『自由民権運動、女性参政権を求めて~近代日本と女性の運動~』

2008年10月15日
『自由民権運動、女性参政権を求めて~近代日本と女性の運動~』
第2回目の講義は、自由民権運動が広がるなか、女性の置かれている立場や女性の参
政権獲得までの道のりなどをじっくりお話してくれました。
“自由民権運動”とは、憲法のない時代に憲法をつくろう!と運動したのが自由民権
運動です。民主的な憲法草案「五日市憲法」もこのときにつくられましたが、伊藤博文
によるドイツを真似てつくった天皇主権の草案が採択され、明治憲法が誕生しました…。
この時代、女性には選挙権はなく、高知県の“民権ばあさん”と呼ばれた楠瀬喜多さ
んは「納税しているのだから女性にも選挙権があるのはあたりまえや!!」と県に参政
権を求めて声を上げました。そして世界で2番目に男女平等の参政権が決定したのが高
知県の小高坂村です。(ちなみに1番目はアメリカのワイオミング州です。)
また、日本で初めてのストライキを起こしたのも女性です。その後も米騒動の最中も
富山のおかみさんが立ち上がり声をあげ、日本最大の民衆一揆といわれる米騒動が起こ
りました。女性は自らの権利を自分たちの力で勝ち取ってきました☆
講義を聞いての感想の中には「女性はあたりまえの事を
言っているが、それをあたりまえでない時代に声に出して
言うことの難しさ…。みならいたい!!」や、
「女性はすご
く押さえつけられてきたけど、その中でもおかしい!と立
ち上がる女性がいたのもすごい!!」などが寄せられ、女
性のたくましさが実感できる講義でした。
参加費500円で手作り料理とお酒を堪能し
た参加者たち♪お腹もふくれたところで、一人ず
つ自己紹介と今回参加するにあたっての抱負な
どを語ってもらいました。今回の参加は22人と
少なめでしたが、楽しく交流ができました☆
残り8回、みんなで楽しく学習していきましょ
~お知らせ~
10月23日(木)「学習の友」読む会開催☆
6:30~そよかぜ薬局3階・西淀川労連内
11月4日(火)石川康宏先生の講義はオープン!