大山田中学校だより7号

大山田中学校だより
第7号
2016(平成 28)年 11 月8日
発行
松村 智広
☆ 大山田地区クリーン作戦 10/1(土)
朝8時 30 分より、大山田地区『皆でクリーン大作戦』に、部活動の生徒た
ちが参加しました。生徒たちは、地域の人たちと共に活動ができたことで、
地域の一員としての自覚を高めることができたと思います。参加してくれた
生徒のみなさん、ありがとう。
☆ 授業参観 10/3(月)
6限目は授業参観でした。参観教科は「1年1組・理科、1年2組・数学、
2年・総合、3年・国語」でした。当日は、平日にもかかわらず、多くの保
護者の方々に参観していただきまして、ありがとうございました。
☆ 吹奏楽合同コンサート 10/9(日)
本校吹奏楽部が、阿山中学校・霊峰中学校吹奏楽部と一緒に「三重大学吹
奏楽団」の学生にレッスンを受け、合同コンサートを行いました。大学の吹
奏楽団員と同じ舞台でコンサートができ、やり遂げた生徒たちの表情には満
足感があふれていました。
☆ 中間テスト 10/13(木)
・14(金)
中間テストを実施しました。テストは終了しましたが、テスト勉強のとき
だけではなく、ワークや調べ学習等の提出物の仕上げ・提出期日の確認など、
ご家庭でもお子さんに声をかけてあげてください。
☆ 1年生「命の学習」 10/15(土)
助産師・林みち子さんから、
「一人ひとりが、ものすごい愛に包まれて生ま
れてきたこと」「今、生きているだけで百点満点」「自分の身体も心も大切に
しなければいけないこと」
「自分の周りの人一人ひとりも同じように大切な存
在であること」を伝えてもらいました。
☆ 学校日課「冬タイム」10/17(月)~(部活終了後下校時刻 16:20)
「冬タイム」
10 月 17 日(月)~ 翌年2月 14 日(火)
「部活動終了時刻」
16:20
「阿波行き定期バス」
16:34
「坂下行きスクールバス」 16:35
日没も早くなり、事故に遭う危険性が増しますので、日が暮れて周辺が暗
くなる前に生徒たちを家に到着させたいと考えております。部活動での練習
時間が短くなりますが、ご了承いただきますようお願いいたします。
☆ 伊賀地区中学校駅伝競走大会 10/22(土)
上野運動公園競技場および周辺道路で、全長 17.4km 6 区間を、大山田中
学校の代表として 2 年生男子 6 名が走りました。選手のみなさん、お疲れ様
でした!
・藤森 校長コラム⑥
翔亜さん ・大北まほうのて
誠喜さん ・西尾 亮祐さん
・廣島 逸樹さん ・松裏 翔大さん ・ 中 輝人さん
☆ 中体連・伊賀市中学校新人バスケットボール大会 女子の部
第3位 おめでとう!
校長コラム⑥ まほうのて
10/30(日)
☆ 芭蕉祭献詠俳句に入選 おめでとう!
・中森 朱音さん(1 年 1 組) 「春の風 スカートゆらし ペダルこぐ」
映画『君の名は。』の映像が浮かんでくるような、さわやかな俳句です。
☆ 青少年読書感想文三重県コンクールに入選 おめでとう!
・木戸 紅香吏さん(1 年 2 組) ・田原 千歳さん(3年1組)
校長コラム⑥
まほうのて
先日、鈴鹿市で「絵本『さっちゃんのまほうのて』原画展~手をつなご!さ
っちゃんと~」を開催していたので、見に行ってきました。
主催は、先天性四肢障害児父母の会で、手、足、耳等に生まれつき障がいを
もった子どもたちの親の会です。
この会は、障がいがあろうとなかろうと、いじめや差別を受けたり仲間はず
しにされることなく、ありのままの姿で社会に受け入れられ、特別視されるこ
となく、人間として自由平等に生きていける社会環境を目指しています。
『さっちゃんのまほうのて』という作品は、子どもが自分の障がいに直面す
る姿、両親の心のこもった対応、そして、周りの子どもたちの素直な理解と行
動を、画家・田畑精一さんの美しい絵とともに語られている絵本で、現在 70
万部のベストセラーです。
絵本の内容は、「さっちゃんは今日、幼稚園のままごと遊びで、とってもお
母さんになりたかったのです。なぜかというと、さっちゃんのお母さんのおな
かには、まもなく生まれてくる赤ちゃんがいます。お母さんのおなかをそっと
なでながら、さっちゃんも『お母さんになる』と心に決めたのです。
でも、幼稚園のままごと遊びでお母さんの役をやるのは、いつも背の高い子
です。さっちゃんがお母さんの役をやりたいと言ったことで、大騒動になりま
した。
『さっちゃんは、おかあさんにはなれないよ!だって手のないおかあさんな
んて変だもん。』さっちゃんの右手には指がないのです。さっちゃんは幼稚園を
飛び出して家に戻り、なぜ自分の右手には指がないのか、お母さんに迫ります。
さっちゃんはお母さんのおなかのなかで怪我をしてしまって、指だけどうして
もできなかったのです。それがなぜなのか、誰にもわからないのです。
ある日、さっちゃんの指のない手をにぎり、
『私の体いっぱいに不思議な力を
くれる魔法の手』と言ったお父さん。その言葉でさっちゃんは、つらい現実を
乗り越えるきっかけを得ます。」といった話です。さっちゃんの元気で力強いキ
ャラクターは、私たちにも元気を与えてくれ、読んだ後ですがすがしい気持ち
になれる作品です。
『木は光を浴びて育つ、人は言葉を浴びて育つ。
』
言葉は不思議な力をもっていて、その元気をくれる“魔法の言葉”を思い浮か
べることで、傷つきながらも、子どもたちは「これが私」と、子どもなりに自
分の現実を引き受けていきます。ありのままの自分の姿で生きるとき、それは
時に大人たちが驚くほどの大らかさに満ちて生き生きとした姿に変わります。
私は以前、ある保育士さんからこんな話を聞きました。
「ぜんぜん落ち着きが
ないやんちゃな子がいて、その子がみんなの横を通るだけで他の子は怖がるん
です。もう一人別の子で、ちょっとしたことでよく泣く子がいます。誰かが自
分のそばに来るだけで泣くんです。ところが、その一番やんちゃな子が、一番
よく泣く子のそばに行っても、泣かずに喜んでいるんです。いくら考えても、
いまだにその理由がよくわかりません。子どもって不思議ですねぇ。おもしろ
いですねぇ」と。
大山田中学校の生徒 119 名も、みんなそれぞれに、“まほうのて”のような、
人と人とをつなぐ『不思議な力』を持っているんです!