第13回IVR専門医筆記試験問題

IVR 施行時、標準的な X 線防護衣は散乱 X 線をどの程度遮蔽できるか。
a.100%
b.95%
c.85%
d.75%
e.65%
放射線皮膚障害、しきい値、発現までの時間の組み合わせで誤っているのはど
れか。
a.早期一過性紅斑 2 Gy 2 ~ 24 時間
b.一過性脱毛 3 Gy 3 週以内
c.主紅斑反応 6 Gy 1.5 週以内
d.永久脱毛 7 Gy 3 週以内
e.虚血性皮膚壊死 24 Gy 5 週以内
IVR 時の患者皮膚被曝の低減法で正しいのはどれか。3 つ選べ。
a.透視時間は必要最小限にする。
b.透視のパルスレートを上げる。
c.拡大透視は必要最小限にする。
d.患者寝台テーブルを可能な限り X 線管に近づける。
e.手技時間が長い場合は、X 線入射部位が同じにならないように透視の方向
を変える。
−1 −
臨床試験についての記載で正しいのはどれか。2 つ選べ。
a.第 I 相臨床試験では主に有用性を評価する。
b.第Ⅱ相臨床試験では主に安全性を評価する。
c.第Ⅲ相臨床試験では安全性の評価は行わない。
d.同等性試験の解析には信頼区間が用いられる。
e.前向き臨床試験の参加には文書による同意が必要である。
下垂体腫瘍に対する静脈サンプリング中の DSA を示す。矢印の血管はどれか。
a.顔面静脈
b.上眼静脈
c.海綿静脈洞
d.S 状静脈洞
e.下錐体静脈洞
−2 −
動脈の部位と、その描出に適した撮影体位の組み合わせで誤っているのはど
れか。
a.大動脈弓部の分枝の分岐部 左前斜位
b.右内腸骨動脈と外腸骨動脈の分岐部 左前斜位
c.右内腸骨動脈の分枝 右前斜位
d.右浅大腿動脈と深大腿動脈の分岐部 左前斜位
e.右下腿 3 分枝の分岐部 右前斜位
総肝動脈造影を示す。描出されている破格血管はどれか。2 つ選べ。
a.脾動脈
b.副左胃動脈
c.右下横隔動脈
d.左下横隔動脈
e.右下副腎動脈
−3 −
脳動脈瘤の塞栓術で正しいのはどれか。
a.瘤頸部が大きい病変が良い適応である。
b.DSA 装置はシングルプレーンが望ましい。
c.使用されるコイルは電気溶解式のみである。
d.最も頻度が高い合併症は動脈瘤の穿孔である。
e.マイクロカテーテルは加圧したヘパリン生食で還流する。
塞栓後に視力障害と顔面神経麻痺の両方を来す可能性があるのはどれか。
a.顔面動脈
b.後頭動脈
c.浅側頭動脈
d.中硬膜動脈
e.前深側頭動脈
−4 −
頸動脈ステント留置術で正しいのはどれか。3 つ選べ。
a.完全閉塞は禁忌である。
b.protection device を用いる。
c.1 週前から経口抗凝固薬の投与を行なう。
d.通常はバルーン拡張型ステントを用いる。
e.内頸動脈の狭窄率の評価には NASCET 法が用いられる。
頭頸部癌に対するシスプラチン動注化学療法で使用される薬剤はどれか。
2 つ選べ。
a.ウロキナーゼ
b.ハプトグロビン
c.炭酸水素ナトリウム(メイロン)
d.チオ硫酸ナトリウム(デトキソール)
e.アルプロスタジル(プロスタグランジン E1)
−5 −
12 歳の男児。4 歳時から右鎖骨上部の皮下腫瘤を指摘されていた。同部の X 線
撮影(A)
、ガドリニウム造影 10 分後の脂肪抑制 T1 強調像(B)
、病変の直接穿刺
造影(C)を示す。ISSVA(The International Society for the Study of Vascular
Anomalies)分類に基づく診断はどれか。
A
B
C
a.毛細血管奇形
b.海綿状血管腫
c.リンパ管奇形
d.動静脈奇形
e.静脈奇形
−6 −
透析シャントの血管拡張術で正しいのはどれか。2 つ選べ。
a.狭窄の好発部位として、吻合部近傍の動脈病変が最も多い。
b.高圧拡張用のバルーンカテーテルを準備する。
c.3 ヵ月以内の再治療には保険が適用されない。
d.スチール症候群の症例は良い適応である。
e.完全閉塞の症例は適応外である。
PTEG(percutaneous trans-esophageal gastrotubing)の禁忌はどれか。
2 つ選べ。
a.出血傾向
b.大量腹水
c.胃切除術後
d.反回神経麻痺
e.食道裂孔ヘルニア
喀血に対する動脈塞栓術で正しいのはどれか。
a.術後の喀血の再発率は 5%以下である。
b.左気管支動脈は肋間動脈との共通幹を作ることが多い。
c.CT angiography による気管支動脈の描出は困難である。
d.塞栓物質として NBCA(N−butyl−2−cyanoacrylate)が推奨されている。
e.マイクロカテーテルを末梢に進めることで脊髄梗塞の回避が期待できる。
−7 −
肺動静脈奇形の塞栓術で正しいのはどれか。2 つ選べ。
a.血流の多い病変ではバルーンカテーテルによる血流遮断を併用する。
b.奇異性脳塞栓症の既往がある症例は良い適応である。
c.原発性肺高血圧を伴う症例は良い適応である。
d.流出静脈径が 3 ㎜以上の病変が適応となる。
e.nidus にコイルを留置してはならない。
経皮的肺生検に伴って起こる空気塞栓の予防法と対処法で誤っているのはどれか。
a.深吸気時に穿刺する。
b.穿刺針の留置時間を短くする。
c.肺静脈を通過しない穿刺経路を選ぶ。
d.直後に CT を撮影する。
e.空気塞栓が疑われたら高気圧酸素療法の準備をする。
肝右葉後区域の肝細胞癌の側副血行路となる可能性が高い動脈はどれか。
2 つ選べ。
a.内胸動脈
b.胃大網動脈
c.下横隔動脈
d.腎被膜動脈
e.下腹壁動脈
−8 −
肝細胞癌治療アルゴリズムで誤っているのはどれか。
a.肝障害度 A または B、単発、径 2 ㎝以内の HCC では肝切除、穿刺局所治療
が推奨される。
b.肝障害度 A または B、2 個または 3 個、径 3 ㎝超の HCC では肝切除、穿刺
局所治療が推奨される。
c.肝障害度 A または B、4 個以上の HCC では肝動脈塞栓療法、肝動注化学療
法が推奨される。
d.肝障害度 C、3 個以下、径 3 ㎝以内の HCC で患者年齢 65 歳以下ならば肝
移植が推奨される。
e.肝障害度 C、4 個以上の HCC では緩和ケアが推奨される。
肝癌に対するラジオ波焼灼療法で正しいのはどれか。3 つ選べ。
a.動脈塞栓術の併用は heat sink effect を減らす。
b.転移性肝癌では肝細胞癌よりも局所制御率が低い。
c.焼灼部から 1 ㎝以内の再発は局所再発の可能性が高い。
d.焼灼後に roll off を得た場合、tract ablation は不要である。
e.球状塞栓物質(ビーズ)を用いた動脈塞栓術との併用は禁忌である。
−9 −
球状塞栓物質(ビーズ)で正しいのはどれか。2 つ選べ。
a.永久塞栓物質である。
b.肝細胞癌以外の疾患には保険適用がない。
c.ディーシービーズは塩酸エピルビシンの含浸に適している。
d.エンボスフィアは乾燥時の粒子径の 4 〜 5 倍の大きさに膨潤する。
e.マイクロバルーンカテーテルを用いた注入手技が推奨されている。
55 歳の男性。膵頭十二指腸切除後に右側腹部痛、40℃の発熱が出現した。抗菌
薬の投与が行なわれたが、症状の改善は乏しい。腹部造影 CT 水平断(A)
、冠状
断(B)を示す。この病変に対する IVR で正しいのはどれか。
①
②
A
B
a.深吸気での穿刺が望ましい。
b.穿刺経路は②よりも①が望ましい。
c.多房性の病変は IVR の適応とならない。
d.外径 5F 以下のドレナージカテーテルを留置する。
e.穿刺に成功したら、十分な造影剤を注入して胆管との交通の有無を評価する。
− 10 −
肝嚢胞のアブレーションに用いられる薬剤はどれか。3 つ選べ。
a.酢酸
b.無水エタノール
c.アクチノマイシン D
d.塩酸ミノサイクリン
e.オレイン酸モノエタノールアミン
TIPS の適応となるのはどれか。3 つ選べ。
a.肝性脳症
b.難治性腹水
c.門脈圧亢進症性胃症
d.他の方法で治療困難な異所性静脈瘤
e.動脈門脈短絡に起因する門脈圧亢進症
胃静脈瘤に対する B−RTO で正しいのはどれか。2 つ選べ。
a.エタノールと造影剤を等量混和した硬化剤を使用する。
b.左胃静脈が描出されるまで硬化剤を注入する。
c.術後には食道静脈瘤の悪化が危惧される。
d.合併症として肺塞栓症の報告がある。
e.出血している病変は適応外である。
− 11 −
脾機能亢進症に対する部分的脾動脈塞栓術で正しいのはどれか。2 つ選べ。
a.脾臓の 40%前後の塞栓を目指す。
b.液体塞栓物質が広く用いられている。
c.術後は発熱と疼痛が見られることが多い。
d.術後は約 30%の頻度で脾膿瘍が発生する。
e.血小板数は術後 1 〜 4 週の時期に最高値となる。
経皮経肝胆道ドレナージ(PTBD)で正しいのはどれか。2 つ選べ。
a.右葉穿刺では左葉穿刺に比べて術者の手の X 線被曝が多い。
b.右葉穿刺では左葉穿刺に比べてチューブの逸脱が起こりやすい。
c.胆管拡張が軽度の場合には 21G 針で穿刺する two−step 法が有用である。
d.18G 金属針を用いた one−step 法では穿刺後にラジフォーカスワイヤーを挿
入する。
e.チューブ留置に成功したら、直後に造影剤を十分注入して胆管狭窄の評価
を行なう。
− 12 −
肝門部胆管癌に対して経皮経肝胆道ドレナージ(PTBD)を行なった。2 本の外
瘻チューブの留置法と側孔の位置を図 a 〜図 e に示す。2 本のチューブを同時に
クランプしても肝両葉のドレナージが可能な留置法はどれか。2 つ選べ。
a
b
c
d
e
(注)肝門部の塗りつぶしは腫瘍、赤と青の線はチューブ、線上の白丸は側孔を
示す。
− 13 −
72 歳の女性。急性膵炎で入院中に強い腹痛と発熱を発症した。腹部造影 CT を
示す。適切な治療はどれか。
a.動脈塞栓術(瘤内塞栓)後に経皮的ドレナージを行なう。
b.動脈塞栓術(瘤内塞栓)後に経胃的ドレナージ術を行なう。
c.動脈塞栓術(親動脈塞栓)後に経皮的ドレナージ術を行なう。
d.動脈塞栓術(親動脈塞栓)後に経胃的ドレナージ術を行なう。
e.鎮痛・解熱薬と抗菌薬の投与のみを行なう。
− 14 −
52 歳の男性。吐血のため救急搬送された。上部内視鏡検査で胃体部後壁の潰
瘍出血が診断された。腹腔動脈造影を示す。画像所見と止血のための塞栓術で
誤っているのはどれか。
a.左下横隔動脈が描出されている。
b.胃潰瘍の脾動脈穿通が診断される。
c.バルーンカテーテルによる血流制御を併用する。
d.NBCA(N−butyl−2−cyanoacrylate)の使用が第一選択である。
e.塞栓術の合併症として、部分的な脾梗塞を来す可能性がある。
− 15 −
膵内分泌腫瘍に対する ASVS(arterial stimulation and venous sampling)で正
しいのはどれか。2 つ選べ。
a.ガストリノーマではセクレチンを負荷する。
b.インスリノーマではブドウ糖を負荷する。
c.固有肝動脈からの薬剤負荷は不要である。
d.採血は薬剤負荷の約 20 分後に行なう。
e.採血は肝静脈から行なう。
腹腔神経叢ブロックで正しいのはどれか。2 つ選べ。
a.合併症として下痢の頻度が高い。
b.肋骨弓下を穿刺することが多い。
c.神経破壊薬 3 〜 5 ㎖を注入して行なう。
d.神経破壊薬としてエタノールやフェノールが用いられる。
e.大動脈を誤穿刺した場合には、ステントグラフト留置の準備を行なう。
SAM(segmental arterial mediolysis)で正しいのはどれか。3 つ選べ。
a.非炎症性の変性疾患である。
b.腹部領域の動脈の発生が多い。
c.自然消退の報告は見られない。
d.破裂例は動脈塞栓術の対象となる。
e.腹腔動脈狭窄に伴う膵十二指腸動脈瘤は SAM に含まれる。
− 16 −
消化管ステント留置で誤っているのはどれか。
a.食道、胃十二指腸、大腸用のステントが保険収載されている。
b.化学放射線治療後の食道ステント留置は合併症のリスクが大きい。
c.腹部食道を含む部位のステント留置は逆流性食道炎のリスクがある。
d.消化管ステント留置の重篤な合併症として消化管穿孔の報告がある。
e.十二指腸乳頭部を含む部位のステント留置ではカバードステントが用いら
れる。
腎血管性高血圧に対する腎動脈血管形成術(PTRA)で正しいのはどれか。
2 つ選べ。
a.高血圧患者の約 10%は腎血管性高血圧である。
b.腎動脈狭窄の原因疾患としては動脈硬化症が最も多い。
c.線維筋性異形成による腎動脈狭窄は腎動脈の中部〜遠位部に好発する。
d.線維筋性異形成による腎動脈狭窄の約 50%ではステント留置が行なわれる。
e.CORAL 試験では、動脈硬化性腎動脈狭窄に対するステント留置が薬物療
法単独よりも有効なことが示された。
経皮的凍結療法で正しいのはどれか。3 つ選べ。
a.径 4 ㎝以下の腎癌の治療が保険収載されている。
b.ラジオ波焼灼療法に比べて治療中の疼痛が強い。
c.アルゴンガスを利用した装置が市販されている。
d.血管近傍ではアイスボールの形成が阻害される。
e.アイスボールは MRI では描出困難である。
− 17 −
経皮的腎瘻造設術で正しいのはどれか。2 つ選べ。
a.中腎杯または下腎杯を穿刺する。
b.腎盂腎炎の症例は適応外である。
c.腎機能低下が見られる症例は適応外である。
d.両側水腎症では両側の腎瘻造設が必須である。
e.腎瘻経路からの尿管ステントの留置が可能である。
原発性アルドステロン症の副腎静脈サンプリングで術前に休薬する必要がない
降圧薬はどれか。
a.β遮断薬
b.Ca 拮抗薬
c.ループ利尿薬
d.アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)
e.アンギオテンシン変換酵素阻害薬(ACE 阻害薬)
− 18 −
ステントグラフト内挿術後の大動脈造影(A)、左内腸骨動脈造影(B)を示す。
endoleak の種類はどれか。
A
B
a.type Ⅰa
b.type Ⅰb
c.type Ⅱ
d.type Ⅲ
e.type Ⅳ
− 19 −
ステントグラフト内挿術の良い適応はどれか。2 つ選べ。
a.上行大動脈瘤
b.総腸骨動脈瘤
c.感染性大動脈瘤
d.外傷性大動脈損傷
e.マルファン症候群の大動脈瘤
永久留置できない下大静脈フィルターはどれか。
a.トラピーズ
b.オプトイーズ
c.グリーンフィールド
d.ニューハウスプロテクト
e.ギュンターチューリップ
経皮的椎体形成術に用いる骨セメントの保険適用が認められているのはどれか。
2 つ選べ。
a.腎性骨異栄養症に伴う椎体骨折
b.転移性骨腫瘍に伴う椎体骨折
c.多発性骨髄腫に伴う椎体骨折
d.骨粗鬆症に伴う椎体骨折
e.外傷性椎体骨折
− 20 −
腹部大動脈造影を示す。この病変で正しいのはどれか。3 つ選べ。
a.多量の不正性器出血を来す。
b.先天性の病変よりも後天性の病変が多い。
c.子宮内膜掻爬は発生原因の 1 つとされている。
d.ゼラチンスポンジによる動脈塞栓術は無効である。
e.両側子宮動脈の同時動脈塞栓術は禁忌とされている。
− 21 −
子宮筋腫の動脈塞栓術で正しいのはどれか。2 つ選べ。
a.粘膜下筋腫には適応がない。
b.卵巣動脈の塞栓は禁忌である。
c.径 100 ㎛以下の塞栓物質が用いられる。
d.術中または術直後に強い下腹部痛が出現する。
e.術後の無月経の発生は 45 歳以上の患者に頻度が高い。
71 歳の男性。大腸癌の術後に、炎症反応の上昇が出現した。骨盤部の造影 CT
を示す。この病変に対する CT ガイド下穿刺の方法で適切なのはどれか。
3 つ選べ。
a.仰臥位で左下腹部から穿刺する。
b.仰臥位で右下腹部から穿刺する。
c.腹臥位で右臀部の梨状筋より頭側を穿刺する。
d.腹臥位で右臀部の梨状筋より尾側を穿刺する。
e.腹臥位で直腸を経由して穿刺する。
− 22 −
PAD(peripheral arterial disease)とその治療で正しいのはどれか。3 つ選べ。
a.angiosome は特定の動静脈が栄養または drain する組織の三次元分布を示す。
b.近位病変の可能性がない間欠性跛行症例では運動療法が推奨される。
c.浅大腿動脈の IVR では同側順行性穿刺は禁忌である。
d.膝窩動脈狭窄はステント留置の良い適応である。
e.ABI が 1.3 以上の場合は動脈の石灰化を考える。
骨盤動脈造影を示す。病変の TASCⅡ分類はどれか。
a.type A
b.type B
c.type C
d.type D
e.分類不能
− 23 −
造影剤腎症で正しいのはどれか。3 つ選べ。
a.血清クレアチニン値は造影剤投与 3 〜 5 日後にピークに達し、7 〜14 日後
に前値に戻ることが多い。
b.血清クレアチニン値が造影剤投与 3 日以内に 0.3 ㎎/㎗以上増加した場合に
本症と診断される。
c.血清クレアチニン値が造影剤投与 3 日以内に 25%以上増加した場合に本症
と診断される。
d.慢 性腎臓病の症例では造影剤投与前後の輸液による本症の予防が推奨さ
れる。
e.造影剤投与後の人工透析は本症の予防に有用である。
− 24 −