【学校教育目標】:よく学び、心豊かで、たくましく生きる「牧島っ子」の育成 学校だより №5 伊万里市立牧島小学校 牧島家族 平成28年 8月3日 文責 校長 廣田 弘一郎 ◆大リーグ 3,000 本安打達成を目指すイチロー選手の話 ~ 7/1 全校朝会にて 7月1日(金)本年度第3回目の全校朝会があり、大リーグ 3,000 本安打達成を目指し、アメリカで頑張っているイチロー 選手の話を子ども達にしました。以下、内容を紹介します。 まず、子ども達に「あと 12 本で、イチロー選手は何を達成 するのかな?」と尋ねてみました。すると、多くの子ども達が 「3,000 本安打!」と答えたのにはビックリしました。子ども 達の関心の高さがうかがえました。 イチロー選手の言葉の中で、特に有名な言葉があります。 それは、2004 年 10 月 1 日、当時シアトルマリナーズに在籍していたイチロー選手が、1920 年ジョージ・ シスラーが達成した年間最多安打数 257 本を、84 年ぶりに更新し 258 本目の安打を打ったときの試合後 のインタビューでの言葉です。それを子ども達に伝えました。その言葉とは、… 「小さな事を重ねることが、とんでもないところに行くただ一つの道である」という言葉です。また、 小さな事を重ねるということについて次のようなことも言っています。 「今、自分ができること、頑張れ ばできそうなこと、そういうことを、積み重ねていかないと、遠くの目標は近づいてこない」と…。 私は子ども達に、目先の成果にとらわれるのではなく、また、成果がすぐに現れることを期待するの ではなく、自分の信念をしっかりもって、1つのことを地道に続けていくことの大切さを伝えました。 昨今、一つのことを粘り強く、我慢強く続けていくことができる子どもが大変少なくなっています。 子どもが、社会の中でしっかり自立して生き抜いていけるように、 豊かで強い心を育んでいきたいものです。 ◆ボルト選手の話と、校長先生からの夏休みの宿題 ~ 7/20 一学期終業式にて 7月20日(水)牧島小学校の一学期終業式がありました。 以下、内容を紹介します。 始めに、ウサイン・ボルト選手の話をしました。ボルト選手 は 100m走の世界記録(9’58”)保持者で、100m走、200m走、 400mリレーでは、北京、ロンドンオリンピックで金メダル、 リオ・オリンピックでは史上初の3冠が期待される、世界でも 最も有名なスポーツ選手の一人です。このボルト選手が、これ までの選手生活を振り返って次のような言葉を残しています。 「簡単(容易)は選択しない、サボらない、決して諦めない、恐れない、あなたが生まれながらに持つ 才能、能力は練習の積み重ねでしか開花しない」 練習は質より量より、 「継続」です。自分の限界を突破するための唯一の道、それは継続です。4年に 1度のオリンピック大会、有名無名にかかわらず、ここまで努力を積み重ねてきた、世界各国の選手達 の勇姿をぜひテレビを通して見てほしいと思います。 次に、校長先生からの夏休みの宿題として、次の2つの宿題を子ども達に出しました。 宿題①「頑張ればできそうなこと」を1つ決めて、夏休み頑張ってみよう! 毎日の生活の中で、普段できていないようなこと、例えば、挨拶、家の手伝い、残さず食べること、 朝6時半に起床すること、など、頑張れば自分の成長につながるようなことの中から1つ選んで、夏休 みに毎日続けて頑張ってみよう、と話しました。 宿題② 地域の行事に積極的に参加しよう! 「地域子ども教室」 「浮立練習」 「灯籠祭り」 「志賀神社の夏祭り」など…、夏休みには地域でたくさん の行事が催されます。それらの行事に積極的に参加し、地域の人達と交流し、触れ合いましょう、と話 しました。 さて、夏休みも早いもので、約2週間が過ぎようとしています。御家庭での子ども達の様子はどうで しょうか? 私(校長)が出した宿題に意識して取り組んでいるでしょうか。もし、そうでなければ、 是非、子ども達に声をかけて取り組ませて下さい。よろしくお願いします。 ◆6月の体罰・いじめ実態調査を終えて 6月に実施されました、体罰・いじめ実態調査への御協力あり がとうございました。この調査から、児童の生命、心身又は財産 に重大な被害が生じるような重大事態の報告はありませんでした。 ただ、児童間の人間関係等のトラブル事案について数例の報告を受けました。汚い言葉のやりとり、相 手の気持ちを考えない言動など、子どもは心身ともまだまだ未成熟であり、本人は自覚していなくても 相手の心を傷つけてしまうような言動は日常的に多々あります。その度に、私達教師は指導を繰り返し 行い、望ましい人間関係を構築していくスキルを身に付けられるよう子ども達に指導支援を行っていま す。今回の調査により報告を受けた保護者の方には、校長、または教頭による電話連絡等を通して、内 容の確認や対応等について説明をさせていただき、御理解をいただいたところです。 本校では、今回の調査に限らず、毎月、全児童を対象にして、心のアンケートを実施し同様の調査を 行っています。今回の実態調査で報告を受けた事案については、これまでの心のアンケート等により、 すでに実態を把握し家庭と連携しながら指導支援を行っているものばかりでした。この点については、 早期発見・早期対応の指導体制が現在のところ機能していることが確認できたと考えています。 いじめのない学校、いじめを決して許さない学校づくりは、私たち教師にとって至上命題です。今回 の調査で気を許すことなく、家庭や地域と連携をさらに密にして、いじめのない安全安心な学校づくり を目指していきます。今後とも御協力のほどよろしくお願いします。 ◆4月の全国・県学力・学習状況調査の結果について (1)教科(国語・算数)の学力調査について 5、6年ともに、県平均を上回る結果 5年国語 5年算数 6年国語 6年算数 を残しました。特に、5年国語について 牧島小 正答率 83.8 75.9 69.6 67.4 は、約 17 ポイントを上回る正答率でした。 県平均 正答率 66.1 67.1 64.2 64.7 現在、本校では「『できた楽しさ』『わ かった楽しさ』を実感できる算数科指導法の研究」をテーマとして、算数科を中心に全教科の授業の 中で、児童同士が共に高め合う「学び合い活動」を取り入れ研究実践に取り組んでいるところです。 2学期以降も全ての授業の中で「学び合い活動」を積極的に導入し学力の向上に努めてまいります。 (2)意識調査の結果について 意識調査の結果、本校では、以下のような課題が浮かび上がってきました。 ・ 本校児童の平日における家庭学習の時間については、県平均と比べて大変少なく、2時間以上の 家庭学習に取り組んでいる児童はいない。逆に、平日におけるテレビ・ゲーム等の時間は県平均と 比べて長いことが分かった。 ・ 家庭での規律正しい生活が送れていない児童の割合が県平均と比べて高いことが分かった。 ・ 自尊感情が低く、自分に自信が持てないとうかがえる児童の割合が、県平均と比べて本校の方が 高いことが分かった。 ※ なお、本調査結果については、牧島小HPにも掲載していますので参考に御覧ください。
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