い~な あまみ 中 央 しらさぎ さくら 大阪+知的障害+地域+おもろい=創造 知の知の知の知 社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会 社会政策研究所情報誌通算 1144 号 2013.1.20 発行 ============================================================================== 差別解消へ障害者発起 県内フォーラム4月設立へ 愛媛新聞 2013 年 01 月 18 日 4月の発足に向けて話し合う「愛媛障害フォーラム」結成準備会 =12日、松山市 「障害者差別禁止法」制定の動きを受け、愛媛県内の 障害者が結束して声を上げようと「愛媛障害フォーラム」 発足へ動き始めた。県独自の条例づくりなどを求め、障 害者施策の議論に障害者自らが参画するのが狙い。結成 準備会は「さまざまな障害者が共に勉強し、意見を提起 していく必要がある」と幅広い参加を呼び掛けている。 準備会の呼び掛け人(16日現在)は、身体や視覚、聴覚、内部障害など25の障害者 団体・支援団体から参加した障害者ら29人。4月下旬、正式に発足させる方針で、従来 の団体活動の壁を越えた運動体を目指す。 2012年2月、東俊裕・内閣府障がい者制度改革推進会議担当室長(当時)を松山市 へ招いたフォーラムを機に始動。11月から、おおむね月1回の勉強会を始めた。個人で の参加も歓迎している。 出所障害者の支援模索 広島 中國新聞 2013 年 1 月 20 日 刑務所を出所した知的障害者や発達障害者の社会復帰をテーマにしたセミナーが 19 日、 広島市中区の広島県立美術館であった。市民約200人が参加し、支援の在り方を考えた。 障害者やお年寄りの出所者を支える県地域生活定着支援センター(南区)の酒井珠江セ ンター長が取り組みを報告。出所1年未満の知的障害者の再犯率は全国で約7割なのに対 し、センターの支援者は約2割とし、「受け皿を整えれば再犯は減らせる」と強調した。 京都ノートルダム女子大の藤川洋子教授は、発達障害者の孤立を防ぐため専門家の連携 強化の必要性を指摘。フリーライター内田扶喜子さんは「刑事司法の現場で障害者への理 解が足りない」と訴えた。セミナーは県が主催した。 保護司の欠員100人超える 読売新聞 2013 年 1 月 19 日 「嫌がられたりだまされたりすることもあるけど、更生する姿を見るとう れしくなるんだ」と語る村上さん 刑務所を出所した元受刑者らの社会復帰を支える保護司の県 内の欠員が今年、100人を超えた。高齢でも仕事を続ける人が 増えたことや、都市部で後継者がなかなか見つからないことなど が要因。千葉保護観察所は「このままでは保護観察制度を継続で きなくなる」と、民生委員など他団体との関係を深める検討協議 会の設置など対策を進めている。 (大森祐香) 「最近は就職難などもあり、保護司の活動だけでは更生支援が難しいケースが増えてき た」 。保護司歴40年以上で、県保護司会連合会副会長を務める千葉市若葉区の長善寺住職、 村上佼正さん(69)は厳しい表情で語る。 「まじめに働いている」 「結婚式に来てほしい」と、少年や若者からそんな報告を受け、 やりがいを感じる保護司は多いという。実際、県内の保護司は2010年までは増加傾向 にあった。 しかし、11年に減少に転じ、今年1月1日現在では13 15人と、定数(1418)から103人の欠員となった。 欠員の100人超は、定数を110増やして一時的に欠員が 急増した07年以来だ。 千葉保護観察所によると、76歳以上の「定年」保護司の 大量退職が続いたことに加え、企業の定年延長、再雇用制度 促進で高齢まで働く人が増え、若い成り手が減ったことが原 因という。 一方、犯罪者の高齢化が進み、保護司の対象者も高齢化。 障害があったり介護が必要だったりして職を見つけられず生活保護を受ける例も増えてい るという。 12年版犯罪白書によると、保護司の7割以上が高齢者、障害者など専門知識が必要な 対象者への対応に難しさを感じている。 村上さんは「成り手不足に加え、長く続けられない人も出てきた。民生委員との協力関 係構築など保護司の負担を減らす工夫も必要だ」と指摘する。 また、マンション住まいの保護司が多い都市部では、常設の面会場所確保を求める声も 上がる。美浜区保護司会の酒井佐喜子会長(70)は「個人情報の問題もあり自宅外の面 会場所は見つけづらい。常設の場所があれば成り手も増える」と訴える。 千葉保護観察所は成り手対策として、地域の他の団体などを交えた保護司候補者検討協 議会を設置。県内26の保護区のうち、現在までに12保護区で設けられ、保護司の成り 手発掘を進めている。ただ、連携がうまくいかないケースもあり、課題は多い。 一方、面会場所対策では現在、松戸、市原、野田市に面会場所として使用できる「更生 保護サポートセンター」があるが、同所は今年、更に2センターほど増設する方針だ。 同所の染田恵企画調整課長は「これほど多くのボランティアが関わる制度は世界的にも 珍しい。善意を生かせるよう、環境面の整備で支えていきたい」と話している。 ◇保護司 身分は法相から委嘱された非常勤の国家公務員だが、給与は支給されず、実 質的には民間のボランティア。対象者との月2回程度の面接や生活の指導監督を行う。1 日現在、全国で4万7990人いるが減少傾向にある。 手作りケチャップ味わって 尾鷲の障害者施設開発 中日新聞 2013 年 1 月 20 日 やきやまふぁーむが開発した「とまとけちゃっぷ」=尾鷲市三 木里町で 尾鷲市三木里町の障害者就労支援施設「やきやまふ ぁーむ」は、利用者が栽培しているトマトを使ったオ リジナルの「とまとけちゃっぷ」を開発した。トマト など原材料の生産から、ケチャップの製造、商品のシ ール貼りまですべて利用者の手作りだ。 施設ではさまざまな障害のある十~六十代の三十四 人が、同町内の休耕地などを借りて、シイタケや大根、 タマネギなどの栽培に取り組んでいる。一昨年秋から、二棟のビニールハウスでトマトの 栽培を始め、四百二十株を育てている。収穫は今月から始まり、七月まで続く。 ケチャップは収穫したトマトの皮をむいてミキサーにかけ、四時間煮詰めて作る。トマ トの味を引き立てるよう煮詰める段階で、施設で収穫したタマネギやニンニク、トウガラ シなどを加えた。甘くほんのり酸味を利かせた味わいは、ケチャップだけでなくパスタソ ースなどにも使える。 トマトの収穫は利用者全員で、ケチャップ作りは女性四人、男性一人が担当している。 週一回、二日間かけて四十本を製造し、瓶にシールを貼ったり、ふたに飾り付けをしたり するのも利用者の仕事だ。同施設の塩崎丈夫統括本部長(54)は「皆がケチャップ作り を心から楽しんでいる。丹精して作っているので、ぜひ手作りの商品を味わってほしい」 と話している。 一本二百八十グラムで六百円。尾鷲市向井の「夢古道おわせ」 、熊野市久生屋町の「里創 人 熊野倶楽部(くらぶ) 」 、同市飛鳥町の「道の駅熊野きのくに」 、御浜町阿田和の「道の 駅パーク七里御浜」で販売している。(宮崎正嗣) おぼろ豆腐:障害者らに就労の場提供、伝統の食品守る リヤカーとラッパ、涌谷名物に 宮城 毎日新聞 2013 年 01 月 19 日 / おぼろ豆腐のパックを手にする森新一さん 涌谷町で障害者たちが江戸時代から伝わる町の伝統食品「お ぼろ豆腐」を守り伝える製造・販売の仕事に励んでいる。11 年6月の開店以来、作った豆腐をリヤカーに積み引き売りする 販売スタイルを貫き、新しい“涌谷名物”になりつつある。 おぼろ豆腐はにがりを加えた固まり始めのふんわりした状 態が特徴。250年前の江戸中期に僧侶が京都から涌谷に伝え たとされ、町内では行事の際、「おぼろ汁」にする食文化があ った。 だが町内に1軒残っていた豆腐店が10年に閉店を決めた。 障害者の雇用に積極的な仙台市太白区の「森徳とうふ店」専務 の森新一さん(48)がそれを伝え聞き、 「伝統豆腐を残そう」 と、障害者福祉サービス事業所「涌谷とうふ店」を設立。町か ら土地建物を有償で借り新鋭の豆腐製造ラインを導入した上で障害者を受け入れた。 リヤカーでの引き売りは昭和の高度成長期まで見られた。森さんは、町内の近場を回る のに適した販売スタイルだと導入した。2、3人の障害者が支援員とともに午前、午後と も“豆腐屋ラッパ”を吹きながら売り歩く。遠くには軽トラックの移動販売車で向かう。 「おぼろ豆腐を食べ続けることができ幸せ」などの声が寄せられ、茶飲み話に呼ばれる ことも。引き売り班の菅原直人さん(19)は「売り切れになると努力が報われうれしい」 とニッコリ。 12年3月に大崎市古川にオープンさせた姉妹店の「古川とうふ店」もリヤカー販売す る。現在就労する障害者は両店合わせ33人。給料は最低賃金以上の時給月給制で平均8 万8000円に上る。森さんは「おぼろ豆腐だけで1日400パック売れる。伝統食を守 り、障害者に就労の場を提供するベースを築けた」と話す。 おぼろ豆腐はパック入り。大(1キロ)380円、中(450グラム)250円、小(3 20グラム)200円。問い合わせは涌谷とうふ店(0229・29・9127)。【小原博人】 不要なセーターをマットに 旭川荘の「愛育寮」で制作 山陽新聞 2013 年 1 月 20 日 社会福祉法人・旭川荘の知的障害者支援施設「愛育寮」(岡山市北区祇園)の利用者が、 不要になったセーターの毛糸を織り直してマットに仕上げる「結び織り」が人気だ。柔ら かな手触りと鮮やかな色彩が特徴で、施設での販売は予約待ちとなっている。 愛育寮利用者が仕上げた結び織りのマット 結び織りの技法は、倉敷民芸館(倉敷市中央)の初代 館長で染織家の故・外村吉之介さんが考案。1953年 に開いた私設研究所の商品は「倉敷ノッティング(結び)」 として親しまれ、旭川荘の物もその流れをくむ。 愛育寮は障害者の機能訓練として 59 年から生産。施設 内の工房で利用者 10 人が平日約4時間作業する。職員や 近隣住民から寄付されたセーターを解き、毛糸を色別に 仕分け。束ねた横糸を縦糸に結び付け、鮮やかな模様を 仕上げる。 制作は月 10 枚程度でサイズは大(38 センチ四方、3 500円)と小(28 センチ四方、2500円)の2種類。 指導する職員の大嶋万里子さん(61)は「多色の毛糸による独特の風合いがあり、丈夫で 長持ちするのも特徴」という。 ひと人:周南ボランティアサークル「ぽかぽか」代表・毎田健太郎さん /山口 毎日新聞 2013 年 01 月 20 日 ◇「障害者支援を続けたい」−−毎田健太郎さん(28) 「一緒に歌を歌います」 。13日、周南市の成人式。新成人の男性に式次第をわかりやす く書いた紙を見せた。自閉症など障害がある人を式でサポートする活動は8年目になる。 高校2年の時、障害児との交流キャンプに参加し、砂遊びが好きな自閉症の男の子に出 会った。プログラムが盛りだくさんで、指導者には「団体行動ができていない」と評され た。力不足を実感したが、その子は帰り際に「また遊ぼう」 。 市内の障害児と一緒に遊ぶボランティアを続け、05年、障害者の余暇活動を支援する 「ぽかぽか」を結成した。 成人式の支援を始めたのは、自ら成人となり、式の実行委員だった経験から。式で流す スナップ写真の中に総合支援学校の生徒の写真がないのが気になった。「式に参加して『大 人になったんだ』と感じる、その権利はみんなにある」 今年、成人式を迎えたのは、砂遊びが好きだった、あの男の子。「同窓会、来る?」。晴 れ着姿の同級生に声をかけられ、男性は「うん」と答えていた。 製造業の現場で働きながらの活動だ。 「障害者支援が社会問題なら、社会の一員として何 かする努力をする。できることを続けたい」 【蒲原明佳】 「自分らしく生きる」 心身障害者 高津で成人式 会場に笑顔あふれる 東京新聞 2013 年 1 月 20 日 川崎市在住の心身障害者の成人式が十九日、同市高津区の市民プラザで開かれ、新成人 九十七人が出席した。 保護者、特別支援学校の教員らが見守る中、代表の下山力さんは「元気に働き、ポジテ ィブに、時々つらいことがあっても自分らしく生きる」と誓い、同じく代表の吉田晃二さ んは「将来は兄と一緒に車の改造を楽しめるガレージを建てたい」と抱負を語った。 式は市心身障害者地域福祉協会の主催。祝辞に立った阿部孝夫市長は「家族や恩師に支 えられて今日を迎えられた。人と人との絆や出会いを大切に、感謝を忘れずに今日という 日を人生の節目として」と言葉を贈った。 式典後の軽食パーティーで、新成人らは出身校ごとに集まり、教員も交えて旧交を温め た。各校教員らの寄せ書きも配られ、会場に笑顔があふれた。(山本哲正) カレンダー:入所者ら描いた絵で 八女・障害者の支援施設「蓮の実園」 /福岡 毎日新聞 2013 年 01 月 19 日 知的障害者らの支援施設「蓮(はす)の実園」=八女市上陽町=の入所者らが描いた絵 で作ったカレンダーが完成し、17日、入所者らが三田村統之市長に贈呈した。カレンダ ーは、福岡市で開かれる「全国ナイスハートバザールin福岡」 (23〜27日、福岡三越) にも出品する。 絵は、主に宮崎盛博さん(64)と田中常裕さん(58)が描いており、2人が、三田 村市長にカレンダーと絵入りのしおりを贈った。 宮崎さんは入所当時から毎日のように空き時間に絵を描いていた。同園管理者の石井龍 一さんは「下書きもなしに、細かい花の絵を魔法のように描いていた」と振り返る。宮崎 さんの才能を感じ取った石井さんは、もっと大きな紙に描くよう促し、美術展にも出展さ せるようになった。久留米市障害者美術展で最優秀賞を受賞、一般の部でも高い評価を得 るなどめきめき頭角を現した。 そんな宮崎さんに触発され、田中さんも絵を描き始めた。旅好きで、自分の乗った列車 の絵などを好んで題材に選び、美術展でも入賞するようになった。 今回は、2人の絵を多くの人に広く知ってもらいたいと初めてカレンダー制作を企画。 印刷は印刷所に頼んだが、製本は入所者が担当し、商品化した。 宮崎さんは細密な背景と多彩でありながら調和の取れた色彩が、田中さんはシンプルな 線と鮮やかな色彩が特徴。カレンダーを手にした三田村市長は、作品について2人に熱心 に質問し、 「またいい絵が描けるよう頑張って」と激励した。 宮崎さんは「(いろいろな人に)見てもらいたい」、田中さんも「うれしい」と話し、喜 んでいた。 カレンダー(1050円)としおり(3枚210円)は、蓮の実園(0943・54・ 3123)でも購入できる。 【上村里花】 里芋スイーツ:地元特産の味生かし、人気−−五泉市の障害者支援施設 /新潟 毎日新聞 2013 年 01 月 19 日 五泉市中川新の障害者支援施設「いずみの里」内の自立就労センターいずみに併設され る菓子工房で、施設内で収穫される里芋を使ったスイーツ「里いもころりんパイ」が販売 され、消費者の人気を集めている。地元特産の里芋が新たな息吹を吹き込まれ、スイーツ として生まれかわった。丹精込めて栽培、収穫する施設利用者らにも大きな励みとなって いる。 同センターは、障害者が自立して社会生活を営めるよう支援する施設。現在、活動の一 環として施設利用者らが10アールの畑で里芋の栽培を手掛けている。 同工房は10年夏にオープン。シフォンケーキを中心に作っているが、2年前、五泉商 工会議所から「里芋を使ったものを作ってみないか」と声を掛けられたのが開発のきっか けとなった。 パティシエの渡辺馨さん(29)が里芋にどのような味を付けるのか試作を重ねた末、 サイコロ状の里芋をアーモンドクリームの中に入れてパイ生地でくるんで仕上げた。昨年 から本格的に販売を始めた。手間がかかるため1日に作れるのは10個以内だが、おいし さが評判を呼び、売り切れる日が相次ぐ。今月からは、新たに小豆あんを加えたバージョ ンも登場した。 価格は1個180円。里芋が収穫できる3月までの期間限定で、同センター内の喫茶「ま 〜まぁカフェ」の他、同市内の福祉販売所「陽だまり」などで販売している。問い合わせ は、同センター(0250・48・3085)。 にいがた人模様:「温もりハウス」センター長・佐藤彰さん /新潟 毎日新聞 2013 年 01 月 20 日 ◇精神障害に理解を−−佐藤彰さん(53) 精神障害者の居場所作りなどに取り組む地域活動支援センター「温(ぬく)もりハウス」 (新潟市中央区万代4)が今月7日、仮オープンした。4月の本スタートに向け、センタ ー長として準備に追われる日々だ。「『仲間がいるよ』ということを知らせるためにも、誰 でも気軽に立ち寄れる場所にしたい」と意気込む。 03年ごろから、妻幸江さん(49)の様子がおかしくなった。 「自宅が盗聴されている」 「のぞかれている」などの妄想を訴えるようになったのだ。統合失調症を発症していた。 それまで精神障害についてほとんど知識はなく、事実を受け入れるのには時間が必要だ った。病気と分かっていても、幸江さんの発言にイライラして怒鳴ってしまったこともあ る。 「当事者になることはできないが、想像することはできる。家族が理解することが一番 大事なんです」と力説する。現在は、投薬治療で幸江さんの病状は落ち着いているという。 06年、精神障害者の日常生活や就労支援などをしているNPO法人「にいがた温もり の会」 (同区)に出会った。イベントなどに参加しながら手伝いを始め、現在は理事を務め る。会に事務所などはなく、同市の市民活動支援センターのスペースを週2回借りていた が、 「活動の拠点となる場所がほしい」とセンター開設を決めた。 センターの活動に専念するため、昨年12月に仕事を辞めた。現在は、利用予定者と話 し合いながら正式オープンに向け準備を進める。居場所作りの他、酒かすの小分け販売な どの授産活動にも取り組む予定だ。 精神障害者への差別や偏見は根強く、取り巻く環境は厳しい。特に就職は厳しく、 「企業 のトップに意識を変えてほしい」と訴える。知識の普及や理解の促進も、センターの重要 な役割だ。 「健常者にも性格が変わっていたり、癖があったりする。違いは治療がいるかい らないかだけで、私たちと変わらない」 【小林多美子】 ■人物略歴 ◇さとう・あきら 1959年、新潟市生まれ。専門学校を卒業後、10年間東京都内でシステムエンジニ アをした後、新潟に戻る。96年に結婚。趣味はミステリー小説を読むこと。 生活保護受給者、後発薬基本に 厚労省が検討 共同通信 2013 年 1 月 19 日 厚生労働省は19日、生活保護の医療費(医療扶助)を抑制するため、受給者に価格の 安いジェネリック医薬品(後発薬)の服用を基本とする方向で検討に入った。特別の理由 がなく拒否した場合には、福祉事務所の保健指導の対象にする。 一方で、現在無料になっている医療費の一部自己負担化については「必要な受診を抑制 する恐れがある」として見送る方向だ。 生活保護費の総額は2012年度当初予算で3兆7千億円。うち医療費は半分近くを占 めており、抑制策が課題となっている。 インフル患者急増、昨年の2倍に…A香港型8割 読売新聞 2013 年 1 月 19 日 インフルエンザの患者が急増し、患者数が昨年同期の2倍近くに上っていることが、国 立感染症研究所のまとめで18日わかった。 専門家は本格的な流行に入ったとみて、マスクの着用や手洗いなど感染拡大の防止を呼 びかけている。 感染研などによると、全国約5000か所の医療機関から今月7~13日の1週間に報 告された患者数は、1医療機関あたり平均12・07人で、前週の3倍に増えた。20歳 以上の成人が65%を占め、ウイルスの型はA香港型が8割強となっている。 都道府県別では、群馬県で同27・71人、茨城県で同25・88人、千葉県で同22・ 52人と、関東地方で患者が多い。佐賀県で同19・97人、愛知県で同14・14人な ど九州、東海地方も多い。9県で警報レベル(同30人以上)、38都道府県で注意報レベ ル(同10人以上)の地域がある。 国土交通大臣表彰:津のNPO「海の達人」に バリアフリー化推進 /三重 毎日新聞 2013 年 01 月 19 日 バリアフリー化の推進に功労のあった個人、団体を対象とした今年度の国土交通大臣表 彰で、県内から津市河芸町東千里の特定非営利活動法人(NPO)「海の達人」(大野木博 久理事長)が選ばれ、同省で18日、表彰を受けた。 海の達人は、06年に設立以来、毎年秋に高齢者や障害者、健常者を問わず楽しめる「海 のバリアフリーまつり」を開催しているほか、転覆しないように造られた小型ヨット、ア クセスディンギーなどを活用して障害者を含む子どもから大人までが操船体験できるセイ リング支援活動を年16回行っている。また、活動拠点のマリーナ内に、車椅子ごと乗り 込めるモーターボートを備えたり、スロープ付きバリアフリー桟橋を整備していることな どが評価された。 【田中功一】 日本障害者スポーツ学会:障害者スポーツの研究成果発表 為末さん講演も−−フォルテワジ マで26、27日 /和歌山 毎日新聞 2013 年 01 月 20 日 第22回日本障害者スポーツ学会が26、27両日、和歌山市本町2の複合商業施設「フ ォルテワジマ」で開かれる。全国から医療や栄養、工学などの専門家が集まり、障害者ス ポーツについての研究成果を発表する。 学会は毎年全国各地で開かれており、県内では初めて。26日は、北京五輪に出場した 元陸上選手の為末大さんが、アスリートの目から見たパラリンピックの未来について語る ほか、20人が研究内容を発表する。 また、27日は、毎日文化センター広島の山口一朗館長による「毎日新聞が報じたパラ リンピック記事について」など21人の発表がある。その後、アジアマスターズ陸上競技 協会の鴻池清司会長がスポーツの重要性について講演する。 日本障害者スポーツ学会の三井利仁会長は「県内の障害者スポーツは全国に比べるとま だ普及が進んでいない。たくさんの人に研究や論文などを広く知ってもらう機会になれば」 と来場を呼びかけている。 26日は午後1時、27日は午前9時から、いずれも4階イベントホールで。参加費は 一般 3000 円、学生 1000 円。 事前に大会ホームページ(http://syougaisyasportsgakkai22nd.jimdo.com/)から申し込む。 問い合わせは大会事務局の県立医大げんき開発研究所(073・488・1933)。 【川畑展之】 月刊情報誌「太陽の子」、隔月本人新聞「青空新聞」、社内誌「つなぐちゃんベクトル」、ネット情報「たまにブログ」も 大阪市天王寺区生玉前町 5-33 社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会 社会政策研究所発行
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