内部通報Webシステム 「スクールホットライン」 SPサービス株式会社 「スクールホットライン」の概要(イメージ図) 「スクールホットライン」の概要 本システムは、窓口をインターネットのサーバー上に開設し、在学生や保護 者は携帯電話やパソコンから、任意のIDやパスワードを入力して、ログイン したのち、学校側と専用サーバー上でやり取りを行います。 秘匿性を重視し、通報者は匿名で利用でき、第三者に見られない“個室”の 形を採用しました。 通報者個人は特定されず匿名のまま対話ができ、学校側から通報に対する 質問を書き込むことができます。 通報者は通報する際に、証拠写真などの画像が添付できます。 緊急性の高い事案(要対策事案)は、早急に対応しなければならない点を重 視して、学校側が見る画面に、客観的に深刻度を判断しやすいよう3段階の 基準を明示しました。 要対策事案に該当すれば、サーバーシステムを通じてSPサービスに自動 通報され、SPサービスからの適切なアドバイスが受けられます。 なお、公立学校が導入する場合、通報先は各市町村の教育委員会を想定 しています。 「スクールホットライン」の8つの特長 1、秘匿性 匿名通報が可能なので、通報者の不安が軽減され、通報し易くなります。 通報内容は、当事者と担当者しか閲覧できないので、悪意のある書込みの発生を防 止できます。 2、双方向性 従来の匿名による手紙、ファックスなどによる通報は、一方的なものであり、受付担 当者による質問や、意志の伝達は不可能でした。 一方、電話やメールによる通報は、通報者が特定されてしまうことから、通報を躊躇 させる要因になっていました。 本システムは、この点を考慮し、秘匿性を担保しながら、双方向の対話を可能にしま した。 3、画像データの添付機能 画像データは、情報伝達において、重要な位置を占めています。 文書での書き込みだけでなく、画像データも添付できることにより、情報の正確性や 、証拠能力を高めることができます。 4、削除権限 学校運営に支障のあるネガティブな書き込み(通報)を一掃したいという観点から、 「誹謗中傷」「悪質」「なりすまし」などの通報がなされた場合、学校管理者に付与され た「削除権限」に基づき、通報内容を削除することができます。 5 情報のデータ化 当社独自の分類方法により、プルダウンメニューで、 「通報カテゴリ」 「通報者区分」 「当事者区分」 「状態区分」 を設けてデータベース化を図り、様々な分析資料に活用できるシステムを構築し ました。 6 事案の軽重を3つに分類 通報内容の対応区分を危機管理の観点から、当社独自の分類方法により、 「経過観察」…グリーン 「初期対応」…イエロー 「要対策事案」…レッド の3つに区分しました。 通報受理担当者は、通報者とのやりとりの中で客観的な基準分類に従い、通報 内容がどのレベルに該当するかを判断できます。 7 判断基準の明確化 判断基準を「大区分」「中区分」「詳細区分」の3つに細分化しました。 大区分は、いじめや体罰、パワハラなど11項目、 中区分は、11の大区分をさらに態様別に細分化し48項目、 詳細区分は、中区分のうち緊急的な対応が必要とされる「要対策事案」92項目 を設け、客観的な判断ができるようにしました。 8、 「要対策事案」に該当した場合のすばやい対応 通報者と管理者とのウェブ上のやりとりの中で、管理者画面のサイドバー に表示された詳細メニューの何れかの項目に該当した事案は、 詳細メニューの、該当項目をチェックすると、画面の表示が『初期対応』から 『要対策事案』に変わります。 『要対策事案』に画面表示が変わった時点で、弊社にもウェブを通じて自動 的に通報がなされます。 弊社は、自動通報を受けると直ちに、事案解決に向けたサポート態勢に入 り、必要なアドバイスをウェブ上で逐一行います。 ※ 通報内容に法的問題が認めれられた場合は、弊社と提携する 西村法律事務所(代表 西村徹弁護士)及び 山口・本間法律事務所(代表 山口大観弁護士)も含めて、 適切なアドバイスを行います。 特長の説明 1、秘匿性 通報者には、最初に任意 の「ホットラインネーム」と 「パスワード」を設定して いただきます。 次回からは、設定した 「ホットラインネーム」と 「パスワード」で通報画面 を開きます。 「ホットラインネーム」と「パスワード」は、通報案件毎に設定してい ただきます。 「ホットラインネーム」と「パスワード」は、暗号化されて登録されま すので、サーバー側でも読むことができません。 特長の説明 2、双方向性(通報者側の画面) 3、画像データの添付 管理者の返事 通報者の書込み 通報者は、通報内容、管理者からの返事などが、一目で確認できます。 管理者は、双方向の対話によって、より詳しく、内容を知ることができます。 通報者、管理者共に、写真、図などの画像を張り付けることができるように なっています。 特徴の説明 2、双方向性(管理者側の画面) 4、削除権限 管理者画面には、全ての通報が、一覧表示されます。 表示されるのは、一番新しい通報です。 通報の中から、一つの通報を選んで、詳細を見たり、返事を書き込んだり します。 データの削除もここで行います。 特長の説明 5、情報のデータ化 管理者の書込み 画面 SPサービス独自の 分類による プルダウンメニューが 表示されます これら、通報内容の詳細 以外の項目は、データベ ースに登録されて、様々 な分析資料に活用可能 です。 特長の説明 6、事案の軽重の分類 7、判断基準の明確化 1/3 通報を受けた管理者が、カテゴリー「いじめ」と判定すると、 サイドバーに「いじめ」の分類が表示されます 特長の説明 6、事案の軽重の分類 7、判断基準の明確化 2/3 詳細メニューの 該当する項目を チェックすると、 『初期対応』から 『要対策事案』 に表示が変わり ます 「いじめ」の分類の内、【①冷やかし・・・・】を選択した場合の例です さらに、詳細メニューが表示されます。 詳細メニューのチェックにより、『要対策』事案かどうか判断します。 他のメニューについても、それぞれ、詳細メニューが用意されています。 特長の説明 6、事案の軽重の分類 7、判断基準の明確化 3/3 11項目の大区分 【いじめ】【体罰】【盗み】【脅し】【暴力】【性非行、性犯罪】 【薬物乱用】【違法行為】【セクシャルハラスメント】 【パワーハラスメント】【教職員による不正行為】 48項目の中区分 【いじめ】に対して・・9区分 【体罰】に対して・・4区分など 大区分に対して、合計48項目の中区分を設けてあります 92項目の詳細区分 例えば 大区分【いじめ】に対して 中区分・・『冷やかし、からかい、悪口、脅し文句、嫌なことを言われる』 詳細区分 ○集団による行為で、・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ○生命、身体に危害が及ぶような・・・・・・・・・ ○被害に遭っている本人が、・・・・・・・・・・・・・ さらに中区分に対して、合計92項目の詳細区分を設けてあります。 それぞれの詳細区分には、弊社独自の判定基準が設けてあり、早 急な対策がとれるシステムになっています。 システムの秘匿性について 内部通報については、その秘匿性を特に重視する必要があります。 SPサービスでは、長年の一般企業での経験を生かして、スクール ホットラインのセキュリティシステムを構築しました。 弊社管理上のサーバーにて、ご利用していただきます。 (管理者側からの、情報漏洩リスクの軽減) サーバー上にも、セキュリティソフトにて不法侵入防止をしております。 (サーバー上のデータも暗号化されています) ご契約毎に、弊社が指定したIDとパスワードを設定し、部外者の侵入を防止 します。 (管理者の画面で、管理者パスワードを独自に設定していただきますので、 管理画面の確認は、管理者しかできないことになります。) 2重のセキュリティを設けています。 ◎学校毎の、ID ・ パスワード で関係者以外の書込みを防止。 ◎通報者が個別に設定するホットライン名・パスワードで内容を保護。 「スクールホットライン」の開発について 教育現場で発生する問題の現況と対策 教育現場において、課題としてされている様々な問題の対応について、文部科学省 の指針がなされているものの具体的な対応策がなく、お困りのことと存じます。 現在、各生徒や保護者を対象に紙媒体によるアンケートが主流であり、回答する 生徒等も筆跡により個人を特定されるリスクもあり、さらに、通報したことが、新たな 問題を発生させるおそれもあり、学校側が真実を知るまでにかなりの時間を要する ものと思われます。 現状の問題点と解決策 弁護士や臨床心理士など専門員が常駐し、生徒や保護者からの相談を受ける。 という対策が、とられているようですが、 両親、担任の教諭、養護教員などに安心して相談できるのであれば、大津市の事件 も自殺にまで追い込まれる事態には、ならなかったのではないかと思われます。 弁護士や警察官を窓口に据えて、「相談できる場所がある」ことを、広く伝えることも 重要ですが、潜在化している重要案件の、早期発見の為には、相談・通報しやすい システムの構築こそが、急務だと考えます。 SPサービスは、長年の企業の危機管理、特に「内部通報」システム構築の経験から 「だれが通報を受けるか」ではなく「どうやって通報を受けるか」が重要であると考え 教育現場向けの「通報システム」として、「スクールホットライン」を開発しました。
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