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科 学 部 通 信
第 12 号
2016/02/15 発行
発行責任者
徳光裕美
坂本直子
今年は早めのホタル幼虫放流式
2月9日(火)14 時より平田井手にて、城井小学校の 5,6年生と合同ホタル幼虫放流式を行いまし
た。耶馬溪校からは、耶馬溪学選択者、来年度耶馬溪学選択者、科学部員の計 13 名が出席しました。
今年は前号でもお伝えしたように、初の城井小学校育ちの幼虫も放流しました。
晴天に恵まれ
放流日和でした。
耶馬溪校は尾園くんが
感想発表↓
↑5,6年生より
感想発表
小学生と高校生がペアになって
幼虫を放流しました。
なぜ今年は放流式が
早い時期だったの?
例年は 3 月上旬に行っている放流式です
が、今年度は早めに式を行いました。理由と
小さい幼虫もまだ
いたけど、どうなるの?
小さな幼虫は越年して 2~3 年がかりで成
虫になります。
して幼虫が非常に大きく育ったため上陸時
このように同じ環境の中でも成長速度が異
期が例年より早まりそうなこと、そして城井
なるのは、ホタル自身がホタルの絶滅を防ぐた
小学校では大きな幼虫が多数育ち、餌の確保
めに本能的に仕組まれていることだといわれ
が難しくなってきたことが挙げられます。
ています。
今年度は暖冬だったことも影響している
大きな幼虫は今年の 6 月に、小さな幼虫は
のか、冬になっても食欲が全く衰えず急成長
来年の 6 月に、成虫として再会できるかもし
していきました。
れません。