Webカメラ資料

Webカメラについて
1
画像と音声の双方向通信について
(1)石巻市のイントラネット環境
石巻市は今年度より、役所や病院、学校等市内全ての公共機関を光ファイバーで結び、光ファイバー
によるイントラネットを構築した。
本校では平成16年度に宮城スワンのネットワークを使った宮城県研修センターのテレビ会議システ
ムに参加したが、通信速度が遅く、音声がとぎれたり画像がぎこちなかったりして翌年度は見送った経
緯があった。しかし、光ファイバーにより通信速度の向上が図られ、ストレスのない音声や画像の双方
向通信が可能になった。
(2)ビデオチャット(映像通話)の使用環境
これまで映像を使って通話をするためにはテレビ会議シ
ステムが必要であり、価格も高価で気軽に取り組めるもの
ではなかった。本校で使用するものは、Windows 付属ソフ
トの WindowsMessenger を使うことにより、特別な設備の導
入を必要せず、Web カメラとパーソナルコンピュータさえ
あればできるものである。(本校では Messenger と呼んでい
る。)
Web カメラは市販の CCD カメラタイプのもので、約1万
円であり、電気量販店で購入できる。専門的な知識も必要
としないことから、相手校さえ見つかれば気軽に使える。
通信画面
資料だけの画面にもできる
一般的には、各校でセキュリティーソフトを使用してプ
ロバイダに加盟している状況であれば、全国どことでも音声
や画像の双方向通信(ビデオチャット)が可能である。通信
ソフトも yahooMessenger や MicrosoftMessenger など複数のフ
リーソフトがあり、画面で見る画像も大きく性能も高い。
ただし、通信速度とカメラの性能により通信環境は左右さ
れる。音声は携帯電話と同じレベルで、同時にデータのやり
とりもできるので、写真を送って、説明を音声で行うなど活
Webカメラ
用の幅は広いと言える。
(3)本校での活用例
本校では、東浜小学校と相川小学校との間で活用している。児童間での意見交換など授業でも使うが、
職員間でも打ち合わせに使っている。音声のほか、データを送ったり、画像を画面に表示しながら説明
することができる。また、画面を共有することで、お互いの学校で一つの画面に線で囲んだり文字を書
き込むことも可能である。音声は別にスピーカーにつなぎ、全体に聞こえるようにした。
授業で使うときは、画面の大きな液晶テレビにつなぐか、液晶プロジェクターにつなぐと見やすくな
り、よりイメージを膨らすことができる。ただし、事前に相手校との十分な打ち合わせが必要であるこ
とや、カメラが一つであることから相手の人数を考慮しないと待ち時間が出たりすることなどに注意が
必要である。また、