TT・少人数指の役割りについて

札幌市立平岸西小学校 学校便り
平成 26 年(2014 年)10 月 31 日 №9
TT・少人数指の役割りについて
TT・総務
佐 藤 茂
樹
精進河畔公園の木々もきれいに色づき、秋の深まりを感じるようになりました。毎年、この季節にな
ると、寒さを吹き飛ばすかのように、子どもたちの学習発表会の練習の声が響き渡り、校内が活気にあ
ふれます。
平岸西小学校の学習発表会は、「一つのものを集団でつくりあげていく中で、互いに認め合いなが
ら、豊かなものに発展させていく」「自分や友達のよさを知り、人とのつながりをつくっていく」とい
うことを大切にしています。子どもたち一人一人がめあてをもち、時折、めあてを振り返りながら、練
習に励んでいます。練習を通して、生き生きと表現し、成長していく子どもたちの姿がまぶしく感じま
す。
さて、本校で行われている少人数指導・「TT」=ティーム・ティーチングについて、以前にもお知ら
せしたことがありましたが、再度ご説明させていただきたいと思います。
「ティーム・ティーチング」とは、教師が複数でチームを組んで子どもたちに関わり、学びをより高
めるための授業形態の一つです。本校では、どの子にも基礎的・基本的な学力を付けさせるために算数
で TT の授業を行っています。
◎TT の役割りとは、
○子どもたちの様子を細かく見取り、授業に生かします。
担任が授業を進める間、TT 担当教師は担任と一緒に子どもたちの様子を把握します。子どもたちが
どのように反応しているか、どこでつまづいているかなど、複数の目で見るとよく分かります。気づい
たことを授業中あるいは授業後に担任に伝え、学習に生かします。
○つまづいている子を個別に支援します。
担任が授業を進め、TT 担当者が一人ひとりの理解度に応じて個別の
指導にあたります。どこでつまづいているのかを見取り、ヒントを伝
えたり一緒に考えたりします。子どもたちの小さなつぶやきや気づき
にも対応することができます。
○グループに分け、指導に当たることができます。(少人数指導)
学級や学年に2~3名の教師がいることで、役割を分担して指導に
当たることができます。例えば、早く課題を終えることのできたグル
ープには、更に新しい課題を与え、理解が不十分なグループには、さ
らに複数の教師が指導にあたり、きめ細かく理解の手助けをしたりすることができます。
以上、大きく3つの観点を重視して指導に取り組んでいます。
TT 担当総務2人、これからも学級担任と力をあわせ、日々子どもたちの「できた」「わかった」と
いう声や笑顔を目指していきたいと思います。今後も各ご家庭のご理解とご協力をお願い致します。