絡先を登
録しましょう
成 績
成績、単位修得状況を確
認できます
授業情報
授業に関すること、レポ
ート課題などを確認で
きます
UT-mate に住所・連絡先を登録してく
ださい!
教務課からの連絡が確実に届くように、常に最新の住所・
連絡先を登録しましょう。
UT-mate へのメールアドレス登録
教務課から大切な情報をメールで送信するので、常に最
新のアドレスを登録しておくように心がけてください。
受信・拒否設定等を利用している場合は、
「[email protected]」
からのメールを受信できるように設定してください。
■農学部 HP「在学生の方へ(学部オンライン)
」について
学生サービスセンター掲示板でお知らせしている教務関係の情報(授業日程、授業時間割、定期試験、シラバス、各
種手続き日程)や、奨学金・就職情報の一部をご覧いただけます。UT-mate ログイン画面へのアクセスにも便利です。
http://www.a.u-tokyo.ac.jp/gakubu.html
http://www.a.u-tokyo.ac.jp/
- 3 -
応用生命科学課程
生命化学・工学専修 3年
平成 26(2014)年度冬学期授業時間割
月曜日
1限
火曜日
木曜日
金曜日
◇060310040[選必]
◇060310140[選必]
◇060310060[選必]
◇060310190[選必]
◇060310180[選必]
土壌生態学
生物情報科学
植物分子生理学
食品工学
栄養化学
小柳津広志
清水謙多郎
田之倉優、堂迫俊一
篠崎和子
2-化 1
2限
水曜日
2-化 1
髙橋直樹、加藤久典
2-化 1
2-化 1
2-化 1
◇060310080[選必]
◇060310210[選必]
◇060310110[選必]
◇060310130[選必]
◇060310090[選必]
生物制御化学
食品生化学
細胞微生物学
応用微生物学
生物有機化学
浅見忠男
佐藤隆一郎
2-化 3
依田幸司
2-化 1
石井正治
2-化 2
作田庄平
2-化 1
◇060310020[選必]
生物無機化学
3限
吉村悦郎
2-化 3
△060401030[必修]
☆060500030[選必]
応用微生物学実験
関係各教員
学生実験室
関係各教員
学生実験室
技術倫理
4限
△060401040[必修]
関係各教員
1-第 8
応用生物化学実験
※「応用微生物学実験」と「応用生物化学実験」の両方を登録すること
5限
生命化学・工学専修 4年
集中他
△060401990[必修]
卒業論文(通年)
火曜6限 ☆060500070[選択] 食の安全システム演習(通年)
関係各教員
中嶋康博 他 7A-114/115
【履修登録に関する注意事項】
・必修科目は自動登録ではありません。履修登録を忘れないように注意してください。
・通年科目の履修登録は、夏学期に完了しているので今回は不要です。
・時間割コードの前の印は、◇:課程専門科目、△:専修専門科目、☆:課程共通専門科目を表します。
- 4 -
各研究室
2-化 1
応用生命科学課程
応用生物学専修 3年
平成 26(2014)年度冬学期授業時間割
月曜日
火曜日
1限
水曜日
木曜日
金曜日
◇060310431[選択]
◇060310440[選択]
◇060310480[選択]
園芸学Ⅱ
植物分子育種学
環境微生物学
柴田道夫、河鰭実之、
新宅ユリエ
伊藤純一
山次康幸、難波成任
1-第 4
1-第 4
1-第 4
△060402030[必修]
フィールド農学基礎実習
(通年)
2限
◇060310530[選択]
◇060310540[選択]
◇060310490[選必]
◇060310460[選択]
作物分子生理学
昆虫病理学
植物分子遺伝学
昆虫生理学
大杉立
勝間進
堤伸浩
1-第 4
1-第 4
米川智司 他関係各教員
西東京
石川幸男
1-第 4
1-第 4
◇060310420[選択]
雑草学
3限
山岸順子
1-第 4
△060402050[必修]
応用生物学専門実験
関係各教員
各研究室
◇060310410[選必]
持続的植物生産学
米川智司
4限
1-第 4
☆060500030[選必]
技術倫理
関係各教員
1-第 8
5限
◇060310470[選択]
△060402070[選択]
昆虫系統分類学
科学英語論文演習
寺山守
Taylor DeMar
1-第 5
1-第 4
火曜6限 ☆060500070[選択] 食の安全システム演習(通年) 中嶋康博 他 7A-114/115
集中講義など ◇060310450[選択] 作物学Ⅱ 山岸徹 2 月 1-第 4
◇060310510[選択] ストレス生物学 山岸順子 2/9、10、11 1-第 4
◇060310520[選択] 保全生態学 鷲谷いづみ 12/26、2/9、10 1-第 8
◇060310545[選必] 栽培学 根本圭介 12/26、27、28 1-第 4
△060402041[必修] フィールド農学応用実習(通年) 米川智司 他関係各教員
△060402045[必修] 農家実習(通年)
西東京他
応用生物学専修 4年
集中
◇060310580 [選択]
菌類学
柿島眞
1-第 4
集中他
△060402080 [必修]
応用生物学研究演習(通年)
関係各教員
各研究室
集中他
△060402990 [必修]
卒業論文(通年)
関係各教員
各研究室
【履修登録に関する注意事項】
・必修科目は自動登録ではありません。履修登録を忘れないように注意してください。
・通年科目の履修登録は、夏学期に完了しているので今回は不要です。
・時間割コードの前の印は、◇:課程専門科目、△:専修専門科目、☆:課程共通専門科目を表します。
- 5 -
応用生命科学課程
森林生物科学専修 3年
平成 26(2014)年度冬学期授業時間割
月曜日
1限
火曜日
水曜日
◇060310680[選択]
□060320170[選択]
森林生態生理学
森林資源経済学
丹下健、益守眞也
1-第 6
◇060310670[選択]
◇060310750[選択]
◇060310710[選択]
□060320110[選択]
◇060310660[選択]
森林遺伝育種学
自然保護論
樹木医学
景観解析
森林土壌学
松下範久
高山範理
後藤晋
笹岡達男
1-第 6
3限
金曜日
赤尾健一
1-第 6
2限
木曜日
1-第 7
丹下健、益守眞也
1-第 7
1-第 6
1-第 6
□060320160[選択]
□060320210[選択]
◇060310730[選択]
□060320190[選択]
砂防工学
森林計測学
野生動物管理論
森林土木学
鈴木雅一
龍原哲
△060403040[選必]
富樫一巳
1-第 7
1-第 6
1-第 6
酒井秀夫
森林風景計画実習
1-第 6
下村彰男、小野良平
1-第 6
(実地実習)
11/5~7 実習地未定
☆060500030[選必]
◇060310780[選択]
技術倫理
4限
自然環境学汎論
福田健二、山本博一、
斎藤馨、奈良一秀、
鈴木牧
△060403070[選択]
関係各教員
1-第 8
森林計測学実習
△060403060[選必]
森林利用学実習
1-第 7
龍原哲、中島徹、
藤原章雄、廣島卓也、
當山啓介
仁多見俊夫、櫻井倫
1 回目 1-31
2 回目以降 7B-133
1-第 6
□060320070[選択]
(実地実習)
12/15~18 千葉演習林
森林リモートセンシング
5限
◇060310760[選択]
□060320220[選択]
アジア生物環境学
生物材料科学汎論
小島克己、堀繁
練春蘭
露木聡
1-第 6
岩田忠久、他関係各教員
1-第 7
1-第 7
火曜6限 ☆060500070[選択] 食の安全システム演習(通年)
集中講義など ◇060310720[選択] 集団遺伝学
中嶋康博 他 7A-114/115
澤村京一 12/21、23、26、27 1-第 7
□060320230[選択] 森林環境経済学
◇060310690[選択] 森林生態学
(実地実習)
9/2~4 林野庁林業機械
センター他
柴崎茂光 10/11~13、10/18 1-第 7
大久保達弘 10/4、25、11/8、29 1-第 6
森林生物科学専修 4年
集中他
△060403990 [必修]
卒業論文(通年)
関係各教員
各研究室
【履修登録に関する注意事項】
・必修科目は自動登録ではありません。履修登録を忘れないように注意してください。
・通年科目の履修登録は、夏学期に完了しているので今回は不要です。
・時間割コードの前の印は、◇:課程専門科目、□:他課程専門科目、△:専修専門科目、☆:課程共通専門科目を表します。
- 6 -
応用生命科学課程
水圏生物科学専修 3年
平成 26(2014)年度冬学期授業時間割
月曜日
火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
1限
2限
◇060320300[選択]
◇060320280[選択]
◇060310910[必修]
◇060320290[選択]
◇060310950[選択]
水圏生態学
水産資源学
水圏天然物化学
水産増養殖学
水生植物学
西田周平、河村知彦
大竹二雄、山川卓
3-水 1
3限
松永茂樹
3-水 1
◇060310900[必修]
◇060310940[選択]
水圏生物工学
水産食品科学
潮秀樹、松永茂樹、
浅川修一、岡田茂
浅川修一
3-水 1
良永知義
3-水 1
田中次郎
3-水 1
3-水 1
△060404040[必修]
3-水 1
水圏生命科学実験
金子豊二、大久保範聡、渡辺壮一 他
△060404050[必修]
水圏生物工学実験
4限
☆060500030[選必]
◇060310890[必修]
技術倫理
水生動物生理学
関係各教員
△060404060[必修]
金子豊二、菊池潔
1-第 8
浅川修一、木下滋晴 他
水生生物化学実験
潮秀樹、金子元 他
3-水 1
△060404070[必修]
水圏天然物化学実験
松永茂樹、岡田茂、高田健太郎
学生実験室
※「水圏生命科学実験」、「水圏生物工学実験」、「水生生物化学実験」、
「水圏天然物化学実験」の4科目すべてを登録すること。
5限
火曜6限 ☆060500070[選択] 食の安全システム演習(通年)
中嶋康博 他 7A-114/115
水圏生命科学専修 4年
集中他
△060404990 [必修]
卒業論文(通年)
関係各教員
【履修登録に関する注意事項】
・必修科目は自動登録ではありません。履修登録を忘れないように注意してください。
・通年科目の履修登録は、夏学期に完了しているので今回は不要です。
・時間割コードの前の印は、◇:課程専門科目、△:専修専門科目、☆:課程共通専門科目を表します。
- 7 -
各研究室
応用生命科学課程
動物生命システム科学専修 3年
月曜日
火曜日
◇060310980[必修]
応用遺伝学
1限
内藤邦彦
7A-405
◇060311031[必修]
動物生命システム科学Ⅰ
2限
平成 26(2014)年度冬学期授業時間割
関係各教員
7A-405
水曜日
◇060311130[選択]
内分泌・代謝生理学
西原眞杉、高橋伸一郎
7A-106
◇060311140[選択]
体液生理学
桑原正貴、山内啓太郎
7A-106
※「内分泌・代謝生理学」と「体
液生理学」の重複登録可
◇060310750[選択]
自然保護論
笹岡達男
1-第 7
◇060311016[選択]
動物細胞生化学Ⅱ
木曜日
金曜日
◇060311153[選択]
◇060310990[必修]
環境衛生学
応用免疫学
桑原正貴、山田章雄、
植田富貴子
◇060310180[選択]
栄養化学
髙橋直樹、加藤久典
2-化 1
松本芳嗣
7A-106
7A-106
◇060311093[選択]
獣医解剖学
九郎丸正道
7A-104/105
◇060311041[必修]
◇060311213[選択]
動物生命システム科学Ⅱ 臨床栄養学
関係各教員
動物行動学
眞鍋昇、辻本元、坂根弘
7A-405
◇060311020[必修]
森裕司、武内ゆかり
VMC セミナー室
7A-106
塩田邦郎、田中智
7A-106
◇060310730[選択]
野生動物管理論
3限
富樫一巳
1-第 6
☆060500030[選必]
技術倫理
4限
関係各教員
1-第 8
5限
火曜6限 ☆060500070[選択] 食の安全システム演習(通年) 中嶋康博 他 7A-114/115
集中講義など ◇060310720[選択] 集団遺伝学 澤村京一 12/21、23、26、27 1-第 7
△060405061[必修] 動物生命システム科学実習Ⅳ
△060405071[必修] 動物生命システム科学実習Ⅴ
△060405081[必修] 動物生命システム科学実習Ⅵ
△060405091[必修] 動物生命システム科学演習(3 年冬~4 年夏)(開講区分:2014 年 10 月~2015 年 9 月)
動物生命システム科学専修 4年
集中他
△060405990 [必修]
卒業論文(通年)
関係各教員
【履修登録に関する注意事項】
・必修科目は自動登録ではありません。履修登録を忘れないように注意してください。
・通年科目の履修登録は、夏学期に完了しているので今回は不要です。
・時間割コードの前の印は、◇:課程専門科目、△:専修専門科目、☆:課程共通専門科目を表します。
- 8 -
各研究室
応用生命科学課程
生物素材化学専修 3年
平成 26(2014)年度冬学期授業時間割
月曜日
火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
◇060311360[選必]
有機反応機構
1限
横山朝哉、渡邉秀典
1-第7
2限
◇060311400[選必]
◇060311370[選択]
界面科学
バイオマスエネルギー工学 植物繊維科学
齋藤継之、磯貝明
芋生憲司
7A-114/115
◇060310020[選必]
◇060311310[選必]
生物無機化学
高分子材料学
吉村悦郎
森林科学概論
石橋整司 他
5-105
5-105
竹村彰夫、岩田忠久
2-化 3
4限
◇060311350[選必]
磯貝明
1-第 7
3限
◇060311381[選必]
5-105
☆060500030[選必]
◇060311270[選必]
△060406040[必修]
技術倫理
植物バイオマス化学
生物素材化学実験
関係各教員
1-第 8
関係各教員
5-105
松本雄二、横山朝哉
5-105
◇060311281[選必]
バイオマス生物工学
5限
五十嵐圭日子、鮫島正浩
1-第 7
火曜6限 ☆060500070[選択] 食の安全システム演習(通年)
集中講義など △060406050[必修] バイオマス科学実習
中嶋康博 他 7A-114/115
横山朝哉 他関係各教員 10/8~10/10
生物素材化学専修 4年
集中他
△060406070 [必修]
生物素材化学演習(通年)
関係各教員
各研究室
集中他
△060406990 [必修]
卒業論文(通年)
関係各教員
各研究室
【履修登録に関する注意事項】
・必修科目は自動登録ではありません。履修登録を忘れないように注意してください。
・通年科目の履修登録は、夏学期に完了しているので今回は不要です。
・時間割コードの前の印は、◇:課程専門科目、△:専修専門科目、☆:課程共通専門科目を表します。
- 9 -
環境資源科学課程
緑地環境学専修 3年
平成 26(2014)年度冬学期授業時間割
月曜日
火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
1限
◇060320040[必修]
緑地計画学
◇060320060[選必]
都市農村計画学
横張真
1-第 9
2限
◇060320100[選必]
リモートセンシング情報解析学
景観デザイン論
1-第 9
小野良平
◇060310750[選必]
自然保護論
細井文樹、清水庸、大政謙次
7A-114/115
3限
◇060320090[選必]
村上暁信
7A-114/115
笹岡達男
1-第 7
◇060310420[選必]
◇060320080[選必]
雑草学
農村計画学
山路永司
山岸順子
7A-114/115
1-第 4
△060407031[必修]
緑地環境実地実習(通年)
☆060500030
大黒俊哉、山田晋
[選必]
◇060310780[選必]
技術倫理
4限
西東京 他
自然環境学汎論
福田健二、山本博一、
斎藤馨、鈴木牧
△ 060407010
関係各教員
[必修]
1-第 8
1-第 7
緑地デザイン
実習(通年)
☆060320070
[選必]
森林リモート
センシング
5限
篠沢健太
緑地製図室
露木聡
1-第 6
火曜6限 ☆060500070[選択] 食の安全システム演習(通年) 中嶋康博 他 7A-114/115
集中講義など ◇060310510[選必] ストレス生物学 山岸順子 2/9、10、11 1-第 4
◇060310520[必修] 保全生態学 鷲谷いづみ 12/26、2/9、10 1-第 8
◇060310690[選必] 森林生態学 大久保達弘 10/4、25、11/8、29 1-第 6
◇060320050[選必] 緑化工学 高山晴夫 2/12、13、14 1-第 5
△060407040[必修] 保全生態学実習(通年) 鷲谷いづみ、吉田薫
今年度不開講 ◇060320065[選択] 生態環境評価学
△060407045[選択] 生態環境評価実習
緑地環境学専修 4年
集中他
△060407051 [必修]
緑地環境学研究演習(通年)
関係各教員
各研究室
集中他
△060407991 [必修]
卒業論文(通年)
関係各教員
各研究室
【履修登録に関する注意事項】
・必修科目は自動登録ではありません。履修登録を忘れないように注意してください。
・通年科目の履修登録は、夏学期に完了しているので今回は不要です。
・時間割コードの前の印は、◇:課程専門科目、△:専修専門科目、☆:課程共通専門科目を表します。
- 10 -
環境資源科学課程
森林環境資源科学専修 3年
平成 26(2014)年度冬学期授業時間割
月曜日
1限
火曜日
水曜日
□060310680[選択]
◇060320170[選択]
森林生態生理学
森林資源経済学
丹下健、益守眞也
1-第 6
◇060310670[選択]
◇060310750[選択]
□060310710[選択]
◇060320110[選択]
◇060310660[選択]
森林遺伝育種学
自然保護論
樹木医学
景観解析
森林土壌学
松下範久
高山範理
後藤晋
笹岡達男
1-第 6
3限
金曜日
赤尾健一
1-第 6
2限
木曜日
1-第 7
1-第 6
丹下健、益守眞也
1-第 7
1-第 6
◇060320160[選択]
◇060320210[選択]
□060310730[選択]
◇060320190[選択]
砂防工学
森林計測学
野生動物管理論
森林土木学
鈴木雅一
龍原哲
△060403040[選必]
富樫一巳
1-第 7
1-第 6
1-第 6
酒井秀夫
森林風景計画実習
1-第 6
下村彰男、小野良平
1-第 6
(実地実習)
11/5~7 実習地未定
☆060500030[選必]
◇060310780[選択]
技術倫理
4限
自然環境学汎論
福田健二、山本博一、
斎藤馨、奈良一秀、
鈴木牧
△060403070[選択]
関係各教員
1-第 8
森林計測学実習
△060403060[選必]
森林利用学実習
1-第 7
龍原哲、中島徹、
藤原章雄、廣島卓也、
當山啓介
仁多見俊夫、櫻井倫
1 回目 1-31
2 回目以降 7B-133
1-第 6
◇060320070[選択]
(実地実習)
12/15~18 千葉演習林
森林リモートセンシング
5限
◇060310760[選択]
◇060320220[選択]
アジア生物環境学
生物材料科学汎論
小島克己、堀繁
練春蘭
露木聡
1-第 6
岩田忠久、他関係各教員
1-第 7
1-第 7
火曜6限 ☆060500070[選択] 食の安全システム演習(通年)
集中講義など ◇060310720[選択] 集団遺伝学
中嶋康博 他 7A-114/115
澤村京一 12/21、23、26、27 1-第 7
◇060320230[選択] 森林環境経済学
◇060310690[選択] 森林生態学
(実地実習)
9/2~4 林野庁林業機械
センター他
柴崎茂光 10/11~13、10/18 1-第 7
大久保達弘 10/4、25、11/8、29 1-第 6
森林環境資源科学専修 4年
集中他
△060408990 [必修]
卒業論文(通年)
関係各教員
各研究室
【履修登録に関する注意事項】
・必修科目は自動登録ではありません。履修登録を忘れないように注意してください。
・通年科目の履修登録は、夏学期に完了しているので今回は不要です。
・時間割コードの前の印は、◇:課程専門科目、□:他課程専門科目、△:専修専門科目、☆:課程共通専門科目を表します。
- 11 -
環境資源科学課程
水圏生産環境科学専修 4年
集中他
△060409990 [必修]
平成 26(2014)年度冬学期授業時間割
卒業論文(通年)
関係各教員
各研究室
【履修登録に関する注意事項】
・必修科目は自動登録ではありません。履修登録を忘れないように注意してください。
・通年科目の履修登録は、夏学期に完了しているので今回は不要です。
・時間割コードの前の印は、△:専修専門科目を表します。
この冊子を熟読し、自分が履修を希望する科目を
漏れの無いように慎重に登録すること。
UT-mate で履修登録を完了したら、科目が正しく
登録されていることを再度必ず確認し、履修科目
控をプリントアウト等して保存しておくこと。履
修登録期間終了後は、新たな科目の追加・変更は
受け付けない。
- 12 -
環境資源科学課程
木質構造科学専修 3年
平成 26(2014)年度冬学期授業時間割
月曜日
火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
1限
◇060320370[選必]
木質材料学Ⅱ
青木謙治、安藤直人、
井上雅文
2限
5-105
◇060320040[選必]
緑地計画学
◇060320060[選必]
◇060320550[選必]
都市農村計画学
土質力学
村上暁信
5-105
1-第 9
7A-114/115
小野良平
7A-114/115
◇060320411[必修]
◇060311310[選必]
建築住環境学
高分子材料学
竹村彰夫、岩田忠久
7A-104/105
4限
◇060320090[選必]
景観デザイン論
1-第 9
信田聡
石橋整司 他
西村拓、吉田修一郎
横張真
3限
◇060311350[選必]
森林科学概論
5-105
☆060500030[選必]
◇060320391[必修]
技術倫理
住宅計画論
関係各教員
△060410010[必修]
木質構造科学実験
関係各教員
安藤直人、稲山正弘
1-第 8
7A-114/115
◇060320428[選必]
建築生産施工
5限
稲山正弘
5-105
火曜6限 ☆060500070[選択] 食の安全システム演習(通年) 中嶋康博 他 7A-114/115
集中講義など ◇060320050[選必] 緑化工学 高山晴夫 2/12、13、14 1-第 5
△060410030[必修] 森林科学実習 横山朝哉 他関係各教員 10/8~10
木質構造科学専修 4年
集中他
△060410050 [必修]
木質構造科学演習(通年)
関係各教員
各研究室
集中他
△060410990 [必修]
卒業論文(通年)
関係各教員
各研究室
【履修登録に関する注意事項】
・必修科目は自動登録ではありません。履修登録を忘れないように注意してください。
・通年科目の履修登録は、夏学期に完了しているので今回は不要です。
・時間割コードの前の印は、◇:課程専門科目、△:専修専門科目、☆:課程共通専門科目を表します。
- 13 -
5-105
環境資源科学課程
生物・環境工学専修 3年
平成 26(2014)年度冬学期授業時間割
月曜日
火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
◇060320570[選択]
生体計測情報学
1限
船田良
7A-113
◇060320100[選択]
◇060311370[選択]
◇060320560[選択]
リモートセンシング情報解析学 バイオマスエネルギー工学 農業基盤計画学
2限
細井文樹、清水庸、
大政謙次
廣川正英、松本勉、
村山直康
芋生憲司
7A-114/115
7A-114/115
3限
◇060320550[選択]
◇060320090[選択]
土質力学
景観デザイン論
西村拓、吉田修一郎
7A-114/115
小野良平
7A-114/115
7A-113
◇060320540[選択]
△060411120[選必]
◇060320080[選択]
△060411110[選必]
◇060320590[選択]
水工システム学
水理学演習
農村計画学
土質力学演習
水処理工学
久保成隆
飯田俊彰
7A-114/115
西村拓、吉田修一郎,
濱本昌一郎
山路永司
7A-114/115
7A-114/115
村上孝雄
7A-114/115
7A-114/115
◇060320660[必修]
◇060320620[選択]
生物・環境熱力学
4限
牧野義雄、大下誠一
7A-114/115
☆060500030[選必]
◇060320601[選択]
生物機械設計工学
植物環境システム学
△060411150[選必]
海津裕
7A-113
技術倫理
岡部顕史
7A-620(パソコンラボ室)
1-第 8
△060411019[必修]
7A-114/115
機械設計及び製図
関係各教員
△060411080[選必]
松田怜
生物・環境工学実験Ⅲ
関係各教員
7A-113
7A-114/115
◇060320530[選択]
応用解析および演習Ⅱ 水文学
5限
飯田俊彰、清水庸、
西田和弘
7A-114/115
飯田俊彰
7A-114/115
火曜6限 ☆060500070[選択] 食の安全システム演習(通年)
中嶋康博 他 7A-114/115
生物・環境工学専修 4年
集中他
△060411990 [必修]
卒業論文(通年)
関係各教員
【履修登録に関する注意事項】
・必修科目は自動登録ではありません。履修登録を忘れないように注意してください。
・通年科目の履修登録は、夏学期に完了しているので今回は不要です。
・時間割コードの前の印は、◇:課程専門科目、△:専修専門科目、☆:課程共通専門科目を表します。
- 14 -
各研究室
環境資源科学課程
農業・資源経済学専修 3年
平成 26(2014)年度冬学期授業時間割
月曜日
火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
1限
2限
◇060320860[選必]
◇060320760[選必]
◇060320750[選必]
◇060320770[選必]
地域農業マネジメント
比較農業政策論
比較農業経営論
開発経済学
八木洋憲
安藤光義
木南章
1-第 10
農村開発金融論
1-第 4
◇060320850[選必]
農村社会論
関係各教員
櫻井武司
☆060500030[選必]
技術倫理
関係各教員 1-第 8
4限 ◇060320800[選必]
応用数量経済分析
◇060320870[選必]
フードシステム論
協同組合論
細野ひろみ
万木孝雄
1-第 9
1-第 4
15:30~18:00
1 回目 1-第 9
2 回目以降 7A-620
関係各教員
1-第 10
◇060320780[選必]
加藤弘二
△060412050[必修]
農業・資源経済学演習Ⅲ
△060412060[選択]
農業・資源経済学演習ⅢB
戸石七生
※演習Ⅲ・ⅢB の重複登録可
※UT-mate データは曜限:集中
他、時限:その他
1-第 10
5限
1-第 10
△060412050[必修]
農業・資源経済学演習Ⅲ
△060412060[選択]
農業・資源経済学演習ⅢB
◇060320790[選必]
3限
池本幸生
1-第 8
△060412075[必修]
農業・資源経済学自由
研究セミナ
△060412080[選必]
地域経済フィールドワー
ク実習(通年)
木南章、細野ひろみ、張采瑜
農経会議室
松本武祝 他関係各教員
※演習Ⅲ・ⅢB の重複登録可
※UT-mate データは曜限:集中
他、時限:その他
1-第 9
火曜6限 ☆060500070[選択] 食の安全システム演習(通年)
中嶋康博 他 7A-114/115
農業・資源経済学専修 4年
集中他
△060412990 [必修]
卒業論文(通年)
関係各教員
【履修登録に関する注意事項】
・必修科目は自動登録ではありません。履修登録を忘れないように注意してください。
・通年科目の履修登録は、夏学期に完了しているので今回は不要です。
・他学部開講科目(経済学部を除く)は、学部委員の承認を得てから履修登録を行ってください。
・時間割コードの前の印は、◇:課程専門科目、△:専修専門科目、☆:課程共通専門科目を表します。
- 15 -
各研究室
環境資源科学課程
フィールド科学専修 3年
平成 26(2014)年度冬学期授業時間割
月曜日
火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
1限
2限
◇060310670[選択]
森林遺伝育種学
◇060320060[選択]
都市農村計画学
◇060320090[選択]
村上暁信
景観デザイン論
1-第 9
後藤晋
1-第 6
◇060320040[選択]
緑地計画学
横張真
1-第 9
◇060320280[選択]
水産資源学
小野良平
7A-114/115
山川卓
3-水 1
◇060310750[選択]
自然保護論
笹岡達男
1-第 7
◇060310420[選択]
3限
雑草学
△060413010[必修]
山岸順子
1-第 4
◇060310410[選択]
生物多様性科学実習
宮下直、藤田剛
フィールド科学専修
学生実験室
持続的植物生産学
米川智司
4限
1-第 4
☆060500030[選必]
技術倫理
関係各教員
1-第 8
5限
火曜6限 ☆060500070[選択] 食の安全システム演習(通年) 中嶋康博 他 7A-114/115
集中講義など ◇060310510[選択] ストレス生物学 山岸順子 2/9、10、11 1-第 4
◇060310520[必修] 保全生態学 鷲谷いづみ 12/26、2/9、10 1-第 8
◇060310690[選択] 森林生態学 大久保達弘 10/4、25、11/8、29 1-第 6
◇060320050[選必] 緑化工学 高山晴夫 2/12、13、14 1-第 5
△060407040[必修] 保全生態学実習(通年) 鷲谷いづみ、吉田薫
△060413020[必修] 森圏管理学実習(通年) 井出雄二、齊藤陽子 天城山・樹芸研究所 10/25、26 /
△060413031[必修] 沿岸生態学実習(通年) 佐野光彦、岡本研、青木茂 フィールド科学専修学生実験室
今年度不開講 ◇060320065[選択] 生態環境評価学
△060407045[選択] 生態環境評価実習
千葉演習林 11/8、9
フィールド科学専修 4年
集中他
△060413040 [必修]
フィールド科学演習(通年)
関係各教員
各研究室
集中他
△060413990 [必修]
卒業論文(通年)
関係各教員
各研究室
【履修登録に関する注意事項】
・必修科目は自動登録ではありません。履修登録を忘れないように注意してください。
・通年科目の履修登録は、夏学期に完了しているので今回は不要です。
・他学部開講科目は、学部委員の承認を得てから履修登録を行ってください。
・時間割コードの前の印は、◇:課程専門科目、△:専修専門科目、☆:課程共通専門科目を表します。
- 16 -
環境資源科学課程
国際開発農学専修 3年
平成 26(2014)年度冬学期授業時間割
月曜日
火曜日
水曜日
1限
木曜日
金曜日
△060414090[必修]
英語表現法
黒倉壽、Peter A.MacMillan、
John Boccellari、山川隆
7B-236/237
※UT-mate データは曜限:集中
他、時限:その他
◇060320910[必修]
国際農業生態学
2限
小林和彦、宮沢佳恵、
石橋整司
1-第 10
◇060320930[必修]
国際植物利用学
3限
佐藤雅俊、斎藤幸恵
1-第 9
△060414060[選択]
国際農学実験・実習Ⅱ
4限
☆060500030[選必]
◇060321010[選択]
技術倫理
国際地域農業開発と生産者組織
関係各教員
1-第 8
山川隆、松本安喜
2 別-351
鈴木宣弘、黒倉壽
八木信行、今尾和實、
渡辺靖仁、中島亨
7B-231/232
◇060320960[必修]
プロジェクト管理学
5限
佐藤雅俊、荒木徹也
1-第 9
火曜6限 ☆060500070[選択] 食の安全システム演習(通年)
集中講義など ◇060320980[必修]環境経済学
中嶋康博 他 7A-114/115
11/1、2、3 (2-化 3)
△060414070[選択] 海外実習(通年)
鈴木宣弘、川島博之
関係各教員
国際開発農学専修 4年
集中他
△060414990 [必修]
卒業論文(通年)
関係各教員
各研究室
【履修登録に関する注意事項】
・必修科目は自動登録ではありません。履修登録を忘れないように注意してください。
・通年科目の履修登録は、夏学期に完了しているので今回は不要です。
・他学部開講科目(医学部、工学部、理学部、経済学部、薬学部を除く)は、学部委員の承認を得てから履修登録を行ってください。
・時間割コードの前の印は、◇:課程専門科目、△:専修専門科目、☆:課程共通専門科目を表します。
- 17 -
獣医学課程
獣医学専修 3年
平成 26(2014)年度冬学期授業時間割
月曜日
火曜日
◇060330050[必修]
ウイルス学
1限
◇060311130[必修]
内分泌・代謝生理学
西原眞杉、高橋伸一郎
7A-106
◇060311140[必修]
体液生理学
堀本泰介
7A-106
2限
水曜日
桑原正貴、山内啓太郎
7A-106
※「内分泌・代謝生理学」と
「体液生理学」の重複登録可
木曜日
◇060311153[必修]
◇060310990[必修]
◇060311093[必修]
環境衛生学
応用免疫学
獣医解剖学
桑原正貴、山田章雄、
植田富貴子
松本芳嗣
※集中講義(12/15~17)もあり
◇060330060[必修]
薬理学各論
動物細胞生化学Ⅱ
寄生虫学(3 年冬~4 年夏) 臨床栄養学
7A-106
7A-106
3限
☆060500030[選択]
技術倫理
関係各教員
1-第 8
5限
火曜6限 ☆060500070[選択] 食の安全システム演習(通年) 中嶋康博 他 7A-114/115
集中講義など △060415020[必修] 解剖学実習 九郎丸正道 他
△060415050[必修] ウイルス学・免疫学実習 堀本泰介、後藤康之
△060415060[必修] 実験動物学実習 久和茂 、角田茂 他
【履修登録に関する注意事項】
・必修科目は自動登録ではありません。履修登録を忘れないように注意してください。
・通年科目の履修登録は、夏学期に完了しているので今回は不要です。
・時間割コードの前の印は、◇:課程専門科目、△:専修専門科目、☆:課程共通専門科目を表します。
- 18 -
◇060311020[必修]
動物行動学
眞鍋昇、辻本元、坂根弘
今井壮一
7A-106
◇060311213[必修]
(開講区分:2014 年 10 月~2015 年 9 月)
4限
7A-104/105
7A-106
◇060311016[必修]
塩田邦郎、田中智
九郎丸正道
7A-106
◇060330030[必修]
尾崎博、堀正敏
金曜日
7A-106
森裕司、武内ゆかり
VMC セミナー室
獣医学課程
獣医学専修 4年
平成 26(2014)年度冬学期授業時間割
月曜日
火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
◇060330180[必修]
◇060330193[必修]
◇060330170[必修]
◇060330213[必修]
放射線学
家禽疾病学
麻酔・鎮痛学
軟部組織外科学Ⅰ
1限
西村亮平
中山裕之、内田和幸
7A-104/105
西村亮平
西村亮平
7A-104/105
VMC セミナー室
7A-106
◇060330140[必修]
小動物内科学Ⅱ
大野耕一、竹村直行、
松木直章
7A-104/105
◇060330090[必修]
◇060330203[必修]
◇060330123[必修]
毒性学
病理学各論
獣医衛生学
2限
久和茂
7A-104/105
中山裕之、内田和幸
7A-104/105
◇060330163[必修]
外科学総論
桑原正貴、杉浦勝明
7A-104/105
西村亮平
7A-106
集中講義など ◇060330190[必修]
△060415110[必修]
△060415130[必修]
△060415136[必修]
△060415143[必修]
臨床繁殖学 田中知己
病理学実習(通年) 中山裕之、内田和幸
基礎臨床学実習Ⅱ(通年) 辻本元 他関係各教員
動物衛生学実習 桑原正貴
基礎臨床学実習Ⅲ 西村亮平、望月学、中川貴之
獣医学課程
獣医学専修 5年
平成 26(2014)年度冬学期授業時間割
集中他
△060330260[必修]
野生動物医学
中山裕之 他
フードサイエンス棟講義室
集中他
△060330270[必修]
動物生命倫理
森裕司、武内ゆかり 他
フードサイエンス棟講義室
集中他
◇060330290[選択]
テーマ式講義Ⅱ
中山裕之 他
フードサイエンス棟講義室
集中講義など
◇060415150[必修]
◇060415160[必修]
△060415170[必修]
△060415180[必修]
大動物臨床・臨床繁殖実習 松木直章、北原豪、片本宏、日髙勇一
総合臨床学実習 西村亮平
小動物内科臨床実習(5 年冬~6 年夏) (開講区分:2014 年 10 月~2015 年 9 月)
小動物外科臨床実習(5 年冬~6 年夏) (開講区分:2014 年 10 月~2015 年 9 月)
獣医学課程
獣医学専修 6年
集中他
△060415990[必修]
大野耕一
西村亮平
平成 26(2014)年度冬学期授業時間割
卒業論文(通年)
関係各教員
【履修登録に関する注意事項】
・必修科目は自動登録ではありません。履修登録を忘れないように注意してください。
・通年科目の履修登録は、夏学期に完了しているので今回は不要です。
・時間割コードの前の印は、◇:課程専門科目、△:専修専門科目、☆:課程共通専門科目を表します。
- 19 -
各研究室
農学部開講科目一覧(時間割コード順)
No. 時間割コード
開講科目名
開講学年・
学期
曜日
時限
教室
主担当教員
3年冬
月
3
2-化3
吉村悦郎
関連専修
課程専門科目
1
060310020 生物無機化学
化工、素材
2
060310040 土壌生態学
3年冬
月
1
2-化1
3
060310060 植物分子生理学
3年冬
水
1
2-化1
篠崎和子
化工
4
060310080 生物制御化学
3年冬
月
2
2-化3
浅見忠男
化工
5
060310090 生物有機化学
3年冬
金
2
2-化1
作田庄平
化工
6
060310110 細胞微生物学
3年冬
水
2
2-化2
依田幸司
化工
7
060310130 応用微生物学
3年冬
木
2
2-化1
石井正治
化工
8
060310140 生物情報科学
3年冬
火
1
2-化1
小柳津広志 化工
清水謙多郎 化工
9
060310180 栄養化学
3年冬
金
1
2-化1
髙橋直樹
化工、動物
10
060310190 食品工学
3年冬
木
1
2-化1
田之倉優
化工
11
060310210 食品生化学
3年冬
火
2
2-化1
12
060310410 持続的植物生産学
3年冬
月
4
1-第4
米川智司
応生、フィ
13
060310420 雑草学
3年冬
月
3
1-第4
山岸順子
応生、緑地、フィ
14
060310431 園芸学Ⅱ
3年冬
火
1
1-第4
柴田道夫
応生
15
060310440 植物分子育種学
3年冬
水
1
1-第4
伊藤純一
応生
16
060310450 作物学Ⅱ
3年冬
集中(2月)
1-第4
山岸徹
応生
17
060310460 昆虫生理学
3年冬
木
2
1-第4
石川幸男
応生
18
060310470 昆虫系統分類学
3年冬
月
5
1-第5
寺山守
応生
19
060310480 環境微生物学
3年冬
木
1
1-第4
山次康幸
応生
水
2
佐藤隆一郎 化工
20
060310490 植物分子遺伝学
3年冬
1-第4
堤伸浩
21
060310510 ストレス生物学
3年冬
集中(2/9・10・11)
1-第4
山岸順子
22
060310520 保全生態学
3年冬
集中(12/26、2/9・10)
1-第8
23
060310530 作物分子生理学
3年冬
24
060310540 昆虫病理学
3年冬
25
060310545 栽培学
3年冬
月
2
火
2
集中(12/26・27・28)
1-第4
応生
応生、緑地、フィ
鷲谷いづみ 応生、緑地、フィ
大杉立
応生
1-第4
勝間進
応生
1-第4
根本圭介
応生
26
060310580 菌類学
4年冬
集中
その他
1-第4
柿嶌眞
応生
27
060310660 森林土壌学
3年冬
金
2
1-第6
丹下健
森生、森環
28
060310670 森林遺伝育種学
3年冬
月
2
1-第6
後藤晋
森生、森環、フィ
29
060310680 森林生態生理学
3年冬
月
1
1-第6
丹下健
森生、森環(他)
30
060310690 森林生態学
3年冬
31
060310710 樹木医学
3年冬
32
060310720 集団遺伝学
3年冬
33
060310730 野生動物管理論
3年冬
水
34
060310750 自然保護論
3年冬
火
集中(10/4・25、11/8・29)
水
2
1-第6
大久保達弘 森生、緑地、森環、フィ
1-第6
松下範久
森生、森環(他)
1-第7
澤村京一
森生、動物、森環(他)
3
1-第6
富樫一巳
森生、動物、森環(他)
2
1-第7
笹岡達男
森生、動物、緑地、森環、フィ
集中(12/21・23・26・27)
35
060310760 アジア生物環境学
3年冬
水
5
1-第7
小島克己
森生、森環
36
060310780 自然環境学汎論
3年冬
水
4
1-第7
福田健二
森生、緑地、森環
37
060310890 水生動物生理学
3年冬
火
4
3-水1
金子豊二
水生、水命、水環
38
060310900 水圏生物工学
3年冬
月
3
3-水1
浅川修一
水生、水命、水環、国際
39
060310910 水圏天然物化学
3年冬
水
2
3-水1
松永茂樹
水生、水命、水環、国際
40
060310940 水産食品科学
3年冬
火
3
3-水1
潮秀樹
水生、水命、水環、国際
41
060310950 水生植物学
3年冬
金
2
3-水1
田中次郎
水生、水命、水環
42
060310980 応用遺伝学
3年冬
月
1
7A-405
内藤邦彦
動物
43
060310990 応用免疫学
3年冬
木
1
7A-106
松本芳嗣
動物、獣医
44
060311016
3年冬
火
2
7A-106
塩田邦郎
動物、獣医
45
060311020 動物行動学
3年冬
金
2
7A-104/5
森裕司
動物、獣医
46
060311031 動物生命システム科学Ⅰ
3年冬
月
2
7A-405
関係各教員 動物
47
060311041 動物生命システム科学Ⅱ
3年冬
水
2
7A-405
関係各教員 動物
48
060311093 獣医解剖学
3年冬
金
1
7A-104/5
49
060311130 内分泌・代謝生理学
3年冬
火
1
7A-106
西原眞杉
動物、獣医
50
060311140 体液生理学
3年冬
火
1
7A-106
桑原正貴
動物、獣医
51
060311153 環境衛生学
3年冬
水
1
7A-106
桑原正貴
動物、獣医
動物細胞生化学Ⅱ
- 20 -
九郎丸正道 動物、獣医
No. 時間割コード
開講科目名
開講学年・
学期
3年冬
曜日
時限
教室
主担当教員
関連専修
52
060311213 臨床栄養学
木
2
7A-106
眞鍋昇
53
060311270 植物バイオマス化学
3年冬
火
4
5-105
松本雄二
54
060311281 バイオマス生物工学
3年冬
月
5
1-第7
55
060311310 高分子材料学
3年冬
火
3
5-105
竹村彰夫
素材、木質
56
060311350 森林科学概論
3年冬
金
2
5-105
石橋整司
素材、木質
57
060311360 有機反応機構
3年冬
水
1
1-第7
横山朝哉
素材
58
060311370 バイオマスエネルギー工学
3年冬
火
2
7A-114/5
芋生憲司
素材、環工
59
060311381 植物繊維科学
3年冬
水
2
5-105
磯貝明
素材
60
060311400 界面科学
3年冬
月
2
1-第7
齋藤継之
素材
61
060320040 緑地計画学
3年冬
月
2
1-第9
横張真
緑地、木質、フィ
1-第5
高山晴夫
緑地、木質、フィ
1-第9
村上暁信
緑地、木質、フィ
集中(2/12・13・14)
動物、獣医
素材
五十嵐圭日子 素材
62
060320050 緑化工学
3年冬
63
060320060 都市農村計画学
3年冬
64
060320065 生態環境評価学
65
060320070 森林リモートセンシング
66
060320080 農村計画学
3年冬
水
67
060320090 景観デザイン論
3年冬
金
68
060320100 リモートセンシング情報解析学
3年冬
月
69
060320110 景観解析
3年冬
70
060320160 砂防工学
3年冬
71
060320170 森林資源経済学
72
060320190 森林土木学
73
060320210 森林計測学
3年冬
火
3
1-第6
龍原哲
森生(他)、森環
74
060320220 生物材料科学汎論
3年冬
木
5
1-第7
岩田忠久
森生(他)、森環
75
060320230 森林環境経済学
3年冬
1-第7
柴崎茂光
森生(他)、森環
76
060320280 水産資源学
3年冬
火
2
3-水1
大竹二雄
水生(他)、水命(他)、水環、フィ、国際
77
060320290 水産増養殖学
3年冬
木
2
3-水1
良永知義
水生(他)、水命(他)、水環、フィ、国際
78
060320300 水圏生態学
3年冬
月
2
3-水1
西田周平
水生(他)、水命(他)、水環、フィ、国際
79
060320370 木質材料学Ⅱ
3年冬
月
2
5-105
青木謙治
木質
80
060320391 住宅計画論
3年冬
火
4
7A-114/5
安藤直人
木質
81
060320411 建築住環境学
3年冬
月
3
7A-104/5
信田聡
木質
82
060320428 建築生産施工
3年冬
火
5
5-105
稲山正弘
木質
83
060320530 水文学
3年冬
火
5
7A-114/5
飯田俊彰
環工
84
060320540 水工システム学
3年冬
月
3
7A-114/5
久保成隆
85
060320550 土質力学
3年冬
木
2
7A-114/5
西村拓
86
060320560 農業基盤計画学
3年冬
水
2
7A-113
廣川正英
環工
87
060320570 生体計測情報学
3年冬
金
1
7A-113
船田良
環工
88
060320590 水処理工学
3年冬
金
3
7A-114/5
村上孝雄
環工
89
060320601 植物環境システム学
3年冬
木
4
7A-114/5
松田怜
環工
90
060320620 生物機械設計工学
3年冬
火
4
7A-113
海津裕
環工
91
060320660 生物・環境熱力学
3年冬
月
4
7A-114/5
牧野義雄
環工
92
060320750 比較農業経営論
3年冬
水
2
1-第10
木南章
経済
93
060320760 比較農業政策論
3年冬
火
2
1-第8
安藤光義
経済
94
060320770 開発経済学
3年冬
金
2
1-第4
池本幸生
経済
火
2
今年度不開講
3年冬
月
5
緑地、フィ
1-第6
露木聡
3
7A-114/5
山路永司
緑地、環工
2
7A-114/5
小野良平
緑地、木質、環工、フィ
2
7A-114/5
細井文樹
緑地、環工
木
2
1-第7
高山範理
森生(他)、森環
月
3
1-第7
鈴木雅一
森生(他)、森環
3年冬
水
1
1-第6
赤尾健一
森生(他)、森環
3年冬
金
3
1-第6
酒井秀夫
森生(他)、森環
集中(10/11・12・13・18)
森生(他)、緑地、森環
環工
木質、環工
95
060320780 フードシステム論
3年冬
火
4
1-第9
96
060320790 農村開発金融論
3年冬
月
3
1-第10
細野ひろみ 経済
櫻井武司
経済
97
060320800 応用数量経済分析
3年冬
月
4
7A-620
加藤弘二
経済
98
060320850 農村社会論
3年冬
金
3
1-第10
戸石七生
経済
99
060320860 地域農業マネジメント
3年冬
月
2
1-第10
八木洋憲
経済
100
060320870 協同組合論
3年冬
金
4
1-第4
万木孝雄
経済
101
060320910 国際農業生態学
3年冬
金
2
1-第10
小林和彦
国際
102
060320930 国際植物利用学
3年冬
金
3
1-第9
佐藤雅俊
国際
103
060320960 プロジェクト管理学
3年冬
金
5
1-第9
佐藤雅俊
国際
104
060320980 環境経済学
3年冬
2-化3
鈴木宣弘
国際
105
060321010 国際地域農業開発と生産者組織
3年冬
7B-231/232
鈴木宣弘
国際
集中(11/1・2・3)
火
- 21 -
4
No. 時間割コード
開講科目名
開講学年・
学期
3年冬
曜日
時限
教室
主担当教員
関連専修
106
060330030 薬理学各論
月
2
7A-106
尾崎博
獣医
107
060330050 ウイルス学
3年冬
月
1
7A-106
堀本泰介
獣医
108
060330060 寄生虫学
3冬4夏
水
2
7A-106
今井壮一
獣医
109
060330090 毒性学
4年冬
月
2
7A-104/5
久和茂
獣医
110
060330123 獣医衛生学
4年冬
水
2
7A-104/5
桑原正貴
獣医
111
060330140 小動物内科学Ⅱ
4年冬
木
1・2
7A-104/5
大野耕一
獣医
112
060330163 外科学総論
4年冬
金
2
7A-106
西村亮平
獣医
113
060330170 麻酔・鎮痛学
4年冬
水
1
VMCセミナー室
西村亮平
獣医
114
060330180 放射線学
4年冬
月
1
7A-104/5
西村亮平
獣医
115
060330190 臨床繁殖学
4年冬
集中
その他
その他
田中知己
獣医
116
060330193 家禽疾病学
4年冬
火
1
7A-104/5
中山裕之
獣医
117
060330203 病理学各論
4年冬
火
2
7A-104/5
中山裕之
獣医
118
060330213 軟部組織外科学Ⅰ
4年冬
金
1
7A-106
西村亮平
獣医
119
060330260 野生動物医学
5年冬
集中他
その他
FS
中山裕之
獣医
120
060330270 動物生命倫理
5年冬
集中他
その他
FS
森裕司
獣医
121
060330290 テーマ式講義Ⅱ
5年冬
集中他
その他
FS
中山裕之
獣医
3年冬
月-金
午後
(月のみ5)
学生実験室
関係各教員 化工
3年冬
月-金
午後
(月のみ5)
学生実験室
関係各教員 化工
関係各教員 化工
専修専門科目
122
060401030 応用微生物学実験
123
060401040 応用生物化学実験
124
060401990 卒業論文(生命化学・工学専修)
4年通年
集中他
その他
その他
125
060402030 フィールド農学基礎実習
3年通年
金
1-4
西東京
米川智司
応生
126
060402041 フィールド農学応用実習
3年通年
集中
その他
西東京他
米川智司
応生
127
060402045 農家実習
3年通年
128
060402050 応用生物学専門実験
3年冬
火水木
3・4
各研究室
関係各教員 応生
129
060402070 科学英語論文演習
3年冬
火
5
1-第4
Taylor DeMar 応生
130
060402080 応用生物学研究演習
4年通年
集中他
その他
その他
関係各教員 応生
131
060402990 卒業論文(応用生物学専修)
4年通年
集中他
その他
その他
関係各教員 応生
132
060403040 森林風景計画実習
3年冬
木
3・4
1-第6
133
060403060 森林利用学実習
3年冬
金
4・5
7B-133
134
060403070 森林計測学実習
3年冬
火
4・5
1-第6
集中他
関係各教員 応生
下村彰男
森生、森環
仁多見俊夫 森生、森環
龍原哲
森生、森環
135
060403990 卒業論文(森林生物科学専修)
4年通年
集中他
その他
その他
136
060404040 水圏生命科学実験
3年冬
水木金
3-5
学生実験室
金子豊二
水生、水命、水環
137
060404050 水圏生物工学実験
3年冬
水木金
3-5
学生実験室
浅川修一
水生、水命、水環
138
060404060 水生生物化学実験
3年冬
水木金
3-5
学生実験室
潮秀樹
水生、水命、水環
139
060404070 水圏天然物化学実験
3年冬
水木金
3-5
学生実験室
松永茂樹
水生、水命、水環
140
060404990 卒業論文(水圏生命科学専修)
4年通年
集中他
その他
その他
関係各教員 水命
141
060405061 動物生命システム科学実習Ⅳ
3年冬
集中
その他
その他
関係各教員 動物
142
060405071 動物生命システム科学実習Ⅴ
3年冬
集中
その他
その他
関係各教員 動物
143
060405081 動物生命システム科学実習Ⅵ
3年冬
集中
その他
その他
関係各教員 動物
144
060405091 動物生命システム科学演習
3冬4夏
集中
その他
その他
関係各教員 動物
145
060405990 卒業論文(動物生命システム科学専修) 4年通年
集中他
その他
その他
関係各教員 動物
146
060406040 生物素材化学実験
3年冬
水木金
3-5
5-105
関係各教員 素材
147
060406050 バイオマス科学実習
3年冬
集中(10/8・9・10)
その他
148
060406070 生物素材化学演習
4年通年
集中他
その他
その他
関係各教員 素材
149
060406990 卒業論文(生物素材化学専修)
4年通年
集中他
その他
その他
関係各教員 素材
150
060407010 緑地デザイン実習
3年通年
月
4・5
緑地製図室
篠沢健太
緑地
151
060407031 緑地環境実地実習
3年通年
金
3・4
西東京他
大黒俊哉
緑地
152
060407040 保全生態学実習
3年通年
集中
その他
その他
153
060407045 生態環境評価実習
154
060407051 緑地環境学研究演習
今年度不開講
4年通年
集中他
その他
その他
関係各教員 森生
横山朝哉
素材
鷲谷いづみ 緑地、フィ
緑地、フィ
関係各教員 緑地
155
060407991 卒業論文(緑地環境学専修)
4年通年
集中他
その他
その他
関係各教員 緑地
156
060408990 卒業論文(森林環境資源科学専修)
4年通年
集中他
その他
その他
関係各教員 森環
157
060409990 卒業論文(水圏生産環境科学専修)
4年通年
集中他
その他
その他
関係各教員 水環
- 22 -
No. 時間割コード
開講科目名
158
060410010 木質構造科学実験
159
060410030 森林科学実習
160
060410050 木質構造科学演習
161
060410990 卒業論文(木質構造科学専修)
162
060411019
163
開講学年・
曜日
学期
3年冬
水木金
時限
3-5
教室
主担当教員
関連専修
5-105
関係各教員 木質
集中(10/8・9・10)
その他
4年通年
集中他
その他
その他
4年通年
集中他
その他
その他
関係各教員 木質
3年冬
金
4・5
7A-113、7A-114/5
関係各教員 環工
060411080 応用解析および演習Ⅱ
3年冬
月
5
7A-114/5
164
060411110 土質力学演習
3年冬
木
3
7A-114/5
西村拓
環工
165
060411120 水理学演習
3年冬
火
3
7A-114/5
飯田俊彰
環工
166
060411150 機械設計及び製図
岡部顕史
環工
167
060411990 卒業論文(生物・環境工学専修)
168
169
生物・環境工学実験Ⅲ
3年冬
横山朝哉
木質
関係各教員 木質
飯田俊彰
環工
3年冬
水
4・5
7A-620
4年通年
集中他
その他
その他
関係各教員 環工
060412050 農業・資源経済学演習Ⅲ
3年冬
集中
その他
その他
関係各教員 経済
060412060 農業・資源経済学演習ⅢB
3年冬
集中
その他
その他
関係各教員 経済
170
060412075 農業・資源経済学自由研究セミナ
3年冬
火
5
1-第9
松本武祝
経済
171
060412080 地域経済フィールドワーク実習
3年通年
水
15:30-18:00
農経会議室
木南章
経済
172
060412990 卒業論文(農業・資源経済学専修)
4年通年
集中他
その他
その他
173
060413010 生物多様性科学実習
3年冬
水
3・4
学生実験室
宮下直
フィ
174
060413020 森圏管理学実習
3年通年
集中
その他
その他
井出雄二
フィ
175
060413031
3年通年
集中
その他
その他
佐野光彦
フィ
176
060413040 フィールド科学演習
4年通年
集中他
その他
その他
関係各教員 フィ
177
060413990 卒業論文(フィールド科学専修)
4年通年
集中他
その他
その他
関係各教員 フィ
178
060414060 国際農学実験・実習Ⅱ
3年冬
水木
3-5
2別-351
3年通年
集中他
その他
その他
3年冬
木
1・2
7B-236/7
4年通年
集中他
その他
その他
関係各教員 国際
九郎丸正道 獣医
沿岸生態学実習
関係各教員 経済
山川隆
国際
179
060414070 海外実習
180
060414090 英語表現法
関係各教員 国際
181
060414990 卒業論文(国際開発農学専修)
182
060415020 解剖学実習
3年冬
集中
その他
その他
183
060415050 ウイルス学・免疫学実習
3年冬
集中
その他
その他
堀本泰介
184
060415060 実験動物学実習
3年冬
集中
その他
その他
久和茂
獣医
185
060415110 病理学実習
4年通年
集中他
その他
その他
中山裕之
獣医
186
060415130 基礎臨床学実習Ⅱ
4年通年
集中他
その他
その他
辻本元
獣医
187
060415136 動物衛生学実習
4年冬
集中他
その他
その他
桑原正貴
獣医
188
060415143 基礎臨床学実習Ⅲ
4年冬
集中他
その他
その他
西村亮平
獣医
189
060415150 大動物臨床・臨床繁殖実習
5年冬
集中他
その他
その他
松木直章
獣医
190
060415160 総合臨床学実習
5年冬
集中他
その他
その他
西村亮平
獣医
191
060415170 小動物内科臨床実習
5冬6夏
集中他
その他
その他
大野耕一
獣医
192
060415180 小動物外科臨床実習
5冬6夏
集中他
その他
その他
西村亮平
獣医
193
060415990 卒業論文(獣医学専修)
6年通年
集中他
その他
その他
関係各教員 獣医
関係各教員 全専修
黒倉壽
国際
獣医
課程共通専門科目
194
060500030 技術倫理
195
060500070
食の安全システム演習
3年冬
月
4
1-第8
3年通年
火
6
7A-114/5
中嶋康博
全専修(化工は4年)
・関連専修欄には農学部便覧に専修関連科目として記載されている専修を記載。
開講学年と異なる学年での履修を特に指定している専修は( )内に学年を表示
他課程専門科目または他専修専門科目扱いとなる専修は(他)と表示
専修名略称 化工:生命化学・工学専修
緑地:緑地環境学専修
応生:応用生物学専修
森環:森林環境資源科学専修
森生:森林生物科学専修
水環:水圏生産環境科学専修
水生:水圏生物科学専修
木質:木質構造科学専修
水命:水圏生命科学専修
環工:生物・環境工学専修
動物:動物生命システム科学専修
経済:農業・資源経済学専修
素材:生物素材化学専修
フィ:フィールド科学専修
国際:国際開発農学専修
- 23 -
獣医:獣医学専修
農学部開講科目一覧(50音順)
【あ】 060310760
【う】 060330050
060415050
【え】 060414090
060310180
060413031
060310431
【お】 060310980
060411080
060320800
060401040
060402080
060402050
060401030
060310130
060310990
【か】 060414070
060320770
060415020
060311400
060402070
060330193
060311153
060320980
060310480
【き】 060411150
060330060
060415130
060415143
060320870
060500030
060310580
【け】 060320110
060320090
060330163
060320411
060320428
【こ】 060311310
060320930
060321010
060414060
060320910
060310470
060310460
060310540
【さ】 060310545
060310110
060310450
060310530
060320160
060310420
【し】 060310780
060310750
060310410
060415060
アジア生物環境学
ウイルス学
ウイルス学・免疫学実習
英語表現法
栄養化学
沿岸生態学実習
園芸学Ⅱ
応用遺伝学
応用解析および演習Ⅱ
応用数量経済分析
応用生物化学実験
応用生物学研究演習
応用生物学専門実験
応用微生物学実験
応用微生物学
応用免疫学
海外実習
開発経済学
解剖学実習
界面科学
科学英語論文演習
家禽疾病学
環境衛生学
環境経済学
環境微生物学
機械設計及び製図
寄生虫学
基礎臨床学実習Ⅱ
基礎臨床学実習Ⅲ
協同組合論
技術倫理
菌類学
景観解析
景観デザイン論
外科学総論
建築住環境学
建築生産施工
高分子材料学
国際植物利用学
国際地域農業開発と生産者組織
国際農学実験・実習Ⅱ
国際農業生態学
昆虫系統分類学
昆虫生理学
昆虫病理学
栽培学
細胞微生物学
作物学Ⅱ
作物分子生理学
砂防工学
雑草学
自然環境学汎論
自然保護論
持続的植物生産学
実験動物学実習
060330123
060311093
060320391
060310720
060310710
060330140
060415170
060415180
060500070
060310190
060310210
060320601
060311381
060311270
060310440
060310490
060310060
060413020
060310670
060311350
060410030
060320230
060320210
060403070
060320170
060310690
060310680
060310660
060320190
060403040
060320070
060403060
【す】 060320300
060310900
060404050
060404040
060310910
060404070
060320540
060320280
060310940
060320290
060310950
060404060
060310890
060320530
060411120
060310510
【せ】 060320065
060407045
060320570
060411019
060320660
060320620
060320220
- 24 -
獣医衛生学
獣医解剖学
住宅計画論
集団遺伝学
樹木医学
小動物内科学Ⅱ
小動物内科臨床実習
小動物外科臨床実習
食の安全システム演習
食品工学
食品生化学
植物環境システム学
植物繊維科学
植物バイオマス化学
植物分子育種学
植物分子遺伝学
植物分子生理学
森圏管理学実習
森林遺伝育種学
森林科学概論
森林科学実習
森林環境経済学
森林計測学
森林計測学実習
森林資源経済学
森林生態学
森林生態生理学
森林土壌学
森林土木学
森林風景計画実習
森林リモートセンシング
森林利用学実習
水圏生態学
水圏生物工学
水圏生物工学実験
水圏生命科学実験
水圏天然物化学
水圏天然物化学実験
水工システム学
水産資源学
水産食品科学
水産増養殖学
水生植物学
水生生物化学実験
水生動物生理学
水文学
水理学演習
ストレス生物学
生態環境評価学(今年度不開講)
生態環境評価実習(今年度不開講)
生体計測情報学
生物・環境工学実験Ⅲ
生物・環境熱力学
生物機械設計工学
生物材料科学汎論
【そ】
【た】
【ち】
【て】
【と】
【な】
【の】
【は】
060310140
060310080
060406070
060406040
060413010
060310020
060310090
060415160
060402990
060414990
060408990
060403990
060415990
060404990
060409990
060411990
060406990
060401990
060405990
060412990
060413990
060410990
060407991
060311140
060415150
060412080
060320860
060330290
060320060
060415136
060311020
060311016
060311031
060311041
060405061
060405071
060405081
060405091
060330270
060330090
060320550
060411110
060310040
060311130
060330213
060402045
060320560
060412060
060412050
060412075
060320790
060320080
060320850
060311370
060406050
生物情報科学
生物制御化学
生物素材化学演習
生物素材化学実験
生物多様性科学実習
生物無機化学
生物有機化学
総合臨床学実習
卒業論文(応用生物学専修)
卒業論文(国際開発農学専修)
卒業論文(森林環境資源科学専修)
卒業論文(森林生物科学専修)
卒業論文(獣医学専修)
卒業論文(水圏生命科学専修)
卒業論文(水圏生産環境科学専修)
卒業論文(生物・環境工学専修)
卒業論文(生物素材化学専修)
卒業論文(生命化学・工学専修)
卒業論文(動物生命システム科学専修)
卒業論文(農業・資源経済学専修)
卒業論文(フィールド科学専修)
卒業論文(木質構造科学専修)
卒業論文(緑地環境学専修)
体液生理学
大動物臨床・臨床繁殖実習
地域経済フィールドワーク実習
地域農業マネジメント
テーマ式講義Ⅱ
都市農村計画学
動物衛生学実習
動物行動学
動物細胞生化学Ⅱ
動物生命システム科学Ⅰ
動物生命システム科学Ⅱ
動物生命システム科学実習Ⅳ
動物生命システム科学実習Ⅴ
動物生命システム科学実習Ⅵ
動物生命システム科学演習
動物生命倫理
毒性学
土質力学
土質力学演習
土壌生態学
内分泌・代謝生理学
軟部組織外科学Ⅰ
農家実習
農業基盤計画学
農業・資源経済学演習ⅢB
農業・資源経済学演習Ⅲ
農業・資源経済自由研究セミナ
農村開発金融論
農村計画学
農村社会論
バイオマスエネルギー工学
バイオマス科学実習
060311281
【ひ】 060320750
060320760
060330203
060415110
【ふ】 060320780
060413040
060402041
060402030
060320960
【ほ】 060330180
060310520
060407040
【ま】 060330170
【み】 060320590
【も】 060410050
060410010
060320370
【や】 060330030
060330260
060310730
【ゆ】 060311360
【り】 060320100
060320050
060407031
060320040
060407051
060407010
060311213
060330190
- 25 -
バイオマス生物工学
比較農業経営論
比較農業政策論
病理学各論
病理学実習
フードシステム論
フィールド科学演習
フィールド農学応用実習
フィールド農学基礎実習
プロジェクト管理学
放射線学
保全生態学
保全生態学実習
麻酔・鎮痛学
水処理工学
木質構造科学演習
木質構造科学実験
木質材料学Ⅱ
薬理学各論
野生動物医学
野生動物管理論
有機反応機構
リモートセンシング情報解析学
緑化工学
緑地環境実地実習
緑地計画学
緑地環境学研究演習
緑地デザイン実習
臨床栄養学
臨床繁殖学
月曜日
時限
1時限
2時限
3時限
4時限
5時限
6時限
時間割コード
060200051
060200151
060310040
060310680
060310980
060320320
060330050
060330180
科目名
★基礎生物化学
★植物生態学
土壌生態学
森林生態生理学
応用遺伝学
★構造力学
ウイルス学
放射線学
火曜日
教室
1-第8
2-化3
2-化1
1-第6
7A-405
2-化2
7A-106
7A-104/5
★遺伝学
生物制御化学
作物分子生理学
森林遺伝育種学
動物生命システム科学Ⅰ
界面科学
緑地計画学
時間割コード
060310140
060310431
060311130
060311140
060330193
科目名
生物情報科学
園芸学Ⅱ
内分泌・代謝生理学
体液生理学
家禽疾病学
水曜日
教室
2-化1
1-第4
7A-106
7A-106
7A-104/5
060100061
060310060
060310440
060311153
060311360
060320170
060330170
科目名
★生物の多様性と進化
植物分子生理学
植物分子育種学
環境衛生学
有機反応機構
森林資源経済学
麻酔・鎮痛学
VMCセミナー室
★基礎微生物学
★比較農業史
細胞微生物学
植物分子遺伝学
樹木医学
水圏天然物化学
動物生命システム科学Ⅱ
植物繊維科学
★ポストハーベスト工学
農業基盤計画学
比較農業経営論
寄生虫学
獣医衛生学
1-第8
1-第5
2-化2
1-第4
1-第6
3-水1
7A-405
5-105
2-化1
7A-113
1-第10
7A-106
7A-104/5
時間割コード
060200091
060310080
060310530
060310670
060311031
060311400
060320040
060320100
060320300
060320370
060320860
060330030
060330090
060500010
2-化1
2-化3
1-第4
1-第6
7A-405
1-第7
1-第9
リモートセンシング情報解析学 7A-114/5
水圏生態学
3-水1
木質材料学Ⅱ
5-105
地域農業マネジメント
1-第10
薬理学各論
7A-106
毒性学
7A-104/5
★環境倫理
1-第8
060310210
060310540
060310750
060311016
060311370
060320060
060320280
060320760
060330203
食品生化学
昆虫病理学
自然保護論
動物細胞生化学Ⅱ
バイオマスエネルギー工学
都市農村計画学
水産資源学
比較農業政策論
病理学各論
2-化1
1-第4
1-第7
7A-106
7A-114/5
1-第9
3-水1
1-第8
7A-104/5
060200031
060200221
060310110
060310490
060310710
060310910
060311041
060311381
060320440
060320560
060320750
060330060
060330123
060200081
060200251
060310020
060310420
060310900
060311250
060320160
060320411
060320540
060320790
★細胞生物学
★応用動物科学概論
生物無機化学
雑草学
水圏生物工学
★基礎高分子化学
砂防工学
建築住環境学
水工システム学
農村開発金融論
2-化1
1-第8
2-化3
1-第4
3-水1
1-第6
1-第7
7A-104/5
7A-114/5
1-第10
060310940
060311310
060320210
060401030
060401040
060402050
060411120
水産食品科学
高分子材料学
森林計測学
応用微生物学実験
応用生物化学実験
応用生物学専門実験
水理学演習
3-水1
5-105
1-第6
各実験室等
各実験室等
各実験室等
7A-114/5
060200001
060200201
060200241
060310410
060311240
060320660
060320800
060407010
060500030
★農芸化学概論
★農業資源経済学汎論
★動物生理学
持続的植物生産学
★生物素材化学概論
生物・環境熱力学
応用数量経済分析
緑地デザイン実習
技術倫理
2-化1
2-化3
2-化2
1-第4
5-105
7A-114/5
7A-620
緑地製図室
1-第8
060310890
060311270
060320391
060320620
060320780
060321010
060401030
060401040
060402050
060403070
水生動物生理学
植物バイオマス化学
住宅計画論
生物機械設計工学
フードシステム論
3-水1
5-105
7A-114/5
7A-113
1-第9
国際地域農業開発と生産者組織 7B-231/2
各実験室等
応用微生物学実験
各実験室等
応用生物化学実験
各実験室等
応用生物学専門実験
森林計測学実習
1-第6
060200071
060200161
060310470
060311281
060320070
060401030
060401040
060407010
060411080
★植物生理学
★応用数学
昆虫系統分類学
バイオマス生物工学
森林リモートセンシング
応用微生物学実験
応用生物化学実験
緑地デザイン実習
応用解析および演習Ⅱ
2-化2
1-第9
1-第5
1-第7
1-第6
各実験室等
各実験室等
緑地製図室
7A-114/5
060320428
060320530
060402070
060401030
060401040
060403070
060412075
建築生産施工
水文学
科学英語論文演習
応用微生物学実験
応用生物化学実験
森林計測学実習
060100081
060200111
060200131
060200145
060310730
060320080
060401030
060401040
060402050
060404040
060404050
060404060
060404070
060406040
060410010
060412010
060413010
060414060
060100071
060200101
060200231
060310780
060320330
060401030
060401040
060402050
060404040
060404050
060404060
060404070
060406040
060410010
060411150
060413010
060414060
060200011
060310760
060401030
060401040
060404040
060404050
060404060
060404070
060406040
060410010
060411150
060412080
060414060
5-105
7A-114/5
1-第4
各実験室等
各実験室等
1-第6
農業・資源経済学自由研究セミナ 1-第9
060500070 食の安全システム演習
- 26 -
7A-114/5
教室
1-第8
2-化1
1-第4
7A-106
1-第7
1-第6
★化合物の多様性と生理機能 1-第8
★植物形態学
★動物分類学
★応用材料物理学
野生動物管理論
農村計画学
応用微生物学実験
応用生物化学実験
応用生物学専門実験
水圏生命科学実験
水圏生物工学実験
水生生物化学実験
水圏天然物化学実験
生物素材化学実験
木質構造科学実験
★農業・資源経済学演習Ⅰ
生物多様性科学実習
国際農学実験・実習Ⅱ
★環境と生物の情報科学
★気象概論
★国際協力概論
自然環境学汎論
★木質構造科学概論
応用微生物学実験
応用生物化学実験
応用生物学専門実験
水圏生命科学実験
水圏生物工学実験
水生生物化学実験
水圏天然物化学実験
生物素材化学実験
木質構造科学実験
機械設計及び製図
生物多様性科学実習
国際農学実験・実習Ⅱ
★基礎有機化学
アジア生物環境学
応用微生物学実験
応用生物化学実験
水圏生命科学実験
水圏生物工学実験
水生生物化学実験
水圏天然物化学実験
生物素材化学実験
木質構造科学実験
機械設計及び製図
1-第7
7A-104/5
1-第9
1-第6
7A-114/5
各実験室等
各実験室等
各実験室等
各実験室等
各実験室等
各実験室等
各実験室等
5-105
5-105
各研究室
各実験室等
2別-351
7A-104/5
2-化3
1-第8
1-第7
1-第6
各実験室等
各実験室等
各実験室等
各実験室等
各実験室等
各実験室等
各実験室等
5-105
5-105
7A-620
各実験室等
2別-351
1-第8
1-第7
各実験室等
各実験室等
各実験室等
各実験室等
各実験室等
各実験室等
5-105
5-105
7A-620
地域経済フィールドワーク実習 農経会議室
国際農学実験・実習Ⅱ
2別-351
木曜日
金曜日
科目名
集中他
教室
1-第8
2-化1
時間割コード
060200021
060310190
060310300
060310480
060310990
060330140
060414090
科目名
★基礎分析化学
食品工学
★生物統計学
環境微生物学
応用免疫学
小動物内科学Ⅱ
英語表現法
060310180
060311093
情基センター 060320570
1-第4
060330213
7A-106
060402030
7A-104/5
7B-236/7
栄養化学
獣医解剖学
生体計測情報学
軟部組織外科学Ⅰ
フィールド農学基礎実習
教室
2-化1
7A-104/5
7A-113
7A-106
西東京
060100101
060200181
060310130
060310310
060310460
060311213
060320110
060320290
060320550
060330140
060414090
★食の安全科学
★流れ学
応用微生物学
★栽培植物学
昆虫生理学
臨床栄養学
景観解析
水産増養殖学
土質力学
小動物内科学Ⅱ
英語表現法
1-第8
2-化2
2-化1
1-第5
1-第4
7A-106
1-第7
3-水1
7A-114/5
7A-104/5
7B-236/7
060100011
060310090
060310660
060310950
060311020
060311350
060320090
060320430
060320770
060320910
060330163
060402030
★人口と食糧
生物有機化学
森林土壌学
水生植物学
動物行動学
森林科学概論
景観デザイン論
★土壌物理学
開発経済学
国際農業生態学
外科学総論
フィールド農学基礎実習
1-第8
2-化1
1-第6
3-水1
7A-104/5
5-105
7A-114/5
7A-113
1-第4
1-第10
7A-106
西東京
060100091
060200191
060310970
060401030
060401040
060402050
060403040
060404040
060404050
060404060
060404070
060406040
060410010
060411110
060414060
★地球環境とバイオマス利用 1-第8
★情報工学
★ヒトと動物の関係学
応用微生物学実験
応用生物化学実験
応用生物学専門実験
森林風景計画実習
水圏生命科学実験
水圏生物工学実験
水生生物化学実験
水圏天然物化学実験
生物素材化学実験
木質構造科学実験
土質力学演習
国際農学実験・実習Ⅱ
7B-133
2-化2
各実験室等
各実験室等
各実験室等
1-第6
各実験室等
各実験室等
各実験室等
各実験室等
5-105
5-105
7A-114/5
2別-351
060100031
060311121
060320601
060401030
060401040
060402050
060403040
060404040
060404050
060404060
060404070
060406040
060410010
060414060
★土壌圏の科学
★神経生理学
植物環境システム学
応用微生物学実験
応用生物化学実験
応用生物学専門実験
森林風景計画実習
水圏生命科学実験
水圏生物工学実験
水生生物化学実験
水圏天然物化学実験
生物素材化学実験
木質構造科学実験
国際農学実験・実習Ⅱ
1-第8
7A-106
7A-114/5
各実験室等
各実験室等
各実験室等
1-第6
各実験室等
各実験室等
各実験室等
各実験室等
5-105
5-105
2別-351
★生態系の中の人類
★国際農業論
生物材料科学汎論
応用微生物学実験
応用生物化学実験
水圏生命科学実験
水圏生物工学実験
水生生物化学実験
水圏天然物化学実験
生物素材化学実験
木質構造科学実験
国際農学実験・実習Ⅱ
2-化3
1-第8
1-第7
各実験室等
各実験室等
各実験室等
各実験室等
各実験室等
各実験室等
5-105
5-105
2別-351
★分子生物学
★動物生態学
森林土木学
水処理工学
農村社会論
国際植物利用学
★細菌学
★ウイルス学
応用微生物学実験
応用生物化学実験
フィールド農学基礎実習
水圏生命科学実験
水圏生物工学実験
水生生物化学実験
水圏天然物化学実験
生物素材化学実験
緑地環境実地実習
木質構造科学実験
★環境と景観の生物学
★植物分類学
協同組合論
★細菌学
★ウイルス学
応用微生物学実験
応用生物化学実験
フィールド農学基礎実習
森林利用学実習
水圏生命科学実験
水圏生物工学実験
水生生物化学実験
水圏天然物化学実験
生物素材化学実験
緑地環境実地実習
木質構造科学実験
生物・環境工学実験Ⅲ
★水の環境科学
★発生学
★神経解剖学
プロジェクト管理学
応用微生物学実験
応用生物化学実験
森林利用学実習
水圏生命科学実験
水圏生物工学実験
水生生物化学実験
水圏天然物化学実験
生物素材化学実験
木質構造科学実験
生物・環境工学実験Ⅲ
1-第8
2-化1
1-第6
7A-114/5
1-第10
1-第9
7A-104/5
7A-104/5
各実験室等
各実験室等
西東京
各実験室等
各実験室等
各実験室等
各実験室等
5-105
西東京他
5-105
1-第8
1-第9
1-第4
7A-104/5
7A-104/5
各実験室等
各実験室等
西東京
7B-133
各実験室等
各実験室等
各実験室等
各実験室等
5-105
西東京他
5-105
060100021
060200211
060320220
060401030
060401040
060404040
060404050
060404060
060404070
060406040
060410010
060414060
060200041
060200121
060320190
060320590
060320850
060320930
060330041
060330051
060401030
060401040
060402030
060404040
060404050
060404060
060404070
060406040
060407031
060410010
060100051
060200061
060320870
060330041
060330051
060401030
060401040
060402030
060403060
060404040
060404050
060404060
060404070
060406040
060407031
060410010
060411019
060100041
060311071
060311081
060320960
060401030
060401040
060403060
060404040
060404050
060404060
060404070
060406040
060410010
060411019
時間割コード
- 27 -
7A-113/4/5
1-第8
7A-104/5
7A-104/5
1-第9
各実験室等
各実験室等
7B-133
各実験室等
各実験室等
各実験室等
各実験室等
5-105
5-105
7A-113/4/5
科目名
060310450 作物学Ⅱ
060310510 ストレス生物学
060310520 保全生態学
060310545 栽培学
060310580 菌類学
060310690 森林生態学
060310720 集団遺伝学
060320050 緑化工学
060320230 森林環境経済学
060320980 環境経済学
060330190 臨床繁殖学
060330260 野生動物医学
060330270 動物生命倫理
060330290 テーマ式講義Ⅱ
060401990 卒業論文(生命化学・工学専修)
060402041 フィールド農学応用実習
060402045 農家実習
060402080 応用生物学研究演習
060402990 卒業論文(応用生物学専修)
060403990 卒業論文(森林生物科学専修)
060404990 卒業論文(水圏生命科学専修)
060405061 動物生命システム科学実習Ⅳ
060405071 動物生命システム科学実習Ⅴ
060405081 動物生命システム科学実習Ⅵ
060405091 動物生命システム科学演習
060405990 卒業論文(動物生命システム科学専修)
060406050 バイオマス科学実習
060406070 生物素材化学演習
060406990 卒業論文(生物素材化学専修)
060407040 保全生態学実習
060407051 緑地環境学研究演習
060407991 卒業論文(緑地環境学専修)
060408990 卒業論文(森林環境資源科学専修)
060409990 卒業論文(水圏生産環境科学専修)
060410030 森林科学実習
060410050 木質構造科学演習
060410990 卒業論文(木質構造科学専修)
060411990 卒業論文(生物・環境工学専修)
060412050 農業・資源経済学演習Ⅲ
060412060 農業・資源経済学演習ⅢB
060412990 卒業論文(農業・資源経済学専修)
060413020 森圏管理学実習
060413031 沿岸生態学実習
060413040 フィールド科学演習
060413990 卒業論文(フィールド科学専修)
060414070 海外実習
060414990 卒業論文(国際開発農学専修)
060415020 解剖学実習
060415050 ウイルス学・免疫学実習
060415060 実験動物学実習
060415110 病理学実習
060415130 基礎臨床学実習Ⅱ
060415136 動物衛生学実習
060415143 基礎臨床学実習Ⅲ
060415150 大動物臨床・臨床繁殖実習
060415160 総合臨床学実習
060415170 小動物内科臨床実習
060415180 小動物外科臨床実習
060415990 卒業論文(獣医学専修)
★:教養第4学期開講科目
時間割コード
2014(H26)年度 教養学部第4学期開講科目一覧表
◎印:必修科目 ○印:選択必修科目 無印:選択科目
課程・専修名 / 必修・選択の別
No.
時間割
コード
開講科目名
主担当
教員
教室
獣
医
学
獣
際 医
主担
応用生命科学
環境資源科学
当専
修 化 応 森 水 動 素 緑 森 木 環 経 フ 国
工 生 生 生 物 材 地 環 質 工 済
ィ
単
位 曜限
数
農学主題科目
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
060100011 人口と食糧
060100021 生態系の中の人類
060100031 土壌圏の科学
060100041 水の環境科学
060100051 環境と景観の生物学
060100061 生物の多様性と進化
060100071 環境と生物の情報科学
060100081 化合物の多様性と生理機能
060100091 地球環境とバイオマス利用
060100101 食の安全科学
農学基礎科目
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
金2
木5
木4
金5
金4
水1
水4
水3
木3
木2
1-第8
2-化3
1-第8
1-第8
1-第8
1-第8
7A-104/5
1-第8
1-第8
1-第8
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
060200001 農芸化学概論
060200011 基礎有機化学
060200021 基礎分析化学
060200031 基礎微生物学
060200041 分子生物学
060200051 基礎生物化学
060200061 植物分類学
060200071 植物生理学
060200081 細胞生物学
060200091 遺伝学
060200101 気象概論
060200111 植物形態学
060200121 動物生態学
060200131 動物分類学
060200145 応用材料物理学
060200151 植物生態学
060200161 応用数学
060200181 流れ学
060200191 情報工学
060200201 農業資源経済学汎論
060200211 国際農業論
060200221 比較農業史
060200231 国際協力概論
060200241 動物生理学
060200251 応用動物科学概論
課程専門科目
1
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
月4
水5
木1
水2
金3
月1
金4
月5
月3
月2
水4
水3
金3
水3
水3
月1
月5
木2
木3
月4
木5
水2
水4
月4
月3
2-化1
各教員
化工
1-第8
渡邉秀典 化工
1-第8
吉村悦郎 化工
1-第8
大西康夫 化工
1-第8
正木春彦 化工
1-第8
東原和成 化工
1-第9
若林三千男 応生
2-化2
都筑幹夫 応生
2-化1
有村慎一 応生
2-化1
高野哲夫 応生
2-化3
青木正敏 応生
1-第7
根本圭介 応生
2-化1
久保田耕平 森林
7A-104/5 武田正倫 水圏
1-第9
信田聡
木質
2-化3
西廣淳
緑地
1-第9
太田正光 木質
2-化2
久保成隆 環工
7B-133
中村典裕 環工
2-化3
中嶋康博 経済
1-第8
小山修
経済
1-第5
松本武祝 経済
1-第8
荒木徹也 国際
2-化2
西原眞杉 獣医
1-第8
前多敬一郎 獣医
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
060310300 生物統計学
060310310 栽培植物学
060310970 ヒトと動物の関係学
060311071 発生学
060311081 神経解剖学
060311121 神経生理学
060311240 生物素材化学概論
060311250 基礎高分子化学
060320320 構造力学
060320330 木質構造科学概論
060320430 土壌物理学
060320440 ポストハーベスト工学
060330041 細菌学
060330051 ウイルス学
専修専門科目
2 木1 情基センター
2 木2
1-第5
1 木3
2-化2
1 金5 7A-104/5
1 金5 7A-104/5
1 木4
7A-106
2 月4
5-105
2 月3
1-第6
2 月1
2-化2
2 水4
1-第6
2 金2
7A-113
2 水2
2-化1
2 金3-4 7A-104/5
2 金3-4 7A-104/5
50
060412010 農業・資源経済学演習Ⅰ
課程共通専門科目
2
水3
2
月2
51
060500010 環境倫理
齋藤勝宏
小林和彦
西村拓
古谷研
下村彰男
岸野洋久
鈴木雅一
浅見忠男
鮫島正浩
中嶋康博
岸野洋久
大杉立
久和茂
金井克晃
小林靖
西原眞杉
経済
国際
環工
水圏
森林
フィ
森林
化工
素材
経済
竹村彰夫
稲山正弘
太田正光
西村拓
牧野義雄
関崎勉
堀本泰介
応生
応生
獣医
獣医
獣医
獣医
素材
素材
木質
木質
環工
環工
獣医
獣医
各研究室
各教員
経済
1-第8
吉永明弘
五十嵐圭日子
- 28 -
◎
◎ ◎
○
○
◎
◎
◎
○ ◎
○ ○ ○
◎ ◎
◎ ○ ○
◎
○
○
◎
○ ○
◎
○
◎
○
○
○
◎
○ ○
○
○
◎
◎
○
○ ◎
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
2014(平成26)年度農学部 教養学部第4学期時間割
月曜日
科目名
(主担当教員)
基礎生物化学
(東原)
火曜日
教室
1-第8
科目名
(主担当教員)
水曜日
科目名
(主担当教員)
教室
生物の多様性と進化
(岸野)
木曜日
教室
1-第8
科目名
(主担当教員)
遺伝学
(高野)
2-化2
教室
基礎分析化学
(吉村)
1-第8
生物統計学
(岸野)
情報
基盤
セン
ター
1限
構造力学
8:40
(稲山)
|
10:10
植物生態学
(西廣)
金曜日
科目名
(主担当教員)
教室
2-化3
2-化1
基礎微生物学
(大西)
1-第8
食の安全科学
(中嶋)
1-第8
人口と食糧
(齋藤)
1-第8
1-第8
比較農業史
(松本)
1-第5
栽培植物学
(大杉)
1-第5
土壌物理学
(西村)
7A113
ポストハーベスト工学
(牧野)
2-化1
流れ学
(久保)
2-化2
2限
環境倫理
10:30
(吉永)
|
12:00
3限
細胞生物学
(有村)
2-化1
化合物の多様性と生理
地球環境とバイオマス
分子生物学
1-第8
1-第8
機能(浅見)
利用(鮫島)
(正木)
1-第8
応用動物科学概論
(前多)
1-第8
植物形態学
(根本)
1-第7
2-化1
1-第6
動物分類学
(武田)
7A- ヒトと動物の関係学
104/5 (久和)
応用材料物理学
(信田)
1-第9
農業・資源経済学演習
Ⅰ(各教員)
各研究室
13:00 基礎高分子化学
| (竹村)
14:30
農芸化学概論
(各教員)
4限
2-化1
農業資源経済学汎論
2-化3
(中嶋)
環境と生物の情報科学 7A- 土壌圏の科学
104/5 (西村)
(鈴木)
気象概論
(青木)
2-化3
2-化2
国際協力概論
(荒木)
1-第8
生物素材化学概論
(五十嵐)
5-105
木質構造科学概論
(太田)
1-第6
植物生理学
(都筑)
2-化2
基礎有機化学
(渡邉)
1-第8
14:50
| 動物生理学
16:20 (西原)
情報工学
(中村)
神経生理学
(西原)
7B- 動物生態学
133 (久保田)
2-化2
細菌学(関崎)/
ウイルス学(堀本)
7A104/5
1-第8
環境と景観の生物学
(下村)
1-第8
7A- 植物分類学
106 (若林)
1-第9
細菌学(関崎)/
ウイルス学(堀本)
7A104/5
生態系の中の人類
(小林)
2-化3
水の環境科学
(古谷)
1-第8
国際農業論
(小山)
1-第8
発生学(金井)/
神経解剖学(小林)
7A104/5
5限
応用数学
16:40 (太田)
|
18:10
1-第9
第4学期開講科目は、教養学部前期課程の授業日程によって行われます。
農学部の授業日程と異なるので注意してください。
- 29 -
- 30 -
授業内容
(平成 26(2014)年度冬学期・年度跨ぎ開講科目)
この授業内容は、平成 26(2014)年 8 月 19 日時点で UT-mate に登録さ
れているシラバスから「授業の目標・概要」
「授業計画」
「成績評価方法」
「教科書」部分を掲載したものです。UT-mate のシラバスには、この他に
も項目がありますので、履修を検討している科目は、UT-mate で詳細情報
を含めた最新のシラバスを必ず確認してから履修登録を行ってください。
また、シラバスは随時更新されますので、履修登録後もシラバスをこ
まめに確認するようにしてください。
農学主題科目・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 33
農学基礎科目・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38
課程専門科目・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 52
専修専門科目・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・120
課程共通専門科目・・・・・・・・・・・・・・・・・・・141
- 31 -
農学部の教育システムについて
農学部の教育は学科制を廃し、課程・専修制をとっています。下図に示したように、応用生命科
学、環境資源科学、獣医学の3課程があり、これが更に14(4年生以上は15)専修に分れてい
ます。
課程は従来の学科にとらわれずに、学問体系に沿って分けられた大きなカテゴリーであり、講義
を主体とした教育の単位です。これに対し専修は、従来の学科よりもやや専門化した区分であり、
講義に実験・実習が加わった教育単位です。なお、農学部に進学が内定すると、教養学部第4学期
に農学主題科目、農学基礎科目を中心に履修し、農学に関する基礎を学ぶことになります。
農学部
【応用生命科学課程】
生命化学・工学専修
応用生物学専修
森林生物科学専修
水圏生物(生命)科学専修
動物生命システム科学専修
生物素材化学専修
【獣医学課程】
獣医学専修
【環境資源科学課程】
緑地環境学専修
森林環境資源科学専修
水圏生産環境科学専修
木質構造科学専修
生物・環境工学専修
農業・資源経済学専修
フィールド科学専修
国際開発農学専修
進学
教養学部第四学期
農学主題科目、農学基礎科目を中心に履修
講義の種類(科目区分)とその特徴について
農学部の科目は以下の区分に大別されます。
農学主題科目
:農学を広い視野から俯瞰するオムニバス形式の講義科目
(時間割コードが 0601~で始まる科目)
農学基礎科目
:農学の基礎的な専門分野を学ぶ講義科目(時間割コードが 0602~で始まる科目)
課程専門科目(※) :課程ごとの特徴を深めた専門科目 (主として講義科目)
(時間割コードが 0603~で始まる科目)
課程共通専門科目:全課程共通の専門科目(時間割コードが 0605~で始まる科目)
専修専門科目(※) :卒業研究を含む専修ごとの実験・実習・演習科目
(時間割コードが 0604~で始まる科目)
※課程専門科目、専修専門科目は課程・専修ごとに定められていますので、履修登録を行う前に
農学部便覧等で確認してください。
- 32 -
時間割
コード
060100011
授業科目名
人口と食糧
単位数
2.0
主担当
教員名
齋藤
勝宏
授業の目標・概要
食糧に対する需要、食糧生産に利用可能な資源、食糧生産の技術の3つの側面から、人類が直面している食糧問題の現
状とその解決策について講義する。食糧問題に関するバランスのとれた知識と食糧生産に関わる最先端の科学のエッセン
スを伝えることにより、農学生命科学を専門的に学ぶ意義について、グローバルな視点から理解を深めることをねらいと
する。
講義は大きく分けて4つのパートからなる。第一に、食糧問題の構図を把握するための講義であり、世界の食糧需給の
展望や、食糧需要変動要因としての人口や所得水準の問題を取りあげる。第二に、耕地生態系における食糧生産について、
資源の賦存状況と利用技術の観点から概説する。第三に、畜産資源や水産資源の管理と食料生産を取りあげ、グローバル
な視野と歴史的な観点から、利用技術の発展や資源の賦存状況について解説する。第四に、土壌学や植物バイオテクノロ
ジーの観点から食糧生産の科学について取り上げるとともに、作物の病気の防除の現状や重要性について解説する。
授業計画
1) 世界の食糧問題
2) 人口政策と食糧の分配
3) 食糧問題と研究開発:緑の革命の経済分析
4) 作物生産力の遺伝的改変
5) 作物の病気と食糧生産
6) 水資源の管理と食糧生産
7) 動物資源と食料生産:畜産の多様性と役割
8)
9)
10)
11)
12)
13)
水圏における食料生産の特徴
水産資源の管理と水産物需給の将来
水産資源の増殖と養殖
作物生産を支える土壌:土壌肥沃土の維持・評価
地球環境劣化と食糧の確保:環境耐性作物の開発
健康と食糧:食品機能の活用と健康維持
成績評価方法
出席とレポート提出により評価する。レポート課題は講義最終日(1 月 23 日)に配付する。
レポート締切日は 2 月 13 日(金、必着)とする。但し、卒業予定者の締切は 2 月 6 日(金、必着)
。
提出先は、農学部3号館1階学生サービスセンター内レポートボックス。
教科書
準教科書として、生源寺眞一編著『人口と食糧』(朝倉書店)を指定する。
また、各授業で参考文献を紹介する。
時間割
コード
060100021
授業科目名
生態系の中の人類
単位数
2.0
主担当
教員名
小林
和彦
授業の目標・概要
人類は、自然生態系の一員として生活していた長い狩猟採集時代を経て、約1万年前に農耕を開始した。それとともに、
人類の自然環境への関わり方は大きく変化したが、それでも人類の生産と消費が生態系に及ぼす影響は、比較的緩やかな
ものであった。
18 世紀後半に始まった産業革命とともに、生態系における人類の位置は劇的に変わり、その趨勢は現在まで続いている。
人口の爆発的な増加と、 資源・エネルギーを大量に消費する生産・生活様式の確立は、化石燃料や再生産不可能な資源の
大量消費をひきおこし、地球温暖化の原因となった。同時に、生態系の許容能力を超える自然資源の利用が加速化し、地
球規模で生態系の劣化や破壊が進みつつある。
この講義では、人類が抱えるこれらの問題に取り組むための糸口をつかんでもらうことを目標とし、
「人間社会の生活」、
「動物と人間」、「植物と人間」という3つの側面に光を当てて現状と課題を提示する。
「人間社会の生活」では、生態系への過重な負荷を軽減させるための試みは容易なものではないという認識に基づき、
人間にとって好ましく安定した生活・社会を維持するうえで求められる人間と生態系との関わり方を考える。
「動物と人間」では、環境の保全、生物多様性の保護、人間の生活の豊かさ、社会の合意という視点から、人間の管理
下におけるドメスティケーションと野生生物の採集・採捕という2つの利用がどのように違っているのかを考える。
「植物と人間」では、人間が野生植物の中から農作物を選び出して育種し、施肥等の栽培技術によって生産性を高めて
きた過程を振り返る。次いで、農林業がよって立つ陸上生態系の物質循環と植物生産の基盤としての土壌生態系を学ぶ。
そして、生態系の物質循環の視点で、農業を含む人間活動の役割を考える。
授業計画
(1)
10/09:人間社会の生活:農業生産と人々の生活(万木孝雄)
(2)
10/16:人間社会の生活:貿易自由化と食料・農業・環境①(鈴木宣弘)
(3)
10/23:人間社会の生活:貿易自由化と食料・農業・環境②(鈴木宣弘)
(4)
10/30:人間社会の生活:現代における大都市圏の農地保全と農業経営 (八木洋憲)
(5)
11/06:動物と人間:人や動物の移動と感染症(松本安喜)
(6)
11/13:動物と人間:貿易による動物感染症のリスクと国際的な対応(杉浦勝明)
(7)
11/20:動物と人間:生物多様性条約の目的と今後の課題(八木信行)
(8)
11/27:休講
(9)
12/04:植物と人間:植物の農作物化:ドメスティケーション(山川隆)
(10)
12/11:植物と人間:陸上生態系の物質循環(大手信人)
(11)
12/18:植物と人間:植物と土壌生態系(宮沢佳恵)
(12)
01/08:植物と人間:人間活動と物質循環(小林和彦)
(13)
01/15:試験(小林和彦)
成績評価方法
期末試験(授業最終日)により評価する。
*試験日時:2015 年 1 月 15 日(木)5 限
*教室:農学部 2 号館化学第 1 講義室
*12問のうち、「人間社会の生活」から2問、「動物と人間」から2問、「植物と人間」から2問、合計6問を選択して解
答してもらう。持ち込み不可。
教科書
なし
- 33 -
時間割
コード
060100031
授業科目名
土壌圏の科学
単位数
2.0
主担当
教員名
西村
拓
授業の目標・概要
まず、 土壌を知ろう。土壌中では、土粒子と水との相互作用、土粒子と化学物質との相互作用、 土粒子や化学物質と微
生物との相互作用、土粒子とガス成分との相互作用、土粒子間の相互作用など、 複雑な相互作用のもとでエネルギーや物
質の移動が起きている。 しかも、 これらは互いに連動して生じていて、 その連動の仕組みを解明することが、 地球上での
食糧生産と環境保全のために非常に重要なのである。
しかしながら、地球上の土壌は、人類がその利用を誤ったことにより、およそ 20 億 ha の土地で、最近 20 年間に土壌劣
化を起してしまった。その結果が砂漠化、塩類集積、土壌侵食などの生々しい形で人類に脅威を与えている。
そこで、劣化した土壌をどのように修復するか、今後土壌劣化を起させないようにするにはどうしたらよいかを議論し、
もって持続可能な社会の実現に向けて貢献する方法を考究する。
現在、 熱帯林再生のための土壌改良技術や、 荒廃地再生のための土壌改良技術が開発されつつある。 将来、 他の惑星に
おいても「土壌」改良を行うことができるだろうか。
授業計画
以下は予定されている項目です。ただし、講義順はこのままではありません。
各項目の具体的な配置、日程については、初回の講義で提示します。
1.土壌なくして人は生きられない-土壌(表土)の劣化と文明の衰退
2.土壌とはどのようなものであるか-土壌の主要構成成分と分類
3.土壌の生物機能
4. 森林土壌の生成作用
5.問題土壌
6.荒廃地の環境修復
7.農地の塩類集積
8.農地の重金属汚染
9.沙漠化、土壌侵食
10.土壌を介した物質動態
11.土壌の凍結
12. 土壌に生育する植物、植物により豊かになる土壌
成績評価方法
期末試験(講義最終日、通常講義と同じ部屋於)と出席点で評価する。
試験日程は、上記の講義予定と共に初回の講義の際に知らせる予定である。UT-mate シラバスにも記載する
教科書
参考書として:土壌圏の科学、 中野政詩ら、 朝倉書店、 ISBN 4-254-40531-6C3361
時間割
コード
060100041
授業科目名
水の環境科学
単位数
2.0
主担当
教員名
古谷
研
授業の目標・概要
水は生命の維持に不可欠な物質である。太古の海で誕生してから進化の過程で適応放散を繰り返しながら、生物は水が
得られるあらゆる場に生息の領域を広げてきた。そして地球上の水循環がその営みを支えている。海から蒸発した水が雲
を経由して降水となり、森林から耕地、都市などを経て再び海へと戻る大きな循環である。森林は降水によって育まれ、
安定な水源を作り洪水を防ぐ。このような機構の理解によって持続可能な林業や流域管理が可能となる。農業は潅漑や排
水による水制御のシステムを基盤にして、限られた水資源を効率よく利用して食料生産を図っている。さらに海洋は、気
候の安定に大きな役割を果たし、多様な物質循環から漁業資源などの恵みを提供する。本講義は、我々の生存を支えてい
る水環境について、森林、農耕 地、海洋を中心に水循環や水利用、水圏の物理・化学・生物過程を概観することにより、
農学部における水環境に関する専門教育の導入とすることを目的としている。
授業計画
1)水圏環境の特徴
2)森林水文学
3)森林の水循環と物質循環
4)土砂災害と流域水環境の保全
5)日本の水資源量、河川流量と稲作
6)水田と地域の水循環と水質
7)海洋物理学の基礎
8)海洋の循環過程
9)海洋と大気の相互作用
10)生物生存の場としての海洋
11)海洋の物質循環
12)海洋の生物生産力とその変動
13)沿岸・内湾域の環境
成績評価方法
6 割以上の出席とレポート提出。レポート課題は授業中に提示する。
教科書
講義時に資料配付
- 34 -
時間割
コード
060100051
授業科目名
環境と景観の生物学
単位数
2.0
主担当
教員名
下村
彰男
授業の目標・概要
美しく快適な環境と景観を形成するための生物学的アプローチについて、論じるのが本講義の目的である。
本講義では、まず 「キーワード」 となる 「環境」 と 「景観」 の概念とその変遷について述べたうえで、環境や景観を計
画・設計する際の基本的考え方について論じる。
次に、森林、農村、都市などにおいて、どのように環境と景観を評価し、望ましい景観の形成につなげるかについて、
具体的な事例を紹介しながら論述する。森 林、農村では、農林地がもつ環境保全機能や景観としての評価に注目しながら、
分析、評価、計画、整備する手法について述べる。また、河川や道路を対象に近 年進められつつある景観整備の実態を紹
介し、生態学的、景観論的、環境工学的立場からその問題点を指摘し、あるべき姿を探る。さらに、都市では、都市環境 の
把握にもとづく環境共生都市の構想や、生物学的アプローチにもとづく道路や都市の景観デザインのあり方について論じ
る。
授業計画
1)景観・環境の概念とその変遷
2)景観・環境の評価と空間計画
3)森林環境の保全・管理
4)自然景観の保全・管理
5)ランドスケープ・エコロジーの概念と方法
6)ランドスケープの構造・機能と生態系ネットワーク
7)里山のランドスケープ
8)乾燥地のランドスケープと砂漠化・土地荒廃防止
9)エコロジカルなランドスケーププランニング
10) 自然・都市環境とレクリエーション
11)都市の自然環境形成
12)都市の景観形成
13)農山村の景観形成
14)まとめ
成績評価方法
出席とレポート提出により評価する。課題は授業中に指示する。
教科書
特になし
時間割
コード
060100061
授業科目名
生物の多様性と進化
単位数
2.0
主担当
教員名
岸野
洋久
授業の目標・概要
地球上にはさまざまな生きものがいる。ウイルスやバクテリアのように目に見えないものからゾウやクジラのような巨
大なものまで,また水中や地中にすむものから樹上や空中にすむものまでいる。なぜ生きものの世界はこのように多様な
のだろうか,どのような仕組で多様に保たれているのだろうか,そして,どのようにして多様になってきたのだろうか。
本講義では,こうした多様な生きものの世界の意味,仕組,進化にかかわることがらを,関連分野の専門家がいろいろな
角度から紹介し,考察する。とり上げることがらは,基本的な事実や概念から,最先端の研究成果にまで及ぶことになる。
授業計画
1) 生物の多様性とは何か ― 概念と意義
2) 鳥類の起源と進化
3) 魚類における形態の多様性と進化
4) 魚類における生態の多様性
5) 森林における動物群集の多様性と保全
6) 生殖隔離・交雑と種分化
7) 森林植物の適応と進化
8) 樹木の遺伝的多様性
9) 微生物の多様性と進化
10) 微生物の潜在機能の探索
11) 淘汰・適応・多様化と分子進化
12) 寄生・共生とゲノム進化
13) 最終期試験
(樋口広芳) (10/8)
(樋口広芳) (10/22)
(佐野光彦) (10/29)
(佐野光彦) (11/5)
(久保田耕平)(11/12)
(久保田耕平)(11/19)
(井出雄二) (11/26)
(井出雄二) (12/3)
(尾仲宏康) (12/10)
(尾仲宏康) (12/17)
(岸野洋久) (1/7)
(岸野洋久) (1/14)
(岸野洋久) (1/21)
成績評価方法
出席と試験。講義の最終日(1 月 21 日(水)
)に試験をします。
教科書
特になし。
参考書として、
樋口広芳(編)保全生物学.東京大学出版会。
- 35 -
時間割
コード
060100071
授業科目名
環境と生物の情報科学
単位数
2.0
主担当
教員名
鈴木
雅一
授業の目標・概要
陸域、水域を問わず、広く地球表面の環境情報・資源情報を的確に収集し、解析する技術の教育・研究は農学部の教育・
研究に不可欠である。GIS やリモートセンシングに代表されるこの方面の科学・技術の最近の発展はめざましく、その成
果は直接農学部関連の多くの分野で応用されているほか、解析の過程で使用される画像処理技術等も多くの分野で利用さ
れている。したがって、農学部課程教育の段階でそれらに対する最新の知識を習得しておくことは極めて有益である。一
方、地域の気象、大気環境、水環境、土環境、生物環境等の観測・測定方法も、新しいセンサーの開発、データ処理技術
の高度化等により格段の進歩をとげている。したがって、この方面についての新知識も現代の農学に必須で、これらを習
得する。
授業計画
1)地球環境と情報―概説
2)大気環境変化と作物生産
3)地球規模水環境への陸上生態系の影響
4)地理情報システム
5)農学におけるリモートセンシング
6)土地利用情報と農地整備
7)画像情報による植物の計測と診断
8)植生変化とグローバル・モニタリング
9)生物・環境評価のための計測モデリング
10)環境保全型の作物栽培システム
11)安定同位体情報から水・物質循環を探る
12)森林環境の計測と評価
13)海洋生物資源・環境の計測と評価
14)まとめ
成績評価方法
出席とレポート提出(課題は授業中に提示)により評価する。
教科書
特になし
時間割
コード
060100081
授業科目名
化合物の多様性と生理機能
単位数
2.0
主担当
教員名
浅見
忠男
授業の目標・概要
農学に関連した生命現象は、 例えば植物の発根、 発芽、 伸長成長、 開花、 昆虫や甲殻類の交尾、 産卵、 脱皮、 変態、魚
類の温度適応、微生物や微細藻類の二次代謝物、脊椎動物の雌雄誘引のように多様であるが、 これらの現象の発現制御に
はホルモンをはじめとする様々な生物活性物質が関わっている。 農学部の多くの研究室では、 生物の持つ生き物としての
共通性、 多様性に基づく様々な生命現象を化学的な立場から理解しようとする研究が幅広く展開されている。 その結果、
低分子の化合物から、 高分子の化合物に至るまで、 いわゆる生物活性物質と呼ばれる多くの化学物質の構造とそれらの機
能や生理作用、 さらには合成法に関する貴重なデータが集積されつづけている。 このような知見は、 生物生産や食品栄
養、 生理などの農学分野のみにとどまらず、 医農薬、 工業生産など人間生活にも深く関わる関連諸分野にも広く応用され
て来た歴史を持ち、 益々拡大されつつある。
本講義においては、 このような生物活性物質の多様な構造とそれらの示す生理作用や機能と生物現象との関わりや役割
などについて農学部の教員の自身の研究の中から生まれた興味 深いテーマを選択して講義し、 この分野の学問の重要性、
面白さ、 将来への展望について理解を深めることを目的とする。
本講義は、 複数の教員がそれぞれの分野について解説するオムニバス形式で行う。
授業計画
10 月 8 日
"本講義に関する総論植物ケミカルバイオロジー研究の方法論と現状"
浅見忠男
10 月 22 日
構造材料としての機能に限定し得ない植物細胞壁構成成分の多様な生理機能
松本雄二
10 月 29 日
植物細胞壁の生分解に関わる酵素たち
五十嵐圭日子
11 月 5 日
最近の植物ホルモン研究
中嶋正敏
11 月 12 日
微細藻類の生産する多様な化合物について
岡田茂
11 月 19 日
微生物の生産する有用物質と毒
作田庄平
11 月 26 日
生物が匂いやフェロモンを感知する分子機構
東原和成
12 月 3 日
昆虫フェロモン、摂食阻害物質などの合成やその意義 ―実例を挙げて―
渡邉秀典
12 月 10 日
有機合成を手段とした天然物化学―目的に応じた合成研究 石神健
12 月 17 日
昆虫の脱皮・変態を制御しているホルモン類
片岡宏誌
1 月 7 日 水圏生物が生産する発ガン物質および制ガン物質について 松永茂樹
1 月 14 日 ステロール誘導体の多様性と多様な生理活性
潮秀樹
1 月 21 日 植物病害抵抗性において機能する物質 岡田憲典
1 月 28 日 予備日
順番については変更の可能性がある。
成績評価方法
レポートにより評価する。
1)各講義の最後にレポートの課題を提示する。
2)次回講義終了後に、前回レポートを講義担当教員に提出する。
レポートは各 8 点満点とする。講義は 13 回あるので 104 点満点となる。最終回のみ次週水曜日を締め切り日として教務課
に提出することとする。
教科書
各回にプリントを配付する。
- 36 -
時間割
コード
060100091
授業科目名
地球環境とバイオマス利用
単位数
2.0
主担当
教員名
鮫島
正浩
授業の目標・概要
バイオマスは植物が光合成によって生産する有機資源のことを意味し、森林の樹木、耕地の作物、海洋藻類などが量的
にみて主要な利用対象となる。石油資源の将来的な枯渇化や地球温暖化防止対策としての大気中への二酸化炭素排出量削
減等の理由から、近年、化石資源代替のバイオマスエネルギーの生産ならびに化成品原料等を含むバイオプラスティック
等の生産を目的としたバイオマスの利用拡大が強く望まれるようになってきた。本授業においては、バイオマス利用に関
連する諸技術ならびに導入に関する社会的な意義などについて、バイオマス生産と収集、バイオマス変換利用技術、さら
に導入・普及の社会的課題、バイオマス利用による地域経済・社会振興、バイオマス利用の持続的な地球環境への貢献、
さらにバイオマス政策や社会受容性等について講義する。
授業計画
バイオマス利用に関連する下記の日程と内容で、各担当教員がオムニバス的に講義を行う。
10 月 9 日(木)
鮫島 正浩 「バイオマス利用推進のために解決すべき課題」
10 月 16 日(木)
鮫島 正浩 「バイオマス資源の種類とその利用形態」
10 月 23 日(木) 芋生 憲司 「バイオマスのエネルギー変換技術」
10 月 30 日(木)
石井 正治 「バイオマス変換のためのバイオテクノロジー」
11 月 6 日(木)
木南 章
「バイオマス利用と地域経済・社会振興:持続可能性の視点から」
11 月 13 日(木)
岡田 茂
「海洋バイオマスとその利用」
11 月 20 日(木)
芋生 憲司 「バイオマスエネルギー利用システム」
11 月 27 日(木)
休講 (総長選挙のため)
12 月 4 日(木)
鮫島 正浩 「バイオ燃料とその生産技術」
12 月 11 日(木)
仁多見 俊夫「木材・木質バイオマスの高効率収穫・搬出技術」
12 月 18 日(木) 井上 雅文 「木材利用の地球環境貢献」
1 月 8 日(木) 岩田 忠久 「バイオマスプラスチックの現状と課題」
1 月 15 日(木)
斎藤 継之 「バイオナノ材料の開発と利用」
1 月 22 日(木)
学期末試験
成績評価方法
出席と学期末試験で成績評価を行う。
試験日時(授業最終日を予定):平成 27 年 1 月 22 日(木), 3 限 (13:00-14:30)
教室:農学部 1 号館第 8 番講義室
参考資料等:講義レジュメ等の参考資料の持込不可。
教科書
講義中に指示を行う。
時間割
コード
060100101
授業科目名
食の安全科学
単位数
2.0
主担当
教員名
中嶋
康博
授業の目標・概要
生きていくためには食事は欠かせない。しかし不幸なことに時には食べ物が重篤な健康被害をもたらす。食を楽しみ健
康に生きていくためには、食事はすべて安全でなければならないが、それを維持することは簡単なことではない。私たち
は数多くの食べ物を囲まれて 生活している分、被害をもたらす様々な要因が潜んでいる。それらをどのように制御して安
全で安心な食生活を実現するか。社会的に常に関心の高い問題であ る。
本講義では、フードチェーンの視角や危害要因の視点をベースにして、食の安全を守るため、技術や制度に科学、特に
農学がどのように貢献しているについて学ぶ。そして食の安全問題がもつ多様性、複雑性、社会性について理解する。
授業計画
1.動物病理
2.BSE
3.飼料
4.食品病原微生物
5.魚貝毒、環境ホルモン
6.重金属
7.アレルギー
8.農薬
9.GMO
10.放射線物質
11 物理的危害、選別除去、非破壊検査
12.植物病理
13.食品表示
成績評価方法
出席と授業ごとに提出するエッセイにより総合的に評価
教科書
適宜プリントを配付。一部の教員については、情報基盤センターの CFIVE から講義資料を授業前後にダウンロードできる
ようにしています。
- 37 -
時間割
コード
060200001
授業科目名
農芸化学概論
単位数
1.0
主担当
教員名
関係各教員
授業の目標・概要
農芸化学領域で生まれた顕著な成果を中心に、農芸化学という学問の真髄をわかりやすく解説し、農芸化学の理念やポ
リシー、社会への貢献などを講義する。また、単に学問的知識を与えるのではなく、研究の苦労や喜びなども理解しても
らうことをめざす。農芸化学の歴史の概括、その学術基盤を構築した鈴木梅太郎の業績紹介を起点に、農芸化学を代表す
る研究成果を取り上げ、現在に至る流れ、最新の研究成果を紹介する。
授業計画
第1回 10 月 6 日 農芸化学の誕生とその歴史・鈴木梅太郎の業績(清水謙多郎)
第2回 10 月 15 日 微生物が作る生理活性物質-火落酸、ツニカマイシン、スタチン等の発見(大西康夫)
第3回 10 月 20 日 農芸化学と微生物-アミノ酸醗酵と核酸醗酵(西山真)
第4回 10 月 27 日 農芸化学と環境問題-足尾鉱毒問題と古在由直、農芸化学と環境土壌学(妹尾啓史)
第5回 11 月 10 日 うま味の発見から機能性食品の開発まで-食品による生体調節の科学(佐藤隆一郎)
第6回 11 月 17 日 生物活性天然物の合成―ジベレリン、フェロモン、その他の合成を通してわかったこと(渡邉秀典)
第7回 12 月 1 日 植物が作る生理活性物質-ジベレリンの発見から受容体遺伝子の同定まで(浅見忠男)
第8回 12 月 8 日 パネルディスカッション-農芸化学の未来を語る(コーディネーター: 東原和成、パネリスト:未定)
成績評価方法
出席とレポートにより評価する。各回の講義の最後に簡単な感想などを書いた出席票を提出してもらう。レポート課題は
授業中に指示する。
教科書
特定の教科書は使用しない。
時間割
コード
060200011
授業科目名
基礎有機化学
単位数
2.0
主担当
教員名
渡邉
秀典
授業の目標・概要
有機化学とは、有機化合物について化学的に研究する学問である。本講義はその入門編である。まず有機化学の歴史に
ついて簡単に述べた後、有機化合物の基本的取扱い法として抽出・精製・構造決定法について概説する。次に各論として
炭化水素・ハロゲン化アルキル・アルケン・アルキン・芳香族化合物について順番にその命名法、物理的および分光学的
性質、製法、反応を述べる。また、有機化合物の分子の立体配座やキラリティーなどの立体化学についても学ぶ。講義内
容に関する演習問題を毎回配付し、次の回の講義の前半で解説する。
授業計画
1)有機化学反応の基本的考え方、有機化合物の取扱い方と構造決定法
2)有機化合物の構造決定法(その2)
3)アルカンとシクロアルカンの立体配座、命名法、分光学的性質と製法および反応
4)有機立体化学について
キラリティーと絶対立体配置
5)ハロゲン化アルキル
6)アルケンの命名法、分光学的性質と製法
7)アルケンの反応(その1)
8)アルケンの反応(その2)
9)アルキンの命名法、分光学的性質と製法
10)アルキンの反応
11)ベンゼンと芳香環
12)置換ベンゼンと求電子芳香族置換反応
成績評価方法
試験を授業最終日(2015 年 1 月 21 日(水)の予定)に、授業と同じ時間帯(5 限、16 時 40 分〜18 時 10 分)に同じ講義室
(農学部 1 号館 8 番講義室)で行う。
持ち込み一部可(自分の手書きのものと講義で配布したものは可。他人のノートなどのコピーや教科書は不可)
成績は、毎回の講義後に提出してもらった演習問題の提出や黒板での解答状況を試験の点数に加味して評価する。
教科書
有機化学I、森
謙治、養賢堂、4-8425-8803-9
- 38 -
時間割
コード
060200021
授業科目名
基礎分析化学
単位数
2.0
主担当
教員名
吉村
悦郎
授業の目標・概要
生命現象の理解あるいは環境中における物質の変遷の解明などの研究において、関連する化学物質の構造、ならびにそ
の物質の空間的および時間的な濃度変化の把握がその礎となる。分析化学は、このような化学物質の分析に際しての方法
論を与えるものである。本講義では、現在広く用いられている機器分析法の基礎について解説する。講義の前半では、物
質の分離分析を行うクロマトグラフィーについて、後半では電磁波と物質との相互作用に基づく分析法について、それぞ
れ原理と応用例を紹介する。
授業計画
化合物の分離
1) 化合物の分離法の原理、歴史
2) 吸着、分配クロマトグラフィー
3) イオン交換クロマトグラフィー、ガスクロマトグラフィー
4) ゲルろ過クロマトグラフィー、限外ろ過、電気泳動
5) その他の分離法
6) 高速液体クロマトグラフィー
7) 化合物の精製の応用例
分光分析
8) 分析値と誤差
9) 光と物質の相互作用、分光光度法Ⅰ
10) 分光光度法Ⅱ
11) 蛍光光度法Ⅰ
12) 蛍光光度法Ⅱ
13) 原子吸光法、誘導結合プラズマ発光法
14) 旋光分散法、円偏光二色性法
成績評価方法
試験により評価する。 日時:平成 27 年 1 月 15 日(木)1 限
教室:農学部 1 号館 第 8 講義室
教科書
資料等を講義の際に配付する。
時間割
コード
060200031
授業科目名
基礎微生物学
単位数
2.0
主担当
教員名
大西
康夫
授業の目標・概要
微生物の種の多様性と微生物の示す驚くべき機能の多様性は、微生物が生物学、生物化学、遺伝学、生理学、分子生物
学の基本的研究対象となり、かつ近年のバイオテクノロジーの主役として活躍する基本をなしている。本講義では、微生
物を利用していろいろな分野で研究を行うのに必要な内容(分類、構造、エネルギー獲得様式、生育様式等)の基礎を取
り扱う。幅広い微生物学のいろいろな分野を勉強するための第一歩というのが本講義の位置づけであるが、主として「人
類に役に立つ微生物」という農学的見地から微生物について語りたい。また講義を通して、生物学の進展にいかに微生物
が役立ってきたか、また微生物の生産する多種多様な酵素、抗生物質、生理活性物質がいかに学問の進展、人類の福祉に
貢献してきたかについても触れたい。将来、微生物研究に携わる者にとっては基礎の基礎となるべき内容であるが、そう
でない者にとっては、「教養としての微生物学」と捉えていただければ幸いである。
授業計画
1) イントロダクション、微生物学の歴史(1)
2) 微生物学の歴史(2)
3) 微生物の取扱法、分類法
4) 微生物の分類(1)古細菌、真正細菌
5) 微生物の分類(2)菌類、原生生物
6) 微生物の細胞構造
7) λファージ(生活環と遺伝子発現)
8) 微生物の代謝(1)発酵
9) 微生物の代謝(2)有機物を電子供与体に用いた呼吸
10) 微生物の代謝(3)無機物を電子供与体に用いた呼吸と光合成
11) 微生物の増殖
成績評価方法
期末試験で評価する。
試験は 2015 年 1 月 28 日(水)2 限:10:30〜12:00 に第 8 講義室にて行う。
教科書
毎回、講義プリントを配付する。講義では教科書は使用しない。
- 39 -
時間割
コード
060200041
授業科目名
分子生物学
単位数
2.0
主担当
教員名
正木
春彦
授業の目標・概要
分野の広い分子生物学の中のとくに基礎的な部分を扱い、生命現象を分子レベルで理解するための基礎的考え方を講義
する。生命は必ずしも細部まで計画的に設計された精密機械なのではなく、極めていい加減な不確定部分を含み、それで
も結果的に巧妙に働くようなシステムを進化が造り上げた。本講義では、個体レベルの遺伝現象と DNA レベルのミクロな
出来事との関係を整理しつつ、ゲノムや遺伝子およびタンパク質や細胞装置などの分子構造を踏まえて、遺伝情報の発現
や調節の仕組み、可塑性、外界応答と、遺伝情報の保全や変化、原核と真核の機構の違い、などを解説する。構造と情報
は分子生物学の車の両輪であるが、実際の知見の多くは、構造と現象を一つずつ記載して自ずと明らかとなった正解では
なく、点と点を結ぶ洞察と試行錯誤と論争により合意されているものであることを伝えたい。
授業計画
1) 生物現象の一回性と 歴史性、個体の遺伝と細胞の遺伝
2) 遺伝子発現,転写
・ バクテリアの転写機構と制御
・ RNA の多彩な構造と機能
・ 真核生物の転写機構
・ クロマチンと真核生物の転写制御
3) 翻訳/タンパク質合成
・ リボソームと tRNA の構造と機能
・ タンパク質合成の調節機構
・ RNA とタンパク質の品質管理
4) DNA の複製
・ レプリコンと複製装置
・ 複製の機構とその調節
5) DNA の異常と修復と変異
・ DNA の異常
・ DNA の修復と変異,細胞機能の維持
・ ゲノムのダイナミクスと進化
成績評価方法
期末試験(授業最終日)により評価する.
試験日時:授業最終日 2015 年 1 月 27 日(火)3 限
持ち込み不可
教室:農学部 1 号館 8 番講義室
教科書
教科書はないが参考書は例えば以下:
(1) ルーウィン、エッセンシャル遺伝子(日本語訳は初版, 菊池韶彦他訳), 東京化学同人 ISBN 9784807906505 [原本
Lewin's Essential Genes, 3rd ed., J.E.Krebs, E.S.Goldstein and S.T.Kilpatrick. Jones and Bartlett Publishers ISBN
9781449644796]
(2) J.D.Watson 他, 遺伝子の分子生物学(日本語訳は第 6 版, 中村桂子他訳)
、東京電機大学出版局, ISBN: 9784501625702
[原本 J.D.Watson et al., Molecular Biology of the Gene, 7th ed., Benjamin Cummings, ISBN 9780321762436]
(3) ウィーバー 分子生物学 第 4 版 化学同人, ISBN 9784759811568 [原本は R.F.Weaver, Molecular Biology,5th
ed., MacGraw-Hill, ISBN 9780073525327]
(4) J.E. Krebs, E.S. Goldstein, S.T. Kilpatrick, Lewin’s Genes XI, Jones and Bartlett, ISBN 9781284027211
時間割
コード
060200051
授業科目名
基礎生物化学
単位数
2.0
主担当
教員名
東原
和成
授業の目標・概要
生物化学とは、細胞を作っている分子の構造、機能、局在位置、相互作用を、化学的に理解することによって、 生命現
象を理解しようとする学問である。近年では、分子生物学と細胞生物学の進展にともない、生物化学の領域も多様化しつ
つある。基礎生物化学の講義で は、生物化学の基礎として、生命、そして生命の単位である細胞について述べるとともに、
アミノ酸、タンパク質(酵素)、核酸(遺伝子)、糖質、脂質など、 生物を構成する低分子および高分子化合物の構造と機
能について概説する。農学だけでなく医学や薬学など、生命科学全般の基礎となる概念を提供する。
授業計画
初回講義は10月6日(月)
講義内容:生命と細胞、核酸、アミノ酸、タンパク質、酵素、補酵素とビタミン、糖、脂質と生体膜、遺伝子の複製・転
写・翻訳、情報伝達など
成績評価方法
出席および期末試験により評価する。期末試験は、授業最終日1月26日に講義と同じ時間帯でおこなう。期末試験は、
ヴォート基礎生化学第3版持ち込み可。ノートおよびハンドアウトは持ち込み不可。
教科書
教科書:ヴォート基礎生化学(東京化学同人)
参考図書:ヴォート生化学(上下)、ストライヤー生化学、マッキー生化学
- 40 -
時間割
コード
060200061
授業科目名
植物分類学
単位数
2.0
主担当
教員名
若林
三千男
授業の目標・概要
海に生まれた植物は陸上に進出して、今日見られる多様な陸上植物を生み出した。多様性を理解する方法の一つに類型
化し、分類することがある。植物分類学は、やがて系統発生に即して植物を分類する近代分類学が確立する。
本講義では、植物の多様性および分類学の理論と実際ついて概説し、さらに陸上植物の各分類群を取り上げ、多様性に
ついての具体的な理解を深める。
授業計画
1. 植物の多様性と分類学
(古典分類学と近代分類学、分類体系、種、ハーバリウム、標本の意義と重要性)
2. 学名と植物命名規約
3. 種と自然分類群の認識
4. 系統推定方法(分岐分類学、分子系統学)
5. 陸上植物の系統進化と多様性
1)陸上植物と生活史
2)初期の陸上維管束植物
3)陸上環境への適応と進化―シダ植物から被子植物へ―
4)種子植物のからだの特徴
5)被子植物の系統と分類
成績評価方法
出席 2/3 以上の者を評価の対象とする。成績評価は出席点と試験結果を総合して行う。試験は授業最終日に行う。
試験日時:2015 年 1 月 27 日(火)4 限
教室:農学部 1 号館第 9 講義室
持ち込み不可
教科書
なし。適宜プリント資料を配付する。
時間割
コード
060200071
授業科目名
植物生理学
単位数
2.0
主担当
教員名
都筑
幹夫
授業の目標・概要
植物生理学は、農学部に学ぶ学生、特に植物生産に関わる分野を今後勉強していこうとする学生にとっては重要な科目
である。しかしながら、植物生理学が包含する学問領域は極めて広く、1学期2単位の講義ですべての分野をカバ-する
ことは到底できない。そのため、課程専門科目としても植物成長生理学など、この科目と関連した講義科目が配されてい
る。したがって、この科目の主な趣旨は、学生諸君が植物生理学の基本的な事項について理解し、その学問的広がりを認
識するとともに、諸領域とのつながりを学ぶことにある。
授業計画
1.光合成と呼吸
2.生化学的反応Ⅰ:光合成におる高エネルギー化合物の形成過程
3.生化学的反応Ⅱ:光合における有機化合物合成過程
4.生化学的反応Ⅲ:窒素と硫黄の同化、二次代謝
5.オルガネラ間ネットワークによる代謝制御
6.環境・ストレス応答のメカニズム
7.形態的発達Ⅰ:種子の発芽と細胞伸長
8.形態的発達Ⅱ:花芽形成と光形態形成
9.形態的発達Ⅲ:種子形成と老化・落葉
10.形態的発達Ⅳ:不定根と不定胚、細胞培養、プロトプラスト
11.植物ホルモン
12.植物の遺伝子組換えとバイオテクノロジー
13.まとめと試験
成績評価方法
講義最終日の試験により評価する。(時折出席調査を行なうが、参考程度とする。)
1 月 26 日(月)5 時限目 [16:40-18:10]
なお、ノート等の持ち込みはなしとする
教科書
なし
- 41 -
時間割
コード
060200081
授業科目名
細胞生物学
単位数
2.0
主担当
教員名
有村
慎一
授業の目標・概要
近年、分子生物学の発展と、様々な解析技術の発達によって、生命の仕組みの理解が飛躍的に進み、医療や農業分野な
ど応用分野においても大きな波及効果をあげている。本授業では、生命体を構成する基本単位の一つである“細胞”を中
心に、その成り立ち、分子メカニズム、動態、細胞が形作る社会などについて、その概要を理解することを目指す。また、
多様な研究解析方法とそれらによって明らかにされた現象やしくみについても紹介し解説する。
授業計画
細胞の構造と機能
細胞内の物質輸送
細胞内・細胞間シグナル伝達
遺伝子発現の調節
細胞の増殖と制御
細胞の分化と機能発現
細胞が形作る社会
成績評価方法
2015 年 1 月 26 日月曜日の講義時間(13:00-14:30)内で筆記試験を行う。化 1 教室。
教科書
なし
時間割
コード
060200091
授業科目名
遺伝学
単位数
2.0
主担当
教員名
高野
哲夫
授業の目標・概要
遺伝学は生物の特徴である多様性と普遍性を理解するための基礎となる学問である。本講義では、メンデルの法則の再
発見から今日までに展開されてきた遺伝学について概説する。最初に生命現象である遺伝について理解を深め、その後遺
伝物質の本体について解説する。さらに、近年急速に発展している遺伝子操作の実際と、それらの技術の応用について述
べる。これらの内容について、できるだけ実例と最新の情報を紹介しながら講義を進めていきたい。
授業計画
1)序論:生物の多様性と普遍性
2)メンデルの法則:法則と歴史的背景
3)染色体と遺伝:染色体の構造 複製
4)遺伝子の連鎖と染色体地図
5)性の決定と性染色体
6)物質としての遺伝子1:DNA の構造と遺伝子の構造
7)物質としての遺伝子2:DNA の複製
8)遺伝子の発現機構1:転写とその制御
9)遺伝子の発現機構2:翻訳とその制御
10)遺伝子発現の調節
11)遺伝子のクローニング
12)突然変異
13) 生命の起源と進化
成績評価方法
期末試験(授業最終日(1/26))により評価する。
試験場所: 農学部2号館化学第1講義室
教科書
なし
- 42 -
時間割
コード
060200101
授業科目名
気象概論
単位数
2.0
主担当
教員名
青木
正敏
授業の目標・概要
広範な気象学の中で農学部の学生が必要とする内容を大きく 5 つに分けて講義する。第 1 は太陽放射が大気の大循環を
起こし、地球全体の大規模な気象を形成すること、第 2 は気象観測について、第 3 は実際に農業を営む地表付近の放射、
温度、湿度、風などの特徴と乱流拡散、熱収支について、第 4 は気象情報とリモートセンシング、第 5 は植物の生長と気
象要素の関係について、講義する。なお、農業に及ぼすさまざまな気象災害とその防除法については、折に触れて概説す
る。また、地球温暖化・オゾン層破壊問題や都市気象・ヒートアイランドについても触れる。これらの講義を通して、農
業や産業および社会生活に及ぼす気象の重要性を認識することを期待している。
授業計画
講義内容
1)大気大循環
2)地球の放射収支
3)局地気象、気象観測
4)地表付近の微気象(気温、湿度、風、CO2 濃度、地温、等)
5)地表付近の風と乱流拡散輸送
6)地表面の熱収支
7)気象・気候と植物生産
8)異常気象、気候変動
9)気象災害
10)気象情報とリモートセンシング
11)都市気象・ヒートアイランド
12)CO2 濃度上昇と地球温暖化問題と農業・産業
13)オゾン層破壊問題と紫外線と生物生産
成績評価方法
期末試験(授業最終日:50%)、小テスト(25%)および出席(25%)により評価する.
試験(予定):2015 年 1 月 21 日(水)4 限
教室:農学部 2 号館 化学第 3 講義室
ノートなどの持ち込み不可
毎回、小テストを実施する。この小テストと期末試験および出席点により評価する。
出席:25%、試験(75%=小テスト 25%+期末試験 50%)
なお、毎回、種々のスライドを紹介するが、これらも試験問題の範囲なので、出席していない場合、著しく不利になるこ
とがある。
出席:出席表による。なお、遅刻は出席の半分とみなす。
教科書
自作のプリントを毎回配付する。
時間割
コード
060200111
授業科目名
植物形態学
単位数
2.0
主担当
教員名
根本
圭介
授業の目標・概要
植物形態学とは、植物形態の存在理由を問う学問 - なぜ稲が稲らしく麦が麦らしいかを、成長様式の異同や、それぞ
れの生活にとっての意義などの様々な観点から総合的に理解しようとする学問 - である。農学の基礎として学生諸君が
植物形態学を学ぶ理由は2つある。1つは、農林業は植物の生産を利用する産業であり、それら有用植物の形態は農林業
の基礎科学として重要だからであるが、植物形態学を学ぶ理由はそれだけではない。分類学と並んで生物学の中で最も早
期に確立した学問分野である形態学は、3世紀にわたる歴史のなかで、細胞、組織、器官、個体から成る階層性のもつ意
味、部分の間の相互関係、全体における部分の挙動といった、有機体の本質的問題を深く考究してきた。農学の諸分野が
専門分化して農業生産過程の全体が見えにくくなっている中で、こうしたホリスティックな視点は、複雑系としての農業
生産過程を考える上でますます重要性を増してきている。本講義では、形態学を通して、こうしたホリスティックにもの
ごとを見ることの重要さを伝えたい。
授業計画
1 形態学の歴史と概念
2 植物の基本構造と発育過程
3 相同と原葉説
4 分裂組織の構造と機能
5 シュートとシュートシステム
6 生殖器官
7 根の形態と機能
8 器官相互の相関
9 分節性とクローン性
10 不良環境への形態的適応
11 作物生産の形態学的基礎
成績評価方法
期末試験と授業への参加態度(小レポートを含む)により評価する。
試験日時:2015 年 1 月 28 日(水)3限
教室:農学部1号館第7講義室
教科書
授業中に資料を配付する。
- 43 -
時間割
コード
060200121
授業科目名
動物生態学
単位数
2.0
主担当
教員名
久保田
耕平
授業の目標・概要
動物生態学とは、動物の個体、個体群、群集に関わる現象について探究する学問分野である。本講義では個体群生態学
を中心に、主として進化学的視点から既存の学問体系を紹介し、最新の研究成果も紹介してゆく。具体的には最初に個体、
個体群、種の関係、および生物の進化がどのようにおこると考えられているのかについて解説する。次に種内・個体群内
の様々な現象について、主として行動生態学的な視点から解説する。さらに種間の相互関係について、資源の利用、生殖
隔離などの視点から解説する。最後に生態系における動物群集の機能について紹介する。
授業計画
1)動物生態学とは
2)個体、個体群、種
3)適応度と進化
4)個体および個体群の分布
5)個体群の動態
6)生活史の進化
7)戦略モデル
8)社会関係
9)性淘汰
10)捕食
11)寄生、共生
12)種間競争
13)生殖干渉
14)群集
15)物質循環
成績評価方法
授業最終日に行う期末試験により評価する。
試験日時:1 月 27 日(火)3 限
教室:化学第 1 講義室
ノートおよび講義中に配付した資料のみ持ち込み可
教科書
なし
- 44 -
時間割
コード
060200131
授業科目名
動物分類学
単位数
2.0
主担当
教員名
武田
正倫
授業の目標・概要
地球には、高山から深海、また、空中から土中に至るまで、あらゆる環境に適応した 200 万種に達する多様な動物が生
息している。それらが環境へ適応し分化してきた過程を直接知ることはできないが、近縁の動物の形態、生態、発生、生
理など関する総合的な比較研究により、各群間あるいは種間の類縁関係や分化適応の程度などを推測することができる。
講義では、動物分類学の方法論と実際について学び、代表的な種群について、種の認識や多様性、種分化、進化などの
問題について考える。
授業に際しては、必要資料を配付する。また、口述講義だけでなく、可能な限り映像資料も併用する。
授業計画
1)イントロダクション ― 動物分類学の必要性と講義の展開(動物分類学は必要とされて発展したきたこと、また生物
学の1分野として今後も必要であることを概説し、授業の展開について述べる)/分類学は総合的生物科学
2)分類学の歴史的変遷 ― 分類学の確立(ギリシャの自然哲学者、アリストテレスによる分類学の確立、リンネによる
人為分類とビュッフォンによる自然分類、伝統的形態分類からの脱却)
3)分類体系 ①― 階層分類(リンネによって 1758 年に提唱された階層分類体系が、生物の系統関係を表現するための基
準として現在もなお利用されている)
4)分類体系 ②― ホイタッカーによる生物5界説を中心に、高次分類群の問題点(生物の分化が多様であるために、基
準が定まらないのか)
5)種の概念 ― 生物の存在単位としての種(古くから類型学的、形態学的、生物学的、進化学的に議論されてきた「種
とは何か」という問題について、再考する)
6)種の認識 ― 同定(形質や生殖隔離などを知り、変異の幅を明らかにすることによって、
「種」を具体的に明らかにす
ることができるが、対象とする動物群によって利用する形質は様々である)と形質の重みづけ
7)種の表現 ― 記載の方法と学名の構成(種には命名規約に基づいて唯一の学名が与えられているが、命名にはルール
があり、基準となる標本は然るべき機関に保存しなければならない)
8)多細胞化 ― 単細胞生物と多細胞生物の体制と機能の比較(多細胞化へ想定されるいくつかのルート)
9-11)脊椎動物と無脊椎動物 ―主要動物群の特徴と体制の比較(胚葉性、相称性、体節制、付属肢、体の支持と保護構
造、組織器官の発達などに関する進化と適応)
12)系統解析の方法① ― 表形分類学(伝統的形態分類学に代って、形質評価を客観的にすべきとして提案された手法で、
可能な限り多数の形質を扱い、特定の形質を重視することはない)
13)系統解析の方法② ― 分岐分類学(動物の進化は二叉型であるという前提に立ち、子孫(派生)形質を共有する単系
統群だけに分類ランク名を与え、側系統群は分類ランクとして認めない)
14)系統解析の方法③ ― 分子系統学(DNA の塩基配列に基づく系統解析の方法で、近隣結合法、最節約法、最尤法、ベ
イズ法などにより最適な分岐図を構築して系統を推定する)
15)まとめとテスト
成績評価方法
期末試験(授業最終日)に出席を加味して評価する。
試験日:2015 年1月 28 日(水)3限
教室:農学部7号館 A 棟(7A-104/105)
持ち込み不可
教科書
教科書は使用しない。下記の主参考書以外は適宜紹介する。
1)『動物分類学の論理』馬渡峻輔、東大出版会
2)『バイオディバーシティ・シリーズ 全7巻』岩槻邦男・馬渡峻輔編、裳華房
3)『動物分類学』松浦啓一著、東海大学出版会
4)『動物の系統分類と進化』藤田敏彦著、裳華房
- 45 -
時間割
コード
060200145
授業科目名
応用材料物理学
単位数
2.0
主担当
教員名
信田
聡
授業の目標・概要
本授業は、農学部で必要とされる2つの応用材料物理学について学ぶ。
なお、授業は生物材料科学専攻に所属する教員2人で行う。
1.物理学としての熱力学を学ぶ。またその応用分野として建築・木材科学分野での熱学を解説する。
(担当:信田 聡)
2.材料研究において汎用な物理化学について学ぶ。金属性、イオン性、分子性、粒子性の各物質の構造と性質につい
て解説する。(担当:齋藤継之)
授業計画
「概要」:物理学としての熱力学を学ぶ。またその応用分野として建築・木材科学分野での熱学を解説する。
1:温度、温度計、理想気体
2:熱、比熱、熱容量、熱移動、熱力学第一法則
3:気体分子運動論
4:熱機関、エントロピー
5:熱力学第二法則
6:建築・木材科学分野での熱学
「概要」
:材料研究において汎用な物理化学について学ぶ。金属性、イオン性、分子性、粒子性の各物質の構造と性質につ
いて解説する。
1:金属性およびイオン性固体の結合力と構造
2:分子性物質の相互作用
3:粒子性物質の相互作用
4:ポテンシャルエネルギー
5:液体分子の運動と構造
6:イオンの移動と電位
成績評価方法
出席および試験の成績による。
試験は、講義最終日(2015 年 1 月 21 日)に講義と同時刻・同場所で行う。
教科書
プリントを配付する。
時間割
コード
060200151
授業科目名
植物生態学
単位数
2.0
主担当
教員名
西廣
淳
授業の目標・概要
種子植物を主な対象とし、繁殖生態学と生理生態学ならびに植生学の重要な概念について解説する。時間的・空間的に
不均一な環境の中で、固着性の生物である植物がどのように次世代を残しているのか、植生の種構成がどのように変動す
るのかについて理解することが目標である。また植物生態学を基礎とした保全生態学の話題も紹介する。
授業計画
1) 植物の増殖
2) 送粉・種子生産
3) 種子散布
4) 種子発芽と土壌シードバンク
5) 成長とストレス
6) 生活史戦略
7) 植物の種間関係
8) 植生の時間的変化
9) 種多様性と生態系機能
10) 植物の保全生態学
成績評価方法
成績は主に期末試験により評価する。
日時:1 月 26 日 1 限 (講義と同じ曜日・時限)
場所:農学部 2 号館 化学第 3 講義室(講義と同じ)
資料(教科書、参考書、配布資料、ノート等)持ち込み不可
なお出席確認は毎回実施する。コミュニケーションシートを配付し、質問や授業への要望を受け付けるが、その内容は成
績評価には反映させない。
教科書
講義の際に、必要に応じて資料を配布するとともに、参考図書・論文を紹介する。
「植物生態学」甲山隆司ほか 朝倉書店
「The Ecology of Plants 2nd edition」J.Gurevitch, S.M.Scheiner and G.A.Fox. Sinauer Associattes, Inc.
「Introduction to Plant Population Biology」J.Silvertown and D.Charlesworth. Blackwell
- 46 -
時間割
コード
060200161
授業科目名
応用数学
単位数
2.0
主担当
教員名
太田
正光
授業の目標・概要
本講義では物理的、化学的現象を扱う際に必要となる数学的手法のうち、基礎的な微分方程式の解法についていくつか
解説する。微分方程式は、物体の運動、振動、熱や水分の移動、反応速度などさまざまな現象を解析する際に必要となる
ものである。まず、常微分方程式の基本的な解法を解説する。つぎに演算子法による解法として、ラプラス変換を習得す
る。フーリエ解析も微分方程式を解くために発展したものといって良いが、これの基礎も学ぶ。最後に物理現象の表現と
してよく使われる偏微分方程式の解法について簡単に触れる。授業は、これらの知識を実際に使いこなせるように演習的
な要素を取り入れて進められる。
授業計画
1)微分方程式と自然現象
2)一階の常微分方程式(1)
3)一階の常微分方程式(2)
4)同次形微分方程式
5)完全微分方程式
6)ベルヌイの微分方程式
7)高階の線形微分方程式(1)
8)高階の線形微分方程式(2)
9)ラプラス変換
10)ラプラス変換の微分方程式への応用
11)フーリエ解析の基礎
12)フーリエ解析の微分方程式への応用
13)簡単な偏微分方程式
成績評価方法
期末試験と授業中の演習により評価する。
授業最終日に試験を実施する。
試験日時:2015 年 1 月 26 日(月)5 限
教室:農学部 1 号館 9 番講義室
持ち込み不可
教科書
プリント配付。参考書としては、例えば下記のものがわかりやすいと思われる。
馬場敬之・久池井茂著「微分方程式 キャンパス・ゼミ」マセマ出版社
馬場敬之・高杉豊著「ラプラス変換 キャンパス・ゼミ」マセマ出版社
馬場敬之・高杉豊著「偏微分方程式 キャンパス・ゼミ」マセマ出版社
時間割
コード
060200181
授業科目名
流れ学
単位数
2.0
主担当
教員名
久保
成隆
授業の目標・概要
農学の分野でも、水をはじめとする流体の動きの物理的解析が多くの場合に必要である。例えば、水源から圃場までの
適切な配水や各種農業水利施設の設計には水の動きの詳細な解析が必要であり、水質や地域生態系などの環境問題を科学
的に取り扱うには河川や湖沼での水と溶存物質の動きの解析が必要である。そこで、質点の力学を出発点としてそれを流
体へ拡張し、流体の運動を解析する物理的、数学的手法の基礎を学ぶ。すなわち、流体力学の基本を習得し、水理技術へ
応用する基礎を身に付ける。
本講義の達成目標は、(1)基本的な構造物に作用する静水圧の計算ができる、(2)粘性、圧力、水頭などの流体の基礎概
念を説明できる、(3)オイラーの運動方程式を説明できる。(4)連続式、エネルギ式、運動量保存式を用いて流体の運動を
数学的に記述できる、(5)乱流による輸送機構を説明できる、などである。
授業計画
1)「流れ学」のイントロダクション
2)静水力学
静水圧、平面にはたらく静水圧、曲面にはたらく静水圧、浮体の安定
3)流れを記述する基礎方程式
流速と流量、連続方程式、運動方程式、ベルヌーイの定理、運動量の方程式
4) 粘性
レイノルズの実験、管路の層流、管路の乱流、ダルシー・ワイズバッハの式
5)ポテンシャル流
速度ポテンシャル、流れ関数、湧き出し
成績評価方法
出席点30点、期末試験(授業最終日 1 月 15 日(木))100点で総合評価する。
教科書
(参考書)
1)明解水理学、日野幹雄、丸善、ISBN4-621-02778-6
2)水理学-流れ学の基礎と応用-、島田正志、東大出版、ISBN978-4-13-062815-0
3)大学土木水理学、玉井信行・有田正光、オーム社、ISBN4-274-13110-6
4)水理学、禰津家久、冨永晃宏、朝倉書店、ISBN4-254-26139-X
- 47 -
時間割
コード
060200191
授業科目名
情報工学
単位数
2.0
主担当
教員名
中村
典裕
授業の目標・概要
本講義では「農業」情報工学を取り扱う。すなわち、農業・農学分野で遭遇する諸問題を、情報工学的アプローチで解
決する手法を習得する。情報工学的アプローチとは、実社会で遭遇する諸問題をコンピュータで処理可能な問題として改
めて定義し、それをモデル化し、分析・シミュレーション等を行う手法である。
講義では実際にコンピュータを用いて、問題の定義とモデル化、解決のためのプログラミング技術を学ぶ。また、メカト
ロニクス入門として実際にロボットを組み立て、その制御についても学習する。プログラミング言語は主として JAVA を用
いるが、画像解析の際には ImageJ を用いる。履修者は、ワード・エクセル等の基本的なコンピュータ操作についてはすで
にマスターしている事を前提としており、相当の時間を実際的なプログラミング作成、問題解決にあてる。
授業計画
1) 概論
1-1. ガイダンス・農業情報工学。農業と情報工学との関わり。
2) 統計データの処理
2-1.センサスと農林水産統計データ
2-2.統計データの活用と分析、予測
3) 作物シミュレーションモデルの構築
3-1. 単純積算気温モデル
3-2. 各種パラメータによる感度解析
3-3.入出力処理の実装
3-4.ウェブアプリケーションとしての作物シミュレーションシステム
4) 画像処理と画像解析
4-1. デジタル画像の基礎
4-2. ImageJ によるマクロ処理
4-3. リモートセンシングの基礎
5) メカトロニクス入門
5-1.LEGO ロボット制作
5-2.MindStorm プログラミングと制御
5-3.ロボット競技
成績評価方法
出席と毎回のレポート提出により総合的に評価する。
レポート提出は<ITC-LMS>を利用する。
提出期限は、授業の Web 及び授業中に指示する。
最終期限:2015 年 1 月 31 日
教科書
講義中に指示する。
授業内容・参考書籍等は、ウェブ上に掲載する。
時間割
コード
060200201
授業科目名
農業資源経済学汎論
単位数
2.0
主担当
教員名
中嶋
康博
授業の目標・概要
国内外の食料・農業・農村の基本構造と主要課題を経済的な視点から多角的に講義する。食料・農業の歴史的変遷と国
際的差異ならびに現代農業政策の背景と枠組みを総合的に理解することを目的とする
授業計画
1)生産と貿易
2)食料自給率
3)食料消費
4)生産要素
5)技術進歩
6)農業経営
7)フードシステム
8)環境
9)農業政策
10)国際制度
成績評価方法
授業の最終日に行う期末試験により評価する
試験日時:2015 年 1 月 26 日(月)4 限(授業最終日)
教室:農学部 2 号館化 1 番講義室
教科書
適宜プリントを配付する
[参考書]
荏開津典生『農業経済学(第 3 版)
』岩波書店
- 48 -
時間割
コード
060200211
授業科目名
国際農業論
単位数
2.0
主担当
教員名
小山
修
授業の目標・概要
世界の食料価格がかつてない高騰を繰り返し、食料安全保障問題が国際社会での最重要課題となっている今、多面的な
視点で世界の食料・農業問題の全体像と本質について学ぶ。自然条件、社会経済条件が複雑に絡み合う農業の諸問題は、
発展途上国、先進国を問わず、各国共通の永遠の政策課題・技術課題である。地球上には多様な生態系と多様な社会形態
に見合った農業が歴史的に形成されてきたが、経済・社会のグローバル化によってその様相は急速に変化している。複雑
な世界農業の現状と変化を概観しながら、国際間で議論になっている食料・農業問題の主要テーマを紹介し、わが国や国
際社会のあり方について議論する。
授業計画
1)イントロダクション:国際開発目標と食料・農業問題
2)食料・農産物の国際需給・価格動向
3)世界の農業生産資源
4)飢餓・貧困と食料安全保障
5)アフリカの農業開発
6)アジア農業の課題
7)国際農業協力と国際機関
8)農産物貿易と貿易政策
9)農業科学・技術と知的財産権
10)地球環境問題と農林水産業
11)世界の林業と水産業
12)世界食料・農業の将来予測
13)まとめ:多様な農林水産業の共生は可能か
成績評価方法
レポート課題により評価する(出席数を参考にする)。課題、書式、提出期限は、授業中に指示する。
また、UTメイトシラバス、農学部掲示板にも掲示する。
教科書
特になし。参考図書を授業中に紹介する。(例)
The State of Food Insecurity in the World, 各年、FAO
The State of Food and Agriculture, 各年、FAO
時間割
コード
060200221
授業科目名
比較農業史
単位数
2.0
主担当
教員名
松本
武祝
授業の目標・概要
この授業では、おもに西ヨーロッパ(イギリスとドイツ)と日本・朝鮮を対象として、それぞれの地域の農業が経験し
た変化の過程を類型化しながら、それぞれの地域の農業と農村社会の特徴を明らかにする。
対象とする時期は、近世と近代である。それぞれの地域における資本主義展開の特徴と関連付けながら、農業・農村の
変化の過程を辿ってゆく。その際に、比較という視点とともに、地域相互間の関連性に関しても注目する。
授業計画
1)序論:比較・農業・史
2)方法論:資本蓄積と農業問題
3)西ヨーロッパ中世の農村(1)
4) 西ヨーロッパ中世の農村(2)
5)イギリスの農業革命
6)ドイツの農業革命
7)農業問題の発生
8)日本資本主義の成立
9)明治農法
10)日本資本主義と農業問題(1)
11)日本資本主義と農業問題(2)
12)世界システムと食料貿易
13)日本の植民地支配と朝鮮農業
成績評価方法
期末試験により評価する。
教科書
授業中に紹介する。
- 49 -
時間割
コード
060200231
授業科目名
国際協力概論
単位数
2.0
主担当
教員名
荒木
徹也
授業の目標・概要
一口に国際協力といっても、かかわる組織のレベルや実践のアプローチは様々である。かかわる組織でいえば、JICA な
どの政府機関や民間の開発コンサルタント、NGO や NPO といった市民団体などが考えられる。日本側の組織ばかりではな
く相手国側の組織もあり、相手国側の事情は国ごとに異なる。そこで、国際協力の意味は多様に解釈され、また実践のた
めのアプローチも多種多様であることが求められる。本講義では、国際協力の現場をこれから経験したいと考えている人
が、専門性をはじめとして何を身につけておくべきかについて包括的に学ぶとともに、農学という専門性を生かした国際
協力の可能性を展望する。
授業計画
1) 外交としての国際協力史
2) 国際共同研究を通した国際協力
3) JICA による国際協力
4) NGO による国際協力
5) フィールドワークからの国際協力
6) 途上国における Last resort としての水産業
7) 人と家畜の感染症―農学からできること―
8) アジアの大気環境管理に向けた研究協力の現状
9) 植物バイオマスのマテリアル化における研究協力
10)森林と生物多様性と地球温暖化と研究協力と国際交渉
11)植物バイオテクノロジーと国際協力
12)食料・貧困・環境問題と経済研究協力
13)国際協力におけるリアルな人間関係論
成績評価方法
出席とリアクションペーパーにより評価する。期末試験および期末レポートはない。毎回の講義中にリアクションペーパ
ーの課題を各教員が指示する。
リアクションペーパーの分量は A4 で 1 枚。 リアクションペーパーの提出締め切りは当該講義の翌週水曜日の 17 時。
提出先は農学部 3 号館学生サービスセンターに設置の二段レポートボックス。
リアクションペーパーには必ず所属・学生証番号・氏名ならびに講義を担当した教員の氏名を記載すること。以上の記載
がない場合には、リアクションペーパーが未提出であるものとして成績評価を行うので十分に注意すること。
教科書
参考図書:フィールドワークからの国際協力、荒木徹也・井上真(編)、昭和堂、4-8122-0917-2
時間割
コード
060200241
授業科目名
動物生理学
単位数
2.0
主担当
教員名
西原
眞杉
授業の目標・概要
動物生理学は動物体内で営まれる機能とその調節についての学問である。動物のもつ機能はそれぞれの生息環境に適応
して高度に多様化しているが、それは動物が生存のためにどのような問題に直面し、どのようにそれを解決してきたかを
物語っている。本講義においては、魚類、鳥類、哺乳類における個体維持機構、種維持機構、およびそれらの制御に密接
に関与する神経・内分泌・免疫系について、比較生理学の観点から論じる。生理学は生体機能の単なる「記述的」な学問
ではなく、常に「何故」、「如何に」という問いを内包している。講義を通じて諸君自身で問題を設定し、解答を探ってほ
しい。
授業計画
1)動物生理学序論
2)魚類の呼吸・循環
3)魚類の浸透圧調節
4)魚類の生殖
5)鳥類の生理学
6)哺乳類の呼吸・循環
7)哺乳類の代謝
8)哺乳類の生殖
9)神経系の比較生理学
10)内分泌系の比較生理学
11)免疫系の比較生理学
12)比較行動学
成績評価方法
授業最終日に試験により評価する。
試験日時:1月26日(月)4限
教室:農学部2号館化学第2講義室。
教科書
教科書:特に指定しない。
参考書:クヌート・シュミット・ニールセン (著)「動物生理学—環境への適応」(東京大学出版会)
- 50 -
時間割
コード
060200251
授業科目名
応用動物科学概論
単位数
2.0
主担当
教員名
前多
敬一郎
授業の目標・概要
本講義は、動物生命科学あるいは獣医学をめざす人たちに対し、これらの学問の持つ使命を概説し、また各界で活躍す
る先輩たちの講義を通してロールモデルを提供しようとするものである。前半では、畜産業の成り立ちとそれに伴う獣医
学の成り立ちを前半で学び、後半では各界の先輩方の臨場感あふれるお話しを聞くことができる。この分野が社会の中で
どのような役割を果たしているかをよく考えながら受講していただきたい。
授業計画
1.
10 月 6 日(月) 現代畜産事情(畜産業の社会的重要性と畜産学の果たすべき役割を理解する)
前多敬一郎(獣医繁殖育種学)
2.
10 月 15 日(水) 現代獣医事情(獣医学概論の教育目的を明確に把握し、獣医師の社会的必要性を理解する)
中山裕之(獣医病理学)
3.
10 月 20 日(月) 家畜化と農業史・畜産史(動物が家畜化され、農業が発達する中で畜産が発展してきた歴史を理解
することにより、現代畜産業の役割を理解する)前多敬一郎(獣医繁殖育種学)
4.
10 月 27 日(月) 獣医史(①古代における動物と人類の関係、動物の家畜化と獣医療の発祥、軍馬の起源、
②近代獣医学の発達過程、③日本の獣医療について発達過程の概要と特色、
などを理解する)中山裕之(獣医病理学)
5.
11 月 10 日(月) 獣医師倫理、獣医関連法規、畜産関係法令の概要 杉浦勝明(国際動物資源科学)
6.
11 月 17 日(月) 応用動物科学と社会の接点1:獣医学・応用動物科学の基礎研究の現場、中山裕之(獣医病理学)
7.
12 月 1 日(月) 応用動物科学と社会の接点2:行政における獣医師の活躍 釘田博文(国際獣疫事務局)
8.
12 月 8 日(月)応用動物科学と社会の接点3:公衆衛生における獣医師活躍の現場 山田章雄(獣医公衆衛生学)
9.
12 月 15 日(月)応用動物科学と社会の接点4:産業動物獣医師・農協組織の現場 横尾彰(NOSAI)
10. 12 月 22 日(月)応用動物科学と社会の接点5:国際機関における獣医師の活躍 石橋朋子(国際獣疫事務局)
11. 1 月 5 日(月)応用動物科学と社会の接点6:伴侶動物獣医療の現場 松木直章(獣医臨床病理学)
12. 1 月 19 日(月) 応用動物科学と社会の接点7:展示動物・野生動物獣医療の現場 成島悦雄
(東京動物園協会井の頭自然文化園)
13. 1 月 26 日(月)応用動物科学と社会の接点8:製薬企業における獣医師の活躍 鈴木雅実(中外製薬)
成績評価方法
出席を前提とした上でレポートを提出し、これをもとに成績を評価する。各回の講義をまとめ、加えてそれに対する自
分の意見をまとめたものをレポートとする。各回の最初に前回のレポートを提出するものとする。最終回のレポートは農
学部 3 号館 131 号室に平成 27 年 2 月 2 日までに提出する。
教科書
最新畜産学、編集:水間 豊、矢野 秀雄、上原 孝吉、万田 正治、朝倉書店
獣医学概論、監修:池本卯典/吉川泰弘/伊藤伸彦、緑書房
- 51 -
時間割
コード
060310020
授業科目名
生物無機化学
単位数
2.0
主担当
教員名
吉村
悦郎
授業の目標・概要
生物体を構成する必須元素は現在動物で 27 種が知られ、そのうちの 15 元素は合計しても 1,000ppm にも満たない微量で
あるが、いずれも欠乏すれば機能不全あるいは死に至る。これらの微量必須元素はタンパク、酵素、核酸などの生体高分
子の構成成分として、その機能発現および構造維持に不可欠の存在として機能している。一方、環境中の無機元素の一部
は生命活動に阻害的に働くことが知られている。本講義では金属イオンの錯体化学の基礎を述べた後、必須微量元素の金
属としての特質およびタンパク中での構造と活性発現について解説する。合わせて、生物と生育環境中の無機元素との関
わりについても言及する。
授業計画
1 生物と金属
2 金属錯体
3 金属と配位子の結合
4 金属錯体の電極電位
5 コバラミン
6 酸素運搬
7 ペルオキシダーゼ
8 カタラーゼ
9 オキシゲナーゼ
10 電子伝達
11 加水分解
成績評価方法
最終授業日の期末試験に授業への出席を加味して評価する。
期末試験は以下の要領で実施する。
日時:2015 年 1 月 26 日(月)3 限(13:00~14:30)
場所:2 号館 化学第 3 講義室。
教科書
資料等を講義の際に配付する。
参考書:基礎生物無機化学、吉村悦郎著(丸善)
時間割
コード
060310040
授業科目名
土壌生態学
単位数
2.0
主担当
教員名
小柳津
広志
授業の目標・概要
土壌微生物の種類とそれぞれの微生物の生態系での機能を理解させる。
授業計画
取り扱う項目
1)微生物の進化と系統
2)土壌微生物の種類
3)土壌微生物の培養手法
4)土壌の肥沃性と土壌微生物の関係
5)微生物の分類と命名について
6)土壌微生物の生理的性質の多様性
7)植物と微生物との共生窒素固定
8)植物の生育を促進する微生物
9)Bacillus 属の結晶性タンパク質の機能
10)土壌微生物を利用した土壌修復技術
成績評価方法
出席が 2/3 以上ない者は未受験として扱う。単位はプレゼンテーション(2015 年 1 月 19 日または 1 月 26 日)を行うかこ
れに代わるレポートを提出した者に対して認定する。成績は出席回数とプレゼンテーションの内容またはレポートの内容
を評価して決める。
教科書
なし
- 52 -
時間割
コード
060310060
授業科目名
植物分子生理学
単位数
2.0
主担当
教員名
篠崎
和子
授業の目標・概要
植物は地球環境の維持に重要な役割を果たしているとともに、光合成を行うことにより人類を含むすべての生物の生存
を支えている。植物は動物と異なり、一度根付いてしまうと自由に移動できず、同じ場所で環境変化を耐え生活していか
なければならない。このため植物はその形態形成や環境応答機構に独自の進化を遂げ、陸上で繁栄している。近年、分子
生物学やゲノム科学の進展により、これらの植物の形態形成や環境応答機構が遺伝子レベルで解明されつつある。また、
機能が解明された遺伝子に関する情報を生かして、地球環境問題や食糧問題の解決に役立つ植物を開発するバイオテクノ
ロジー研究が盛んに試みられている。本講義では植物ゲノムの特徴、独自の発生や生長機構、環境に対する応答や耐性の
獲得機構等に関して分子レベルで解説する。また、遺伝子情報を利用した作物や樹木の育種技術を紹介する。
授業計画
1)植物の細胞構造と生育
2)植物ゲノム科学の進展
3)葉と根の形態形成
4)維管束系の発達
5)花の形態形成と開花の仕組み
6)種子の形成と役割
7)光環境と植物の認識機構
8)植物の重力感知システム
9)温度変化と植物の耐性獲得機構
10)水分環境と植物の耐性獲得機構
11)病害虫と植物の耐性獲得機構
12)分子育種技術の発展
成績評価方法
出席(毎回、授業の最初に出席を取る)・小試験(3回程度、授業の終わりに簡単なテストを行う)・レポート(授業最終
日にレポート課題を知らせる)で評価する。
レポート提出締め切り日 卒業年次者:2015 年 2 月 4 日(水) その他学生:2 月 18 日(水)
教科書
プリントを配付する。
時間割
コード
060310080
授業科目名
生物制御化学
単位数
2.0
主担当
教員名
浅見
忠男
授業の目標・概要
生物の生長・生理を調節する機能を持った物質は生物活性物質と呼ばれ、その構造や機能に関する基礎的な研究のほか、
医療や農業の分野における利用という面からも重要な研究対象となっている。特に、農業において用いられるものを「農
薬」と総称するが、それらは単に農業の場だけに留まらず、人間の生活の場における環境、さらには生物、とくに植物に
よって形成される地球環境を維持するために使用されている。そのような物質を開発するためには、生物の生理現象、な
らびにそれを制御する活性物質の作用機構を物質的レベルで追究することが必要となる。このような観点から、本講義は
食糧生産に重要な植物を保護・成長促進する性質を示す化合物の設計、標的部位、毒性に焦点を置いている。主として植
物に対する有害生物を制御するための化学的基礎、およびそこにおいて用いられる活性物質と人間との関わりについて論
じる。
また生理活性を有する化合物を積極的に生物学、特に生理学と遺伝学に応用することにより、新しい生物学的知見が得
られるようになってきた。そこで新しい生理活性化合物を人工的に設計するための基礎、そしてその生物学への応用方法
についても論じる。
授業計画
1)生理活性物質と生物制御化学、および農薬学、農業の歴史と農薬の役割
2)合成生理活性化合物の設計法、生理活性物質の開発―構造活性相関
3)農薬の分類、農薬の活性(毒性)安全な農薬の追求―選択毒性
4)毒物とは何か?農薬の効力と毒性試験農薬の代謝・分解・残留
5)害虫の防除Ⅰ:殺虫剤とその作用機構―神経刺激伝達機構を中心として
6)害虫の防除Ⅱ:昆虫ホルモンと昆虫フェロモン、生物農薬と総合防除
7)植物病原菌の防除Ⅰ:植物病原菌が生産する毒素
8)植物病原菌の防除Ⅱ:殺菌剤とその作用機構
9)雑草の防除Ⅰ:植物固有の生理現象―光合成について
10)雑草の防除Ⅱ:除草剤とその作用機構
11)植物生長調節物質:植物ホルモンとその研究の歴史
12)植物生長調節物質:植物生長生理とその制御―植物生長調節剤
13)植物ケミカルバイオロジー研究概説
14)農業生産向上のための今後の課題
成績評価方法
期末試験および出席点の合計。
試験日は授業最終日の 2015 年 1 月 26 日。
教科書
1)基礎農薬学、高橋信孝、養賢堂、4-8425-8911-6
2) 農薬の科学 -生物制御と植物保護-、桑野栄一、首藤義博、田村廣人、朝倉書店
上記は参考書として考えて欲しい。
- 53 -
4-254-43089-2
時間割
コード
060310090
授業科目名
生物有機化学
単位数
2.0
主担当
教員名
作田
庄平
授業の目標・概要
天然には数多くの有機化合物が存在し、生物にとって重要な役割を担っているが、それらは化合物の構造からどのよう
に分類されるか、それらの化合物はどのような経路を経て合成されるのか、またどのような作用を有するのかについて概
説する。本講義では、天然の有機化合物のうちでも、特にホルモン、フェロモン、ビタミン、抗生物質などのように、微
量で生物の生活環を制御したり、行動を制御したり、他の生物種の生育を制御したりする生物活性物質をとりあげ、それ
らの発見の歴史、化学構造、生合成、生理作用等についてより具体的に解説する。また、医療や農業の生産の場で有効に
使われている化合物についても紹介する。
授業計画
1)序論
2)生物活性物質の生物検定法
3)生物活性物質の精製法
4)天然有機化合物の生合成Ⅰ(ポリケチドその1)
5)天然有機化合物の生合成Ⅱ(ポリケチドその2)
6)天然有機化合物の生合成Ⅲ(テルペノイド)
7)天然有機化合物の生合成Ⅳ(シキミ酸・アルカロイド)
8)天然有機化合物の生合成Ⅴ(抗生物質)
9)天然有機化合物生合成の実験法
10)植物ホルモンおよび植物に対する活性物質
11)動物・昆虫ホルモンおよび昆虫に対する活性物質
12)微生物のホルモン
13)抗生物質
14)毒
成績評価方法
授業最終日に行う期末試験により評価する。
2015 年 1 月 30 日(金)2 限
教室:農学部 2 号館化学第 1 講義室
その他:持ち込み可
教科書
参考書:
1)生物有機化学、長澤寛道著、東京化学同人、978-4-8079-0653-6
2)生物有機化学、貫名 学・星野 力・木村靖夫・夏目雅裕、三共出版、4-7827-0467-4
時間割
コード
060310110
授業科目名
細胞微生物学
単位数
2.0
主担当
教員名
依田
幸司
授業の目標・概要
生命の基本単位である細胞を理解する上で、目に見えないほど小さな、多くは単細胞の微生物が果してきた役割はきわ
めて大きい。高等動植物の培養細胞や組織・個体を用いる実験がやりやすくなった近年でも、微生物でなければ行なえない
研究分野は依然として大きく重要である。世代時間が短い微生物では、遺伝学的にも生化学的にも実験材料を大規模に処
理でき、望ましい変異体も容易に作れるので、細胞のモデルとしても非常に有利である。病原微生物による感染の防御や
治療には、微生物の細胞とわれわれの細胞の特性の理解が必要である。本講義では、このような観点から、原核微生物と
真核微生物それぞれの細胞の基本的な構造、特徴、機能などについて、図を多用して分かりやすく解説し、理解してもら
う。
授業計画
1)生体膜
2)タンパク質の膜透過
3)オルガネラ
4)小胞輸送とタンパク質の局在化
5)エンドサイトシスとオートファジー
6)細胞壁
7)抗生物質の作用標的
8)細胞分裂
9)胞子
成績評価方法
期末試験により評価する。
試験日時: 2015 年 1 月 21 日(水)2 限
教室: セイホクギャラリー (農正門脇、10 時 10 分~入室可)
通常授業と教室が違いますので、注意してください。
持込み不可
教科書
なし
- 54 -
時間割
コード
060310130
授業科目名
応用微生物学
単位数
2.0
主担当
教員名
石井
正治
授業の目標・概要
微生物の特徴はその種の多様性と共に代謝機能の多様性にある。有史以前より人類はこの微生物の代謝機能を有効に利
用してきた。現在でもこうした微生物利用技術はバイオテクノロジーの中心的な位置を占めている。本講義ではまず応用
面からみた微生物機能の多様性、微生物の生理・生育特性の再確認から説き起こし、次いで微生物およびその機能の有効
的な利用についてその歴史的側面および現状を概観し、さらに現在実際に工業的に生産されている個々の生産物について、
生産菌、生産原理、生産方法、用途等の具体例を学ぶ。また最近の課題として、資源・エネルギー・環境問題の解決に向
けての微生物機能の利用等についても言及する。
授業計画
1)応用微生物学概論―歴史と概要―(石井)
2)応用微生物学の基礎知識(石井)
3)発酵生産物
1.アルコール(石井)
2.有機酸(石井)
3.抗生物質(石井)
4.酵素阻害剤・その他の生理活性物質(石井)
5.菌体・その他(石井)
6.アミノ酸核酸発酵(中村)
7.ビタミン及びカロチノイドの発酵生産(星野)
4)酵素(探索・生産・利用)(石井)
5)資源・環境と微生物
1.資源リサイクルと微生物の機能(野尻)
2.環境浄化と微生物の機能(野尻)
3.炭素の循環と微生物の機能(石井)
6)集団としての微生物の機能とその利用(石井)
成績評価方法
試験(授業最終日)と出席により評価する。
試験日時:2015 年 1 月 29 日(木)
教室:農学部 2 号館化学第 1 講義室
教科書
参考書:1)応用微生物学 清水ら編 第二版 (文永堂出版)
2)微生物学 青木編(化学同人)
時間割
コード
060310140
授業科目名
生物情報科学
単位数
2.0
主担当
教員名
清水
謙多郎
授業の目標・概要
生物という複雑な対象を研究するには、データを蓄積し、それを解析することで、体系や規則を抽出し、新しい知識を
得るというアプローチが重要である。とくに、データが大量かつ多様に発生している現代の生命科学において、情報科学
は非常に大きな役割を担っている。本講義では、生命科学と情報科学の融合により登場したバイオインフォマティクスの
基礎を中心に講義する。まず、データベースの基礎、配列データベース、構造データベース、機能データベースの利用法、
ホモロジー検索、進化系統樹解析、モチーフ解析などの基本的な手法について解説する。また、タンパク質の構造比較と
分類、タンパク質の構造予測、相互作用予測、分子力学、分子シミュレーションについて講義する。さらに、遺伝子発現
情報解析、プロテオーム情報解析、システム生物学の基礎についても論じる。バイオインフォマティクスのほか、計算生
物物理、計算化学についてその基礎を幅広く講義するとともに、最新の研究についても積極的に紹介する。
授業計画
1)バイオインフォマティクスとは
2) ゲノム配列の決定と解析(大島研郎法政大学教授)
3)配列アラインメントとホモロジー検索
4)アミノ酸配列からの機能予測
5)進化系統樹解析
6)遺伝子発見と比較ゲノム
7)遺伝子発現情報解析(門田幸二特任准教授)
8)プロテオミクス情報解析(中井雄治弘前大学教授)
9) ゲノムアノテーション、オントロジー、文献検索
10)タンパク質の構造と機能
11)タンパク質の構造比較・構造分類・構造予測
12)分子のポテンシャルエネルギーと分子シミュレーション
成績評価方法
出席と学期末の試験により評価する。
試験については、期末試験(授業最終日)により評価する。
試験日時:2015 年 1 月 27 日(火)1 限
教室:農学部 2 号館化学第 1 講義室
教科書
特定の教科書はない。自作の講義資料を配付する。
講義資料のページ(「バイオインフォマティクス 実習」で検索)を利用して、各自で実習をしてみることを勧める。
- 55 -
時間割
コード
060310180
授業科目名
栄養化学
単位数
2.0
主担当
教員名
高橋
直樹
授業の目標・概要
食物は、消化、吸収、代謝過程を経て我々(動物)の身体の形成および機能の維持を行なっている。この過程には多くの組
織、臓器が関わっているが、免疫系、神経系などの高次生体機能の関与も明らかにされている。我々が栄養素の摂取を必要と
するのは、生命活動に必要なエネルギーを獲得する目的以外に、代謝を円滑に進ませるため、さらには日々ダイナミック
に作り換えられる体成分の材料を供給するためである。本講義では、栄養素がどのように利用されどのように必要となる
のかを各組織の特徴に注目しながら学ぶ。また、栄養素の吸収や利用がどんな調節機構により制御されているかを理解す
ると共に、逆に各種栄養素がシグナル因子として生体調節機能を有することも学習する。さらに栄養状態が関連する各種
疾患、栄養摂取の改善による健康増進についても理解を深め、特に「飽食の時代」における栄養化学の意義を考える。新
しい栄養学の考え方については、個人の遺伝的特徴の影響や網羅的遺伝子発現解析に基づく研究法なども紹介する。
授業計画
1)概論
2)消化と吸収
3)代謝調節の基本概念と内分泌系
4)糖代謝・脂質代謝
5)タンパク質・アミノ酸代謝
6)ビタミンとミネラル
7)食物繊維と非栄養素の機能
8)栄養と疾患
9)エネルギー代謝と食欲調節機構
成績評価方法
期末試験により評価する。
定期試験期間(2015 年 2 月 6 日(金)8時 40 分~10 時)
農学部 2 号館 化学第 1 講義室
教科書
参考書:最新栄養化学、野口他著、朝倉書店、4-254-43067-1
健康栄養学、加藤久典他編、共立出版、4-320-03153-5
分子栄養学 加藤久典、藤原葉子編 羊土社 978-4-7581-0875-1
時間割
コード
060310190
授業科目名
食品工学
単位数
2.0
主担当
教員名
田之倉
優
授業の目標・概要
本講義では食品の重要な成分であるタンパク質の解析法について、基礎的事項とともに具体例をあげて解説する。はじ
めに、各種の分光測定法および3次元構造決定法について概説し、それぞれの特徴を説明する。続いて、核磁気共鳴(NMR)
とX線結晶構造解析について、方法の基礎と実際のタンパク質への応用例を説明して理解を深める。さらに、丸ごとの組
織あるいは個体の中の分子の挙動を直接観察する手法である in vivo NMR について応用例をあげて述べるとともに、タン
パク質の変性、ならびに食品応用工学に言及する。
授業計画
1)はじめに
2) 紫外可視吸収
3) 円二色性 I
4) 円二色性 II
5) 核磁気共鳴I
6) 核磁気共鳴 II
7) 食品の非破壊 NMR 測定・タンパク質の変性
8) X線結晶構造解析I
9) X線結晶構造解析 II
10) X線結晶構造解析 III
11) 分光測定のまとめ
12) 食品応用工学I
13) 食品応用工学 II
成績評価方法
出席と毎回の講義時のレポートにより評価する。
教科書
参考書:食品の科学、上野川修一、田之倉 優編、東京化学同人、4-8079-0592-9
構造生物学の基礎、河野敬一、田之倉 優編、共立出版
- 56 -
時間割
コード
060310210
授業科目名
食品生化学
単位数
2.0
主担当
教員名
佐藤
隆一郎
授業の目標・概要
高齢社会を迎えた日本において、65 歳以上の高齢者は全人口の 25%を超える。今後も高齢化はさらに進行し、この数字
は 2050 年には 35%を超える。同時に医療費の増加も著しく、このままの勢いで膨大化すると経済破綻を招きかねない。
このような 21 世紀前半の日本において、食生活を改善し、食品の機能を活用して国民の健康を維持する試みは重要性を増
している。生活習慣病を分子レベルで理解し、その発症を食品の機能で迎える新たな試みを学ぶ学問領域が食品生化学と
言える。生体における代謝制御機構の最新の知見を学ぶと同時に、食品の機能について触れていく。
授業計画
1)食品と健康
2)食品成分の解説(タンパク質・アミノ酸)
3)食品成分の解説(糖質)
4)食品成分の解説(脂質)
5)食品微量成分の解説
6)生体内の代謝調節と生活習慣病・メタボリックシンドローム
7)生活習慣病[1] 脂質異常症の分子細胞生物学 その1
8)生活習慣病[2] 脂質異常症の分子細胞生物学 その2
9)生活習慣病[3] 肥満の分子細胞生物学 その1
10)生活習慣病[4] 肥満の分子細胞生物学 その2
11)生活習慣病[5] 糖尿病の分子細胞生物学
12)生活習慣病[6] 老化・寿命の分子細胞生物学
13)生活習慣病[7] 骨粗鬆症の分子細胞生物学
14)食品機能と生活習慣病予防
成績評価方法
期末試験と出席点(小テスト)により総合評価する。
試験は授業最終日に行う。小テストによる出席点は、講義回数の半分以上出席した履修生にのみ与える。
教科書
教科書
参考書
参考書
時間割
コード
生活習慣病の分子生物学 佐藤隆一郎・今川正良、三共出版、4-7827-0532-2
マッキー生化学、市川厚・福岡伸一監訳、化学同人、4-7598-0944-9
ヴォート生化学、田宮信雄ら訳、東京化学同人、4-8079-0607-0
060310300
授業科目名
生物統計学
単位数
2.0
主担当
教員名
岸野
洋久
授業の目標・概要
現代の生物学には生物集団の量的研究が重要な役割を果たしています。現在では、インターネットを通じて、最先端の
手法を誰もが無料でダウンロードできます。ここで求められるのは、自身の研究目的に沿って強力なソフトウエアを選択
し、使いこなすことです。特に、生物統計学においては、統計言語 R の役割は絶大です。この授業ではデータの要約と表
現、多変量データの縮約と構造の探索からランダムサンプリングと定量分析、統計的モデリングという流れで統計手法を
紹介していきます。生物統計学の方法論が、生態学、遺伝学、分子生物学において直接生きている様子を、情報基盤セン
ター大演習室で実習を交え、体験的に肌で感じ取ります。各回の授業最後に簡単な演習問題を解くことで、実習の内容を
ものにし、R に親しみます。1週間かけて小テストに答えることで、方法論を復習し、実データの解析をする体力をつけ
ます。レポート課題で自身のテーマ設定に即してデータ解析を実践することで、総合的な分析力が見につくことを目指し
ます。
授業計画
第 1 回 R 入門/要約統計量:平均・分散・グラフ
第 2 回 クラスター分析と数量化 III 類
第 3 回 主成分分析
第 4 回 乱数とランダムサンプリング
第 5 回 推定と検定
第 6 回 分散分析
第 7 回 回帰分析:単回帰と重回帰
第 8 回 一般化線形モデル(1)
:変数変換とポアソン回帰
第 9 回 ケース・コントロールスタディとカイ 2 乗検定
第 10 回 一般化線形モデル(2)
:ロジスティック回帰
第 11 回 予測とモデル選択
第 12 回 最尤法と統計的モデリング
第 13 回 最終試験
成績評価方法
各回の演習問題、1週間後提出の小テスト、最終試験(授業最終日に実施)、2 回のレポート(web 回答・提出)
試験日時:2015 年 1 月 15 日(木)1限
教室:情報基盤センター 大演習室
教科書
1 冊の本ですべてを尽くすことはできませんので、特に参考文献は指定せず、各回資料を web 上アップロードします。
より深く勉強したい学生さんは、インターネットや書店で関連の内容を自習してください。
- 57 -
時間割
コード
060310310
授業科目名
栽培植物学
単位数
2.0
主担当
教員名
大杉
立
授業の目標・概要
現在世界で栽培されている植物は約2,500種に及ぶ。その用途も穀類(イネ、ムギなど)、イモ類(ジャガイモ、サ
ツマイモなど)、野菜(トマト、イチゴなど)、果物(リンゴ、ミカンなど)のように食用とするものから、ナタネなどの
油用、ワタなどの繊維用、タバコやチャなどの喫飲用、草花や花木などの観賞用に至るまで多岐にわたっている。私たち
の生存と生活はこれらの栽培植物と密接に結びついて成り立っている。
本講義では、代表的な栽培植物についてその起源・伝播、形態的・生理的特徴、栽培のポイント、利用などを最近の研
究動向を含めながらわかりやすく解説する。
授業計画
⑴ イネ
⑵ コムギ、トウモロコシ
⑶ 雑穀(ヒエ、アワ、キビ等)、ソバ
⑷ バレイショ、サツマイモ
⑸ ダイズ、ラッカセイ
⑹ ワタ、チャ
⑺ サトウキビ、ナタネ
⑻ トマト
⑼ イチゴ
⑽ ミカン
⑾ リンゴ
⑿ キク
⒀ トルコギキョウ
成績評価方法
出席と期末試験(授業最終日)で評価する。
試験日時:2015 年 1 月 15 日(木)2 限
教室:農学部 1 号館第 5 講義室
教科書
特になし
時間割
コード
060310410
授業科目名
持続的植物生産学
単位数
2.0
主担当
教員名
米川
智司
授業の目標・概要
エネルギーや資材の多投入を背景にモノカルチャー化を進めることで飛躍的増収や栽培地域の拡大、周年生産を得よう
とする先進国型農業は、同時に深刻な問題も引き起こしている。温暖化や砂漠化、水質汚濁、土壌の塩類集積や表土流亡、
食の安全などへの影響は、局地に留まらず地球規模に及ぶ。エネルギーの I/O 比や農業による環境汚染が問題視されてき
たのを契機に、人類の持続的な発展のために、様々な代替農業技術が考えられるようになった。地球レベルでの人口増加
が予想される中、原始的農業への単なる回帰は許されず、環境と調和のとれた食糧生産を目指す必要がある。講義では複
雑系で学際的な問題を対象に総合的視野で捉えながら個別技術についても解説する。
授業計画
1)概論
2)各種クロッピングシステムの特徴
3)持続的耕地生態系管理技術-1.土づくり
4)持続的耕地生態系管理技術-2.化学肥料低減
5)持続的耕地生態系管理技術-3.化学合成農薬低減
6)食の安全・安心とトレードオフ
7)コミュニティの役割
成績評価方法
主として期末試験により評価する。
教科書
必要に応じて資料を配付するか、Web サイトのフリー教材を紹介する。
- 58 -
時間割
コード
060310420
授業科目名
雑草学
単位数
2.0
主担当
教員名
山岸
順子
授業の目標・概要
常に人間の干渉が加えられるような条件の下で生育する植物群である雑草に関して、植物としての特性および人間生活
との相互関係について講義する。はじめに、雑草の種類・分類・分布について人間の干渉との関係を含めて解説する。続
いて、人為を介さない自然植生、および、人間によって栽培される作物との比較を行いながら、雑草の生理生態的特性に
ついて講義する。さらに、人間生活の営みと雑草との交互作用について解説し、雑草の管理の必要度、それに応じた管理
方法、雑草の積極的な利用方法等に関して、農耕地、非農耕地について具体的な例を提示して述べる。
授業計画
1)雑草の由来・成立過程
2)雑草の種類・分類
3)雑草の分布と生態的特性
4)雑草の生理的特性Ⅰ:発芽・休眠
5)雑草の生理的特性Ⅱ:栄養成長
6)雑草の生理的特性Ⅲ:繁殖・伝播
7)雑草の生理的特性Ⅳ:アレロパシー
8)雑草管理法
9)総合的雑草管理法(IWM)
10)除草剤の種類
11)除草剤の作用機作
12)除草剤抵抗性
13)雑草管理の実際Ⅰ:水田・畑地
14)雑草管理の実際Ⅱ:非農耕地
15)雑草利用法
成績評価方法
試験と出席により評価する。試験は授業最終日に行う。
教科書
(参考書)雑草学総論、伊藤操子著、養賢堂
新版日本原色雑草図鑑、沼田真・吉沢長人編、全国農村教育協会
時間割
コード
060310431
授業科目名
園芸学Ⅱ
単位数
2.0
主担当
教員名
柴田
道夫
授業の目標・概要
野菜、果樹、花卉などの園芸作物は、カロリー源としてではなく、わたしたちがより健康で文化的に生きるために必要
とされる農作物である。その生産は集約的であり収益性が高く、日本の農業の上で重要な役割を果たしている。また、中
緯度に位置し、かつ南北に長い国土を有する日本では、多様な気象条件を利用した園芸作物の生産が行われてきている。
本講義、および夏学期に開講される園芸学 I では、多種多様な園芸作物の特性について解説するとともに、生産上の技術
的課題とこれに関する最新の研究を紹介する。
本講義では、利用部位の形態と発達、流通・利用上の技術的課題とこれらに関わる最新の研究および園芸作物種苗を巡
る最新の話題を紹介する。
授業計画
1)二次代謝産物
・色素(アントシアニン、カロテノイド)
・芳香物質・機能性
2)ポストハーベスト
・成熟・老化の生理
・鮮度保持・貯蔵
3)園芸作物種苗生産の最新動向
・野菜の種子生産
・高品質種子の安定供給
・内外の種苗会社の動向
・品種登録制度と種苗法
4) 利用部位の成長
・器官の成長
・水と糖の輸送
5)利用部位の形態学
・葉菜・鱗葉球・根菜
・果菜・果実
・花卉
成績評価方法
定期試験期間に行う期末試験の結果に出席率を加味して評価する。
試験日時:2015 年 2 月 3 日(火)1 限
教室:農学部 1 号館第 4 講義室
教科書
参考図書:図説園芸学(朝倉書店)2006 年
園芸生理学(文永堂出版)2007 年
- 59 -
時間割
コード
060310440
授業科目名
植物分子育種学
単位数
2.0
主担当
教員名
伊藤
純一
授業の目標・概要
近年の細胞・組織培養技術や分子遺伝/生物学の急速な発展は、作物育種の分野に大きな影響を及ぼしている。すな
わち、これまでの種間交配によって行なわれてきた有用遺伝子の導入に加えて、遺伝子組換え技術による様々な遺伝子の
導入が容易に行なえるようになった。また、育種の過程で行なわれてきた形質の観察に基づく長期にわたる選抜も、ゲノ
ム情報の蓄積により分子マーカーを用いて効率的に行なえるようになってきた。今後の育種はこのような新しい技術、手
法を最大限に利用することによって更に進展していくと考えられる。
本講義では、イネなどのモデル作物における知見を中心に、作物ゲノム、遺伝子単離、遺伝子発現制御などの分子育種
に必要な知識について講義すると共に、現在進行している分子育種の実例とその具体的手法について概説する。
授業計画
1)植物分子育種について
2)ゲノム情報
3)有用遺伝子の同定法
4)遺伝子導入法
5)遺伝子発現制御法
6)有用遺伝子単離法
7)遺伝子発現抑制法
8)遺伝子組換え植物
成績評価方法
出席と期末試験により評価する。試験は授業最終日に行なう。
教室:農学部 1 号館 第 4 講義室
持ち込み不可
教科書
なし
時間割
コード
060310450
授業科目名
作物学Ⅱ
単位数
2.0
主担当
教員名
山岸
徹
授業の目標・概要
人々の生活には食用作物だけでなく、繊維、油、ゴム等を取る工芸作物、家畜の飼料となる飼料作物が直接、あるいは
間接的にかかわっている。これらの中にはワタ、ナタネなどのように我が国では現在ほとんど生産されなくなったが世界
的に重要な作物であり,大量に輸入されているものも多く含まれている。一方,飼料作物は日本における畑作物として重
要であるとともに,カロリーベースの食料需給率に大きくかかわってくる。本講義は作物学Ⅰと同様に、主要な工芸作物
と飼料作物について、その来歴、形態的特性、生理・生態的特性、栽培技術、利用、品種改良など各作物の全体像を把握
することを目的として行う。
授業計画
Ⅰ 工芸作物
1) 工芸作物概論
2)糖・デンプン料作物(テンサイ、サトウキビ、コンニャクなど)
3)油料作物(ナタネ、アブラヤシ、ヒマワリなど)
4)繊維作物(ワタ、アサ類、イグサなど)
5)嗜好料作物(チャ、コーヒー、タバコなど)
6)ゴム料作物(パラゴムノキ)
Ⅱ 飼料作物
7) 飼料作物概論
8) 飼料給与法
9)イネ料牧草(オーチャードグラス、ギニアグラスなど)
10)マメ料牧草(シロクローバ、アルファルファなど)
11) 根菜類(ビートなど)
成績評価方法
出席とレポートにより評価する。
レポートは,授業中に指示する。
教科書
1)講義中に資料配付
2)作物学(Ⅱ)―工芸・飼料作物編―、巽
二郎他、文永堂出版、4-8300-4098-XC3061
- 60 -
時間割
コード
060310460
授業科目名
昆虫生理学
単位数
2.0
主担当
教員名
石川
幸男
授業の目標・概要
現在の地球上における昆虫の繁栄(種数、個体数、生息範囲)には、目をみはるものがある。本講義では、この繁栄を
謳歌している昆虫の生理機能について、その機能を支える体制・形態とも関連させながら詳述し、理解を深めていきたい。
一部の昆虫は「害虫」として防除の必要に迫られているが、昆虫の生理を深く知ることは、その特異的な点を利用した防除
を可能とするので、応用上もその重要性が高い。現在利用されている防除技術が昆虫のどのような生理をターゲットとし
ているかについてもふれる。
授業計画
1)昆虫の体制、外骨格の構造
2)クチクラの化学、成長と脱皮
3)視覚、聴覚、自己感覚
4)化学感覚
5)消化、吸収、排泄
6)呼吸、エネルギー代謝
7)循環系
8)筋肉系、運動、飛翔
9)生殖
10)内分泌系による制御Ⅰ 脱皮、変態
11)内分泌系による制御Ⅱ 代謝、休眠、生殖、相変異
12)神経系
13)殺虫剤の作用機構
成績評価方法
中間試験(講義時間中)、期末試験(定期試験期間中)及び出席点により評価する。
試験日時:2015 年 2 月 5 日(木)2 限
教室:1 号館地階第 4 講義室
教科書
なし(プリントを配付する)
時間割
コード
060310470
授業科目名
昆虫系統分類学
単位数
2.0
主担当
教員名
寺山
守
授業の目標・概要
節足動物の昆虫類は、陸上生態系において最も繁栄している動物群の一つで、地球上の全動物種数の約 75%を占める。
同時に、陸上の多くの環境で高い現存量を示し、生物群集の重要な構成要素である。本講義では、このような昆虫類の全
体像を把握するために、まず系統的位置づけを動物界の門レベル、節足動物門内の綱レベル、そして昆虫綱内の目レベル
で順次解説して行き、続けて、現在約 28 目(異論もあるが)に分類される昆虫類各目の形態、生態、進化、分布、あるいは
目内で今日提唱されている系統仮説等を概説する。次に、分類単位と階層、種の定義、分類形質、学名、国際動物命名規
約と言った系統分類を進めるために必要な基礎知識について解説する。さらに、主要な分類学派の分類理論を説明し、形
態形質や分子データによる解析方法を具体例をもとに紹介するとともに、これらが抱えている諸問題についても言及する。
最後に、系統分類学の重要性を示しつつ、今後の系統分類学の進むべき方向を論議して締めくくりたい。
授業計画
1)概説:昆虫の多様性、基本形態、生態
2)昆虫の基本形態
3)節足動物門の系統、六脚上綱の系統
4)昆虫類各目の概説Ⅰ(旧顎亜綱〜旧翅類)
5)昆虫類各目の概説Ⅱ(多新翅類)
6)昆虫類各目の概説Ⅲ(多新翅類2)
7)昆虫類各目の概説Ⅳ(準新翅類)
8)昆虫類各目の概説Ⅴ(完全変態類1)
9) 昆虫類各目の概説Ⅵ(完全変態類2)
10)昆虫類各目の概説Ⅶ(完全変態類3)
11)階層性、命名規約と種の概念
12)種認識
13)分類理論と方法
14) 系統と進化
15)これからの系統分類学
成績評価方法
レポートと出席状況により評価する。
1) レポートの課題は 12 月の授業中に指示する。
2) レポートの提出は授業最終日(1 月 19 日(月))とし、最終授業の際に教室(農1号館第5講義室)にて直接受け取る。
3) 出席は第3回目の授業以降、毎回取る。
教科書
1)最新応用昆虫学。田付貞洋・河野義明編、朝倉書店、4800 円。ISBN978-4-254-42035-7
- 61 -
時間割
コード
060310480
授業科目名
環境微生物学
単位数
2.0
主担当
教員名
山次
康幸
授業の目標・概要
われわれ人類の住むこの地球上は、多数の動植物や微生物から構成される生態系によってその環境が維持されている。
微生物は原始生命としてこの地球上に誕生して以来、地球生命圏を生成し、その一部は動植物へと進化して現在のような
多様な生物界を形成するに至ったが、他方で微生物自体もあるものは極限環境でも棲息しうる微生物に、またあるものは
動植物への共生や寄生の能力を獲得するなど、多様な進化を遂げてきた。これらの微生物はいずれも地球生態系における
物質循環には不可欠な存在である。近年のバイオテクノロジー技術の急速な発展に伴い、微生物を改変し、各種の環境ス
トレスを改善する技術が開発されつつある。そこで本講義では、種々の環境に棲息する微生物の生態と環境における役割
についてその概要を解説し、それらを利用して生物資源および環境資源の保全と新たな創成を試みる最新のテクノロジー
について紹介する。
授業計画
1)地球環境と微生物
2)原始微生物と進化
3)極限環境微生物
4)ゲノムシークエンシングの歴史とメタゲノム解析
5)海洋微生物
6)土壌微生物・根圏微生物
7)植物共生微生物
8)植物寄生微生物
9)微生物の遺伝子操作とバイオテクノロジー
10)微生物による環境資源の創成と保全
成績評価方法
試験、出席及び宿題によって評価する
試験日時:定期試験期間 2 月 5 日(木)1 限
試験場所:1 号館第 4 講義室
持ち込み:不可
教科書
なし
時間割
コード
060310490
授業科目名
植物分子遺伝学
単位数
2.0
主担当
教員名
堤
伸浩
授業の目標・概要
遺伝子の分子構造を説明するとともに、遺伝子がどのようにして発現するのか、それにより、例えばなぜメンデルが実
験に用いたエンドウの丸いのと皺のが出来るのかを考える。そのため、DNA の構造からはじめて、転写や翻訳などの発現
機構とその制御機構を分子レベルで説明する。また、植物細胞には、核、葉緑体、ミトコンドリアの3種類の遺伝情報が
存在するが、それぞれの特長とお互いの関係についても考察する。さらに自然現象を解説するだけではなく、分子遺伝学
を用いて未来をどう切り開いていくか、われわれのために遺伝子を操作して植物をどう変えていくかについても展望を述
べる。
授業計画
1)序論:エンドウを皺にする遺伝子
2)遺伝子の分子構造
3)DNA の複製
4)遺伝子の発現機構
5)転写とその制御
6)翻訳とその制御
7)植物細胞:複遺伝情報系
8)核ゲノム
9)葉緑体ゲノム
10)ミトコンドリアゲノム
11)オルガネラゲノムの変異
12)遺伝子のクローニング
13)遺伝子の改変
14)植物への遺伝子導入
15)まとめ
成績評価方法
授業最終日の期末試験に出席を加味して評価する。
試験日時:2015 年 1 月 28 日(水)2 限
教室:農学部1号館地階 第4講義室
教科書
なし
- 62 -
時間割
コード
060310510
授業科目名
ストレス生物学
単位数
2.0
主担当
教員名
山岸
順子
授業の目標・概要
作物の生育は、遺伝的な背景を基礎とし、環境条件の影響を大きく受けながら進行する。そのため、作物は種々の環境
条件によるストレス(環境ストレス)をしばしば受ける。そこで、本講義では、温度・光・水・土壌・大気・養分などの
環境条件の変動によって作物がどのようなストレスを受けるのか、そしてそれらに対する作物の応答と耐性・適応そして
回避機構はどのようなものか、さらに作物栽培を改善するための方策について、生理学・生態学・形態学的側面から紹介
する。また、園芸作物では環境ストレスを栽培に利用しており、これについても触れる。
授業計画
作物が受ける環境ストレスについての概論(1~8)と、実際の不良環境下での作物栽培についての紹介(9~12)とからな
る。
1) 植物生育における環境ストレス(山岸)
2) 低温障害・凍害(山岸)
3) 作物の冷害(山岸)
4) 高温障害(山岸)
5) 水ストレス(山岸)
6) 土壌環境と作物生産(山岸)
7) 大気環境変化と作物生産(山岸)
8) 地球温暖化と作物生産(山岸)
9) 養分欠乏(大杉 立)
10) 乾燥地における作物生産(鴨下顕彦)
11) アルカリ土壌(高野哲夫)
12) 園芸作物栽培におけるストレスの利用(河鰭実之)
成績評価方法
講義最終日の最後の時限にレポート作成を課し、それと、出席によって評価する。
講義資料・ノートなどすべて持ち込み可。
教科書
なし
時間割
コード
060310520
授業科目名
保全生態学
単位数
2.0
主担当
教員名
鷲谷
いづみ
授業の目標・概要
保全生態学は、
「健全な生態系の持続」、
「生物多様性の保全」という明確で実際的目標を持ち、そのための生態学的な指
針と技術の確立をめざす学問である。地球史上かつてない生物大絶滅時代を迎え、生物多様性の保全が人類の存亡にも係
わる重要課題であるとの認識のもとに、生態学のみならず、集団遺伝学、分子生物学、モデルシュミレーションなど、新
しく発展した生物学の分野の研究成果をも積極的に取り入れ、個別対象の保全のための調査・研究にとどまらす、生物多様
性の保全のための一般性の高い指針や技術の開発をめざすところにその特徴がある。講義では、生物多様性の価値、生物
多様性危機の現状、生物多様性の成立/維持の原理/機構、生態系管理の考え方について述べ、また、生物多様性と生態
系の保全や生態系の修復(自然再生)に関する適切な目標・管理の手法などについても触れる。
授業計画
1)生物多様性とは何か
2)生物多様性の危機
3)生物多様性の進化的生態的根拠
4)生物多様性の生態的保全のための政策
5)遺伝的多様性とその評価
6)個体群・メタ個体群の動態と保全
7)生態系のダイナミックスと健全性
8)里地・里山の生物多様性の保全
9) 自然再生
成績評価方法
期末試験により評価する。試験は講義最終日 2015 年 2 月 10 日(火)13:00 より、農学部 1 号館第 8 講義室にて行なう。
教科書
1)新・生態学への招待 生物保全の生態学、鷲谷いづみ、共立出版、4-320-05529-2
2)生態系を蘇らせる、鷲谷いづみ、日本放送出版会、4-14-001916-6
3)自然再生―持続可能な生態系のために、鷺谷いづみ、中央新書、4121017528
4) 生物多様性入門(岩波ブックレット)、鷲谷いづみ、岩波書店、 978-4002707853
5)にっぽん自然再生紀行、鷲谷いづみ、岩波書店、978-4000295697
6)さとやま―生物多様性と生態系模様、鷲谷いづみ、岩波書店 978-4005006861
- 63 -
時間割
コード
060310530
授業科目名
作物分子生理学
単位数
2.0
主担当
教員名
大杉
立
授業の目標・概要
近年のゲノム研究の進展により、作物の生理学も分子、特に遺伝子との関連で理解されるようになってきている。作物
の成長、乾物生産などに関わる生理機能(光合成、炭水化物代謝、糖代謝など)に関わる遺伝子も数多く単離・機能解明
され、一部は遺伝子組換え作物としての利用も視野に入っている。本講義では、作物(イネ、コムギ、トウモロコシ、バ
レイショなど)の乾物生産、収量などに関わる炭素代謝・窒素代謝を中心とした生理機能の分子基盤をシンク・ソース機
能と関連付けて解説し、併せて最近の興味深い研究について紹介する。
授業計画
⑴ 光合成(光化学反応、炭酸固定、気孔開閉等)
⑵ 炭水化物代謝(ショ糖合成・分解、デンプン合成・分解、転流、呼吸等)
⑶ 窒素代謝 他
成績評価方法
期末試験(授業最終日)と出席点により評価する。
験日時:2015 年 1 月 26 日(月)2 限
教室:農学部 1 号館第 4 講義室
教科書
特になし
時間割
コード
060310540
授業科目名
昆虫病理学
単位数
2.0
主担当
教員名
勝間
進
授業の目標・概要
昆虫はヒトをはじめとする他の生物と同じように病気にかかる。自然界においては、絶えず微生物と昆虫の戦いが繰り広
げられており、その結果が病気として表面化する。本講義では、昆虫病原体の種類やその感染・増殖様式を概説するとと
もに、感染の分子基盤である遺伝子機能や細胞内シグナル伝達に関して詳説する。また、昆虫病原体、特に昆虫ウイルス
を用いたバイオテクノロジー、およびその産業利用に関して、最先端の話題を提供する。
授業計画
1) 昆虫の病気
2) ウイルス病
3) 細菌病
4) 菌類病
5) 原虫病
6) 昆虫における生体防御機構
7) 昆虫ウイルスの感染、増殖機構
8) 昆虫ウイルスの遺伝子発現
9) 昆虫ウイルスの遺伝子機能解析
10)昆虫ウイルスの宿主制御機構
11)昆虫ウイルスの進化
12)昆虫病原体の利用Ⅰ
13)昆虫病原体の利用Ⅱ
14)昆虫病原体の利用Ⅲ
成績評価方法
出欠、受講態度、および試験により評価する。
試験は授業最終日に行う。
教科書
参考図書
1)最新昆虫病理学、国見裕久他、講談社
2)昆虫ウイルスとバイオテクノロジー、前田進著、サイエンスハウス
3)バイオロジカル・コントロール、仲井まどか他、朝倉書店
- 64 -
時間割
コード
060310545
授業科目名
栽培学
単位数
2.0
主担当
教員名
根本
圭介
授業の目標・概要
20 世紀後半において作物栽培は、緑の革命に代表される‘補助エネルギー(肥料・農薬など)依存型技術体系’の開
発により大きく飛躍したが、それら増産主体の栽培技術はまた、農業生態系全体の調和・持続性との間に大きな摩擦を生
んできた。実際、作物栽培が対象とする‘耕地生態系’は多様な環境要因と生物的要因とが相互作用し合う複雑系である
ため、その制御は一筋縄ではいかないものである。従って、かかる問題の解決には、研究の深化を目指して専門分化した
個別学問分野(作物生理学・遺伝学、育種法、気象学、土壌学など)とともに、耕地生態系の制御の原理・方法論を究明
する、より総合性の高い栽培学的アプローチが有効である。本講義では、このような栽培学の原理を分かり易く解説する。
授業計画
1 作物栽培システムの多様性
2 作物発育と環境
3 作物個体群
4 農業生態系
5 作物栽培-現代における課題
成績評価方法
レポートおよび授業への参加態度(小レポートを含む)により評価する。レポートの課題は授業中に指示する。
教科書
資料等を講義の際に配付する。
時間割
コード
060310580
授業科目名
菌類学
単位数
2.0
主担当
教員名
柿嶌
眞
授業の目標・概要
菌類は、世界中あらゆるところに分布し、地球生態系の中での分解者として物質の循環に大変重要な役割を担っている。
特にこの菌類の働きがなければ落葉などをはじめとする動植物遺体の分解は不可能であるとさえいわれる。また、腐生的
な分解のほかに、菌類は動植物などに寄生しその病原体となるものや、他の生物と共生して生活しているものも数多く知
られている。このような働き(機能)を有する菌類の形態・生態・生理などは極めて多様であり、また他の生物群とは大
変異る生存戦略を有している。近年、菌類は系統進化的には異なる3グループがあることも明らかになってきている。本
講義ではこのような菌類の⑴形態的、生態的な特徴とそれをもとに分類体系がどのようにして組み立てられているか、⑵
主要な植物病原菌類を中心としてそれらの寄生様式や生活環、⑶菌類と他の生物との関係、⑷菌類の分離・培養法などに
ついて述べ、菌類とはどのような生物であるのかについて認識を深めることを目的とする。
授業計画
1)菌類とは
2)形態的特徴
3) 生態的特徴(生存戦略)
4)高次分類
5)利用・防除(人間生活との関係)
成績評価方法
出席とレポート提出により評価する。
教科書
参考書
杉山純多編集(2005)「菌類・細菌・ウイルスの多様性と系統」、裳華房
国立科学博物館偏(2008)「菌類のふしぎ」、東海大学出版会
Alexopoulos,C.J. et al.(1996) Introductory Mycology (4th ed.) John Wiley and Sons
Carlile, M. J. et al. (2001) The Fungi (2nd ed.), Academic Press
- 65 -
時間割
コード
060310660
授業科目名
森林土壌学
単位数
2.0
主担当
教員名
丹下
健
授業の目標・概要
森林土壌は自然環境条件で生成・分布する土壌の代表的なものであり、生成環境条件に応じてそれぞれ特有の断面形態
を持っている。この森林土壌は、生物地球化学的物質循環の重要な役割を担うなど、森林生態系の重要な構成要素であり、
かつ成立基盤である。そのような森林土壌の生成や発達過程、性質、分類等を理解することによって、森林土壌の物質生
産機能、すなわち地力の本質や水源涵養機能及び生物多様性保持機能などの森林の多面的機能に関する基本的な理解を深
めることを目的とする。
授業計画
1) 講義概要
2) 土壌生成因子
3) 土壌生成作用
4) 土壌分類、土壌調査法
5) 土壌物理性
6) 土壌水分状態
7) 土壌堅密度と根系形成
8) 土壌化学性
9) 炭素の蓄積
10)窒素・リンの動態
11)森林伐採の影響
12)問題土壌
成績評価方法
期末試験(試験最終日)により評価する。
試験日時:2015 年 1 月 30 日(金)2 限
教室:農学部 1 号館第 6 講義室
持ち込み不可
教科書
森林土壌学概論、河田弘、博友社、4-8268-0112-2
時間割
コード
060310670
授業科目名
森林遺伝育種学
単位数
2.0
主担当
教員名
後藤
晋
授業の目標・概要
森林の保全と持続的利用のための管理において重要な知見である、樹木集団の遺伝的管理について学ぶ。講義では、天
然林、人工林の適正な遺伝的な管理の重要性、集団遺伝学、植物育種学に関する基礎、挿し木・接ぎ木、人工交配、育苗
など従来育種技術、ゲノミクス、組織培養、遺伝子組換えなど最新の技術の両方を学び、これからの日本の森林の遺伝的
管理のあり方について考える。
授業計画
第 1 回 10 月 6 日(月)
ガイダンス:森林遺伝育種学とは
第 2 回 10 月 15 日(水)
遺伝学の基礎
第 3 回 10 月 20 日(月)
樹木集団の遺伝変異
第 4 回 10 月 27 日(月)
森林の遺伝的動態
第 5 回 11 月 10 日(月)
種や系統の分化
第 6 回 11 月 17 日(月)
遺伝的多様性の保全
第 7 回 12 月 1 日(月)
林木育種の歴史と特徴
第 8 回 12 月 8 日(月)
林業品種とクローン林業
第 9 回 12 月 15 日(月)
<実習のため休講>
第 10 回 12 月 22 日(月)
実際の林木育種
第 11 回 12 月 25 日(木)
無花粉スギの育種
第 12 回 1 月 5 日(月)
DNA 分析技術の育種への応用
第 13 回 1 月 19 日(月)
海外における林木育種(東南アジア)
第 14 回 1 月 26 日(月)
組織培養と遺伝子組換え技術
第 15 回 2 月 2 日(月)
森林遺伝育種学のまとめ
試験
2 月 9 日(月)
<試験>
成績評価方法
期末試験と出席点により評価する。授業回数の過半数(予定通りであれば 8 回以上)の出席者について、成績評価を行う。
遅刻の場合、1 回の出席と認められない場合もあるので、遅刻しないようにすること。
期末試験は 2 月 9 日(月)10:30~12:00
農学部 1 号館 6 番教室にて行う。持ち込み不可。
教科書
教科書:森林遺伝育種学、井出雄二・白石進(編)、文永堂出版(2012 年 10 月 20 日発行)
、ISBN 978-4-8300-4124-2
参考図書:
1)林木育種学、大庭喜八郎・勝田柾、文永堂出版、978-4-8300-4052-1
2)森の分子生態学、種生物学会編、文一総合出版、978-4-8299-2150-1
3)森の分子生態学 2、津村義彦・陶山佳久編、文一総合出版 978-4-8299-6201-5
4)林木の集団遺伝学入門, 原田 光、林木育種協会 978-4-9980691-6-4
5)Forest Genetics, White, T.L., Adamas, W.T. and Neale, D.B. CABI 978-0-85199-348-5
- 66 -
時間割
コード
060310680
授業科目名
森林生態生理学
単位数
2.0
主担当
教員名
丹下
健
授業の目標・概要
樹木の分布や成長は、それぞれの樹木のおかれている環境に規定された生理過程の結果であり、樹種ごとの環境に対す
る応答特性の違いは、森林生態系の多様性や多様な樹種の共存機構などの森林生態現象を解析するための基礎的な情報で
ある。森林生態生理学は、森林生態の様々な現象を生理学的な視点から考究する学問分野であり、本講義では、温度や光、
水分、土壌養分といった環境資源に対する樹木の応答特性や環境資源の過剰・欠乏といったストレスに対する耐性に関わ
る生理過程、環境変化に対する生理的・形態的適応などについて解説する。
授業計画
1)講義概要、樹木の成長特性
2)光に対する応答
3)温度に対する応答
4)物質生産
5)光合成
6)水分生理
7)植物の吸水の仕組み
8)樹高成長と水分生理
9)乾燥ストレスや湛水ストレスへの応答
10)高 CO2 に対する応答
11)植物による養分吸収
12)栄養生理
成績評価方法
期末試験(試験期間)により評価する。
試験日時:2015 年 2 月 2 日(月)1 限
教室:農学部 1 号館第 6 講義室
持ち込み不可
教科書
小池孝良編著:樹木生理生態学
時間割
コード
060310690
朝倉書店
授業科目名
ISBN4-254-47037-1
森林生態学
単位数
2.0
主担当
教員名
大久保
達弘
授業の目標・概要
【授業の内容】森林を構成する個体以上のレベルの生物集団を対象に、それを取り囲む環境との相互関係について学びま
す。森林生態学は産業としての林業への応用に結びつく基礎科学として位置づけられるとともに、地球環境問題解決のた
めの環境科学としての側面も有しています。この講義を通じて森林の生物集団を生態系の中で理解する視点を養うととも
に、併せて森林生態系への人間活動の影響についても学びます。
【授業の到達目標】森林生態系の構造と機能を理解し、その構成要素である生物に関する生態系レベルの生物学的基礎と
応用を修得します。具体的には、森林生態学入門、生態系の構造・機能、森林生態系の物質生産、森林の分布と環境、森
林の動態と樹木の生活史に関する基礎的事項、地球環境や持続的森林管理への応用課題について修得します。
授業計画
授業は計4日間の集中講義形式で実施します。実施日は土曜日(10/4、10/25、11/8、11/29 の不定日)の 9:30am-5:00pm
の予定です。授業オリエンテーション後、森林生態学入門、森林生態系の構造と機能、森林生態系の物質生産、森林の分
布と環境、森林の動態と樹木の生活史などに関する基礎的事項について学びます。さらに地球環境課題(アジアの森林減
少・劣化の影響)や持続的森林管理課題(里山林の利用低下の影響)などの応用問題について実例を紹介しながら授業を
進めます。
成績評価方法
成績はレスポンスカード提出など授業への取り組み(20%)と、期末試験(80%)により評価します。
【レスポンスカード】 毎回授業時に配布します。講義への感想、質問、要望等を記入し提出して下さい。
【期末試験】試験は最終授業日(11 月 29 日(土)
)の最終時限に行います。
教科書
教科書は使わず、配付した講義資料を使用します。
- 67 -
時間割
コード
060310710
授業科目名
樹木医学
単位数
2.0
主担当
教員名
松下
範久
授業の目標・概要
森林や樹木は、人々の生活に欠かすことのできない文化的・経済的価値を有しており、その保全に対する人々の意識は、
今後、益々高まると考えられる。樹木医学は、このような時代背景から登場した、緑の質を扱う、多くの研究分野にまた
がる総合的な学問である。本講義では、樹木の健康性をいかに評価し、健全な樹木を維持管理するかについて解説する。
具体的には、主要な樹木病害についてその概要を講義するとともに、現在、我が国の森林に甚大な被害を及ぼしているマ
ツ材線虫病とブナ科樹木萎凋病について詳説する。また、現在顕在化している森林・樹木の衰退現象を取り上げて講義す
る。さらに、緑の文化財保全対策事業として誕生した樹木医の今後の展望について講義する。
授業計画
1) 樹木医学の概念
2) 歴史的背景
3) 樹木の環境ストレス
4) ストレスに対する樹木の応答
5) 樹木の生物的ストレス
6) 菌類の分類とその生態
7) 感染の成立と環境
8) 樹木の主要病害
9) 世界的流行病
10)マツ材線虫病
11)ブナ科樹木萎凋病
12)材質の変色と腐朽
13)樹木の治療と外科手術
14)病害管理と農薬
15)まとめ
成績評価方法
期末試験に,授業への出席を加味して評価する。
試験日時:授業最終日
教室:農学部 1 号館第 6 講義室
その他:持ち込み不可
教科書
資料等を講義の際に配付する。
(参考書)
1)樹木医学,鈴木和夫,朝倉書店,4-254-47028-2
2)森林保護学,鈴木和夫,朝倉書店,4-254-47036-3
時間割
コード
060310720
授業科目名
集団遺伝学
単位数
2.0
主担当
教員名
澤村
京一
授業の目標・概要
集団遺伝的なものの考え方は生命科学のいろいろな場面で必要になるが、生命現象のメカニズムに重点を置いた大学の
講義ではあまり取り上げられることがない。本講義では、初心者が集団遺伝学の基礎を身に付けることを目標とする。最
初に基礎的な遺伝学(高校および大学教養レベル)を復習し、初心者がつまずきやすい点を指摘する(教科書・参考書に
は間違いや誤解を招きやすい記述が多い)。その上でその延長として、集団遺伝・量的遺伝・進化遺伝の基礎を学習する。
いずれも紙と鉛筆(および電卓)を用いた思考・計算が学習効果を高めることから、本講義では随所に演習を織り交ぜる。
また、いくつかの古典的な研究については原著論文(またはその訳)を読むことにより、その歴史的背景を明らかにする。
時間があれば、種分化遺伝子の分子機構など最新の話題についても紹介する。
授業計画
1)基礎遺伝(メンデルの法則、組み換えと乗り換え)
2)集団遺伝(ハーディ・ワインベルグの法則、連鎖不平均衡)
3)量的遺伝(回帰、遺伝率)
4)進化遺伝(生殖的隔離、ホールデンの法則)
5)分子進化(中立説、進化速度)
成績評価方法
出席点、小テスト(授業中に実施)、レポート(詳細は授業中に伝達)で評価する。
教科書
1)新・生命科学ライブラリA3 生命科学Ⅲ 遺伝学、澤村京一、サイエンス社
2)初歩からの集団遺伝学、安田徳一著、裳華房
3)Investigating Biology Laboratory Manual Fifth Edition、J. G. Morgan & M. E. B. Carter、Pearson/Benjamin Cummings
- 68 -
時間割
コード
060310730
授業科目名
野生動物管理論
単位数
2.0
主担当
教員名
富樫
一巳
授業の目標・概要
野生動物の管理にあたっては動物の個体群増殖、食物、天敵、生息条件を明らかにすることが必要である。この講義で
は、まずキクイムシの大発生によるマツの純林形成という系を紹介して管理とは何かを考える。次に非生物的環境条件に
対する動物の適応を解説した後、動物の個体群増殖に関する理論を詳説する。その後、動物の食物選択、植物の被食防御
機構、動物の摂食が植物に及ぼす影響と植物による反応を主に昆虫類を材料にして解説する。
授業計画
1)キクイムシの大発生によるマツの純林形成
2)非生物的環境条件に対する動物の適応
3)動物の個体数変動
4)動物個体群の増殖理論
5)動物の食物選択
6)植物の被食防御機構
7)動物と植物の相互作用
8)野生動物の管理について
成績評価方法
期末試験とレポートにより評価する。
試験は定期試験期間(2 月 4 日(水)3 限)に第6講義室でおこなう。
教科書
適宜プリントを配付する。
時間割
コード
060310750
授業科目名
自然保護論
単位数
2.0
主担当
教員名
笹岡
達男
授業の目標・概要
自然への人為的改変がどこまで許容されるかについては、あらかじめ数値で割り切れるような明確な基準があるわけで
はない。提起された人為活動と、自然の特性とを考慮しながら、その都度判断を下さざるを得ない。したがって自然保護
を考える場合、その立脚点をどこに置くかが重要になってくる。
本講義の目的は、これまで実際に自然保護行政に携わってきた種々の経験を紹介することを通じて、様々な観点からの
自然保護について考えるきっかけを提供することである。
まず自然保護の概念とその変遷、日本の自然の現状とその把握手法について述べ、次に各種自然保護制度について、分
野別に解説する。また国内で起こった大きな自然保護問題について事例の紹介や、地球的規模の視点に立った自然保護問
題についての解説も行う。
授業計画
1) 自然保護とは
2) 環境問題の変遷と自然保護制度の経緯Ⅰ
3) 環境問題の変遷と自然保護制度の経緯Ⅱ
4) 日本の自然の現状とその把握手法
5) 国立公園思想の展開と自然公園体系
6) 自然公園の保護と利用Ⅰ
7) 自然公園の保護と利用Ⅱ
8) 地球規模の自然保護Ⅰ(世界遺産条約等)
9) 地球規模の自然保護Ⅱ(ラムサール条約等)
10)地球規模の自然保護Ⅲ(生物多様性条約等)
11)生物多様性戦略
12)野生生物の保護管理
13)自然保護と環境アセスメント
14)環境基本法と自然保護
※授業の順序・内容は、都合により変更することがある。
※自然保護問題の事例紹介は各テーマの中で行う予定。
成績評価方法
期末に提出するレポートに、授業への出席を加味して評価する。
レポート課題及び提出要領は、12 月中に授業中及び UTmate シラバスにて通知する。
※提出期限は 1 月末頃を予定。
※出席が一度もない学生のレポートは採点しない。
教科書
教科書は指定しない。講義の際に資料を配付する。
- 69 -
時間割
コード
060310760
授業科目名
アジア生物環境学
単位数
2.0
主担当
教員名
小島
克己
授業の目標・概要
アジア生物資源環境研究センターでは、半数の教員が森林及び自然地域を対象として、地域計画学、分子生態学、樹木
生理学といった様々な方法で基礎的・応用的研究を幅広く展開しており、地域空間計画、自然公園計画、樹木の分子生態
学、外生菌根菌の分子生態学、外生菌根菌の生理学、樹木のストレス生理学、熱帯造林学等の分野で多くの成果を挙げて
いる。これらの成果をふまえて、本講義は、三人の教員がオムニバス風に、それぞれの研究内容と、それらに基づくアジ
アや日本の地域の諸問題への取組みや、熱帯林が抱える課題へのユニークなアプローチを紹介、解説する。
授業計画
1)アジア生物資源環境研究センターの概要
2)熱帯林の再生と修復:熱帯林の現状
3)熱帯林の再生と修復:熱帯樹木の生理特性
4)熱帯林の再生と修復:環境造林
5)森林樹木の分子生態学:方法論
6)森林樹木の分子生態学:樹木の繁殖機構
7)外生菌根菌の分子生態学:方法論
8)外生菌根菌の分子生態学:生理特性と生態特性
9)自然環境保全と地域振興の諸問題
10)景観と地域保全
11)農山漁村の空間構造と森林、樹木
成績評価方法
各担当教員ごとに、講義の期間中の試験、出席点等により評価する。各担当教員の評点を平均して成績を評価する。
教科書
アジアの生物資源環境学ー持続可能な社会をめざして(東京大学アジア生物資源環境研究センター編、東京大学出版会)
ISBN978-4-13-071106-7
時間割
コード
060310780
授業科目名
自然環境学汎論
単位数
2.0
主担当
教員名
福田
健二
授業の目標・概要
地球温暖化や土壌の劣化、生物多様性の危機など、現代の自然環境をめぐる問題を解決するためには、既存の学問分野
の枠を越えた「学融合」が必要である。この講義では「学融合」を理念とする大学院新領域創成科学研究科において自然
環境を対象とした研究を行っている教官が、森林や耕地などの生態系の構造と機能の解析、それらの生態系から得られた
映像を含むフィールドデータの情報化・可視化の理論と実例、自然資源の持続的利用と保全、これらを総合した景観レベ
ルでの自然環境の評価という4側面から、「自然環境学」への取組みを紹介する。
授業計画
10 月 8 日 ガイダンス、生態系の構造と機能(福田)
10 月 15 日 月曜時間割日
10 月 22 日 森林と樹木の健全性評価(福田)
10 月 29 日 植物の環境適応と進化(奈良)
11 月 5 日 休講(森林風景計画実習のため)
11 月 12 日 植物と微生物の共生(奈良)
11 月 19 日 菌類の生態と進化(奈良)
11 月 26 日 森林生態系と野生動物(1)
(鈴木)
12 月 3 日 森林生態系と野生動物(2)(鈴木)
12 月 10 日 森林資源の育成と管理 (山本)
12 月 17 日 休講(森林計測学実習のため )
12 月 24 日 森林の多面的機能(山本)
1月7日
人間による資源利用と保全 (山本)
1 月 14 日 森林景観の予測と評価 1(齋藤)
1 月 21 日 森林景観の予測と評価 2(齋藤)
1 月 28 日 森林景観の予測と評価 3(齋藤)
2 月 4 日 期末試験
成績評価方法
期末試験と出席点により評価する。
試験日程:2015 年 2 月 4 日(水)
教室:農学部1号館第7講義室
教科書
教科書は特にない
参考書として以下を挙げる
東京大学環境学系編「自然環境学の創る世界」朝倉書店、2011 年
大森博雄ほか編「自然環境の評価と育成」東京大学出版会、2005 年
- 70 -
時間割
コード
060310890
授業科目名
水生動物生理学
単位数
2.0
主担当
教員名
金子
豊二
授業の目標・概要
魚類を中心とした水生生物が、どのような仕組で水中という独特の環境の中に適応しながら繁栄してきたのか、その基
礎となる形態学的、生理学的知見を概説する。講義では、まず形態学・組織学とはどのようなものか、そして一般的な動
物の体のなり立ちについて解説する。次いで,魚の体の具体的な構造と生理機能との関係について解説を進めていく。特
に、生体を取り巻く環境要素や生体内環境の変動に的確に反応して生体を制御し、適応していくための機構としての、神
経系、内分泌系、そして免疫系に注目して、形態的、機能的な側面をそれらの相互関係も含めて解説し、そうした生体制
御機構と、呼吸・循環、感覚、浸透圧調節、栄養代謝、運動、回遊、生体防御といった具体的な生理機構との関係につい
て論ずる。
授業計画
1) 水生動物生理学総論 I
2) 水生動物生理学総論 II
3) 神経・感覚
4) 呼吸・循環
5) 生体防御
6) 遺伝育種 I
7) 遺伝育種 II
8) 浸透圧調節 I
9) 浸透圧調節 II
10)浸透圧調節 III
11)サメの生理学
12)内分泌学 I
13)内分泌学 II
14)内分泌学 III
成績評価方法
成績は授業最終日に試験によって評価する。
試験日時:1 月 20 日(火)4 限
教
室:農学部 3 号館 水 1 講義室
教科書・参考書等の持ち込み不可
教科書
魚類生理学基礎、会田勝美編、恒星社厚生閣、7699-0974-8 C3045
時間割
コード
060310900
授業科目名
水圏生物工学
単位数
2.0
主担当
教員名
浅川
修一
授業の目標・概要
分子生物学、分子遺伝学、遺伝子工学に関する講義を行い、水圏生物への応用を展望する。
授業計画
以下の内容を 15 コマの講義で解説する。
1 生命科学の歴史
2 核酸の機能と遺伝情報の伝達
3 遺伝子の構造と発現調節
4 遺伝子工学の基礎
5 減数分裂と遺伝
6 ゲノム解析
7 高等生物ゲノムの構造
8 連鎖解析と相関解析
9 魚類の優良遺伝形質と分子育種
成績評価方法
期末試験で、80 点以上を優、79〜65 点を良、64〜50 点を可、50 点未満を不可とする。出席をしなくても減点は行なわな
いが、出席率が高ければ加点材料とする。
試験日程:「定期試験期間」2015 年 2 月 2 日(月)3 限
教科書
特に無し
- 71 -
時間割
コード
060310910
授業科目名
水圏天然物化学
単位数
2.0
主担当
教員名
松永
茂樹
授業の目標・概要
陸上にいない種類の生物が水圏には多数生息する。生体を構成し生命を維持するために不可欠な物質は、すべての生物
種に共通で、一次代謝産物とよばれる。一方、特定の生物種にのみ含まれる化合物を包括的に二次代謝産物と呼ぶが、そ
れらの生産者における役割は多くのもので解明されていない。二次代謝産物には、有用な生物活性を示すため、ファイン
ケミカルとして重用されているものが多数ある。天然物化学は二次代謝産物について学ぶ学問である。
水圏生物由来の天然物には、陸上生物由来のものとは、化学構造が異なり別種の生理活性を示すものが多く見いだされ
る。本講義では水圏生物由来の天然物の化学構造、生物活性、生態系での役割および人間生活との関わりについて紹介す
る。
授業計画
1) 概論
2) 海藻の毒、水溶性貝毒
3) 脂溶性貝毒
4) フグ毒
5) シガテラ
6) 刺胞毒、魚類の刺毒・皮膚毒
7) シアノバクテリアおよびイモガイの毒
8) 微小管に作用する物質
9) アクチンおよびタンパク合成に作用する物質
10)酵素阻害物質
11) その他の生物活性物質
12) 海洋天然物の生産機構
13) 水圏生物における化学シグナル
成績評価方法
レポートの課題は授業中に指示する。
期末試験は定期試験期間中に行う。
試験日時:2015 年 2 月 4 日(水)2限
教室:農学部3号館水圏第1講義室
教科書
なし
時間割
コード
060310940
授業科目名
水産食品科学
単位数
2.0
主担当
教員名
潮
秀樹
授業の目標・概要
わが国では水圏生物を古くから水産食品あるいは水産物として利用してきており、近年でも動物性タンパク質源の約半
分を供給している。最近では水産物に種々の健康機能性物質が含まれていることが明らかにされており、世界中で魚食ブ
ームとなっている。わが国ではさらに活魚などの高鮮度の魚介類が市場に供給されている一方で、若者の魚離れも進んで
おり、上述した水産物の健康機能性から食育の重要性が指摘されている。本講義では水産食品の伝統性、多様性、重要性
を習得することを目的とする。
授業計画
9 月 29-30 日 学生指導(見学)旅行(今年度は静岡地域の水産食品加工工場ほか、松永教授ら引率)
10 月 7 日 ① 序論、魚介類の調理、魚食文化(潮)
10 月 14 日 ② 魚介類の鮮度保持(潮)
10 月 21 日 休講
10 月 28 日 ③ 水産食品の種類と特徴(潮)
11 月 4 日 ④ 魚肉練り製品(木下)
11 月 11 日 ⑤ 水産食品と遺伝子工学(浅川)
11 月 18 日 ⑥ 藻類の食品学的特性(岡田)
11 月 25 日 ⑦ 魚介類の呈味成分、匂い、色(潮)
12 月 2 日 ⑧ 水産食品の栄養価と健康機能性(潮)
12 月 9 日 ⑨ 水産物による食中毒(松永)
授業日程に変更がある場合にはシラバス上および掲示にて通知する。
成績評価方法
見学旅行の参加、見学旅行の簡単なレポートの提出、授業の出欠、などを総合的に評価する。
教科書
水産利用化学の基礎:渡部終五編、恒星社厚生閣
- 72 -
時間割
コード
060310950
授業科目名
水生植物学
単位数
2.0
主担当
教員名
田中
次郎
授業の目標・概要
水生植物とは海水、汽水、淡水などの水界に生育する藻類および一部種子植物を含む生物群であり、生物系統上様々な
分類群が含まれている。これらは第一次生産者として水界生態系の底辺をなす重要な群である。特に海産の藻類による第
一次生産量は地球全体の半分ともいわれ、熱帯雨林のそれ以上である。近年急速に進行する沿岸生態系の崩壊に伴う藻類
相の単純化が社会問題となりつつあるが、一般には深刻に受けとめられていない。
そこで本講義では藻類(海藻=かいそう、淡水藻、汽水藻)と海産種子植物(海草=うみくさ)に焦点を当て、いかに
多様な水性植物群が地球上に存在するかを述べ、さらにそれらの生殖や生活環の多様性、分類形質と分類体系、形態学的
な特徴などの基礎的な知識を解説する。これらを習得することで水界生態系の中でそれぞれのグループがどのような役割
を果たしているかを考えていく際の基礎としたい。
授業計画
○藻類の生物界での系統的位置
○藻類学の歴史と学名命名法
○藻類の生活環の多様性
○藍藻綱(シアノバクテリア)の系統と分類
○紅色植物門の系統
○紅藻綱の分類
○黄色植物門の系統
○褐藻綱の分類
○緑色植物門の系統
○アオサ藻綱の分類
○緑藻綱、車軸藻綱の分類
○海産種子植物の分類
○藻類の分布
○藻類の利用
成績評価方法
出席とレポート提出により評価する。レポート課題は授業中に指示する。
教科書
藻類多様性の生物学、千原光雄編著、内田老鶴圃、4-7536-4060-4 C304
日本の海藻ー基本284、田中次郎解説、平凡社、4-582-54237-9
- 73 -
時間割
コード
060310970
授業科目名
ヒトと動物の関係学
単位数
1.0
主担当
教員名
久和
茂
授業の目標・概要
概要:ヒトと動物の関係性によって動物は野生動物と家畜に大別され、さらに家畜へのヒトの係わり方によって後者は
家庭動物と産業動物に分けられる。家庭動物と暮らすことの効用が現代社会において注目されている現在、改めてヒトと
動物との多様な関係を直視し、今後の望むべき社会における両者の関係性を一緒に考察しよう。
授業計画
<2014 年度のスケジュール>
10/9 前多 敬一郎
ヒトと産業動物:食べるための動物たち
産業動物と呼ばれる家畜のほとんどが、食用であることに異論はあるまい。ヒトが肉を食べる時、その何倍かの穀物を消
費する。富めるものはますます奪い、貧しいものはますます搾取される。本講義では、現代畜産業の現状と課題について、
みなさんと考えてみたい。
10/16 久和 茂
科学上の利用に供される動物
教育、試験研究、生物製剤の製造などの科学上の目的を達成するために利用される動物を実験動物という。歴史的な経緯、
諸外国での対応を比較しながら、実験動物を介したヒトと動物の関係について述べる。
10/23 関崎 勉
病原体を介するヒトと動物の関係
ヒトと動物のいずれにも疾病を引き起こす病原体による感染症では、ヒトと動物の両者が加害者にも被害者にもなりうる。
そのような感染症の種類と病原体の特徴や、実際に起こった感染事例を取り上げて解説し、ヒトと動物のよりよい関係を
築くための方法について論じる。
10/30 眞鍋 昇
衣・食・住の源としての動物
私たち人類は、様々な動物を家畜化して利用することで、極北、高山、砂漠などの厳しい環境のなかでも暮らすことがで
き、独特の文化を編み出してきた。このような家畜を衣食住に利用してきた歴史を紐解きながら、最先端のアニマルバイ
オテクノロジーを駆使することで期待できる近未来の家畜の利用にもふれつつ、家畜の飼養・管理・利用に関わる倫理的
諸問題について述べる。
11/6 大野 耕一
動物の消化器内科の現場から
脂肪肝とヘリコバクター性十二指腸潰瘍を患う臨床獣医師(講師)の語る、動物の消化器・肝臓疾患、そしてそこから考
える人対人、人対動物のコミュニケーション。
11/13 局 博一
伴侶動物と人のかかわりの世界:セラピー動物の活躍
伴侶動物は「情操教育」、「心身のリハビリテーション」、「スポーツ・レジャー」の3つの分野のすべてにわたって貢献す
ることができる素晴しい生き物である。この講義では、伴侶動物と人のかかわりを実際の活動紹介も含め、生物学的、医
学的な効果や相互作用などを中心に取り上げる。
11/20 望月 学
関節リウマチ:ヒトとイヌの共通点、相違点
人医学における関節リウマチは現在でも原因不明で、根本的な治療もいまだ確立されていない難病である。発生率はそう
多くはないが、ほぼ同じ病因と考えられる病態がイヌにもある。獣医療の現場では、動物の病気をどう考えどう対応して
いくのか、ヒトの医療とどう違うのか、関節リウマチを例に考察してみよう。
成績評価方法
<レポート:下記の1および2>
1.興味を持った講義を 3 つ選び、自分が理解した内容と感想を記す。
それぞれ A4 で 2〜3 枚程度
2.全体を通じての感想を記す。
A4 で半枚程度
12 月 12 日(金)までに、ワードのファイルをメール添付で、またはプリントアウトを直接、久和(学部委員)まで提出
のこと。
評価は出欠とレポートで行う。
教科書
特になし
- 74 -
時間割
コード
060310980
授業科目名
応用遺伝学
単位数
2.0
主担当
教員名
内藤
邦彦
授業の目標・概要
遺伝学は、現在、生命科学全体のなかでも中心的な法則を構成する存在となっている。遺伝子の概念は、それまでの古
典的な経験法則の累積から、近年の集団遺伝学や分子遺伝学の著しい進歩により理論的構成をもつ学問へと構成されてき
た。本講義では遺伝学を「突然変異の利用と突然変異の解析を通じて生命現象の探求(遺伝子の機能やその制御を含む)
および遺伝子が伝えられていく課程(進化を含む)を研究する学問」と定義し、これを理解するために必要となる遺伝子
の構造と変異、集団・進化遺伝学の基礎について哺乳類を中心に平易に紹介した後、バイオテクノロジーを応用した遺伝
子の同定と機能解析について解説する。
授業計画
(Ⅰ)遺伝学の基礎-メンデルとメンデル遺伝学
(Ⅱ)遺伝子の構造と異常
a)染色体の構造と細胞分裂
b)染色体異常
c)哺乳類のゲノム構造
d)DNAレベルの異常
(Ⅲ)集団遺伝学-Hardy.Weinberg の法則
(Ⅳ)進化遺伝学-分子系統樹の作り方
(Ⅴ)遺伝子の同定と機能解析
a)正方向遺伝学
b)逆方向遺伝学
成績評価方法
期末試験と出席点により評価する。
期末試験は定期試験期間に行う。
試験日時:2015 年 2 月 2 日(月)1 限
教室:農学部7号館 A 棟 405 号室
教科書
特に指定はしないが参考文献として以下の書籍がある
1) 応用動物遺伝学 東條英昭他、朝倉書店、4-254-45023-1 C3061
2)新家畜育種学、岡田育穂・東條英昭他、朝倉書店、4-254-45013-3 C3061
3)動物発生工学、岩倉洋一郎・東條英昭他、朝倉書店、4-254-45020-6C3061
時間割
コード
060310990
授業科目名
応用免疫学
単位数
2.0
主担当
教員名
松本
芳嗣
授業の目標・概要
現代の「免疫学」は「病から免れる」という現象を解き明かす学問であるにとどまらず、広く生物学の重要な一分野と
なっています。すなわち免疫系が生体の感染防御機構であることは言うに及ばず、老化、発癌、妊娠など広く生命現象の
根幹的な調節機構として機能していることが知られています。分子生物学の進歩、遺伝子工学的な技術はいちはやく免疫
学の研究に導入され、さまざまな免疫現象が分子レベルで明らかにされつつあります。これら免疫学の基本原理を生体、
細胞、分子レベルで理解することを目標とします。
授業計画
1.抗原と抗体
2.抗体の特異性
3.抗原抗体反応
4.抗原提示
5.獲得性免疫
6.T 細胞応答
7.サイトカインネットワーク
8.感染症と免疫
9.アレルギー
10.自然免疫
11.ワクチン
成績評価方法
出席と定期試験期間中に行う試験により評価を行う。
試験日時:未定
教室:農学部 7 号館 A 棟 106 号室
教科書
参考書
1.イラストでみる獣医免疫学 第 7 版 Ian R. Tizard 著 古澤修一、保田昌宏、多田富雄監訳、interzoo
2.動物の免疫学 第 2 版 小沼操、小野寺節、山内一也編、文永堂出版
3.Roitt`s Essential Immunology, P.J. Delves, S.J. Martin, D.R. Burton and I.M. Ritt, Blackwell Publishing
- 75 -
時間割
コード
060311016
授業科目名
動物細胞生化学Ⅱ
単位数
2.0
主担当
教員名
塩田
邦郎
授業の目標・概要
細胞膜の構成と膜輸送、細胞骨格、エネルギー変換、さらに幹細胞からの細胞・組織の再生、組織再生およびゲノムの
破たんの結果として“がん”の基礎について講義する。
授業計画
①【10 月 7 日】 膜の構造1 Chap 10
②【10 月 14 日】 膜の構造2 Chap 10
③【10 月 21 日】 エネルギー変換、ミトコンドリア 1 Chap 14
④【10 月 28 日】 エネルギー変換、ミトコンドリア 2 Chap 14
⑤【11 月 4 日】 ミトコンドリアのゲノム Chap14
⑥【11 月 11 日】 細胞内区画とタンパクの選別1
Chap 12
⑦【11 月 18 日】 細胞内区画とタンパクの選別2 Chap 12
⑧【11 月 25 日】 細胞内における小胞の移動1 Chap 13
⑨【12 月 2 日】 細胞内における小胞の移動2
Chap 13
⑩【12 月 9 日】 細胞の情報伝達1 Chap 15
⑪【12 月 16 日】 細胞の情報伝達2 Chap 15
⑫【 1 月 6 日】 専門化した組織、幹細胞と組織の再生1 Chap 23
⑬【 1 月 13 日】 専門化した組織、幹細胞と組織の再生2 Chap 23
⑭【 1 月 20 日】 予備
⑮【 1 月 27 日】 期末試験
成績評価方法
学期中に小試験(2‐3 回講義内容)を数回行う予定。小試験の成績が良ければ期末試験を受ける必要は無い。
小試験の成績が一定に達しない学生を対象に最終試験(期末試験)を行う。
試験日時:2015 年 1 月 27 日(火)2 限
教室:農学部 7 号館 A 棟 106 号室
教科書
細胞の分子生物学
時間割
コード
第 5 版(Newton PressISBN078-4-315-51867-2)
060311020
授業科目名
動物行動学
単位数
2.0
主担当
教員名
森
裕司
授業の目標・概要
動物はどのような局面でどのような行動パターンを示すのだろう?本講義では、まず動物行動学の発展の歴史を振り返
りながら、動物行動学や行動生態学の基盤となる概念を紹介する。つぎに身近な哺乳類を中心に、維持行動や生殖行動の
動物種差について論じ、それぞれの行動の発現を司るメカニズムについて最近の神経行動学的研究の成果を紹介しながら
解説する。これにより高等動物における行動のレパートリーの多様性と統一性について学ぶ。
授業計画
1.動物行動学の基本概念
2.行動の進化
3.行動の発達
4.行動の周期性
5.行動の動機づけと情動系
6.行動に影響する生理物質
7.コミュニケーション行動
8.生殖行動
9.社会行動
10.維持行動
11.行動変容と学習理論
12.行動治療学の基礎
13.動物福祉の行動学的評価
14.動物行動学的研究の基礎的手法
成績評価方法
成績は、出席と講義中に毎回行う小テストをもって評価し、期末テストは行わない。
教科書
参考図書:動物行動学(2012) ISBN4978-4-89995-619-8
動物看護のための動物行動学(2004) ISBN4-938807-44-3-c3047
臨床獣医師のためのイヌとネコの問題行動治療マニュアル(2001) ISBN4-938807-24-5-c3045
動物行動医学(2003) ISBN4-88500-828-x-c3045
ドメスティック・ドッグ(1999) ISBN4-88500-813-1-c3045
ドメスティック・キャット(2006) ISBN4-88500-829-8-c3045
犬の行動学入門 (2008) ISBN978-4-902600-27-8
犬と猫の行動学:基礎から臨床へ(2008) ISBN978-87362-155-5-c3061
獣医精神薬理学(2007) ISBN978-4-938807-78-8-c3047
動物行動学入門(1995) ISBN4-88500-805-0-c3045
- 76 -
時間割
コード
060311031
授業科目名
動物生命システム科学Ⅰ
単位数
2.0
主担当
教員名
動物生命システム
科学専修各教員
授業の目標・概要
応用動物科学専攻の教員が連携して、各教員が担当する専門領域を順番に取り上げ、各学問分野における最新の研究成
果についても紹介しながら、生体機能の高次制御機構や動物機能科学についてより高度な内容の講義を行う。本講義の目
的は、動物の生命システムを遺伝子から生態系に至る広い視野で捉え、また様々な研究分野におけるトピックを理解する
ための機会を、応用動物科学に関心を持つ学生に提供することにある。
授業計画
各教員が担当する専門領域を順番に取り上げ、各学問分野における最新の研究成果を紹介する。
成績評価方法
出席とレポート提出(課題および締切は授業最終日に指示,掲示板にも掲示)により評価する。
教科書
なし
時間割
コード
060311041
授業科目名
動物生命システム科学Ⅱ
単位数
2.0
主担当
教員名
動物生命システム
科学専修各教員
授業の目標・概要
応用動物科学専攻の教員が連携して、各教員が担当する専門領域を順番に取り上げ、各学問分野における最新の研究成
果についても紹介しながら、生体機能の高次制御機構や動物機能科学についてより高度な内容の講義を行う。本講義の目
的は、動物の生命システムを遺伝子から生態系に至る広い視野で捉え、また様々な研究分野におけるトピックを理解する
ための機会を、応用動物科学に関心を持つ学生に提供することにある。
授業計画
各教員が担当する専門領域を順番に取り上げ、各学問分野における最新の研究成果を紹介する。
成績評価方法
出席とレポート提出(課題および締切は授業最終日に指示、掲示板にも掲示)により評価する。
教科書
なし
- 77 -
時間割
コード
060311071
授業科目名
発生学
単位数
1.0
主担当
教員名
九郎丸
正道
授業の目標・概要
発生学は受精、胚子発生、胎子発生そして出産に至るまでを扱う学問であるが、本講義の内容は受精から胚子発生を中
心とする。また一部器官発生についても解説する。講義内容は基礎的な形態学から分子発生学が中心となるが、発生生物
学、再生医学の最先端の研究成果にも触れ、形態形成から器官形成を理解し、再生医療の理解のための基盤作りを目的と
する。対象動物はマウスをげっ歯類(マウス)を中心とし、有蹄類(ウマ、ブタ、反芻類)
、食肉類(イヌ)
、およびヒトも
含めた広く哺乳類全般とし、発生過程における哺乳類共通事項と相違点も触れる。さらには先天異常あるいは化学的(含
む環境要因)要因による奇形発生についても触れ、その発生メカニズムの理解を深める。
授業計画
1-2) 発生学の Overview (原始生殖細胞の移動、精子発生と卵子発生、生殖器系の発生、性分化のしくみを理解する)
3) 初期発生、着床、三胚葉形成 (初期胚から原腸胚が形成されるまでの過程を動物種の違いとともに理解する)
4-5) 中胚葉形成 (初期の中胚葉形成、 血球分化、血管形成、心臓形成、骨格筋、泌尿器、副腎の発生を理解する)
6) 内胚葉形成 (原始腸管の形成のしくみ、消化器系, 呼吸器系の分化を理解する)
7) 外胚葉形成 (神経系の分化を理解する)
8) 胎盤の形成と機能と発生異常を引き起こす要因
成績評価方法
講義期間中の試験(下記)により、成績を評価する。
日時:12 月 5 日(金)5 限 (16:30-18:10)
場所:7号館A棟 104/5 号室
教科書
参考図書
Developmental Biology 10th Edition Scott F. Gilbert devbio.com
Principles of Development 4th Edition
Oxford Uni Press
動物発生学 文英堂出版
時間割
コード
060311081
授業科目名
神経解剖学
単位数
1.0
主担当
教員名
九郎丸
正道
授業の目標・概要
神経系の基本構造を知り、その機能を伝導路の複合体として理解することを目標とする。まず、神経系の基本素子であ
る構成細胞の構造と機能を知り、次に神経系の基本区分をその発生を通して学ぶ。さらに中枢神経系と末梢神経系の各部
の構造、それらを連絡する伝導路を理解する。神経系は多様な伝導路が集まることで機能する。本講義では、その中でも
重要な感覚、運動ならびに高次機能を担う伝導路に焦点を当てて、神経系が障害されたときに生じる症状を理解するため
の基礎を身につける。
授業計画
1)総論(担当:小林)
神経系とは、構成細胞、発生、中枢神経系の区分、髄膜と血管
2)脊髄と脊髄神経(担当:小林)
基本構造、脊髄神経の線維成分
3)脳幹と脳神経(担当:松井)
基本構造、脳神経の分類と線維成分
4)大脳と小脳(担当:松井)
終脳皮質・終脳基底核・間脳・小脳の構造と機能
5)運動と感覚の伝導路(担当:松井)
錐体路、体性感覚の伝導路、視覚・聴覚・味覚・嗅覚の伝導路
6)終脳皮質と高次機能、神経系の損傷と症状(担当:松井)
終脳皮質の区分(一次感覚野、運動関連領野、連合野)、終脳皮質の損傷と症状、脊髄の損傷と症状
成績評価方法
期末試験により評価する。
試験日時:2 月 6 日(金)5 限(16:40〜18:10)
教室:農学部7号館A棟 104/105
教科書
講義時に資料を配付する。
- 78 -
時間割
コード
060311093
授業科目名
獣医解剖学
単位数
2.0
主担当
教員名
九郎丸
正道
授業の目標・概要
まず、犬の身体各部の諸構造について解説する。基本的な解剖用語の説明から始め、犬の外表面の構造、続いて骨、関
節、筋肉等の運動装置について、さらに各内臓の位置、特徴、各部の名称、血管系の名称と走行、脳、脊髄の各部の名称、
末梢神経系の名称と分布等について順次解説する。次に、犬以外の家畜を種ごとに取り上げ、これまで学習した犬の解剖
学についての知識を基に、体の構造に関する種間差の理解を求める。
授業計画
1)解剖用語・外皮
2)運動装置Ⅰ
3)運動装置Ⅱ
4)内臓学Ⅰ
5)内臓学Ⅱ
6)脈管学
7)神経学
8)猫、豚
9)反芻類
10)馬
11)ニワトリ
12)ウサギ・ラット
13)野生動物
14)ヒトとの比較
1)〜7)は犬を扱う。
成績評価方法
小テスト(1回)と期末試験(定期試験期間中に実施)により評価。
試験日時:2015 年 2 月 6 日(金)1 限
教室:農学部 7 号館 A 棟 104/105 号室
教科書
1) 犬の解剖 カラーリングアトラス、日本獣医解剖学会監修、学窓社、4-87362-117-8 C3061
2) カラーアトラス獣医解剖学 増補改訂版 上巻 カラーアトラス獣医解剖学編集委員会監訳、チクサン出版社、
978-4-88500-671-5 C3047
3)
カラーアトラス獣医解剖学 増補改訂版 下巻 カラーアトラス獣医解剖学編集委員会監訳、チクサン出版社、
978-4-88500-672-2 C3047
4) 獣医解剖・組織・発生学 日本獣医解剖学会編、学窓社、978-4-87362-719
毎回、プリントを配付
時間割
コード
060311121
授業科目名
神経生理学
単位数
1.0
主担当
教員名
九郎丸
正道
授業の目標・概要
神経系の構成単位である1個のニューロンの基本的機能は情報坦体を受容して興奮し、神経伝達物質を放出することで
しかない。しかし、それらが一旦ネットワークを構築すると情報の保持が可能になり、その系に同じ入力があっても、よ
り生存に適した出力を形成することが可能となる。その背景にはシナプスにおける情報の伝達効率の様々な因子による修
飾があると考えられている。また、中枢神経系における情報の統合機能は階層的に配置されており、それを学ぶことによ
り神経系の進化を窺い知ることができる。生体は内外環境の変化を感覚受容器によりモニターして中枢神経系へと伝達し、
中枢神経系はそれらの情報を統合することにより遠心性出力を調整して環境変化に対応している。感覚受容器は生体の内
外環境の各種の型のエネルギーを感覚神経の活動電位に変換する変換器として機能するが、各感覚受容器は特定の刺激に
のみ反応するという、厳密な特殊性を満たすように進化してきている。一方、遠心性出力の標的としての筋は膜の興奮が
収縮という蛋白質のダイナミックな変化と連関している。これら一連の情報の流れには全て興奮性細胞が関わっており、
その生理を知ることは関連する病態を理解するうえでも重要である。
授業計画
1)神経系の構成と機能
2)体性機能制御系
3)自律機能制御系
4)脳の高次機能
5)化学感覚受容機構
6)視覚・聴覚受容機構
7)筋の電気現象と収縮機序
成績評価方法
授業最終日に試験により評価する。
試験日時:未定
教室:農学部 7 号館 A 棟 106
持ち込み不可
教科書
獣医生理学、高橋迪雄監訳、文永堂出版、4-8300-3181-6
- 79 -
時間割
コード
060311130
授業科目名
内分泌・代謝生理学
単位数
1.0
主担当
教員名
西原
眞杉
授業の目標・概要
内分泌系は神経系とともに生体内における細胞間の情報伝達を担い、各器官の機能を調節する二大情報伝達系をなして
いる。内分泌系による情報伝達は化学物質を介した液性情報伝達であり、一般に情報担体(ホルモン)は血液により標的
器官に運搬されている。しかし、分泌された局所でのみ作用を発揮するような情報伝達も重要な意義を持っていることが
明らかになってきている。ホルモンの分泌量やそのパターンは生体内外の環境変化に対応して厳密に制御されており、ホ
メオスタシスの維持に必須の役割を果たしている。動物が自己を維持していくには、エネルギーの産生や体成分の構成の
ための生化学的反応、すなわち代謝が不可欠であり、代謝や成長も内分泌系により巧妙に制御されている。また、代謝に
伴う体内物質の分解や排泄による喪失を補填するために、生物は体外の物質を栄養素として摂取する必要がある。栄養素
の摂取は動物の個体維持の根幹となるもので、その食性は極めて多様であり、また動物の消化・吸収機構もその食性に応
じて多様に分化している。消化器系は内在性神経系と消化管ホルモンによる極めて高度な自動調節能をもっている。
授業計画
1)ストレスと内分泌反応
2)水・電解質平衡の内分泌制御
3)骨の生理学とその内分泌制御
4)栄養素の消化及び吸収
5)代謝制御概論
6)物質代謝とその内分泌制御
7)基礎代謝とその内分泌制御
8)成長とその内分泌制御
成績評価方法
試験により評価する。試験は定期試験期間に行う。
試験日時:2 月 3 日(火)1 限
教室:7 号館 106 号室
持ち込み不可
教科書
獣医生理学、高橋迪雄監訳、文永堂出版、4-8300-3181-6
時間割
コード
060311140
授業科目名
体液生理学
単位数
授業の目標・概要
動物の呼吸・循環と腎臓機能の生理に関する基礎的事項を履修する。
授業計画
呼吸・循環系と体液系の生理学に分けて行う。
成績評価方法
定期試験期間に行う期末試験より評価する。
試験日時:2015 年 2 月 3 日(火)2 限
教室:農学部 7 号館A棟 7A-106
教科書
参考図書:獣医生理学(文永堂)、犬と猫の呼吸器疾患(インターズー)
- 80 -
1.0
主担当
教員名
桑原
正貴
時間割
コード
060311153
授業科目名
環境衛生学
単位数
2.0
主担当
教員名
桑原
正貴
授業の目標・概要
人や動物の健康にとってより良い環境を維持し、地球生態系の保全に貢献するために、これまでの歴史と現状を学び、
化学物質や病原微生物と健康との関わりについて必要な関連法規も含め理解する。
授業計画
(1)総論
(2)生活環境に関して(温度、空気、光など)
(3)環境問題
(4)衛生動物
成績評価方法
定期試験期間に行う期末試験より評価する。
試験日時:2015 年 2 月 4 日(水)1 限
教室:農学部 7 号館 A 棟 106
教科書
時間割
コード
060311213
授業科目名
臨床栄養学
単位数
2.0
主担当
教員名
眞鍋
昇
授業の目標・概要
哺乳類の食性はイヌ、ネコ、マウスのようなもっぱら動物を餌とする食肉動物、ウシ、ウマ、ヒツジ、ヤギ、ウサギの
ような植物を餌とする草食動物、ブタ、ラットのような雑食動物など多様である。食性が変わると摂取しなくてはならな
い成分や摂取した物質の代謝が異なる。人間は哺乳類だけでなくニワトリやアヒルなどの鳥類も飼養しているが、これら
の人間とともに暮らしている様々な動物が健康に暮らすためには適切な成分を含む餌を適量摂取しなくてはならず、不適
切であることに起因する様々な疾病が知られている。また疾病によっては栄養管理が治療上重要な役割をはたす場合も多
い。獣医師が動物を適切にマネジメントするための基盤として、基礎科学としての栄養学とその応用科学としての飼養学
を講じる。
授業計画
はじめに動物の栄養学の基礎と臨床栄養学の概念を総論として、続いて肉食動物、雑食動物、草食動物などの産業動物
や小動物の各々について実際に飼養する場面を想定して具体的留意点をあげながら各論を下記の要点を含めながら講じ
る。
1. 栄養素の利用と代謝:消化吸収された糖質、脂質、タンパク質等の体内での利用および代謝経路(糖質、脂質、アミ
ノ酸などの生体内移行経路と代謝経路)について講じ、各栄養素の過不足と病態の関係(ビタミン、ミネラルなどの機能
と欠乏症、過剰症、治療法)について講じる。
2. 臨床栄養学の必要性:健常動物における臨床栄養学の意義および病態にあわせた栄養管理の意義と方法を講じる。
3. 消化器や内分泌疾患などにおける栄養管理:病態および食事性因子について講じる。すなわち、主要な消化器疾患、
泌尿器疾患(腎不全や尿石症など)、循環器疾患(高血圧、うっ血性心不全など)、糖尿病、アレルギー性皮膚疾患、骨関
節疾患などの病態と食事による増悪、改善因子など、ならびに各病態に適切に対応した食事療法などの栄養管理を具体的
に講じる。
成績評価方法
講義への出席と随時行う小試験および期末試験(「定期試験期間」に実施する)に基づいて評価する。
教科書
適切な資料や冊子を配付する。
- 81 -
時間割
コード
060311240
授業科目名
生物素材化学概論
単位数
2.0
主担当
教員名
五十嵐
圭日子
授業の目標・概要
生物は生命活動を展開する場として自らをさまざまな姿に形作るとともに、外界へ働きかけるため、あるいは、外界か
ら防御するために、さまざまな組織構造を形作る。これらの組織構造は生物の進化とともに、より複雑でより精緻なもの
へと発展してきた。
『生物素材化学』は、このような生物が創り出す精緻な構造体やそれを構成する有機物質を素材として
用い、人間生活に寄与する物質へと有機化学的・生化学的に変換することをめざすための学問である。この中には、生物
が創り出す構造体や有機物の優れた秘密を解明することにより、新しい有用物質の分子設計に活かすことも含まれている。
本講義は『生物素材化学』という学問・研究分野への入門を企図して開講される。
授業計画
1)有機物の蓄積・循環における維管束植物の歴史的役割
2)生物素材の階層性、大きさと形
3)生物素材の化学的変換
現存バイオリファイナリ技術
新バイオリファイナリ技術
4)生物素材のマテリアル科学
セルロース
キチン
リグニン
生分解性プラスチック
カーボン
5)生物素材のバイオテクノロジー
成績評価方法
レポートと出席点により評価。レポートは、講義内容から3つのトピックを選んで、それぞれ、A4 2枚程度にまとめる。
レポートには、タイトル・氏名・所属・学生証番号の他に、そのトピックを講義した教員名も明示すること。
提出先等に関しては、追って連絡する。
教科書
特になし。適宜プリントを配付する。
時間割
コード
060311250
授業科目名
基礎高分子化学
単位数
2.0
主担当
教員名
竹村
彰夫
授業の目標・概要
木質材料の利用に欠かせない接着剤や塗料、また生分解性材料は高分子材料である。本講義では高分子の性質を理解す
るために高分子の合成、物性の基礎について学習する。講義内容は以下に大別される。第一は、高分子合成の基礎、高分
子の構造と物性に関する基礎知識について述べる。第二では汎用高分子に多用されるビニル化合物の合成の基礎について
述べる。第三ではエンジニアリングプラスチックなどを合成するための重縮合反応の基礎について述べる。第四では高分
子溶液・固体の熱力学的性質、レオロジーについて述べる。
授業計画
1)高分子の化学構造
2)高分子の特性と合成反応の分類
3)高分子の分子量、分子量分布の測定
4)基礎溶液論
5)基礎粘弾性
6)ラジカル重合の基礎
7)重縮合・重付加の基礎
8)付加縮合反応
9)天然高分子の誘導体化
10)分解反応
11)高分子の界面化学
12)接着理論
13)表面処理
成績評価方法
期末試験は授業最終日(1/26)に行い、プリント等の持ち込みは不可とする。
期末試験と出席点により評価する。
教科書
プリントを配付する。
- 82 -
時間割
コード
060311270
授業科目名
植物バイオマス化学
単位数
2.0
主担当
教員名
松本
雄二
授業の目標・概要
This lecture will be given in English on request basis from students.
再生産可能な資源としての植物バイオマスへの依存度は今後ますます高まっていくと考えられる。植物資源の中核であ
る木材は、化学的資源と言う側面で見るならば、紙、フィルム、繊維、医薬品等の原材料として、我々の生活に不可欠の
ものとなっている。最近ではこれらに加え、エネルギー資源としての側面も重要になりつつある。本講義では木材を中心
とした植物バイオマスの全体像を化学的側面から把握するとともに、主要成分の化学的あるいは生化学的変換法、その過
程における化学的・生化学的諸反応について学ぶ。これらを通じて、植物バイオマスの化学的資源としての重要性を理解
する。
授業計画
1)物質資源およびエネルギー資源としてのバイオマス
Biomass as material and energy resource
2)バイオマスとしての植物資源の賦存量と分布
Amount and distribution of plant resources as biomass
3)多糖類およびリグニンの化学的反応性
Chemical reactivity of polysaccharides and lignin
4)バイオマスのカスケード型利用
Cascade type utilization of biomass
5)主要化学成分利用のための成分分離法
Bio-refinery for the chemical utilization of main chemical components of plant cell wall
6)植物細胞壁の糖化法
Saccharification of plant cell wall
7)細胞壁構成成分の高分子としての有効利用法
Utilization of plant cell wall components as polymers
8)細胞壁構成成分の低分子化による有効利用法
Utilization of plant cell wall components by chemical degradation
9)化学パルプ製造プロセスにおける細胞壁成分の化学反応
Chemical reactions of plant cell wall involved in the chemical pulping process
成績評価方法
期末試験と出席点により評価する。
試験は定期試験期間中の講義と同じ曜日・時間(2/3(火) 4 限)、場所(5 号館・105 号室)で行なう。
教科書、ノートなどの持ち込みは不可の予定。
教科書
1)木質バイオマスの利用技術、諸星紀幸・飯塚堯介、文永堂出版、4-8300-4060-2
2) 木質の化学、日本木材学会編、文永堂出版、978-4-8300-4118-1 C3061
時間割
コード
060311281
授業科目名
バイオマス生物工学
単位数
2.0
主担当
教員名
五十嵐
圭日子
授業の目標・概要
「バイオマス(biomass)」とは、生物が創り出す再生可能な有機資源のことである。石油や石炭などの化石資源の枯渇
や価格の高騰によるエネルギー・資源問題、さらに大気中の二酸化炭素濃度の上昇や地球温暖化といった環境問題を解決
していくためには、光合成によって二酸化炭素と水から生産された有機化合物をより高度に利用していくことが重要であ
る。本講義では、バイオマスを生物工学によって変換利用するために必要な基礎学(生化学と分子生物学)を習得すると
同時に、バイオエタノール、バイオプラスチックおよびきのこ生産などに関して、バイオマスが実際に利用される応用例
として学ぶ。
授業計画
1.バイオマスの基礎
2.バイオマス利用に用いられる生化学
3.バイオマス利用に用いられる分子生物学
4.バイオマス利用の実際
・バイオエタノール
・バイオプラスチック
・キノコ生産
成績評価方法
出席と期末試験によって評価する。
試験日時:授業最終日に行う予定であるが詳細は追って連絡する。
教科書
資料などは講義毎に配付する。
- 83 -
時間割
コード
060311310
授業科目名
高分子材料学
単位数
2.0
主担当
教員名
竹村
彰夫
授業の目標・概要
バイオマス中特に多用されている木質資源の有効利用や機能化に欠かせない接着や複合化の分野を中心に、 繊維、 プラ
スチック、 エラストマーなど生活に関わっている高分子材料について講義する。 講義では高分子の合成法、 化学構造と実
用特性の関連およびそれに由来する利用法について高分子物性の基礎を織り交ぜながら概説する。 また、 天然高分子の誘
導体化 (化学加工) と天然―合成高分子の複合化についても言及する。
授業計画
1) 高分子とは
2) 高分子の構造と物性
3) 熱可塑性樹脂
4) 熱硬化性樹脂
5) 接着剤
6) 塗料
7) 繊維
8) エラストマー
9)
10)
11)
12)
13)
14)
15)
16)
汎用プラスチック
エンジニアリングプラスチック
天然系高分子
天然高分子の誘導体化
無機高分子
機能性高分子
高分子の複合化
高分子の物理的および化学的試験法
成績評価方法
期末試験は試験期間内に行い、講義と同じ教室でおこなう。
また、プリント等の持ち込みは不可とする。
期末試験と出席点により評価する。
試験日時:2015 年 2 月 3 日(火)3 限
教室:農学部5号館 105 講義室
教科書
プリントを配付する。
時間割
コード
060311350
授業科目名
森林科学概論
単位数
2.0
主担当
教員名
石橋
整司
授業の目標・概要
本講義は森林を環境として、資源として、あるいは生命の源として捉え、そのメカニズムや人間との関わりを総括的に
解説する。具体的には、森林と人との関わり方について、植物・動物および様々な立地環境からなる森林生態系の構造と
機能について、森林における共生・競争・食物連鎖など生物間の相互作用と遺伝子の働きについて、森林資源および水資
源を持続的に利用するための資源・環境モニタリングと情報システムについて、木質系資源を有効に活用するための技術
について説明する。
授業計画
以下のようなスケジュール、内容で講義を行う。
H26.10.3 後藤
概要説明
H26.10.10
実習のため休講
H26.10.17 安村
森林を取り巻く最近の動向(森林・林業白書を中心に)
H26.10.24 芝野
森林測定(測量)
H26.10.31 鎌田
森林生物とその管理(森林昆虫を中心に)
H26.11.7 山田
森林生物とその管理(森林微生物を中心に)
H26.11.14 平尾
森林の生物多様性
H26.11.28 楠本
樹木の構造と機能
H26.12.5 後藤
森林樹木の遺伝的改良
H26.12.12 鴨田
森林生物の機能、樹木生理、二次代謝物の利用
H26.12.19 尾張
森林を利用、維持するための技術と情報管理
H27.1.9 石橋
森林資源の持続的利用のための森林管理・計画
H27.1.16 広嶋
森林の造成技術
H27.1.23 蔵治
森林流域の保全と災害防止
H27.1.30 浅野
森林の立地環境、森林土壌
H27.2.6
試験
成績評価方法
本講義は、試験と出席により評価する。ただし、平成 26 年 10 月 3 日から平成 27 年 1 月 30 日までに行われる 14 回の講義
のうち 8 回以上に出席していなければ試験を受ける資格を認めない。遅刻については 1 回分の出席とはみなされないので
注意すること。
試験日時:平成 27 年 2 月 6 日(金)10 時 30 分から 12 時 00 分
試験場所:5 号館 105 号室
教科書
なし
- 84 -
時間割
コード
060311360
授業科目名
有機反応機構
単位数
2.0
主担当
教員名
横山
朝哉
授業の目標・概要
生物によって生産された有機物は、それを原料とする工業的プロセスや自然界での物質代謝の過程で他の物質に変換さ
れる。物質の変換過程を有機化学的に理解するための基礎となる『有機反応機構』の基礎的な概念や考え方を学び、電子
移動を示す矢印を合理的に書けるようになることを、本講義では目的としている。特に、カルボニル基の化学について深
く学ぶ。なお、各種官能基の化学構造や性質について初歩的な知識があることを前提としている。
授業計画
1)はじめに
2)カルボニルの化学
3)脂肪族求核置換反応
4)求電子付加反応
5)β脱離反応
6)芳香族求電子置換反応
7)ペリ環状反応
8)逆合成解析
注:2)カルボニルの化学に時間をかけ、前半を通じてこれを行う。また、8)逆合成解析は、生命化学・工学専修担当の
渡邉秀典先生が行うが、日程は上記の順番ではなく、担当教員の予定によって早まる。
成績評価方法
主に期末試験(定期試験期間)により評価するが、出席点も加味する。
試験日時:平成 27 年 2 月 4 日(水)1 限
教室:農学部 1 号館第 7 講義室
補足:教科書・参考書等を含めて何でも持込&参照可
教科書
特定の教科書は使用しない。
時間割
コード
060311370
授業科目名
バイオマスエネルギー工学
単位数
2.0
主担当
教員名
芋生
憲司
授業の目標・概要
生物は量的に集合すれば、バイオマス資源としてマテリアルやエネルギー源として産業に利用できる。バイオマスは、
光合成により大気中の二酸化炭素を固定し自らの植物体を形成するので、例え燃焼して二酸化炭素を放出しても、同量を
植林などにより再固定すれば大気中の二酸化炭素濃度に影響を与えない。この性質をカーボンニュートラルと称し、化石
燃料に代替する再生可能エネルギーとしてバイオマスが注目されている。本講義では、バイオマスの特質について解説し、
その資源量、エネルギー変換プロセス、技術的課題、二酸化炭素削減効果、各国のバイオマス政策、将来展望について紹
介すると共に、わが国と世界のエネルギー事情についても解説する。
授業計画
序.エネルギー資源と消費
1.バイオマス資源
2.バイオマスによる二酸化炭素の固定
3.バイオマスの収集・運搬・前処理
4.バイオマス発電
5.熱化学的変換
6.生物化学的変換
7.固形燃料化
8.バイオエネルギーシステム
9.バイオマスエネルギーと地球環境
成績評価方法
出席と試験により評価する。
試験は定期試験期間に行う。
試験日時:2015 年 2 月 3 日(火)2 限
教室:農学部 7 号館 A 棟 114・115 教室
教科書
バイオマスエネルギー、横山伸也・芋生憲司 著、森北出版
- 85 -
時間割
コード
060311381
授業科目名
植物繊維科学
単位数
2.0
主担当
教員名
磯貝
明
2.0
主担当
教員名
齋藤
継之
授業の目標・概要
植物セルロース繊維の構造と単離精製方法、特性と応用展開について学ぶ
授業計画
1)セルロースの化学反応(エーテル化、加水分解、酸化、熱分解)
2)セルロースのナノファイバー化
3)植物の組織構造と化学成分
4)単繊維化と漂白
5)単繊維の構造と化学反応
6)植物繊維の界面化学的挙動
7)水系媒体での表面化学改質
8)サイズ剤とサイズ処理
9)セルロース繊維のフィブリル化
10)未来の先端材料ナノセルロース
成績評価方法
出席と定期試験期間に行う試験の成績
試験日時:2015 年 2 月 4 日(水)2 限
教室:農学部 5 号館 1 階 105 号室
教科書
なし
時間割
コード
060311400
授業科目名
界面科学
単位数
授業の目標・概要
コロイドと界面に関する諸現象の歴史的な進展の話から始め、それらの現象の実際における応用までを多面的に講義す
る。まず界面やコロイドの分類を行い、さらに界面が系の挙動を支配するような諸現象を扱うが、特にコロイドの安定性
の理論など基礎的な原理や実験法を実際の現象と関連づけながら解説する。界面科学は物理化学の一部として発展し、基
礎的な理論体系は 20 世紀前半に一応を完成を見たといえるが、現在は特に半導体における薄膜の形成やバイオテクノロジ
ー・医学などの先端技術の分野で年々応用分野が新たに開かれており、今後は特に生物材料の表面特性の制御など生命科
学の分野では特に重要な役割を果たすものと考えられる。本講義ではこれらの先端分野にも出来る限り触れる予定である。
授業計画
1)コロイドの分類
2)界面と微粒子
3)表面張力と界面活性
4)単分子膜と多分子膜
5)ミセルと液晶
6)ベシクル
7)微粒子分散系
8)吸着とねれ
9)界面電気現象
10)微粒子系での電気二重層と分散・凝集
11)微粒子系での吸着層と分散・凝集
12)微粒子の運動と光学的性質
13)ゾル・ゲル
14)エマルジョンと泡
15)身の回りの界面・コロイド
成績評価方法
出席および期末試験により評価する。
試験日時:平成 27 年 1 月 26 日(月)2 限(授業最終日)
教室:農学部 1 号館第 7 講義室
参考資料等:教科書・参考書持込不可
教科書
界面・コロイド化学の基礎、北原文雄著、講談社サイエンティフィク、4-06-153360-6
- 86 -
時間割
コード
060320040
授業科目名
緑地計画学
単位数
2.0
主担当
教員名
横張
真
授業の目標・概要
本講義の目的は、様々な空間を対象とした緑地計画のあり方とその背景を、多角的に論じることにある。本講義は 4 部
からなる。第 1 部では、近代以降の都市における緑地計画について、とくに日本における都市公園の成立や、現代の都市
における公園緑地の形態と機能を中心に論じる。第 2 部では、都市近郊の緑地計画について、都市近郊という空間の成立
過程やその特性を踏まえながら論じる。第 3 部では、農村および国土レベルでの環境保全のあり方を、農村緑地の保全と
いう観点から論じる。さらに第 4 部では、緑地計画を実現する枠組みとしての参加型計画のあり方について、環境アセス
メント等に論及しつつ展望する。
授業計画
1)都市の緑地計画
1.近代都市の誕生と公園緑地
2.近代都市公園の成立と公園緑地計画
3.現代の都市における公園緑地の形態と機能
2)都市近郊の緑地計画
1.都市近郊の誕生とその計画的整備
2.現代の都市近郊がもつ空間的・社会的特性
3.都市近郊緑地の計画的整備
3)農村の緑地計画
1.農業政策と環境保全
2.農林地の環境保全機能
3.流域環境の保全と農林地
4)環境アセスメントと参加型計画
1.環境アセスメントの枠組み
2.北米における参加型計画
3.わが国の参加型計画をめぐる課題
成績評価方法
期末試験により評価する。
教科書
なし
時間割
コード
060320050
授業科目名
緑化工学
単位数
2.0
主担当
教員名
高山
晴夫
授業の目標・概要
緑化工学は、緑の再生、復元、創出、保護等に関する計画、施工、管理などを対象とする総合科学である。緑は大気浄
化、浸食防止、水源涵養、景観保全の機能のほか、最近特に問題となっている都市のヒートアイランド現象の緩和、二酸
化炭素固定、生物多様性維持などの機能も持つ。多面的な機能を発揮できる緑を再生、復元、創出する緑化技術の役割は
重要である。 集中講義の1日目に、緑化の計画時に重要となる対象地の環境、緑化目標、緑化の素材や工法などに関し
て概説し、2日目には都市環境と都市緑化技術について、3日目には生物多様性保全に関わる緑化技術について、具体的
な例を挙げながら紹介し、問題点や今後の方向性について論じる。
授業計画
2015 年 2 月 12 日(木)~14 日(土)に実施する集中講義において、以下の項目について解説する。
1日目(緑化工学の概要)
1)緑化工学とは
2)緑の機能
3)対象地の環境評価
4)緑化目標の設定
5)緑化の要素技術
2日目(都市緑化)
6) 都市環境と緑化
7) 都市緑化技術
①屋上緑化
②壁面緑化
③室内緑化
3日目(生物多様性保全、その他)
8) 生物多様性保全とは
9) ビオトープ創生
10) 水辺緑化
11) 沙漠緑化
成績評価方法
授業の出席及び授業の最後に実施する試験により評価し、授業中に適宜実施する課題への回答の結果も加味して最終評価
を行う。
試験日時:2015 年 2 月 14 日(土)集中講義の最後
教室:農学部 1 号館 第 5 講義室
教科書
資料等を講義の際に配付する。
- 87 -
時間割
コード
060320060
授業科目名
都市農村計画学
単位数
2.0
主担当
教員名
村上
暁信
授業の目標・概要
人口減少,都市の縮退といった社会的動向や,環境共生という社会的要請を背景として,都市と農村の関係は従前とは
大きく異なってきている。これまでのような都市と農村を別々に扱う計画体系から脱却し,地域を一体的に整備していく
計画手法の確立が求められているといえる。本講義では上記の問題意識のもと,まず都市計画の歴史,農村計画の歴史,
都市と農村の関係の歴史について講義を行う。次に,地域づくり,まちづくりに関する基礎知識として都市計画や地域計
画制度等の活用方法,その適用の実際について講義を行う。その上で,今後の都市農村の一体的整備手法について,事例
をもとに議論をしていく。
授業計画
1)都市計画の歴史,農村計画の歴史1
2)都市計画の歴史,農村計画の歴史2
3)都市-農村の関係の変遷
4)地図から地域の環境を読む
5)都市農村地域の緑地環境
6)気候風土と都市農村
7)地域計画の種類とその視点
8)住み良い都市-農村地域を実現する規制・事業・誘導手法
9)持続可能な地域環境の整備に向けた課題
10)地域環境計画とその実現手法
11)計画制度適用の実際
12)地域計画の動向と今後
成績評価方法
最終レポートと出席、講義中に課す小レポート
最終レポート
提出方法: メールで提出。提出先アドレス、課題は授業中に指示をする。
提出期限: 2015 年 2 月 9 日(月)正午まで
教科書
初回講義時に参考図書を紹介する。
時間割
コード
060320070
授業科目名
森林リモートセンシング
単位数
2.0
主担当
教員名
露木
聡
授業の目標・概要
リモートセンシングは、広域の環境情報の把握やモニタリングをおこなうためには欠かすことのできない技術である。
本講義は、リモートセンシング技術を森林に応用するために必要となる基礎的な知識を学び、実習を通じてリモートセン
シング画像処理を体験することを目的とする。
授業計画
1)はじめに
2)リモートセンシングの基礎:リモートセンシングの概念、電磁波、分光反射特性
3)ディジタル画像とアナログ画像:ディジタルデータと画像データの特性
4)プラットフォームとセンサ:Landsat、SPOT、商業高解像度衛星、その他の衛星とセンサ
リモートセンシングデータ:入手法、メディア
5)空中写真と画像判読:空中写真の性質、空中写真の判読
6)画像処理Ⅰ:コンピュータによる画像処理とは、前処理
7)画像処理Ⅱ:変換、分類
8)画像処理Ⅲ:変化抽出、後処理
9)ディジタル画像処理実習
10)
〃
11)
〃
12)
〃
13)
〃
14)リモートセンシングの応用:REDD+とリモートセンシング
成績評価方法
授業レポート(2 回)
、実習レポートおよび出席により評価する。レポート課題および提出期限・提出先等は授業中に指示
する。
教科書
適宜プリントを配付する。
・授業テキスト
森林リモートセンシング 第 3 版、加藤正人編著、日本林業調査会、978-4-88965-198-0
・実習テキスト(必須:実習時に販売する)
リモートセンシング・GIS データ解析実習 ~入門編~、露木 聡、日本林業調査会、4-88965-157-8
- 88 -
時間割
コード
060320080
授業科目名
農村計画学
単位数
2.0
主担当
教員名
山路
永司
授業の目標・概要
農村計画の対象とする空間は、国土の大部分を占め、総人口の半数近くが住まう空間である。そこは農産物が生産され
る場であると同時に、緑豊かで美しく安らぎのある空間でもある。このような農村がかたち作られた経過を辿り、今後の
進むべき方向を明らかにすること、そのためになすべきことを理解し、考えることを講義の目標とする。
そのために、農村土地利用の現況、土地利用に関する法制度、最適土地利用計画のための手法を学ぶ。つづいて、農村
での生活圏に基づいた社会資本の整備方向や集落再編成の計画を考える。またアメニティを高めるための景観整備や環境
価値を高める手法に関して、諸外国の農村計画を含めて学ぶ。
以上の基礎的な内容を終えたところで、農村計画の具体的な事例を検討する。
具体的には、市町村規模あるいは集落規模において、農村計画を具体的に立案・検討する演習を行なう。
そのうえで、改めて、農村計画学の全体をレビューする。
授業計画
10/08 農村計画とは何か
10/22 農村土地利用計画
10/29 換地制度と土地利用秩序形成
11/05 農村計画演習(1)レポート提出
11/12 生活環境整備
11/19 農村計画演習(2)レポート講評
11/26 農村環境の保全と管理
12/03 中山間地域とその活性化
12/10 農村計画演習(3)改訂レポート提出
12/17 農村土地利用と景観
12/24 美しい村づくり
01/14 西欧の農村計画
01/21 途上国の農村開発・農村計画
01/28 期末試験
成績評価方法
以下の3項目の合計で評価する。
出席点(毎回)
20%
農村計画演習についてのレポート提出(2回)
30%
期末試験(01/28)
50%
教科書
1)農村計画学(2012)、千賀裕太郎編著、朝倉書店
2)改訂農村計画学(2003)、改訂農村計画学編集委員会編、農業土木学会、4-88980-108-1
時間割
コード
060320090
授業科目名
景観デザイン論
単位数
2.0
主担当
教員名
小野
良平
授業の目標・概要
景観・風景が単なる景色ではなく,人間と環境との間の現象であることを理解した上で,景観の保全やデザインに関わ
る諸々の課題や方法を知ることを目標とする。
授業では多様な景観概念に触れた上で,空間計画論的な立場における景観概念に沿いつつ,景観の評価およびデザイン
や保全の方法論について紹介する。また自然景観,都市景観,農山村景観など,具体的対象空間に分けて,景観・風景と
いう観点から環境の保全・形成を図っていく上での現状や課題について考察する。
授業計画
1) 景観・風景とは
2) 景観研究の歴史と景観概念の多義性
3) 景観の評価
4) 景観の知覚
5) 景観のデザイン
6) 景観保全の計画
7) 自然景観
8) 都市景観
9) 農山村景観
10) 漁村・港湾景観
11) 文化的景観・産業景観
12) 風景観の変遷
成績評価方法
レポート提出により評価する。
提出先:農学部 3 号館 1 階学生サービスセンター内レポートボックス
提出期限:2015 年 1 月 30 日(金)16:00
教科書
(参考書)景観用語事典、景観デザイン研究会、彰国社、4-395-10018-X
(参考書)ランドスケープ批評宣言、Landscape network901 編、INAX 出版
- 89 -
時間割
コード
060320100
授業科目名
リモートセンシング情報解析
学
単位数
2.0
主担当
教員名
細井
文樹
授業の目標・概要
環境情報の取得において、リモートセンシングは広域性・即時性・反復性など多くの特性を持ち、重要な技術と位置付
けられると同時に、今後も発展が期待される技術である。このリモートセンシングによって取得された情報、特に画像情
報から、有用な情報を抽出するためには、情報解析の一連の手法を学ぶ必要がある。本講義では、リモートセンシングの
概要を説明した後、1)画像処理の基本 と2)画像の分類を中心に解説する。画像処理の基本では、画像から特徴量を
抽出する手法や、幾何学的な変換を行う手法について説明する。分類では、画素中の画素(ピクセル)が持つ多次元の情
報を利用して、画像を分類する手法を説明する。
授業計画
1)リモートセンシングの概要
2)画像処理の基本Ⅰ-フィルタリング
3)画像処理の基本Ⅱ-特徴抽出
4)画像処理の基本Ⅲ-幾何学的変換
5)3 次元画像処理
6)分類I-画像と統計
7)分類Ⅱ-判別法
8)分類Ⅲ-クラスタリング
成績評価方法
成績評価方法:レポートと出席点により評価する。
課題提示方法:授業毎に出すミニレポートと、授業最終日以降の総合レポートを課す。
提出方法:ミニレポートは直接教員に提出、最終レポート提出場所は後ほど指示。
提出期限:最終レポートは 2015 年 2 月 2 日(月)
教科書
ディジタル画像処理、ディジタル画像処理編集委員会監修、CG-ARTS 協会、ISBN978-4-903474-01-4
時間割
コード
060320110
授業科目名
景観解析
単位数
2.0
主担当
教員名
高山
範理
授業の目標・概要
「景観」には、直接触れたり測ったりできる「モノ」としての側面と、人の感じ方である「ココロ」の側面がある。さ
らにその両方ともに、時間の推移によって変化していくこともある。この講義では、そうした景観という複雑な現象につ
いて、より客観的にとらえるための様々な解析方法について学ぶとともに、解析結果を通して具体的などのような計画や
デザインを提示できるのかについても紹介する。
授業計画
1.ガイダンス
2.景観の基礎
景観とは
人間の視知覚と行動の基礎
主要な関連概念
3.景観評価
評価の目的
景観評価手法の体系
物理的な測定技法
心理的な測定技法
景観評価にもとづく計画への応用
4.変化する景観の分析
物的な景観の変化
人と社会の変化
成績評価方法
期末のレポートに出席確認を兼ねる毎回の簡単なレポートの提出状況を加味して成績を評価する。
提出方法や提出期限については授業中に指示する。
教科書
参考書(必須ではありません)
・
「魅力ある森林景観づくりガイド ツーリズム、森林セラピー、環境教育のために」奥敬一、香川隆英、田中伸彦(編著)
全国林業改良普及協会
・「エビデンスからみた森林浴のストレス低減効果と今後の展開」高山範理(著) 新興医学出版社
・「景観用語辞典」篠原修・景観デザイン研究者会(編著) 彰国社
- 90 -
時間割
コード
060320160
授業科目名
砂防工学
単位数
2.0
主担当
教員名
鈴木
雅一
授業の目標・概要
わが国は海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込む、いわゆる「沈み込み地帯」に成立した島国であり、しかも、モ
ンスーン地帯にある。そのため、山崩れ、地すべり、土石流、各種の火山災害など激甚な土砂災害にたびたび見舞われる。
このような山地の土砂災害を防止するための科学は、日本では伝統的に森林科学の一分野として発展してきた。その学問
体系が砂防工学である。本講義では、その体系、すなわち、おもに森林保全学及び森林水文学の知識を基礎に、地表に起
こる各種土砂移動現象の発生メカニズムとそれによってひき起こされる土砂災害の防止技術を講義する。激甚な土砂災害
は森林の力だけでは防げない。したがって、土木工学的手法も取り入れた体系が成立している。林野庁の治山事業、国土
交通省の砂防事業の学問的基礎は砂防工学である。
授業計画
1)土砂移動現象と土砂災害
2)防災技術の工学的基礎水理学
3)防災技術の工学的基礎土砂水理学
4)防災技術の工学的基礎応用水文学
5)防災技術の工学的基礎土質力学
6)土砂災害防止の歴史
7)砂防計画
8)渓流工事
9)砂防ダムの設計
10)流路工
11)地すべり、崖崩れ対策
12)火山砂防
13)地震砂防
14)災害防止のソフト対策
15)治山砂防事業の将来像
成績評価方法
期末試験と出席点により評価する。
期末試験 「授業最終日」の 1 月 26 日(月)13:00-14:30
第7講義室
教科書
なし
時間割
コード
060320170
授業科目名
森林資源経済学
単位数
2.0
主担当
教員名
赤尾
健一
授業の目標・概要
森林資源の利用パターンはどのように決定されるのか。また、社会にとって望ましい森林資源の利用のあり方とはいか
なるものか。これらに関する経済学的な考え方を解説する。森林資源の利用は時間を通じての利用であること、森林資源
はさまざまな環境サービスを提供していること、そしてある種の森林生態系はいったん失われてしまうと復元できないこ
と(不可逆性)の3点に特に注目する。はじめに最も簡単な森林のモデルであるファウストマン式を論じる。そこで導出
される最適伐期齢が経済条件によってどのように変化するかを調べた後、環境サービスと不確実性をモデルに導入する。
不確実性下での公共政策のあり方、いったん破壊してしまうと元に戻せない資源の利用問題も論じる。授業は次に森林を
含むマクロ経済モデルを論じる。最適経路と競争均衡経路上での森林資源の利用について調べ、望ましい森林政策を明ら
かにする。最後に授業では共有地の悲劇の問題を取り上げる。受講生は高校の数Ⅲ程度の数学の知識があることを前提と
する。
授業計画
1) オリエンテーション
2) 森林保全の経済学
3) 最も簡単な森林経済モデル:ファウストマン式
4) ファウストマン式の比較静学分析
5) ファウストマン式の拡張(1):森林資源の環境サービスの導入
6) ファウストマン式の拡張(2):将来の不確実性の導入
7) リスクに対する態度と不確実性下の公共投資
8) 不可逆的な資源開発とオプション価値
9) 森林資源を含むマクロ経済モデル(1):社会計画者問題
10) 森林資源を含むマクロ経済モデル(2):競争均衡
11) 森林資源を含むマクロ経済モデル(3):最適/競争均衡経路
12) 環境サービス(外部性)の導入
13) 市場の失敗とピグー税/補助金
14) 微分ゲーム入門(1):資源の所有権と共有地の悲劇
15) 微分ゲーム入門(2):ナッシュ均衡とその不決定性
成績評価方法
出席と期末試験により評価する。試験は定期試験期間に行う。
試験日時:2015 年 2 月 4 日(水)1 限
教室:農学部 1 号館 1 階第 6 講義室
教科書
講義ノートは WEB http://www.f.waseda.jp/akao/forest/index.html により配付します。
参考文献として、以下を挙げておきます。
資源経済学、J.M.コンラッド(岡敏弘/中田実訳)、岩波書店、4000233696
経済数学早わかり、西村和雄、日本評論社、4535572755
内生的経済成長論(1)、R.J.バロー/X.サラ‐イ‐マーティン(大住圭介訳)、九州大学出版会、4873789117
- 91 -
時間割
コード
060320190
授業科目名
森林土木学
単位数
2.0
主担当
教員名
酒井
秀夫
授業の目標・概要
森林の公益的機能を発揮し、林業生産により林業・林産業を振興し、山村地域の振興、さらには森林の保健休養機能の
提供のためには、林道・森林作業道を中心とする森林基盤整備が不可欠である。林道・森林作業道により森林内へ到達す
ることができ、機械化作業も可能になる。本講義は、森林山岳地帯という厳しい環境と制約条件下における路網計画と森
林基盤整備に関して、計画から施工までの基礎的事項について工学的に論じる。環境保全の観点からも評価を行う。また、
橋梁設計を通じて、構造力学の基礎を学ぶ。
授業計画
1) 森林土木学とは
2) 林道の機能と分類
3) 林道の構造
4) 林道の測量設計
5) 土の性質
6) 路体
7) 排水施設
8) のり面保護
9) 林道の施工
10)森林作業道
11)林道・森林作業道の環境保全機能
12)橋梁設計
成績評価方法
出席とレポートによる。レポート課題、提出方法・締め切り等は、授業中に指示する。
教科書
1)森林土木学(小林・小野・山崎・峰松・山本・鈴木・酒井・田坂著、朝倉書店、ISBN4-254-47032-0)
2)作業道(酒井秀夫著、全国林業改良普及協会、ISBN4-88138-133-4)
3) 作業道ゼミナール(酒井秀夫著、全国林業改良普及協会、ISBN978-4-88138-216-5)
時間割
コード
060320210
授業科目名
森林計測学
単位数
2.0
主担当
教員名
龍原
哲
授業の目標・概要
森林や樹木の計測は森林資源を把握したり、森林生態系を研究する上で最も基礎的な作業である。森林は樹木という形
が複雑で自由に動かすことができないものから構成されている。また,森林は成長したり枯れたりする生物の集団でもあ
り、時間によっても変化する。しかも,一般的に森林内に存在する樹木の数は非常に多く,多量のものを効率的に測定す
ることが求められる。また、地理情報システム(GIS)により、森林のもつ空間情報を記録して、容易に解析できるように
なってきた。本科目では森林の調査から地理情報の解析までの一連の手法について学ぶ。
授業計画
1)樹木の調査法Ⅰ 樹木の測定法
2)樹木の調査法Ⅱ 伐採木及び立木の材積推定法
3)森林調査法Ⅰ 全林毎木法
4)森林調査法Ⅱ プロットレスサンプリング
5)森林成長量の推定法
6)地図に関する基礎知識Ⅰ 地図の分類と投影法
7) 地図に関する基礎知識Ⅱ 座標系
8) 地理情報システムの基礎Ⅰ データの構造
9) 地理情報システムの基礎Ⅱ ベクタ・データの処理
10)地理情報システムの基礎Ⅲ ラスタ・データの処理
11)地理情報システムの基礎Ⅳ データの入力・出力
12)位置情報の計測Ⅰ GPS の原理
13)位置情報の計測Ⅱ 森林調査における GPS の活用
14)地表面データの処理Ⅰ 地表面データの構造
15)地表面データの処理Ⅱ 地表面データによる森林環境の解析
成績評価方法
定期試験期間に実施する期末試験により評価する。
試験日時:2015 年 2 月 3 日(火)3 限
教室:農学部 1 号館第 6 講義室
教科書
1)測樹学、南雲秀次郎・箕輪光博、地球社
2)森林 GIS 入門、木平勇吉・西川匡英・田中和博・龍原
哲、日本林業技術協会、4-88964-001-0
- 92 -
時間割
コード
060320220
授業科目名
生物材料科学汎論
単位数
2.0
主担当
教員名
岩田
忠久
授業の目標・概要
森林資源(木質バイオマス)は持続可能な社会を構築する上で、今後ますますその重要性が増していくと考えられます。
生物材料科学専攻では、木質バイオマスを始めとする様々なバイオマス資源に焦点を当て、バイオテクノロジー(生物工
学)、グリーンケミストリー(環境に優しい応用化学)、そしてマテリアルエンジニアリング (材料工学)の手法を用いて、
基礎から応用まで幅広い研究を展開しています。本講義では、木質住宅や構造物の設計・建築をはじめ、情報媒体や多く
の生活資材として重要な紙の製造と高機能加工、バイオプラスチックの開発、新しい機能食品や生理活性物質の開発など
さまざまな分野における研究内容を紹介します。さらに、木質バイオマスのもつ多様な性質に対して林産学の観点から、
木質資源の有効利用に関連するさまざまな分野を総括的に紹介することを目的としています。
授業計画
生物材料科学専攻関連の各教官が 1 回ずつ講義を行う。
10 月 9 日:ガイダンス、バイオマスプラスチックの基礎から応用まで(岩田)
10 月 16 日:木材の組織構造、基本的な物理的性質、強度的性質(太田)
10 月 23 日:木がつくる住環境ー木材物性を活かす利用(信田)
10 月 30 日:木造住宅の工法と材料(稲山)
11 月 6 日:休講(森林風景計画実習のため)
11 月 13 日:木材の流通、加工、利用における環境評価および経済性評価(井上)
11 月 20 日:炭素循環における森林資源の位置づけ(横山)
11 月 27 日:休講(総長選挙のため)
12 月 4 日:森林資源を有効利用するための接着の科学(竹村)
12 月 11 日:バイオマス利用のためのバイオテクノロジー(五十嵐)
12 月 18 日:休講(森林計測学実習のため)
1 月 8 日:木材需要と木材産業(鮫島)
1 月 15 日:バイオナノファイバーの基礎と応用(磯貝)
1 月 22 日:セルロース素材の基礎物性(齋藤)
1 月 29 日:バイオリファイナリーのためのリグニン分解技術(松本)
(レポート課題の通知)
2 月 5 日:レポート課題の提出
成績評価方法
出席およびレポート課題の成績による。
レポート課題は、1 月 29 日の授業時に通知する。
レポート課題の提出締切は、2 月 5 日の講義日とする。
教科書
プリントを配付する。
時間割
コード
060320230
授業科目名
森林環境経済学
単位数
2.0
主担当
教員名
柴崎
茂光
授業の目標・概要
森林の果たす多面的な機能は、木材や非木材森林産物の林産物生産機能以外はすべからく環境機能と捉えることができ
る。森林環境経済学の理論的な枠組みを概説する。次に、開発および保護事業の事例を取り上げた上で、森林環境経済学
の有効性及びその限界について議論を行う。
授業計画
ガイダンス 環境経済学とは
理論編
(1)新古典派主義のアプローチ-外部経済性、内部化、貨幣評価、費用便益分析(2)政治経済学的アプローチ -中間システム論、環境的公正(3)自然保護制度・世界遺産制度の概要
実証編
(1)山村開発(ダムなど)の事例
(2)原発問題の事例
(3)世界遺産・屋久島の事例
(4)世界遺産・白神山地の事例
まとめ
-環境経済学の課題と限界を超えて成績評価方法
レポート(70%)と出席点(30%)により評価します。
・レポートの課題や提出期限、提出先などは授業中に伝えます。
・レポートを作成する際には、ウェブ情報だけでなく、文献資料も必ず参考資料として用いることを求めます。
・講義に一度も出席していない受講生については、レポートの提出を認めません(提出しても採点しません)。
教科書
宮本憲一(2007)環境経済学(新版).岩波書店.
日引 聡・有村俊秀(2002)入門 環境経済学.中公新書.
諸富 徹(2000)環境税の理論と実際.有斐閣.
ジョン ディクソンほか(1998)新・環境はいくらか.築地書館.
畠山武道(2004)自然保護法講義.北海道大学出版会.
- 93 -
時間割
コード
060320280
授業科目名
水産資源学
単位数
2.0
主担当
教員名
大竹
二雄
授業の目標・概要
水産資源は無尽蔵と考えられていた時代があった。しかし、産業革命以来の技術革新と水産物需要の急増に伴って資源
は乱獲され、その有限性が認識されるに至った。水産資源の適切な管理による持続的利用は人類に課せられた大きな課題
である。本講義ではまず、水生生物の生活史、特に年齢、成長、繁殖、生残過程などの側面から水産資源の構造と機能を
整理し、資源の分布と数量変動を支配する生物的・非生物的な要因を解析する。さらに、漁獲量や漁獲努力量に基づく資
源量の推定法、資源特性値の推定法、標識放流による資源量推定法、親と子の量的関係の解析法などを理解し、資源管理
や漁業管理の実例とあり方を学ぶ。
授業計画
1) 水産資源学の概観
2) 水産資源の単位と組成
3) 年齢査定
4) 成長曲線
5) 余剰生産量モデルⅠ:基本的な考え方
6) 余剰生産量モデルⅡ:導き方と実例
7) 成長-生残モデルⅠ:基本的な考え方
8) 成長-生残モデルⅡ:等漁獲量曲線
9) 資源特性値の推定
10)コホート解析
11)標識放流法
12)資源量の直接推定法
13)資源量指数
14)再生産曲線
15)資源管理と漁業管理
成績評価方法
小課題レポート、試験により評価する。
小課題レポートについては、授業中に指示する。(提出方法:手渡し)
試験は定期試験期間に実施する。
試験日時:2015 年 2 月 3 日(火)2 限
試験場所:農 3 号館 2 階,水圏第 1 講義室
教科書
(参考書)
1)水産資源学、能勢幸雄・石井文夫・清水誠著、東京大学出版会、4-13-062119-X C306
2)水圏生物科学入門、会田勝美(編)、恒星社厚生閣、ISBN-10:4769910959
時間割
コード
060320290
授業科目名
水産増養殖学
単位数
2.0
主担当
教員名
良永
知義
授業の目標・概要
人間が生活に必要な水生生物の繁殖率や成長率や生存率を高め漁獲量を増やそうとする行為が水産増養殖である。生産
方式や経営面の違いから増殖と養殖とが使い分けられ、前者では天然水域での繁殖と成長を助長して漁業資源の維持増大
を図るのに対し、後者では対象生物の全生涯あるいは大部分を人間が管理するためにその生産物および生産手段の所有者
が常に明らかである点に相違がある。本講義では、第 1 に、水産増殖の主要手段である繁殖保護、環境改善、放流・移植
の理論と技術を概説する。第 2 に、放流・移植や増殖の種苗となる稚仔の生産について、天然採苗、人工採苗、幼生飼育、
育種などの項目を解説する。第 3 に、水産養殖の仕組みを概観したのち、貝類、えび類、魚類、その他の養殖について説
明する。
授業計画
1) 水産増養殖の基本的考え方・法制度
2) 水産増殖Ⅰ:繁殖保護
3) 水産増殖Ⅱ:環境改善
4) 水産増殖Ⅲ: 放流・移植・栽培漁業
4) 種苗生産Ⅰ:天然採苗・人工種苗
5) 種苗生産Ⅱ:初期餌料
6) 種苗生産Ⅲ:染色体操作・育種
7) 中間育成と放流効果
8) 水産養殖Ⅰ:立地と条件
9) 水産養殖Ⅱ:育成と給餌
11)水産養殖Ⅲ:環境管理と病害防除
12)水産養殖Ⅳ:貝類養殖
13)水産養殖Ⅴ:えび類養殖
14)水産養殖Ⅵ:魚類養殖
15)水産養殖Ⅶ:その他の養殖
成績評価方法
定期試験と出席により評価する。
定期試験は定期試験期間中に実施する。
日時:2015 年 2 月 5 日(木)2 限
教室:農学部 3 号館水圏第 1 講義室
教科書
特に教科書は用いず、教員の作成した資料を教材とする。なお教材とは別に講義の中で参考書を紹介する。
- 94 -
時間割
コード
060320300
授業科目名
水圏生態学
単位数
2.0
主担当
教員名
西田
周平
授業の目標・概要
「水の惑星」という言葉で示される地球最大の生命圏である水圏には多様な生物の生活がある。これら生物相互、およ
び生物と環境との相互作用をつうじて存在している様々な生態系の仕組みについて具体的な例を見ながら考える。また、
種多様性、生物生産および物質循環という異なった視点から水圏の生物群集のはたらきを見る。さらに人間活動や地球の
環境変動と水圏生態系との関わりについて考える。
授業計画
1) 序論:地球生命圏の多様性
2) 水圏生態系の特徴
3) 漂泳群集
4) サンゴ礁生態系
5) マングローブ生態系
6) 深海生態系
7) 生態系の汚染:生物濃縮と食物網
8) 生態研究の手法−1:分布、食性等の推定手法
9) 生態研究の手法−2:成長、生残等の推定手法
10)生活史の多様性と生き残り戦略:種内競争、種間競争、捕食、寄生・共生
11)子孫(遺伝子)を残すための工夫:繁殖戦略
12)生物間の相互作用:種内競争、種間競争、捕食、寄生・共生
13)水圏生態系と人間活動
14)環境変動と水圏生態系
成績評価方法
出席状況および毎回の講義の終わりに行う小テストの結果により総合評価する。
教科書
講義時に資料配付。
時間割
コード
060320320
授業科目名
構造力学
単位数
2.0
主担当
教員名
稲山
正弘
授業の目標・概要
木造住宅などの建築物や橋などの土木構造物は、自重や積載荷重や地震力等の力に対して、部材や接合部が破壊しない
よう安全に設計する必要がある。そのためには、骨組みを構成する柱や梁などに、どのような力がどのくらいの大きさで
生じるかを構造計算できなければならない。また、木材の樹種などの違いによる材料の品質評価には強度試験が要求され
る。 このように、 構造物の安全性を確保し、 合理的な部材設計をするためには、 構造力学、材料力学がその基礎となって
いる。 本講義では圧縮、 引張りやせん断力、曲げモーメントなど力の表示の基本からはじまり、 梁、 トラス、ラーメンの
応力分布や変形計算の基本を学び、具体的な木材の物性値をもとに断面設計を行うなど、構造設計に生かせる基礎事項を学
ぶ。
授業計画
1) 構造力学とは何をするものか
2) 荷重と力、節点と支点、構造物のモデル化
3) 静定構造物の反力
4) 静定梁の応力図
5) 静定ラーメンの応力図
6) トラス構造と節点法
7) トラス構造と切断法
8) 構造物の変形と仮想仕事法
9) 断面二次モーメントと断面の諸定数
10) 応力度とひずみ度
11) 材料強度と断面算定
12) 不静定ラーメンの応力算定 (1)たわみ角法
13) 不静定ラーメンの応力算定 (2)固定法
14) 座屈問題
成績評価方法
学期末の試験の成績に出席点を加味して評価する
試験は授業最終日(1/27)に講義と同じ教室にて行う
教科書
「図解入門
よくわかる構造力学の基本」秀和システム、ISBN4-7980-0649-1
- 95 -
時間割
コード
060320330
授業科目名
木質構造科学概論
単位数
2.0
主担当
教員名
太田
正光
授業の目標・概要
木を知り、木を使い、木を活かすことの重要性について資源・環境・ものづくりをキーワードに木質構造科学の概論を
展開する。まず、木材の組織構造について、基礎を押さえ、木材物性として、主に木材―水関係にかかわる物性について、
建築材料の品質向上のための基礎として水分計測・木材乾燥法・木材の狂いについて学び、また、木材の強度特性につい
ても学習する。これらを学ぶことで木質構造科学を構成する要素の輪郭を理解する。木造建築については耐震性を中心に
構造的な考え方の基本を学ぶ。さらに身の回りにある木材の様々な用途と、木質の材料学的な特性について学ぶ。居住性
については住宅の熱的快適性を中心に学ぶ。
授業計画
1) 有用木材の種類
2) 木材の組織構造①
3) 木材の組織構造②
4) 木材の物理的性質①
5) 木材の物理的性質②
6) 木材の強度
7) 木質材料への転換①
8) 木質材料への転換②
9) 木造建築への利用①
10)木造建築への利用②
11)木とアメニティ①
12)木とアメニティ②
13)木材資源と地球環境①
14)木材資源と地球環境②
成績評価方法
期末試験ならびに出席点、随時実施するレポートにより評価する。
試験は授業最終日に行う。
試験日時:2015 年 1 月 21 日(水)4 限
教室:農学部 1 号館第 6 講義室
持ち込み不可
教科書
適宜プリントを配付する。
時間割
コード
060320370
授業科目名
木質材料学Ⅱ
単位数
2.0
主担当
教員名
安藤
直人
授業の目標・概要
木質材料学Ⅰに続き、木質材料の設計詳細と材料の改質について講義を進める。建築への応用として許容応力度、接合
耐力、耐久性について知見を深めることを目的とする。なお、海外の木質材料の生産及び利用状況についても概説する。
授業計画
1) 木質材料の設計①
2) 木質材料の設計②
3) 木材の塑性加工①
4) 木質の塑性加工②
5) 木質材料の性能①
6) 木質材料の性能②
7) 木質材料の耐久性①
8) 木質材料の耐久性②
9) 許容応力度①
10)許容応力度②
11)接合部の設計①
12)接合部の設計②
13)海外事情①
14)海外事情②
15)総括
成績評価方法
出席およびレポートにより評価する。
レポート課題、提出方法の詳細については授業中に指示する。
教科書
適宜プリント配付
- 96 -
時間割
コード
060320391
授業科目名
住宅計画論
単位数
2.0
主担当
教員名
安藤
直人
授業の目標・概要
木造住宅は我が国の戸建住宅の中心をなしているが、社会環境や生活様式の変化と共に大きな変貌を遂げている。木材
自給率の低下、木造率の低下を招いている現実の中で、木造住宅の意義について講述する。とりわけ我が国の森林資源の
活用については環境と資源と住宅の関連性を取り上げる。住宅の性能については構造安全性、耐久性、省エネルギー性、
健康への配慮等々、諸性能について講義する。木造住宅が地球環境問題・リサイクル・街づくり等に果たす役割について
も検証する。
授業計画
1) 木造住宅の今日的課題
2) 木造住宅の歴史⑴
3) 木造住宅の歴史⑵
4) 木材と住宅生産⑴
5) 木材と住宅生産⑵
6) 住宅の性能⑴
7) 住宅の性能⑵
8) 住宅の性能⑶
9) 木造住宅のリサイクル
10)木造住宅のコスト
11)海外の木造住宅事例⑴
12)海外の木造住宅事例⑵
13)街づくりにみる環境との共生⑴
14)街づくりにみる環境との共生⑵
15)木造住宅の今後の展開
成績評価方法
出席とレポートにより評価する。レポート課題は授業中に指示する。提出はメールを利用する。
教科書
適宜プリント配付。
時間割
コード
060320411
授業科目名
建築住環境学
単位数
2.0
主担当
教員名
信田
聡
授業の目標・概要
建築住環境学における物理的環境としての音、光、熱、空気に関する基本事項を講義する。さらに自然材料としての木
材・木質材料、木造住宅に関連する住環境学を講義する。空間的に分類すれば屋外および屋内の住環境を取り扱う。人間
にとってどのような住環境が好ましいかを考えると環境のアメニティが重要になってくる。各種空間に適用される木材物
性や住宅性能がもたらすアメニティについて、具体的な場面を想定した研究を紹介しながら住環境のアメニティを考える。
これにより自然材料である木材を住環境のアメニティ向上の立場からどのように利用できるかも学ぶ。
授業計画
(以下の講義内容は順不同)
1)地球環境問題と木材、木材が創る快適住環境
2)私たちを取り巻く環境(1)
3)私たちを取り巻く環境(2)
4)光の美・光の機能(1)
5)光の美・光の機能(2)
6)木材・木質系建築材料
7)熱と空気(1)
8)熱と空気(2)
9)住宅の省エネルギーと木質系断熱材
10)ホルムアルデヒド放散と屋内環境
11)住空間のアメニティ維持とエクステリアウッド
12)音を活かす・音を防ぐ(1)
13)音を活かす・音を防ぐ(2)
14)木材とアメニティ
15)住み心地の良い家を建てる Q&A
成績評価方法
毎回の小テストと期末試験により評価する。
期末試験実施日:授業最終日に実施する。(農学部 7 号館 A 棟 104/105
講義中に配布した資料のみ持ち込み可とする。電卓持込み可。
教科書
プリントを配付する。
- 97 -
13:00-14:30 )
時間割
コード
060320428
授業科目名
建築生産施工
単位数
2.0
主担当
教員名
稲山
正弘
授業の目標・概要
建築生産と施工について学習する。建築生産では建築物を構成する材料を所定の性能で提供するためのしくみについて
学び、施工においては構法毎に建築構造物を設計図書で定められた所定の品質や精度で所定の工期内に安全に工事を行っ
て完成させるための必要事項について学習する。とくに、木造建築物における製材・木質材料の製造過程および JAS 規格
と強度等級等の品質管理、および木造軸組工法の標準工事仕様書の内容について詳しく学習する。
授業計画
1)建築生産と施工について …何を学ぶか
2)木造建築物の施工
3)RC 造建築物の施工および RC 工事の要点
4)鉄骨造建築物の施工および鉄骨工事の要点
5)地盤調査と土工事・基礎地業工事
6)製材の JAS 規格と品質管理
7)木質材料の JAS 規格と品質管理
8)施工現場見学
9)木造軸組工法の標準工事仕様書
10)木造建築物の伏図・軸組図の描き方
11)木造建築物の矩計図の描き方
成績評価方法
レポートにより評価。
課題については授業中に指示する。
教科書
・2級建築士の学科Ⅳ施工の参考書(どこの出版社のものでも可)
・木造住宅工事仕様書(住宅金融支援機構)
時間割
コード
060320430
授業科目名
土壌物理学
単位数
2.0
主担当
教員名
西村
拓
授業の目標・概要
土壌は、自然界を構成する要素の一つで、生物と環境を育む役割を持ちつつ、生物と環境によって形作られてきたもの
でもある。土壌は環境資源科学の中で重要な位置を占め、大きな役割を演じているが、それは土壌の物理的な本性に基づ
くところが少なくない。そこで、土壌の物理的な構造はどのように把えるかから始まって、物理的な性質はどのような量
であらわすか、そして土壌に見られる物理現象、特に水、溶質、ガス状物質、熱の各移動現象の特性と共通性について講
義する。さらに、近年開発が著しい各種測定手法の原理、また土壌物理学と環境保全との関連などにも言及する。
なお、本講義は、2 年冬学期「農学主題科目・土壌圏の科学」
、3 年時専修科目,
「環境地水学」、
「農地環境工学」
,
「土質
力学」,3 年通年「生物・環境工学実験Ⅰ・Ⅱ」と関連が深い。
授業計画
1)土とは何か 2)土の保水性
3)土の中の水移動 4)土の中の溶質移動
中間試験
5)土の中の熱移動 6)土の中のガス移動 7)土の中の移動現象を表す基礎方程式
8)土壌物理の測定原理とその活用 9)環境問題と土壌物理学
期末試験
なお、教科書「土壌物理学」各章末には演習問題とその解答が記されているので、これらを自習することが望ましい。
成績評価方法
中間試験(11 月 28 日),期末試験(講義最終日:1 月 23 日))と出席点で評価する。
試験の日程はいずれも 8 月 8 日現在の予定であり,講義初日に確定版の予定を配布する.
教科書
土壌物理学 築地書館 ジュリー&ホートン著,取出伸夫監訳 ISBN-10: 4-8067-1324-4
(2014 年秋に第 3 刷)
- 98 -
時間割
コード
060320440
授業科目名
ポストハーベスト工学
単位数
2.0
主担当
教員名
牧野
義雄
授業の目標・概要
収穫された農産物は、収穫後処理の種々の過程で容易に損失につながる場面にさらされている。農産物の収穫後の損失
は対策を講じないと簡単に 10%や 20%に達し、50%を超えることも希ではない。同等量の農産物の増産をはかることを考
えるとき、そのためには飛躍的な技術革新、多大の資金、年月を要し、きわめて困難なことと思われる。一方、折角収穫
した農産物が容易にかつ多量に失われていることは、食糧危機即ち食糧増産という意識に比べて、あまり多くの人々に認
識されていない。収穫された農産物の最大限の有効利用は、食糧の増産にも匹敵する重要な課題である。 授業においては、
主要食糧穀物としての米および生鮮食糧としての青果物を中心に、これら農産物の収穫後の有効利用のために応用されて
いる調製・加工処理、貯蔵などに関する方法、技術、施設について論じる。
授業計画
1)食生活における青果物の重要性
2)青果物流通の実態
3)青果物の収穫後生理:呼吸、蒸散、クライマクテリックライズ等
4)青果物の流通前処理:予冷、追熱等
5)青果物の貯蔵方法:冷蔵、包装、エチレン除去等
6)選果・選別方法:外観及び内部品質評価、出荷施設等
7)食糧としての米穀
8)米穀の収穫後処理:乾燥、籾摺り、精米、無洗米等
成績評価方法
レポートにより評価する。課題と提出期日については、授業中に指示する。ただし、講義に 2/3 以上出席している場合に
提出を認める。
教科書
配付資料を用いて講義する。
時間割
コード
060320530
授業科目名
水文学
単位数
2.0
主担当
教員名
飯田
俊彰
授業の目標・概要
地球上に存在する水の総量は変化していないのに、現代でもなお頻繁に渇水や洪水が起こるのはなぜだろう。これは水
文学のひとつの大きな課題である。水文学は、地球上での水の循環を科学的に解明することを目標としている。水は人間
を含むすべての生物にとって必要であり農業生産を行うための最も重要な資源である一方、洪水等の災害をもたらす直接
的原因ともなる。古来より、水を制御し資源として有効に利用することは必須であり、その技術体系が営々と築かれてき
た。なお現代でも、乾燥地域での水資源確保、洪水対策、地域の物質循環の制御、水圏生態系の保全、気候変動による水
循環への影響解析等の、様々な水に関わる問題が存在しており、水文学のさらなる進歩が待たれている。その一方で、世
界の各地では未だに確実な水文測定データがほとんど得られないところも多い。
本講義は、この様な問題に取り組む際の基礎となる知識を獲得することを目的としている。本講義の具体的な達成目標
は、(1)降水、蒸発散、浸透、流出、融雪などの水文循環の素過程についてその概略を説明できる、(2)実測データを用い
てある条件下での水収支を計算できる、(3)各種の流出モデルの原理について説明できる、(4)各種の水文・気象パラメー
タの観測方法及び推定方法を説明できる、などである。
授業計画
1.水文学とは
2.水の分布と循環
地球上の水の分布、水文循環、水文循環のエネルギー
3.流域の地形
河川と流域、河川次数、地形則、流域の形状
4.降水
降水量と時間、降水量と面積、DAD 解析、降水量の測定、降水の水質
5.蒸発散
蒸発と蒸散、蒸発散位と実蒸発散量、蒸発量、蒸発散量の測定、蒸発散量の推定法
6.浸透
降水のゆくえ、遮断、浸入、窪地貯留、地中の水帯、土壌水帯の水、飽水帯の水
7.地下水
帯水層と地下水、地下水の動き、井戸の水理、地下水の補給と放出
8.流出
流量の測定、流出成分、ピーク流出量、洪水流出モデル、低水流出、融雪流出
9.土砂流出
浸食、粒子の沈降、流砂
10.水質水文
水質指標、流量と負荷量、負荷と発生源
11.水文統計
水文統計、超過確率、リターンピリオド、水文量と確率分布、時系列解析、多変量解析
成績評価方法
小テスト 15%,中間試験 40%,期末試験 45%の比率で総合評価を算出する.小テストは講義時間内に予告せずに行う.
小テストでは,用語の意味の理解を問う.中間試験は講義時間内に,期末試験は試験期間中に,実施日を予告して行う.
中間試験および期末試験では,用語の説明,簡単な水文計算などを出題し,
「授業の目標・概要」欄に示した具体的な達成
目標の達成度を評価する.中間試験および期末試験では,電卓を用いてよい.
教科書
(参考)地域環境水文学、丸山利輔・三野徹編、朝倉書店、ISBN4-254-44022-7
- 99 -
時間割
コード
060320540
授業科目名
水工システム学
単位数
2.0
主担当
教員名
久保
成隆
授業の目標・概要
水資源の開発と保全に必要な水利構造物と、水資源を有効に活用するための水利・排水システムに関しての講義を行う。
前半部では、上流側から、頭首工、ため池、開水路、パイプラインなどの基幹的施設を中心に、これらの水利構造物に関
する計画、設計・施工方法などを解説する。また、必要に応じて他の構造物にも言及する。後半部では、水利・排水シス
テムの各施設の水理・水利機能を説明し、これらの施設の運用方法と持続的かつ効率的な維持管理(O&M)方法を解説する。
授業計画
1)頭首工の構造
2)水路系施設の構造
3) 取水施設(頭首工)の機能と運用・維持管理
(以下、機能と運用・維持管理は省略)
4)開水路系送水施設
5)パイプライン系送水施設
6)配水施設(チェック・定量分水・比例分水など)
7)調整施設(調整池・ファームポンドなど)
8)地表排水施設(樋門・ポンプなど)
9)地下排水施設(暗渠など)
10) 期末試験
成績評価方法
出席点を30点、期末試験(2015 年 1 月 26 日(月)に実施)を100点として、総合評価する。
教科書
農業農村工学ハンドブック改訂七版、農業農村工学会、ISBN978-4-88980-141-5
時間割
コード
060320550
授業科目名
土質力学
単位数
2.0
主担当
教員名
西村
拓
授業の目標・概要
土の力学に関する基礎理論を講義する。この基礎理論を理解することは、将来、土の工学的方面に携わる場合には、非
常に重要である。また、土の工学的方面に直接は携わらない場合も、土と環境の関係を理解する上で有用である。講義内
容は土質力学全般を扱うが、力学と数学の基礎知識があれば十分理解することができる。講義の特徴として、新聞などで
報道されるような、現在生じている地盤沈下問題、自然災害、地滑り、などを織りまぜて解説することで、興味を持ちや
すくしている。また、同じ時期に開講される土質力学演習を併せて履修することにより、理解が深まるように工夫されて
いる。
授業計画
1) 土の基本的性質
2) 土のコンシステンシー・土の締め固め
3) 土の透水
4) 有効応力と間隙水圧
5) 土の圧縮・圧密Ⅰ
6) 土の圧縮・圧密Ⅱ
7) 剪断強度Ⅰ
8) 剪断強度Ⅱ
9) 土圧Ⅰ
10)土圧Ⅱ
11)斜面安定
12)土のレオロジー
成績評価方法
講義への出席点と期末試験(授業最終日、1 月 29 日(木)実施予定)により評価する。
教科書
土質力学、足立格一郎著 共立出版株式会社、ISBN 4-320-07393-2 (2002 年 6 月)
参考書例
不飽和地盤の挙動と評価(丸善)
土質力学(全改訂) 山口白樹(技報堂出版)
土壌物理学 (朝倉書店)
土質試験の方法と解説(丸善)
土質力学 石原研而 丸善 ISBN 4-621-04948-8
- 100 -
時間割
コード
060320560
授業科目名
農業基盤計画学
単位数
2.0
主担当
教員名
廣川
正英
授業の目標・概要
農業の基盤は土地と水であり、良好な営農条件を備えた農地や農業用水等を確保するための農業生産基盤の保全管理・
整備を行う農業農村整備事業は、わが国の農業生産力を支える重要な役割を担っている。また、農業農村整備事業は、生
産基盤の整備と一体となった農村の生活基盤の整備等を通じて、快適で安全・安心な農村の暮らしの実現に寄与している。
本講義では、農村における農業生産基盤や生活基盤がどのような状況にあるのかを明らかにし、その整備や保全管理が
行われる経済的・社会的背景を示すとともに、関連政策を含め農業農村整備事業のしくみを説明する。その上で、農村空
間の整備において同事業の果たしている役割について、事業例を含め具体的に紹介し、今後の農業農村整備の方向を探る
こととする。
授業計画
1)食料・農業・農村政策の概要
2)農村振興の取組と農村整備
3)農業基盤整備の歴史と事業概要
4)農業基盤整備が果たしてきた役割
5)土地改良法の概要
6)農業農村整備における環境との調和
7)農業水利施設の保全管理
8)世界の水問題と農業用水
9)国際協力と農業開発
10)農業農村整備事業実施における国と地方との役割
11)農林水産施策と今後の展開方向
成績評価方法
出席状況とレポート(授業最終日に課題提示、提出期限は1週間)により評価する。
教科書
なし(講義ごとに講師が準備)。
時間割
コード
060320570
授業科目名
生体計測情報学
単位数
2.0
主担当
教員名
船田
良
授業の目標・概要
生物、特に植物は、生育環境に適応して、形態や構造を変化させる。形態や構造の変化には、細胞内小器官や遺伝子・
タンパク質合成の変化や光合成特性の変化を伴う。本講義では、植物細胞の形態や構造のダイナミックな変化を可視化す
る方法など生体情報を得る基礎的な解析技術を中心に概説し、固着性である植物の優れた環境適応性の理解を深める。
授業計画
1)植物の生体計測情報学について
2)測定対象と計測技術
3)破壊計測と非破壊計測
4)植物の成長解析
5)植物の細胞形態計測
6)細胞組織化学
7)細胞小器官の動的解析
8)細胞骨格の動的解析
9)光合成の計測
10)植物体内の水分状態の解析
成績評価方法
出席点とレポートにより成績を評価する。レポートの課題は、授業中に提示する。レポートはメール(送り先は、
[email protected])で受けつける。
教科書
1)木質の形成、福島和彦ら編著、海青社、4-86099-202-4
2)木質の形成(第 2 版)
、福島和彦ら編著、海青社、4-86099-252-1
3)植物の細胞を観る実験プロトコール、福田裕穂ら編著、秀潤社、4-87962-170-6
4)樹木生理生態学、小池孝良編著、朝倉書店、4-254-47037-1-C3061
5)植物の計測と診断、大政謙次ら編著、朝倉書店、4-254-42011-0-C3061
- 101 -
時間割
コード
060320590
授業科目名
水処理工学
単位数
2.0
主担当
教員名
村上
孝雄
授業の目標・概要
水は生命の根幹を支える物質であるとともに、我々の生活にとって欠くべからざる物質である。水は潤沢無限に存在し
ているように見えるが、実は限りある貴重な資源であり、その価値は今後ますます高まって行くと考えられる。これから
の社会には「湯水の如く」水を消費するのではなく、健全な水循環を維持するためのサスティナブルな水利用が重要であ
り、このことは水使用量が最も多い農業分野にも求められている。
サスティナブルな水利用実現のためには、生活あるいは社会活動の結果生じた排水中の様々な汚濁物質を、適切な方法
によって必要なレベルまで除去し、そのうえで再度、水循環サイクルに戻すための水処理技術が不可欠である。本講義で
は、以上の視点から、水循環や水質、排水に関連する基礎的知識を学ぶとともに、各種の水処理技術について、その原理
と応用方法を理解することを目標とする。
授業計画
1)ガイダンス、水資源・水利用の状況
2)人間生活と排水、排水処理の歴史
3)排水に関する法制度
4)各種排水収集・処理システム
5)水質と水質分析の基礎知識Ⅰ
6)水質と水質分析の基礎知識Ⅱ、水処理技術の基礎知識
7)施設見学(東京都下水道局三河島水再生センター、11 月 14 日午後 1 時~3 時頃を予定)
8)浄水処理技術
9)生物学的処理技術Ⅰ
10)生物学的処理技術Ⅱ
11)生物学的処理技術Ⅲ
12)物理化学的処理技術
13)汚泥処理技術
14)再生水利用とエネルギー・資源利用
15)これからの水処理技術と国際展開
成績評価方法
出席点、小テスト(1回実施)、レポートの合計点に基づいて判定する。小テストは、2014 年 12 月 19 日の授業時間中に
実施する予定である。レポートの課題、提出期限、提出先等の詳細については、2015 年 1 月下旬の授業中に指示する。
教科書
特に教科書は指定せず、毎授業時に配布する講義用資料を用いる。
全体を通しての参考資料としては下記の書籍をあげておくが、この他の参考資料については授業において適宜紹介する。
・「大学土木 水環境工学改訂3版」松尾友矩編、オーム社
・「明解 水質環境学」浦瀬太郎著、プレアデス出版
時間割
コード
060320601
授業科目名
植物環境システム学
単位数
2.0
主担当
教員名
松田
怜
授業の目標・概要
植物の成育は環境の影響を受ける。また植物はその生命活動により環境に影響を及ぼす。この相互作用は、温室などの
植物生産施設や地球全体など、種々のスケールの「植物環境システム」において、物質やエネルギの流れに影響を及ぼす
ことから、植物生産の高効率化や地球環境問題などを考える上で重要である。本講義では、植物の物質生産において中心
的な役割を担う生理反応であり、植物環境システムにおける炭素の流れに主要な影響を及ぼす光合成に着目し、特に物理
環境要素が緑色植物の光合成に及ぼす影響を定量的に理解・解析するための基礎知識および考え方について講義する。ま
ず、光合成に関するいくつかの計測法とその原理、計測結果の例を紹介する。次に、光合成の生理的機作について概説し、
C3 植物の光合成速度の環境応答をその機作にもとづいて記述する数理モデルについて詳説する。さらに、光合成特性の長
期的環境応答や、種々の植物環境システムにおける環境と光合成の相互作用についても解説する。
授業計画
1) 概論
2) 物理環境要素に対する光合成速度の短期的応答
3) 光合成の計測法Ⅰ:閉鎖型・開放型同化箱法
4) 光合成の計測法Ⅱ:開放型同化箱法におけるガス拡散モデル
5) 光合成の機作Ⅰ:チラコイド反応
6) 光合成の機作Ⅱ:CO2 同化反応
7) 光合成の計測法Ⅲ:クロロフィル蛍光計測法
8) 光合成の機作Ⅲ:C3,C4,CAM
9) C3 光合成の数理モデルⅠ:酵素反応速度論,律速
10) C3 光合成の数理モデルⅡ:RuBP カルボキシル化
11) C3 光合成の数理モデルⅢ:RuBP 再生産
12) 物理環境要素に対する光合成特性の長期的応答(順化)
13) 環境と光合成の相互作用Ⅰ:大気 CO2 濃度上昇と植物生産
14) 環境と光合成の相互作用Ⅱ:植物生産施設における環境と光合成 15) 関連するトピック
成績評価方法
出席、小テスト、および期末のレポートにより評価する。小テストは授業中に数回行う予定である。小テストの日程は授
業中に指示する。レポートは期末に 1 回課す予定である。レポートの課題、提出方法、提出先、および提出期限は授業中
に指示する。
教科書
参考書: 1) 光合成,佐藤公行 編,朝倉書店,9784254176575
2) 植物の環境応答,渡邊明・篠崎一雄・寺島一郎 編,秀潤社,9784879621962
3) 植物生化学,Hans-Walter Heldt 著,金井龍二 訳,Springer-Verlag,9784431708575
4) Biochemical Models of Leaf Photosynthesis,S. von Caemmerer 著,CSIRO Publishing,9780643063792
- 102 -
時間割
コード
060320620
授業科目名
生物機械設計工学
単位数
2.0
主担当
教員名
海津
裕
授業の目標・概要
屋内や屋外のフィールドで人間に替わって作業を行うロボットへの期待が高まっている。時々刻々と位置や姿勢を変化
させるロボットに正しく作業を行わせるため、本授業では、3 次元の座標変換、コンピュータを用いた 3 次元 CG シミュレ
ーション、マシンビジョンによる 3 次元計測、ダイナミックシミュレーションについて理解できることを目標とする。
授業計画
1. ガイダンス(1 回)
2. 3 次元機構学(5 回)
3. LabVIEW と OpenGL による 3 次元モデリング(4 回)
4. マシンビジョンによる 3 次元計測(3 回)
5.ダイナミックシミュレーション
成績評価方法
出席、宿題、中間試験、期末試験により総合的に評価する。欠席 5 回で不可とする。宿題は授業中に指示する。試験の日
程は授業開始日に通達する。
教科書
なし
時間割
コード
060320660
授業科目名
生物・環境熱力学
単位数
2.0
主担当
教員名
牧野
義雄
授業の目標・概要
農産物、植物、土壌などは、いずれも、その内部における水分分布や蒸発による水分損失が、その性状に大きな影響を
与える。このような水移動や水分の保持状態を予測・制御するためには、対象とする系とその周囲環境の熱力学的な理解
が必要である。本講義では、熱力学の基礎、特に、内部エネルギー、エンタルピー、エントロピー及び自由エネルギーの
概念を分かりやすく解説し、これらを理想的な系へ適用した場合の計算を通して、概念の把握を目指す。さらに、農産物
や植物に含まれた水のエネルギーレベルの推算法を例示することにより、実際の系における熱力学の適用についての理解
を助ける。
授業計画
1)熱・温度の概念と系の定義
2)内部エネルギーと熱力学第一法則
3)内部エネルギーの分子論的意味とエンタルピー
4)理想気体の膨張、可逆・不可逆過程
5)熱化学方程式
6)水の熱力学的性質
7)エントロピーと熱力学第二法則
8)エントロピーの分子論的基礎
9)混合エントロピー
10)自由エネルギー
11)化学ポテンシャル・化学平衡
12)食品に吸着された水のエネルギー
成績評価方法
出席状況と定期試験期間に行う期末試験により評価する。
試験日時:2015 年 1 月 26 日(月)4 限
教室:農学部 7 号館 A 棟 114/115 講義室
教科書
D.アイゼンバーグ/D.クロサーズ共著、西本吉助他3名共訳
生命科学のための物理化学[上]
培風館
(教科書に準ずる書籍として扱い、講義の補足に利用する)
- 103 -
時間割
コード
060320750
授業科目名
比較農業経営論
単位数
2.0
主担当
教員名
木南
章
授業の目標・概要
農業経営学は農業という産業の個別経済単位である農業経営の行動メカニズムを、それらを取りまく地域経済や国民経
済との関連において解明することを目的にしている学問領域である。本講義では、農業経営学の基礎理論を基に、主に 2
つの側面で比較の視点から実態の理解を深める。第一は国際比較の視点であり、アジア、アメリカ、ヨーロッパなどの諸
国における農業経営の比較であり、第二は農業部門間比較の視点であり、水田作、畑作、園芸、畜産などの比較である。
いずれも、それぞれの農業経営を取りまく自然・社会・経済的な環境条件と、農業経営が直面する問題について学習する。
その際、自然生態系を踏まえた合理的な農業経営方式のあり方を解明する生産力の側面と、経営の部門編成や作目選択、
経営の規模や集約度など経営組織の側面からのアプローチを行う。
授業計画
1)比較農業経営の視点
2)農法の発展
3)日本の農業経営
4)ヨーロッパの農業経営
5)北アメリカの農業経営
6)東アジアの農業経営
7) 日本の農業経営をめぐる国際環境
8) 水田作経営の特質
9) 畑作経営問題
10)園芸経営問題
11)畜産経営問題
12)環境問題と農業経営
13)農業経営と土地利用方式
14)経営の規模と集約度
成績評価方法
試験とレポートにより評価する。
①試験は、定期試験期間に実施する。
②レポートの内容については授業時に指示する。レポートの提出は毎月1回。10、11、12 月の授業内容に関するレポート
を、その翌月の授業時に提出する。
教科書
講義資料を配付する。
時間割
コード
060320760
授業科目名
比較農業政策論
単位数
2.0
主担当
教員名
安藤
光義
授業の目標・概要
本講義の目標は次の3点である。1点目は、日本の農業政策の展開論理、特に農地政策と構造政策の展開過程について
理解を深めることである(夏学期の農政学を発展させた学習を行う)。2点目は、現在の政策の枠組みを規定している食料・
農業・農村基本法に基づく政策展開の状況を学習することである。3点目は、比較対象として EU の共通農業政策の展開過
程を学習し、先進国に共通する問題と日本および EU の特殊性を理解することである。
授業計画
1.基本法農政から新しい食料・農業・農村政策へ
2.農地政策の展開過程
3.集落営農の論理と現実
4.水田農業政策の展開論理
5.食料・農業・農村基本法下の政策展開(食料政策・農業政策・農村政策)
6.EU の共通農業政策の展開過程(マクシャリー改革からフィシュラー改革へ)
7.欧米にみる農村政策・環境政策
成績評価方法
定期試験で成績評価を行う。
試験日時:授業最終日(場所:農学部1号館第8講義室)
持ち込み不可
教科書
参考書として次の6冊をあげておく。
①暉峻衆三『日本農業の 150 年』有斐閣(2003)
②本間正義『現代日本農業の政策過程』慶応義塾大学出版会(2010)
③生源寺眞一『現代日本の農政改革』東京大学出版会(2006)
④生源寺眞一『日本農業の真実』ちくま新書(2011)
⑤神門善久『日本の食と農―危機の本質―』NTT 出版(2006)
⑥八木宏典『現代日本の農業ビジネス』農林統計協会(2004)
- 104 -
時間割
コード
060320770
授業科目名
開発経済学
単位数
2.0
主担当
教員名
池本
幸生
授業の目標・概要
開発経済学の基礎には常に「Development(開発、発展)とは何か」という哲学的問いがなければならない。発展とは「所
得や GDP が増大すること」と考えがちであるが、所得は「何かをするための手段」に過ぎない。手段が目的化すれば、わ
れわれの真の目的との間にズレが生じ、間違った方向に導かれていく。金銭的に豊かになったとしても、真の意味での生
活の豊かさは失われるということも起こりうる。
開発の本当の目的は、人々の暮らしが良くなることであり、それを考えるために、人々の暮らしの豊かさをどう表現し、
捉えるかが重要になる。それを理論的に提示したのが、アマルティア・センのケイパビリティ(潜在能力)アプローチで
あり、その考え方は「人間開発 Human Development」として広く知られるようになった。
本講義では、このような開発概念の変遷に焦点を合わせて、経済発展論・経済成長論・経済開発論として論じられてき
たものをアダム・スミスの時代にまで遡って経済学説史的に振り返り、ケイパビリティ・アプローチに至るまでの開発経
済学の流れについて学ぶ。
授業計画
1.総論:「開発」の概念を整理し、ケイパビリティ(潜在能力)アプローチとは何かを解説する。
2.学説史的展望
1)自由貿易論
2)幼稚産業保護論
3)従属理論
4)新古典派経済学
5)人間開発アプローチ
成績評価方法
レポート試験により評価する。
教科書
ケイパビリティ・アプローチについては
1)
『アジアの開発と貧困<可能力、女性のエンパワーメントとQOL>』、松井範惇・池本幸生編、明石書店、4-7503-2323-3
2)『不平等の再検討: 潜在能力と自由』、アマルティア・セン著、岩波書店、4000028782
学説史的展望に関する文献については授業中に指示する。
時間割
コード
060320780
授業科目名
フードシステム論
単位数
2.0
主担当
教員名
細野
ひろみ
授業の目標・概要
農産物が生産された後、消費者に届くまでに実に多くの食品産業が介在する。これらの産業への理解なしに、現代の農
と食を論ずることはできない。本講義では、フードシステム(農業および食品産業)の経済分析を様々な角度から行って
いく。第 1 に、わが国の事例を中心に現代の食料消費の動向を詳細に検討する。第 2 に、分析に必要な基礎理論である産
業構造論と産業組織論を解説する。第 3 に、食品産業の代表的な産業についての個別産業分析を紹介する。第 4 に、農産
物の取引制度や流通構造を説明する。第 5 に、表示と認証に関する制度を経済学的に考察していく。
授業計画
1)フードシステムの機能
2)現代の食料消費
3)食品産業の連関構造
4)フードシステムの産業組織
5)農産物流通の理論と実態
成績評価方法
定期試験期間に実施する期末試験により評価する。
試験日時:2015 年 2 月 3 日 4 限
教室:農学部 1 号館 9 番講義室
持ち込み可
教科書
授業時にプリントを配付する。
(参考書)フードシステムの経済学(第4版)、時子山ひろみ・荏開津典生、医歯薬出版
- 105 -
時間割
コード
060320790
授業科目名
農村開発金融論
単位数
2.0
主担当
教員名
櫻井
武司
授業の目標・概要
授業の目標は、発展途上国農村の貧困削減における金融の役割について、研究の現状と分析手法について理解すること
である。
授業計画
1. Intorduction
2. Randomization
3. Propensity score matching
4. Difference in difference
5. Instrumental variable estimation
6. Regression discontinuity
成績評価方法
試験 60%(講義の最終日に実施)
宿題 40%(4 回程度)
教科書
必要に応じて参考文献を知らせる。
時間割
コード
060320800
授業科目名
応用数量経済分析
単位数
2.0
主担当
教員名
加藤
弘二
授業の目標・概要
農業経済学、開発経済学などの実証分析を行う上で必要となる計量経済分析の理論と分析手法を修得する。講義は、回
帰分析などのトピックスについて、適用事例を理解する上で必要な経済理論と統計理論の復習したうえで、実際の統計デ
ータを用いたコンピュータ演習を通して理解を確実なものとするよう構成される。
授業計画
1) ガイダンス・応用数量経済分析とは
2) R 入門
3)仮説検定
4)単回帰モデル
5) 単回帰モデルの適用
6)K 変数回帰モデル
7) K 変数回帰の適用
8)線形仮説の検定
9) 一般化古典的回帰モデル(1)不均一分散
10) 一般化古典的回帰モデル(2)系列相関
11) パネルデータ分析、その 1
12) パネルデータ分析、その 2
13) 質的従属変数(ロジットモデル、プロビットモデル)
14) 産業連関分析
15) まとめ(経済理論と計量経済モデル)
成績評価方法
授業中に行うミニテストとレポートによって評価する。
なお、レポート課題およびその提出先は授業中に指示する。
教科書
教科書は、特に指定しない。
授業中に講義資料を配付する。
- 106 -
時間割
コード
060320850
授業科目名
農村社会論
単位数
2.0
主担当
教員名
戸石
七生
授業の目標・概要
なぜ日本の農村地帯には兼業農家が多いのか。なぜ日本における農協の組織率は高いのか。国民国家と地域社会はいか
なる関係にあるのか。その謎を、国家体制を超えて数百年単位で変化する農村社会の在り様を通史的に論じながら解き明
かす。その際、日本と同じくケガレの概念に基づく農本主義的地域分業が行われているインドの農村社会にも言及し、比
較史的・関係史的な論点も付け加える。
授業計画
1 ガイダンス:地域社会とは何か
2 日印農村比較史のフレームワーク
3 インド1:前近代のデカン地方とワタン体制
4 インド2:植民地期のデカン地方
5 インド3:独立後のデカン地方と緑の革命
6 日本1:東アジア情勢と古代律令国家
7 日本2:職の体系と地域社会
8 日本3:村と百姓身分の起源
9 日本4:第一の緑の革命
10 日本5:農の成熟と村落①(中近世以降期その1)
11 日本6:農の成熟と村落②(近世前期)
12 日本7:農の成熟と村落③(近世後期)
13 日本8:近代の村落社会
14 日本9:第二の緑の革命と戦後の村落社会
15 試験
成績評価方法
期末試験によって評価する。
2015 年 1 月 30 日(金)の授業時間(13:00~)に試験を行う。
教科書
講義中に紹介する。
時間割
コード
060320860
授業科目名
地域農業マネジメント
単位数
2.0
主担当
教員名
八木
洋憲
授業の目標・概要
この講義では、農業生産が行われている地域に注目し、地域の実態に即して実践的に問題解決をはかるために必要な知
識および手法を身につける。すなわち、地域農業をいかにしてマネジメント(計画、経営、戦略策定)するかについて学
ぶ。
各講義は、都市農業、中山間地域農業といった「地域」別に構成される。そして、それぞれの地域において、1)土
地利用や最適配置の理論的枠組み、関連諸分野における研究および議論の所在、2)行政、流通機構、農業経営に関する
背景および制度、3)ヒアリングや統計、GIS(地理情報システム)を用いた実態分析の具体的な方法について、順を追っ
て学ぶ。すなわち、理論、社会的背景と制度、分析方法の3側面から地域農業の実態を捉える。
以上を通じて、農業・農村に関する「現場感覚」と「分析力」とを磨き、地域農業を題材として、さまざまな問題解決
に役立てられる人材となってもらいたい。
授業計画
0.地域論概論
(1)地域の捉え方,地理情報
1.都市農業の地域農業マネジメント
(2)都市農業の背景と制度
(3)土地利用の経済学的メカニズム
(4)農業立地論とゾーニング
(5)都市農業経営の事業と戦略
(6)体験農園経営の経営分析
(7)外部経済の計量分析
2.条件不利地域の地域農業マネジメント
(8)条件不利地域の概念と実態
(9)多面的機能と条件不利地域の関連制度
(10)農地の生産性の把握
(11)計画的農地保全のための計量分析
(12)農業法人の分析視角
(13)条件不利地域の農業経営の事例分析
成績評価方法
出席票,期末テスト(授業最終日に実施)により評価する。
教科書
参考テキスト(入手は任意):八木洋憲『土地利用計画論-農業経営学からのアプローチ-』養賢堂
- 107 -
時間割
コード
060320870
授業科目名
協同組合論
単位数
2.0
主担当
教員名
萬木
孝雄
授業の目標・概要
日本の協同組合事業は、めざましい発展を遂げてきた。准組合員や法人会員を含めた全ての協同組合員数はのべで 4 千
万以上に達している(生協 1800 万、農協 900 万、森林組合 170 万、漁協 50 万、信用金庫 800 万、信用組合 400 万など)。
特に農林水産物の生産・流通や食料品小売の分野において、協同組合が果たしている役割は大きい。
本講義は、株式会社などと比較して協同組合の基本的な仕組みを解説するとともに、おもに農協と生協を題材として、
協同組合が抱えている課題や今後の方向性について考察する。また近年では、営利と非営利分野の間で活動する新しい組
織形態として、NPO やワーカーズコレクティブ(労働者協同組合)などが出現してきている。講義ではそれらを踏まえな
がら、社会経済における協同組織の可能性について理解を深めていきたいと考えている。
授業計画
1)組織形態論から見た協同組合の特徴と意義
2)西欧における協同組合の成立
3)日本での導入と普及
4)協同組合に関係する経済理論
5)農業協同組合の事業と現在の課題
6)生活協同組合の事業と現在の課題
7)NPOに代表される非営利組織と協同組合の比較
8)競争的市場経済における協同組合の意義と限界
成績評価方法
期末試験 60%、レポート 30%、出席 10%の配分で、成績が評価されます。
期末試験は「定期試験期間」中の、2 月 6 日(金)14:50-16:20 の時間帯で、場所は授業の教室と同じ、1号館・第4講義
室にて行われる予定です。
またレポートの課題は「授業中に示される」予定で、提出の期限は 1 月 9 日(金)の授業時です。
教科書
参考文献
1)河野直践編『協同組合論入門』、創森社、2006 年 1400 円
2)生源寺眞一・農協共済総合研究所編『これからの農協』、農林統計協会、2007 年、3600 円
3)現代生協論編集委員会『現代生協論の探求・現状分析編』、コープ出版、2005 年、2100 円
時間割
コード
060320910
授業科目名
国際農業生態学
単位数
2.0
主担当
教員名
小林
和彦
授業の目標・概要
農林業にかかわるテーマを、生態学の視点から論じることを経験する。そのために、まず生態系の基礎をなすエネルギ
ーの流れと物質循環、生態系サービスについて、基本的な考え方を学ぶ。次いで、農業生態系の重要な側面:水、土、森
林について、最新の知見を知る。そうして得られた考え方と知識を、実際に自ら興味のある課題に適用して分析し、得ら
れた結果を分かりやすく発表する。
授業計画
1 10/3
2 10/10
3 10/17
4 10/24
5 10/31
6 11/7
7 11/14
8 11/28
9 12/5
10 12/12
11 12/19
12 1/9
13 1/16
14 1/23
15 1/30
ガイダンス/エネルギーと農業生態系
農業生態系の炭素循環
農業生態系の窒素循環
人間活動と農業生態系
土壌生態系とその機能
土壌生物の多様性
生態系の機能を利用した農業生産
人との関わりからみる森林
森林利用と森林環境
年輪を読む
グループ分け、研究課題設定、内容打ち合わせ
発表準備
予備発表 (各グループ 10 分)
本発表 (各グループ 20 分)
本発表 (各グループ 20 分)
成績評価方法
出席,グループ研究発表,レポートの3つで評価する.レポートは、グループ研究発表をもとに個人ごとに作成し、2015
年 2 月 8 日までにメール添付で小林へ提出する。レポートの様式や作成上の注意事項、および送付先メールアドレスは、
授業時間中に指示する。
教科書
ガイダンスの時に指示する。
- 108 -
時間割
コード
060320930
授業科目名
国際植物利用学
単位数
2.0
主担当
教員名
佐藤
雅俊
授業の目標・概要
開発途上国を中心に豊富に存在する植物バイオマス資源については、森林資源と環境保護の調和が提唱されている中で、
植物バイオマスの特性を活かしながら持続的に利用可能な有効利用技術の開発が望まれている。ここでは、植物バイオマ
スの特性と利用の実態、さらに、利用される際に用いられる各種の材質変換方法や製造された製品の利用方法、今後の課
題などについて学ぶ。
授業計画
1)植物バイオマス資源量
2)植物バイオマスの物理的・化学的性質
3)植物バイオマスの熱的変換方法
4)植物バイオマスの化学的変換方法
5)植物バイオマスの物理的変換方法
6)植物バイオマスの抽出成分
7)植物バイオマスの生理活性
8)医薬用資源としての植物バイオマス
9)精油の生理活性と利用
10)樹脂成分の特性と利用
11)植物バイオマスの木質系ボードとしての利用
12)植物バイオマスの建築用材料としての利用
13)植物バイオマスの今後の課題と展開
成績評価方法
講義への出席とレポート提出により評価を行う。
レポートは授業中に指示する。
教科書
特になし
時間割
コード
060320960
授業科目名
プロジェクト管理学
単位数
2.0
主担当
教員名
佐藤
雅俊
授業の目標・概要
プロジェクトとは、限られた時間内に資源(ひと・もの・かね)を投入することにより目標を達成する仕事であり、サ
ービスである。プロジェクトの管理とは、目標達成を目指し、進捗をチェックし、問題があれば対策を立て、それを実行
することを通して、プロジェクトを運営する実務である。だが、プロジェクト管理という実務を学問の対象として捉え返
したとき、取り上げるべき課題は数多い。例えば、プロジェクトの目標は誰がどう決めるのか。プロジェクトの実施プロ
セスや成果は誰がどう評価するのか。プロジェクトの管理および評価をめぐる手法にはどのようなものがあり、どう用い
るべきなのか。
本講義では、国際協力プロジェクトに焦点を絞り、様々なプロジェクト管理・評価手法について解説する。プロジェク
ト・マネジメントに関する基本概念をはじめ、その構成要素である参加型計画手法、審査手法、評価手法を講義及び演習
を通して習得する。さらに、国際開発コンサルタントや行政、NGO が実施するプロジェクト・マネジメントについて紹介
するとともに、これらを学問の対象として捉え返しつつ、開発援助事業の評価モデルや開発援助における近代化のコンテ
クストおよび国際協力メタファシリテーションの手法について学習する。
授業計画
1)プロジェクトとその管理
10)開発援助事業の評価モデル
2)国際協力プロジェクトの概要
11)開発援助における近代化のコンテクスト
3)日本の政府開発援助とその評価
12)国際協力メタファシリテーションの手法
4)PCM(プロジェクト・サイクル・マネジメント)手法の概要
5)PCM ワークショップおよび PCM の手順(主要ステップ)
6)参加型開発プロジェクトおよびその手法
7)小規模社会開発プロジェクト評価
8)国際開発コンサルタントのプロジェクト・マネジメント
9)行政における業績測定の役割:プログラムとプロジェクト
成績評価方法
出席とレポートにより評価する。なお、レポート課題は授業中に指示する。
教科書
参考図書:
1) 途上国の人々との話し方:国際協力メタファシリテーションの手法、みずのわ書、
2)国際開発コンサルタントのプロジェクト・マネジメント、コーエイ総合研究所、国際開発ジャーナル社、4-87539-067-X、
3)㈶国際開発高等教育機構「開発援助のためのプロジェクト・サイクル・マネージメント:参加型計画編」2004 年 3 月
改訂第 6 版、
4)同上:モニタリング・評価編」2006 年 3 月改訂第 5 版、
5)同上:PCM 手法の理論と活用、
6) 小規模社会開発プロジェクト評価、国際開発ジャーナル社
- 109 -
時間割
コード
060320980
授業科目名
環境経済学
単位数
2.0
主担当
教員名
鈴木
宣弘
授業の目標・概要
地球的規模の環境問題の解決が緊急課題としてクローズアップされている。本講義は経済学をベースに環境問題を理解
し、これを解決するための環境政策の考え方を理解するための基本的な理論と分析枠組みを学ぶ。その上で、特に、食料・
農業、農産物貿易と環境負荷との関係を分析し、農業環境政策のあり方、環境保全型農業の推進方策を考究する。さらに、
地球温暖化等の環境問題との関連で、今後の国際食料需給のひっ迫の可能性について、様々な観点から経済学的に検証す
る。
授業計画
1)環境経済学とは
2)外部経済・外部不経済(私的限界費用と社会的限界費用)
3)ピグー税、ボーモル=オーツ税
4)コモンズの悲劇
5)コースの定理
6)排出権取引
7)農業・農産物貿易と環境負荷(窒素需給、バーチャル・ウォーター、フード・マイレージ)
8)汚染者負担原則(PPP)と農業
9)農業環境政策の費用便益
10)環境保全型農業の推進方策
11)バイオ燃料の光と影
12)国際食料需給はひっ迫するか-悲観論と楽観論
13)システム分析について
14)世界の食料生産とバイオマスエネルギー
15)日本の自然条件と食料生産
成績評価方法
レポートにて評価する。課題については授業中に指示する。
教科書
1)参考図書
2)参考図書
3)参考図書
4)参考図書
5)参考図書
時間割
コード
『食料を読む』 鈴木宣弘・木下順子、日経文庫、2010 年、978-4532112158
『世界の食料生産とバイオマスエネルギー』 川島博之、東大出版会、2008 年、978-4130721028
『食糧危機をあおってはいけない』 川島博之、文藝春秋、2009 年、978-4163712406
『食料自給率の罠』 川島博之、朝日新聞出版、2010 年、978-4023308305
『「作りすぎ」が日本の農業をダメにする』 川島博之、日本経済新聞出版社、2011 年、978-4532354770
060321010
授業科目名
国際地域農業開発と生産者組
織
単位数
2.0
主担当
教員名
鈴木
宣弘
授業の目標・概要
世界の食料問題や環境問題について農学の立場から考える上で、制度や政策といったマクロな観点だけでなく、よりミ
クロな地域農業開発の視点が重要である。中でも、生産者組織は農業生産資材の供給、研究機関により新しく開発された
生産技術の普及、農産物販売、農業金融、地域社会の形成、地域環境の維持等を通じて、地域農業開発において重要な役
割を担っている。先進国および発展途上国における地域農業開発の実態や、それに関わる生産者組織の意義、それらを科
学的に分析・評価する手法は、農業開発に関わる者やフィールドワーカーのみならず、政策立案者にとっても有用な知見
を提供する。以上の理由から、本講義では様々な学術領域の知見や分析枠組を用い、国内外の地域農業開発における生産
者組織の機能とその課題を明らかにすることを目的とする。
授業内容は、先進国および発展途上国の農村、漁村における村落共同体の形成から生産者組合、協同組合の成立につい
て、はじめに社会学的、歴史学的観点から整理する。その上で、生産者組織が地域農業開発に果たす役割について、生産、
販売・流通、金融、地域社会、地域環境の観点から学際的に論じる。特に、農業関連技術の研究開発およびその普及過程、
農業生産資材の供給や農産物販売における規模の経済と価格交渉力、農業生産におけるリスクと農業保険、地域社会の形
成や地域環境の維持に対する取組みについて扱う。これらを検討する中で、農学、経済学、社会学、開発学、歴史学、環
境学に関する分析・評価手法を紹介し、各学術領域で蓄積された知見の理解や、実際にフィールドワーカーあるいは政策
立案者として応用可能な分析手法の習得を目指す。
授業計画
第 1 回(10 月 7 日) 農村社会における所得向上と生産者組織(鈴木宣弘・東京大学)
第 2 回(10 月 14 日)地域農業開発の自然科学的分析枠組(黒倉壽・東京大学)
第 3 回(10 月 21 日)地域農業開発の社会科学的分析枠組(中島亨・東京大学)
第 4 回(10 月 28 日)村落共同体とその今日的意義(戸石七生・東京大学)
第 5 回(11 月 4 日) 協同組合の歴史的展開(今尾和實・東京大学/JA 共済総合研究所)
第 6 回(11 月 11 日)日本の共済制度と保険(今尾和實・東京大学/JA 共済総合研究所)
第 7 回(11 月 18 日)環境保全型農業の推進と生産者組織(胡柏・愛媛大学)
第 8 回(11 月 25 日)環境政策の動向と村落共同体(渡辺靖仁・東京大学/山梨大学)
第 9 回(12 月 2 日) 漁業協同組合の歴史と今日的意義(八木信行・東京大学)
第 10 回(12 月 9 日)農業関連技術の普及と生産者組織(中島亨・東京大学)
第 11 回(12 月 16 日 農産物流通における不完全競争と生産者組織(中島亨・東京大学)
第 12 回(1 月 6 日) 協同組合の国際比較-日韓比較を中心に-(松本武祝・東京大学)
第 13 回(1 月 13 日)地域社会における生産者組織の取組み(髙木英彰・JA 共済総合研究所)
第 14 回(1 月 16 日)総括:国際地域農業開発における生産者組織の役割(黒倉壽・東京大学)
成績評価方法
出席および期末試験にて評価する(出席 60%・期末試験 40%)
。
期末試験は講義最終日(1 月 20 日)に行う。
教室:農学部 7 号館 B 棟 231/232 講義室
教科書
講義時に資料を配付する。
- 110 -
時間割
コード
060330030
授業科目名
薬理学各論
単位数
2.0
主担当
教員名
尾崎
博
授業の目標・概要
薬理学総論、細胞情報薬理学で生理活性物質や医薬品の薬理作用の基礎を学んだ後に、様々な薬について各論を学びま
す。医薬品が対象とする疾病の背景、薬の作用様式、使い方、副作用などについて系統立てて解説します。特に、この講
義では生理学と薬理作用機序をベースに各疾患別に医薬、動物薬として使われている薬品について理解してもらいたい。
授業計画
1. 血管に作用する薬物
2. 心臓に作用する薬物
3. 消化管運動の調節と薬理
4. 胃酸分泌とその薬理
5. 血液凝固に作用する薬物
6. 血清脂質代謝改善薬
7. 糖尿病治療薬
8. 抗炎症薬
9. 肝臓・胆道・膵臓に作用する薬剤
10. 感染症の治療薬 1:抗菌薬
11. 感染症の治療薬 2:駆虫薬、殺虫剤
12. 無機塩類代謝・腎機能に作用する薬物1
13. 無機塩類代謝・腎機能に作用する薬物 2
14. 癌の治療薬
15. アレルギー・呼吸器・問題行動治療薬
成績評価方法
定期試験期間での期末試験と出席点により評価。基本的に追再試験、ならびにレポートでの成績評価は行わない。
定期試験実施日 2015 年 2 月 2 日(月)2 限 7A-106
教科書
1)新獣医薬理学、伊藤他、近代出版、4-87402-101-8 C3047
2)参考書:小動物の臨床薬理学、尾崎・西村、文永堂出版、4-8300-3190-5 C3061
時間割
コード
060330041
授業科目名
細菌学
単位数
2.0
主担当
教員名
関崎
勉
授業の目標・概要
本講義では、1)微生物学発達の歴史と細菌の全般的な分類学的位置づけ、形態と微細構造、栄養要求性、増殖、分離同
定法など細菌の一般性状、2)細菌がいかに栄養物とエネルギーを獲得し、これらを利用して、細菌の構成物質を合成する
かなどの物質代謝、3)細菌の変異様式とその機構、細菌の遺伝子、プラスミド、バクテリオファージの構造、機能、細菌
における遺伝子の伝達、遺伝子操作など細菌の変異と遺伝、4)感染の経路、経過と発症、感染症成立の要因など感染と宿
主・寄生体関係、5)動物の生活環境中に存在する無数の病原性、非病原性微生物に対する滅菌と消毒の方法、6)病原微
生物に対して強い殺菌あるいは静菌作用をもち、生体に対して副作用の少ない化学物質を動物に与えて、感染症を治療す
る化学療法、7)免疫付与によって、病原微生物の感染から宿主を守るワクチンの種類や性質、製造法などを講義する総論
部分と、グラム染色性、菌形態、好気性ないし嫌気性などのグループごとに、それぞれの細菌の分類、生物学的特性およ
び病原性と、それらに起因する代表的な動物(魚類も含む)の病気を紹介する各論部分からなる。
本講義で扱う細菌はあくまでも動物に対する病原細菌であり、食品産業や工業生産に有用な細菌についてはふれない。
授業計画
1)序論、微生物学の歴史、細菌の分類
2)細菌の一般性状
3)細菌の物質代謝
4)細菌の遺伝と変異
5)感染と宿主・寄生体関係
6)滅菌と消毒
7) 細菌感染症の治療法(化学療法)
8)グラム陰性通性嫌気性桿菌(腸内細菌科)
9)グラム陰性好気性桿菌、グラム陰性好気性球菌
10) グラム陰性嫌気性無芽胞桿菌および球菌
11)らせん菌群、スピロヘータ類
12) グラム陽性球菌、グラム陽性芽胞形成桿菌
13)グラム陽性無芽胞桿菌、放線菌関連菌
14)マイコプラズマ、リケッチア、クラミジア、レジオネラ
成績評価方法
期末試験(11 月 28 日:筆記試験)の成績による評価
7号館 A 棟7A-104/105 講義室で実施
教科書
1)獣医微生物学 第 3 版、見上彪監修、文永堂出版、ISBN 978-4-8300-3237-0
- 111 -
時間割
コード
060330050
授業科目名
ウイルス学
単位数
2.0
主担当
教員名
堀本
泰介
授業の目標・概要
本講義では、動物ウイルスを対象として 1)ウイルスの定義、形態、基本構造や化学組成、物理・化学的要因に対する
抵抗性など、ウイルスの一般性状、2)ウイルスの物理・化学的組成や組織・臓器親和性などに基づいたウイルスの分類、
3)動物、発育鶏卵、培養細胞を用いたウイルスの培養・増殖法ならびにウイルス増殖の指標と定量的な検出法、4)感染
細胞におけるゲノムの複製や構造蛋白合成など、ウイルスの増殖環、5)ウイルスの変異や同種または異種のウイルスが混
合感染した場合に、ウイルス遺伝子間または遺伝子産物間で起こりうる遺伝学的現象、ウイルスを用いた遺伝子操作法な
ど、動物ウイルスの遺伝学、6)細胞レベル、個体レベル、集団レベルからみたウイルス感染と発症、7)自然界における
ウイルスの存在様式や変異による環境適応性など、ウイルス感染症の疫学、8)ウイルス感染に対する宿主側の防衛機構を
講義する総論部分と、それぞれのウイルス科に属するウイルスの性状、ゲノム構造、蛋白質、増殖環および各ウイルス種
の分類学上の位置とそれらに起因する代表的な動物(魚類も含む)の病気を紹介する。また、プリオンの性状や症状なら
びに動物におけるウイルス性持続感染症についてとりまとめて講義する各論部分からなる。
授業計画
1)ウイルス学の歴史 2)ウイルスの一般性状 3)ウイルスの分類 4)ウイルスの培養と検出法 5)ウイルスの増殖
6)ウイルスの遺伝学 7)ウイルス感染と発症 8)ウイルス感染症の疫学 9)ウイルス感染に対する防御機構
10)ポックスウイルス、アスファウイルス、イリドウイルス、ヘルペスウイルス
11)アデノウイルス、ポリオーマウイルス、パピローマウイルス、サーコウイルス、アネロウイルス
12)パルボウイルス、へパドナウイルス、レオウイルス、ビルナウイルス、ピコビルナウイルス
13)ボルナウイルス、フィロウイルス、パラミクソウイルス、ラブドウイルス
14)オルトミクソウイルス、ブニヤウイルス、アレナウイルス、デルタウイルス
15)ピコルナウイルス、カリシウイルス、ヘペウイルス、アストロウイルス、ノダウイルス
16)コロナウイルス、アルテリウイルス、フラビウイルス、トガウイルス
17)レトロウイルス、プリオン
成績評価方法
定期試験期間に行う期末試験により評価する。
試験日時:2015 年 2 月 2 日(月)1 限
教室:農学部 7A-106
教科書
1)獣医微生物学
2) 動物の感染症
時間割
コード
第 3 版、見上彪監修、文永堂出版、978-4-8300-3237-0
第 3 版 明石博臣ら編集 近代出版、978-4-87402-172-9
060330051
授業科目名
ウイルス学
単位数
2.0
主担当
教員名
堀本
泰介
授業の目標・概要
本講義では、動物ウイルスを対象として 1)ウイルスの定義、形態、基本構造や化学組成、物理・化学的要因に対する
抵抗性など、ウイルスの一般性状、2)ウイルスの物理・化学的組成や組織・臓器親和性などに基づいたウイルスの分類、
3)動物、発育鶏卵、培養細胞を用いたウイルスの培養・増殖法ならびにウイルス増殖の指標と定量的な検出法、4)感染
細胞におけるゲノムの複製や構造蛋白合成など、ウイルスの増殖環、5)ウイルスの変異や同種または異種のウイルスが混
合感染した場合に、ウイルス遺伝子間または遺伝子産物間で起こりうる遺伝学的現象、ウイルスを用いた遺伝子操作法な
ど、動物ウイルスの遺伝学、6)細胞レベル、個体レベル、集団レベルからみたウイルス感染と発症、7)自然界における
ウイルスの存在様式や変異による環境適応性など、ウイルス感染症の疫学、8)ウイルス感染に対する宿主側の防衛機構を
講義する総論部分と、それぞれのウイルス科に属するウイルスの性状、ゲノム構造、蛋白質、増殖環および各ウイルス種
の分類学上の位置とそれらに起因する代表的な動物(魚類も含む)の病気を紹介する。また、プリオンの性状や症状なら
びに動物におけるウイルス性持続感染症についてとりまとめて講義する各論部分からなる。
授業計画
1)ウイルス学の歴史 2)ウイルスの一般性状 3)ウイルスの分類 4)ウイルスの培養と検出法 5)ウイルスの増殖
6)ウイルスの遺伝学 7)ウイルス感染と発症 8)ウイルス感染症の疫学 9)ウイルス感染に対する防御機構
10)ポックスウイルス、アスファウイルス、イリドウイルス、ヘルペスウイルス
11)アデノウイルス、ポリオーマウイルス、パピローマウイルス、サーコウイルス、アネロウイルス
12)パルボウイルス、へパドナウイルス、レオウイルス、ビルナウイルス、ピコビルナウイルス
13)ボルナウイルス、フィロウイルス、パラミクソウイルス、ラブドウイルス
14)オルトミクソウイルス、ブニヤウイルス、アレナウイルス、デルタウイルス
15)ピコルナウイルス、カリシウイルス、ヘペウイルス、アストロウイルス、ノダウイルス
16)コロナウイルス、アルテリウイルス、フラビウイルス、トガウイルス
17)レトロウイルス、プリオン
成績評価方法
期末試験により評価する。
試験日時:2015 年 1 月 27 日(火)4 限
教室:農学部 7A-104・105
教科書
1)獣医微生物学
2) 動物の感染症
第 3 版、見上彪監修、文永堂出版、978-4-8300-3237-0
第 3 版 明石博臣ら編集 近代出版、978-4-87402-172-9
- 112 -
時間割
コード
060330060
授業科目名
寄生虫学
単位数
3.0
主担当
教員名
今井
壮一
授業の目標・概要
獣医学で診療、治療の対象となる動物は、様々な病原体の攻撃により感染症を起こす。病原体にはウイルス、細菌など
のほか、さまざまな病害動物も存在し、これらの病害動物を一般に寄生虫という。病害動物の種類、生態、病原性、なら
びにそれらの動物によって起こる疾病の病因、治療、予防などを扱うのが広義の寄生虫学である、寄生虫によって引き起
こされるさまざまな疾病に関する病因を理解し、治療・予防につなげていくためには、個々の寄生虫に関する正確な知識
が要求される。本講義では、まず、獣医学に関連した寄生虫全体の分類、生理、生態などについて概説し、引き続いて寄
生虫を原虫、蠕虫、衛生動物に大別し、それら各群のうち、主としてわが国で見られる重要なものをとりあげ、それらの
種類と個々の生活史について解説する。生活史を理解することは、その寄生虫の宿主への感染ルート、その寄生虫が起こ
す疾病原因、次の感染への伝搬方法、ひいてはその寄生虫による疾病の治療、予防を考察する上で極めて重要である。原
虫は単細胞生物、蠕虫は多細胞生物であり、また、衛生動物の多くは宿主の体内には入らず、体表に寄生する。したがっ
て、寄生虫と呼ばれる病害動物には変化に富んだ生活様式をもつ様々な種が存在する。それらの個々に特有な特徴を理解
するとともに、多数の種に共通な諸点についても理解を深めていただきたい。
授業計画
1)寄生虫とは? 寄生虫と寄生虫学
13)条虫類各論(1) 裂頭条虫類
2)寄生生活の獲得と適応、宿主-寄生体関係
14) 条虫類各論(2) 円葉条虫類
3)獣医学で扱う寄生虫の系統分類と生活史概説
15)線虫類各論⑴ 回虫類、蟯虫類
4)寄生原虫の分類と生活史
16)線虫類各論⑵ 円虫類
5)コクシジウム類
17)線虫類各論⑶ 糞線虫類
6)住血胞子虫類
18)線虫類各論(4) 旋尾線虫類
7)ピロプラズマ類
19) 線虫類各論(5) 鞭虫類、その他
8)鞭毛虫類
20) 獣医衛生動物の定義とその病害
9)肉質虫類、繊毛虫類、その他
21)衛生動物に対する対策・殺虫剤とその作用機序
10)寄生蠕虫の分類と生活史
22)節足動物各論⑴ダニ類
11)吸虫類各論(1)住血吸虫類
23)節足動物各論⑵昆虫類
12) 吸虫類各論(2) その他の吸虫類
成績評価方法
3年次冬学期は定期試験期間中にそれまでの授業内容を範囲として第1回筆記試験を行い、本授業終了となる4年夏学期
の授業最終日後に第2回筆記試験を行って、それらを併せて評価する。
教科書
講義プリントを配付する。参考書として、「改訂獣医寄生虫学・寄生虫病学 1,2、石井俊雄著・今井壯一編、講談社サイ
エンティフィク、ISBN 978-4-06-153727-9:978-4-06-153728-6」、および「図説獣医衛生動物学、今井壯一・藤崎幸蔵・
板垣匡・森田達志著、講談社サイエンティフィク、ISBN 478-4-06-153731-6」をあげておく。
時間割
コード
060330090
授業科目名
毒性学
単位数
2.0
主担当
教員名
久和
茂
授業の目標・概要
毒性学は我々人類をとりまく多種多様の化学物質がヒトの健康や環境に及ぼすであろう有害作用を予見し、それを未然
に防止することを最終目的とするリスク科学である。ヒトへの有害性は動物実験のデータをヒトに外挿することにより得
られる。従って、この分野における獣医師の役割りは非常に重い。講義は化学物質の示す毒性の性状および生体における
毒性の発現機構が中心課題となる。毒性学総論では、化学物質の体内動態および化学物質の示す毒性の諸性状について述
べ、動態に関連する代表的な臓器、生体システムでの毒性発現とその検査法を紹介する。さらに特殊毒性試験の根幹とな
る変異原、発がん性試験、生殖毒性試験、環境毒性の評価等について、生体内の毒性発現の場に着目し、毒性の特徴と発
現機構について教授する。また、折に触れ、実社会で毒性学がどのように活用されているか紹介する。
授業計画
1)毒性物質の変遷と獣医学の関連性
2)リスク評価とリスク管理
3)化学物質の体内動態(吸収と分布)
4)化学物質の体内動態(代謝と排泄)
5)種差と外挿
6)変異原性
7)がん原性
8)生殖・発生毒性
9)環境毒性
10)内分泌攪乱物質
11)肝毒性
12)腎毒性
13)免疫毒性と神経毒性
14)感覚器毒性
成績評価方法
レポート(課題は授業中に指示する)、通常の授業時間に実施する小テスト、定期試験期間の試験等を総合的に評価する
期末試験を定期試験期間に実施する
試験日時: 2015 年 2 月 2 日(月)2 限
教室: 7 号館 A 棟 104/105
持ち込み不可
教科書
1)モデル・コア・カリキュラム準拠 獣医毒性学 日本比較薬理学・毒性学会編
- 113 -
時間割
コード
060330123
授業科目名
獣医衛生学
単位数
2.0
主担当
教員名
桑原
正貴
授業の目標・概要
家畜の飼養管理ならびに疾病予防のために必要な基本的な知識と考え方を修得する。とくに家畜の管理を個体レベルと
集団レベルの両方から学ぶ。
授業計画
1.家畜衛生学の意義
1)家畜衛生学の定義、目的、獣医公衆衛生学・家畜管理学との関連性、2)家畜衛生の背景
2.管理衛生
1)畜舎環境と衛生対策、2)乳牛の管理衛生、3)肉牛の管理衛生、4)豚の管理衛生、5)鶏の管理衛生
3.予防衛生
1)獣医疫学の概念、2)獣医疫学分析手法、3)国際獣疫と予防
4.放牧衛生
1)放牧環境と衛生対策、2)放牧家畜の管理、3)放牧病
5.飼養衛生
1)栄養障害、2)生産病、3)中毒
6.環境衛生、輸送衛生
1)畜産廃棄物の処理と利用、2)畜産公害、3)輸送疾患
7.衛生行政と関連法規
1)家畜衛生行政 2)家畜伝染病予防法 3)薬事法 4)飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する法律
5)獣医師法 6)獣医療法 7)環境基本法
成績評価方法
定期試験期間に行う期末試験より評価する。
試験日時:2015 年 2 月 4 日(水)2 限
教室:農学部 7 号館 A 棟 104/105
教科書
獣医衛生学、鎌田信一ほか、文永堂出版、ISBN4-8300-3199-9
時間割
コード
060330140
授業科目名
小動物内科学Ⅱ
単位数
4.0
主担当
教員名
大野
耕一
授業の目標・概要
小動物の消化器疾患、肝・胆道・膵外分泌疾患、泌尿器疾患、内分泌代謝性疾患に関し、解剖と機能を理解した上で、
はじめに全体的な臨床徴候、検査法、治療法に関して学ぶ。ついで、各疾患に関する概念、病因と発生機序、病態生理、
臨床徴候、診断、治療、予後を学ぶ。
授業計画
小動物の消化器疾患
1.消化器疾患の検査法 Ⅰ(大野)
2.消化器疾患の検査法 Ⅱ(大野)
3.消化器疾患治療薬概論(大野)
4.咽頭、食道の疾患
5.胃の疾患(大野)
6.腸の疾患Ⅰ(大野)
7.腸の疾患Ⅱ(大野)
8.腸の疾患Ⅲおよび肛門、腹膜の疾患(大野)
小動物の肝胆道系と膵外分泌疾患
1.肝胆道系疾患に対する検査法(大野)
2.犬の肝疾患Ⅰ(大野)
3.犬の肝疾患Ⅱ(大野)
4.肝外胆道系疾患(大野)
5.猫の肝疾患(大野)
6.犬と猫の膵外分泌疾患(大野)
小動物の泌尿器疾患
1.腎泌尿器疾患の一般的な診断法(竹村)
2.慢性腎臓病(竹村)
3.急性腎不全(竹村)
4.膀胱疾患(竹村)
5.尿石症(竹村)
6.多飲多尿の類症鑑別(竹村)
小動物の内分泌代謝性疾患
1.視床下部・下垂体の疾患(松木)
2.甲状腺と上皮小体(副甲状腺)の疾患 1(松木)
3.甲状腺と上皮小体(副甲状腺)の疾患 2(松木)
4.副腎の疾患 1(松木)
5.副腎の疾患 2(松木)
6.糖尿病と代謝異常 1(松木)
7.糖尿病と代謝異常 2(松木)
成績評価方法
期末試験により評価する。
通常、定期試験期間内の木・1-2 限で実施(正式には試験前までに連絡)。
教室:農学部 7 号館 A 棟 104・105 号室(予定。変更の場合には試験前までに連絡)
。
教科書
「獣医内科学 小動物編」日本獣医内科学アカデミー編、岩崎・辻本・長谷川監修、文永堂、ISBN 4-8300-3200-6
「スモールアニマルインターナルメデイスン」(第 3 版)、長谷川・辻本監訳、インターズー、ISBN 4-8995-294-5
「犬と猫の内分泌疾患ハンドブック」松木直章著
(http://mkivet.hp.infoseek.co.jp/)
- 114 -
時間割
コード
060330163
授業科目名
外科学総論
単位数
2.0
主担当
教員名
西村
亮平
1.0
主担当
教員名
西村
亮平
授業の目標・概要
外科学に共通する一般的な項目を概説する
眼科学の基礎と応用について概説する。
授業計画
Ⅰ.外科総論
1.組織の損傷と創傷治癒
2.縫合材料と縫合法
3.創部感染と抗生物質
4.滅菌法と消毒
5.酸塩基平衡と血液ガス
6.輸液療法
7.周術期栄養管理
8.心肺蘇生
Ⅱ.眼科
1 眼の発生と構造
2 眼科検査
3 眼窩
4 眼瞼
5 涙器
6 第三眼瞼
7 強膜
8 角膜
9 ぶどう膜
10 水晶体
11 緑内障
12 網膜・視神経
13 眼科疾患の治療方法
成績評価方法
筆記試験により評価する
試験日時:2 月 4 日(水)
:眼科分
2 月 6 日(金)1,2 限:その他
教室:農学部 7 号館 A 棟 106 号室
教科書
Veterinary surgery Small animal,Tobias, K. ed. Elsevier 978-1-4377-0746-5
時間割
コード
060330170
授業科目名
麻酔・鎮痛学
単位数
授業の目標・概要
近年、新しい麻酔薬や麻酔法が開発され、さらにはさまざまな麻酔モニター機器が導入されたことにより、獣医学領域
とくに犬や猫の臨床例に対する麻酔は、大きく変化した。これらによってより重篤な病態の動物あるいはより高齢な動物
に対して、より安全な麻酔を実施することが可能となってきた。さらにこれらの変化は、手術やさまざまな処置中の麻酔
だけに留まらず、術前の不安感の軽減、術後疼痛管理など周術期の麻酔管理の充実という概念でさらに進化している。最
近では、とくに鎮痛に関しての関心が高まり、術後鎮痛にとどまらず、術中鎮痛や慢性疼痛、癌性疼痛の管理に関しても
目覚しい進歩を遂げている。この講義は、動物に対する鎮静・麻酔および鎮痛について、生理学的、薬理学的、そして臨
床学的側面からその基礎と応用を学ぶことを目的としている。
授業計画
1.鎮静・麻酔・鎮痛とは
2. 麻酔はなぜ効くのか
3. トランキライザー、鎮静薬、麻酔前投薬
4.局所麻酔
5.注射麻酔薬
6.吸入麻酔薬
7.麻酔器と麻酔用具
8.麻酔モニター
9.痛みのメカニズムとその制御
10.鎮痛法の実際
11.各種疾患時の麻酔
成績評価方法
筆記試験により評価する
試験日時:2 月 6 日(金)1,2 限
教室:農学部 7 号館 A 棟 106 号室
教科書
参考書:獣医臨床麻酔学(佐々木伸雄他編、学窓社、4-87362-133-X)
- 115 -
時間割
コード
060330180
授業科目名
放射線学
単位数
2.0
主担当
教員名
西村
亮平
授業の目標・概要
放射線とその利用に関する基礎知識を習得させ、放射線の取り扱い・被ばく管理・放射線防護に関する知識と関連法規、
獣医学における画像診断や放射線治療についても習得する。
授業計画
①放射線の基礎、物質相互作用
②放射線の単位、放射線・放射能の測定
③放射線生物の基礎、DNA・細胞・生体に対する影響
④放射線の応用、環境放射線、放射線障害と防護(法令)
⑤X 線の性質・発生・生物作用、X 線検査の防護の実際
⑥X 線検査・X 線造影法・超音波検査・CT・MRI の実際(総論、造影法の実際)
⑦X 線検査・X 線造影法・CT・MRI(頭部)
⑧X 線検査・X 線造影法・超音波検査・CT・MRI(頚部・脊椎)
⑨X 線検査・X 線造影法・超音波検査・CT・MRI(胸腔)
⑩X 線検査・X 線造影法・超音波検査・CT・MRI(腹腔:泌尿生殖器・骨盤腔・会陰)
⑪X 線検査・X 線造影法・超音波検査・CT・MRI(腹腔:胃腸)
⑫X 線検査・X 線造影法・超音波検査・CT・MRI(腹腔:肝・胆・膵・脾、腹壁・腹腔、ヘルニアなど)
⑬X 線検査・X 線造影法・超音波検査・CT・MRI(四肢)
⑭腫瘍の放射線療法
⑮核医学診断法
成績評価方法
筆記試験により評価
試験日時:2 月 2 日(月)1 限
教室:農学部 7 号館 A 棟 104/105 号室
教科書
特になし
時間割
コード
060330190
授業科目名
臨床繁殖学
単位数
2.0
主担当
教員名
田中
知己
授業の目標・概要
本講義は主に産業動物の繁殖性を最大限に向上させることを目的に、家畜繁殖学の基礎的事項および繁殖を障害する疾
患について体系的に理解することを目標とする。講義では,獣医学の中で習得するべき家畜の繁殖に関する基本的内容に
加え、家畜の繁殖を障害する疾患等の原因,診断,治療,予防法について学習する。
授業計画
1)講義の概要
2)主な家畜の生殖器並びに生殖周期
3)家畜の生殖系ホルモンとその役割
4)牛の発情ならびに交配適期
5)家畜の妊娠とそのメカニズム
6)家畜の分娩とそのメカニズム
7)家畜の繁殖の人為的調節
8)家畜の繁殖障害の種類と原因
9)繁殖障害の診断法
10)生殖器の先天的異常
11)家畜の卵巣疾患
12)家畜の子宮疾患
13)リピートブリーディング
14)小動物の卵巣、子宮、膣疾患
15)雄の繁殖障害
以上の項目について集中講義にて実施する。
成績評価方法
講義中の小テストおよび筆記試験により評価する。
試験日時:授業中に指示する
教室:授業中に指示する
教科書
1)獣医繁殖学 第 4 版 中尾敏彦、津曲茂久、片桐成二 文永堂出版 978-4-8300-3239-4
2)動物臨床繁殖学 小笠晃 ・ 金田義宏 ・ 百目鬼郁男 監修 朝倉書店 ISBN978-4-254-46032-2 C3061
- 116 -
時間割
コード
060330193
授業科目名
家禽疾病学
単位数
1.0
主担当
教員名
中山
裕之
単位数
2.0
主担当
教員名
中山
裕之
授業の目標・概要
鳥類の分類、生態、形態、生理、病態、感染症について理解する。
授業計画
1. 鳥類の分類、生態、形態
2. 鳥類の生理、病態
3. 鳥類のウイルス感染症
4. 鳥類の細菌感染症
5. 鳥類の原虫・寄生虫感染症
6. 鳥類の非感染性疾患1
7. 鳥類の非感染性疾患2
成績評価方法
「試験」と「出席」により評価。
試験は最終講義の次の週に行う。
教科書
なし
時間割
コード
060330203
授業科目名
病理学各論
授業の目標・概要
臓器は発生の異なる様々な組織の集合体であるが、発生を同じくする組織でもそれぞれの臓器において固有の分化を遂
げ、その臓器特有の機能、形態を示すものがある。従って、総論的には同一と考えられる病変でも、発生する臓器によっ
て発現型が異なる場合がある。病理学各論では病理学総論で学んだ事項を基にして、各々の臓器についての病理変化を紹
介する。
授業計画
1)循環器系の病変
2)造血器系の病変
3)呼吸器系の病変
4)消化器系の病変
5)肝・膵の病変
6)泌尿器系の病変
7)生殖器系の病変
8)内分泌系の病変
9)神経系の病変
10)感覚器系の病変
11)筋肉・骨の病変
12)皮膚の病変
成績評価方法
期末試験と出席点により評価する。
試験は授業最終日(次年度前期6月中旬)に行う。
教科書
1)動物病理学各論第2版、日本獣医病理学会編、文永堂出版、978-4-8300-3225-7 C3061
2) 動物病理カラーアトラス、日本獣医病理学会編、文永堂出版、978-4-8300-3208-0
- 117 -
時間割
コード
060330213
授業科目名
軟部組織外科学
単位数
4.0
主担当
教員名
西村
亮平
授業の目標・概要
主として小動物の軟部組織における疾患を扱う。すなわち、消化器疾患、肝臓・胆嚢疾患、内分泌疾患、脾臓疾患、泌
尿・生殖器疾患、呼吸器疾患、循環器疾患などのうち、外科的疾患の病態、診断法、治療法等について概説する。さらに
眼科疾患全体の講義も行う。
授業計画
1.口蓋の外科・唾液嚢腫
2.食道の外科
3.腹部軟部組織手術の基礎
4.裂孔ヘルニア、横隔膜ヘルニア、腹膜心膜横隔膜ヘルニア
5.胃の外科
6.小腸・大腸の外科
7.肛門および肛門周囲の疾患
8.肝臓の外科
9.胆嚢、胆管の外科
10.内分泌疾患の外科
11.脾臓の外科
12.泌尿器の外科
成績評価方法
筆記試験により評価する
試験日時:2 月 6 日(金)1、2 限
教室:農学部 FS 棟 講義室
教科書
Veterinary surgery Small animal , Tobias, K. ed. Elsevier 978-1-4377-0746-5
犬と猫の腹部外科マニュアル 978-4-87362-154-8
時間割
コード
060330260
授業科目名
野生動物医学
単位数
1.0
主担当
教員名
中山
裕之
授業の目標・概要
野生動物の解剖、生態、病気、治療、救護法、保護および保全医学について講義する。また、野生動物あるいは動物園
動物医学の現場を知る講師に随時講義を行ってもらう。
授業計画
1.野生動物の分類
2.野生動物の生態
3.野生動物医学(臨床、病理、救護など)
4.野生動物の保護
5.保全医学
6.動物園動物の医学
成績評価方法
出席で評価、レポート提出の可能性あり(課題と締切は随時連絡)
教科書
特になし
- 118 -
時間割
コード
060330270
授業科目名
動物生命倫理
単位数
2.0
主担当
教員名
森
裕司
授業の目標・概要
多様な獣医学的・応用動物科学的観点から、動物の生理学的および心理学的な状態を客観的に判断することを通じて、
心身の快・不快状態がウェルフェア(動物福祉)とどのように関連するかを学ぶ。また畜産や獣医療をめぐる倫理的論議
や法的背景についての理解を深め、様々な状況におかれた異なる動物種の福祉問題に対する批判的分析法を学ぶ。
授業計画
1)さまざまな動物観とその歴史的変遷
2)動物福祉とは何か:倫理・科学・法律
3)コンパニオンアニマルの福祉
4)動物の適正飼養と動物保護活動:現状と課題
5)家畜福祉の定義
6)家畜福祉に関する OIE(国際獣疫事務局)の対応
7)家畜福祉に関する EU および国内の対応
8)家畜福祉評価法
9)家畜福祉改善による生産性の向上
10)家畜福祉基準
11)家畜福祉飼育法の実際
12)実験動物に関する生命倫理
13)動物愛護管理法
14)動物の麻酔と鎮痛
15)動物の安楽死
成績評価方法
試験日時:2015 年 1 月 30 日(金)2 限
教室:農学部 7 号館 A 棟 104/105 講義室
教科書
参考図書
動物への配慮の科学―アニマルウェルフェアをめざして(佐藤衆介・森裕司監訳・2009)緑書房
アニマル・ウェルフェア―動物の幸せについての科学と倫理(佐藤衆介著・2005)東京大学出版会
家畜行動図説(佐藤ら編著・1995)朝倉書店
動物に権利はあるか(ローレンス・プリングル著・1995)NHK出版
動物との契約〜人間と自然の共存のために〜 (デズモント・モリス著・1990)平凡社
動物の権利(デヴィッド・ドゥグラツィア著・2003)岩波書店
ペット六法 第二版 (2006) 誠文堂新光社
野生動物問題 (羽山伸一著・2001)地人書館
動物園にできること (川端裕人著・2006)朝日新聞社
日本と EU の有機畜産―ファームアニマルウェルフェアの実際 (松木洋一・永松美希著・2004)
日本の犬は幸せか (富澤勝著・1997)草思社
時間割
コード
060330290
授業科目名
テーマ式講義Ⅱ
単位数
2.0
主担当
教員名
中山
裕之
授業の目標・概要
必修講義では担当していない、獣医学関連法規、産業動物の病理学、エキゾティック動物の臨床、爬虫類と両生類の病
気について学ぶ。
授業計画
1.獣医関連法規
2.産業動物の病理学
3.エキゾティック動物の臨床
4.爬虫類と両生類の病気
成績評価方法
出席とレポート(課題と締切は随時連絡)
教科書
なし
- 119 -
時間割
コード
060401030
授業科目名
応用微生物学実験
単位数
3.0
主担当
教員名
関係各教員
授業の目標・概要
微生物は、 幅広い研究分野の研究対象であるとともに、研究のための有益な道具としても利用される。このことを広く理
解してもらうために、基本実験と応用実験の二部構成で実験を行う。 基本実験では、 肉眼で見ることのできない細菌、 カ
ビ、 酵母などの微生物を培養して観察することにより、培地の調製、 無菌操作、 顕微鏡観察などの微生物取扱技術を習得
する。 応用実験では、酵素の発現誘導、 抗生物質生産、 バイオアッセイ、 酵母の接合実験を通じて微生物の多様な機能と
利用法を学ぶ。 さらに、プラスミド DNA を用いた大腸菌の形質転換実験と形質転換体からのプラスミドの回収実験を通じ
て、遺伝子工学の基礎を習得する。
授業計画
1) 培地調製、 滅菌、 無菌操作
2) 微生物の培養と形態観察
3) アミラーゼ生産微生物の単離
4) 微生物の生育と酵素誘導
5) 酵母の接合
6) 抗生物質の生産とバイオアッセイ
7) プラスミド DNA による大腸菌の形質転換
8) 形質転換した大腸菌からのプラスミドの単離・精製
成績評価方法
出席、レポート、実験態度、および一部に試験を用いて、総合的に評価。
教科書
1)実験応用生命化学、東京大学大学院農学生命科学研究科
4-254-43058-2
2)その他、実験ごとに補足資料を配付
時間割
コード
060401040
授業科目名
応用生命化学専攻・応用生命工学専攻編、朝倉書店、
応用生物化学実験
単位数
3.0
主担当
教員名
関係各教員
授業の目標・概要
本実験では有機化学と生物化学の基礎を充分に習得させることを目的としている。 有機化学では有機合成と有機化合物
の分離・同定を学ぶ。 機器分析によるチャートの読み方にまで及ぶ。 生物化学では基本的な生体物質、 即ち糖、 脂質、 タ
ンパク質、 核酸などの取扱法、 基本的な分析方法などを学ぶ。 更に「酵素」について、大腸菌を培養して精製し、性質や
働きを調べさらには構造を考えるための実験や演習プログラムが用意されている。 栄養化学の立場からラットを飼育し各
種の生物化学的検定を行う。さらに食品成分の分離や分析、動物細胞の培養も行う。 このように極めて充実した内容にな
っている。
授業計画
1)天然生理活性物質の分離・精製
2)スペクトル分析による構造解析
3)天然生理活性物質の合成と生物活性
4)タンパク質の分離・精製
5)酵素の活性測定と動力学的解析
6)酵素免疫測定法
7)動物取扱法
8)培養細胞取扱法
成績評価方法
出席、レポート、実験態度、および一部に試験を用いて、総合的に評価。
教科書
1)実験応用生命化学、東京大学大学院農学生命科学研究科
4-254-43058-2
2)その他、実験ごとに補足資料を配付
応用生命化学専攻・応用生命工学専攻編、朝倉書店、
- 120 -
時間割
コード
060402050
授業科目名
応用生物学専門実験
単位数
3.0
主担当
教員名
関係各教員
授業の目標・概要
本実験は、応用生物学基礎実験Ⅰ、応用生物学基礎実験Ⅱなどで学んだ知識や実験技術をもとに、本専修に関連する多
様な学問分野における最先端の研究状況を理解することとともに、学生自らが実験を計画・遂行できるだけの能力を身に
つけることを目的とする。
応用生物学的観点から、すべての基礎となる生物測定学演習は全員が履修することとし、他の14項目の実験について
は各自に関心の深い実験項目を 6 項目から選択する。
生物測定学演習ではパソコンによる統計解析や遺伝子解析の基礎技術を習得する。
他の14項目の専門的実験は、いずれも少人数の学生を対象とした密度の濃い実験である。
授業計画
1)生物測定学演習
2)植物病理学実験
3)園芸学実験
4)作物生態学実験
5)育種学実験
6)応用昆虫学実験
7)昆虫遺伝学実験
8)植物分子遺伝学実験
9)作物学実験
10)保全生態学実験
11)耐性機能開発学実験
12)地域資源評価学実験
13)自然環境形成学実験
14)資源生物制御学実験
15)資源生物創成学実験
成績評価方法
出席、実験に対する態度、レポートにより総合評価する。
レポートの内容、提出期限はそれぞれの実験ごとに指示する。
教科書
実験 生産環境生物学、東京大学・大学院農学生命科学研究科
時間割
コード
060402070
授業科目名
科学英語論文演習
生物・環境生物学専攻、朝倉書店、4-254-42022-6
単位数
2.0
主担当
教員名
Taylor,DeMar
授業の目標・概要
This class is designed to help you develop skills to communicate more effectively in English. Communication
includes speaking, writing, listening and reading. Emphasis will be placed on reading and writing technical papers,
and preparing and giving scientific presentations in English.
マンツーマンによる教育に重点を置くため、応用生物学専修の学生を優先的に受講生数を限定することがある。なお、毎
回宿題を課す。
授業計画
- Lectures on the basics of technical writing
- Choosing a subject of interest, gathering information and writing a technical paper
- Individual guidance on the technical papers you have written
- Group discussions on the writing process
- Lectures on preparation and organization of presentations
- Presentations and discussions
- Group discussions on preparing and organizing presentations
成績評価方法
Grades will be determined by the grades on your paper, presentation, participation in class discussions and
attendance.
成績は授業の過程で作成する論文、プレゼンテーション、そして授業中の英語によるディスカッションへの寄与の程度に
より評価する。
教科書
Handouts will be provided as needed.
テイラー、デマー/楠 真吾・野村港二訳.2009.英語論文を書くための基本テクニック. 野村港二(編)
めのテクニカルライティング. みみずく舎・医学評論社、東京.
Pp.105-118.
- 121 -
研究者・学生のた
時間割
コード
060403040
授業科目名
森林風景計画実習
単位数
2.0
主担当
教員名
下村
彰男
授業の目標・概要
本実習は、①環境に関する諸情報(データ)を収集・整理し、風景やレクリエーションの観点から土地の資源性を検討・
把握する考え方および技法を学ぶ、②風景計画の検討・立案を体験し、その基本的な考え方や進め方を理解する、③自ら
の考えを人に伝えるためのプレゼンテーションの検討を体験する、以上の3点を目的とする。 情報の整理・加工に関し
ては、コンピューターを活用する。また自然風景地における現地実習において、実際の計画や管理を見聞すること、そし
て現地を対象地として、課題の整理、計画テーマの設定、保護・保全とレクリエーション利用の観点からの土地利用の検
討、両者の調整・統合による最終プランの決定、そして計画のプレゼンテーションと、風景計画の一連の流れを実習し、
計画の考え方や作業を実感する。
授業計画
1)風景計画の考え方
2)基本条件の把握と整理
1. 環境情報のデータ化
2. 環境情報のデータの出力
3. 可視化処理
4. 現地調査
3)風景計画
1. 課題・目標の設定
2. 保護・保全計画
3. 利用計画
4. 保護・保全計画と利用計画の統合
4)プレゼンテーション
成績評価方法
毎回の課題および最終レポート(提出期限等は授業中に指示する)により総合的に評価する。
教科書
特になし
時間割
コード
060403060
授業科目名
森林利用学実習
単位数
2.0
主担当
教員名
仁多見
俊夫
授業の目標・概要
実習を通して森林利用学関連講義の理解を深める。ビデオやスライドを教材にして林業現場を様々な角度から討論する。
作業観測ととりまとめによって、システムとして把握・評価する能力を身につける。地形解析、作業計画立案、安全計算
等を通じて研究や実務に必要な技術の修得をはかり、応用問題に対する考察力を深める。森林機械の構造理解と操作実習
を研修施設で行う。また、林業現場の見学を行い、実地の経験を深める。レポートを通じて、論理的思考力や表現力を高
める。室内実習ではコンピュータによってデータ処理をおこなう。
授業計画
1)森林作業の種類と区分、作業時間観測
2)作業システムと作業能率
3)ワイヤークレーン装置の構造と設計
4)森林基盤整備計画とコンピーター利用手法
5)森林資源利用、森林作業および森林機械と作業について現場見学と現地実習
成績評価方法
各単元毎に実習中に指示する課題へのレポートにより評価する。合わせて、現地実習(室内実習の前の夏季休業中開講)
への参加とレポートによって評価する。
教科書
1) 実習時に配付する。
2) 森林土木学、小林洋司、朝倉出版、4-254-47032-0 C3061
3) 森林利用学序説、上飯坂實、地球社
- 122 -
時間割
コード
060403070
授業科目名
森林計測学実習
単位数
2.0
主担当
教員名
龍原
哲
授業の目標・概要
本実習では、森林を管理・経営する目的で樹木あるいはその集団である林分の材積および成長量を査定するための理論
および実行方法を学習する。具体的な学習分野は、計測器具の使い方、樹幹形の理論、森林調査法などの古典的測樹学、
森林管理に利用される地理情報システム(GIS)などである。
授業計画
1) 収穫表と Excel の使い方
2) ブルーメライスと VertexⅢによる樹高測定
3) 丸太材積の計算
4) 立木材積の計算
5) 直径階別本数表の作成・利用
6) 樹高曲線の決定
7) 単木・林分の材積計算
8) プロットサンプリング
9) プロットレスサンプリング
10) 利用材積の計算
11) 林分密度管理図の利用
12) GIS の演習Ⅰ データの入力と表示
13) GIS の演習Ⅱ データの解析
14) GIS の演習Ⅲ 図面の作成と印刷
成績評価方法
野外実習への参加、出席数、課題の提出数により評価する。
課題の提出方法、提出先、提出期限は授業中に指示する。
教科書
1)測樹学、南雲秀次郎・箕輪光博、地球社
2)森林 GIS 入門、木平勇吉・西川匡英・田中和博・龍原
時間割
コード
060404040
授業科目名
哲、日本林業技術協会
水圏生命科学実験
単位数
2.0
主担当
教員名
金子
豊二
授業の目標・概要
魚類を中心とした水生動物がどのような仕組みで水中に適応しているのかを調べることを通じて、生理学的解析手法の
習得を目指す。まず、魚類の各器官、組織、細胞をマクロからミクロまで詳細に観察する。本実験では光学顕微鏡標本の
観察をはじめとし、走査型電子顕微鏡や共焦点レーザースキャン顕微鏡の操作を体験してもらう。次に、狭塩性および広
塩性魚類を異なる塩分環境に移した際の体液浸透圧の変化を調べることで、魚類の浸透圧調節機構および環境適応に関す
る理解を深める。またメダカを材料として、脳の構造や性差について学ぶ。本実験の履修にあたっては、水生動物発生学、
水生動物生理学を履修しておくことが望ましい。
授業計画
1)魚類の解剖と肉眼および光学顕微鏡観察
2)走査型電子顕微鏡による標本の観察
3)共焦点レーザースキャン顕微鏡による標本の観察
4)魚からの採血と血液分析
5)ウナギの海水移行実験:PCR 分析と Western blot 分析
6)メダカの脳の観察
7)メダカの性決定遺伝子
8)メダカの肝臓にみられる性差
成績評価方法
出席、実験に対する態度およびレポートにより総合的に評価する。
教科書
増補改訂版 魚類生理学の基礎、会田勝美・金子豊二編、恒星社厚生閣
- 123 -
時間割
コード
060404050
授業科目名
水圏生物工学実験
単位数
2.0
主担当
教員名
浅川
修一
授業の目標・概要
水圏生物、とくに魚類を中心として遺伝子に関する実験を行い、核酸の取扱法、分析法、遺伝子導入法を学ぶ。
授業計画
1)魚類筋肉から DNA の抽出、精製および電気泳動による分析
2)PCR による DNA の増幅
3)塩基配列解析による魚種の判別
4)トランスジェニック魚の作製と外来遺伝子の発現観察
5) 次世代シーケンサーによる大規模 DNA 塩基配列情報の取得と解析
成績評価方法
出席を重視し、実験に対する態度、レポート内容を加味して総合評価する。
出席率が 80%に満たない場合は単位を付与しないが、特別な事情がある場合は、補習などで補う。
レポートの提出に関しては授業中に指示する。
教科書
特になし
時間割
コード
060404060
授業科目名
水生生物化学実験
単位数
2.0
主担当
教員名
潮
秀樹
授業の目標・概要
水圏生物の成体成分の生化学的分析技術を習得することを目的とするとともに、得られた結果より各成分の機能および
代謝を考察する。
授業計画
1)脂質分析
2)培養細胞取扱
3)アレルゲンの定量
4)討論
成績評価方法
出席、実験に対する態度、レポートにより総合評価する。レポートの課題については、授業中に指示する.
教科書
特になし
- 124 -
時間割
コード
060404070
授業科目名
水圏天然物化学実験
単位数
2.0
主担当
教員名
松永
茂樹
授業の目標・概要
水圏生物には多様な成分が含まれる。この豊かな化合物資源を有効に活用するためには、化合物を純粋に取り出し、そ
の化学構造を調べる必要がある。本実験は、水圏生物に含まれる化合物の取り扱い方に関する基本的な技法を習得するこ
とを目的とする。具体的には、イカの内臓およびカニの甲羅を用いて、コレステロールおよびキチンを取り出し、様々な
化学誘導化を行う。得られた化合物の生物活性および核磁気共鳴スペクトルデータの解析も行う。
授業計画
1)イカ肝臓からのコレステロールの単離
1.抽出および溶媒分画
2.カラムクロマトグラフィー
3.薄層クロマトグラフィー
4.結晶化
5.化学誘導化
2)カニ甲羅からのキチンの取得
1.抽出およびキチンの分画
2.加水分解およびグルコサミンの分画操作
3.アセチル化
3)生物活性試験
1.抗菌、抗カビ性試験
2.酵素阻害試験
4)核磁気共鳴スペクトル
成績評価方法
①実験に対する取り組み方およびレポートにより評価する。
②レポートは実験報告に関するもので,提出法は実験中に示す。
教科書
なし
時間割
コード
060405061
授業科目名
動物生命システム科学実習Ⅳ
単位数
1.0
主担当
教員名
動物生命システム
科学専修各教員
授業の目標・概要
動物生命システム科学実習(Ⅳ・Ⅴ・Ⅵ)は、応用動物科学分野におけるさまざまな研究手法を理解・習得することを
目的として実施される。具体的には、応用動物科学専攻を担当する 5 研究室(応用免疫学研究室・応用遺伝学研究室・細
胞制御学研究室・細胞生化学研究室・獣医動物行動学研究室)がそれぞれの研究手法を紹介するとともに、それらを実際
に体験しながら理解を深めてもらう。なお、動物生命システム科学実習Ⅳでは基礎レベルの研究手法を、動物生命システ
ム科学実習Ⅴでは中程度レベルの研究手法を、動物生命システム科学実習Ⅵでは高度な研究手法を扱う。 本実習は、動物
生命システム実習(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)を履修していることを前提として、より高度な内容について学習することとなる。
授業計画
【応用免疫学】 1)免疫系の概念 2)液性免疫の成り立ちと抗体の性質 3)抗原抗体反応 4)免疫担当細胞分画法Ⅰ 5)
免疫担当細胞分画法Ⅱ 6)マクロファージの機能 7)T細胞の機能 8)分子生物学的サイトカン測定法 9)MHC による抗
原提示 10)即時型過敏症反応 11)遅延型過敏症反応
【応用遺伝学】 1)実験動物の取り扱いと解剖 2)遺伝学実習 ・染色体標本の作成 ・カリオグラム解析 ・PCR に
よる遺伝子発現の解析 3)生殖工学実習
・ブタ卵の体外成熟
・マウス卵の体外受精
・マウス初期胚の体外発生
【細胞制御学】 1)細胞培養の基礎技術 2)細胞成分の定量 3)細胞増殖の解析 4)細胞分化の解析 5)細胞死の解析 6)
細胞内シグナルの解析
【細胞生化学】 1)細胞の分化と機能 2)動物の取り扱い 3)培養細胞の取り扱い 4)タンパク質の精製と機能 5)DNA、
RNA の抽出と遺伝子クローニング 6)遺伝子組み替えタンパク質
【獣医動物行動学】 1)実験動物の取り扱い方法 2)行動観察方法 3)行動評価方法 4)生物検定系による解析 5)学習
行動とその制御機構 6)生殖行動とその制御機構 7)気質(個性)の生物学的基盤
成績評価方法
出席とレポート提出(課題と締切は実習中に指示)により評価する。
教科書
なし
- 125 -
時間割
コード
060405071
授業科目名
動物生命システム科学実習Ⅴ
単位数
1.0
主担当
教員名
動物生命システム
科学専修各教員
授業の目標・概要
動物生命システム科学実習(Ⅳ・Ⅴ・Ⅵ)は、応用動物科学分野におけるさまざまな研究手法を理解・習得することを
目的として実施される。具体的には、応用動物科学専攻を担当する 5 研究室(応用免疫学研究室・応用遺伝学研究室・細
胞制御学研究室・細胞生化学研究室・獣医動物行動学研究室)がそれぞれの研究手法を紹介するとともに、それらを実際
に体験しながら理解を深めてもらう。なお、動物生命システム科学実習Ⅳでは基礎レベルの研究手法を、動物生命システ
ム科学実習Ⅴでは中程度レベルの研究手法を、動物生命システム科学実習Ⅵでは高度な研究手法を扱う。 本実習は、動物
生命システム実習(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)を履修していることを前提として、より高度な内容について学習することとなる。
授業計画
【応用免疫学】 1)免疫系の概念 2)液性免疫の成り立ちと抗体の性質 3)抗原抗体反応 4)免疫担当細胞分画法Ⅰ 5)
免疫担当細胞分画法Ⅱ 6)マクロファージの機能 7)T細胞の機能 8)分子生物学的サイトカン測定法 9)MHC による抗
原提示 10)即時型過敏症反応 11)遅延型過敏症反応
【応用遺伝学】 1)実験動物の取り扱いと解剖 2)遺伝学実習 ・染色体標本の作成 ・カリオグラム解析 ・PCR に
よる遺伝子発現の解析 3)生殖工学実習
・ブタ卵の体外成熟
・マウス卵の体外受精
・マウス初期胚の体外発生
【細胞制御学】 1)細胞培養の基礎技術 2)細胞成分の定量 3)細胞増殖の解析 4)細胞分化の解析 5)細胞死の解析 6)
細胞内シグナルの解析
【細胞生化学】 1)細胞の分化と機能 2)動物の取り扱い 3)培養細胞の取り扱い 4)タンパク質の精製と機能 5)DNA、
RNA の抽出と遺伝子クローニング 6)遺伝子組み替えタンパク質
【獣医動物行動学】 1)実験動物の取り扱い方法 2)行動観察方法 3)行動評価方法 4)生物検定系による解析 5)学習
行動とその制御機構 6)生殖行動とその制御機構 7)気質(個性)の生物学的基盤
成績評価方法
出席とレポート提出(課題と締切は実習中に指示)により評価する。
教科書
なし
時間割
コード
060405081
授業科目名
動物生命システム科学実習Ⅵ
単位数
1.0
主担当
教員名
動物生命システム
科学専修各教員
授業の目標・概要
動物生命システム科学実習(Ⅳ・Ⅴ・Ⅵ)は、応用動物科学分野におけるさまざまな研究手法を理解・習得することを
目的として実施される。具体的には、応用動物科学専攻を担当する 5 研究室(応用免疫学研究室・応用遺伝学研究室・細
胞制御学研究室・細胞生化学研究室・獣医動物行動学研究室)がそれぞれの研究手法を紹介するとともに、それらを実際
に体験しながら理解を深めてもらう。なお、動物生命システム科学実習Ⅳでは基礎レベルの研究手法を、動物生命システ
ム科学実習Ⅴでは中程度レベルの研究手法を、動物生命システム科学実習Ⅵでは高度な研究手法を扱う。 本実習は、動物
生命システム実習(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)を履修していることを前提として、より高度な内容について学習することとなる。
授業計画
【応用免疫学】 1)免疫系の概念 2)液性免疫の成り立ちと抗体の性質 3)抗原抗体反応 4)免疫担当細胞分画法Ⅰ 5)
免疫担当細胞分画法Ⅱ 6)マクロファージの機能 7)T細胞の機能 8)分子生物学的サイトカン測定法 9)MHC による抗
原提示 10)即時型過敏症反応 11)遅延型過敏症反応
【応用遺伝学】 1)実験動物の取り扱いと解剖 2)遺伝学実習 ・染色体標本の作成 ・カリオグラム解析 ・PCR に
よる遺伝子発現の解析 3)生殖工学実習
・ブタ卵の体外成熟
・マウス卵の体外受精
・マウス初期胚の体外発生
【細胞制御学】 1)細胞培養の基礎技術 2)細胞成分の定量 3)細胞増殖の解析 4)細胞分化の解析 5)細胞死の解析 6)
細胞内シグナルの解析
【細胞生化学】 1)細胞の分化と機能 2)動物の取り扱い 3)培養細胞の取り扱い 4)タンパク質の精製と機能 5)DNA、
RNA の抽出と遺伝子クローニング 6)遺伝子組み替えタンパク質
【獣医動物行動学】 1)実験動物の取り扱い方法 2)行動観察方法 3)行動評価方法 4)生物検定系による解析 5)学習
行動とその制御機構 6)生殖行動とその制御機構 7)気質(個性)の生物学的基盤
成績評価方法
出席とレポート提出(課題と締切は実習中に指示)により評価する。
教科書
なし
- 126 -
時間割
コード
060405091
授業科目名
動物生命システム科学演習
単位数
4.0
主担当
教員名
動物生命システム
科学専修各教員
授業の目標・概要
動物生命システム科学専修の学生は、4年次になると応用動物科学専攻に属する研究室のいずれか1つの研究室に所属
して卒業論文の実験を行う。本演習においては、専門分野の研究を進めるうえで必要となる最新の情報をいち早く入手し、
これを的確に理解し伝達する力を身につけることを目的に、国際学術誌に発表された関連分野の研究論文あるいは専門書
の内容を各自が要約して紹介する訓練を行う。演習は各研究室単位で実施する。
授業計画
各研究室での指導により演習を行う。
成績評価方法
出席により評価する。
教科書
なし
時間割
コード
060406040
授業科目名
生物素材化学実験
単位数
4.0
主担当
教員名
関係各教員
授業の目標・概要
植物・動物を問わず広く生物が生み出す生物素材を原料として、人間生活に必要な諸材料を作り出すことは、今後ます
ます重要になる。生物素材の中核である樹木は、建築用材料などの物理的用途のみではなく、紙、フィルム、繊維、医薬
品など化学的用途においても、人類の生活に不可欠なものになっている。新しい化学的有効利用法も広い分野で検討され
実用化されつつある。本実験では、樹木を中心とした生物素材の化学的、物理化学的、生物化学的な性状とその分析法、
これらの性状を生かした変換プロセスの基礎的実験法について学ぶ。
授業計画
1. 化学実験
1.1. 化学構造分析(中性糖分析、ニトロベンゼン酸化)
1.2. 表面構造分析(染料吸着、窒素吸着、X線回折)
2. 生物工学実験
2.1. 遺伝子実験(PCR クローニングなど)
2.2. 酵素実験(酵素活性測定など)
3. 材料学実験
3.1. 高分子(フィルムの熱物性・力学物性、繊維化、球晶成長)
3.2. 植物繊維(パルプ繊維の改質、成形加工、観察)
成績評価方法
出席とレポートなどにより評価する。なお各実験のレポート提出期限は担当教員からその都度指示する。
教科書
実験毎に担当教員より実験書を配付する。
- 127 -
時間割
コード
060406050
授業科目名
バイオマス科学実習
単位数
1.0
主担当
教員名
五十嵐
圭日子
授業の目標・概要
木材をはじめとするさまざまな森林バイオマス素材の生産管理の現場を知り、バイオマス科学の基礎的な事項について
学ぶために演習林で実習を行う。また、製材工場ほかの見学を通して、これらの資源が利用可能な素材として森林から出
てくるまでの過程を実地的に学ぶ。
授業計画
1)バイオマスコジェネ施設の見学
2)森林科学館見学
3)造林学、林木育種学、測樹学実習
4)キノコ生産現場の見学
5)製材所の見学
成績評価方法
出席とレポートの内容により評価する。
教科書
特になし。
時間割
コード
060410010
授業科目名
木質構造科学実験
単位数
4.0
主担当
教員名
関係各教員
授業の目標・概要
本実験では木質構造科学の研究を進める上で必要な基本的実験法や解析法について学び、さらに工学的な手法の基礎も
学ぶことを目的とする。まず、熱による木材改質、木材乾燥、居住性・快適性、物性・材質、加工に関する実験を行い、
木材のもつ大きな可能性について把握する。そして、木材が形づくる構造体の代表である木造住宅の設計と耐震性能、お
よび木質材料の柱と梁を用いた門型ラーメンフレームの設計と荷重変形特性について、実際にグループでの設計・製作・
実験を通して学習する。また、環境影響評価法であるライフサイクルアセスメント(LCA)の基礎について学習し、実際に
木材製品に関する LCA データの解析を行い、木材製品が環境へ与える影響について理解を深める。
授業計画
1. 居住性
1.1. 材料の接触温冷感試験
1.2. PMV による室内温熱快適性の評価
2. 乾燥
2.1. 100℃試験による乾燥スケジュールの推定
2.2. 乾燥試験
3. 改質
3.1. 木材の熱処理
3.2. 接触角(濡れ)
4. 物性
4.1. 曲げ強さの含水率依存性
5. ベンチの設計作製と性能評価
5.1. ベンチ設計の要点
5.2. 設計演習
5.3. 材料加工
5.4. ベンチ作製
5.5. 性能評価試験
6. 材質
6.1. 微小変形の測定と観察
7. 加工
7.1. 曲げ木と圧縮木材
8. 環境評価
8.1. LCA の基礎と計算法
8.2. LCA データの解析と応用
成績評価方法
出席とレポートの内容により評価する。
教科書
特になし。
- 128 -
時間割
コード
060410030
授業科目名
森林科学実習
単位数
1.0
主担当
教員名
横山
朝哉
授業の目標・概要
木材をはじめとするさまざまな森林バイオマス素材の生産管理の現場を知り、森林科学の基礎的な事項について学ぶた
めに演習林で実習を行う。また、製材工場ほかの見学を通して、これらの資源が利用可能な素材として森林から出てくる
までの過程を実地的に学ぶ。
授業計画
1)バイオマスコジェネ施設の見学
2)森林科学館見学
3)造林学、林木育種学、測樹学実習
4)キノコ生産現場の見学
5)製材所の見学
成績評価方法
出席とレポートの内容により評価する。
教科書
特になし。
- 129 -
時間割
コード
060411019
授業科目名
生物・環境工学実験Ⅲ
単位数
1.0
主担当
教員名
関係各教員
授業の目標・概要
生物・環境工学実験(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)は,生物・環境工学専修の全ての分野における基礎的かつ重要な実験手法を理解・
習得させることを目的として実施する。具体的には,生物・環境工学分野における各分野(農地環境工学,水利環境工学,
土壌物理学,生物環境工学,生物機械工学,ポストハーベスト工学)に関する基礎実験を体験することで,学生の理解を
深める。また,上記実験で習得した知識や技術体系が実際に応用されている実地の業務を見学することにより,基礎実験
で学習した内容の理解度を深める。
【農地環境工学】農地環境工学の講義では,農地における水と物質の循環,農地の造成・整備の方法を学ぶ。実験の前
半では,その実践のために農地を知ること,現場において土と水を計ることを学ぶ。水田の減水深,畑地のインテークレ
ートなど,農地自身の性質と環境を調べるための基本的な測定事項である。後半では,地盤としての土の力学的性質の測
定実験を行う。水田や畑地を造成・整備する際には,締め固めに最適な含水比や,締め固めた土の強度といった力学性質
を定量的に調べる必要がある。この部分の基礎は土質力学の講義で学ぶ。
【水利環境工学】地域の水環境の制御や,水利施設の設計や管理などを行う際には,水の動きを物理的に記述して解析
する必要がある。本実験では,流れ学(駒場4学期)
,水理学の講義内容の実例を実験で体験し,理解を深めることを目標
とする。実験室内で開水路や管路に実際に水を流し,現場で現れる様々な水理現象を模擬的に再現する。それを観察し,
水理学的諸量を測定してデータを解析することにより,流れの基本原理に関する理解を深め,水の流れを見る目を養う。
また,水質分析の基本操作に習熟し無機イオン濃度の基本的な定量法を体験する。
【土壌物理環境】土壌は,自然界を作り上げている重要な物質の一つであり,生物と環境を育み,生物と環境に育てら
れてきたものである。自然土地利用における生物生産の向上・持続,土壌の荒廃の防止や砂漠の緑化,水質浄化,など地
球環境の保全を的確に行うためには土壌の物理性や土壌で起きる移動現象の把握が重要である。本実験では,土壌の基本
的性質を測定する試験方法について学ぶことを目的とする。実験内容は,土壌の基本的物性測定,飽和透水係数の測定,
土壌水分特性曲線,土壌の熱特性や化学性の測定を行う。
【生物環境工学】植物と環境の関係を明らかにする上で必要となる環境要素と植物の環境応答の基礎的な測定法を習得
する。具体的には,光,水およびガスに関する環境要素の計測法を中心に学びながら,実験用植物の栽培・取扱いに関す
る基本的方法も学ぶ。環境要素の計測法を学ぶ過程では,熱電対や LED 簡易光源の製作も行う。植物の環境応答測定法と
しては,基礎的な成育調査に加えて,純光合成速度やクロロフィル含量の測定法を学ぶ。実験内容の理解を深めるために,
生物環境工学,生物環境要素学(ともに夏学期)および植物環境システム学(冬学期)を受講することが強く期待される。
【生物機械工学】本実験は「ものづくりとエネルギー」をキーワードに,メカトロニクス,機械工学,バイオ燃料の基
礎を習得することを目的としている。メカトロニクスについては,ロボットの組み立てキットを使い,各種のセンサーと
モーターを使って自律型ロボットを作成する。機械工学については 4 サイクルガソリンエンジンの分解,組立,運転を通
して,構造を理解し,エンジンのトルクや出力を測定する。バイオ燃料については,セルロース系バイオマスの糖化実験
を行う。
【ポストハーベスト工学】青果物や穀物等の食料は,収穫から食卓に至るプロセスにおいて,選別,調整,貯蔵,加工,
包装,輸送等の様々な操作が行われている。これらの操作に関する各論は,生物プロセス工学,ポストハーベスト工学,
生物・環境熱力学等の講義で述べられ,本実験では,これら講義の内容に関連した実験を行うことによりさらに理解を深
めることを目的としている。
授業計画
【農地環境工学】
1)水田の減水深
2)畑地の浸透能
3)土のコンシステンシー(液性限界,塑性限界)
4)土の締め固め(最適含水比)
5)土の一軸圧縮強さ
6)一面せん断試験
【生物環境工学】
1)実験用植物栽培の基礎,光強度計測
2)熱電対温度計の製作および乾球・湿球温度計測
3)LED 簡易光源の製作および分光分布計測
4)CO2 濃度計測および純光合成速度の測定
5)植物の成育調査
6)クロロフィル含量の定量
【水利環境工学】
1)量水堰による流量測定,水位の連続測定
2)層流と乱流,跳水
3)管水路の摩擦損失係数,ゲートからの流出
4)開水路の流速分布
5)浸透流解析
6)アンモニア態窒素濃度の分析
【生物機械工学】
1)自律型ロボットの製作Ⅰ
2)自律型ロボットの製作Ⅱ
3)セルロース系バイオマスの糖化Ⅰ
4)セルロース系バイオマスの糖化Ⅱ
5)ガソリンエンジンの分解組立及び出力測定Ⅰ
6)ガソリンエンジンの分解組立及び出力測定Ⅱ
【土壌物理環境】
1)土の基本的物性(土粒子密度)
2)土の粒径分布の測定
3)飽和透水係数の測定
4)土の水分特性曲線
5)土の熱特性の測定
6)土の化学性
【ポストハーベスト工学】
1)冷凍機の性能試験
2)穀物の品質評価法(水分,千粒重,水分活性)
3)青果物の品質評価法(硬度,果皮色)
4)青果物の呼吸速度測定法
5)青果物内部品質の非破壊検査法
6)青果物の糖酸比測定法
成績評価方法
出席とレポートによって評価する。
教科書
資料等を配付する。
- 130 -
時間割
コード
060411080
授業科目名
応用解析および演習Ⅱ
単位数
2.0
主担当
教員名
飯田
俊彰
授業の目標・概要
実学の分野では,数学は現象を記述し,解析するための道具として用いられる.自然界で生じる様々な問題に対して,
それらの物理現象を数式で記述し(モデル化),解析するための様々な数学的手法が開発されてきた.実際の現象の本質を
捉えて理解するためには,これらの手法に習熟し,それを応用する技術が必要である.そこで,本演習では,物理現象を
数値的に解く方法や様々な観測データから一般性のある物理法則を統計的に導き出す方法について学習する.
本演習は3つのブロックで構成される.第1ブロックでは,解析的に解を得られない方程式に対してコンピュータの利
点を利用して数値的に解を求める方法である数値計算法について学ぶ.第2ブロックでは熱や物質の拡散,波動などの現
象を記述する偏微分方程式の解法を学ぶ.第3ブロックでは,ある対象についての多項目のデータから統計的に有効な情
報を抽出する手法である多変量解析法について学ぶ.
授業計画
1)数値計算
2)偏微分方程式
3)多変量解析
成績評価方法
履修状況およびレポートにより評価する.レポートの課題および提出期限と提出先は,授業中に指示する.
教科書
特になし。適宜プリントを配付する。
時間割
コード
060411110
授業科目名
土質力学演習
単位数
2.0
主担当
教員名
西村
拓
授業の目標・概要
土の力学に関する基礎理論を演習形式で学ぶ。内容は同じ学期に開講される土質力学の講義に沿うが、この演習におい
て理論式の誘導や具体的な数値の計算を自らの手で行うことにより、基礎理論をより深く理解することができる。演習問
題は毎回教室で配布するので、次回の演習時間に回答すること。演習問題の内容に対する質問は、演習時間中常に受け付
ける。また、演習問題にヒントを得て、自ら別の問題を立てたり考察を加えたりする事も有効である。全体に、単純に問
題を解くというより、積極的に問題を発展させ、そこにある考え方の応用を展開する姿勢が望ましい。
授業計画
1)土の基本的性質
2) 締め固め、コンシステンシー
3) 透水
4) 圧縮と圧密
5) モールの円
6)直行する2方向からの応力
7)主応力と材料の強度
8)弾性変形
9)土の剪断
10)土圧
11)斜面安定
成績評価方法
出席と授業中に随時出題するレポートの評価を合算して成績評価を行う。
教科書
なし
- 131 -
時間割
コード
060411120
授業科目名
水理学演習
単位数
2.0
主担当
教員名
飯田
俊彰
授業の目標・概要
「流れ学」および「水理学」で扱われる“水理学”に関する問題演習を行う.水理学を実際の現場で応用するためには,
実測により得られた測定値から,流れの状態や構造物の受ける力などを計算できる能力が必要である.また,各種の農業
水利施設を設計する際には,想定した設計流量の下でどのような流れが生じるか,流れの各種の物理量を算出する必要が
ある.
本演習では,まず水理学の基本原理についての演習を行い,次に管路や開水路などの実際の流れを対象とした例題の演
習を行う.逐次計算法や誤差の取り扱いなど,実際の計算をする際に初めて問題となる事柄についても,その解法を学ぶ.
水理学は,農業工学関連分野の公務員試験や入社試験で頻繁に出題されており,その対策も念頭に置く.
授業計画
第 1 回 静水力学 1(平面)
第 2 回 静水力学 2(曲面,浮力)
第 3 回 連続式と運動方程式
第 4 回 ベルヌイの定理
第 5 回 運動量方程式
第 6 回 管水路 1(層流と乱流,摩擦損失)
第 7 回 管水路 2(局所的損失)
第 8 回 管水路 3(複合管水路)
第 9 回 開水路 1(等流,平均流速)
第 10 回 開水路 2(常流と射流)
第 11 回 開水路 3(跳水,段波)
第 12 回 開水路 4(水面形)
第 13 回 地下水流
第 14 回 水質水文
第 15 回 流出解析
成績評価方法
履修状況およびレポートにより評価する.レポートの課題および提出期限と提出先は,授業中に指示する.
教科書
特になし。適宜プリントを配付する。
時間割
コード
060411150
授業科目名
機械設計及び製図
単位数
2.0
主担当
教員名
岡部
顕史
授業の目標・概要
図面は「工業界の言葉」といわれるように重要なものである。本講義では機械工学の図面の「読み書き」を修得するこ
とを目的とする。講義の前半では、JIS 規格による製図手法を CAD を用いて学ぶ。講義の後半では、課題を通して、機械
製図について理解を深める。
授業計画
1)講義:図面の種類、製図に用いる文字と線の種類、工業規格(JIS 規格、ISO 規格)
演習:CAD の操作方法
2)講義:投影法(第三角法)Ⅰ
演習:CAD による作図(立体図から三角法による投影図の作図)
3)講義:投影法(第三角法)Ⅱ
演習:CAD による作図(立体図から三角法による投影図の作図)
4)講義:断面による図示法
演習:CAD による機械部品の断面図の作成
5)講義:寸法記入法(寸法線、端末記号、引出線、角度寸法、寸法補助記号)Ⅰ
演習:CAD による寸法記入
6)講義:寸法記入法(寸法線、端末記号、引出線、角度寸法、寸法補助記号)Ⅱ
演習:CAD による寸法記入
7)講義:寸法記入法(穴、ネジ、キー溝)
演習:CAD による寸法記入
8)講義:寸法公差、はめあい、表面性状Ⅰ
演習:CAD による寸法記入
9)講義:寸法公差、はめあい、表面性状Ⅱ
演習:CAD による寸法記入
10)機械基礎製図課題Ⅰ
11)機械基礎製図課題Ⅱ
12)機械基礎製図課題Ⅲ
13)機械基礎製図課題Ⅳ
14)機械基礎製図課題Ⅴ
15)まとめ
成績評価方法
課題提出と課題試問によって評価する.
なお,課題内容:授業中に指示する.提出方法:授業時間内に直接担当教員へ提出する.提出期限:第 14 週目の講義日ま
でとする.
教科書
JIS にもとづく 標準製図法(第 13 全訂版)
,大西清 著,理工学社
- 132 -
時間割
コード
060412010
授業科目名
農業・資源経済学演習Ⅰ
単位数
2.0
主担当
教員名
関係各教員
授業の目標・概要
農業・資源経済学演習Ⅰは教養学部4学期に配置されており、教養学部から農業・資源経済学専修に進学を予定してい
る学生向けの基礎的な演習である。本演習(Ⅰ)は農業・資源経済学に関する基礎的な知識の習得とともに、ディスカッ
ションを通じた課題の絞り込みや議論の仕方、図表や資料の読み方とそれに基づく論理展開の方法などを身につけること
を目的とするものである。テキスト(論文・著書)をあらかじめ定めて輪読形式で授業を進めてゆく。テキストの選択や問
題へのアプローチの仕方は教員ごとに様々であるがその本質は共通しているので、研究室の選択において懸念は無用であ
る。
今年度は、ゼミⅠ後半(6 週)は、4 ゼミ合同で「農村調査概論」ゼミを開講する。研究にとってデータ収集はもっとも
重要な基礎的作業のひとつである。フィールドワーク(農村聞き取り調査)は、農業経済学において不可欠なデータ収集
の手段となっている。このゼミでは、農村での聞き取り調査に必要なスキルを、具体的な作業を通じて習得してゆく。
授業計画
担当の教員による。学期はじめのガイダンスで具体的な授業計画が各担当教員から示される。具体的な方法については下
の欄(授業の方法)の説明を参照のこと。
成績評価方法
毎回の演習における発表内容や議論への参加状況を基に担当教員が総合的に評価する。
教科書
演習Ⅰのガイダンス(※)の際に示される。
※9 月 29 日(月)進学内定者ガイダンス時に実施
時間割
コード
060412050
授業科目名
農業・資源経済学演習Ⅲ
単位数
2.0
主担当
教員名
関係各教員
授業の目標・概要
農業・資源経済学演習Ⅰは教養学部4学期に配置されており、教養学部から農業・資源経済学専修に進学を予定してい
る学生向けの基礎的な演習である。本演習(Ⅰ)は農業・資源経済学に関する基礎的な知識の習得とともに、ディスカッ
ション を通じた課題の絞り込みや議論の仕方、図表や資料の読み方とそれに基づく論理展開の方法などを身につけること
を目的とするものである。テキスト(論文・著書)をあらかじめ定めて輪読形式で授業を進めてゆく。テキストの選択や問
題へのアプローチの仕方は教員ごとに様々であるがその本質は共通しているので、研究室の選択において懸念は無用であ
る。
今年度は、ゼミⅠ後半(6 週)は、4 ゼミ合同で「農村調査概論」ゼミを開講する。研究にとってデータ収集はもっとも
重要な基礎的作業のひとつである。フィールドワーク(農村聞き取り調査)は、農業経済学において不可欠なデータ収集
の手段となっている。このゼミでは、農村での聞き取り調査に必要なスキルを、具体的な作業を通じて習得してゆく。
授業計画
担当の教員による。学期はじめのガイダンスで具体的な授業計画が各担当教員から示される。具体的な方法については
下の欄(授業の方法)の説明を参照のこと。
成績評価方法
毎回の演習における発表内容や議論への参加状況を基に担当教員が総合的に評価する。
教科書
演習Ⅲのガイダンスの際に示される。
- 133 -
時間割
コード
060412060
授業科目名
農業・資源経済学演習ⅢB
単位数
2.0
主担当
教員名
関係各教員
授業の目標・概要
農業・資源経済学演習Ⅲ(必修)および演習ⅢBは3年次冬学期に配置されているゼミナールであり、農業・資源経済
学に関わる専門的な知識および農業・資源経済学に関する方法論をより洗練されたものとして身につけるために行う専門
演習である。本演習(ⅢB)は3年次夏学期における演習Ⅱの履修を前提として実施する。卒業論文執筆に向けた準備段
階という位置づけとなる。本演習(ⅢB)は、演習Ⅲの受講と平行して開講するものであり、演習Ⅲに加えて受講するこ
とが可能である。また、卒業論文のテーマ設定に際して幅広い観点から絞り込みを行おうとする学生諸君にとってはⅢB
の履修は実り多きものとなるであろう。意欲のある学生諸君には本演習(ⅢB)にも参加することを勧めたい。
授業計画
演習は討論が中心であり、経済学や経営学等に関する文献を全員が予め読んでいることを前提に、毎回報告者が資料に
基づく報告を行い、それを手がかりにディスカッションを行うというのが基本となる。テキストリーディングをより実り
のあるものとするべく、担当教員によってはグループディスカッションやフィールド調査などを適宜組み合わせることも
ある。いずれにせよ経済学に関する専門的素養および農業・資源経済学に関連する幅広い事象についての専門的知識の習
得が本演習の目的である。そして、学生諸君にはこの演習で身につけたことを 4 年次での卒業論文作成へと発展させてい
ただきたい。
成績評価方法
演習への出席、発表、議論への参加を基に担当教員が総合的に評価をする。
教科書
演習ⅢBのガイダンスの際に示される。
時間割
コード
060412075
授業科目名
農業・資源経済学自由研究セミ
ナ
単位数
1.0
主担当
教員名
関係各教員
授業の目標・概要
セミナー形式による授業を通じて、学生自らが課題を発見して問題を提起するとともに、参加者同士の討論を通じて解
決方策を模索する。こうした過程を通じて学生が主体的に学んでゆく姿勢と方法を習得することを授業の目標とする。ま
た、専修 3 年生全員が参加することによって、まとまりや連帯感を醸成する。
授業計画
農業経済学における最新の研究動向などに関してグループを作ってテーマを発見し、作業仮説をたてる。文献調査や聞き
取り調査を通じて、分析を進める。最後にプレゼンテーションを行って皆で討論する。
成績評価方法
出席状況と報告・討論の内容によって評価する。
教科書
なし
- 134 -
時間割
コード
060413010
授業科目名
生物多様性科学実習
単位数
2.0
主担当
教員名
宮下
直
授業の目標・概要
(1) 造網性クモ類とその餌昆虫を題材に、食物連鎖を中心とした生物間相互作用に関する野外調査と、その基礎になる動
物類の分類・同定の実習を行う。
(2) 鳥類を題材に、動物の生息地評価モデル作成に役立つ野外調査法と地理情報システムを用いた解析法の実習を行う。
授業計画
10 月 食物連鎖を中心とした生物間相互作用に関する概説。森・林縁・農地でのクモとその餌昆虫量の調査。
11 月 採集した昆虫の同定、餌量の推定と統計ソフト R を用いた統計解析。
12 月 生息地評価モデルの概説と調査地(東大本郷キャンパス)景観図の作成、動物分布調査の実施。
1月 GIS ソフト ArcGIS と統計ソフト R を用いたデータと動物分布の空間解析。
成績評価方法
レポートで評価する。課題は授業中に指示する。
提出方法:email で藤田剛助教([email protected])宛に提出。A4 で 2 枚程度を pdf 形式で。
提出期限:2月4日(水)午後4時
教科書
生物多様性と生態学 -遺伝子・種・生態系-
時間割
コード
060414060
授業科目名
国際農学実験・実習Ⅱ
単位数
2.0
主担当
教員名
山川
隆
授業の目標・概要
国際開発農学専修で卒業論文を作成するにあたって、実験系の研究室に配属される場合、国際農学実験・実習Ⅰだけで
は農学生命科学的な実験技術の習得が物足りないという声に応えたもので、分光光度計、遠心分離機、ゲル電気泳動装置
などの理化学機器、緩衝液、タンパク質の取り扱いなど生命科学実験で必要な実験技術を身につける。国際農学実験・実
習Ⅰと同様、実験着(白衣)などが必要である。
授業計画
ガイダンス
器具の説明、無菌捜査、実験説明
分子生物学実験
遺伝子導入効率を考える
分子生物学実験
たんぱくを作ってみる
植物細胞を裸にする
酵素処理によるプロトプラストの作成
植物細胞を融合させる
プロトプラストによる細胞融合
植物細胞組織の色素成分分析
ブドウ細胞から色素の抽出定量
植物細胞組織の色素成分分析
抽出色素の薄層クロマトグラフィーによる分析
動物細胞、細菌を食べる
マクロファージによる貪食実験
感染を診断する+動物細胞での蛋白産生 抗体による免疫診断法+アデノウイルスによる遺伝子導入
12 月以降 植物または動物で個別実験
成績評価方法
出席とレポートによる。レポートは実習中の指示に従い、次の単元が始まるまでに、また個別実験については試験期間の
終了までに学生サービスセンター内の指定レポート受けに提出する。
教科書
実習時に資料を配付する。
- 135 -
時間割
コード
060414090
授業科目名
英語表現法
単位数
2.0
主担当
教員名
黒倉
壽
授業の目標・概要
国際開発農学専修では広く農学の基礎を学ぶと共に、開発と環境問題、食料問題、先端生命科学技術とその普及、資源
問題、国際協力など世界が持続的発展を遂げるために解決しなければならない数々の課題について学ぶ。これらの課題は
世界の多くの人々と共に取り組まなければならないものであり、意思疎通が自由に計れなくてはならない。本講義では、
英語の表現、解説、発表、討論といった文化を異にする人々との意志伝達を誤解なく容易におこなえるように、基礎的な
考え方や技術を修得する。
授業計画
1)英語で表現する
2)英語で説明する
3)英語で発表する
4)英語で文章を書く
5)英語で討論する
6)以上の基礎を学んだ後、応用的な表現の演習を行なう
成績評価方法
授業への積極的な参加と発言で評価する。
教科書
特になし
時間割
コード
060415020
授業科目名
解剖学実習
単位数
2.0
主担当
教員名
九郎丸
正道
授業の目標・概要
まず、
「獣医解剖学」講義で学習した犬の身体各部の諸構造について、犬の骨格標本および固定標本を実際に扱うことに
より理解を深める。最初に、犬骨格標本をスケッチし、骨の各部の名称を学習する。続いて、犬固定標本の各部の筋、血
管、神経、および内臓の名称と位置・走行を、順次、メスとピンセットを用いて解剖することにより学習する。さらに、
犬の解剖実習で学んだ知識と経験をもとに、
「獣医解剖学」講義で学習した犬以外の家畜の身体各部の諸構造の特徴につい
て、実際に豚、山羊、鶏、および馬を解剖することにより理解を深める。
授業計画
1)犬・骨学実習Ⅰ
15)犬・骨盤腔の動脈と前肢の静脈
2)犬・骨学実習Ⅱ
16)犬・前肢の動脈と神経
3)犬・骨学実習Ⅲ
17)犬・後肢の血管と神経
4)犬・体幹表層と前肢(上腕)の筋
18)犬・頭部の血管と神経
5)犬・前肢の筋Ⅰ
19)犬・心臓
6)犬・前肢の筋Ⅱ
20)犬・脳の血管
7)犬・後肢の筋Ⅰ
21)犬・脳
8)犬・後肢の筋Ⅱ
22)豚の解剖
9)犬・頚胸部と腹部の筋
23)山羊の解剖Ⅰ
10)犬・頚胸部深層の筋、咽頭。喉頭部
24)山羊の解剖Ⅱ
11)犬・頭部の筋
25)鶏の解剖
12)犬・頚部の血管と神経
26)馬の解剖Ⅰ
13)犬・胸部の血管と神経
27)馬の解剖Ⅱ
14)犬・腹腔
28)馬の解剖Ⅲ
29)最終試験
成績評価方法
出席と最終試験(授業最終日:1月23日(金)13:00−16:00に実施)による。
教科書
1)犬の解剖 カラーリングアトラス、日本獣医解剖学会監修、学窓社、4-87362-117-8 C3061
2) カラーアトラス獣医解剖学 増補改訂版 上巻 カラーアトラス獣医解剖学編集委員会監訳、チクサン出版社、
978-4-88500-671-5 C3047
3) カラーアトラス獣医解剖学 増補改訂版 下巻 カラーアトラス獣医解剖学編集委員会監訳、チクサン出版社、
978-4-88500-672-2 C3047
4)獣医解剖・組織・発生学 日本獣医解剖学会編、学窓社、978-4-87362-719-9 C3061
初回にプリントを配付
- 136 -
時間割
コード
060415050
授業科目名
ウイルス学・免疫学実習
単位数
1.0
主担当
教員名
堀本
泰介
授業の目標・概要
獣医学の対象とするウイルスは多岐にわたる。これらウイルスの基本的な取り扱いと培養・同定の基本的な手技を習得
させる。また、各種の免疫学的試験法の原理について理解を高め、応用面での診断技術についても学ぶ。
授業計画
1)細胞培養法
2)ウイルスの増殖・定量法
3)血清学的検査法
4)マクロプァージ貧食能
5)受身皮膚アナフィラキシー反応
6)フローサイトメトリー
成績評価方法
出席、実験に対する態度、レポートにより総合評価する。
教科書
1)プリント
2)獣医微生物学 第 3 版、見上彪、文永堂、978-4-8300-3237-0 C3061
3)動物の免疫学、小沼操、小野寺節、山内一也、文永堂、4-8300-3147-6 C3061
4)獣医微生物学実験マニュアル、原澤亮、本多英一、チクサン出版社、978-4-88500-664-7 C3045
時間割
コード
060415060
授業科目名
実験動物学実習
単位数
1.0
主担当
教員名
久和
茂
授業の目標・概要
実験動物と動物実験に関する基本的事項について学習する。まず、動物実験を開始する前に必要な手続とその背景とな
る理論について学習する。実験動物の基本的な取扱いに習熟するとともに実験動物の品質の検査法について学ぶ。実験動
物施設を見学し、その構造および背景となる理論について理解する。
授業計画
動物実験の手続(動物実験計画書、模擬動物実験委員会)
実験動物の基本的取扱い(保定、麻酔、投与、採血)
実験動物の遺伝的検査(蛋白の電気泳動、PCR 等)
実験動物の微生物(MHV、センダイウィルス、マイコプラズマ、ティザー菌)検査(ELISA 法)
実験動物施設の見学
体外受精
成績評価方法
出席、レポートなどにより総合的に評価する。
レポートの課題、提出期限、提出先は授業中に指示する。
教科書
特になし
- 137 -
時間割
コード
060415136
授業科目名
動物衛生学実習
単位数
1.0
主担当
教員名
桑原
正貴
授業の目標・概要
動物の生体機能観察ならびに測定に関する基礎知識を学ぶとともに、刺激に対する動物の応答に関して理解する。また、
関連施設の見学を通して家畜衛生に関する行政や研究における職務と使命を総合的に理解する。
授業計画
伊藤公一助教と大学院生の TA を中心に実習項目ごとに指導する。
成績評価方法
出席とレポートにより評価。
教科書
特になし
時間割
コード
060415143
授業科目名
基礎臨床学実習Ⅲ
単位数
3.0
主担当
教員名
西村
亮平
授業の目標・概要
小動物獣医外科の分野における必須技術である画像診断、麻酔、手術および術後管理について、実際の動物を対象に実
習を行ない、技術を習得する。
授業計画
画像診断(X 線単純撮影、造影法、CT, MRI)
麻酔(鎮静、注射麻酔、吸入麻酔、救急処置法)
手術(滅菌法、止血法、縫合法、腹部手術、関節手術、脊椎手術)
術後管理(術創の管理法、四肢の外固定法)
など
成績評価方法
出席と受講態度にて評価し、各班ごとの理解度について実習中に判断する。
教科書
実習書およびプリントを配付
- 138 -
時間割
コード
060415150
授業科目名
大動物臨床・臨床繁殖実習
単位数
4.0
主担当
教員名
松木
直章
授業の目標・概要
産業動物(主に乳牛)の繁殖管理、飼養管理、内科診療および外科診療を体験する。
授業計画
1。東大附属牧場において、飼育されている動物(乳牛および馬)を用いて、臨床繁殖学(生殖器解剖、直腸検査、人工
授精、妊娠診断)、外科学(消化器手術、運動器疾患)、内科学(感染症診断、血液検査)などを実地に行なう。
2。千葉県農業共済連合会の家畜診療所において、実際の家畜診療の現場に参加し、産業動物臨床を体験する。
成績評価方法
1. 東大附属牧場では、実習期間中に小テストとレポートを課す。小テストおよびレポートの内容は牧場滞在中に教員から
指示する(提出先:各教員)。
2. 千葉県農業共済連合会の診療実習については、11 月末までにレポートと感想文を課す(提出先:松木教授)
。レポート
の内容は現場での解散時に指示する。
実習の成績は出席ならびに上記小テストとレポートを総合して評価する。
教科書
実習現場で必要な情報はレジュメとして配付する。
大動物内科学、外科学、臨床繁殖学については各科目の教科書を参照のこと。
時間割
コード
060415160
授業科目名
総合臨床学実習
単位数
1.0
主担当
教員名
西村
亮平
授業の目標・概要
国内外の社会で活動するさまざまな臨床獣医師の活動を見学したり参加することで、大学では経験できない獣医療の現
場を体験する。
授業計画
以下の施設のうち一つ以上を訪問し、国内外における獣医臨床の現場を体験する。
都内の動物病院(小動物診療)、山形県農業共済組合(産業動物診療)、社台ホースクリニック(北海道;競走馬診療)、タ
イ国カセサート大学獣医学部、台湾中興大学獣医学院+台湾台湾大学獣医学院
成績評価方法
各施設における実習への参加とレポート。
教科書
なし
- 139 -
時間割
コード
060415170
授業科目名
小動物内科臨床実習
単位数
4.0
主担当
教員名
大野
耕一
授業の目標・概要
動物医療センターにおいて、実際の小動物内科診療に立会いながら、総合的な臨床実習を行う。具体的には3つの内科
系診療科(神経内分泌科、消化器科、血液腫瘍皮膚科)をローテーションで 3-4 診療日ずつ回り、見学実習を行うととも
に、それぞれの診療科毎、および実習週毎の到達目標をひとつひとつクリアしていくことで、基本的な内科診療の手技を
学ぶ。実習終了時には症例検討発表をスライドにてプレゼンテーションする。
実際のローテーションの内容については、実習開始時に説明を行う。
授業計画
概要のとおり
詳細については、実習開始時に説明する。
成績評価方法
診療科毎、および実習週毎の到達目標をひとつひとつクリアしていけるかどうかで判断するとともに、症例検討発表の内
容も成績に加味する。
教科書
獣医内科学(小動物編)文永堂出版
時間割
コード
060415180
授業科目名
小動物外科臨床実習
単位数
4.0
主担当
教員名
西村
亮平
授業の目標・概要
動物医療センターにおいて、実際の小動物外科診療に参加しながら総合的な臨床実習を行う。まず外科疾患を学ぶ上で
の初期オリエンテーション実習を行い、その後軟部組織外科ならびに整形神経外科診療科を中心に眼科、エキゾチックア
ニマル診療科、麻酔・集中治療部、画像診断部において外来診療と手術・周術期管理の見学および実地実習を行う。これ
らの見学、実地実習を通じて到達目標をクリアすることで基本的な外科診療の手技を学ぶ。実習終了時には実際に経験し
た症例を中心としてまとめ、その内容をプレゼンテーションする。
授業計画
計12日間の実習とする。
初期実習(外来、手術・麻酔)3日
軟部組織外科診療実習(外来)2日
整形神経外科診療実習(外来)2日
軟部組織外科手術実習(手術および麻酔)2日
整形神経外科手術実習(手術および麻酔)2日
症例検討発表1日
内容については一部変更の可能性がある。詳細は実習開始時に連絡する。
成績評価方法
到達目標の達成度と症例検討発表内容の評価による。
教科書
(参考書)
Veterinary Surgery: Small Animal, 1e Tobias & Johnston
Small Animal Surgery, 4e Fossum ISBN:10: 0323100791
ISBN: 9781437707465
- 140 -
時間割
コード
060500010
授業科目名
環境倫理
単位数
2.0
主担当
教員名
吉永
明弘
授業の目標・概要
倫理学の基本的な考え方、およびこれまで環境倫理学で論じられてきた内容を理解すること。
身近な地域環境に注目することで、現在の環境問題を他人事ではなく自分に関わる問題として把握し、解決にむけての
具体的な意見をもてるようになること。
以上をふまえて現代社会における農業の社会的役割を自覚すること。
授業計画
第1回(吉永) 倫理学の簡単な紹介、および環境問題の概説
第2回(吉永) アメリカの環境倫理学:動物解放論、自然の権利訴訟、土地倫理、自然の価値論
第3回(吉永) 日本の環境倫理学:加藤尚武の議論(資源管理論としての環境倫理学)
第4回(吉永) 日本の環境倫理学:鬼頭秀一の議論(原生自然主義批判、生身と切り身)
第5回(吉永) 足もとからの環境倫理学、環境倫理の自覚化と具体化、ローカルなアメニティの保全
第6回(吉永) 「場所」への着目:場所に住みなおす、場所に対する愛着、場所の喪失体験
第7回(吉永) 「風土」への着目:「地域らしさ」とは何か、ローカル・ノレッジの重要性
第8回(吉永) 「観光」に関する倫理問題:エコツーリズム、世界遺産、都市と農村
第9回(吉永) 農の風景論、および現代社会における農業の社会的役割について
第10回(高橋)水圏環境の特徴
第11回(小野)都市の景観保全・緑地保全をめぐる価値意識について
第12回(柴崎)守られる保護地域の自然、壊される文化
第13回(吉田)農業における環境保全の動機付け -規制か経済性か持続性か-
成績評価方法
レポート提出により評価する。
課題「授業内容の中でテーマを一つ選び意見を書く」
枚数は自由。農学部 3 号館 1 階学生サービスセンターのレポートボックスに提出する。
提出期限:平成 27 年 1 月 30 日(金) 17 時まで
教科書
吉永明弘『都市の環境倫理――持続可能性、都市における自然、アメニティ』の第一部を教科書とする。
以下は参考文献。
鬼頭秀一・福永真弓『環境倫理学』東京大学出版会、2010 年。
鬼頭秀一『自然保護を問いなおす──環境倫理とネットワーク』ちくま新書、1996 年。
鬼頭秀一(編著)『環境の豊かさをもとめて──理念と運動』(講座 人間と環境 第 12 巻)昭和堂、1999 年。
鷲谷いづみ・鬼頭秀一(編)『自然再生のための生物多様性モニタリング』東京大学出版会、2007 年。
時間割
コード
060500030
授業科目名
技術倫理
単位数
2.0
主担当
教員名
関係各教員
授業の目標・概要
食と生活に関する現代の科学技術と社会との接点において、価値観を伴って判断を下さなければならない相互作用を多
方面から学ぶ。食の安全をめぐる、リスク評価・リスク管理・リスクコミュニケーションと、社会的要請に対応するべき
コンプライアンスの問題を二つの軸として、具体的な安全性評価、対策、安全管理、技術管理、コミュニケーションの問
題、さらには農学/生命科学研究者としての倫理を考える。
授業計画
10/15(水)を除き月曜日 4 限(14:50-16:20)農学部 1 号館第 8 講義室
10/06(月) 梶原 秀夫
(独)産業技術総合研究所
「化学物質リスク評価の基礎」
10/15(水) 梶原 秀夫
(独)産業技術総合研究所
「リスクトレードオフ評価」
10/20(月) 戸谷 亨
(一社)日本施設園芸協会
「食の安全・信頼の確保と技術倫理」
10/27(月) 根本 圭介
本研究科生産・環境生物学専攻
「グローバル化の中の農業技術」
11/10(月) 山川 隆
本研究科農学国際専攻
「遺伝子組換え作物・食品をめぐって」
11/17(月) 田野井慶太朗
本研究科放射性同位元素施設
「放射性物質による農作物汚染と食の安全」
12/01(月) 長村 洋一
鈴鹿医療科学大学
「食の本質とその機能のリスクコミュニケーション」
12/08(月) 長村 洋一
鈴鹿医療科学大学
「食品添加物の誤解形成過程から見る消費者心理」
12/15(月) 郷原 信郎
郷原総合コンプライアンス法律事務所
「環境変化への適応とコンプライアンス」
12/22(月) 大村 美香
朝日新聞社東京本社
「新聞はリスクをどう伝えているか」
01/05(月) 佐々 義子
NPO 法人 くらしとバイオプラザ2
「サイエンスコミュニケーション:現場での課題」
01/19(月) 郷原 信郎
郷原総合コンプライアンス法律事務所
「研究倫理と研究不正防止」
01/26(月) 西澤真理子
リテラジャパン
「リスクコミュニケーションの誤解」
成績評価方法
原則として、出欠調査を兼ねた毎回のショートエッセイにより、総合的に成績評価する。
教科書
参考書、参考情報として:
・中西準子・益永茂樹・松田裕之『演習 環境リスクを計算する』(岩波書店 2003)ISBN: 9784000224376
・中西準子『環境リスク学』(日本評論社 2004)ISBN: 9784535584099
・中西準子『食のリスク学』(日本評論社 2010)ISBN: 9784535585744
・Agricultural Implications of the Fukushima Nuclear Accident Editors: Tomoko M. Nakanishi, Keitaro Tanoi
ISBN: 978-4-431-54327-5 (Print) 978-4-431-54328-2 (Online)
pdf の入手:http://link.springer.com/book/10.1007/978-4-431-54328-2/page/1
・(一社)日本食品安全協会 HP より http://www.ffcci.jp/information/index2.html(長村理事長の記事、特に「一般記
事」参照)
・郷原信郎『組織の思考が止まるとき』(毎日新聞社 2011)ISBN: 9784620320373
・郷原信郎『企業はなぜ危機対応に失敗するのか』(毎日新聞社 2013)ISBN: 9784620322384
・武田徹 『原発報道とメディア』(講談社〈講談社現代新書〉2011)ISBN: 9784062881104
・平川秀幸 『科学は誰のものかー社会の側から問い直す』(NHK 出版 2010)ISBN: 9784140883280
・西澤真理子『リスクコミュニケーション』(エネルギーフォーラム 2013)ISBN: 9784885554247
- 141 -
- 142 -
弥生講堂
農正門
弥生講堂
アネックス
南北線
東大前駅
言問通り
1号館
2号館
工学部
2号館別館
陸
橋
3号館
総合研究棟
分生研
農学部キャンパス建物配置図
本郷通り
7号館B棟
生物生産工学
研究センター
6号館
IML
農学生命科学図書館
5号館
7号館A棟
フードサイエンス
棟
動物医療
センター
グラウンド
圃場
生命科学
総合研究棟
B棟
生命科学
総合研究棟
講義室等名称・略称
1号館
階
施 設 名
略 称
地 階
第 4 講 義 室
1-第4
地 階
第 5 講 義 室
地 階
7号館A棟
階
施 設 名
略 称
1 階
102 号 室
7A-102
1-第5
1 階
104 号 室
農生学生実験室
1-15
1 階
105 号 室
地 階
緑 地 製 図 室
1-15-2
1 階
106 号 室
7A-106
地 階
森林学生実験室
1-31
1 階
113 講 義 室
7A-113
1 階
第 6 講 義 室
1-第6
1 階
114 講 義 室
1 階
第 7 講 義 室
1-第7
1 階
115 講 義 室
2 階
第 8 講 義 室
1-第8
4 階
405 号 室
7A-405
2 階
第 9 講 義 室
1-第9
5 階
505 号 室
7A-505
2 階
第10講義室
1-第10
6 階
605 号 室
7A-605
2 階
農生新会議室
1-214
3 階
農 経 会 議 室
1-324
6 階
620 号 室
(PCラボ)
7A-620
133 号 室
7B-133
7号館B棟
1 階
2号館
1 階
化学第2講義室
2-化2
2 階
231 講 義 室
1 階
化学第3講義室
2-化3
2 階
232 講 義 室
1 階
学 生 実 験 室
2-110
2 階
234 演 習 室
2 階
化学第1講義室
2-化1
2 階
235 演 習 室
2 階
236 演 習 室
2 階
237 演 習 室
2号館別館
3 階
351 号 室
7A-104/105
7A-114/115
7B-231/232
7B-234/235
7B-236/237
2別-351
弥生講堂
3号館
2 階
実
習
室
3-217
2 階
学 生 実 験 室
3-220B
2 階
水圏第1講義室
3-水1
3 階
水圏第2講義室
3-水2
弥生講堂
一 条 ホ ー ル
アネック
ス1階
アネックス1
( 講 義 室 )
アネック
ス2階
アネックス2
( 演 習 室 )
フードサイエンス棟
5号館
1 階
102 号 室
5-102
1 階
105 号 室
5-105
3 階
303 号 室
5-303
1 階
講義室
FS
動物医療センター
4 階
- 143 -
セミナー室
VMCセミナー室
農学部 講義室配置図
1号館
地階
1階
第6
講義室
中庭
緑地
農生学生
製図
実験室
室
(1-15)
第7
講義室
玄関
第4
講義
室
第5
講義
室
中庭
W W
C C
中庭
中庭
W W
C C
W W
C C
W
C
森林学生
実験室
(1-31)
3階
2階
第10
講義室
第9
講義室
第8講義室
中庭
第8
講義室
吹抜
中庭
農生
新会
議室
(1-214)
W W
C C
農経
会議室
中庭
中庭
W W
C C
W W
C C
WW
CC
2号館
2階
1階
学生実験
準備室
WC
WC
WC
WC
玄関
(学生実験室)
化学第3
講義室
(化3)
玄関
機器分析室
(学生実験室)
天秤室
中庭
化学第2
講義室
(化2)
WC
WC
学生実験室
中庭
中庭
化学第1
講義室
(化1)
映写室
玄関
- 144 -
中庭
3号館
1階
2階
3-217
実習室
水圏
第1
講義室
(水1)
中庭
中庭
中庭
学生
実験室
(水圏)
中庭
農学系事務部
(総務課・経理課)
農学系事務部
(教務課)
WC
WC
文書 国際
学生サービス
交換 交流
センター
室 室
WC
W
C
EV
W
C
WC
EV
3階
5号館
中庭
中庭
1階
水圏第2
講義室 W
(水2) C
WC
EV
WC
5-102
7号館
B棟2階
7B237
7B-231
7B236
7B-232
7B-235
7B234
玄関
ホール
7B233
EV
WC
WC
A棟1階
WC
7A-106
7A102
玄関
ホール
7A-104
WC
玄関
ホール
EV EV
7A-105
7A-113
- 145 -
7A-114
7A-115
5-105
MEMO