バイオマテリアル工学 (03-650261)

バイオマテリアル工学 (03-650261)
担当教員:吉田 亮 教授,坂田 利弥 准教授
対象:第4学年
単位数:1.5
実施時期:S1S2 学期 水曜日3時限
バイオ
環境・基盤
ナノ・機能
限定
標準
標準
場所:65号講義室
講義目的
本講義では、高分子・金属・セラミックスなど種々な材料のバイオマテリアルとしての基礎を
学び、機能発現の原理を理解するとともに、バイオマテリアルを用いた高度診断システム・ド
ラッグデリバリーシステム(DDS)・人工臓器・再生医療などの先端医療応用についての概念
を理解することを目的とする。
講義項目
1. バイオマテリアルとは
2. バイオマテリアルの性質(バルク、表面)
とその評価
3. バイオマテリアルと生体との反応
4. 高分子バイオマテリアルの概要
5. 金属バイオマテリアルの概要
6. セラミックスバイオマテリアルの概要
7. 医療診断用バイオマテリアルとマイクロ
バイオデバイスへの応用
8. ドラッグデリバリーシステム(DDS)への
応用
9. 人工臓器への応用
10. 再生医療への応用
理解すべき事項
・ バイオマテリアルの要求特性
・ バイマテリアルにより起こる生体反応
・ 高分子、金属、セラミックバイオマテリア
ルの基本的特徴
・ ゲルの物理化学的特性
・ ゲルの機能制御(運動、物質輸送、情報変
換・伝達)とインテリジェント材料
・ 各種バイオセンサーの分子認識機能
・ 酵素の機能と固定化法、バイオ分子固定化
のためのバイオマテリアル設計
・ コントロールドリリースおよびインテリ
ジェント型 DDS の概念と材料設計
・ 再生用足場材料の設計と三次元造形法
関連する講義
事前履修:機能高分子化学、マテリアル電気化学、マテリアル分析概論、マテリアル速度論 III、
マテリアル強度学、バイオ界面工学、セラミック材料学、ポリマー材料学、金属材料学
並行履修:なし
事後履修:なし
参考書(テキスト):
「バイオマテリアルの基礎」日本バイオマテリアル学会監修、日本医学館
「バイオマテリアルサイエンス」石原一彦 他 著(東京化学同人)
「高分子先端材料ワンポイント−高分子ゲル」吉田 亮 著(共立出版)
「生命科学」東京大学生命科学教科書編集委員会 編(羊土社)
講義ノートのリンク先:
成績評価:レポート3回+出席(比重は 50:50)、A は3-4割の予定
備考