H28 学校だより 12月号 家族みんなで取り組もう「はやね・はやおき・あさごはん」 夢と志をもち楽しく学ぶ学校 心の触れ合い,響き合いのある学校 保護者,地域と共に歩む学校 ホームページ http://www2.educ.osaki.miyagi.jp/takakura-s/index.html №15 H28.12.12 〒989-6206 大崎市古川中沢字中沢屋敷242番地 電話:52-2130 FAX:52-6013 講話朝会「地獄と極楽の違い」 12月7日(水)の講話朝会の内容を紹介します。 今日は,二十四節季のこれ( 「大雪」を提示)です。何と読むでし ょう。 (児童「おおゆき?」 )そう読むと思いました。「たいせつ」と 読みます。意味は,この時季になると山だけでなく,平野にも雪がた くさん降るようになるということです。15日位前には,雪が降り始 めることを意味する「小雪(しょうせつ) 」いう日もありました。も う少し前には,霜が降り始める「霜降(そうこう) 」という日がありました。雪ではないけれど,田んぼ や屋根が白くなっている時がありますよね。あの白いのが霜です。 さて,12月をこのように( 「師走」を提示)も言います。何と読むでしょう。 (児童「しそう?」 )そ う読みたくなりますね。 「しわす」と読みます。なぜ, 「師走(しわす)」と言うのでしょう。「師」とは 誰のことを言っているのでしょう。それには,3つの説があるそうです。一つは,後ろにたくさんいる, (児童「先生」 )そう。学校の先生方が忙しくなる時期と言う意味があります。先生方は,何で忙しくな ると思いますか。 (児童「通信票…」 )そうですね。通信票を書いたり,テストの丸付けをしたりして忙 しくなります。二つ目は,お寺や神社を案内する人のことを「御師(おし,またはおんし)」と言うので すが,この方々が忙しくなるという意味です。大晦日の除夜の鐘や初詣の準備があるためです。三つめ は,お坊さんです。昔は,お坊さんが12月に,各家々を拝んで回ったそうです。とても忙しかったそ うです。 他にも, 「師馳月(しはせづき)」から「しわす」になったとか,四季の最後で「しはつづき」からき ているという説もあります。12月になると,世の中がせわしくなりますね。平成28年も残り少しで す。勉強のまとめは,頑張っていますか。 さて,ここからが本番。 1月16日と8月16日は,「地獄の釜の蓋が開く」と言われています。 皆さんは,地獄ってどんな所か知っていますか。極楽ってどんな所か知っていますか。 (児童「天国」) そうですね。地獄は,怖い所。極楽は,天国のような所という感じがしますね。今日は, 「地獄と極楽の 話」をします。 ある人が,地獄に行ってみたのだそうです。ちょうど食事の時でした。すごいごちそうが並んでいた そうです。そこに,ぞろぞろと食事にやってきた地獄の人たちは, みんな青白い顔をしていて,やせ細っていたそうです。一人一人の テーブルには,1mもある長い箸が置いてありました。おいしそう なごちそうを前にして,地獄の人たちは何とか食べようとしますが, 箸が長いために食べることができません。そのうちに,食事の時間 が終わってしまい,とぼとぼと食事の部屋を出ていったそうです。 一方,極楽へ行ってみると,極楽も食事の時間でした。やっぱり H28 学校だより 12月号 家族みんなで取り組もう「はやね・はやおき・あさごはん」 地獄と同じように豪華なごちそうが並んでいました。そこへやってきた極楽の人たちは,みんなにこに こ健康そうな顔色をしています。そして,一人一人の前には,やっぱり1mの長い箸が置かれていまし た。見ていると,極楽の人たちは,にこにこ,もぐもぐおいしそうにごちそうを食べ始めたのです。ど うして,極楽の人たちは1mもある長い箸で食べることができたのでしょう。(2名挙手)はい,T君。 (「次の人や他の人に食べさせたから?」 )そうなのです。隣の人や,向かいの人に1mの箸で食べさせ てあげていたのです。お互いに食べさせ合っていたのです。 「地獄と極楽の違い」 ,分かりましたか。 自分のことだけを考えているのが地獄。周りの人のことも考えられると極楽なのです。 こうして考えると,地獄と極楽は遠い空の中にあるのではなく,一人一人の心の中にあるのかもしれ ませんね。人の痛みを感じられる心は極楽の心。相手のことが考えられない心は地獄の心。人の痛みを 感じられる人間になっているかどうか。相手の人はどんな気持ちかなと考えられるかどうか。相手のこ とや周りのことを考えられる人は,極楽の心をもった極楽の人たちと同じです。 でも時々,残念な姿を見るときがあります。チクチク言葉やチクチク態度ではないかな,あんな目で じろっと見られたら嫌だろうなと思う時があります。 一人一人が相手の心の中を考えて,極楽のような居心地のよい高倉小学校にしていきましょう。今日 から,自分はどんな言葉を使ったり,態度をとったりすればよいか考えてみてください。ぜひ,クラス で考えてみてくださいね。そして,誰一人として「嫌だなあ。行きたくないなあ。」と思うことのない高 倉小学校に,みんなでしていきましょう。 食材王国みやぎ「じゃこご飯とはっと汁作り」 11月25日(金)の3,4校時に,5年生を対象とした県食産業振興課主催の宮城の地場産品普及 事業の出前調理教室が行われました。講師は同局の栄養士,菅原友子様と前山美奈子様の2名でした。 本校では,5年生の家庭科の単元「ご飯とみそ汁を作ろう」の指導と合わせて,同事業の活用を希望し, 昨年に引き続き実現できました。今年は,大崎や県北の地場産品を使 って,「じゃこご飯とはっと汁」のメニューに挑戦しました。小麦粉 をこねてだし汁に入れる際に,伸ばして,ちぎり,はっとを作りまし た。中には団子状のものもありました。講師の先生から,「はっとは 団子にするのではないのだけれど,その発想も面白いですね。」と言 っていただきました。大変おいしく出来上がり,大満足の様子でした。 金銭教育「買い物をしよう」 12月6日(火)の3,4校時に,3・4年生を対象とした東北財 務局主催の金銭教育出前講座が行われました。講師は同局の藤井真由 美様,末永公男様の2名でした。始めに,お金がどうやって手元に来 るのかの仕組みについての講義を聞きました。その後,材料を買って カレーライスを作るという設定で,模擬店で買い物体験をしました。 具材の量や質,値段を考慮し,グループで臨機応変に工夫して買い物 をする姿に,3・4年生のたくましさを感じました。 同局の皆様には,2月に5,6年生を対象に「旅行に出かけよう」 というテーマで,金銭教育を行っていただく予定です。 学習参観・PTA 親子研修会・学級懇談会 12月2日(金)に行われた標記の件につきましては,ご多用の中, また風の強い中,ご参加いただき誠にありがとうございました。
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