人口減少社会における政策課題の解決に向けた調査研究 及び

(別紙1)
人口減少社会における政策課題の解決に向けた調査研究
及び総合戦略等策定支援業務について
1 業務名称
人口減少社会における政策課題の解決に向けた調査研究及び総合戦略等策定支援業務委託
2 業務目的
本市政策課題の解決を進めるにあたっては、少子・高齢化を前提とし、経済・雇用・福祉・教育等
幅広い分野における社会情勢を踏まえ、各施策の進捗把握を行いながら、中長期を見据え、政策
の方向性を検討し、今後の取組に反映する必要がある。
一方、「まち・ひと・しごと創生法案」に基づき、地方自治体においても、地方版総合戦略の策定
の努力義務が課され、平成 26 年 12 月末には、国においても「長期ビジョン」及び「総合戦略」(以下
総合戦略等)が閣議決定されたところである。
そこで、本業務においては、本市が各施策を検討するにあたり必要となる、社会潮流の資料収集
及び進捗状況把握に最適なデータの試算等調査を行うとともに、平成 27 年度末の総合戦略等の
策定にむけ、本市の地域特性をふまえた少子高齢化の進展及び中長期的な人口減少への的確な
対応の検討を行い、今後の取組みの方向性についてとりまとめるため、必要となる施策・事業等の
調査・検討を行う。
3 業務内容
(1)政策検証方法・進捗管理方法についての検討
①政策分野別成果指標関連データ収集・整理、及び試算
本市既存データ(※)を更新の上、その中から、必要に応じて、データを政策分野別に整理す
る。また、必要に応じてデータを追加、試算する。
政策分野、試算データとしては、平成26年度までの市内成長率の試算及び要因分析のほか、
次のようなものが想定されるが、これに限るものではない。
※ 既存データ内容については、別添参照。
(想定政策分野)
子育て、教育、福祉、健康、防災、経済、雇用、まちづくり等
(想定収集・試算データ)
平成26年度までの市内成長率の試算及び要因分析のほか、将来人口推計(本市推計)の
条件を変更した試算、経済波及効果・雇用創出効果等の算出 等
②政策分野別政策課題(※)に基づいた新たな社会動向及び政策課題の抽出
※ 別添参照
③人口減少社会において、本市の総合的な都市力の向上を図る観点から、民間調査機関による
都市の総合力調査等を参考に、本市の都市としての特徴を分析し、弱みを克服して、強みに
変える政策の方向性について、中長期的(2060年目処)・短期的(2020年目処)にとりまとめる。
④国の総合戦略等を勘案し、本市各施策を踏まえたうえで、本市基幹データを活用し、上記3(1)
①の政策分野別データの整理及びKPI(政策ごとの達成すべき成果目標)の設定、データに
基づく進捗状況の管理・運用方法の検討等を行う。
(2)具体的な施策・事業の調査・検討及び体系的整理
平成26年度に実施した現状分析・課題整理を踏まえ、政策分野別に取組みの方向性について
体系的にとりまとめ、その体系のもとに具体的に取り組む施策・事業を整理する。
(3)推進体制の運営支援
全体会議、ワーキングの開催支援、関連資料の準備、記録作成及び議論内容の整理等を行う。
・開催場所:市役所本庁舎など
・開催頻度:月1回、2時間程度を予定
(4)市民から寄せられた意見等の整理・集計等
市民から寄せられた意見等を、内容ごとに整理・集計をするなど取りまとめの支援を行う。
(5)公表用資料等の作成支援(案及び最終案)
ビジョン・戦略の案及び最終案を公表する際に必要となる各種資料の作成支援を行う。
(6)その他、戦略の策定に関連する業務
ビジョン・戦略の策定に関連する資料の収集等の支援を行う。
4 提出書類
(1)業務の着手時に提出する書類
実施計画書
1部
(2)業務の完了時に提出する書類
業務完了届
1部
精算報告書
1部
5 成果品
(1)受託者は、完了検査合格後速やかに、
ア 報告書(A4版)15 部
イ 報告書データ(CD-ROM)一式
を納品すること。
※電子データの形式は本市と協議の上決定することとし、必ずウィルスチェックを行うこと。
(2)業務の瑕疵
受託者は、業務完了後において明らかに受託者の責に伴う業務の瑕疵が発見された場合、
ただちに当該業務の修正を行うこと。
6 成果品等の納期及び納入場所
業務の審査に合格後、本仕様書に定める成果品等一式を納品し、大阪市政策企画室の検査
をもって業務の完了とする。
(1)納入期限
平成 28 年 3 月 31 日
(2)納入場所
大阪市政策企画室企画部政策調査担当
7 その他
(1)受託者は、業務着手前に本調査にかかる作業方針を提示し、本市の承諾を得ること。
(2)受託者は、本業務に関する文献等資料を収集し、十分な調査をすること。
(3)本市は、業務に必要な資料を所定の手続きによって貸与する。
(4)受託者は、業務の遂行に際し技術論文等の文献その他の資料を引用した場合には、そ
の出典を報告書に明記すること。
(5)受託者は、本業務で調査収集した文献等資料を本市に提出すること。
(6)業務に必要な資料の収集に要する証明書・申請書等の交付は、受託者の申請による。
(7)本仕様書に明記されていない事項、または業務遂行に関して疑義が生じた場合は、す
みやかに本市担当者と協議のうえ、その指示に従うこと。
(参考) スケジュールイメージ(平成 27 年度)
時 期
内 容
平成27年6月頃 経済分野指標(市内成長率試算・地価動向等)についてとりまとめ
8月、12月
9月頃
9月以降
平成28年3月
随 時(※)
本市主要データ収集、とりまとめ
ビジョン・戦略の案の取りまとめ・公表
パブリックコメント
ビジョン・戦略の最終案の取りまとめ・公表
業務進捗状況の確認及び意見交換等
※月1回を基本とし、常時調整可能な体制を整えること。
(別添)
○3(1)①について
既存データの収集・整理、試算については、次の(1)~(5)の項目に沿ったものを基本とし、収集する
データ及び内容、また、スケジュールについて政策企画室企画部と調整の上、整理すること。
(1)経済、まちづくり
①新事業創出、②次世代産業創出、③企業立地促進、④観光客誘致、⑤都市プロモーション、⑥
都市間ネットワーク・多文化共生、⑦交通拠点機能強化、⑧都市内移動の利便性向上、⑨都市景
観・空間の創出、⑩文化・都市魅力、⑪スポーツ、⑫都市居住性の向上、⑬住宅の維持、更新、世
代間継承
(2)子育て、教育、雇用
①教育研究機能強化、②子どもの学力及び人間性の向上、③子育ての環境整備、④子ども・青少
年の自立、⑤就業促進・雇用安定、⑥男女協働
(3)福祉、健康、防災、まちづくり
①保健福祉、②地域福祉、③市民活動、④生涯活動、⑤人権啓発、⑥地球温暖化・ヒートアイランド
現象、⑦環境意識の向上、⑧防災・減災、⑨安全性の向上(防犯・防火災・交通・消費者保護)、⑩
水・エネルギーの安定供給及び下水・廃棄物処理、⑪IT環境の整備、⑫公共建築物管理
(4)経済分野指標
・地価動向の把握等
・平成26年度までの市内成長率の試算及び要因分析
(5)本市主要データ
(参考)
平成27年度 市政運営の基本方針 参考資料(本市をとりまく状況に関するデータ)
http://www.city.osaka.lg.jp/seisakukikakushitsu/cmsfiles/contents/0000297/297044/270129_02.pdf
【注】 経済関連指標については6月頃、本市主要データについては、8月、12月にとりまとめること。