機 械 工 学 7 工学 7 あらゆる機械を つかさどる、 ものづく りを究める 36 機械工学分野 24研究室 P 7-1 メカトロニクス研究室 伊東 明俊 教授 7-2 メカトロ機械設計研究室 伊藤 裕 教授 7-3 熱流体関連振動研究室 遠藤 正樹 教授 7-4 材料工学研究室 大澤 基明 教授 7-5 可視化デザイン研究室 国吉 光 教授 7-6 材料評価研究室 五味 健二 教授 7-7 粘性流体力学研究室 児山 秀晴 教授 7-8 環境材料学研究室 齋藤 博之 教授 7-9 流体工学研究室 榊原 洋子 教授 7-10 振動・音響工学研究室 佐藤 太一 教授 7-11 先端自動車工学研究室 清水 康夫 教授 7-12 渦流体力学研究室 髙橋 直也 教授 7-13 機械情報システム研究室 田中 一郎 教授 7-14 材料力学研究室 辻 裕一 教授 7-15 3次元グラフィックス研究室 新津 靖 教授 7-16 振動・制御研究室 藤田 聡 教授 7-17 流体制御研究室 藤田 壽憲 教授 7-18 機械加工学研究室 松村 隆 教授 7-19 トライボロジー研究室 水原 和行 教授 7-20 塑性加工研究室 柳田 明 教授 7-21 材料力学研究室 渡利 久規 教授 7-22 熱流体工学研究室 新井 雅隆 特任教授 7-23 内燃機関研究室 小林 佳弘 准教授 7-24 自動車工学研究室 小平 和仙 講師 37 38 39 40 工学部 機械工学科 東京 メカトロニクス研究室 伊東 明俊 教授 博士(工学) 所属学生:11名 原生動物の行動制御とその機械への応用 ●バイオマイクロマシン ●メカノバイオフュージョンシステム 関連分野 7-3 ●凸版印刷 ● TDK ●生物学・生命科学 ●ロボット・制御工学 理工学部 電子・機械工学系 熱流体関連振動研究室 主な就職先 埼玉 所属学生:14名 関連分野 7-5 ● SMC ●コガネイ ●ダイハツ工業 ●日伝 ●物理学・応用物理学 国吉 光 教授 工学博士 関連分野 ●情報・マルチメディア ●ロボット・制御工学 7-4 ● LSI メディエンス ●クマヒラ ●イーデーエム 工学部 先端機械工学科 東京 材料工学研究室 大澤 基明 教授 工学博士 所属学生:14名 キーワード ●機械材料 ●レーザ加工 関連分野 ●機械工学 ●精密機器工学 主な卒業 ●難加工材のレーザ曲げ加工に関する研究 研究テーマ ●レーザ熱処理による表面形状の創成 修士論文 ◆合金線材のレーザ曲げ加工 ●富士電機 未来科学部 ロボット・メカトロニクス学科 可視化デザイン研究室 ●メカトロニクス ● CAD 当研究室では、ステンレス鋼を中心 とした材料のレーザビームによる特 性改善と材料成形、および材料特性 の評価法に関する研究を行っていま す。特にレーザビームを用いた表面 硬化や耐食性改善技術、マイクロレ ーザ成形等の加工技術、超音波顕微 鏡を用いた非破壊評価等に取り組ん でいます。 主な卒業 ●内燃機関の排気系に関する研究 研究テーマ ●プラント配管の振動現象に関する研究 修士論文 ◆超音速放射状噴流に関する実験的研究 主な就職先 所属学生:9名 レーザビームを用いた材料機能の改善と 材料評価法の研究 航空機用ジェットエンジンや2 輪・4 輪用レシプロエンジンなどの内燃機関 では高速燃焼ガスの振動や、その結果 として騒音が発生している。本研究室 では、高温高圧の高速流動現象につ いて、そのメカニズムを解明し、機関 の性能の向上を目指しています。 ●熱流体 ●騒音振動 伊藤 裕 教授 工学博士 主な就職先 東京 所属学生:17名 7-6 ●ミツトヨ ●ジェイテクト ●日立製作所 工学部 機械工学科 東京 材料評価研究室 五味 健二 教授 博士 (工学) 所属学生:6名 流れを視て省エネをめざす 材料内の応力分布を光の干渉などで可視化 省エネルギーを目指し“流体・熱の 流れ”を研究しています。エアコンや 冷蔵ショーケースにおける流れ、食 器洗い機の噴流、世界初の生ビール 自動販売機を実現させたビールディ スペンサーの研究など、身の回りの 生活に関連したテーマに取り組んで います。 例えば半導体原料内に作用する微小 な力分布を非破壊非接触で測定でき れば、信頼性の高い半導体開発に 役立ちます。当室では特許取得した オリジナル測定器を用いて国内有名 企業からの受託研究も行ってきまし た。半導体に限定せず様々な材料の 応力評価、および新規装置の開発を 行っています。 キーワード ●気流 ●可視化 関連分野 ●機械工学 主な卒業 ●分煙用エアカーテン流れの特性 研究テーマ ●フォグスクリーンの噴出し流れ 修士論文 ◆噴流式フリーザの衝突気流 主な就職先 ●ボッシュ ●朝日航洋 ●スズキ ●東急コミュニティ 7 主な卒業 ●VR(人工現実感)環境で行う、部品の組み立て作業 研究テーマ ●体重移動による椅子駆動装置の試作 修士論文 ●食事支援用アームロボットの開発 一緒に、未知の世界を探求しよう キーワード メカトロ機械設計研究室 キーワード ●三井造船 ●日産自動車 ●シチズンマシナリー宮野 遠藤 正樹 教授 博士(工学) 東京 三次元情報を操作する機器を使っ てメカトロニクスシステム (特に機構 部)の会話型設計支援用CADの開発 をしています。仮想空間内でパーツ を組み合わせたり動作を確認し、実 空間での作業を仮想的にします。さ らに立体視のできるVR機器も利用し て設計した部品を3Dプリンタで造形 します。 主な卒業 ●ゾウリムシの行動制御手法の改善及びその利用 研究テーマ ●電動義手の研究 修士論文 ◆跳躍・舞踏ロボット用シリコンゴム腱構造付アクチュエータの開発 主な就職先 工学部 先端機械工学科 メカトロ設計システムと機構機械の制作 生物と知能機械の接点を求めて 「生 物のような機械」 「生物と機械の融合」 「生物を扱う機械」の3テーマに取り 組んでいます。この研究は、微生物 を生きたマイクロマシンとして利用す るものです。柔らかいアクチュエー タや生物を模倣したロボットも開発 しています。 キーワード 7-2 機 械 工 学 7-1 キーワード ●実験応力解析(実験で材料内の力分布を可視化) 関連分野 ●光学干渉 ●光工学 主な卒業 ●レーザ光弾性法による塗膜の応力評価 研究テーマ ●生分解性プラスチックの開発 修士論文 ●高速全視野複屈折測定装置の開発 ●岡村製作所 主な就職先 ●三菱電機 ● YKK AP ●大成建設 ● JR 東海 ●シチズン時計マニュファクチャリング 37 機 械 工 学 7 7-7 工学部 機械工学科 東京 粘性流体力学研究室 児山 秀晴 教授 工学博士 所属学生:16名 工学部 機械工学科 東京 環境材料学研究室 齋藤 博之 教授 博士 (工学) 所属学生:13名 マクロ・マイクロスケール流動現象 様々な環境のなかでの機械材料の挙動を解明しよう 回転流路内の乱流境界層、密閉円筒 容器内に発生する渦崩壊、人工竜巻 による局所排気、回転流体中の物体に 作用する抗力に関する研究を行ってい ます。マイクロ流体学とマイクロ切削 加工技術を融合させたマイクロスケー ルの流動現象の研究も開始しました。 機械は種々の環境で使用されます。 水素エネルギー社会では水素環境、 海洋にある船舶は海水環境、屋外に ある自動車は大気環境、スマートフ ォンのなかの回路は屋内・屋外環境 などです。これらの各種環境のなか で機械を安全に長く使っていくため にどうすべきか、材料力学や電気化 学を駆使して解明しようと研究して います。 キーワード ●渦崩壊現象 ●人口竜巻 関連分野 キーワード 主な卒業 ●人工竜巻を用いた排気システムの開発 研究テーマ ●主翼翼端部から発生する渦に関する研究 修士論文 ◆円筒容器内における渦崩壊現象に関する研究 主な就職先 7-9 ●材料力学 ●環境中での材料強度 関連分野 ●東洋電装 ●首都高機械メンテナンス ●日本ピストンリング ●東芝プラントシステム ●日立オートモティブシステムズステアリング 理工学部 電子・機械工学系 埼玉 榊原 洋子 教授 博士(工学) 所属学生:11名 主な就職先 7-10 ●オリンパス ●荏原実業 ●野村マイクロサイエンス ●昭和飛行機工業 佐藤 太一 教授 工学博士 水や空気などの透明な流体の性質を 調べるには、何をどのように目に見 える形にするかが重要です。本研究 室では、航空機の排気噴流、自動車 周りの流れ、群集の流れなど、身の 周りの様々な流れを実験や数値シミ ュレーションで可視化する方法を研 究しています。 家電品や自動車などの振動・騒音が 小さくなってきています。人に深く関 わる製品には、低振動化や静音化が 必要です。機器の低振動・低騒音化 技術の開発を進める一方、機器から 発生する振動・騒音を人がどのよう に感じるかといった検討も進めてい ます。 関連分野 ●物理学・応用物理学 キーワード 主な卒業 ●衝撃波によって固体内に発生する応力波の可視化に関する研究 研究テーマ ●不足膨張衝突噴流の数値解析 修士論文 ◆衝撃波 - 固体干渉過程に関する研究 主な就職先 7-11 ● JFE メカニカル ●三菱プレシジョン ●吉田製作所 ●大同機工 主な就職先 東京 先端自動車工学研究室 清水 康夫 教授 博士(工学) ●振動・騒音 ●音響情報と聴感 関連分野 所属学生:16名 ●精密機器工学 ●医用工学・福祉工学・生体医工学 主な卒業 ●空調システムのファン周りの構造とモータ足側反力の研究 研究テーマ ●圧縮機運転時の過渡・定常振動特性を考慮した防振支持構造の強度設計 修士論文 ◆粒状体ダンパの減衰メカニズムに関する研究 −粒状体(円柱)の運動と減衰特性− ● TJM デザイン 工学部 先端機械工学科 東京 振動・音響工学研究室 人間−機械系の知的ダイナミックス ●流体工学 ●可視化技術 ●鬼怒川ゴム工業 工学部 先端機械工学科 見えないものを視る技術 キーワード ●化学・応用化学 主な卒業 ●ステンレス鋼の応力腐食割れに関する研究 研究テーマ ●ベントナイト中での炭素鋼の腐食に関する研究 修士論文 ◆はんだ合金の酸化皮膜と濡れの関係に関する研究 流体工学研究室 所属学生:13名 7-12 ●トヨタ自動車 ●日清食品 ●日立ジョンソンコントロールズ空調 ● JR 東日本 ●スズキ 工学部 機械工学科 東京 渦流体力学研究室 髙橋 直也 教授 博士 (理学) 所属学生:8名 賢いクルマ、次世代自動車とコア技術研究 実験とシミュレーションによる渦動力学の解明 未来交通社会を築く賢い自動車の提 案とその具現化を目指して、自律走 行車やその要素技術である新操作 系、電動パワーステアリング、電動 サスなどの先端技術を研究します。 課題解決手法は、ホンダ・ワイガヤ 方式によるグループ討議。個人では 到達できない予想を超えた解を見つ けてゆきます。 竜巻や飛行機雲のような渦をコンピ ュータの中で再現することで、理論 では予測が難しかったり、実験では 計測しにくい渦の複雑なふるまいを 詳しく調べています。理論や実験と 協力しあい、渦の変形や崩壊過程を 解明しようと研究しています。 キーワード ●自動車 ●制御 関連分野 ●機械工学 ●電気工学・電子工学 主な卒業 ●自動車サスペンションの電動化(電動サスペンション)によるエネルギ回生・乗り心地向上研究と具現化研究 研究テーマ ●操舵装置のステアバイワイヤ化による自動車運動性能向上研究と具現化研究 修士論文 ◆世界初のダイレクトトルクフィードバック方式磁石レスモータの実用化研究 主な就職先 38 7-8 ● JR 東日本 ●京三電機 ●ミツバ キーワード ●流体力学 ●回流水槽 t/T=6.06 関連分野 ●物理学・応用物理学 ●情報・マルチメディア 主な卒業 ●共振による液滴混合の可視化解析 研究テーマ ●リップがルアーに及ぼす影響と動力学モデルの提案 修士論文 ◆回流水槽によるルアーの挙動の解析 主な就職先 ●フジマック ●日本空調サービス ●小池酸素工業 ●ヌカベ ●ジョンソンコントロールズ 工学部 機械工学科 機械情報システム研究室 田中 一郎 教授 博士(工学) 東京 所属学生:13名 7-14 工学部 機械工学科 東京 材料力学研究室 辻 裕一 教授 博士 (工学) 所属学生:16名 レーザスキャンによる既存プラントモデリング 材料および構造の健全性に関する研究 プラントの 機 器や配 管 の 現 状 は、 設計通りでないことが多いため、保 守・改良工事計画用に3Dモデルを 作り直す必要があります。本研究で は、レーザスキャンデータに基づい て、迅速にプラントの現状モデルを 作成するシステムの開発を目指しま す。 各種のプラントや航空機のように、 高度な技術を用いた大型構造物は破 損事故がひとたび起きると甚大な被 害をもたらします。この原因として考 えられる 「金属疲労」についてメカニ ズムの解明、破壊の防止・制御に関 する研究に取り組んでいます。 キーワード ● CAD ●製品モデリング 関連分野 ●情報・マルチメディア ●精密機器工学 主な卒業 ●レーザスキャナによる計測誤差の評価 研究テーマ ● Web ベースの演習支援システムの開発 修士論文 ◆設計知識を組み込んだパーツライブラリ 主な就職先 7-15 ●JR東日本 ●日本電設工業 ●芝浦メカトロニクス ●シチズンセイミツ ●大和製罐 システムデザイン工学部 情報システム工学科 新津 靖 教授 工学博士 主な就職先 東京 所属学生:8名 世界中で使われるようなソフト開発を 一緒にやりませんか 関連分野 7-17 ●エフ・ディー・シー ●神奈川県警察本部 ●電気工学・電子工学 ●情報・マルチメディア ●三菱化学 ●ニチアス ●三菱ガス化学 工学部 機械工学科 東京 振動・制御研究室 藤田 聡 教授 工学博士 キーワード 主な就職先 工学部 先端機械工学科 藤田 壽憲 教授 博士(工学) 7-16 ●出光興産 ●荏原製作所 所属学生:27名 ●振動制御 ●地震工学 関連分野 主な卒業 ●昇降機システムの耐震・耐風設計評価システムの構築 研究テーマ ●地震時におけるエスカレータ落下挙動に関する研究 修士論文 ◆積層ゴム特性の非線形性を考慮した免震構造の限界性能特性に関する研究 ●日立ソフト ●キヤノン 流体制御研究室 ●環境工学 ●物理学・応用物理学 現在、構造物(建物や機械構造物)の安 全性を確保するために、あるいはその 機能性を向上させるために 「振動・制 御技術」は欠かせないものとなっていま す。研究室では、こうした要求を実現 するための装置を研究開発することに 力を入れており、オリジナルの免震装 置、制振装置といったハードから新し い計測方法や設計アルゴリズムといった ソフトの応用研究に取り組んでいます。 主な卒業 ●教育用ソリッドモデラーの開発 研究テーマ ●デジタル画像相関法を用いたリアルタイム変位計測 修士論文 ◆デジタル画像相関法を用いた部分画像の精密位置測定 主な就職先 関連分野 構造物の振動制御に関する研究 種々の基本立体を組み合わせて目的 の3次元立体を作ったり表示できる ソフトウエアを開発しています。イン ターネットで立体データを交換した り、また、全世界の高校や大学で教 育用に使えるようにするため、教育 方法も含めて研究を進めています。 ●3次元ソリッドモデラーの開発 ●高速高精度3次元画像変位計測の開発と応用 ●破壊力学 ●石油化学プラントの安全性 主な卒業 ●ナノインデンテーション試験によるシール材料の長期・高温クリープ特性評価 研究テーマ ●腐食減肉配管の供用適性評価に関する研究 修士論文 ◆超高圧容器の蓋構造の最適設計 3次元グラフィックス研究室 キーワード キーワード 東京 所属学生:17名 7-18 ●三菱電機 ●ブリヂストン ●三菱重工 ●JR東日本 ●東芝 工学部 機械工学科 東京 機械加工学研究室 松村 隆 教授 博士 (工学) 所属学生:21名 流体駆動システムとコンピュータ制御の融合 1/1000mmオーダの微細加工技術とその応用 飛行機や電車など身近な機械の中に は、油や空気といった流体の力を上 手に利用した駆動システムが数多く あります。当研究室では、流体駆動 システムと高度なコンピュータ制御 を融合させた新しい駆動メカニズム や必要な制御技術の研究に取り組ん でいます。 1/1000mmのオーダの微細な加工 技術とその応用について研究をして います。小さなモノを作るための工 作装置を独自で開発し、表面の微細 な凹凸を自在に加工します。表面の 微細な突起を利用して、これと接す る物質の物理的および化学的な性質 を制御する研究開発を進めています。 キーワード ●制御 ●流体 関連分野 ●精密機器工学 主な卒業 ●ナノメートルの位置制御が可能な空気圧アクチュエータの開発 研究テーマ ●低炭素社会実現のための風力コンプレッサの開発 修士論文 ◆コンピュータ流れ解析を用いた空気圧機器の性能向上の研究 主な就職先 ●スズキ ●九電工 7 機 械 工 学 7-13 ●アズビル ●沖電気工業 ●JR東日本メカトロニクス キーワード ●微細加工 ●シミュレーション 関連分野 主な卒業 ●航空機構造用材料の高品位高能率切削 研究テーマ ●ガラス・サファイアの微細切削 修士論文 ◆自動車・インプラント部品等の高品位高能率加工 主な就職先 ●トヨタ自動車 ●日立オートモティブシステムズ ●牧野フライス ●三井精機 ●ボッシュ 39 機 械 工 学 7 7-19 工学部 機械工学科 東京 トライボロジー研究室 水原 和行 教授 工学博士 所属学生:11名 工学部 先端機械工学科 東京 塑性加工研究室 柳田 明 教授 博士 (工学) 所属学生:16名 完成度の高い機械や機器に欠かせない技術分野です 塑性加工による 「形」 と 「機能」 の同時創製 トライボロジーは機械の医学ともいう べき分野です。適切な対策には問題 の根本的原因究明が欠かせません。 例えば転がり軸受けの損傷に関して も未だに雰囲気、コンタミネーショ ン、粗さの効果などが良くわかって いません。当研究室ではこれら未解 明の問題をひとつずつ整理して検討 を行っています。 金属は硬いイメージがありますが、 プレスなどで大きな力を与えると、 粘土細工のように形を変えることが でき、これを塑性変形といいます。 加工により金属の性質(機能) も変化 します。形状と同時に性質を向上さ せる塑性加工技術の研究を行ってい ます。 キーワード ●トライボロジー ●バイオメカニクス 関連分野 ●物理学・応用物理学 ●医用工学・福祉工学・生体医工学 主な卒業 ●指先の摩擦に関する研究 研究テーマ ●なじみに関する研究 修士論文 ◆冷媒雰囲気下における潤滑の研究 主な就職先 7-21 ●JR東日本 ●キッツ キーワード ●塑性加工 ●高機能化 関連分野 ●精密機器工学 主な卒業 ●熱間 ECAE による微細粒材の創製 研究テーマ ●繰返し曲げ加工による Mg 合金の成形性の改善 修士論文 ◆熱間圧延ロールの摩耗メカニズムの解明 ●日本電産 ●曙ブレーキ ●NOK 理工学部 電子・機械工学系 主な就職先 埼玉 材料力学研究室 渡利 久規 教授 博士(工学) 所属学生:13名 7-22 ●東プレ ●曙ブレーキ ●ソディック ● JFE メカニカル ●ミネベア 工学部 機械工学科 東京 熱流体工学研究室 新井 雅隆 特任教授 工学博士 所属学生:2名 環境にやさしい軽量化技術 燃料噴霧の計測とディーゼル機関の燃焼解析 実用金属では最も軽いマグネシウム 合金やアルミニウム合金の新しい成 形 方 法を提 案することで、 軽 量 化 を実現する研究を行っています。ま た、クラッド材とよばれる異種金属 をサンドイッチ構造にした新しい材料 の創製をし、革新的な軽量材料を開 発することをめざしています。 ディーゼル機関の性能向上に不可欠なディ ーゼル噴霧の挙動を計測し、燃焼解析によ る機関性能の評価手法を研究しています。ま た排ガス中のナノサイズ粒子と大気環境の問 題、内燃機関やエネルギー変換の基盤となる 熱と流体の動きの解析を行っています。また 最近はガソリン機関の熱効率向上研究を中国 の上海交通大学と共同で行うことや、AICE, 新ACE等の研究機関のアドバイザーとして高 効率内燃機関の開発に関与しています。 キーワード ●塑性加工 ●軽量化技術 関連分野 ●環境工学 キーワード 主な卒業 ●高張力鋼板の冷間ロール成形法 研究テーマ ●遊星ロールによる管材の増肉縮管成形法 修士論文 ◆急冷凝固による高強度マグネシウム合金の製造 主な就職先 7-23 ●加藤製作所 ●エンプラス 関連分野 東京 所属学生:12名 7-24 理工学部 電子・機械工学系 自動車工学研究室 小平 和仙 講師 博士 (工学) 環境に適合したクリーンエンジンに関する研究 まさに走る研究室! 近年、エンジン排ガスおよび黒煙が 人体に悪影響を及ぼすことが特に問 題視されております。本研究室では これらの低減技術や生成メカニズム の解明を行っており、ゼロエミッショ ンエンジンを目指しております。 レーシングカーや惑星探査機を題材 として、車を構成する全ての部分に ついて自由な発想によって実践的な 研究開発を進めています。内容はシ ミュレーションや設計だけにとどま らず、実際に車を作って走行し、評 価・改善をするといった一連の開発 作業を行います。 キーワード ●ディーゼルエンジン ●燃焼排出物 関連分野 ●物理学・応用物理学 ●環境工学 主な卒業 ●定常層流火炎から排出された PM へウォーターミストを添加した場合の粒径影響 研究テーマ ●ガソリン燃料や種々の炭化水素燃料の層流拡散火炎から排出される PM 修士論文 ◆定常層流火炎中に金属メッシュを挿入した場合の燃焼排出物への影響 主な就職先 ●いすゞ中央研究所 ●日野自動車 ●環境工学 ●光工学 主な就職先 実績なし(新規着任) 工学部 機械工学科 小林 佳弘 准教授 博士(工学) ●ディーゼル機関 ●燃料噴霧 主な卒業 ●炭化水素系燃料の蒸発と熱分解過程の研究 研究テーマ ●燃料噴霧の壁面付着量の計測 修士論文 ◆ガソリン噴霧の壁面付着挙動 ●日立アプライアンス ●アルプスツール 内燃機関研究室 40 7-20 ●いすゞ自動車 ●トヨタ自動車 ●三菱自動車エンジニアリング キーワード ●自動車 ● Formula SAE 関連分野 埼玉 所属学生:3名 ●電気工学・電子工学 ●ロボット・制御工学 主な卒業 ●競技車両の研究 研究テーマ ●レーシングタイヤの性能測定試験機の開発 修士論文 ●模擬惑星探査機の開発 主な就職先 ●本田技研工業 ●ケーヒン ●スズキ ●ミツバ ●ヤマハ発動機
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