平成20年2月号 小山市立小山第三小学校 寒い日が続いています。皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお 喜び申し上げます。 三学期がスタートしたと思ったら、もうすぐ二月です。 月日の経つのは早いものです。1月は行く、2月は逃げる、 3月は去る、とはよく言ったものです。 学校では、これ からが1年間のまとめの時期となります。教え残しがない よう、また、もっと学力をつけたい単元の復習に力を注い でいきます。今後ともご協力をよろしくお願いいたします。 トルストイの言葉です。 「新しい靴を買うと、初めはとても大切に履いてよごさないようにするが、 何かのきっかけで汚してしまうと、あまり気にならなくなる。そして、汚れれ ば汚れる程、もう汚すことを何とも思わなくなる。」 また、こんな話もあります。「ある女の子は、遊んで欲しいと思って、何人 かにノートをあげた。そうしたら、うまくいったので、他の人にもあげた。も っと大勢にあげたかったけど、小遣いが無くなったので、家のお金を持ち出し て買ってあげた。そうしていくうち、お金が何千円にもなってしまった。」と いうものです。 汚しはじめた靴がどんどん汚れていってしまう場合は、いろいろなところに あります。 例えば、ドッジボールの試合で夢中になり、友だちとぶつかり、「いたい」 と友だちが言っても、「ごめん。」と言えず、「試合だから、がまんしろ。」と 言う。「あやまってもいいだろ。」と言えば、あやまりにくくなり、「ぎゃあぎ ゃあ言うな。」などと言う。もうケンカである。これは、まちがってしてしま ったことを素直にあやまれないために起こったことである。 「あやまちて改めざる、これをあやまちという。」と言われます。あやまち は人間だから誰にでもあります。はっとして立ち止まれるかどうかです。靴が 汚れたらすぐ拭き取ることが大切なことです。 子どもが「いじめ」にあっていないかどうかと、心配する親は意外と多いも のです。「いじめに気付くポイント」をいくつか紹介します。 日常生活で、子どもの次の点をよくみてください。 ① 元気がなくふさぎ気味。表情がさえずに、ぼんやりしていないか。 ② 登校をいやがったり、遅刻、早退が目立たないか。 ③ 持ち物がなくなったり、壊されたり、落書きされたりしていないか。 ④ 衣服の汚れ、破れ、ボタンのとれが目立たないか。 ⑤ お金の使い方が荒くなっていないか。 ⑥ おかしな電話がかかってきたり、呼び出されることが見られないか。 このようなことに心当たりがある場合は、「いじめかもしれない」と疑い、 子どもと話し合ったり、担任にも連絡・相談してください。 また、気付いた時の、対応のポイントは次のとおりです。 ① 子どもが話しやすい雰囲気をつくること。子どもは、誰にも言えずにつら い気持ちを我慢していたり、言うともっと大変になると思いこんで、怖がっ ています。温かく子どもの気持ちや立場を汲み、共感的に接することです。 ② どんなことがあっても、絶対に守ってやるいう強い決意と、姿勢を子ども に伝えること。子どものつらさ、恐怖心を解消することです。 ③ 学校(担任)と連携しあい、三者一体で解決すること。 ④ 感情的にならず、わが子の「いじめ」に関する情報を、友だちや保護者、 学校からも収集すること。などがあげられます。 早期に発見することが、早期解決につながります。 日本人1人が、一日に使う水の量は10リットルのバケツ28杯分。アメリ カは23杯、中国は5杯、ケニアは2杯である。日本は、ケニアの11人家族 が1日に使う223リットルを上回る量を1人で使っているという。 日本の家庭の水使用は、炊事・飲用(35%)、風呂・シャワー(32%)、 洗濯(14%)、その他(19%)となっている。 「水の惑星」といわれる地球だが、水の総量13.9億㎦の約96.5%は海 水で、人が利用できる淡水は、総量の0.0075%である。 関東地方も今世紀末に年間降雪量が現在の3∼4割に減り、「生活、農業用 水の不足も起こりうる」と予測している。 こうならないためには、地球環境について、真剣に取り組まねば、取り返し がつかないことになると警鐘しています。 (1月21日の読売新聞から)
© Copyright 2024 Paperzz