第5号(H28.6.15)

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銀杏通信
第5号
岡山一宮高等学校
平成28年6月15日
一高から「ネットいじめ・トラブル」をなくそう
今年度、委員会活動がより活発になり、多くの新しい取組(イノベーション)が起きています。
日本PTA全国評議会の調査では、スマホ等の利用で保護者は「ネットいじめ」を最も心配してい
るそうです。クラスのリーダーである評議委員は5月26日にランチ・ミーティングを行い、「い
じめについて考える週間」(6月6日~12日)にあわせた生徒主体の取組を計画・実行しました。
6月6日(月)7限に、岡山大学法学部の中富公一教授を
講師にお招きし、全校生徒対象に「ネット・ケータイ安全
教室 ~ネット表現の落とし穴~ 」が行われました。ネット・
ケータイ上のトラブルを法律の視点を交えて、説明・講義
していただきました。生徒への質問・回答という形式も取
り入れながら進行され、生徒が日頃のネット表現について
考え直すいい機会となりました。
講演終了後、評議委員長の藤原悠さんは全校生徒に対して次のように呼びかけました。
「僕の考える『いじめ』というのは、対象の一人を複数で、言葉で罵倒し、蔑み、あるいは肉
体的な暴力を加えることだと思います。しかし『いじめ』の一番のダメージは精神的なもので、
それは『いじめ』の対象の人格、尊厳、存在までもを否定するので、人殺しも同様だと僕は考
えます。『いじめ』を完全になくすのは難しいかもしれませんが、一宮高校では絶対おきて欲し
くないと思っています。是非この機会に、自分の行動を見つめなおしましょう。」
また、各クラスの評議委員はSHRで標語やポスターの応募を促すとともに、いじめ撲滅のた
めに自分の言葉で考えたよびかけを行いました。紹介します。
「いじめは人の目につかないところでよく行われており、最近では
SNSを使ってのいじめもあります。悪口を本人に直接言わずに書
き込んでも、悪口を書かれた人がそれを知るととても悲しみます。
SNSを書き込むことによって何か解決するでしょうか。いや、し
ません。ネットに悪口を書き込むくらいなら、本人に直接言えばい
いのにと僕は思います。悪気なく冗談半分で友人に悪口を言っても、
言われた側は冗談に聞こえない場合があり、命を捨ててしまう場合
もあります。皆さんは日ごろ、冗談でも人に悪口を言ったりしてな
いでしょうか。いくら仲が良くても、悪口を言って得るものは何も
ありません。ぜひ一度、この『いじめについて考える週間』の機会
に、SNSの使い方、自分が友人に取っている態度などを見直し、
相手の気持ちになって考えてみましょう。」(末澤 樹さん)
「あなたは誰かを傷つけたことはありますか?また、誰かに傷つけられたことはありますか?
少し思い返してみてください。いじめはあってはならないものです。いじめる人が悪いのはも
ちろんのことですが、それを知っていて、見ないふりをしているのもとてもいけないことだと
思います。人によって価値観が違う以上、いじめはなくならないのかもしれません。しかしい
じめをなくそうとする気持ちだったり、実際に行動したりすることは、とても大切なことだと
思います。その活動の一つとして、この『いじめについて考える週間』があると思っています。
自分には関係ないと思はないで、みんなでいじめについて考えることで、一宮高校がより明る
く過ごしやすい学校になったらと評議委員会で話し合い。呼び掛けることにしました。ぜひこ
の機会に、友達関係や自分の言動を見直してみましょう。」(岸 清志さん)
本校の校風である「自主自立」を大切にして日々成長する生徒の姿を見て、嬉しく思います。