年度末号 平成28年3月25日発行(文責 教頭) 3/12(土)に無事卒業式を終え、小学部卒業生のAさんの晴れの姿に目をうるませた皆 さんも多かったと思います。中学部、新たな思いを持って4月を待っていることと思います。 今月号では、インフルエンザに負けることなく過ごした2~3月の様子等をお知らせし、新年 度に向かっていきたいと思います。 ◇◇「充実した3年間」◇◇御退職にあたって あれは3年前。 本校に赴任が決まり新任者説明会で説明を受け、前校長先生から引き継いだのは。 光陰矢の如しと言いますが、気が付けば、今その引継ぎを私が次の校長先生にするこ とになりました。 過ぎてしまえばあっという間ですが、日々充実した3年間でした。 本校は全国的にも珍しい盲学校と聾学校が一つの校舎を共有している学校です。 全く正反対の障害を有する子どもたちが学習していますが、何かあるのじゃないのかという不安は杞憂に 終わりました。子どもたちは互いの障害を何の偏見もなく受容し交流し合っています。子どもたちの順応力 に脱帽です。 人数は少ないけれど、黙々と努力する盲学校の小学部と中学部。一人一人が個性的です。日々元気に活動 しています。 成長を続ける子どもたちのエネルギー。見ているだけでこちらまで元気になります。 教員生活最後の3年間を、盲学校、聾学校の子どもたちと共に学ぶことができ教師冥利に尽きます。子ど もたちから頂いたエネルギーを糧にこれからの生活を楽しみたいと思っています。 保護者の皆様、本当にありがとうございました。 校長 小笠原裕美子 ◇◇卒業式◇◇卒業生から卒担から◇◇ 3月12日(土) 、卒業式が行われました。今年の卒業生は、Aさん一人。卒業の詩や式歌など、人一倍 練習して、本番に臨みました。当日、Aさんは素敵な桃色の振り袖に袖を通して、笑顔で登校しました。ま た、歴代の担任もAさんのお祝いに駆けつけてくれました。多くの来賓や、父兄の方々が見守る中、とても 立派に卒業証書をもらい、誰よりも大きな声で歌を歌っていました。とても華やかで、心に残る卒業式でし た。 Aさんより わたしは、小学部の6年間で、たくさん友だちができて、とても幸せです。Bさんや、Cさん、Dさんと 一緒に勉強できて、とても楽しかったです。 一番の思い出は、修学旅行です。美保野小学校のみんなと、たくさんお話ししながら行けたので、とても おもしろかったです。自主見学で行った朝市では、生きているカニとかイカを見れたことがよかったです。 今度行ったら、食べれなかったカニやお刺身を食べたいです。 中学部では、数学と作業学習を頑張りたいです。そして、みんなのお手本になれるような立派なお姉さん になりたいです。 担任より 小学部卒業という、節目の年にAさんの担任となりました。はじめは幼かったAさんも、この 1 年間で、 中学部へ向けて勉強や運動を頑張り、今では立派なお姉さんとなりました。この 1 年、Aさんは盲学校の代 表として人々の前に立つ場面が多く、また、修学旅行や卒業式など多くの行事をこなしてきました。それら を一つ一つ乗り越えるたびに、どんどんと成長していくAさんを見て、大人の階段を一歩ずつ昇っているの だなぁと改めて実感しました。 来年からはAさんも中学生。持ち前の明るさと人懐こさで、中学部でもAさん旋風を起こしてくれればと 思います。この 1 年間、Aさんの担任をすることができ、わたしも多くのことを学ぶことができ、また、な により、とても幸せでした。 Aさん。小学部卒業、本当におめでとう。中学部でも前向きに、ひたむきに頑張っていきましょう。 ◇◇(舎)卒業を祝う会◇◇ 3月2日(水)に聾学校のHさん、Iさん、盲学校はAさんの寄宿舎卒業を祝う会をおこないました。B さんとFさんは余興で「本能寺の変」を披露してくれました。ゲームでは、フルーツバスケットやジェンカ じゃんけんをし、お弁当を食べてみんなで一緒に楽しみました。Aさんは、卒業生からの言葉で今年頑張っ たことを述べてくれました。Aさんは、4月からいよいよ中学生ですね。ますます夢がふくらみますね。 ◇◇◇卒業生を送る会◇◇◇ 3月4日、卒業生を送る会を行い、会食や出し物などで楽しみました。Fさんが司会をつとめ、会をスム ーズに進行してくれました。出し物では、Aさんの卒業をお祝いして、小学部が音楽の発表を行いました。 全員で行ったピクニックゲームでは、卒業生のAさんが優勝し、まるで卒業をお祝いしているかのようでし た。会の最後には、Aさんと浦田先生によるピンクレディーの「サウスポー」のダンスもあり、会場がおお いに盛り上がりました。送る会のあとは、職員児童生徒全員で楽しく給食を食べました。 Aさん中学部に行っても、勉強や運動を頑張り、素敵なお姉さんになってくださいね! ◇◇青森県教育庁障害者就労促進センター開設!◇◇ 平成 28 年 4 月から八戸盲学校、聾学校の校舎の中に県の新規事業「青森県教育庁障害者就労促進 センター」が設立される予定です。18 才を超えた障がいを有する方々の就労を支援する事業です。 (県内3カ所の 1 つです) 簡単に説明すると事務所、詰め所的センターで、ここを拠点として受注した仕事をしたり、作業を 練習したりしていく所となるとのことです。玄関横の「成人教育相談室」を使用し、開設される予定 です。詳細については、新年度はっきりしてくると思います。保護者の皆様には、御不便をおかけする こともあるかと思いますが、よろしくお願いします。 ◇◇御苦労様でした◇◇今後もいろいろな場所で、頑張ってください。 平成 28 年 3 月 23 日教職員の定期人事異動が発表されました。内容は、以下の通りです。 1 2 退 職 等 校 長 小笠原 教 諭 木 村 路 子 普通退職(弘前大学附属特別支援学校 寄宿舎指導員 笹 森 陽 子 普通退職(再任用終了) 教 頭 手 塚 登 青森県立八戸第二養護学校 教 頭へ 教 諭 戦 場 康 平 青森県立むつ養護学校 教 諭へ 臨時講師 浦 田 大 地 青森県立青森若葉養護学校 臨時講師へ 稔 青森県立八戸聾学校 転 出 裕美子 定 年 退 職 教諭へ) 等 臨時寄宿舎指導員 十文字 臨時寄宿舎指導員へ ◇◇御苦労様でした◇◇ 平成 28 年 3 月 23 日教職員の人事異動が発表されました。 (教頭)ついに3月3日午後3時30分に歯医者に行きました。1本すぐ抜かれました。後12本 も自分の歯があります?1年間、学校への御協力に感謝いたします。 皆さんご存じかと思います以下の通りです。 1 退 職
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