離脱症状（イライラする、集中力が低下するなど）がつらく、禁煙は無理とあきらめ ていたニコチン依存度の高い方におすすめです。 禁煙補助薬は無理のない禁煙をサポートします。医師と相談しながら禁煙補助薬を上 手に利用して、タバコとさよならしましょう。 1．禁煙補助薬の種類 D ニコチンを少量含んだ「ニコチンパッチ」や「ニコチンガム」 、飲み薬の「バレニクリン」が あります。医師と相談しながら、自分に合ったものを選びましょう。 ニコチン代替療法 ニコチンパッチ ニコチンガム ニコチン受容体部分作動薬 飲み薬（バレニクリン） 種類 特徴 方法 期間 ・医療機関で健康保険適用※ ・薬局薬店で購入可能 ・薬局薬店でも購入可能 ・口の中の粘膜からニコチ ・ニコチンを皮膚から吸収さ ンを吸収させるガム製剤 せる貼り薬 ・吸いたくなった時に、1 個 ・毎日 1 枚皮膚に貼る をゆっくり時間をかけて ・禁煙開始後、徐々に貼り薬 噛む のサイズを小さい物に切り ・禁煙開始日後、徐々に使用 替えていく 個数を減らしていく ・禁煙開始から 8 週間 ・禁煙開始日から 12 週間 ・医療機関で健康保険適用※ ・ニコチンは含有していない 飲み薬 ・禁煙開始日の 1 週間前から 1 日 1 回、服用し始める ・禁煙開始後は 1 日 2 回、服 用する ・禁煙開始前を含め、12 週間服 用する メリット 副作用 ・服用するだけ ・突然の喫煙欲求に対処可能 ・禁断症状をやわらげ、喫煙の ・からだに貼るだけ ・口寂しさを補うことが可能 満足感も抑制 ・食欲を抑える効果による体 ・食欲を抑える効果による体 ・循環器疾患のある人にも使用 重増加の軽減 重増加の軽減 可能 ・皮膚の発赤や痒み、かぶれ ・不眠 など ・口やのどへのピリピリ感 ・吐き気、便秘 ・口内炎 ・頭痛、不眠 ・吐き気や胸やけ など など 備考 ・噛み方の習得が必要 ・よく汗をかく、スポーツを ・歯の状態や職業によって、 ・医師の処方箋が必要 する人は使用しにくい ・ヘビースモーカーや何度も 使用しにくい場合もある ・循環器疾患のある人は主治 禁煙に失敗した人にお勧め ・循環器疾患のある人は主 医に相談する 治医に相談する ※健康保険適用には、適用条件があります。詳しく は健康管理室または医療機関にご確認ください。 2．市販の禁煙補助薬 D 種類＆使用スケジュール（標準プラン） ニコチン パッチ ＊第 1 類医薬品 特 徴 ●中容量、小容量の 2 種類 ●使用期間は 8 週間が目安（10 週を超えない） 禁煙開始日から、中タイプ 6 週間 ●使い方が簡単 1 日 1 枚、からだの一部に貼付 ●長時間、一定濃度のニコチンを吸収することが可能 続いて小タイプ 2 週間 腕の外側 おなか 背中 貼付方法 ・毎日貼る場所を変える ・しわにならないようにのばして貼る ・貼る場所が濡れているときは、よく肌を乾燥させてから貼る 注意 ・使用中は喫煙しない ・かゆみ、頭痛、めまい、動悸、不眠などの症状に気づいたら、使用を中止して 主治医へ連絡をする 1 回 1 個を 30 分～1 時間かけて断続的にゆっくり噛み、ほほと歯ぐきの間に 置くことで、1 個あたり 2mg のニコチンが口腔粘膜から吸収され、吸いたい 欲求を抑えます。初回使用量は、1 日 4～12 個です。使用方法を守って上手 に利用しましょう。 ニコチンガム使用量の目安 禁煙治療のための標準手順書 第6版 より抜粋 薬局・薬店で購入できますが、ニコチンパッチは必ず薬剤師の説明を受けてからご使用くだ さい。禁煙補助薬の詳細は、健康管理室や医療機関にご相談ください。
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