花たちばな

学校だより
8
<学校教育目標>
21世紀を担う心豊かな生徒の育成をめざす
花たちばな
平成26年12月24日
豊岡市立豊岡南中学校
新しい年に向け、節目を大切に
早いもので、今年も残すところ1週間となりました。新しい年を迎えるにあたって、暦の命名
とその願いについてまとめてみました。
1月を英語では January と言います。ローマで作られた暦の中で1月から6月までは、ギリ
シャ・ローマ神話の神の名に因んでつけられています。7・8月がそれぞれ 「ジュリアス・シー
ザー」、「アウグストゥス」とローマ皇帝の名前を冠した月であり、9月から12月までは、最初の
暦が春分のある3月を年初としていたため、順番がそのまま月名になって残っています。 9月
(September)なのに7番目(ラテン語の7:septem)の月、12月(December)が10番目(ラテン語の10
:decem)の月として最初の暦のなごりがあります。
英語の1月 January はローマ神話の、1つの頭に前後
に2つの顔を持つヤヌス神(Janus)に因んでつけられた
月です。ローマは戦いに勝って作られた帝国であり領土
を国家の最高の財産としていました。そのため、その出入
りの門には特別な意味が込められていました。ヤヌスは
門の神として、ローマの鍵を持ち、戦時には扉を開き、平
時に閉じるとされ、2つの顔を持ち前方と後方とを同時に
向いており、敵と味方に睨みをきかせ、常に過去と未来を
見定めている神であって、すべての行動の始まりを司る
神でもあったそうです。そこで、春分を年初としなくなった
とき、「過去の反省に立ち、新しい年を新たな気持ちで迎
えよう」という願いから、2つの顔を持つヤヌス神の名を1年の初めの月、1月の名に冠したそ
うです。
日本でも「1年の計は元旦にあり」と言います。「昨年の反省にたち、この1年をどう過ごそう
かと年の初めに目標・計画を立てよ」と言う意味です。洋の東西を問わず人の思いは同じであ
り、どこかに節目を持ち、切り替える機会を願っているのだと思います。
日本社会では、年度の変わり目は4月ですが、この新しい年の始まりを1つの機会として、次
の進路、次の学年への気持の切り替えの足がかりとなる節目としてもらいたいと思います。
3年生は、目標に向けて、大切な日に全力が出せるよう、体調管理も含め日々過ごしてもら
いたいと思います。
2年生は、1年後には進路を絞り込む時期になります。今からなら1年間準備ができます。3
年になってからではなく、2年の3学期を3年の0学期と捉え取り組んでもらいたいと思います。
1年生は、多くの部活動でも半年余りで中心となって行きます。中堅2年の0学期として、2
年後を見据え、自分の生き方をじっくりと考えてもらいたいと思っています。
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
January
February
March
April
May
June
July
August
September
October
November
December
Janus
Februua
Mars
Aphrodite
Maia
Juno
Julius
Augustus
Septem
Octo
Novem
Decem
2つの顔を持つ門の神、過去と未来を見定める
贖罪の神フェブルウス(戦でローマの犯した過去の罪をつぐなうため))
軍神マルス(戦の神でローマの最高神、最初の暦で1番目の月)
春と美の女神アフトディッテ、ローマ神話Venusのこと
春の豊かな実りをつかさどる豊穣の神マイア
ローマ神話の結婚の女神ユノー
ユリウス暦をつくらせた皇帝ジュリアス・シーザーの名前
改暦を行った皇帝アウグストゥスの名前
7番目(70代の人:septuagenarian,7(人)のグループ:septet)
8番目(タコは8本足:octopus、音楽のオクターヴ:octave)
9番目(noonは日の出から9番目の時間、最初は午後3時を意味し後に12時に改められた)
10番目(10リットル:decaliter、1/10リットル:deciliter)
現在の3月が最初の暦の1番目の月であったため、2月が最後の月で閏年の調整月となっ
ています。 また、西洋でも奇数(天の数)が尊ばれ、元来奇数月が大の月(31日)、で偶数(地
の数)月が小の月でしたが、改暦を行ったアウグストゥスが自分の名前を現在の8月につけた
ため8月以降、大の月、小の月が入れ替わり今の暦(カレンダー)になっています。
2学期を振り返って
本日発行の『南陵』の校正用原稿に目を通しながら、改めて2学期を振り返ることができまし
た。
体育祭では、1つの競技に向けてクラスがまとまったこと、クラス一丸となって応援できたこ
と、勝ち負けに関係なくクラスの絆が深まったことなどクラスのまとまりを心に刻んだ生徒。ま
た、個人として、どの演技にも全力が出せたことや得点につながらないところでも頑張れたこと
に価値を見いだした生徒もありました。
南陵祭でも合唱コンクールを通し団結することのすばらしさを感じてくれた生徒もあり、多く
の生徒が同じ気持ちであったと確信しています。
普段、教室での勉強では学ぶことができない貴重な体験を行事を通し、感じ、学んでくれて
いたようです。『南陵』に書かれたそれぞれの思いを読みながらそれぞれの行事に一生懸命に
取り組んだ生徒の姿が思い起こされ、うれしくなりました。
体験を通し学んだことは忘れにくいと言われています。この2学期の貴重な体験が更なる飛
躍を感じさせてくれます。期待が膨らみました。
生徒会清掃ボランティア
12月3日
12月に入り、雪のちらつきで始まった週で実施が危ぶまれましたが、当日は快晴で朝をむ
かえ曇り空のなか、第2回生徒会清掃ボランティアを行うことができました。
1年117人、2年103人、3年108人、計328人、全校生の57%がこの活動に参加してく
れました。第1回の参加者305人(全校生の53%)を上回る生徒が参加してくれました。意識
の高まりを感じます。
交通事故防止について(お願い)
< ルールを守って、自分の命は自分で守る!! >
10月に、実際に起きた交通事故をスタントマンの方に再現していただく交通事故安全教室
を実施しましたが、その後も自転車による交通事故が4件発生し、後を絶ちません。今年度の
自転車による交通事故は7件になりました。登校時3件、下校時2件、休みの日に遊びに行く
とき1件、帰るとき1件。このうち、次のことが原因で、防ぐことができた事故が5件ありました。
○前方不注意
○後方確認をしない無理な車線変更
○側道からの飛び出し(一旦停止無視)
幸い、大きなケガにつながる事故はなかったですが、1つ間違えば命に関わったものもあり
ます。学校でも指導していますが、今一度ご家庭でも交通事故防止について、再度ご確認いた
だきますようお願いします。
【豊岡南警察から1年生の交通安全教室の講話より】(再掲)
1
2
3
4
自転車は車両扱い、車道を走る。 (歩道は許可されたところのみ)
自転車は車両扱い、自動車と同じように左側を走る。
許可された歩道を自転車で走る場合は、歩行者優先。
安全ルールを守る。
①標識を守る。(自転車は車両)
②信号を守る。
③並進をしない
④傘さし運転をしない
⑤ながら運転(携帯電話・ゲーム)をしない。
5 ヘルメットをかぶる。
自分の命は自分で守る。そのためにも普段からヘルメットの着用を忘れない。
※兵庫県交通安全室より、号外『交通安全だより』が届きました。それによると、歩行者と自
動車の事故はここ10年間で約1.9倍に増加しているそうです。なかには高額な賠償事例も発
生しており、万一に備え自転車保険への加入も推奨されています。
学校だより
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<学校教育目標>
21世紀を担う心豊かな生徒の育成をめざす
花たちばな
オープンスクール
平成26年11月20日
豊岡市立豊岡南中学校
10月27日(月)~31日(金)
11年前、平成16年度に「県民すべてがかかわる兵庫の教育」をめ
ざし、県民が子どもたちの教育に関心を持ち、教育活動に参画・協働
できる機会として、また、学校から保護者・地域への積極的な情報発
信の一つとして、授業や部活動など学校のありのままの教育活動を
保護者や地域住民に公開し、より一層の理解を深めていただくことを
ねらいとして『オープンスクール(学校公開)』が実施されるようになり
ました。平成16年度は県内でもいくつかの学校が先行実施を行いま
した。本校もその中の1つとして選ばれ、そのときから保護者の方に受
付ボランティア等で運営に参画していただ
いています。今年も延べ31名のPTA役員
・ 保 護 者 の 皆 様 に お 世 話 にな りました。こ
の5日間で430名の保護者・地域の皆様
にご参加いただきました。
また、今年度初めての取組でしたが、清掃時間帯に一緒に活動
していただくということでご案内いたしましたところ、14名の方に参
加していただきました。なかにはその時間めがけて来ていただいた
方もありました。ありがとうございました。
そして、この期間中に、「オープンジュニアスクール」として、校区
小学校6校を2グループに分け、10月28日(火)は八条小学校、三
江小学校・新田小学校、10月31日(金)には豊岡小学校、中筋小
学校・神美小学校、計206名の6年生が1年生の授業参観と中学
校生活の概要説明と部活体験を行いました。4月の入学を楽しみ
に待っています。
南
陵
祭
10月30日(木)
平成5年度より南陵祭を市民会館で行うことができるようになりました。市民会館の収容人
数が1118名で、それ以前は生徒数が多く使うことができませんでした。市民会館を使い始め
た頃、保護者席は通路にパイプ椅子を少し並べた程度でしか行うことができませんでしたが、
生徒数の減少とともに会場に余裕ができ、本年度は251名の保護者・地域・コスモス荘の皆
様に見ていただきました。
今年の南陵祭は、『Chord 繋げ 僕らの楽譜
(コード つなげ ぼくらのみち)』をスローガンと
しました。練習の段階で大きな歌声が職員室まで
聞こえてくることが何度もあり、それぞれのクラス
の意気込みを感じ、うれしく思いました。意見発表
も身近なことや文化の違う外国での体験から思っ
たこと、また、ニュースを見て考えたことなど多岐
にわたるテーマで意見を発表してくれました。
また、今年は生徒会が、『The 桃太郎 赤鬼の
過去』と題し、「なくそう差別!創ろう絆」を題材に
寸劇に取り組んでくれました。合唱部、吹奏楽部
も日頃の取組の成果を多くの皆さんに見てもらうことができました。
昨年の反省の中に、鑑賞態度が気になるということ出ていまた。冒頭のあいさつで、「ステー
ジ発表は、ステージで『話す人』、『歌う人』、『演ずる人』、そして、それを『鑑賞する人』とで共
につくりあげていくものだ。けっして、ステージにいる人だけでつくるものではない。」と話しまし
たが、その後のステージでの話・演奏に耳を傾け、劇に笑い、ステージと共に全校生で南陵祭
をつくりあげてくれました。
そして、大教室・ホールには、教科・部活・委員会・特別支援学級の力作も展示されており多
くの方に見ていただきました。ありがとうございました。
PTA教育講演会
兵庫県情報セキュリティサポーター
兵庫県警察サイバー犯罪サイバー攻撃対策アドバイザー
ネット見守り隊特別監視員
篠 原 嘉 一 氏
豊岡市では、『子どもに持たせない、不必要な携
帯電話』を「はばたきメッセージ」の中の「大人への
提言」の1つとしてあげていますが、いつかは持つ
ようになります。知らずに使って、被害者、加害者と
ならないために、篠原嘉一先生に3年連続で講演
をお願いしています。
子どもたちを取り巻くネット環境は、大人が考え
ている以上に急速に変化しています。
今年のトラブルは『You Tube』だそうです。『You
Tube』は誰でも投稿でき、審査がなく、フィルタリン
グが効かない。『You Tube』は、古いスマホ、パソコ
ン、Wii、Wii U、3DS、地デジのテレビでも見ること
ができます。自分の好きな物を見ることができる反
面、情報が偏る危険性が潜んでいます。今年大きなニュースになった九州の高校1年生の女
の子が同級生を解剖した事件では、加害者の女の子は、5年間も解剖動画を見続けていたそ
うです。また、北海道大学の学生がイスラム国に行こうとした事件も、ゲームの世界で戦争を
やったり、対戦したり、鉄砲を撃ったりしていた学生が、就職活動に失敗し、イスラム国なら自
分の経験が活かせると考えてしまった。同じ物を見続けることで洗脳され、常識では考えられ
ない行動に出た例として紹介されていました。そして、3DSはスマホと同じ機能を持っており、
小学生が3DSでゲームをしていると思っていたら、『You Tube』で無審査の動画を見ていたと
いう話もされました。篠原先生は、自分が何を見ているか友達同士で話をしてみなさいとも言
っておられました。そこで見ているものが偏っていることに気づくこともあります。ご家庭でも、
お子さんが何を見ているか、また、見ている物が偏っていないか、話し合ったり、気にかけてく
ださい。
『LINE』のトラブルの話もされました。正しく設定することでトラブルは防げるそうですが、知ら
ずに使うことで、情報漏洩や就職・結婚など自分の人生を左右するようなトラブルにも巻き込ま
れます。
ネットの世界ではつぶやいたり書き込んだものは絶対に消えない「デジタルタトゥー」と言わ
れています。中学生の今、書き込んだり、つぶやいたものが、数年後の就職活動に影響を与
えたりします。投稿した写真で人権侵害や損害賠償が発生するケースもあります。
また、学校行事、授業参観、掲示物などネット上にアップは絶対しないでください。自分のお
子さんや同級生が被害者になったケースも篠原先生の話の中にありました。悪気がなくネット
上にアップした画像で、知らずに加害者になっていることもあります。よろしくお願いします。
同窓会よりピアノを寄贈していただきました
第2音楽室のピアノが、数年前から1つの音がでない状況
が続いていました。業者の方に見ていただいたところ他の場
所も修理が必要であり、修理費用が新品を買うほどになって
しまうということで、同窓会にお願いをし、3年間に分けての
支払いで寄贈していただきました。南陵祭の合唱練習に間
に合うようにしていただき、活用させていただいています。あ
りがとうございました。
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<学校教育目標>
21世紀を担う心豊かな生徒の育成をめざす
花たちばな
平成26年10月17日
豊岡市立豊岡南中学校
『新通学区域と新入試制度について』
「兵庫県公立高等学校全日制普通科と総合学科の学区」と「入試制度」が来年度入試(現3
年生の受検)から変わります。
1
学区は北但学区、南但学区が1つとなり、第5学区という名称になりました。
2
第5学区の特例として、各高等学校全日制普通科の進学連携中学校(進学連携校方式)は、
従来通りですが、連携中学校以外からの合格者比率(以前は北但学区6%以内)が当面、
高等学校の募集定員の18%以内となりました。
※本校が連携中学校となっているのは、豊岡高等学校と出石高等学校です。
※連携外の割合が増えたことで、連携内は厳しい状況になりました。
3
全日制普通科、総合学科については、複数志願選抜制度が導入されます。
①第1志望のみ
②第1志望+第2志望
のいずれかを願書に書き、1回の受検で、
第1志望に合格か第2志望に合格かが判定されます。
※第1志望については、第1志望加算点30点が加算され合否判定されます。
※第2志望を書いた場合、第2志望での合格となっても必ず入学してください。
公立高校は補欠合格を取っていないため、定員通りしか合格者を出しません。
入学するつもりがない場合は、第1志望のみの受検としてください。
4
全日制普通科、総合学科の一般入試での合格発表は、第1志望で受検した高等学校
であります。第1志望、第2志望どちらかで合格していれば掲示されます。
※第1志望、第2志望どちらで合格しているかは、合格者に対して高等学校でもらう個人宛
の合格通知を見なければわかりません。
(今までのように、中学校に合格通知等の書類一式をいただくことができなくなりましたの
で、各自で合格通知を取りに行ってもらわなければなりません。)
※推薦入試、専門学科、総合学科の推薦入試の合格発表については、合格通知の受け
取り方法が従来通りかどうかは現時点で結論が出ていません。
5
県立高等学校の入学考査料(受検料)が、受検料相当額の兵庫県収入証紙を購入し、
願書に貼り付けるように変わりました。
以上、変更点の主だったものをあげました。複数志願選抜となり、また、従来より全日制普
通科の連携内の割合が減り厳しい状況になりましたが、第1志望をどう考えるかは変わりませ
ん。
全国学力・学習状況調査の結果について
4月22日に実施された全国学力・学習状況調査の結果が8月末に返ってきました。この調
査の目的は、
1 国が、全国的な義務教育の機会均等と水準向上のため、児童生徒の学力や学習状況を
把握・分析し、教育の結果を検証し、改善を図る。
2 各教育委員会・学校等が、全国的な状況との関係において自らの教育の結果を把握し、
改善を図る。
3 各学校が、各児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育指導の充実や学習状況の
改善等に役立てる。
としています。この調査でわかることは学力の一部に過ぎませんが、平成19年度より小学校6
年生と中学校3年生で実施しています。
中学校で教科に関する調査は、国語、数学について、それぞれ、
A問題(主として「知識」に関する問題)
・身に付けておかなければ後の学年等の学習内容に影響を及ぼす内容
・実生活において不可欠であり、常に活用できるようになっていることが望ましい知識・技能
など
B問題(主として「活用」に関する問題)
・知識・技能等を実生活の様々な場面に活用する力
・様々な課題解決のために構想を立て、実践し、評価・改善する力
など
を行い、教科とは別に生活習慣や学習環境に関する質問紙調査を行っています。
本年度の本校の結果は、国語A、数学A、数学Bについては、概ね全国レベルでしたが、国
語Bについては全国レベルよりやや劣るというものでした。また、生徒質問紙からは、テレビな
どを見る時間は全国より少ないが、ゲーム等をする時間は全国より多いことや家庭での学習
時間が少ないことがわかりました。具体的な分析結果と今後の取組についてまとめたものはホ
ームページに載せております。
なお、来年は、4月21日(火)に、国語、数学、理科(3年に1度)の実施が予定されていま
す。
スタントマンによる交通安全教室
10月10日金曜日、「JAの交通事故対策活
動支援事業」として、スタントマンによる交通事
故安全教室を開催しました。
この安全教室は、平成21年東京で始めら
れ、とても良い活動であると言うことで、JAの
協力を得て、警察の 交通安全対策として全国
で展開しているそうです。兵庫県内では昨年ま
で年2回実施されていたものを今年度は3回に
増やし、今までに14ヶ所で実施されたそうで
す。但馬では本校が初めての実施で、自転車
通 学の 生 徒が 一番多いということで本校が 選
ばれました。
実際に起きた交通事故をスタントマンの方に
再現していただきました。自転車の並進、傘さし運転、ながら運転(携帯電話・ゲーム)による
歩行者を巻き込む加害事故。そして、自転車に乗っていて見通しの悪い道からの飛び出し、前
を走っていたトラックが止まり追い越しざまにトラックの死角から走ってきた車にぶつかり自転
車に乗っていた人がはね飛ばされる被害事故など、映像や講話では感じられない交通事故の
恐ろしさを目の当たりにしました。
また、豊岡南警察署小田仁交通課長からは、「自転車は車両扱いであり、許可された歩道
を走る場合は、歩行者優先であること。安全ルールを守ること」の大切さなどをお話ししていた
だきました。
本校では、29年前、昭和60年の4月26日と7月16日、1学期の間に2度、交通事故で生
徒が亡くなるという悲しい出来事がありました。どちらも自転車の脇道からの飛び出しでした。
事故が起きた日が偶然ですがどちらも6の付く日でしたので、それ以来、安全を確認する意味
で毎月6の付く日の中から1日を「安全の日」として取り組んでいます。
この交通安全教室で学んだことで交通安全に対する意識をさらに高め、交通事故にあわな
いよう、「自分の命は自分で守る」ことを心がけてほしいと思います。
学校だより
5
<学校教育目標>
21世紀を担う心豊かな生徒の育成をめざす
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平成26年9月
4日
豊岡市立豊岡南中学校
『 最後まであきらめない 』、『 心理的限界 』2学期始業式での話より
1学期の始業式でも、多くのアスリートの言葉として、また、「蚤のサーカス」を例に『自分の
限界は、自分で決めてしまうものだ』という話をしました。
今回もスポーツを例にしました。1つ目はこの夏行われた野球大会です。毎年、夏の甲子園
で全国高校野球選手権大会が行われ、多くのドラマを残してくれます。今年は、星稜高校が、
石川県大会決勝で9回裏8点差を9点取って大逆転し、甲子園への切符を手に入れました。ま
た、甲子園の舞台でも大垣日大高校が1回表に藤代高校に8点取られたが、あきらめることな
く、逆転勝利しました。
そして、過日行われた全国高校軟式野球大会準決勝では、中京高校と崇徳高校が延長50
回、4日間に及ぶ熱戦を繰り広げました。両チームとも同じ投手が投げ続けました。その延長5
0回に及ぶ準決勝に決着を付けた中京高校は、2時間後には決勝戦に向かい見事、優勝を果
たしました。
8点差に飲まれ、「もうだめだ」との思いが浮かべば大逆転はなかったでしょう。そして、4日
間に及ぶ延長戦は、どちらかが1点取れば決着が付いてしまいますから、その集中力たるや
並大抵のものではありません。ともに、『最後まであきらめない』その気持が結果に結びつけた
ものだと思います。
2つめは、「1マイル(1609m)4分の壁」の話をしました。
1923年、フィンランドのパーヴォ・ヌルミが4分10秒3の世界記録を樹立して以来、多くの
トップアスリートが挑戦するも4分の壁はやぶれず。4分の壁は絶対に破れないと言われてい
ました。また、医学者の中には、1マイルを4分以内に走ることは人間の肉体では不可能という
説まで出ていました。
1954年5月、イギリスのロジャー・バニスターが、3分59秒4で走り、そのわずか6週間後
にはジョン・ランディーがその記録を破る、3分58秒0で走り、それから1年以内に1マイルを4
分以内で走る選手が23人も出ました。
人間の身体能力が急激に変化したわけでも、競技場や靴など装備が良くなったわけでもあ
りません。「4分の壁は絶対に破れない」と言われ、専門家さえも不可能と言う説を唱え、『「で
きない」という心理的な壁を』誰もが持ってしまったに過ぎなかったのです。だれかがその壁を
破るや、その心理的限界がなくなると、あっという間に壁を破ることができたのです。
現在の世界記録は3分43秒13(1999年)です。もうこれを人間の限界だという人はいま
せん。
生徒の皆さんもスポーツに限らず、試験など勉強面でも、最後まであきらめず取り組むこと。
そして、苦手だからとやる前から「できない」と決めつけるのではなく、自分を信じ、可能性を広
げていってもらいたいと思います。
新しいALT ベンジャミン先生 Rentler Benjamin Robert
7月に1年間お世話になったALTのマイケル先生と
お別れをしました。
この8月からアメリカ合衆国北東部、ニューヨークに
近いペンシルベニア州からレントラー・ベンジャミン・
ロバート先生に来ていただきました。
よろしくお願いします。
但馬中学校総合体育大会・兵庫県吹奏楽コンクール但馬地区大会の結果(3位まで)
但馬中学校総合体育大会(7月19日~21日)では、
卓球女子団体
優勝(県大会出場)
野球
第3位
バレーボール女子
第3位
陸上
男子総合
第2位
共通男子4×100mリレー 第2位 太田垣陸来 中川諒 柱谷綱汰 立脇蒼 47"5
共通男子3000m
第1位 西垣省吾 9'43"1
共通男子1500m
第2位 西垣省吾 4'33"7
共通男子走高跳
第2位 松田竜雅 1m61, 第3位 尾畑秀侍 1m50
共通男子円盤投げ
第2位 柱谷綱汰 27m52
低学年女子4×100mリレー 第3位 塩見加菜子 安達侑香 河本華奈 池田すみれ 58"8
兵庫県吹奏楽コンクール但馬地区大会(7月27日)
吹奏楽
中学校A部門
金賞(但馬代表として県大会出場)
以上の結果になりました。3年生にとって最後の大会でした。この大会に向けチームとしてよ
り結束の強まった部も多くあったように聞いています。結果もさることながら、この大会に向け
一人一人が全力を出しきったこと。そして、一つの目標に向けチームとしてまとまったことは、
皆さんにとって大きな宝です。
円山川クリーン作戦
8月3日、恒例の『円山川クリーン作戦』が行われました。昭和59年からはじめた「柳祭り」
花火大会の後の清掃活動で、今年で31回目になります。この3月には、長年の取組を評価し
ていただき、但馬青少年本部長表彰をいただきました。
以前は、「柳祭り」花火大会の翌日を全校登校日として、生徒会が中心となり、学年毎、クラ
ス毎に場所を決めて清掃活動を行っていました。
平成14年から生徒会がより主体的に準備を進めボランティア活動として行うようになりまし
た。部活動毎にボランティアを募り行っています。今年は約300名の生徒が参加してくれまし
た。また、生徒会の呼びかけに答え約80名の保護者・地域の方が参加してくださいました。あ
りがとうございました。
ゴミの量は、10数年前と比べ減ってきたように思います。この活動をはじめた頃の中学生
はすでに40代半ばです。清掃活動を経験した人がゴミを捨てることはないと思います。31年
の積み重ねが、ゴミを出さない先輩を作り、「柳祭り」花火大会のあとの清掃活動を南中の生
徒が行っていることを知っていただくことで、ゴミを出す人が1人でも減ることを願っています。
PTA球技大会
8月30日、市民体育館で『PTA球技大会』が行われま
した。今年は、本校の体育館の耐震工事の関係で、練習
会 場 、試合 会 場の 手 配とPTA保 体部、PTA本部役 員、
学年委員の皆様には、例年以上にお世話になりました。
ありがとうございました。
当日は、約140名のご参加を得て、各学年2チーム、
教職員2チーム、計8チームで熱戦を繰り広げました。優
勝決定戦は2年生同士、3位決定戦も3年生同士。2セッ
ト先取で勝ちというルールのなか1年生のチームでは全
試合3セットに臨む戦いぶりでした。
結果は、優勝2年Aチーム、準優勝2年Bチーム、3位3年Aチームでした。
各学年とも練習を通し学年としてまとまり、試合に臨んでより結束を強められたように思いま
す。ご協力ありがとうございました。
学校だより
4
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平成26年7月15日
豊岡市立豊岡南中学校
『基本的生活習慣2』(眠りは子どもの脳を創り、育て、守る)
以前、日本人成人の平均睡眠時間は8時間
13分でしたが、1960年からの40年間で、平均5
0分間も短縮してしまいました。これは、社会環境・
生活環境の変化が明るい夜をもた
らし、長時間の夜の活動を可能にしたことに
起因します。大人の夜型への生活パターンの
変化は、子どもの生活パターンさえも変えて
しまい、今や、中学生の平均睡眠時間は大人
並みの7時間40分程度となっています。
また、1998年の東京都の調査でも、そ
の前の15年間で深夜0時を過ぎても起きている小
学生は4.5倍、中学生は2.7倍にもなっており、夜
更かしが増えています。
睡眠が単に身体の疲れをとるためだけのものであれば、睡眠時間や夜更かしはそれほど問
題とはならないのですが、近年の研究では、「睡眠はヒトの脳の情報処理能力を保つために脳
自身によって作られたもので、脳を守る働きを持つ」と考えられています。 特に、発達段階に
ある子どもにとっては、「眠りは脳を創り、育て、守る」ものであることが実証されています。
【「早寝」「早起き」規則的な睡眠の大切さ】
大多数のヒトの生体時計の周期は地球の1日の周期24時間よりも少し長くなっています。
このズレを朝の光・食事・社会的環境で、無意識のうちに地球の周期24時間にリセット(同調)
させ ているのです。なか でも朝の光が最も効果的であるといわれています。一方、夜の光に
は、生体時計の周期を長くさせる作用があることもわかっています。従って、明るい夜で過ご
す時間が増えると、生体時計と地球時計とのズレは拡大し、「慢性の時差ぼけ」状態を作りま
す。
朝の光による生体時計のリセットを疎かにして、夜の光を浴びていると地球時間と生体時計
のズレはどんどん大きくなり、これを続けていると体内の様々なリズム(睡眠・覚醒、体温、ホ
ルモンなど)の相互関係までもが乱れてしまいます。その結果、日中の眠気に始まり、居眠り、
イライラ感、活力低下、集中力低下、学習意欲低下、不快感、疲労感、協調性の欠如、倦怠感
などが出現します。さらに、睡眠時間が少ないことが老化を促進させ、肥満の危険度さえ増す
こともわかってきています。
2004年アメリカの研究では、脳内での情報の運搬役であるシナプスや情報伝達物質が有
効に働くためには、活動させっぱなしではなく、活動後の点検・修理などの細胞レベルでのメン
テナンスや、翌日の活動に備えたエネルギーチャージを行う「休息の時間」が必要であり、これ
が「睡眠」の役割でもあると結論づけています。すなわち、脳の神経回路網は、睡眠によって
その働きが保護され、維持されているということです。 特に、発達段階における子どもの睡
眠の問題は、脳の発育や脳機能に深刻な問題を残すこともわかってきています。
【「睡眠」と「学力」の関係】
アメリカの高校生の睡眠と成績との調査結果で
は、就寝時間が少なく、夜の就寝時刻が遅いほど学
業成績が悪いことが報告されています。
また、同じような調査が日本でも行われていま
す。右表は、小学校5年生の睡眠時間と国語、算数
の学力 テストの平均点について行われた調査 結果
です。8時間睡眠あたりが、国語も算数も平均点が
一番高 くなっています。睡眠時間が 少ないほど 悪く
なり、1 0 時 間 と長 く なるとまた悪くなっ ています。8
時間程度の睡眠時間が効果的なようです。
そして、寝る前に学習した内容は、その後の睡眠
によって確かな記憶となることも実験によって確かめられています。
睡眠習慣の違いで学力に差が出る原因は,夜更かしによる体内時計のズレが睡眠欠乏症
を引き起こし、自律神経機能、脳機能をともに低下させてしまうためだそうです。
7月19日から44日間の長い夏休みが始まります。「早寝、早起き、朝ごはん」の規則正しい
生活習慣で、脳を創り、育て、守ってもらいたいと思います。
参考
参考文献
三池輝久
神山 潤
三池輝久
平成24年度第63回兵庫県学校保健研究協議大会講演資料
「夜ふかし」の脳科学
中公新書クラレ
子どもの夜ふかし脳への脅威 集英社新書
外回り清掃ボランティア
「清掃の行き届いた美しい学校」を目指す一環として。また、「普段
できていない外回りを自分たちの手で美しくする心を広げたい」とい
う生徒会の呼びかけで、7月2日期末考査最終日、部活動の後、3
05人(全校生の53%)が、1年生は堤防、2年生は総合体育館ま
わり、3年生は校舎まわりに別れて清掃ボランティア活動を行いまし
た。また、生徒会による防災無線の呼びかけで、保護者・地域の方
も3人参加していただきました。ありがとうございました。
体育館の耐震工事が始まりました
昨年の教室棟・技術棟の耐震工事に続き、今年は体育館の
耐震工事があります。この夏休みを中心に工事をしていただき
ます。その関係で7月12日から9月末まで体育館を使用するこ
とができません。
体育の授業 、部 活動については 、総合体育 館の空 いている
時間帯をお借りしたり、夏季休業中の部活動については、総合
体育館・市立体育館・豊岡小学校稽古堂等をお借りすることで
対応します。暑い中での活動になりますので、熱中症対策のひとつとして体育館用に大型の
扇風機(写真右)を8台、PTA特別会計より購入させていただきました。それぞれの活動場所に
持ち込み、活用させていただきます。
また、昨年度、各教室には扇風機が豊岡市と同窓会より設置していただきましたが、特別教
室にはなかったため、大型の扇風機(写真左)も同時に購入し活用させていただいています。
学校だより
3
<学校教育目標>
21世紀を担う心豊かな生徒の育成をめざす
花たちばな
平成26年6月10日
豊岡市立豊岡南中学校
『基本的生活習慣1』(朝食のすすめ)
30年以上前、全寮制の自治医科大学で朝食を食べている学生と食べていない学生の間で、学業成績
に明確な差が現れました。全寮制であることから学業成績の差の要因が、朝食以外にないと分析され、
朝食を食べるよう指導したところその差は改善されたそうです。これが「早寝、早起き、朝ごはん」運動の
起こりです。
「平成24年度全国学力・学習状況調査」の結果からも朝食の摂取状況と学力調査の平均正答率との
関係が明確に現れています。
90.0
平成24年度全国学力・学習状況調査
80.0
全国のデータです
70.0
縦軸は得点
60.0
毎日食べている
50.0
どちらかといえば、食べている
40.0
あまり食べていない
30.0
全く食べていない
20.0
10.0
0.0
小学校国語A
小学校算数A
平成24年度全国学力・学習状況調査
国語A、算数・数学A:主として「知識」に関する問題
中学校国語A
中学校数学A
小 学
国語A
校
算数A
中
国語A
学
校
数学A
毎日食べている
82.8
74.8
77.4
65.5
どちらかといえば、食べている
76.1
66.4
71.3
56.3
あまり食べていない
70.3
59.6
67.0
51.1
全く食べていない
66.8
57.1
63.6
47.7
毎日食べている児童生徒と、全く食べていない児童生徒との間に、国語の得点力で15点前後、
算数・数学の得点力では18点近い差が現れています。平成24年度に限らず他の年度の調査でも教科
によらず20%近い差が現れています。
これはある面当たり前で、脳のエネルギー源はブドウ糖だけであり、朝ごはんを抜くと脳のエネルギー
が不足して集中力の低下などを招きます。ブドウ糖は体の中に大量に貯蔵できないため、朝ごはんで午
前中の脳のエネルギーを供給してやる必要があります。
欧米に古くから伝わる食生活の知恵に、
『朝食は王様のごとく、昼食は王子のごとく、夕食は貧者のごとく』
とあります。
現代の社会生活の中で充実した朝食内容としっかり食べる時間の確保は難しいかもしれませんが、絶
えず働き続ける脳へのエネルギー供給として朝食は欠かすことができません。
また、朝食の欠食は、他の食事の過食につながり肥満の原因ともなります。
全学年とも大きな行事が大成功に終わりました
○3年生は、5月11日(日)~13日(火)
2泊3日関東方面に修学旅行に行ってきま
した。学年テーマを
『創造~心を育て、最高の想い出にする~』
として、3日目の朝を除き、晴天に恵まれた
なかでの見学ができました。
実行委員を中心に声かけをして、1日目
より2日目、そして3日目と日を追う毎に
成長する3年生の姿を見せてくれました。
5月には珍しく新幹線車窓から見る富士山
○1年生は、5月16日(金)・17日(土)
1泊2日鉢伏高原アサヒロッジでの宿泊訓練を行いました。学年スローガンは
『友情 ~仲間と共に育てる心~』として、晴天にも恵まれたなか活動ができました。 標高
1221mの鉢伏山登山、飯ごう炊さん、夜の学習会、2日目の集団訓練と集合 のたびに聞く
姿勢の良くなる宿泊訓練でした。
○2年生は、5月26日(月)~31日(土)の中の5日間、「トライやる・ウィーク」を
行いました。今年で17年目になりますが、今年は64の事業所にお世話になりまし た。活
動後、先週4日間かけてお礼に回りました。ほとんどの事業所の方から、「頑 張っていまし
た」、「来てもらって助かった」、また、「個人的にお礼の手紙をもらい感 動しました」など直接
お話を伺いました。ただ、目上の人に対する言葉づかいや社会 人としての心がまえなど指
導して頂いた事業所もありました。ありがとうございまし た。
今月の「安全の日」は26日木曜日
1年生は入学して2ヶ月が過ぎました。新しい
通 学 路 、 通 学 方 法 に も 慣 れ て き た こ と と 思 いま
す。慣れたことで注意力が低下することがないよ
うお願いします。
毎日通う道は同じでも、通る車、状況はその都
度違います。
「自分の命は自分で守る」
注意力を働かせ事故にあわないよう、気をつけ
てもらいたいと思います。
熱中症にならないために
夏を思わせる暑さが早くもやってきました。
同じような状況下にあっても熱中症になる人とな
らない人があります。
熱中症にならないために
①規則正しい生活をする。
(しっかり食べ、しっかり睡眠)
②高温な場所に長時間とどまらない。
③水分・塩分の補給(朝食を必ず食べる)
④水筒・帽子・タオルで予防
学校だより
2
<学校教育目標>
21世紀を担う心豊かな生徒の育成をめざす
花たちばな
平成26年5月
9日
豊岡市立豊岡南中学校
『初心忘るべからず』、始業式での話より
新年度が始まり1ヶ月が経ちました。各学年とも新しい学年を迎えるにあたっての気持の切り
替えができているようで、安心しています。2,3年生には、始業式で「夢をしっかり持ち、そ
の実現に向け努力してほしい」ということと、「時間は限られている、今できることは今する」、
という話をしました。
夢、目標を持つことがやる気に繋がります。ソチ五輪でも、41歳で最年長メダリストとなっ
た葛西紀明選手をはじめ、多くのアスリートが『自分の限界は、自分が決めてしまうものだ』、と
語っています。
「蚤( のみ )のサーカス」と言う言葉の紹介もしました。蚤を、ふたをした背の低い箱に閉じ込め
ると、何度跳びはねても頭をぶつけて出られないので、次第に高いジャンプをしなくなる。この
時点で、ふたをとってやっても、自分に限界を設けてしまった蚤は、もはやふたの高さまでしか
ジャンプしなくなってしまうそうです。
人は自分が思い描いた夢以上のものを実現できないように出来ているそうです。自らに限界を
設けず、大きな夢に向かって、理想を追い、困難に立ち向かい。乗り越えることで、より大きな
自分自身を作り上げていってほしいと願っています。
また、今を大切にしてほしいということで、親鸞聖人( しんらんしょうにん )が9歳で得度( とくど )(僧
侶になること)される前夜に詠まれた歌の紹介をしました。親鸞聖人が得度するために青蓮院( し
ょうれんいん )の慈円和尚( じえんおしょう )のもとを訪れたとき、すでに夜も更けていました。得度には時
間もかかり、たくさんの弟子も集めなければなりません。「もう遅いから明日にしよう」と言われ
た慈円和尚に対して、9歳の親鸞聖人が詠んだ和歌が、
『明日(あす )ありと 思う心の あだ桜( ざくら) 夜半(よわ)に嵐の 吹かぬものかわ』 だそうで
す。「この世は無情であり、今を盛りと咲く桜が夜中の嵐で散ってしまうかも知れない。同じよう
に私もいつどうなるかわかりません。どうか、今ここで得度の儀式を執り行ってください」とい
う、その言葉に打たれ、慈円和尚がすぐに得度の手配をされたそうです。
「中学生になって」、「中堅2年生になって」、「最高学年3年生になって」。それぞれの年度当初
の思いを忘れず、将来の夢・目標を大きく持ち、その実現に向けて、「今」を大切に、頑張ってほ
しいと願っています。
うれしい知らせ
4月15日、朝の職員打合せで、「昨日の下校時、1年生の自転車通学の生徒が円山大橋で転倒
し、鞄の中の物が散乱したようだ」との報告があり、安全指導の徹底をお願いしました。
その後、詳しい状況がわかり、実は、年配の方が自転車で転倒され、その方の持ち物が散乱し
たのを、1年生の3人の生徒が、拾い集めるのを手伝ってあげていたとのことでした。
「慣れない通学路、通学方法で転倒しけがをしていなければ良いのに…」との思いから一転、
人助けをしていたとの報告を聞きうれしくなりました。
毎月6の付く日の中から1日を『安全の日』としています
「安全の日」の由来
本校では、過去に生徒が交通事故で亡くなるという悲しい出来事が2度、立て続けに起きまし
た。昭和60年の4月26日、7月16日のことです。どちらも脇道からの自転車の飛び出しで
した。この反省をもとに安全について再確認し、学校生活を楽しく過ごせるように、毎月6の付
く日の中から1日を「安全の日」と設定しています。
「安全の日」の取組
「自分の命は自分で守る」ことを意識させることが大切なので、SWT(安全見守り隊)の方や地
区委員の方、学校職員が要所要所に立ち、見守り活動・安全運動を行います。
月に1度、設定された「安全の日」には、みんなが安全を意識し、再度自分を振り返る日とし
なければなりません。校内でも、この日は様々な安全点検を行っています。今月は16日金曜日
を「安全の日」としました。
1年生交通安全教室を行いました
4月28日、豊岡南警察から2名をお願いして、グラウンドでの自転車を使っての安
全指導と講話をして頂きました。
1 自転車は車両扱い、車道を走る。 (歩道は許可されたところのみ)
2 自転車は車両扱い、自動車と同じように左側を走る。
3 許可された歩道を自転車で走る場合は、歩行者優先。
4 安全ルールを守る。
①標識を守る。(自転車は車両)
②信号を守る。
③並進をしない
④傘さし運転をしない
⑤ながら運転(携帯電話・ゲーム)をしない。
5 ヘルメットをかぶる。
自分の命は自分で守る。そのためにもヘルメットの着用を忘れない。
以上の注意点とともに、豊岡市内での自転車による死亡事故の例にも触れ、自転車に乗るこ
とは、被害者にも加害者にもなり得る、事故にあわないためにもルールをしっかり守る
こと、万一に備え、自転車保険の話もして頂きました。
学校だより
1
<学校教育目標>
21世紀を担う心豊かな生徒の育成をめざす
花たちばな
平成26年4月11日
豊岡市立豊岡南中学校
平成26年度のスタートにあたり
豊岡市立豊岡南中学校
校長
小河
孝之
この4月より豊岡南中学校でお世話になることになりました。以前17年間本校でお世話になり
ましたが、9年ぶりに帰ってまいりました。よろしくお願いします。
学校だよりのタイトルは、前任の尾﨑武彦校長も使っておられました豊岡南中学校に校歌にもあ
る『花たちばな』としました。
本校では、学校教育目標を、以前は『21世紀をひらく…』としておりましたが、21世紀に入
り、平成13年度より『21世紀を担う…』に変更し、継承しています。
なお、今年度はめざす姿として、
「めざす学校像」、
「めざす教師像」を加えました。年度が変わり、
新たな組織で学校が動き始めましたので、概要をお知らせします。
子どもたちの健やかな成長のため、学校・家庭・地域が連携を密に取り合えますよう、ご協力と
ご支援をよろしくお願いします。
学校教育目標
『21世紀を担う心豊かな生徒の育成をめざす』
めざす姿
めざす学校像
①
②
③
④
教師と生徒がともに汗する学校
挨拶と礼節を重んじる学校
環境整備が行き届いた美しい学校
学習活動と部活動で活気あふれている学校
めざす生徒像
①
②
③
④
⑤
お互いを認め合い、支え合うことのできる生徒
自ら課題を見つけ、自ら考え判断し、行動できる生徒
自らを律し、きまりを守ることのできる生徒
心身の健康に関心をもち、鍛えていくことのできる生徒
ふるさと豊岡・母校南中を愛する生徒
めざす教師像
①
②
③
④
互いを認め、高め合うことのできる教師
絶えず研鑽に励み、すぐれた指導力を身につけた教師
生徒理解に努め、生徒に寄り添うことのできる教師
家庭・地域にとけ込める教師
教育方針(重点目標)
①安全・安心な南中に
○ 学校安全の徹底を図ります
○ PTA・地域との連携を深めます
②学習が充実した南中に
○ わかる授業を推進し、考える力を育成します
○ 読書活動を充実します
○ 家庭学習の定着充実を図ります
③心の通い合う南中に
○ 基本的生活習慣の確立を図ります
○ あいさつの声がこだまし、花が咲く学校をつくります
○ 道徳教育の充実を図ります
○ 生徒会活動を充実します
(リーダーの育成、責任感の醸成、ボランティア活動の推進)
④地域に根ざした南中に
○ 校区小学校との連携を充実します
○ 地域活動(ふるさとづくり)への参加を推進します
○ 家庭との連携を深めます
転入の先生、よろしくお願いします。転出の先生、ありがとうございました。
(敬称略)
転
入
の
先
生
方
転
・小河 孝之 校長
城崎中学校より
・太田 敏明(社会) 尼崎市立啓明中学校より
・山下 太一(数学) 尼崎市立中央中学校より
・谷山 真一(英語) 尼崎市立小園中学校より
・伊地智健介(保体) 新任
・田中 恭子(英語) 出石中学校より
・田中 明美(スクールアシスタント) 新規
・尾崎 敏治(校務員)
新規
・渡辺 スーザン(多文化共生サポーター )
出
の
先
年
2
年
方
・尾﨑 武彦 校長
定年退職
・坂岡 博幸(社会) 新田小学校教頭へ
・天野 卓也(保体) 出石中学校へ
・岩崎 喜美(数学) 竹野中学校へ
・宅見 慎司(数学) 加西市立善防中学校へ
・森脇 千晴(英語) 京都芸術高等学校へ
・桐村 陽子(英語) 京都府立久美浜高等学校へ
近畿大学附属豊岡中学校へ
・和田佑希子
・成田
剛( 多文化共生 )県立コウノトリの郷公園へ
・杉立 美佳(補 助)県立出石特別支援学校へ
・滝本 るり(介助員)出石中学校へ
・水田
守(校務員)退職
本年度の生徒数、学級数、学年学級組織
1
生
(4月10日現在)
3
年
特別支援学級
総
計
男
子
113
89
112
5
319
女
子
86
101
66
0
253
合
計
119
190
178
5
572
学 級 数
5
5
5
2
17
所属職員
学年代表
1組担任
2組担任
3組担任
4組担任
5組担任
副担任等
(学年所属)
校長
教務
養護教諭
通級指導
スクールカウンセラー
小河 孝之
鎌田 浩史
辻村ひとみ
南
裕
吉井 和子
河本 隆之
服部
隆
伊地智健介
田中 純子
谷山 真一
桶家 久美
相根
晶
大崎 訓史
丹後谷真規子
教頭
生徒指導
事務職員
校 務 員
多文化共生サポーター
坂本
隆
藤本 久司
山根光壱朗
菊岡
薫
武藤 康宏
橋本 昌明
田中 恭子
河原 知世
藤井 真弓
谷垣喜美子
Kelly Michael
橋本 友明
岡田 章治
河見 明彦、大久保義政
植村 純也、尾崎 敏治
渡辺スーザン
木下 峰全
太田垣完児
中村 道子
吉谷 直己
本間 久輝
田中 博樹
小島 利浩
山下 太一
廣井 雅子
太田 敏明
田中 明美
西田
西田
濱上
正明
正明
裕美
村尾
香織