平成２７年度 社会福祉法人 在心会 事業計画 社会福祉法人をめぐっては、経営のあり方や課税に関する議論が取り出されております。 公共性の面からは、地域で果たす役割が重要との考えから、地域から信頼され、必要と されるような経営が、透明性の面からは、経営状況や事業の実施内容などの公開・公表が 求められます。 今年度は、障がい者関連の施設の整備を計画しております。安八町はもとより、地域に 何が必要かを検討して、実施していくことが求められるような法人となるよう努めてまい ります。 １． 基本理念 “だれもが住みたい第２のマイホーム”を念頭に、一人一人の生活を大切にし、居 心地の良い明るい空間を提供させていただきます。 ２． 基本目標 ① 職場環境整備 職員へ、 「何かをこうやってやれ。」ではなく、 「どうして、このようにやらなくてはならな いのか。 」という意味を伝え、自らが担当する業務に誇りと責任をもち、高齢者介護の“プ ロ“として自覚を持って職務が遂行できる環境を整えるよう努める。 ② 信頼の介護サービス 利用者の方の個性と人格を尊重し、適切なサービスを行うことにより、利用者とその家族 から信頼される介護サービスを提供するように努める。 ③ 地域福祉の形成 社会福祉法人としての責務を果たし、地域との交流を深め、また保健・医療・福祉サー ビスと連携をとり、地域福祉の担い手となるように努める。 ３． 運営目標 ① 透明性の確保（情報公開） 「情報公表制度」 「法人の現況報告開示」等の発信媒体として、ホームページを活用して、 法人事業の周知を図っていくことを進めていく。 ② 稼働率のアップ 職員数の関係による定員減を解消して、稼働率のアップを目指す。 ③ 資格取得へのバックアップ 介護福祉士資格等の、資格取得環境の整備や優遇措置により、合格率アップを目指す。 ④ 障がい者事業計画 生活介護・就労継続支援 B 型・グループホームの３事業の障がい者事業の事業計画と、そ れに伴う、平成２８年度の施設整備のための準備を行う。 平成 27 年度 特別養護老人ホーム サンライズ長良 事業計画 （ユニット型・地域密着型 介護老人福祉施設事業） １． 基本目標 ① サービス提供の考え方、行動の起点は、常に利用者が中心にあることを念頭に職務を遂行す る。 ② 職員の能力差によりサービス格差が生じないように、各種研修の充実を図り、専門性の向上 を目指す。 ③ 介護報酬引き下げによる、収入減に対応するため、無駄を省き業務の効率化を目指すととも に、経費節減に努める。 ２． 基本方針 ① 入居者の施設サービス計画に基づき、可能な限り、居宅での生活への復帰を念頭に置き、入 浴、排泄、食事などの介護、相談、援助、社会生活上の便宜の供与、その他の日常生活の世 話、機能訓練、健康管理及び療養上の世話を行う。 ② 地域密着型（多床室）も、ユニットケアの特色を生かした、明るく家庭的な雰囲気の下に、 地域や家庭との結びつきを重視した運営を行うことに努める。 ③ やさしいケア、あたたかいケアを実践していくことで、入居者の一日一日が生きがいのある ものとなっていくように努める。 ３． 運営目標 （１） 職種別目標 ① 介護支援専門員 ア． 入居者の ADL 把握及びケアプラン（施設サービス計画）の達成状況の把握に努め、QOL の向上につなげていけるようにケアプラン作成を行う。 イ． 相談員・介護職員・看護職員・管理栄養士・機能訓練員と連携を密にして、効果的なケ アプラン作成を行うように努める。 ADL（日常生活動作） QOL（生活の質） 日常の基本的な生活動作がどの程度自立し 食事･排泄･入浴が満たされるだけでなく、 てできるかを評価することによって身体的 生活の内容、ありようが本人の求める内容 な機能障害の程度と状態の把握。 で、豊かで充実していること。 ② 相談員 ア． 入居者・家族・職員との連絡調整をより密に行って、即応したサービスが提供できるよ うに努める。 イ． 介護支援専門員をはじめとする他職種が協働によるケアプラン作成の充実を図る。 ③ 介護職員 ア． 日々の記録、ADL を認識し、入居者の心身の状態や、性格等を理解してケアプランに沿 った介護サービスを提供する。 イ． 高齢者介護の〝プロ〟としての意識を持ち、専門性の高いサービスの提供を実践してい くよう努める。 ウ． 各種の研修会等への参加も含め、知識・技術の習得と向上を図る。 ④ 看護職員 ア． 思いやりの介護サービスを提供する。 イ． 協力医療機関と連携し、入居者の健康状態を把握して健康的な日常生活が送れるように 努める。 ⑤ 管理栄養士 ア． 栄養についての、アセスメントを行い、他職種協働で栄養ケア計画を作成して入居者 個々の栄養マネージメントの実施を徹底する。 イ． 季節の旬の素材を取り入れ季節感が味わえるように努める。 ウ． 行事食等の充実を図り食べる楽しみを提供するよう努める。 ⑥ 機能訓練員 ア． 機能訓練員を中心に他職種協働で、ケアプランに基づいて ADL の維持、向上を目指し、 QOL が向上するような機能訓練の実施に努める。 イ． 施設での生活がより安全、快適となるように努める。 ⑦ 調理員 ア． 衛生管理を徹底し、食中毒等の事故のないように配慮する。 イ． 栄養士との連携を密に行い、メニューの趣旨を生かした調理を行う。 （２） 委員会目標 ① 業務改善委員会（リーダー会議） ・ ユニットケアの推進、質の向上、統一に向けて勉強会の実施。 ・ 業務マニュアルの見直し、改善。 ・ ケアプランの勉強会の実施 ② 施設管理委員会 ・ 施設諸物品の管理、報告、修繕の実施。 ・ 「節約意識」の徹底。 ・ 物品使用方法の統一、検討。 ・ 車椅子、ベッド等の管理、不具合のチェック。 ・ 年間清掃計画の作成。 ③ リスク委員会 ・ ヒューマンエラー防止の対策、検討。 ・ ヒヤリハット、事故報告内容を集計・分析・評価して、対策・検討を実施して、ヒヤリ ハットの減少に繋げる。より安全な介護技術の向上と介護のためのルールの策定。 ④ 身体拘束廃止委員会 ・ 1 ヵ月毎のモニタリングにより解除に向けての検討。 ・ 身体拘束実施状況の記録の確認。 ・ 家族等への状況報告、意向の確認。 ⑤ 感染対策委員会 ・ インフルエンザ・ノロウィルスへの対策として、うがい・手洗いの励行の徹底。 ・ 感染症について、資料の作成、配布、勉強会の企画・実施。 ・ インフルエンザ予防接種の実施。 ⑥ 褥創対策委員会 ・ 「褥創発生予防に関する指針」に基づき、血中アルブミン値、ＢＭＩ、体重減少率、食 事摂取量などのデーターから高リスク者を抽出し、管理栄養士・看護職員を中心に褥創 発生の予防に努める。 ・ 褥創予防、対策についての勉強会の企画・実施。 ⑦ 入浴委員会 ・ レジオネラ菌対策のため、週に一度の浴槽消毒、洗浄（次亜塩素酸ナトリウム）。 ・ 入浴毎の残留塩素濃度の測定、温度確認。 ・ 入浴設備の点検と備品等の確認。 ・ 温浴棟活用の施策の作成 ⑧ 給食委員会 ・ バイキング・選択メニュー実施の充実 ・ 栄養マネージメントの為のサポート。 ・ 入居者に合った食事形態の検討。 ・ 嗜好調査（アンケート形式）を実施、メニューや味付けの考案と実践。 ⑨ レクレーション委員会 ・ 季節ごとの行事計画と実施。 4 月 お花見 5 月 ﾊﾞｲｷﾝｸﾞﾒﾆｭｰ 6 月 外出・おでかけ 7 月 七夕・夏まつり 8 月 流しそうめん 9 月 敬老会 10 月 ﾊﾞｲｷﾝｸﾞﾒﾆｭｰ 1 月 新年会 11 月 運動会 2 月 節分祭 12 月 クリスマス会 3 月 ひなまつり ・ カラオケの活用の充実。 ・ 誕生日会の開催。 ・ ボランティアや、幼児から中学、高校生の参加によるイベント等の実施。 ・ 毎月、地域交流スペースにて映画上映。 平成 27 年度 サンライズ長良 ショートステイ事業計画 （短期入所生活介護事業） １． 基本目標 ① 創意工夫をもって、その利用者や環境にあわせた独自のサービスの充実、向上を図り、選 ばれる施設となるように努める。 ② 利用者のニーズを的確に把握して、リピーターの確保に努める。 ２． 基本方針 ① 短期入所生活介護事業は、利用者がその有する能力に応じ、可能な限りその居宅において、 自立した日常生活を営むことが出来るように、食事、排泄、入浴等の介護その他の日常生 活上の世話及び機能訓練を行い、利用者の心身の機能の維持ならびに利用者の家族の身体 的及び精神的負担の軽減を図っていく。 ② 短期入所生活介護の利用に当たっては、懇切丁寧に行うことを旨とし、利用者または、そ の家族に対してサービスの提供方法などを理解しやすいように説明する。 ３． 運営目標 ① 職員確保に努め、定員数半減の状況を解消する。 ② 日々の空床状況を確認し、利用希望へ的確な対応を実施して、稼働率アップに繋げる。 ③ 新規利用者の利用希望の受付から、利用の開始まで迅速化を図る。 （新規利用者の拡大を目 指す） 平成 27 年度 サンライズ長良 デイサービス事業計画 （通所介護事業） １． 基本目標 ① 利用希望者希望者の確保し、利用活動を実施していく。 ２． 基本方針 利用者の社会的孤立感の解消及び心身の機能の維持ならびに利用者の家族の身体的及び精 神的負担の軽減を図っていく。 ３． 運営目標 ① ケアマネージャー（居宅介護支援事業所）等と連携を取り利用者希望者を発掘する。 平成 27 年度 サンライズ温泉 販売事業 （収益事業） １． 基本目標 設備管理等をしっかり実施して、販売事業が停滞しないように努める。 ２． 基本方針 温泉の販売収益をサンライズ温泉「惠の湯」の経費に充当して、効率の良い事業経営に努め る。 ３． 運営目標 ① 日々の温泉ガスや設備点検をしっかり実施して、安全に努めた運営を行う。 ② 毎月の販売数量の管理を徹底して、健全な運営を行う。
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