実生活で生きて働く言葉の力をはぐくむ小学校国語科授業の創造

実生活で生きて働く言葉の力をはぐくむ小学校国語科授業の創造
-
単元を貫く言語活動を位置付けた複合単元構想を通して -
所属校
玉名市立小天小学校
教科等教育 国語
藤野 亮
Ⅰ
研究主題設定の理由
21世紀の日本は,グローバル化,エネルギー
問題,少子高齢化等,多くの複合的な問題に直
面している。このような社会では,人とのかか
わりの中で課題を解決し,社会にとって意味の
ある答えを提案し,社会全体をよりよい方向へ
と変化させていくことができる「生きる力」を
有した人間が求められる。
国立教育政策研究所は,「生きる力」を実効
的に獲得することを目指し「21世紀型能力」と
いう資質・能力を提唱した。「実生活で生きて
働く言葉の力」は,「実践力」を見据えて「思
考力」を育成する「21世紀型能力」と軌を一に
するものであり,今まさに社会で求められる力
である。
平成20年の中央教育審議会答申では,国語科
の改善の基本方針として「実生活で生きてはた
らき,各教科等の学習の基本ともなる国語の能
力を身に付けること」と示してある。
しかし,自身のこれまでの授業実践では,活
用場面において実生活を想定した言語活動を設
定しても,設定した言語活動とは無関係に教科
書教材の段落や場面の詳細な読解を行うことが
あった。そのため,授業のねらいである「付け
たい力」を単元の言語活動遂行時や実生活の場
面で活用させることができなかった。
そこで,実生活を想定した言語活動と各単位
時間の学習活動とが密接に関連する学習過程を
明らかにしたいと考え,本研究主題を設定した。
Ⅱ 研究主題の分析
1 研究主題に関する文献研究
(1) 「実生活で生きて働く言葉の力」とは
小学校学習指導要領解説国語編には,「言語
能力は,日常生活に生きて働くよう一人一人の
児童が言語の主体的な使い手として,相手,目
的や意図,場面や状況などに応じて,適切に表
現したり正確に理解したりする力として育成す
ること」と示されている。実生活において言語
活動が行われるときは,下線部の「相手」「目
的」「意図」「場面」「状況」の要素が常に関
係する。それらの要素に応じ,主体的に思考・
判断・表現しながら国語科のねらいである「付
けたい力(児童に示す際は『言葉の力』)」を活
用している状態が「生きて働く」状態と考える。
図1 実生活で生きて働く言葉の力
以上を踏まえ,「実生活で生きて働く言葉の
力」を図1に示し,以下のように捉える。
「実生活で生きて働く言葉の力」とは,実生活の言
語活動を遂行する中で,言語活動に含まれる相手・目
的・意図・場面・状況等 の要素に応じ,主体的に思
考・判断・表現を行いながら話す・聞く,書く,読む
ことができる能力のこと。
(2) 「単元を貫く言語活動」とは
小学校学習指導要領解説国語編に「各学年の
内容の指導に当たって,(1)に示す指導事項を
(2)に示す言語活動例を通して指導することを
一層重視」とあり,国語科では言語活動を通し
て指導事項を指導するように規定されている。
また,小学校学習指導要領第1章総則に「児
童の思考力,判断力,表現力等をはぐくむ観点
から,基礎的・基本的な知識及び技能の活用を
図る学習活動を重視するとともに,(中略)児
童の言語活動を充実すること」とある。ここか
ら,言語活動は,児童の主体的な思考・判断・
表現を促しながら,各教科のねらいを実現する
手立てと考える。そのため,国語科で言語活動
を設定する際も,児童の主体的な思考・判断・
表現が促されるように学習過程に適切に位置付
ける必要がある。
さらに,言語活動の充実に関する指導事例集
に「『ここで音読する』『ここで話し合う』と
いったばらばらの活動ではなく,児童が自ら学
び,課題を解決していくための学習過程を明確
化し,単元を貫く言語活動を位置付けることが
必要である」とある。ここから,国語科におけ
る言語活動では,それを遂行する過程を課題解
決の学習過程にする必要があると考える。
以上のことから,「単元を貫く言語活動」と
は,児童の主体的な思考・判断・表現を促しな
がら授業のねらいである「付けたい力」を確実
に身に付けさせる手立てであると同時に,課題
解決の学習過程を実現する国語科授業づくりの
理念でもあると捉える。
(3) 「複合単元」とは
複合単元とは,「話すこと・聞くこと」「書
くこと」「読むこと」の3領域のうち,複数領
域が組み合わさり一つの単元内で指導すること
で,それぞれの指導の効果を高めようとする単
元構想である。
水戸部(2014)は「読むこと」と「書くこと」
の複合単元において,双方の利点を次のように
述べている。「読むこと」では「自分が書くた
めに情報を読むといった『目的に応じて』読む
能力を一層育成しやすくなる」とし,「書くこ
と」では「課題設定や取材の過程において(中
略)主体的に情報収集する過程を確保しやすく
なる」としている。
「読むこと」に「書くこと」等の表現領域を
複合させることで,書くために読んだり,読ん
だことを生かして書いたりするなど,課題解決
の学習過程が実現しやすくなると考える。その
ため,複合単元は,単元を貫く言語活動の理念
を実現する単元構想と考える。
2 研究主題に関する調査研究
平成26年6月下旬,所属校及び近隣小学校の
教師(N=20)と,所属校の第5学年及び第6
学年の児童(N=48)を対象に,国語科の授業
に関する意識調査を行った(表1)。
表1 教師及び児童の意識調査の分析結果
課
教
師
の
意
識
調
査
児
童
の
意
識
調
査
Ⅲ
1
題
分
析
○言語活動を遂行する
ことが課題解決の過
程となっていない。
○他教科へ国語の能力
を活用できない。
○単位時間や予定時数
が超過してしまう。
○付けたい力を活用させ
る適切な言語活動を設
定する必要がある。
○授業のねらいである
「付けたい力」明確化
し,指導内容の精選を
図る必要がある。
○付けたい力を学ぶと
いう意識が低い。
○交流では,そのよさ
は感じているものの
自分たちで交流して
いるという意識を持
っていない。
○言語活動を通して付け
たい力を学ぶという意
識を持たせる必要があ
る。
○交流の目的を児童に明
確に示す必要がある。
図2
図3
仮説検証のための手立て
先行実践の分析結果を基に,仮説検証の手立
てを表2のように構築した。
表2 仮説検証の手立て
視点1 付けたい力の明確化
付けたい力を四つの視点で明確化
ア 学習指導要領 イ 年間指導計画
ウ 児童の実態
エ 実生活で生きて働く力
視点2 言語活動の設定
付けたい力に応じた言語活動を三つの視点で設定
ア 言語活動の表現様式の分析
イ 言語活動の内容の検討
ウ 単元名の工夫
視点3
ア
第
一
次
課題解決の学習過程
課題解決の学習過程の構想
○教師自作の言語活動のモデル提示
・言語活動の実生活場面での想起
・言語活動の特徴や内容の紹介
○付けたい力の意識化
○関連図書の紹介
○教科書で学習する目的の提示
・学習計画表
○授業展開の工夫
・入れ子構造
・ABワンセット方式
第
二
次
第
三
○自力解決の工夫
次
イ 第二次の単位時間の手立て
○見通しを持たせる工夫
○交流の工夫
・目的の明確化 ・教科書教材の全文掲示
・話型の提示
・形態の工夫
○振り返りの工夫 ○ワークシートの工夫
研究の構想
研究の目的
研究の仮説
単元を貫く言語活動を位置付けた複合単元におい
て,付けたい力を児童に意識させ,言語活動を通して
その力を活用させる課題解決の学習過程を実現す れ
ば,児童は付けたい力の有用性を実感し,実生活で生
きて働く言葉の力がはぐくまれることだろう。
研究の方法
Ⅳ
実生活で生きて働く言葉の力をはぐくむことができ
る小学校国語科授業の単元と単位時間の学習過程を明
らかにすること。
2
研究の構想図
Ⅴ
1
検証授業の実際(第6学年の実践例)
視点1 付けたい力の明確化
付けたい力を表3の手順で明確化した。
表3
付けたい力の明確化の手順
学習指導要領(具体化)
事実と感想,意見等とを区別するとともに,目的や意
図に応じて簡単に書いたり詳しく書いたりすること。
年間指導計画(焦点化)
前月に,意見文を書く言語活動で指導済
児童の実態(焦点化)
推薦文を書く活動では未経験。また,推薦する相手を
明確に意識し,文章量や表現を工夫したことはない。
3
視点3 課題解決の学習過程
課題解決の単元構想を図5,第二次の詳細を
図6に示す。また,本実践の指導計画を表4,
単位時間の流れを表5に示す。
付けたい力(明確化)
推薦する部分と自分の考えを区別して書いたり,推薦
するための表現や文章量を工夫して書いたりする力
実生活での活用の想定
学校生活で,下級生や友達に本の推薦文を書くときに
活用できる。 など
図5
表3の手順を踏み,明確化した付けたい力は
次の通りである。
課題解決の単元構想
○推薦する部分と自分の考えを区別して書いたり,推
薦するための表現や文章量を工夫して書いたりする
力(B書くことウ)
○互いの推薦文を読み合い,推薦する理由を明確にす
る力(C読むことオ)
2
視点2 言語活動の設定
検証授業Ⅱでは,単元を貫く言語活動として
「推薦する理由をはっきりさせながら,5年生
に向けた本の推薦文を書く」を設定した。
(1) 言語活動の表現様式の分析
「本の推薦文」とは,自分が読んだことのあ
る本の中から薦めたい本を選ぶだけでなく,相
手の目的や要望も踏まえる必要がある言語活動
である。そのため,推薦するときに大事なのは,
推薦テーマや選んだ本の推薦部分,推薦する理
由等を明確にしていく際に,相手の目的や要望
を常に意識することである。相手意識を明確に
持つことで,「読むことオ」を基にした付けた
い力が効果的に育成できると考えた。
また,5年生という相手を意識したとき,適
切な表現や読みやすい文章量の工夫が求められ
る。こうしたことから,「書くことウ」を基に
した付けたい力を効果的に育成できると考えた。
(2) 言語活動の内容の検討
言語活動の内容を次のように設定した。
図4 言語活動の内容
(3) 単元名の工夫
児童の「自分のお薦めの本を伝えたい」とい
う思いが表れるような単元名にした。
卒業を前に,次期リーダーに薦める1冊!
友達と相談しながら,5年生に薦める本を選び,推薦
文を書こう!
表4
図6 第二次の詳細
単元の指導計画の実際(8時間取扱い)
学習活動
・5年生に向けた推薦
文を書くという目的と
推 薦 パンフレットの内
容を知る。
・推薦文を書くために必
要な付けたい力を話し
合う。
・これまで読んできた本
の中から,5年生の要
望 に合 わ せ て自 分 が
推薦したい本を選ぶ。
・「森へ」を読み,「どん
な目的を持った人が
読 むとよいか」につい
て考える。
・「森へ」を命というテー
マで伝えるとしたら,ど
こを,なぜ 薦 める かを
考える。
・教師自作の推薦文の
表 現 の 工 夫 に ついて
考える。
視点3の取組
○教師自作の言語活動
のモデル を提示 し,見
通しを持たせた。
○言語活動を遂行するた
めに,どんな力が必要
か話し合わせた。
○高学年向きの本を30冊
程度用意し,事前に読
ませておいた。
○教科書を読む目的を伝
えた。
○「森へ」で話合いをした
後,自分が選んだ本は
どんなテーマで推薦で
きるかを確定させた。
○自分が選んだ本を前時
のテーマで伝えるなら,
どこを,なぜ薦めるのか
を考えさせた。
○前時までに書いた推薦
の内容を,表現を工夫
して書き直させた。
第 ⑤ ・推薦パンフレットの推
三
薦文の下書きを書き
次
上げる。
○推薦文の二段落構成
の全てを,表現を工夫
しながら書かせた。
⑥ ・推薦パンフレットの下
書きを読み合い,第二
次 の 学 び が生 かせ て
いるかどうかを考える。
○推薦部分と理由の明確
さ,推 薦 の 表 現 ,文 章
量 を交 流 の 視 点 と し ,
検討・吟味させた。
⑦ ・既習事項を生かし,推
⑧ 薦 パンフレットの 全 て
を書き上げる。
・完成した推薦パンフレ
ットを互いに読み合う。
・言葉の力を振り返る。
○分からない所は自分た
ちで交流しながら解決
するよう声をかけた。
○互いのよさを認め合うよ
うな交 流 の場 を設 定 し
た。
次 時
第 ①
一
次
第 ②
二
次
③
④
表5
第3時の単位時間の流れと取組
第3時の学習活動
視点3の単位時間の取組
1
学習の見通し
を持つ。
2
「森へ」を命
の尊さというテ
ーマで伝えると
したら,どこを
なぜ薦めるのか
を考える。
3
グループで,
互いの理由を交
流し合い,最も
納得する推薦理
由を考える。そ
の活動を通して
本の推薦に向け
た本の読み方を
学ぶ。
5
6
○本時の学習活動と単元を貫く
言語活動との関係を板書で示
したり,本時の学習が,言語
活動の内容のどこを書くため
のものかを示したりした。
○ノートに,推薦部分とその理
由を書かせ交流を行わせた。
○教科書教材の全文掲示を用意
し,互いの考えの根拠を視覚
的に俯瞰できるようにした。
第二次と第三次の学びを結び付ける。
自 分 が 選 ん だ ○ワークシートに,自分が選ん
本のどこを,な
だ本の推薦部分と理由を書か
ぜ推薦するのか
せた。
を考える。
本時の自分の
学習の様子を振
り返る。
○振り返りの例を示し,参考に
させた。
Ⅵ
1
研究のまとめ
研究の結果と考察
児童が授業のねらいである付けたい力の有用
性を感じたり,実際に授業や実生活の場で活用
したりしているかを検証した。
(1) 意識調査の分析
付けたい力の有用性を意識として実感できた
かどうかを質問紙で調査した(表6)。
表6 有用性の実感(4件法平均値)
検証授業
検証前
検証後
有意確率P<0.01
3.46
2.50
**0.000
2.82
3.22
**0.008
平均値に伸びが見られたことが分かった。
第5学年(N=24)
第6学年(N=24)
(2) 第二次の単位時間の活用状況の分析
第二次の単位時間において,ワークシート等
の記述を基にねらいとした付けたい力を言語活
動遂行時に活用した人数を調査した。その結果
(一部抜粋)を表7に示す。
表7 第二次の授業における活用状況(単位:人)
検証授業
授業前
授業後
5
24
第5学年(N=24)
15
22
第6学年(N=24)
第二次の単位時間において,付けたい力を活
用した児童が増えたことが分かった。
(3) 実生活場面での活用状況の分析
国語科授業のねらいである付けたい力を,実
生活の場で活用した人数を調査した。その結果
(一部抜粋)を表8に示す。
表8 実生活場面での活用状況(単位:人)
検証授業
検証前
検証後
8
22
第5学年(N=24)
新聞形式の意見文
総合的な学習の時間のまとめ新聞
社会科のまとめ新聞
9
23
第6学年(N=24)
読書月間の推薦文
掲示用の推薦カード
掲示用の推薦カード
付けたい力を実生活の場で活用した児童が増
えたことが分かった。
(1)(2)(3)の結果より,仮説に用いた手立て
は,付けたい力の有用性を実感させるのに有効
であることが明らかとなった。
2 研究の成果と課題
(1) 研究の成果
○「研究の実際1」において,仮説の手立てで
ある「付けたい力を児童に意識させ,言語活
動を通してその力を活用させる課題解決の学
習過程」を実現するための有効な手立てを明
らかにすることができた。
○視点1 「学習指導要領」「年間指導計画」
「児童の実態」「実生活で生きて働く言葉の
力」の視点を用いたことで,授業のねらいで
ある付けたい力を明確化することができた。
○視点2 「言語活動の表現様式の分析」「付
けたい力に応じた言語活動の内容」「単元名
の工夫」の視点を用いたことで,付けたい力
に応じた言語活動を設定することができた。
○視点3 「付けたい力を活用させる課題解決
の学習過程」を明確にし,具体的な手立てを
用いたことで,付けたい力の有用性を児童に
実感させ,実生活場面で活用する力をはぐく
むことができた。
(2) 研究の課題
○付けたい力の明確化は,児童の実態を把握で
きてこそ可能になる。付けたい力の達成状況
を確実に見取ることができる評価の在り方を
更に研究する必要がある。
【引用文献・web ページ】
・国立教育政策研究所:教育課程の編成に関す
る基礎的研究報告書5
http://www.nier.go.jp/kaihatsu/pdf/Houko
kusho-5.pdf
・中央教育審議会答申:幼稚園、小学校、中学
校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要
領等の改善について(答申)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/newcs/information/1290361.htm
・文部科学省:小学校学習指導要領解説国語編,
pp.6-9,東洋館出版,2008
・文部科学省:言語活動の充実に関する指導事
例集~思考力,判断力,表現力等の育成に向
けて~【小学校版】,p.11,教育出版,2011
・教育科学国語教育2014.1,p.7,明治図書,
2014
【参考文献・web ページ】
・中原國明,大熊徹,他:実践へのヒント国語
科授業用語の手引き第2版,教育出版,2006
・安彦忠彦,寺井正憲,他:小学校学習指導要
領の解説と展開国語編,教育出版,2008
・水戸部修治:単元を貫く言語活動のすべてが
分かる!小学校国語科授業&評価パーフェク
トガイド,明治図書,2013
・水戸部修治:「単元を貫く言語活動」を位置
付けた小学校国語科学習指導案パーフェクト
ガイド5・6年,明治図書,2014
・水戸部修治:「単元を貫く言語活動」授業づ
くり徹底解説&実践事例24,明治図書,2013
・水戸部修治:小学校国語科チャレンジ!単元
を貫く言語活動の授業づくり,文渓堂,2014
・花田修一,小森茂,他:実践国語研究2014.
4/5,明治図書,2014
・花田修一,小森茂,他:実践国語研究2014.
6/7,明治図書,2014
・花田修一,小森茂,他:実践国語研究2014.
8/9,明治図書,2014
・花田修一,小森茂,他:実践国語研究2014.
10/11,明治図書,2014
・花田修一,小森茂,他:実践国語研究2014.
12/1,明治図書,2014
・水戸部修治,浮田真弓,他:「領域組み合わ
せ」で言葉の力を育てる!小学校国語言語活
動ベストモデル,明治図書,2012
・秋田喜代美:学びの心理学-授業をデザイン
する-,左右社,2012
・佐藤学:学校の挑戦-学びの共同体を創る-,
小学館,2006
・国立教育政策研究所:平成26年度全国学力・
学習状況調査の調査結果を踏まえた指導の改
善・充実に向けた説明会説明資料
http://www.nier.go.jp/kaihatsu/26setsume
ikai/eplang 01.pdf