アニマルセラピー・動物福祉論 3年次/ 2 単位 選択 前期 小林 信一【教授】 学科・クラス 指 定 等 動物(家畜、伴侶動物)に対する福祉(アニマルウエルフェアー)と、人間の福祉に係わる動物(アニマルセラピー)の両面からヒトと動物の関係を考え る。また、このことを通して、生命あるいは生命倫理についての考察を深めることを目的とする。 学習目標 学 び の ヒトと動物の関係、アニマルセラピー、動物福祉、生命倫理 キーワード 予習・復習を前提とする。履修条件に関しては特になし。 準備学習及び復習 の内容・履修条件 可能な限り学生からの意見発表を行う中で、共に考える授業を行いたい。 授業方法 課題の発表(50%)と期末試験(50%)によって評価する。アニマルウエルフェアーとアニマルセラピーについての基本的な理解ができれば合格(60点) 。 成績評価 基 準 参考書: オフィスアワー:(火曜日2、4時限目) 備 考 回 数 授 業 内 容 ヒトと動物とのかかわりの歴史的な展開について学ぶ。 1 福祉の概念およびヒトと動物の関係に関する定義や考え方について学ぶ。 2 海外における動物福祉理念の歴史について学習する。 3 日本における動物福祉理念の歴史について学習する。 4 5 ヒトと動物との関係を考える手立てとして、野生動物とヒトとの関係を、「害獣駆除と動物愛護」、「鹿、イノシシ、クマ「害」の捉え方」、「アマミノ クロウサギ裁判」などを素材に取り上げる。 ヒトと動物との関係を考える手立てとして、移入種とヒトとの関係を、「鎌倉台湾リスと条例化」、「和歌山の台湾猿」などを素材に取り上げる。 6 ヒトと動物との関係を考えるために、「地域猫」を素材に取り上げる。 7 ヒトと動物の関係を考えるために、「動物園」を素材に取り上げる。 8 ヒトと動物の関係を考えるために、愛玩動物とヒトとの関係を、「集合住宅におけるペット飼育」を素材に取り上げる。 9 ヒトと動物の関係を考えるために、障害者補助犬同伴者の社会的受け入れについて、日本と諸外国の比較検討を行う。 10 アニマルセラピーの理念と実際について、アニマルアシステッドアクティビティとアニマルセラピーの内容と違いなどを中心に学ぶ。 11 アニマルセラピーの理念と実際について、障害者乗馬を素材にとりあげる。 12 海外における政策と関連法規について、EUの動物福祉政策と米国の障害のあるアメリカ人法を中心に学ぶ。 13 日本における政策と関連法規について、動物愛護法改正を中心に学習する。 14 動物福祉の理念とこれからのヒトと動物の関係について考える。 15
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