セイタカアワダチソウのえさとしての評価

放牧区のセイタカアワダチソウの様子
セイタカアワダチソウは牛に利用されているのか?
6060
採食頻度
出現頻度
5050
( %)
( %)
4040
3030
2020
1010
00
10月11月
11月12月
12月 1月
1月 2月
2月 3月
3月 4月
4月 5月
5月 6月
6月 7月
7月 8月
8月
10月
1年中、放牧牛に採食されていた
1年中放牧地にセイタカアワダチソウは生育していた
セイタカアワダチソウの飼料的価値は?
100
可消化養分総量は?
養分含量( %)
80
60
養分要求量
40
20
(体重の1.34%DMの採食量が
セイタカアワダチソウ親株 あったと仮定した場合)
セイタカアワダチソウ子株
0
8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月
セイタカアワダチソウの栄養は養分要求量を満たしていた
タンパク質含量は?
タ ン パク 質含量( %)
40
30
セ イ タ カ ア ワダ チ ソ ウ親株
セ イ タ カ ア ワダ チ ソ ウ子株
セ イ タ カ ア ワダ チ ソ ウ花
20
イタリアンライグラス
10
シバ
0
8月 9月 10月11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月
タンパク質含量が牧草に比べ高い時期があった
セイタカアワダチソウの飼料としての安全性は?
硝酸態窒素濃度( %DM )
0. 4
硝酸態窒素濃度は?
0. 3
セ イ タ カ ア ワ ダ チ ソ ウ 親株
セ イ タ カ ア ワ ダ チ ソ ウ 子株
0. 2
0. 1
0
8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月
硝酸態窒素濃度が妊娠牛に給与するには危険な時期があった
まとめ
放牧地のセイタカアワダチソウは
1年を通して生育し、採食されていた。
放牧牛のエサとしての養分要求量は満たしていた。
しかし、繁殖障害の危険性が懸念される
タンパク質含量・硝酸態窒素含量
は採食を抑えた飼養管理をしていく必要のある
時期(早春2月∼4月)があった。