台座発光タイプの施工要領 注意:雨天および舗装面が濡れている場合 は、接着力が確保できない恐れがあります ので、 施工は行わないでください。 着脱1本脚の場合(Dタイプ) ★エポキシ樹脂系の接着剤またはエポキシ系 樹脂の硅砂入り接着剤をご使用ください。 (使用する接着剤については、 接着剤メーカー にご確認の上、 ご使用ください。) ●設置する舗装面に、 ドリル で 穴をあけ てください。 (穴径φ 60mm、 深さ60mm) 穿 孔 後はブロアー などを用いて、穴の 中の砂塵などを取り 除いてください。 ● 接 着 剤をよく混 合 攪拌してください。 ★攪拌不足は硬化不 良 の 原 因となりま す。 1 2 【資料-1】首都高速道路、合・分流部の交通円滑化に関する研究 (’75年3月 交通工学研究会の調査より転記) インターチェンジの交通事故分析 事故調査概要 この分析は、首都高速道路の I・C 合分流部に導流施設を設けた場合と、その付近に発生した事故との相関性を 求め、導流化の効果を知る目的で行ったものです。 調査資料として事故原票を用い、昭和46年1月から昭和49年6月までの三宅坂 I・C 付近に発生した事故を期間、 場所、形態別にひろい出したものです。 期間と設置内容: 第1期 昭和46年6月∼昭和47年6月 チャンネリゼーション実施前 第2期 昭和47年10月∼昭和48年3月 白ゼブラとタイヤコーン併用 第3期 昭和48年4月∼昭和48年12月 タイヤコーンとポストコーン併用設置 第4期 昭和49年1月∼昭和49年6月 黄ゼブラとポストコーン併用 合分流部はそのノーズ端より変速車線の端までを、 渡り線はノーズ 場 所:合流部、 分流部、 渡り線の3分類とし、 とノーズの間としました。 事故の形態:追突、 横転、車両接触、 施設接触に分類した。 三宅坂 I・Cにおける事故調査の分析:三宅坂・ I Cは、地下方式の・ I Cであるため発生している事故の性質が谷町、 竹橋の・ I Cとは異なり、また事故率は合・分流部、渡り線のすべてで高い値を示している。事故の形態も いずれの箇所にも発生している。この・ I C の年平均 A 至竹橋 日交通量は、 338,700台/日と他の・ I Cと大差がない。 ★接着剤の量は 300g が目安です。 ●あけた穴に、 混合攪 拌した接 着 剤を充 填してください。 あけた穴に満杯に なるように入れてく ださい。 3 ●ポストコーンにあらか じめセットされた埋 設用脚のゆるみが ないことを確認して から、接着剤を充填 した穴の中に埋設 用脚を挿入し、接着 剤が硬化するまで 養生してください。台座の向きはソーラーが、南を 向くようにしてください。 至新宿 第2期 事故件数 事故率 第3期 事故件数 事故率 第4期 事故件数 事故率 合流 A 170 21 340 30 1011 7 229 7 B 150 4 107 4 243 0 0 7 498 C 200 24 380 20 658 11 356 8 387 分流 A 230 74 886 39 977 45 1096 16 582 B 140 24 711 12 837 13 902 7 590 C 130 14 331 10 479 14 629 4 279 渡り線 A→B 500 9 126 0 0 5 151 4 153 A→C 390 7 82 12 276 13 297 4 152 319 352 B→A 580 20 237 14 390 10 397 9 B→C 360 3 87 15 1026 8 524 0 0 C→A 710 15 97 12 150 7 142 3 250 C→B 600 3 47 2 70 1 32 2 78 摘 要:区間 1億台キロメートル当りの事故率(件 / 億台 km) 区間の1年間の事故件数 事故率= ̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶ ×1億台 区間の1年間の総走行キロ×通過台数※ ※日交通量×区間長(キロメートル) × 365 件数(台/年) 50 第1期 事故件数 事故率 50 合流部 前期に比べ 事故率が半分以下に減少 前期に比べ 事故率が倍以上に増加 分流部 50 20 10 10 10 0 0 0 車両接触 横転 追突 黄ゼブラ ポストコーン 20 タイヤコーン ポストコーン 20 白ゼブラ タイヤコーン 30 黄ゼブラ ポストコーン 30 タイヤコーン ポストコーン 30 白ゼブラ タイヤコーン 40 黄ゼブラ ポストコーン 40 施設接触 渡り線 50 40 タイヤコーン ポストコーン 47 ※1:推奨工具 エスコ・オイルフィルターレンチ φ73∼φ83 位置図 B 白ゼブラ タイヤコーン ●推奨の工具 で、 ポストコーン本体を GL 左に回し取り外して ください。 ●あらかじめ専用保護 キャップ (別売) を用意 φ48 埋設用脚 し埋設用脚のボルト穴 へ差し込んでください。 ●再設置する場合、 埋設用脚上面が地盤面 (GL) と一致しているか確認してください。 埋設用脚上面が地盤面より低い場合は、 ボルト とのかみ合い長さが不足し、 外れる可能性があ ります。 また、埋設用脚上面が地盤面より高い 場合は台座が浮きます。 ●再設置する場合は、 埋設用脚内部およびボルト を清掃してください。 ( 埋設用脚内部の小石、 砂塵などの堆積物は完全に除去してください。 水による高圧洗浄を推奨致します。) ●台座内部が結露することがありますが、機能上 の問題はありません。 ●融雪剤の侵入が想定される場合は、 固着を防ぐ ためグリース (半固形状) の塗布を推奨します。 基準としてそれぞれ100:93、 101:95と大きな変化 調査距離 地 点 (m) ポストコーン単体取外し・再設置の場合 保護キャップ C 至谷町 はない。 4 (※1) また、各年度の交通量の変化も、昭和 46 年度を 第4期 黄ゼブラとポストコーン併用。 三宅坂・ I Cにおいては、合流部 Bを除いて 分流A,B,C、合流A,Bが高い事故率を示し ている。事故の形態は、合流部において車 両接触が、分流部と渡り線においては追突 事故の発生件数が多い。事故の発生件数 I C の 66 件、竹橋の 186 についても、谷町・ 件に比べ、三宅坂 ・ I Cは218 件と著しく高 い。この中で分流Aは74件と他の箇所を大 きく引き離して多い数を示し、合流C、分流 Bが24件づつと同数を示し、次いで合流A の21件と、合・分流部だけで全体の事故発 生件数の66%を占めている。 この施設になってからの事故発生は、 ・ I C全 体で71件と他の期間のなかで最低となり、 無施設であった第1期に対して33%の率と なり、事故件数から見れば全期間を通じて 事故の発生を減らした効果があった。また、 分流 A も同じく全期間を通して第 1 位の事 故発生箇所となっている。事故率で見ても 分流 A は分流 Bと同じく高いが、第 3 期より 分流A 合流A 第2期 白ゼブラとタイヤコーンを設けた。 この期間に入ると事故の発生は I・C 内で 170件と無施設の第1期に比べ78%と減 少している。 しかし発生箇所の分流Aが39 件で第一位と順位は変わらず、合流部の A,Cが入れ換わったものの、上位の2位、3 位の 30 件、20 件と発生し、 これらはこの ・ I C内の発生した事故の52%と高い割合を 示している。事故率から見ると前期と比べ 合流 A 、渡り線 A → C(竹橋→谷町)、B → C (新宿→谷町) が指数的に297、337、1179 と著しく高いほか、渡り線 A → B(竹橋→新 宿) を除き各渡り線の事故率も増加してい る。事故の形態として合流部で車両接触と 追突が、 また分流部と渡り線で追突の事故 が増加している。 第3期 タイヤコーンとポストコーン併用 施設を設けた。 この時期でも事故の発生件数は、1 3 4 件 と第1期に比べ62%と減り前期の78%よ りも少なくなっている。ここで前回まで事 故発生箇所の首位を示していた合流部が 下がり、分流部のA,Cがそれぞれ45、14件 と43%を占めるようになり、次いで渡り線 A → C(竹橋→谷町)、B → A(新宿→竹橋) が13、10件と変わってきた。事故率から見 た増加は渡り線 A → B(竹橋→新宿)、分流 A,B,Cがこの期間で高くなっている。事故 の形態として、合流部での事故率の減少と 同時に、前期高かった車両接触、追突、施設 接触も減少している。分流部では追突事故 が大きな比率を占め、第2 期に比べてもほ とんど減っていない。また、施設接触が前 期で減少していたものが、 また無施設であ った時と同じ値に戻り、 これも同じく発生件 数の増加している車両接触を越して第2位 を占めている。渡り線では、 追突事故が大き く減ったが、 施設接触がやや増えている。 無事故であったためよけい目立ってきてい る。事故の形態では、分流部で追突、車両接 触、施設接触、横転とも減少しているのに反 し、合流部ではそれぞれ増加している。こと に合流部の車両接触と追突は、無施設の時 よりも増えている。渡り線では、白ゼブラと タイヤコーンの期間よりも著しく減少し、車 両接触も減少したが、施設接触と横転の事 故は同率で増加している。 …… 400> r ≧ 200 至竹橋 1011(30) 229 (7) 352 (7) 上段 第2期の事故率 中段 第3期の事故率 下段 第4期の事故率 ( )は事故件数 r : 事故率(下段の時期、すなわち第4期について) 渡り線A→C 渡り線C→A 渡り線A→B 0(0) 151(5) 153(4) 分流B 837(12) 902(13) 590 (7) 至新宿 …… r ≧ 400 977(39) 1096(45) 582(16) 渡り線B→A 390(14) 397(10) 319(9) ポ ス ト コ ーン 53%、44%と減少している。それなのに合 流 B は全期間中で最高位を占め、第 4 期が 第1期 合・分流部に対して無施設。 243(4) 0(0) 498(7) 150(12) 142 (7) 250 (3) 276(12) 297(13) 152 (4) 合流C 658(20) 356(11) 387 (8) 1026(15) 524 (8) 0 (0) 渡り線B→C 70(2) 32(1) 78(2) 渡り線C→B 479(10) 629(14) 279 (4) 至谷町 分流C 合流B 現 況 現在、実施されている標準的なチャンネリゼーションでは、放射線を1 車線にしぼるために、 黄色のマーキングで囲んだ白のゼブラマーキング※を施しています。そのマーキング内に ポストコーン・規制標識などを設置し、 さらに合流前の区間の規制速度を40km/h位に下げると いう方法が取られています。放射線を規制する際に、走行車線と追越し車線のどちらにするか の判断は、合流直後における出口の有無や、合流テーパー長、合流前の見通しのよし悪しなど の条件によって行なっています。 インターチェンジの渡り線が短い場所、即ち分流部から合流部までの距離が短いところでは、 分流部まで1車線に規制し、その手前に進路変更禁止の黄色いマーキングを施し、案内看板で 割り込みなどの危険な動きをしないように、運転者に十分注意を促しています。 一方、環状線側は合流部で黄色い車線境界線を設置し、合流部直近での車線変更が行なわれ ないように規制しています。その手前では、 「合流車線」 「追越し車線」のマーキング、 「合流車 あり右(または左)車線へ」の案内看板を設置して、車両を通過車線に導いています。 ※立入禁止部分を表す路面表示 48
© Copyright 2024 Paperzz