6年 国語 現 状 の 分 析 と 課 題 関心・意欲・態度 ○全体的に意欲的に学習に取り組んでいます。 ○読書にも積極的に取り組む姿が見られます。 ○自分の考えを進んで発表するということに苦手意識をもっている児童がいます。 話す・聞く ○自分の意見を話す際、筋道を立てて組み立てることはできています。しかし、適度な声の 大きさや速さで話すことに課題があります。 ○人の話を聞く際には、話の内容や話者が伝えたいことをとらえることができます。一方で、 話を聞いて要点を文章にまとめることに課題があります。また、一度伝えたことを問い直 す場面も見られます。 書 く ○「書く」ことは作文や、感想文など、自分の気持ちを表現することについては抵抗感なく 取り組む児童が多く見られます。 ○文を読んで筆者の考えを端的にまとめたり、筋道を立てて文章を書いたりすることが苦手 な児童が見られます。 読 む ○音読が好きな児童が多く、効果的な読み方を工夫することができます。 ○説明文や物語文の読み取りに課題があります。文章の中心となる文や言葉を見つけたり、 登場人物の気持ちを的確にとらえたりすることが苦手な児童が見られます。 言語事項 ○漢字の学習に積極的に取り組む児童が多く見られます。しかしながら定着には個人差が見 られ、十分定着しているとはいえない児童も見られます。 ○修飾、被修飾の関係についての理解が十分とはいえない児童が見られます。 課題を解決するために次の取り組みをします。 関心・意欲・態度 ○正しい言葉遣いを意識させ、国語への関心を高めます。 ○児童の発表の場を設けるとともに声のものさしを活用し、発言を指導していきます。 ○よい発表やノートの記述をおおいに褒め、次への意欲につなげます。 話す・聞く ○スピーチ活動を取り入れ、話の構成を工夫して伝えたり、話題の要点をとらえて質問や感 想を発言したりできるように促します。 書 く ○日常的に自分の考えや、感想を書く活動を設定し、書くことに慣れさせるようにします。 ○事実と感想、意見などを区別して書く活動を取り入れ、文末の表現(常体と敬体)を意識させ るようにします。 読 む ○説明的な文章を読む際に、文章の内容を表にまとめたり、矢印で結んだりするなどの方法 を用いて、段落相互の関係について理解できるよう指導します。 ○叙述に即して、登場人物の気持ちや筆者の考えをとらえさせるようにします。 言語事項 ○練習した漢字を小テストで復習させます。 ○文法、語句に関する知識などについては出てくるたびにくりかえし指導し、確実な定着を 図っていきます。 6年 社会 現 状 の 分 析 と 課 題 関心・意欲・態度 ○興味・関心が強く、意欲的な取り組みが見られます。 社会的な思考・判断・表現 ○学んだことをもとに、自分なりの学習課題をもつことができる児童が多く見られ ます。 ○資料を元に「どんなことがいえるのか」「それはなぜか」など、深く考えること が苦手な児童が多く見られます。 ○自分の考えをもてる児童とそうでない児童に個人差が見られます。 観察・資料活用の技能 ○資料や写真からの基本的な読み取りはできていますが、複数の資料を比較して 読み取ることが苦手な児童も見られます。 知識・理解 ○内容についてはおおまかに理解していると言えますが、年号、人物名、場所など 細かな事項について覚えることに課題があります。 課題を解決するために次の取り組みをします。 関心・意欲・態度 ○資料の読み取りや学習のまとめなど、調べ学習を多く取り入れ、グループや友達 と話し合いながら学習を進めていきます。 ○パソコン、写真、見学などを活用し、疑似体験できるようにしていきます。 ○身近な地域の素材を教材化し、児童の関心を高めるようにします。 社会的な思考・判断・表現 ○個、グループ、全体と学習集団を工夫し、自分の考えと他の人の考えを比較しな がら考えることのできる場面の設定を行います ○新聞作りや人物などで調べた内容をそのまま写すのではなく、調べたことをまと めたり、自分の考えを明確にしたりする学習を進めていきます。 ○写真や絵から感じたことや考えたことを自分の言葉で書く習慣をつけさせます。 観察・資料活用の技能 ○資料の読み方や活用の仕方については、必要に応じて他教科等の学習と関連付 けて指導していきます。 ○資料の単純な読み取りだけでなく、そのことからどのようなことが考えられる かを発表したり、書いたりする活動を取り入れた指導をしていきます。 知識・理解 ○授業の最初に、前時の振り返りの時間を設け、何をどこまで学習したかを確認し ていく中で基礎的基本的な内容の定着を図ります。 6年 算数 現 状 の 分 析 と 課 題 関心・意欲・態度 ○関心・意欲が高い児童が多く、問題に対して真剣に取り組む態度が見られます。 ○挙手や発言での積極さが見られます。練習プリント等にも熱心に取り組む児童が多 いです。 数学的考え方 ○感覚的に立式をしてしまい、文章の題意を読み取って立式をすることが苦手な児童 がいます。 数量や図形についての技能 ○計算のミスから正解を得られない児童も見られるので、正確さと丁寧さを意識させ ることが課題です。 ○コンパスや分度器を使って正しく作図することが苦手な児童がいます。 ○計算のきまりの理解が不十分なため、計算の決まりを使って解くことができない児 童が見られます。 知識・理解 ○話をよく聞いて、学習内容を確実に理解している児童が多いです。しかし、約数・ 倍数の意味の理解についてはやや弱さが感じられます。 課題を解決するために次の取り組みをします。 《授業形態》 ○少人数による指導は、学習形態を学習内容によって工夫し、全体の習熟度を高める 工夫をしていきます。 関心・意欲・態度 ○グループ編成を考え、習熟度別3グループの少人数指導を工夫していきます。 ○苦手意識のある児童に対しては、関心を高める問題文の提示を工夫したり、問題文 で扱う数値を工夫したりしていきます。 数学的考え方 ○習熟練習に取り入れる文章題の割合を少し増やし、一層の向上を図っていきます。 ○既習事項を活用して自分なりの考えをまとめ、発表する機会を増やしていきます。 表現・処理 ○正確さ・丁寧さを第一にした取り組みと見直しと確かめを励行させていきます。 ○コンパス・分度器の使い方の確認をして、作図する機会を増やしていきます。 知識・理解 ○学習内容の理解度・定着度を確認する練習プリントを用意していきます。 ○形式的な指導に偏ることなく、操作活動や思考活動を増やしていきます。 6年 理科 現 状 の 分 析 と 課 題 関心・意欲・態度 ○実験や観察に対する興味関心は高いです。 科学的な思考・表現 ○事象の変化から、どうしてそうなったのか理由を考えたり、問題を解決したり するために、どのような実験をするのかを考えることが課題です。 観察・実験の技能 ○実験をする際にどんな条件を変え、どんな条件は統一した方がよいのか(条件 制御)を意識できていない傾向があります。 ○実験の器具の正しい使い方と記録の仕方を身に付けさせることが課題です。 知識・理解 ○実験したことが自分たちの身近な自然事象として捉えられるようにすることが 課題です。 ○実験・観察したことを科学的な知識として定着させることが課題です。 課題を解決するために次の取り組みをします。 関心・意欲・態度 ○できるだけ多くの実験・観察を行い、実物に触れることにより興味関心を高めて いきます。 ○子どもの「どうして?なぜ?」の思いを引き出す実験や言葉かけを行います。 科学的な思考・表現 ○問題から予想を立てさせ、予想を確かめる実験方法を考えさせます。 ○実験をする時は条件やその要因に目を向けさせるようにします。 ○実験の結果を表やグラフに表し、結果から分かることを考察する学習の流れにし ます。 観察・実験の技能 ○ノートやワークシートにどのように記録をしているかを定期的に指導していき ます。 ○顕微鏡にふれる機会を増やし、正しい顕微鏡の使い方を指導していきます。 知識・理解 ○学習のまとめとして、映像資料等を活用し、より実感を伴った理解につなげるよ うにします。 ○学習のまとめとして、練習問題を解き、基本的な知識の定着を図ります。 6年 音楽 現 状 の 分 析 と 課 題 関心・意欲・態度 ○様々な楽器や楽曲に興味をもち、意欲的に取り組んでいます。 ○感じたことを積極的に表現しようとすることが課題です。 音楽的な感受・表現の工夫 ○歌詞の内容を理解しながら、歌い方を工夫しようとしています。 ○全体の響きを意識して、強弱や速度を工夫できるようにすることが 課題です。 表現の技能 ○曲想に合う歌い方を工夫し、呼吸や発音に気を付けて歌っています。 ○自分の思いやイメージをもち、それを生かした表現ができるようにす ることが課題です。 鑑賞の能力 ○音楽の諸要素や全体的な曲想を感じ取れるようになってきました。 さらに、これらの関連に気付くことが課題です。 課題を解決するために次の取り組みをします。 関心・意欲・態度 ○身近な曲や親しみやすい教材を用い、興味をもって取り組めるよう にしていきます。 音楽的な感受・表現の工夫 ○自分がどのように表現したいかを考え、いろいろな表現を試みる学 習を取り入れるようにします。 ○主旋律、副旋律、和音、低音、リズムなどの役割をおさえ、全体の 響きの中で自分の音を意識するようにします。 表現の技能 ○児童の実態に合った教材を用意します。 ○児童の発想を生かして楽器の組み合わせを考えたり、リズム伴奏を つくったりするアンサンブル活動を取り入れていきます。 鑑賞の能力 ○対照的な曲想の楽曲を聴き比べたり、音楽の諸要素を分析しながら 聴いたりして、その曲の特徴を感じ取ることができるようにします。 6年 図画工作 現 状 の 分 析 と 課 題 関心・意欲・態度 ○絵画・工作ともに、意欲的に取り組める児童が多いです。 ○新しい素材への興味の強さが見られます。 発想や構想 ○感じたことや想像したことを自分らしく表現できる児童が多いです。 ○構想したことを自分で工夫して表現につなげることができる児童がい ます。 創造的な技能 ○自分の能力を活用して最後まで仕上げようとする児童が多いです。 鑑賞の能力 ○自分たちの作品をよく見て、感想をもつことができます。 ○身近な美術作品からよさや面白さを感じとれる児童もいます。 課題を解決するために次の取り組みをします。 関心・意欲・態度 ○いろいろな造形活動を積み重ね、興味関心を深めていきます。 ○自ら工夫でき、関心を深める題材の設定をしていきます。 発想や構想 ○発想したものをさらに深められるように支援するとともに、指導の工 夫をしていきます。 ○思い描いたことを表現する支援を個別に行い、構想する力を培います。 創造的な技能 ○基本的な技能を習得させ、自分なりに技能を使いこなせるように させてきます。 ○学習した技能を選択し駆使できる題材を設定します。 鑑賞の能力 ○実際に美術作品を鑑賞する機会を設け、より身近に感じられるように します。 ○感じ取ったよさや特徴を表現できるように作品鑑賞の機会を増やして いきます。 6年 家庭 現 状 の 分 析 と 課 題 関心・意欲・態度 ○調理実習や作品づくりに対して、強い関心意欲をもって取り組みます。 ○日常生活にいかに定着させていくかが課題です。 創意工夫 ○自分の思い・考えを作品に反映させようとする児童が多く見られます。 ○工夫した活動ができない児童も少数見られます。 生活の技能 ○作業・実習など、楽しみながら取り組み、技能を身に付けています。 ○個別に指導を必要とする児童も見られます。 知識・理解 ○学習した内容はよく理解しています。 ○獲得した知識を日常生活に生かすことが課題です。 課題を解決するために次の取り組みをします。 関心・意欲・態度 ○実生活に即した教材を工夫していきます。 ○作品を計画的に掲示し意欲を育てていきます。 創意工夫 ○活動の計画段階から指導の充実と十分な時間を確保します。 ○工夫した活動ができない児童に対しては、その都度助言するなど 支援していきます。 生活の技能 ○日常生活で技能を活用する指導を工夫していきます。 ○苦手な児童に対する個別指導の時間を確保します。 知識・理解 ○校内の生活において、知識の活用を図っていきます。 ○理解が深まるよう教材教具を工夫していきます。 6年 体育 現 状 の 分 析 と 課 題 関心・意欲・態度 ○身体を動かすことが好きな児童が多いです。 ○それぞれの運動について能力差があり、苦手意識をもった児童も見 られます。 思考・判断 ○与えられた課題に対して懸命に努力をしますが、チームで作戦を考 えたりルールを工夫したりすることが苦手な傾向にあります。 ○運動経験に差があり、工夫や動きの広がりが少ない児童も見られま す。 運動の技能 ○日常生活の中で技能が伸びる場が少ないことが課題です。 ○技能の種類に偏りのある児童が多く見られます。 知識・理解 ○授業で扱った内容はよく理解しています。 ○保健の知識を日常生活で実践することが少ないことが課題です。 課題を解決するために次の取り組みをします。 関心・意欲・態度 ○行事を通して協力・公正などの態度を育てるとともに、全力で運動 する意欲を育てていきます。 ○運動量を確保した授業を展開していきます。 思考・判断 ○技能のポイントや作戦について考える時間を確保します。 ○工夫や広がりができるように、様々な運動を経験させます。 運動の技能 ○授業だけでなく運動会や水泳記録会、連合行事などの練習を生かし、 技能を高めていきます。 ○苦手な技能を伸ばせるように、個別に指導を行います。 知識・理解 ○生活指導と連携し、保健の知識を日常生活で実践するように心がけ させていきます。
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