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高 2理系 数学 B 1学期期末考査対策 2(ベクトルの応用) 20120626
1
(1) BP:PE= s:0 1 - s1 ,CP:PD= t:0 1 - t1 と
三角形 ABC と点 P があり,4PA+5PB+3PC=0 を満たしている。
3
= 0 1 - s1 b + sc …… ①
5
(2) 面積比 △PAB:△PBC:△PCA を求めよ。
3
5AB + 3AC
2
5AB + 3AC
= %
12
3
8
A
2
s =
1
ゆえに,点 P は,線分 BC を 3:5 に内分する点を
D としたとき,線分 AD を 2:1 に内分する点である。
B
3
D
C
5
8
8
9
u =
2
9
3
AE=
AF=
D
AB= b,AC= c とするとき
3
(1) AP を b,c で表せ。
B
P
2
Q
p = sa + tb,s + t =1
C
したがって,EF=
8
9
23
k+
k =1 これを解いて k =
23
23
17
u 2 (1) の AP を求めるのにメネラウスの定理,(2) の AQ を求めるのにチェバの定
理を利用してもよい。
(1) △ABE と直線 CD について,メネラウスの定理から
A
BP EC AD
=1
・
・
PE CA DB
4
BP 2 4
すなわち ・ ・ =1
PE 5 3
D
よって,BP:PE=15:8 であるから
3
8AB + 15AE
1
3
=
AP=
8b +15 ・ c
15 + 8
23
5
8
9
B
b
E
5
P
2
C
E
2
F
5
2
B
5b + 2d
3
2 2b + 5d1
- b= 0
5
7
35
EC=AC-AE= 0 b + d 1 -
(別解) 点 Q は辺 BC 上にあるから,③ より
E
3
5AB + 2AD
5b + 2d
=
2+5
7
よって EF=AF-AE=
d
A
3
3
AB= b
5
5
AC=AB+BC= b + d
このことを利用すると,③ から直ちに k の値を求めることができる。
BC の交点を Q とする。
解説
解説
AB= b,AD= d とすると
9
8
9
を ④ に代入して AQ=
b+
c
17
17
17
4
CD,BE の交点を P とする。また,AP の延長と辺
C
Q
内分する点を F とする。このとき,3 点 E,F,C は一直線上にあることを証明せよ。
点 P 0p1 が 2 点 A 0a1 ,B 0b1 を通る直線上にある
A
2
平行四辺形 ABCD において,辺 AB を 3:2 に内分する点を E,対角線 BD を 2:5 に
u 1 後の項目 「ベクトル方程式」 で次のことを学習する。
辺 AC を 3:2 に内分する点を E とし,2 つの線分
8AB + 9AC
8
9
=
b+
c
9+8
17
17
3
8
9
8
9
b+
c =
kb +
kc …… ③
23
23
23
23
8
9
kb +
kc = 0 1 - u1 b + uc
23
23
8
9
b' 0,c' 0 で,b と c は平行でないから k=1- u, k= u
23
23
23
9
これを解いて k=
,u =
17
17
△ABC において,辺 AB を 4:3 に内分する点を D,
AQ=
E
3
15
14
,t =
23
23
③,④ から =3:4:5
(2) AQ を b,c で表せ。
C
3
D
よって,BQ:QC=9:8 であるから
c
(2) AQ= kAP (k は実数) とすると
BQ:QC= u:0 1 - u1 とすると AQ= 0 1 - u1 b + uc …… ④
1
1
5
5
S: S +
S : S
4
8
24
12
4
BQ 2 4
・ ・ =1
QC 3 3
15
8
9
を ① に代入して AP=
b+
c
23
23
23
2
1
2
5
S,
ゆえに △PAB= △ABD= S,△PCA= △ADC=
3
4
3
12
1
1
1
5
△ABD= S,△PDC= △ADC=
S
3
8
3
24
A
4
3
t, s =1- t
7
5
AQ= k
ゆえに △PAB:△PBC:△PCA=
2
BQ CE AD
=1
・
・
QC EA DB
B
3
5
(2) △ABC の面積を S とすると △ABD= S,△ADC= S
8
8
△PBD=
すなわち t
Q
よって 7s +4t =7,3s +5t =5 これを解いて s =
P
よって AP:PD=2:1
1- s
s
B
b' 0,c' 0 で,b と c は平行でないから 1- s =
2
AD
3
E
P
8
9
b+
c
23
23
(2) チェバの定理から 3
4
①,② から 0 1 - s1 b + sc = tb + 0 1 - t1 c
5
7
5AB + 3AC
とおくと,点 D は線分
8
BC を 3:5 に内分する点であり AP=
1- t
b
4
= tb + 0 1 - t1 c …… ②
7
(1) 等式から -4AP+50AB -AP 1 +30AC -AP 1 =0
3
D
AP= tAD+ 0 1 - t1 AC
解説
ゆえに AP=
=
4
AP= 0 1 - s1 AB+ sAE
(1) 点 P の位置をいえ。
ここで,AD=
A
すると
3
2b + 5d
b=
5
5
2
EC であるから,3 点 E,F,C は一直線上にある。
7
C
D
4
5
これを解いて t =
1
7
4
1
,k=
したがって OC=
a+ b
5
15
15
5
△ABC と点 P に対して,等式 5AP+4BP+3CP=0 が成り立つとき,次の問いに答え
△OAB において,OA= a,OB= b とする。
よ。
(1) 辺 OA を 3:2 に内分する点を C,辺 OB を 3:4 に内分する点を D とし,線分
(1) 点 P の位置をいえ。
AD と BC との交点を P とする。このとき,OP を a,b で表せ。
(2) 面積比 △PBC:△PCA:△PAB を求めよ。
(2) 辺 OA を 1:2 に内分する点を P,辺 AB を 3:4 に内分する点を Q とし,線分 OQ ゆえに QC = 8 よって OC:CQ=7:8
CO
7
と BP の交点を C とする。このとき,OC を a,b で表せ。
7
7 4a + 3b
4
1
したがって OC=
OQ=
a+ b
=
・
15
15
15
5
3 +4
解説
(1) 与えられた等式から 5AP+40 AP -AB 1 +30 AP -AC 1 =0
A
OP= 0 1 - s 1OA+ sOD = 0 1 - s1 a +
7
4AB + 3AC
7
=AQ とおくと AP=
AQ
7
12
OP= tOC+ 0 1 - t 1OB =
P
よって BQ:QC=3:4,AP:PQ=7:5
したがって,辺 BC を 3:4 に内分する点を Q とする
と,点 P は線分 AQ を 7:5 に内分する点である。
よって 0 1 - s1 a +
5
B
3
Q
4
C
C
2
b
a
A
3
Q
4
B
これを解いて s =
よって,△PBQ=3S とすると △PCQ=4S
ゆえに △PBC=3S +4S =7S
O
3
sb,
7
3
ta + 0 1 - t1 b
5
3
3
sb = ta + 0 1 - t1 b
7
5
a ' 0 ,b ' 0 ,aTb であるから 1 - s =
(2) △PBQ:△PCQ=BQ:QC=3:4
△PBQ:△PAB=5:7 であるから △PAB=
P
(1) AP:PD=s:0 1 - s1 ,BP:PC=t:0 1 - t1 とすると
4AB + 3AC
7 4AB + 3AC
=
・
12
12
7
△PCQ:△PCA=5:7 であるから △PCA=
1
AB QC OP
7 QC 1
より =1 よって ・
・
・
・ =1
BQ CO PA
4 CO 2
解説
よって 12AP=4AB+3AC
ゆえに AP=
O
t △OAQ と直線 BP について,メネラウスの定理に
1-t
3
3
D
C
a
2
4
1-s
b
t
B
s P
A
3
3
t, s = 1 - t
5
7
分する点を R とする。
(1) 3 点 P,Q,R は一直線上にあることを証明せよ。
7
10
6
3
,t =
したがって OP=
a+
b
13
13
13
13
(2) PQ:QR を求めよ。
t OP の延長と辺 AB の交点を Q とすると,
7
28
S
・ 4S =
5
5
△OAB において,チェバの定理により
7
21
S
・ 3S =
5
5
28
21
したがって △PBC:△PCA:△PAB=7S: S: S =5:4:3
5
5
O
3
AQ BD OC
AQ 4 3
=1 よって ・
・
・ ・ =1
QB DO CA
QB 3 2
ゆえに AQ
1
= よって AQ:QB=1:2
QB
2
C
a
A
2
解説
3
D
4
b
P
(1) AB= b,AC= c とすると
B
Q
△OAQ と直線 CB について,メネラウスの定理により
AB QP OC
3 QP 3
=1 よって ・
・
・
・ =1
BQ PO CA
2 PO 2
ゆえに QP
4
= よって OP:PQ=9:4
PO
9
したがって OP=
9
9 2a + b
6
3
OQ=
a+
b
=
・
13
13 1 + 2
13
13
(2) PC:CB= t:0 1 - t 1 とすると
OC= 0 1 - t 1OP+ tOB=
1
P
t
1-t
4
3
a + tb = ka + kb
7
7
3
a ' 0 ,b ' 0 ,aTb であるから 1-t
4
3
= k,t = k
7
7
3
3
1
1
AC= c
2
2
AR=
1
1
AB= b
3
3
Q
4
b
B
R
2
B
よって PQ=AQ-AP=
1
2b - 3c
c - 0-b +2c1 =
2
2
PR=AR-AP=
1
2 2b - 3c1
b - 0-b +2c 1 = 0
3
3
4
PQ …… ①
3
(2) ① から PQ:QR=3:1
1 -t
a
A
AQ=
したがって,3 点 P,Q,R は一直線上にある。
C
2
4
3
4OA + 3OB
= ka + kb
OC= k・
7
7
3+4
A
-AB + 2AC
=-b +2c
AP=
2 -1
ゆえに PR=
O
1 -t
a + tb
3
OC= kOQ (k は実数) とおけるから
よって 6
△ABC で,辺 BC を 2:1 に外分する点を P,辺 CA の中点を Q,辺 AB を 1:2 に内
1
Q
C
2
1
P