いじめは 人が生きるために大事な 脳を攻撃して こわしてしまいます。

★笑顔★元気★挑戦
一生懸命が かっこいい!
平成24年12月20日(木)発行
☆学校教育目標
:
心豊かに たくましく 共に学び 伸びる けやきっ子の育成
☆ めざす子ども像
け 健康な子ども ○
や り抜く子ども ○
き 協力する子ども
○
尾道市立御調中央小学校
ホームページアドレス
℡ 0848-77-0491
FAX 0848-76-0046
http://www.onomichi.ed.jp/mitsugichuo-e/
この通信は,子どもたちに話した内容を中心に,学校の様子や校長の思いを
保護者の皆様にお伝えするための校長通信です。 校 長
髙 石 元 子
12月6日(木)児童朝会 校長講話から
【いじめは
しない!負けない!許さない!】
け じめのある学校 ○
や 躍動感のある学校 ○
き れいで安全な学校
○
これは人間の脳みその絵です。人間の脳みそは働きによって
三つの部分に分かれています。
①緑のヘビの脳(食べたり眠ったり生きるために必要な部分)
②赤のネコの脳(楽しい,悲しいなどの心・気持ちの部分)
③黄色の人間の脳(話したり考えたりするために必要な部分)
「いじめ」というのは,脳を攻撃します。これら①②③の脳のどの部分を攻撃すると思
うか,児童に挙手をさせたところ,ほとんどの児童が②のネコの脳に手を挙げました。
しかし正解は①のへび(は虫類)の脳です。いじめは生きるために一番大切な脳を攻撃
するので『絵本 わたしのいもうと』の中の妹のように物も食べられなくなり,口もきけ
なくなって命を失うことになります。だから,いじめてもいじめられてもいけないのです。
もし「いじめ」にあったり,「いじめ」を見かけたら,絶対にがまんや見て見ぬふりを
しないで先生や家の人に相談すること,それが「いじめ」をなくす大事な方法です。
どの子もいじめられる人にしてはいけない。どの子もいじめをする人にしてはいけない。
と強く思っています。そのためにも,まずは,人を傷つける言葉をなくし,その反対に,
人を元気にする言葉をどんどんふやしていきましょう。
私(髙石)の小学校時代の経験談も交えて長い話になりましたが,児童はとても真剣に
聞いてくれました。この集会後,これからどう行動していくか,各学級で話し合いもして
います。人を呼び捨てにする児童や乱暴な言葉遣いの児童は,その都度,指導しています
が,日常の言葉遣いで気になる点についてはご家庭でもご指導ください。
人間の心の中には三つの毒があるそうです。
①自分さえよければよいという自己中心的な心
②ささいなことですぐカッとする心
③自分より劣っている人を見て、喜んだり安心したり
する心
この三つの 毒を持つ自 分の心を常に見つめ直 す
ことのできる人間になりたいものです。この一年、
多大なご支援をいただき
ありがとうございました。
どうぞ皆様、お元気で、よいお年をお迎えください。
妹は小学校四年生でした。転
校した学校で、あのおそろしい
いじめが始まりました。言葉が
おかしいと笑われ、とび箱がで
きないといじめられ、クラスの
恥さらしとののしられ。
☆めざす学校像
ちっともきたない子じゃないのに妹が給食を配る
と受け取ってくれないというのです。とうとう誰ひ
とり、口をきいてくれなくなりました。ひと月たち
ふた月たち、遠足に行った時も、妹はひとりぼっち
でした。やがて妹は、学校へ行かなくなりました。
ごはんもたべず、口もきかず、妹はやせおとろえ、
このままでは命がもたないと言われました。母さ
んが必死で、固く結んだくちびるにスープを流し
込み、抱きしめて一緒に眠り、子守歌を歌って。よ
うやく妹は命をとりとめました。そして、毎日がゆ
っくりと流れ。いじめた子たちは中学生になって、
セーラー服で通います。ふざけっこしながら、かば
んをふりまわしながら。でも、妹はずうっと部屋に
とじこもって、本も読みません。音楽も聞きませ
ん。黙って、どこかを見ているのです。ふりむいても
くれないのです。そしてまた、年月がたち、妹をい
じめた子たちは高校生。窓の外を通っていきます。
笑いながら、おしゃべりしながら・
・
・
・
・
・
・
・
ある日、
妹はひっそりと死にました。
絵本の最後のページに こんな言葉が書かれていま
す わたしをいじめたひとたちは もうわたしを忘れ
てしま たでし うね 本当は私はみんなと あそびた
か たのに べんき うしたか たのに
本校では毎月,児童全員に居心地点検を実施していじめの未然防止,
早期対応に努めています。「いじめはよくないことだ」ということは全
員わかっているはずですが,それでも,子供だけでなく私たち大人の心
も本当に弱いので,あやまちをくり返してしまいます。そんな時,『あっ,いけないことを
した!』と思える心がほしいです。そのために,機会あるごとに何回も繰り返して学習をし
ています。今回は「わたしのいもうと(松谷みよ子作)」という絵本をもとに,ひどいいじ
めを受けると人はどうなるのかということについて全校朝会で話しました。
いじめは 人が生きるために大事な
脳を攻撃して こわしてしまいます。
☆ めざす教職員像
良き社会人となるための基礎づくり②
あいさつや敬語は,よりよい社会人とな
るための基本です。特にあいさつは,小学
校では「おはようございます」「こんにちは」
「さようなら」などを場に応じて使えるようにしていき
学校へのお客様に対しても,自分から先にあいさつでき
るように指導しています。指導して,すぐにできる児童
もいれば,そうでない児童もいます。あいさつも言葉遣
いも指導したからといってすぐにできるようになる児童
ばかりではありませんので,教職員一同,自分が手本に
なることを意識しながら根気強く取り組んでいます。
そんな時,いつも参考にするのは山本五十六(やまも
といそろく)の次の言葉です。
「やってみせ,言って聞かせて,させてみせ,
ほめてやらねば,人は動かじ。」
まわりの大人を見て子供は育つというこ
とだと思い,心にとどめている言葉です。
け 研修に励む教職員 ○
や 役割を果たす教職員 ○
き 協働する教職員
○