大森六中だより 平成 26 年 12月号 大田区立大森第六中学校 校長 税所 要章 TEL 3726-7155 朝礼講話 12月1日 12月に入りました。いよいよ冬の到来 です。 今日は、最初に悲しいお知らせをしなけ ればなりません。本校第14代の工藤長男 先生が逝去されました。平成14年4月か ら平成20年3月まで6年間にわたり、本 校の学校経営にあたられていました。慈愛 に満ちた温かい先生でした。校長会長とし て、強い信念を持ち、いつも大田の教育に ついて考え行動されていた校長生生でした。 当時、私は別の学校に勤務していましたが、 工藤校長先生が、よく六中の話をされてい たのを覚えています。今でも特に印象に残 っていることは、岩手県花巻の農家へ民泊 する修学旅行の素晴らしさについてです。 農作業をし農家に泊まった後の生徒たちの 成長ぶりを嬉しそうにおっしゃっていまし た。工藤校長先生は農業体験活動の修学旅 行を、本校で初めて行った校長先生です。 現在、本校で取り組んでいる環境教育など ESDの種を蒔いてくださった方です。本 校のESDを一層発展させていくことが、 永遠の眠りにつかれた工藤校長先生に一番 喜んでいただけることだと信じています。 後ほど、全員で黙祷を捧げ、工藤校長先生 のご冥福をお祈りしたいと思います。 さて、今週の4日~10日は人権週間で す。この期間、池上会館では人権啓発作品 展が開かれています。本校からも代表生徒 の標語、習字、ポスターを出品しています。 21世紀は、「人権の世紀」と言われてい ます。20世紀は、人類は二度にわたり世 界大戦を経験しました。多くの尊い生命を 奪い、悲劇と破壊をもたらした2つの大戦 への反省から第二次大戦後、世界の人々の 間に平和と人権の尊重を求める動きが高ま りました。そして、昭和23(1948)年 12月10日、国際連合は「すべての人間 は、生まれながらにして自由であり、かつ 尊厳と権利について平等である。」とうた った世界人権宣言を採択したのです。21 世紀「人権の世紀」は、20世紀の経験を 無駄にせず、全人類の幸せが実現する時代 にしたいという願いが込められています。 六中では、「戦争は人の心の中で生まれる ものであるから、人の心の中に平和のとり でを築かなければならない」というユネス コ憲章(前文)に沿い、日頃よりユネスコ スクールとして人権教育に取り組んでいま す。 誰もが「大切にされたい。大切にしてほ しい。みんなと仲良く楽しい学校生活を送 りたい。」と思っています。暴力、暴言は もちろんのこと、人をからかったり、いじ めたりすることは、決して許されません。 六中は、このような言動を、絶対に許しま せん。もし、あったら、すぐに、申し出て ください。徹底的に根絶します。 最後になりましたが、林田先生が、3ヶ 月間のオーストラリアでの英語研修を終え、 帰国しました。本日からは、講師の中田先 生に替わり、林田先生が授業をもたれます。 今日からは六中ならではの給食コンクー ルが始まります。また、今週は3年生を皮 切りに三者面談が始まります。2学期残り 1ヶ月の一日一日を有意義に過ごしましょ う。 保育園の子どもたちとの温かいふれあい 第2学年 保育交流 11月10日と13日に、第2学年保育交流を行いました。この活動は技術・家庭科の保育実習 の一環として、生徒が洗心保育園の園児たちを招待し、校庭で一緒に遊ぶ活動です。生徒は園児と 一緒に遊びながら、子どもを大切にする気持ちややさしさを学びました。 手をつないで校庭までお散歩 遊び方にひと工夫 同じ目線で話をしよう 保護者の方々も大活躍 PTA球技大会・音楽祭 11月15日に音楽祭が開催され、PTAコーラスサークルの方々が参加しました。また、24 日にはPTA球技大会が開催され、卓球やバレーボールにPTAチームが出場しました。どの活動 もこの日のために日々練習を重ねてきました。来年度も多数の参加をお待ちしております。 バレーの試合前に作戦会議 卓球のメンバーで記念撮影 コーラスサークルの方々 小学生向け学校説明会開催 六中校区少年野球大会 校区の小学生を対象に、学校説明会を開催 しました。部活動紹介、合唱披露、中学校生 活の説明など、盛りだくさんの内容でした。 校区の小学生チームを招待して、野球部と の交流試合を行いました。 3 年生による合唱披露 <出場チーム> ・千束ファイターズ ・赤松フライヤーズ ・清水窪ヤングバッファローズ ユネスコスクール 持続可能な社会の担い手づくり 大森第六中学校研修ユネスコ委員会 東北エイドby北商 12 月 6 日(土)大岡山北口商店街主催の東北エイド ベラルーシの少年と の交流会 に参加しました。今回の催しは、東北を元気づけるた 12 月 12 日(金)国 めのイベントで、岩手県南三陸町、福島県、新潟県佐 際ユース作文コンクー 渡島の人たちを中心 ルで文部科学大臣賞 に、商店街が多くの (五井平和財団主催) 出店をだしました。 を受賞した、ベラルーシの Kirill Mayansky 君が、 六中農援隊も、毎月 本校を訪れ、生徒との交流会に参加してくれました。本 のメンテナンス作業 校は、ユネスコスクールでもあり、国際ユース作文コン の後、募金活動に協 クールにも毎年参加している関係で選ばれました。1 年 力しました。生徒会 生との交流会では三味線の演奏でお迎えし、神輿をサッ が中心になって「勝海舟が愛したチョコレート」にち カー部員が担ぎ、全員で「おまつり」を群読しました。 なみ、 「勝チョコクッキー」を作り、また、主事さんの さらに、1 年生による平和宣言を日本語と英語の二本立 協力で「青竹ふみ用青竹」を提供し、募金に協力して てで、発表しました。Kirill 君は本国の18%がチェル くださった方に、プレゼントしました。時間は 1 時間 ノブイリの事故で放射線に汚染され、日本の広島原爆、 半の短い時間でしたが、¥95170ものお金が集ま 東日本大震災による福島原発事故について、憂い、地球 り、生徒は達成感を感じていました。その中でさらに の未来についての課題について作文に書きました。その うれしかったのは、いつも上履き等でお世話になって 作文は全校で読み、その優れた洞察力に感銘しました。 いる大岡山北口商店街自治会長の本間さんには、鍋料 給 食の 時間 は中 央 理を、南三陸町の方からも海鮮味噌汁をごちそうにな 委 員会 のメ ンバ ー ったり、NPO 花と で 折り 紙の 織り 方 みどりの街づくり や、書道を伝授し、 の方から暖かいコ 最 後は 今流 行っ て コアをいただいた いる「妖怪ウォッチ り、本当に心も温 ダンス」を一緒に踊り、友好を深め、喜んで帰りました。 まる 1 日でした。 今後もこのような交流を増やしていく予定です。 勝チョコクッキー 集まったお金を商店街を通じて、募金
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