「学校における医薬品の取り扱い」について 本校では、学校における医薬品の取り扱いについて、薬による事故防止の観点か ら、以下のとおりですので、御理解と御協力をお願いします。 薬の取り扱いについて 1 学校での薬の服用について (1) 急性疾患(かぜ・発熱など)で薬を飲まなければいけない場合は、本人 の健康状態や他の幼児児童生徒への影響を考慮し、無理に登校をしないよ うにお願いします。 (2) 急性疾患の回復期で薬の服用が必要な場合は、まず、主治医に相談の上、 朝夕2回の服用ができるよう御協力をお願いします。 (薬の種類や内容によ っては1日3回の処方を2回に変更してもらえる場合があります。 )できる 限り、学校で医薬品を使用しなくてよい処方を主治医と相談してください。 (3) 薬を持参する場合は、本人及び他の幼児児童生徒による過剰服用、誤飲 等の事故防止のために、その日に必要な薬だけを持参してください。袋な どに記名があり、万が一落とした際にもすぐに持ち主が分かるようにして ください。 (4) 慢性疾患で薬の飲み忘れにより健康へ影響が出てしまう薬や短期使用薬 で扱いに慣れていない薬の管理に不安がある場合など、服薬は自分で行う ことができるが、薬の管理や服用確認のみ補助が必要な場合も依頼書の提 出をお願いします。 ≪お願い≫薬に関する事故を未然に防ぐため、下記について御協力をお願いします。 ① 薬は、当日分と予備薬 1 回分のみ用意してください。 ② 薬は、一回分ずつに「日付・時間(昼食後など)・名前」を記入してください。 (チャック式のビニール袋を利用すると便利です。) ③ 短期使用薬、新規に処方された薬については、薬局でいただく「薬の説明書」 を添付してください。 2 薬の服用等に補助が必要な場合について 薬の与薬については、本人、保護者が行う場合は問題ありませんが、医療機関 以外の現場において、医師・看護師等の医療に関する免許を有しない者が薬を取 り扱うことについては、厚生労働省から示されている条件を満たす場合に限り、 子どもへの「介助」として認められています。さらに、学校現場で教員が行う場 合には、いくつかの指針に基づき安全に行うことが求められています。 そこで、本校では、学校で服薬等の補助をする場合には、次の条件を満たすこ とを原則としていますので、御理解と御協力をお願いいたします。 学校における服薬等の補助の条件 ● 主治医が、本人又は保護者に、学校職員が医薬品服薬等の補助を行うことが 可能であると伝えていること。 学校へ依頼する前に、必ず主治医へ実施が可能であるか確認をしてください。 慢性疾患においては、毎日の事となるため、よい方法を御相談ください。併せて、 学校で服薬等をする上での注意点や具体的な方法についても確認してください。 ● 事前に本人又は保護者の具体的な依頼文があること。 長期的な服用及び急性疾患(回復期)の短期的な服用においては、「服薬等 補助依頼書(短期使用薬・常用薬)」、宿泊行事においては、「服薬等補助依頼 書(宿泊行事)」、寄宿舎においては、「服薬等補助依頼書(寄宿舎)」の提出 をお願いします。 ● 本人が安定した状態であること。(発熱時などの急性期ではない) かぜのひきはじめ等は、家庭で休養することを優先してください。 ● 医薬品の使用方法について、専門的な配慮が必要でないこと。 常用薬(毎日、同じ薬を同じ時間に服用する薬)の服薬等の補助を行います。 頓服薬(解熱剤等)は、症状が現れたときに使用するものであり、学校職員は服 用する容態を判断することができないため、学校での服薬補助は行いません。 ● 医師の処方を受けている医薬品であること。 市販薬は、現在の症状に適切な薬であるか医師等によって判断されたものでは ないため、市販薬の服薬補助を行うことはできません。 ● 袋等により、一回分ずつに分けられ、記名がされていること。 学校では、特定の職員が必ずいつも対応できる体制ではないことや、職員が 薬を判断することはできないため、1回に服用する薬をあらかじめ分けるなど して持ってきてください。また、対象者が複数いる場合もあるため、混同しな いように必ず全てに記名をしてください。 服薬等に際して必要な物品等があれば併せて持参し、使用方法、注意点につ いても誰でも分かりやすいように明記しておいてください。 ● これまでに家庭でも使用され、安全性が確認されていること。 使用経験がない薬、長い期間使用することがなかった薬については、安全 性が確認できないため服薬等の補助をすることはできません。 ※坐薬挿入については、別途対応の基準を学校で設けています。生命に関わる緊急時の対 応として、所定の手続きにより対応しますので、個別に御相談ください。
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