(平成19年4月)(PDF形式/1091KB)

確定拠出年金制度
中途脱退者等移換事務
事 務 処 理 要 領
平成 19 年 4 月
企業年金連合会
目
次
中途脱退者等移換事務
1.移換をする前に ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
2.事務の流れ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
3.事務処理の概要(連合会→確定拠出年金) ・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
4.連合会における処理
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25
5.年金給付等積立金、積立金の移換
<参考>
連合会ホームページ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27
様式等ダウンロードのご案内・・・・・・・・34
本事務処理要領で使用する用語の略称
関
係
法
令
企業年金等の通算措置に係る事務取扱準則について
一
般
事
略
称
ポータビリティ準則
項
略
企業年金連合会規約
連合会規約
厚生年金基金連合会規約
旧規約
称
中途脱退者等移換事務
1.移換をする前に
連合会へ移換申出されている中途脱退者等が、企業型確定拠出年金(以下「確定拠出
年金」という。)の加入者となったときは、本人の選択により、企業年金連合会(以下
「連合会」という。)から確定拠出年金へ年金給付等積立金、積立金を移換することが
できます。
つきましては、連合会から確定拠出年金へ移換をする場合は必ず「登録届兼変更届(確
定拠出年金)
」を連合会にご提出ください。
また、登録後に登録内容の変更があった場合にはすみやかに「登録届兼変更届(確定
拠出年金)
」を連合会にご提出ください。
複数の厚生年金適用事業所の事業主が共同で確定拠出年金を実施する場合は、そ
の代表となる事業主が登録等を行ってください。
(1)
登録届として「登録届兼変更届(確定拠出年金)」を使用する場合の記入方法
① 承認番号
・ 厚生労働省の各地方厚生局より払い出された承認番号を記入します。(通常 8
桁ですが、各地方厚生局により7桁で払い出された承認番号もあります。)
② (会員番号)
・ 連合会の会員である場合は、企業年金連合会で払い出した会員番号(4 桁)を記入
します。
※厚生年金基金であって、確定拠出年金制度を有している場合には厚生年金基金番
号を記入してください。
③ 事業主の名称
・ 事業主の名称を記入します。通常は会社名になります。
④ 企業型年金を実施する厚生年金適用事業所の事業主の名称
・ 確定拠出年金を実施している厚生年金適用事業所(代表となる事業所)の事業主の
名称を記入します。
−1−
⑤ 所在地
・ 確定拠出年金を実施している厚生年金適用事業所(代表となる事業所)の事業主の
所在地を記入します。
※確定拠出年金の事務を担当している事務所を設けている場合は、その所在地を優
先して記入します。
⑥ 電話番号
・ 担当している部署の電話番号を記入します。
⑦ 担当部署名
・ 担当している部・課名を記入します。
⑧ 記録関連運営管理機関の名称
・ 記録関連運営管理機関(RK)の名称を記入します。
平成19年4月現在、記録関連管理機関は次の4社になります。
○日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー株式会社
○日本レコード・キーピング・ネットワーク株式会社
○損保ジャパン DC 証券株式会社
○SBI ベネフィット・システムズ株式会社
⑨
資産管理機関の名称
・ 資産管理機関(資金決済業務を委託している受託機関:元委託先)の名称を記入し
ます。
確定拠出年金の掛金の受入れ、記録関連運営管理機関からの指示に基づく、株式・
債券等の購入・売却、資金決済、加入者等の年金資産の管理、年金・一時金の支払
などを行う機関です。主に信託銀行などが資産管理機関になります。
⑩
連合会から積立金等の移換を受ける場合の手続き
・ 本人が確定拠出年金の事業主に対し申出し、事業主が取りまとめて連合会に申出す
る場合は「事業主が中途脱退者の申出を取りまとめて連合会に申出をする」に「○」
を付します。
・ 本人が連合会に対して直接申出する場合は「中途脱退者が直接連合会に申出をす
る」に「○」を付します。
−2−
「登録届兼変更届(確定拠出年金)」はホームページ(http://www.pfa.or.jp/top/jimu/index.
html)に様式を掲載していますのでこちらからダウンロードして使用してください。
One Point
登録後の管理について
連合会では、登録届によりいただいた情報を連合会のホストコンピュータ(システム)
に登録いたします。承認番号は貴確定拠出年金の登録情報を連合会システムでの検索およ
び管理する番号となります。貴確定拠出年金の資格取得者で、連合会より積立金等を移換
希望される方には、この承認番号についてご案内くださいますようお願いいたします。
(2)変更届として「登録届兼変更届(確定拠出年金)」を使用する場合の記入方法
既にご登録いただいた内容に変更があった場合は「登録届兼変更届(確定拠出年金)」
を提出してください。
「承認番号」および「事業主の名称」は、変更がなくても必ずご記入ください。
その際、変更のあった項目の内容を記入し、右の変更箇所に「○」を付してください。
One Point
登録届のご提出のない確定拠出年金へ移換申出があった場合
連合会では、お預かりしている年金資産を移換先に安全かつ確実に移換処理を行うため、
登録届の提出をお願いしているところですが、移換希望者から登録届の提出がない移換先
へ申出があった場合には、移換希望者に対して「移換先の連絡照会」をさせていただいて
おります。
−3−
「登録届兼変更届(確定拠出年金)
」の記入例
企業年金連合会
年金サービスセンター長 殿
登録届兼変更届(確定拠出年金)
9
9
9
X
7
X
X
X
承認番号
(会員番号)
X
X
X
X
○△◇株式会社
事業主の名称
項
目
企業型確定拠出年金を実施する厚生
年金適用事業所の事業主の名称
内
容
変更箇所
(フリガナ)マルサンカクシカクカブシキガイシヤ
○△◇株式会社
〒105-0011
港区芝公園 X-X-X
年金ビル 5F
所在地
電話番号
03-5401-XXXX
担当部署名
総務部人事課
△△△△△△△△会社
記録関連運営管理機関の名称
○×△◎
資産管理機関の名称
(○)事業主が中途脱退者の申出を取り
連合会から積立金等の移換を受ける
場合の手続き
まとめて連合会に申出をする
(
)中途脱退者が直接連合会に申出を
する
*複数の厚生年金適用事業所の事業主が共同で確定拠出年金を実施する場合は、その代表となる事業主が提出してく
ださい。
*上記の内容に変更があった場合は、変更した項目の「変更箇所」に○印を付し、
「内容」欄に変更後の内容を記入
してください。
平成 19 年
X月
X日
企業型確定拠出年金を実施する厚生年金適用事業所の事業主の名称
○△◇株式会社
代表者名
代表取締役
担当者名
−4−
○△山
凸川
○子
◇男
登録届兼変更届記載方法(登録)
複数の厚生年金適用事業所の事業主が共同で確定拠出年金を実施する場合は、その代表と
なる事業主が登録等を行ってください。
・承認番号
企業年金連合会
厚生労働省地方厚生局より確定拠出年金制度の承認を受
年金サービスセンター長
殿
けた際、払い出された
8 桁の承認番号をご記入ください。
注)確定拠出年金独自のプラン番号等ではありません。
7 桁の場合は前に「0」を付してください。
登録届兼変更届(確定拠出年金)
承認番号
9
9
9
X
(会員番号)
7
X
X
X
必ずご記入ください。
・所在地及び電話番号
必ずご記入ください。
項
X
X
X
○△◇株式会社
事業主の名称
・企業型年金を実施する厚生年金
適用事業所の事業主の名称
X
目
内容
企業型年金を実施する厚生年
金適用事業所の事業主の名称
所在地
変更箇所
(フリガナ)マルサンカクシカクカブシキガイシヤ
○△◇株式会社
〒105-0011
港区芝公園 X-X-X
年金ビル 5F
電話番号
03-5401-XXXX
・記録関連運営管理機関の名称
担当部署名
日本レコード・キーピング・ネットワーク、日本インベス
総務部人事課
ター・ソリューション・アント・゙テクノロジー、損保ジャパン記録関連運営管理機関の名称
DC 証券、SBI ベネフィットシステムズ
△△△△△△△△会社
資産管理機関の名称
○×△◎
連合会から積立金等の移換を
(○)事業主が中途脱退者の申出を取りま
受ける場合の手続き
とめて連合会に申出をする
・資産管理機関
(
資金決済業務を委託している受託機
)中途脱退者が直接連合会に申出をす
関名を記入します。
る
信託銀行、生命保険会社等
移換の申出を取りまと
*複数の厚生年金適用事業所の事業主で確定拠出年金を実施する場合は、その代表となる事業主が提出してください。
ご注意
めるか否か、手続きにつ
*上記の内容に変更があった場合は、変更した項目の「変更箇所」に○印を付し、「内容」欄に変更後の内容を記入してください。
ご記入いただくのは、貴年金制度で
資金を払い込む受託機関です。運用商
いてご回答ください。
品などのご案内をしている運用関連運
営管理機関ではありません。
平成 19 年 X
月X 日
企業型確定拠出年金を実施する厚生年金適用事業所の事業主の名称
○△◇株式会社
代表者名
代表取締役
担当者名
−5−
凸川
○△山
○子
◇男
2.事務の流れ
(1)
中途脱退者等事務の流れ・年金給付等積立金、積立金移換(連合会→確定拠出年金)
:確定拠出年金の事業主申出
中途脱退者等
連合会
確定拠出年金
資
事業主等(RKを含む)
格
取
得
月
移換申出の意
思伝達
確認
移換申出書請求
移換申出書
(本人申出用)
移
換
資格取得による説明
資格取得
・
受付・本人送付
受取・記入
取りまとめて
送付
申
出
資産管理機関
資格取得日から起算して3月を
経過する日までの間に申出る
資格取得日から起算して3月を
経過する日以後最初に到来する
15日までの間に申出る
月
受付
移
RK へ送付
換
受付
点検
電算処理
指
示
加入確認
移換指示(RK より)
月
(上旬発送)
移換資産通知書
RK へ送付
受付
事故のお知らせ
翌
事故連絡票
月
年金給付
等 積 立
金・積立
金 受 換
(末日)
移換
資産管理機関の口座へ
移換完了通知書
−6−
(2)
中途脱退者等事務の流れ・年金給付等積立金、積立金移換(連合会→確定拠出年
金)
:本人申出
中途脱退者等
連合会
確定拠出年金
資
格
事業主等(RKを含む)
資格取得
資産管理機関
資格取得による説明
取
得
月
・
移換申出の意
思伝達
移
換
受取・記入
移換申出書
(本人申出用)
申
出
資格取得日から起算
月
して3月を経過する
日までの間に申出る
受付
移
RK へ送付
加入確認
換
受付
点検
電算処理
指
示
移換指示(RK より)
月
(上旬発送)
移換資産通知書
翌
月
受取
RK へ送付
受付
(上旬発送)
事故のお知らせ
年金給付
等 積 立
金・積立
金 受 換
(末日)
移換
資産管理機関の口座へ
移換完了通知書
−7−
3.事務処理の概要(連合会→確定拠出年金)
企業年金連合会
積立金等
(1)
確定拠出年金
積立金等
移換
受給者
年金支給
老齢給付金等
年金給付等積立金、積立金の移換
連合会へ脱退一時金相当額等を移換している中途脱退者等で、確定拠出年金の加入
者の資格を取得した者(以下「資格取得者」という。)は連合会から年金給付等積立
金、積立金を移換することができます。
One Point
年金給付等積立金、積立金とは
厚生年金基金由来の年金資産を年金給付等積立金、確定給付企業年金由来の年金資産を
積立金と称します。
(2)
確定拠出年金の資格取得者に説明する事項
確定拠出年金を実施している事業主(以下「事業主」という。)は、資格取得者に
対して次の事項の説明をします。
(ポータビリティ準則第 2 の 2(2))
・
移換申出期限
・ 通算加入者等期間に算入する期間及び移換申出の手続
移換申出の手続は、資格取得者が移換元制度に対して行うこと。ただし、連
合会から移換を受ける場合において、事業主があらかじめ連合会へ登録してい
る場合にあっては、事業主に対して申し出ること。
移換元制度に申し出る場合において、移換する意向がある者に対しては、企
業型記録関連運営管理機関名等、移換元制度が脱退一時金相当額等を移換する
ために必要な事項について、当該資格取得者に情報提供すること。
・
手数料
・ 確定給付企業年金の本人拠出相当額は拠出時に課税、給付時に非課税の取扱いと
−8−
なっているが、確定給付企業年金(確定給付企業年金から脱退一時金相当額の
移換を受けた連合会を含む。
)から確定拠出年金へ脱退一時金相当額又は積立金
を移換した場合にあっては、給付時に課税されることとなること。
−9−
One Point
連合会の年金について
企業年金連合会は、平成17年10月前は「厚生年金基金連合会」といい、厚生年金
基金の中途脱退者の厚生年金の一部を代行する年金(基本年金)と厚生年金基金の脱退
一時金を年金化希望した資産(基本加算年金)を厚生年金基金から移換し(移し)て将
来の年金として管理運用を行っていました。また、解散した厚生年金基金の加入員の厚
生年金の一部を代行する年金(代行年金)と解散した際に残余財産を分配した年金(代
行加算年金)も同様に管理運用を行っています。
平成17年10月以降は企業年金のポータビリティ拡充に伴い、確定給付企業年金の
加入者の脱退一時金も本人が年金化を希望すれば、連合会へ移換し、将来年金として受
給できるようになりました。さらに、確定拠出年金へは、本人の希望があれば、連合会
から年金給付等積立金、積立金を移換することができるようになりました。
平成17年9月末までの厚生年金基金の資格喪失者
厚生年金基金由来の年金
基本加算年金・代行加算年金
確定拠出年金へ移換可
×
基本年金・代行年金
厚生年金の代行部分を国に返上し、その後発足した確定給付企業年
金からも本人の希望により脱退一時金を年金化する途が開け、
「経過
的基本加算年金」(制度終了した確定給付企業年金からの分配金は
「経過的代行加算年金」)として平成18年1月申出分まで受換して
います。これらの積立金は、本人が平成17年10月以降転職をし
た場合であって、希望すれば厚生年金基金、確定給付企業年金(い
ずれも規約で連合会からの年金給付等積立金、積立金を受けること
が可能である規約を有する場合に限る)および確定拠出年金制度へ
持ち歩く(ポータブルする)ことができるようになりました。
−10−
平成17年10月以降の厚生年金基金・確定給付企業年金の資格喪失者
厚生年金基金由来の年金
確定拠出年金へ移換可能
通算企業年金
基本年金・代行年金
×
確定給付企業年金由来の年金
確定拠出年金へ移換可能
通算企業年金
連合会から確定拠出年金(DC)へ移換できる年金は
・ 基本加算年金
・ 代行加算年金
・ 経過的基本加算年金
・ 経過的代行加算年金
・ 通算企業年金
です。
※基本年金あるいは代行年金の資産しかお預かりしていない方の年金資産はDCへ移換
することはできません。
−11−
(3)
申出方法
移換申出の手続は、原則、資格取得者が連合会に対して行うことになっております
が、事業主が、あらかじめ連合会へ登録している場合は、事業主に対して申し出るこ
とになっています。したがって、連合会から確定拠出年金へ年金給付等積立金、積立
金の移換を行う場合、次の2つの方法があります。
・確定拠出年金の事業主申出・・
本人が確定拠出年金を実施している事業主
に対し申出し、事業主がとりまとめて連合会
に申出する方法
・本人申出・・・・・・・・・・・ 本人が連合会に対して直接申出する方法
なお、確定拠出年金の事業主申出の場合は、別紙「登録届兼変更届」の「連合会か
ら積立金等の移換を受ける場合の手続き」の項目において、「事業主が中途脱退者の
申出を取りまとめて連合会に申出をする」という内容で登録していただく必要があり
ます。
One Point
申出可能な中途脱退者等は次の要件のすべてを満たした者となります。
・平成 17 年 10 月 1 日以降に確定拠出年金の加入者の資格を取得した者
・連合会の老齢年金の受給権が発生していない者
(原則として国の老齢厚生年金の支給開始年齢到達時に受給権が発生し
ます。)
①
申出の方法(確定拠出年金の事業主申出)
ア.事業主において資格取得者の意思を確認した上で、事業主から連合会へ該当
の資格取得者の「中途脱退者等年金給付等積立金、積立金移換申出書(本人申
出)」
(以下、
「移換申出書(本人申出)
」という。)の請求をします。
請求に関しましては、次の項目を連合会にご連絡ください。
・本人氏名(ふりがな)
・基礎年金番号
−12−
・生年月日
・性別
・確定拠出年金制度の資格取得年月日
・「移換申出書(本人申出)
」送付先名称および住所
なお、次ページおよびホームページに「とりまとめ用
の様式を掲載しています。
−13−
移換申出書送付依頼書」
とりまとめ用
移換申出書送付依頼書
下記の者につきまして移換申出書を作成の上、送付してください。
〒
承認番号
−
送付先住所
事業所名
項番
基礎年金番号
(フリガナ)
氏名
性別
生年月日
資格取得年月日
平成
年
月
日
年
月
日
月
日
月
日
月
日
月
日
月
日
月
日
平成
年
月
日
年
平成
年
月
日
年
平成
年
月
日
年
平成
年
月
日
年
平成
年
月
日
年
平成
年
(
イ.
ページ/
ページの内)
−14−
月
日
年
連合会は、事業主から「とりまとめ用移換申出書送付依頼書」で移換申出書
の作成依頼のあった場合、「移換申出書(本人申出)」を作成し、個人毎に封
筒に封入して事業主あてに送付いたします。
事業主は「移換申出書(本人申出)
」が送付された後、各該当の資格取得者へ
配布します。
<本人あて封筒の内容物>
・中途脱退者等年金給付等積立金、積立金移換申出書(本人申出)
・中途脱退者等年金給付等積立金、積立金移換申出書(本人申出)移換申出
のご案内
資格取得者は基本項目を記入し、事業主へ「移換申出書(本人申出)
」を提出
します。
ウ.事業主は各該当の資格取得者から提出された「移換申出書(本人申出)
」のと
りまとめを行い、事業主作成の送付書と併せて連合会へ申出します。
(ア) 事業主に作成していただく送付書の様式例は次ページおよびホームペー
ジ(http://www.pfa.or.jp/top/jimu/index.html)に様式を掲載していますの
でそちらからダウンロードして参考にして作成してください。
One Point
とりまとめ(確定拠出年金の事業主申出)での留意事項
前述の様式等により、「とりまとめ用移換申出書送付依頼書」をご提出され、当連合
会で申出書を作成するにあたり、(連合会で管理している基礎年金番号、氏名などが相
違している場合あるいは移換可能な年金資産がない場合など)該当記録がない場合は、
申出書を作成することはできません。
−15−
■とりまとめ(確定拠出年金の事業主申出)の手続きの手順
「とりまとめ用移換申出書送付依頼書」を作成します。
様式は連合会ホームページにあります。
http://www.pfa.or.jp/top/jimu/kyosyutsu.html
「とりまとめ用移換申出書送付依頼書」を送付します。
送付方法は次のいずれかどれでも連合会は受付します。
インターネット(Eメール):kiroku@pfa.or.jp
FAX:03-5401-8740
郵送 〒105-0011 港区芝公園 2-4-1 芝パークビル B 館10階
企業年金連合会 年金サービスセンター 年金記録課 年金記録係 あて
該当者の移換申出書を個別封筒に封緘して貴確定拠出年金実施事業所ご担当部署へお送
りします。
<お送りする主な内容物>
・
「中途脱退者等年金給付等積立金、積立金移換申出書」
・
「中途脱退者等年金給付等積立金、積立金(本人申出)移換申出のご案内」
・
事務局用として「中途脱退者等年金給付等積立金、積立金(本人申出)移換申出のご案内」
「中途脱退者等年金給付等積立金、積立金移換申出書」の入った封筒を移換希望されている
社員の方にお渡し下さい。
・・・お渡しされる際のご注意・・・
以下のことを移換希望の社員の方にお伝え下さい。
・企業型確定拠出年金(移換先)の名称
・運用関連運営管理機関の登録番号(7 桁)
・運用関連運営管理機関の名称
・記録関連運営管理機関の名称
・貴確定拠出年金実施事業所ご担当部署へ提出する期限日まで
※資格取得日から起算して3ヶ月
を経過する日まで
「中途脱退者等年金給付等積立金、積立金移換申出書」をとりまとめて連合会へ送付します。
送付書については連合会ホームページに参考を掲載しています。
http://www.pfa.or.jp/top/jimu/kyosyutsu.html
事業主は申出があった日の翌日以降最初に到来する15日までに「移換申出書」を連合会へご提出下さい。
−16−
(送付書記入例)
中途脱退者等年金給付等積立金、積立金移換申出書(本人申出)の送付につい
て
厚生年金保険法第 165 条の 3 第 1 項及び確定給付企業年金法第 117 条の3第 1 項の
規定により、別添の者から企業年金連合会から企業型確定拠出年金へ年金給付等積立金、
積立金の移換の申出を受けましたので送付します。
平成 19 年 7 月 1 日
企業型確定拠出年金を実施する
厚生年金適用事業所の事業主の住所及び名称
東京都港区芝公園 X-X-X
年金ビル6階
㈱○□商事
代表者名
確拠
企業年金連合会理事長
太郎
印
殿
記
件数
3
件
以上
−17−
実際の移換申出書は、P18∼19 の内容が、1枚(B4)になっています。
xxx-xxx
XXXXXXXXXXXXXXXX
企業型
確定拠出年金用
XXX XXX 様
中途脱退者等年金給付等積立金、積立金移換申出書(本人申出)
企業年金連合会理事長殿
厚生年金保険法第 165 条の 3 第 1 項及び確定給付企業年金法第 117 条の 3 第 1 項の規定により、
企業年金連合会から下記の企業型確定拠出年金へ年金給付積立金、積立金の移換を申し出ます。
なお、企業年金連合会から積立金等を移換するための事務処理のみに用いるものであることを
前提に、本申出書を移換先の企業型確定拠出年金の記録関連運営管理機関に提供することに
ついて同意します。
記
1.基本項目
基礎年金番号
−
(フリガナ)
氏名
XXX
XXX
印
○
XXX XXX
昭和 XX 年 XX 月 XX 日
生年月日
X
(フリガナ)
性別
〒
住所
都道
府県
電話番号
(
−
市区
郡
町村
−
)
企業型確定拠出年金(移換先)の規約の承認番号
企業型確定拠出年金(移換先)の名称
運用関連運営管理機関の登録番号
運用関連運営管理機関の名称
○印
記録関連運営管理機関(RK)
(○を付けてください)
企業年金連合会受付印
登録番号
名称
0000011
日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー株式会社
0000015
損保ジャパン DC 証券株式会社
0000074
日本レコード・キーピング・ネットワーク株式会社
0000115
SBI ベネフィット・システムズ株式会社
RK 受付印
−18−
2.企業年金連合会から企業型確定拠出年金へ移換する年金給付等積立金(厚生年金
基金分)、積立金(確定給付企業年金分)の選択について
(1)年金給付等積立金(厚生年金基金分)の移換について
いずれか一方に○をつけてください。(*厚生年金基金が複数の場合に、その一部を移換することはできません。)
移換する(
)
移換しない(
)
企業年金連合会から企業型確定拠出年金へ移換できる年金給付等積立金(厚生年金基金分)
(A)
(B)
企業年金連合会が支給義務を引き継いでいる
企業年金連合会が(A)欄の厚生年金基金から引き
企業年金連合会から企業型確定
厚生年金基金の名称
継いだ脱退一時金相当額等の算定基礎期間等の開始日
拠出年金へ移換できる年金給付
及び終了日
等積立金の額(概算)
合計
(2)積立金(確定給付企業年金分)の移換について
いずれか一方に○をつけてください。(*確定給付企業年金が複数の場合に、その一部を移換することはできません。)
移換する(
)
移換しない(
)
企業年金連合会から企業型確定拠出年金へ移換できる積立金(確定給付企業年金分)
(C)
(D)
企業年金連合会が支給義務を引き継いでいる
企業年金連合会が(C)欄の確定給付企業年金から引き
企業年金連合会から企業型確定
確定給付企業年金の名称
継いだ脱退一時金相当額等の算定基礎期間等の開始日
拠出年金へ移換できる積立金の
及び終了日
の額(概算)
合計
*移換金の運用割合指定方法につきましては、ご加入の確定拠出年金運営管理機関にお問い合わせください。
−19−
中途脱退者等年金給付等積立金、積立金(本人申出)移換申出のご案内
このたびあなた様が当連合会に移換している年金給付等積立金、積立金をご転職された先の
企業で実施されている確定拠出年金へ移したいとのご依頼をいただきましたが、移換にあたり、
同封の「中途脱退者等年金給付等積立金、積立金移換申出書(本人申出)」に必要事項をご記入の
上、連合会に提出してください。なお、転職先で確定拠出年金制度の資格取得をしてから3ヶ月
以内の申出期限がありますので、期限をご確認の上、提出してください。
中途脱退者等年金給付等積立金、積立金移換申出書(本人申出)の記入例
太枠内は全てご記入下さい。
・基礎年金番号
社会保険庁から交
付された年金手帳
又は基礎年金番号
通知書に記載され
ている基礎年金番
号になります。
105-0011
港区芝公園2−4−1芝パークビル
企業型
確定拠出年金用
年金 太郎 様
チェック
・氏名(フリガナ)
・生年月日
・性別
記入の必要はありません
が、氏名がフリガナ印字の
みの場合は漢字で署名をし
てください。氏名横に押印
をしてください。※
※印字項目に誤りがある場合は、=
(二重線)で訂正してください。な
お、訂正した場合は証明する書類を
添付してください。
訂正の場合の添付書類
・氏名、生年月日、性別の相違の
場合・・・「戸籍抄本」若しくは「住民
票と基礎年金番号の写し(年金手
帳の基礎年金番号の箇所のコ
ピー)」を添付してください。
中途脱退者等年金給付等積立金、積立金移換申出書(本人申出)
企業年金連合会理事長 殿
厚生年金保険法第165条の3第1項及び確定給付企業年金法第117条の3第1項の規定により、
企業年金連合会から下記の企業型確定拠出年金へ年金給付等積立金、積立金の移換を申し出ます。
なお、企業年金連合会から積立金等を移換するための事務処理のみに用いるものであることを
前提に、本申出書を移換先の企業型確定拠出年金の記録関連運営管理機関に提供することに
ついて同意します。
記
押印
1.基本項目
してくだ
2 1 1 1 − 1 1 1 X X X さい。
ネンキン タロウ
年金 太郎 ㊞
昭和40年 1月 1日
男
(フリガナ) トウキョウトミナトクシバコウエン2-4-1シバパークビル
〒 105 - 0011
基礎年金番号
(フリガナ)
氏名
生年月日
性別
・住所
現在お住まいの住所をご記
入ください。
・電話番号
ご記入ください。
住所
東京
電話番号
03
(
企業型確定拠出年金(移換先)の規約の承認番号
都道
府県
−
郡
5366
9
9
運用関連運営管理機関の名称
○印
これらの項目は
転職先の企業年金ご
担当者にお問い合わ
せの上、ご記入くだ
さい。
※あらかじめ、印字されて
いる箇所については記入は
不要です。
RK受付印
-20-
登録番号
0000011
記録関連運営管理機関の名称(RK)
(○印をつけてください)
企業年金連合会受付印
市区 芝公園2−4−1
町村
芝パークビル
− 2666 )
XX000XXX
企業型確定拠出年金(移換先)の名称
運用関連運営管理機関の登録番号
港
●☆◎★社
9
9
9
△○□×社
9
9
名称
日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー株式会社
0000015
損保ジャパンDC証券株式会社
0000074
日本レコード・キーピング・ネットワーク株式会社
0000115
SBIベネフィット・システムズ株式会社
企業型
確定拠出年金用
申出書の送付先
切り取って宛名にお使い下さい
〒105-0011
。
港区芝公園2-4-1
芝パークビルB館10階
✂
企業年金連合会 年金記録課 DC担当
2.企業年金連合会から企業型確定拠出年金へ移換する年金給付等積立金(厚生年金
基金分)、積立金(確定給付企業年金分)の選択について
(1)年金給付等積立金(厚生年金基金分)の移換について
いずれか一方に○をつけてください。(*厚生年金基金が複数の場合に、その一部を移換することはできません。)
移換する(○)
いずれか一方に○をつけ
てください。
ご注意 選択欄が「*」(アスタリス
ク)で消されている場合は選択
できません。
移換しない( )
企業年金連合会から企業型確定拠出年金へ移換できる年金給付等積立金(厚生年金基金分)
(A)
(B)
企業年金連合会が支給義務を引き継いでいる
企業年金連合会が(A)欄の厚生年金基金から引き
厚生年金基金の名称
企業年金連合会から企業型確定
継いだ脱退一時金相当額等の算定基礎期間等の開始日 拠出年金へ移換できる年金給付
及び終了日
等積立金の額(概算)
○○○○○○
1987 年 04 月 01 日 ∼ 1992 年 11 月 01 日
405,879円
△△△△△△
1992 年 12 月 01 日 ∼ 1998 年 01 月 31 日
211,778円
・「移換する」を選択した場合
は
脱退一時金相当額等の計算
の基礎となった期間をご記
入ください。休職等中断の
あった場合は期間を区切っ
てご記入ください。
※あらかじめ印字されてい
る場合は記入の必要はあり
ません。
【お願い】
年月日しか印字されていな
いものについては、ご自身で
ご記入下さい。
(西暦でご記入下さい)
合計
617,657円
いずれか一方に○をつけ
てください。
(2)積立金(確定給付企業年金分)の移換について
いずれか一方に○をつけてください。(*確定給付企業年金が複数の場合に、その一部を移換することはできません。)
移換する(○)
移換しない( )
ご注意 選択欄が「*」(アスタリス
ク)で消されている場合は選択
できません。
企業年金連合会から企業型確定拠出年金へ移換できる積立金(確定給付企業年金分)
(C)
(D)
企業年金連合会が支給義務を引き継いでいる
企業年金連合会が(C)欄の確定給付企業年金から引き
確定給付企業年金の名称
継いだ脱退一時金相当額等の算定基礎期間等の開始日 拠出年金へ移換できる積立金の
及び終了日
□□□□□□
㈱◇◇◇◇◇
企業年金連合会から企業型確定
額(概算)
1998年3月31日∼2003年03月03日
2003年6月 1日∼2006年1月31日
2006年3月 1日∼2006年4月30日
【お願い】
年月日しか印字されていな
*移換金の運用割合指定方法につきましては、ご加入の確定拠出年金運営管理機関にお問い合わせください、
いものについては、ご自身で
ご記入下さい。
(西暦でご記入ください)
合計
-21-
500,331円
1,928,374円
2,428,705円
・「移換する」を選択した場合
は
脱退一時金相当額等の計算
の基礎となった期間をご記
入ください。休職等中断の
あった場合は期間を区切っ
てご記入ください。
※あらかじめ印字されてい
る場合は記入の必要はあり
ません。
②
申出の方法(本人申出)
資格取得者は連合会へ連絡(電話、文書、来訪等)し、
「移換申出書(本人申出)
」
を取り寄せ、必要事項を記入の上、連合会に提出します。
One Point
本人が連合会へ移換申出を行うようご案内いただく場合として
連合会では、本人申出の場合は「移換申出書(本人申出)」を本人あてに送付いたし
ますが、記録を確認した上で本人の記録を印字した用紙をお渡ししています。
当連合会へは次の事項をご連絡いただくようになります。
・基礎年金番号
・お名前(ふりがな)
・生年月日
・承認番号(厚生労働省より払出の8桁あるいは 7 桁の承認番号)
・加入した確定拠出年金実施事業所名称
・確定拠出年金制度の資格取得日
・移換申出書等の書類の送付先住所
・月∼金曜日午前9時から午後5時までに本人と連絡の取れる電話番号
お電話での書類送付依頼をする場合・・・
企業年金連合会
年金相談室
0570−02−2666
(土日祝祭日を除く月∼金曜日午前9時から午後4時45分まで)
お手紙(又は来訪)で書類送付依頼をする場合・・・
〒105−0011
企業年金連合会
港区芝公園2−4−1芝パークビル B 館10階
年金サービスセンター年金相談室あて
(来訪の場合は土日祝祭日を除く月∼金曜日午前9時から午後4時45分まで)
E メールでの書類送付依頼をする場合・・・
[email protected]
ホームページには「移換申出書(本人申出)
」の様式は掲載しておりません。
−22−
(重要)移換申出書の注意事項
事業主は以下の項目について連合会より「移換申出書(本人申出)」を入手された本
人にお知らせいただくようお願いいたします。
・企業型確定拠出年金(移換先)の承認番号
・企業型確定拠出年金(移換先)の名称
・運用関連運営管理機関の登録番号
・運用関連運営管理機関の名称
・記録関連運営管理機関(RK)の名称
−23−
(4)
連合会への申出期限
原則として、中途脱退者等が確定拠出年金の加入者資格を取得した日から起算し
て3ヶ月を経過する日までに連合会(移換元)に年金給付等積立金、積立金の移換
の申出をします。
ただし、とりまとめを行う確定拠出年金の事業主申出の場合は中途脱退者等が確
定拠出年金の資格を取得してから3ヶ月を経過する日以後最初に到来する15日ま
でが申出期限となります。
(下表①確定拠出年金の事業主申出参照)
本人申出の申出期限は3ヶ月を経過する日が申出期限になります。(下表②本人
申出参照)
X 月(当月)
X+1 月(翌月)
X+2 月(翌々月)
X+3 月(3ヶ月目)
X+4 月(4 ヶ月目)
▲X 4
+月
△ X 月
①確定拠出年金の事業主申出
※3ヶ月経過する日までに連合会に申出をします。
▲X 3
+月
19
日申出期限
日 資 格 取 得
②本人申出
15
日申出期限
※3ヶ月経過する日以後最初に到来する 15 日までに連合会に申出をします。
20
One Point
申出について
本人もしくは本人が資格取得した確定拠出年金の事業主が電話等で連合会に「移換申
出書(本人申出)」を請求して、これに本人が必要事項を記入し、本人もしくは確定拠
出年金の事業主が連合会へこの「移換申出書(本人申出)」を提出し、連合会で受付し
た日が申出日になります。
「移換申出書(本人申出)」を請求する場合は、郵便で送付、返送しますので、日数
には余裕をもっていただくようお願いいたします。
−24−
4.連合会における処理
連合会は、受付した「移換申出書(本人申出)
」について処理を行います。
(1)
受付および点検
①
確定拠出年金の事業主申出の場合
「移換申出書送付書」および「移換申出書(本人申出)」を受付し、当月申出件
数及び記載内容の点検を行います。
②
本人申出の場合
「移換申出書(本人申出)
」を受付し、記載内容の点検を行います。
(2)
加入確認および移換指示
受付及び点検を行った「移換申出書(本人申出)
」を「移換申出書(本人申出)
」
の記載にある該当の記録関連運営管理機関(RK)へ送付します。記録関連運営管
理機関(RK)は該当の資格取得者の加入確認を行い、連合会に対し移換指示を行
います。
One Point
申出期限を越えてから申出を行った場合の移換不能について
本人(確定拠出年金実施事業主申出であっても)が移換元に対して年金給付等積立金、
積立金の移換申出を行いますが、資格取得年月日は移換先の情報となるため資格取得年
月日の確認は移換先の記録関連運営管理機関で行います。記録関連運営管理機関では資
格取得年月日、移換元の受付印等の確認および移換申出期限の整合性をチェックしま
す。仮に移換申出期限を越えていて移換が不能となる場合は、移換先の記録関連運営管
理機関等から本人に通知されます。
−25−
(3)
受付、点検および電子計算機処理
記録関連運営管理機関(RK)からの移換指示により「厚生年金基金、確定給付
企業年金等移換指示通知書」
(以下、
「移換指示通知書」という。)を受付し、内容の
点検を行います。
次に電子計算機により、マスタの整合チェック、移換金の計算等の処理を行いま
す。
この段階で申出事項に不備等があって処理できなかった申出について
・ 確定拠出年金の事業主申出・・ 事業主に「中途脱退者申出事故連絡票」を送
付します。内容をご確認ください。
・ 本人申出・・・・・・・・・・
(4)
本人に「おしらせ」を送付します。
「移換資産通知書」の送付
連合会で移換準備処理が正常に行われた者の記録については、「移換指示通知書」
を連合会が受けた月の翌月上旬に記録関連運営管理機関(RK)へ「移換資産通知
書」により通知いたします。
One Point
電子計算処理について
連合会の月次締切りが毎月15日(休日の場合は翌営業日)であるので、「移換指示
通知書」の受付が15日を越えますと電子計算処理は翌月になります。
また、厚生年金基金や確定給付企業年金から訂正届が提出され、該当者の(氏名を除
く)基本項目(基礎年金番号、性別、資格喪失年月日、算定基礎期間)および脱退一時
金相当額の訂正処理を当月行った場合、移換の処理は連合会で管理されている該当者の
マスタ更新が完了した後に行えるようになるため、翌月に電子計算処理を行います。
−26−
5.年金給付等積立金、積立金の移換
(1)
移換指図
連合会では「移換資産通知書」により、年金給付等積立金、積立金を確定拠出年
金の資産管理機関へ移換するように連合会の受託機関に対して指図を行います。事
業主では、指図の必要はありません。
(2)
移換期限
年金給付等積立金、積立金の移換は、「移換資産通知書」を記録関連運営管理機
関(RK)へ送付した月の末日(12 月については 30 日を末日とします。)までに
行います。末日が土日祝祭日のときはその前日(前営業日)を移換期限とします。
One Point
移換完了の通知について
移換が完了となった場合には、移換先の記録関連運営管理機関より本人宛に移換が完
了となった通知が送付される予定です。詳しくはご契約の記録関連管理機関にご確認く
ださい。
(3)
移換する積立金等の計算
①
通算企業年金にかかる計算
通算企業年金にかかる計算は以下のとおりです。
(1)
通算企業年金額
×
通算企業年金現価率(2)(※1)= ①
(2)
脱退一時金相当額等にかかる事務費 −
返還事務費基準額(※2)
= ②(返還対象事務費)
(3)
移換金
=
①
+
②
(※1)・・・連合会規約別表第 3 通算企業年金現価率
−27−
(※2)・・・連合会規約別表第 12 返還事務費基準額
平成 17 年 10 月 1 日以降 3,800 円
返還事務費基準額は、事務費を限度とする
・年金現価率は、年金給付等積立金または積立金を移換する月の末日における年齢
および中脱時算定日に応じた率
・この移換により連合会で支給すべき通算企業年金がなくなり、連合会が通算企業
年金の支給義務を免れる場合、当該中途脱退者にかかる返還対象事務費がある場
合は、当該返還対象事務費を合算した額とします。
(注)今回移換する通算企業年金が、連合会で初めて受けた脱退一時金相当額より計
算されたものであり、かつ、積立金等の移換後に引き続き連合会が本人へ支給す
る通算企業年金が残っている場合は、(1)で計算した額のみとなります。
②
基本加算年金および代行加算年金にかかる計算
平成 17 年 10 月 1 日前に連合会が基本加算年金および代行加算年金の支給
義務を負っている者の基本加算年金および代行加算年金由来の年金給付等
積立金の額については、当該基本加算年金額または当該代行加算年金額に、
年金給付等積立金を移換する日の属する月の末日における本人の年齢なら
びに中脱時算定日(厚生年金基金連合会規約(以下「旧規約」という。)第
42 条に規定する中脱時算定日)または解散時算定日(旧規約第 46 条に規定
する解散時算定日)に応じて連合会規約附則別表第 4 に定める率を乗じて得
た額となります。(連合会規約附則第 15 条第 1 号)
・基本加算年金の移換
年金給付等積立金
基本加算年金額
=
×
基本加算年金・代行加算年金現価率(※)
(※)
・・・連合会規約附則別表第 4 「基本加算年金・代行加算年金現価率」
・現価率は年金給付等積立金を移換する月の末日における年齢および中脱時算定日に応
じた率
・中脱時算定日とは旧規約第 42 条に規定する日
→当該中途脱退者が加入員の資格を喪失した日(当該基金からの中途脱退が 2 回以上
ある場合には、直近の加入員資格喪失日)
−28−
・代行加算年金の移換
年金給付等積立金
代行加算年金額
=
×
基本加算年金・代行加算年金現価率(※)
(※)
・・・連合会規約附則別表第 4 「基本加算年金・代行加算年金現価率」
・現価率は年金給付等積立金を移換する月の末日における年齢および中脱時算定日に応
じた率
・解散時算定日とは旧規約第 46 条に規定する日 →解散基金が解散した日
③
経過的基本加算年金および経過的代行加算年金にかかる計算
平成 17 年 10 月 1 日前に連合会が経過的基本加算年金および経過的代行加
算年金の支給義務を負っている者の経過的基本加算年金および経過的代行
加算年金の積立金の額については、当該経過的基本加算年金額または当該経
過的代行加算年金額に、積立金を移換する日の属する月の末日における本人
の年齢ならびにみなし中脱時算定日(旧規約第 47 条の 3 第 1 号に規定する
みなし中脱時算定日)またはみなし解散時算定日(旧規約第 47 条の 6 第 1
号に規定するみなし解散時算定日)に応じて連合会規約附則別表第 5 に定め
る率を乗じて得た額に、当該経過的基本加算年金または当該経過的代行加算
年金にかかる事務費の額(当該積立金の移換後において引き続き連合会が当
該者について通算企業年金の支給に関する義務を負う場合は 3,800 円)から
当該額を限度として、3,800 円を控除して得た額を加えて得た額となります。
(連合会規約附則第 15 条第 2 号)
−29−
・経過的基本加算年金の移換
積立金
=
( 経過的基本加算年金額
×
経過的基本加算年金・経過的代行加算年金現価率(※1)
)
+( 当該経過的基本加算年金にかかる事務費(※2)−
3,800 円 (※3) )
(※1)・・・連合会規約附則別表第 5
「経過的基本加算年金・経過的代行加算年金現価率」
(※2)
・・・当該積立金移換後において、引き続き連合会が通算企業年金の支給に関す
る義務を負う場合は 3,800 円とする。
(※3)・・・連合会規約別表第 12 返還事務費基準額
平成 17 年 10 月 1 日以降 3,800 円
返還事務費基準額は、事務費を限度とする
・現価率は積立金を移換する月の末日における年齢およびみなし中脱時算定日に応じた
率
・みなし中脱時算定日とは旧規約第 47 条の 3 第 1 号に規定する日
→当該みなし中途脱退者が加入者の資格を喪失した日
・経過的代行加算年金の移換
積立金
=( 経過的代行加算年金額
×
経過的基本加算年金・経過的代行加算年金現価率(※1)
)
+ ( 当該経過的代行加算年金にかかる事務費(※2)−
3,800 円 (※3))
(※1)・・・連合会規約附則別表第 5
「経過的基本加算年金・経過的代行加算年金現価率」
(※2)
・・・当該積立金移換後において、引き続き連合会が通算企業年金の支給に関す
る義務を負う場合は 3,800 円とする。
(※3)・・・連合会規約別表第 12 返還事務費基準額
平成 17 年 10 月 1 日以降 3,800 円
返還事務費基準額は、事務費を限度とする
・現価率は積立金を移換する月の末日における年齢およびみなし解散時算定日に応じた
率
・みなし解散時算定日とは旧規約第 47 条の 6 第 1 号に規定する日
→当該確定給付企業年金が終了した日
−30−
(参考)積立金等の計算
事例1
(生年月日)
(性別)
昭和 40 年 1 月 1 日
男性
(支給開始年齢)
65 歳
厚生年金基金の記録
(基本加算年金額) 7,156 円
(資格喪失日)平成 15 年 2 月 1 日
確定給付企業年金の記録
(通算企業年金額)28,886 円
(事務費)
(資格喪失日)平成 18 年 2 月 1 日
9,845 円
移換申出月
平成 19 年 6 月
(連合会規約別表第 12 に定める額)
3,800 円
上記の条件において、連合会から全ての資産を移換する場合の積立金等の計算をす
る者とします。
求め方の手順
ア. 基本加算年金にかかる計算
基本加算年金額
×
基本加算年金・代行加算年金現価率(連合会規約附則別表第 4)
イ.通算企業年金にかかる計算
通算企業年金額
× 通算企業年金現価率 (2)(連合会規約別表第 3)=
脱退一時金相当額等に係る事務費
①
+
②
=
−
①
3,800 円(連合会規約別表第 12)=
②
積立金等の額
1. 上に挙げたア、イの計算式で求めた額の合計額が連合会から移換する積立金等の額と
なります。
(1)交付時の本人年齢を求めます。
平成 19 年 7 月末日における当該者の年齢を月単位まで求めます。
平成 19 年 7 月
−
昭和 40 年 1 月
42 歳 7 月
*1 日生まれについては+1 ヶ月になります。
(2)基本加算年金・代行加算年金現価率(連合会規約附則別表第 4)より現価率を
求めます。
−31−
→ 支給開始年齢 65 歳
中脱時算定日が平成 11 年 11 月 1 日から平成 15 年 3 月 31 日までのもの
→ 42 歳・・・ 5.9109
43 歳・・・ 6.1209
5.9109 +( 6.1209 − 5.9109)× 7/12 = 6.0334(小数点以下第5位四捨五入)
One Point
現価率の計算式
年齢に1歳未満の端数月がある場合の現価率は次式のとおり。
A歳 B月 の現価率=A歳の現価率+{(A+1)歳の現価率−A歳の現価率
}×B/12
(小数点以下第5位四捨五入)
(3)アの計算式から、金額を求めます。
基本加算年金額
×
基本加算年金・代行加算年金現価率(連合会規約附則別
表第 4)
7,156 円 × 6.0334 = 43,176 円(1円未満1円切上げ)
(4)通算企業年金現価率(2)(連合会規約別表第 3)より現価率を求めます。
→ 支給開始年齢 65 歳、中脱時算定日が平成 17 年 10 月 1 日以降
→ 42 歳・・・ 10.1960
43 歳・・・ 10.4283
10.1960 +( 10.4283 − 10.1960)× 7/12 = 10.3315(小数点以下第5位
四捨五入)
(5)イの計算式から、金額を求めます。
通算企業年金額
×
通算企業年金現価率(連合会規約別表第 3)
28,886 円 × 10.3315 = 298,436 円(1円未満1円切上げ)・・・・①
脱退一時金相当額等に係る事務費
−
3,800 円(連合会規約別表第 12)
9,845 円 − 3,800 円 = 6,045 円・・・②
①
+
②
=
304,481 円
−32−
(6)ア
+
イ
43,176 円
=
+
積立金等の総額
304,481 円
=
347,657 円
−33−
<参考>
(1)
連合会ホームページ
様式等ダウンロードのご案内
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お入り下さい。
クリック
「連合会会員のページ」をクリックしますと連合会会員ページログイン画面が開きま
すので、連合会から払い出された会員ID及びパスワードを入力し、ログインボタン
を押します。
ID、パスワードを入
力しログインします。
−34−
「移受換等の事務処理(情報提供)
」のタブをクリックします。
クリック
「□確定拠出年金用の中途脱退者移換事務に係る様式」をクリックします。
クリック
−35−
「□帳票ダウンロード画面」が新たに開きます。
必要な帳票をワード、エ
クセルのいずれかでお
選びいただき、「○」を
クリックします。
下記のようなウィンドウが開きますので、「保存」をクリックし、パソコンのハ
ードディスクに保存してお使い下さい。
クリック
−36−
(2)会員登録されていない確定拠出年金事業主の方むけ
連合会の会員になっていない確定拠出年金事業主の方は、企業年金連合会についての
ページからお入り下さい。
クリック
移受換等の事務処理のタブをクリックします。
クリック
−37−
「□確定拠出年金用の中途脱退者移換事務に係る様式」をクリックします。
クリック
「□帳票ダウンロード」画面が新たに開きます。
必要な帳票をワード、エ
クセルのいずれかでお
選びいただき、「○」を
クリックします。
−38−
下記のようなウィンドウが開きますので、「保存」をクリックし、パソコンのハ
ードディスクに保存してお使い下さい。
クリック
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会員ご加入につきましては連合会トップページの「連合会への加入をお考えの皆
様へ」コーナーにて紹介しておりますのでこちらもあわせてぜひご参照ください。
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確定拠出年金制度中途脱退者等移換等事務
平成 17 年 10 月
初
平成 19 年 4 月
第2版
事 務 処 理 要 領
版
〒105-0011 東京都港区芝公園 2-4-1 芝パークビルB館10階
企業年金連合会
年金サービスセンター 年金記録課 年金記録係
TEL 03-5401-8732 FAX 03-5401-8740
E-Mail kiroku@pfa.or.jp
http://www.pfa.or.jp
落丁、乱丁はお取替えいたします。